説明

ワーク支持装置

【課題】ワークを固定したままで作業者の所望の向きにワークを移動させ、その位置でワークを保持させることのできるワーク支持装置を提供すること。
【解決手段】ワーク支持装置を十分に重量のある金属製の球体2と、球体2の外周位置の一部を切り欠いた切り欠き溝5に球体2の接線方向に張り出すように搭載されたバイス3と、上面に凹部が形成された台座4とから構成する。球体2の下部寄りが凹部内に没入することで球体2は台座4に静置される。このように構成すればバイス3の張り出し部分を把持して球体2を持ち上げて回動させてから台座4に置き直すだけでバイス3に挟持されたワークWを作業者にとって作業しやすい位置に容易に移動させその位置で保持することができるため、作業者は作業位置を自ら移動して変更したり、ワークを挟む位置や向きを変えたりする必要がなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はワークを加工しやすいように固定した状態で支持するワーク支持装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来からワークを加工する際にワークを動かないように固定して支持する例えばバイスに代表されるようなワーク支持装置がある。バイスは例えば、例えば特許文献1の図1に示すように、ハンドル18を操作して可動挟持体5を進退させ、固定挟持体2と可動挟持体5の間にワークを挟みこんで固定するという構成が一般的である。
【特許文献1】特開2004−306256号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、従来このようなバイスでワークを固定して作業者が加工作業をする場合、具体的には例えばヤスリやグラインダー等の研削手段でワークの角部を面取りするような研削を施すとした場合を考えると、ワークの形状に応じて角部の位置は様々であるため、作業者は作業位置を自ら移動して変更したり、ワークを挟む位置や向きを変えたりする必要があった。しかし、自分の作業位置の変更はワークの周りを動き回ることとなるため周囲に十分なスペースが取れるような作業環境でなくてはならず、狭い場所での作業では自由に動き回ることは困難であった。また、ワークを挟む位置や向きを変えることは一旦研削作業が中断することとなるため結果として作業が遅延することとなる。更に、ワークが挟みにくいような無理な姿勢でワークを固定しなければならないケースもあり、そのためワークをしっかり固定できずに作業中にワークが動いてしまう等の不具合が生じるおそれもあった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ワークを固定したままで作業者の所望の向きにワークを移動させ、その位置でワークを保持させることのできるワーク支持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明では、球体と、同球体の外周位置に装着され、同球体の接線方向に張り出す張り出し部を備えるとともに、ワークを固定するための固定機構を備えたワーク固定部と、上面に凹部が形成された台座とから構成され、前記球体の下部側が前記台座の前記凹部内に没入した状態で同球体はその下部側外表面が同凹部の内周面側に密着して静置させられるとともに、同球体は同静置状態で前記ワーク固定部の変位によって同球体に及ぶ重量バランスのずれの影響を受けない程度に十分な重量を有するようにしたことをその要旨とする。
また、請求項2の発明では請求項1に記載の発明の構成に加え、前記ワーク固定部は180度ずれた2方向に張り出す張り出し部を備え、各張り出し部を含む両側部が中心軸線を挟んで対称に構成されていることをその要旨とする。
また、請求項3の発明では請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記ワーク固定部は前記球体外表面に形成された収容部内に配置され、同ワーク固定部は同収容部を区画する壁部によって挟持されていることをその要旨とする。
また、請求項4の発明では請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記台座の前記凹部の内周面には前記球体の外周面と同じ曲率に形成され、同外周面と面接触する接触面が形成されていることをその要旨とする。
また、請求項5の発明では請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記球体の外周面は微細な凹凸面とされていることをその要旨とする。
【0005】
上記請求項1のような構成では、球体は同球体の下部側が台座の凹部内に没入して凹部内周面側に密着して静置させられる。ここに、球体はワーク固定部の変位によって球体に及ぶ重量バランスのずれの影響を受けない程度に十分な重量を有している。つまり、球体はワーク固定部に比べて十分重く構成されているため、例えば台座の凹部内に載置された状態でワーク固定部が球体の横方向に配置されていたとしても、ワーク固定部の重さによって球体の重量バランスが崩れ、球体が動いたり台座から球体が転げ落ちてしまうようなことはない。もちろん、十分な重量があるので球体に側方から外力を加えても(押しても)簡単に動いたり凹部を乗り越えて転げ落ちてしまうようなこともない。
このような構成であるため、ワークをワーク固定部の固定機構に固定し、球体を持ち上げてワーク固定部を所望の方向に向けることで、作業者は作業しやすい位置にワークを移動させることができる。その際に、球体は重量があるので球体を作業者が直接持ち上げるのは容易ではない。そのため、作業者はワーク固定部の張り出し部を持って(もちろん球体とワーク固定部とを一緒に把持しても構わない)球体を回動させるようにする。
【0006】
ここに、ワーク固定部は180度ずれた2方向に張り出す張り出し部を備え、各張り出し部を含む両側部が中心軸線を挟んで対称に構成されていることが好ましい。球体は自在に回動するため、いずれが左か右か分からなくなるため、操作性の向上のため対称に構成することがよい。更にワーク固定部は球体外表面に形成された収容部内に配置され、この収容部を区画する壁部によってワーク固定部を挟持するようにすることが好ましい。球体を回動させる際に主としてワーク固定部の張り出し部を把持して回動動作を行うのであるが、このような構成を採用することによって負荷のかかるワーク固定部が球体表面でしっかりと支持されることとなる。尚、ここに対称とは両側部の同一性を損なわない程度であれば対称と判断でき、完全な物理的同一だけの場合を対称というわけではない。例えばワーク固定部を構成する一部の微細な違いをもって同一性がない(対称ではない)というものではない。
また、球体の外周面は微細な凹凸面とされていることが好ましい。これによって摩擦力が高まるからである。また、台座の凹部の内周面には球体の外周面と同じ曲率に形成され、外周面と面接触する接触面を形成することが好ましい。このように構成すると台座側の接触面は球体の外周面に隙間無く密着することとなり、摩擦力の向上に寄与する。接触面は台座の凹部の内周面のすべてに形成しても、一部に形成してもよい。一部に形成する場合には特に凹部の外周寄り内周面に帯状に接触面を形成することが好ましい。
また、凹部の深さは球体2の直径の1/3以下が好ましく、1/4〜1/5程度がより好ましい。凹部は比較的浅くすることがワーク固定部をより大きく傾けて所望の角度に配置することができるからである。また、凹部の深さが1/2に近いと球体の取り回しが悪く、高く持ち上げないと回動させにくくなるからでもある。しかし、凹部があまり浅すぎればわずかなバランスの崩れで転がり出てしまうので、1/8以下は好ましくない。
【発明の効果】
【0007】
上記各請求項の発明では、ワークをワーク固定部の固定機構に固定し、単に球体を持ち上げてワーク固定部を所望の方向に向けて台座に置き直すだけで、作業者にとって作業しやすい位置にワークを移動させその移動させた位置で保持させることができるため、作業者は作業位置を自ら移動して変更したり、ワークを挟む位置や向きを変えたりする必要がなくなる。また、作業者はワーク固定部の張り出し部を持って球体を持ち上げることができるので、球体の回動作業も楽に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明のワーク支持装置を具体化した実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、本実施の形態のワーク支持装置1は球体2、ワーク固定部としてのバイス3及び台座4から構成されている。
球体2は鋳物製の中実の鉄球であり、その外表面には微細な凹凸が形成されている。図4に示すように、球体2の外表面の一部には接線方向にチャンネル状に切り欠いた収容部としての切り欠き溝5が形成されている。球体2は切り欠き溝5位置を除きすべての方向の曲率が同じ(つまりどの位置で切っても切り口は真円となる)とされている。切り欠き溝5の上面には4つの第1のボルト孔6が形成されている。
切り欠き溝5位置にはバイス3が搭載されている。バイス3は切り欠き溝5と同幅の本体7を備えている。本体7は底板8と同底板8の左右端に垂直に立設された軸受け部9から構成されている。本体7の全長は球体の直径よりも若干長く構成されている。バイス3は切り欠き溝5位置に搭載状態において底板8の側面8aが切り欠き溝5の内側面5aと面接触する。
軸受け部9には内周面に雌ネジが切られた軸受け孔10が形成されている。底板8の中央には下方に開放された案内溝11が左右方向に直線状に延設されている。図2に示すように案内溝11の下方位置には段差部12が形成されている。底板8には4つの第2のボルト孔13が形成されている。底板8(本体7)は前記切り欠き溝5の第1のボルト孔6と第2のボルト孔13とを照合させた状態でボルト15によって球体2側に締め付け固定されている。
【0009】
案内溝11内には2つのスライドコマ17a、17bが左右方向にスライド可能に配設されている。図8(a)及び(b)に示すように、スライドコマ17a、17bはワークを挟持する部分に相当する直方体形状の本体プレス部18と同本体プレス部18の下方において左右方向に延出されるレール部19とから構成されている。レール部19は案内溝11内に収容されている。これによってスライドコマ17a、17bは案内溝11に沿って直線状に進退が可能となる。図1、図2並びに図8(a)及び(b)に示すように、レール部19の裏面にはレール部19の案内溝11からの上方への脱落を防止するための係合プレート20が固着されている。図2に示すように係合プレート20は前記段差部12に係合されている。尚、図8(a)及び(b)はスライドコマ17aについて図示したが、スライドコマ17bも挟持面に形成された切り欠きの方向及び数が相違するだけでその他は同じ構成である。
各スライドコマ17a、17bの本体プレス部18の裏面には長尺のネジ体21の先端が連結されている。ネジ体21の外周には雄ネジが切られている。各ネジ体21の雄ネジはそれぞれ軸受け孔10の雌ネジと螺合され、その基端側は本体7の外方向に延出されている。ネジ体21の基端にはハンドル22が取り外し可能に取着されている。
このように構成されたバイス3は図3に示すように中心線Pを挟んで左右対称に構成されている(スライドコマ17a,17bについては挟持面に形成された切り欠きの方向及び数のみが異なる)。
【0010】
ここで、本体プレス部18とネジ体21の先端との連結構造について説明する。図7(a)及び(b)に示すように、ネジ体21の先端には同ネジ体21よりも大径の円形に構成された回転プレート23が固着されている。回転プレート23は本体プレス部18に形成された円筒形状の嵌合孔24に嵌合され、抑えボルト25によって嵌合孔24に対し脱落不能にかつ嵌合孔24内において自転可能に保持されている。従って、ネジ体21が回動して軸受け部9に対して進退する際にネジ体21先端の本体プレス部18はネジ体21に連れ回りすることなくネジ体21の進退に追随する。
このような構成のバイス3では、ハンドル22を回動させるとネジ体21は軸受け部9とのネジ関係によって進退する。すると、ネジ体21の進退に追随してスライドコマ17a、17bも左右方向に移動する。いずれか一方、あるいは両方のハンドル22を回動させネジ体21を進出させることで両スライドコマ17a、17bの対抗面でワークを挟持することが可能となる。
図5(a)及び(b)に示すように、合成ゴム製の台座4は扁平な円筒形状をなし、上部中央に球体2と同じ曲率の内周面を有する凹部26が形成されている。本実施の形態では凹部26の深さは球体2の直径の約1/4とされている。
【0011】
次に、このような構成のワーク支持装置1の作用について説明する。
まず、図6の破線で示すようなバイス3が上部に配置された状態を基本位置とする。そして、例えば、ワークWの面取りをする場合において、作業者はハンドル22を操作してワークWをバイス3のスライドコマ17a、17b間に挟持させる。作業者がこの状態で手前側の角部について面取り作業をしても球体2は十分重量があることと、凹部26内における球体外表面と凹部26内表面との摩擦力によって動くことなく静止した状態で保持される。ここに、本実施の形態では手前側の角部の面取り作業をした後に、例えば奥側(裏側)の角部について面取り作業をする場合においては、ハンドル22を操作してワークWを一旦取り出してその向きを変えたり、自ら面取りする位置に移動する必要はない。すなわち、図6の矢印に示すように持ち上げた球体2を手前側に90度ほど回動させて奥側(裏側)の角部が手前側に移動するように置き直せばよい。これによって次に加工したい箇所を作業者の正面に配置させることができる。この際に作業者は持ちにくい球体2を直接把持するのではなく、作業者から見て左右に張り出したバイス3のハンドル22やネジ体21や軸受け部9、あるいは底板8の両端寄り部分等の張り出し部を手がかりにして球体2を持ち上げて回動させることが可能である。
また、図6の実線で示すようにバイス3が球体2の横面に移動したとしても球体2自身が十分重量があることと台座4の凹部26との間の摩擦力によって台座4から球体2が転げ落ちてしまうようなことはない。
作業者は面取りしたい部分が自分の正面に来るように球体2を適宜回動させて作業を行っていく。
【0012】
このように構成することにより本実施の形態1のワーク支持装置1は次のような効果を奏する。
(1)作業者はバイス3に固定したワークWを作業しやすい所望の位置に自由に移動させることができるため、作業効率が上がるとともに、自身が動き回る必要もないため、狭いスペースの作業場において特に有利となる。
(2)本実施の形態のワーク支持装置1では左右両側にハンドル22があり2つのスライドコマ17a、17bを両方とも進退させることができる。つまり、左右どちらからでも締め付けができるバイス3となっているため、ワークWを中央に配置したり、あるいは任意の位置に移動させたり、更にワークWの微妙な位置取りが可能となっている。また、バイス3は左右対称であるため台座4で回動させて水平方向に180度位置が変わったとしても、バイス3の見た目が同じであるため違和感を感じたり作業性が劣ることがない。例えば、ハンドルが片方しかない場合では180度回動させればハンドルの向きが逆になってしまうため作業性が劣ることとなるが、本実施の形態のワーク支持装置1ではそのような不都合はない。
(3)球体2には凹凸があるので台座4の凹部26との間の摩擦力が大きくなり、球体2の凹部26内における転動しにくさが向上する。
(4)バイス3の本体7は切り欠き溝5内において内側面5aによって挟持されている。そのため、特に図6のようにスライドコマ17a、17bの移動方向に対して交差する方向に回動させる際には本体7は内側面5aによって前後からしっかりと支持されることとなって、特にボルト15にかかる負荷が軽減されることとなる。
(5)凹部26が深すぎると高く球体2を持ち上げなくてはならず、逆に浅すぎてはわずかなバランスの崩れで球体2が転がり出てしまう可能性もあるが、本実施の形態はちょうどよい深さの凹部26とされており、いずれの問題も生じにくい。
【0013】
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態では台座4の凹部26は球体2の下部に密着するような構成であったが、球体2が十分な重量があれば凹部26の深さを調整することで十分台座4上で静止させることはできる。そのため、凹部26の形状は上記に限定されることはなく種々に変更可能である。例えば、図9に示すような台座4の凹部28を形成し、球体2との接触に関しては別途Oリング29を凹部28内に配設するようにしてもよい。
・ワーク固定部としては上記バイス3に限定されるものではない。バイス3は一例であって他の固定装置を排除するものではない。また、バイス3の形状も上記実施の形態のものに限定されるものではない(バイス3の形状が限定されないということを明らかにするため図10でバイス3を破線で示す)。
・上記実施の形態ではバイス3は切り欠き溝5に収容されていたが、切り欠き溝5ではなく球面にそのまま装着するようにしてもよい。また、収容部としてこのような形状の切り欠き溝5に限定されるものではない。
・球体2の素材は十分な重量が確保できれば金属以外の素材、例えば硬質プラスチックやセラミック、石等を使用することも可能である。
・球体2の表面は上記のように凹凸がなく滑らかな面であったももちろん構わない。
・その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態のワーク支持装置(台座を除く)の一部破断正面図。
【図2】同じ実施の形態のワーク支持装置(台座を除く)のA−A線における側断面図。
【図3】同じ実施の形態のワーク支持装置(台座を除く)の平面図。
【図4】同じ実施の形態のワーク支持装置の斜視図。
【図5】同じ実施の形態のワーク支持装置の台座であって(a)は斜視図、(b)は中央線における断面図。
【図6】同じ実施の形態のワーク支持装置の使用方法を説明する斜視図。
【図7】(a)及び(b)は本体プレス部とネジ体の先端との連結構造を説明する説明図。
【図8】(a)及び(b)はスライドコマの斜視図。
【図9】他の実施の形態の台座の断面図。
【図10】球体に装着されるバイスの形状が限定されないことを説明する斜視図。
【符号の説明】
【0015】
1…ワーク支持装置、2…球体、3…ワーク固定部としてのバイス、4…台座、8…張り出し部としての底板の両端寄り部分、9…張り出し部及び固定機構の一部としての軸受け部、17a、17b…固定機構の一部としてのスライドコマ、21…張り出し部及び固定機構の一部としてのネジ体、22…張り出し部及び固定機構の一部としてのハンドル、26…凹部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
球体と、
同球体の外周位置に装着され、同球体の接線方向に張り出す張り出し部を備えるとともに、ワークを固定するための固定機構を備えたワーク固定部と、
上面に凹部が形成された台座とから構成され、
前記球体の下部側が前記台座の前記凹部内に没入した状態で同球体はその下部側外表面が同凹部の内周面側に密着して静置させられるとともに、同球体は同静置状態で前記ワーク固定部の変位によって同球体に及ぶ重量バランスのずれの影響を受けない程度に十分な重量を有することを特徴とするワーク支持装置。
【請求項2】
前記ワーク固定部は180度ずれた2方向に張り出す張り出し部を備え、各張り出し部を含む両側部が中心軸線を挟んで対称に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のワーク支持装置。
【請求項3】
前記ワーク固定部は前記球体外表面に形成された収容部内に配置され、同ワーク固定部は同収容部を区画する壁部によって挟持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワーク支持装置。
【請求項4】
前記台座の前記凹部の内周面には前記球体の外周面と同じ曲率に形成され、同外周面と面接触する接触面が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワーク支持装置。
【請求項5】
前記球体の外周面は微細な凹凸面とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のワーク支持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−192534(P2006−192534A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−7127(P2005−7127)
【出願日】平成17年1月14日(2005.1.14)
【出願人】(502334098)有限会社岡杉巧作所 (1)
【Fターム(参考)】