説明

一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム及びそれを利用したダイレクトマーケティングシステム

【目的】 画像情報としてモニター上に表示する地図情報とそれに含まれる付随情報を相互の関連性を見易く且つ利用し易い形態で提供する新規な表示システムとそれを利用したダイレクトマーケティングシステムを提供する。
【構成】 スクロール操作なしでモニター上に表示するように調整した地図画像情報内に配置したアイコンをマウスなどのポインティング装置によるポインター操作することで該アイコンに付随する情報を地図画像情報と同時に表示させることにより、位置情報とのつながりをモニター上で確認しながら付随情報を入手できるようにした一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像情報としてモニター上に表示する地図情報とそれに含まれる付随情報を相互の関連性を見易く且つ利用し易い形態で提供する新規な表示システムとそれを利用したダイレクトマーケティングシステムを提供しようとするものである。
【背景技術】
【0002】
PC等のモニターに地図情報を表示して利用することはPC装置の広範な普及により常識化している。インターネット技術の発展によりネットワークを介して地図情報やそれに関連する情報を手軽に素早く入手するような技術も一般化し、さまざまなサービス提供とも結びつけてビジネスとすることも行われるようになっている。
データ配信システムとしてのデータ軽量化技術に関しては様々に提案されてはいる。
【特許文献1】特開2001−306449号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の一般的な手法によれば、例えば、広域な地図情報から詳細な地図情報に移行してモニター表示する場合には画面切換え処理を行わざるを得ず、そうすると広域情報と詳細情報との位置関係が把握し難くなっていた。
【0004】
また、地図情報中にアイコン等で示された各種情報を表示するためにポインティング操作を行う場合でも別画面に移行してモニター表示することが多く、情報検索の場合にはこのような処理を何度も繰り返すことになるので位置関係の把握が困難になってしまう。
【0005】
さらに、モニターに一画面表示することが困難な情報量を含んだデータはスクロール操作によって表示することが一般的であるが、スクロール操作によってモニター上からはみ出てしまった情報内容を確認するために何回も戻る処理を行う不都合があり、地図情報など固定して表示しておきたい情報まで一緒にスクロールして見えなくなってしまい、結局位置関係の把握が難しくなるといった問題がある。
上記特許文献1も配信データの軽量化については述べているが、ユーザーに見易く使い易くという技術的配慮を目的としたものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記したような従来手法による不都合を解消すべく検討を重ねて創案されたものであり、スクロール操作なしでも無理なくモニター上に表示できるサイズに規制した地図画像情報とそれに含まれる付随情報を同様にモニター上に表示するように規制することで、地理的な位置関係を見失うことなくしかも必要な付随情報も随時に参照できるようにしたものであって、より具体的には以下の如くである。
【0007】
(1) スクロール操作なしでモニター上に表示するように調整した地図画像情報内に配置したアイコンをマウスなどのポインティング装置によるポインター操作することで該アイコンに付随する情報を地図画像情報と同時に表示させることにより、位置情報とのつながりをモニター上で確認しながら付随情報を入手できるようにしたことを特徴とする一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0008】
(2) 地図画像情報内に配置したアイコンをマウスなどのポインティング装置のポインターで単に触れるだけで該アイコンに付随する情報を表示させるようにしたことを特徴とする前記(1)項に記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0009】
(3) 情報を表示するモニターを、地図画像情報を表示する区画と付随情報を表示する区画に予め分割していることを特徴とする前記(1)項または(2)項に記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0010】
(4) 地図画像情報内に配置したアイコンに付随させた情報がポインター操作によって即座に表示できるようにそのデータサイズを規制していることを特徴とする前記(1)項〜(3)項の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0011】
(5) 地図画像情報内に配置したアイコンに付随して示される情報の表示を任意に固定し又固定解除する手段を備えたことを特徴とする前記(1)項〜(4)項の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0012】
(6) 付随情報を表示している地図画像情報内に配置したアイコンに表示中状態を示すマーキングが施されることを特徴とする前記(1)項〜(5)項の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0013】
(7) 地図画像情報内に配置したアイコンにマウスなどのポインティング装置によるポインター操作を繰り返すことで該アイコンに付随する複数の情報を順次に表示させることを特徴とする前記(1)項〜(6)項の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0014】
(8) 地図画像情報内に配置したアイコンに付随する情報が該位置に存在するレストランや宿泊施設、娯楽施設その他の各種施設であることを特徴とする前記(1)項〜(7)項の何れか1つに記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0015】
(9) アイコンに付随する情報を提供しているレストランや宿泊施設、娯楽施設その他の各種施設に関する広告情報がバナー広告として適宜に表示されることを特徴とする前記(8)項に記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0016】
(10) アイコン付随情報を表示している画面区画やバナー広告表示をポインター操作することで情報提供者の個別サイトにリンク機能による移動が可能とされていることを特徴とする前記(8)項又は(9)項に記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【0017】
(11) リンク機能によりアクセスしてきたユーザーデータを管理することで直接的なマーケティング情報を入手させることを特徴とする前記(10)項に記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システムを利用したダイレクトマーケティングシステム。
【0018】
(12) 画面上に表示した各種施設に関しての電話番号や電話アイコンをポインティング操作することでIP電話が使用できるようにされていることを特徴とする前記(1)項〜(11)項の何れか1つに記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システムを利用したダイレクトマーケティングシステム。
【0019】
(13) 地図画像情報内に配置したアイコンをポイント操作することで表示される各種施設に関する情報をインターネット検索エンジンによる検索対象となる形式のデータとして作成し管理していることを特徴とする前記(1)項〜(12)項の何れか1つに記載の地図情報連動型付随情報表示システムを利用したダイレクトマーケティングシステム。
【発明の効果】
【0020】
スクロール操作なしでモニター上に表示するように調整した地図画像情報内に配置したアイコンをマウスなどのポインティング装置によるポインター操作することで該アイコンに付随する情報を地図画像情報と同時に表示させることにより、位置情報とのつながり(関連性)をモニター上で確認しながら付随情報を入手できるようにしたことによい、地図による位置情報とそれに関連する付随情報とを見易く且つ使い易いものとして提示することが可能となる。
【0021】
地図画像情報内に配置したアイコンをマウスなどのポインティング装置のポインターで単に触れるだけで該アイコンに付随する情報を表示させるようにしたことで、必要とする付随情報を素早くストレスのない操作手法によって入手することが可能となる。
【0022】
情報を表示するモニターを、地図画像情報を表示する区画と付随情報を表示する区画に予め分割していることにより、モニター上での表示切替処理などなしで必要とする情報を入手し、しかも地図情報による位置関係も見失うことがないようにすることができる。
【0023】
地図画像情報内に配置したアイコンに付随させた情報がポインター操作によって即座に表示できるようにそのデータサイズを規制していることで、表示データが大きいことに起因する表示時間遅延により感じるストレスを失くすことが可能となる。
【0024】
地図画像情報内に配置したアイコンに付随して示される情報の表示を任意に固定し又固定解除する手段を備えたことにより、取得しようとする付随情報が意図に反して切り替わってしまうようなミスを失くすことが可能となる。
【0025】
付随情報を表示している地図画像情報内に配置したアイコンに表示中状態を示すマーキングが施されることで、表示している付随情報が地図情報中のどの位置のアイコンに関するものであるかを見失うことなく把握できるようになる。
【0026】
地図画像情報内に配置したアイコンにマウスなどのポインティング装置によるポインター操作を繰り返すことで該アイコンに付随する複数の情報を順次に表示させることにより、表示させたい付随情報が即時表示可能なデータサイズを超えたものであっても適宜な分割によって順次的に素早い表示処理を行うことが可能となる。
【0027】
地図画像情報内に配置したアイコンに付随する情報が該位置に存在するレストランや宿泊施設、娯楽施設その他の各種施設であることで、地図画像情報を利用しようとする者の希望する各種施設を任意に選択して操作し必要な情報を簡単に得ることができることとなる。
【0028】
地図画像情報内に配置したアイコンにマウスなどのポインティング装置によるポインター操作を繰り返すことで該アイコンに付随する複数の情報を順次に表示させることで、ある施設に関する情報を準じに表示してより多くの情報を即時的な画像を即座に表示してストレスなく提供することが可能となる。
【0029】
アイコンに付随する情報を提供しているレストランや宿泊施設、娯楽施設その他の各種施設に関する広告情報がバナー広告として適宜に表示されることにより、表示している地図画像情報と関連性のある広告情報を選択してバナー広告表示し、より広告効果が期待できる表示とすることが可能となる。
【0030】
アイコン付随情報を表示している画面区画やバナー広告表示をポインター操作することで情報提供者の個別サイトにリンク機能による移動が可能とされていることにより、詳細な情報を入手したいユーザーの希望に適切に応えることができるシステムを構築することが可能となる。
【0031】
リンク機能によりアクセスしてきたユーザーデータを管理することで直接的なマーケティング情報を入手させることで、使用価値の高いデータを自動的に収集蓄積して独自のマーケティング資料とすることができるようになる。
【0032】
画面上に表示した各種施設に関しての電話番号や電話アイコンをポインティング操作することでIP電話が使用できるようにされていることにより、IP電話が使用できる端末機器を用いているユーザーであれば、マウスなどを利用したポイント操作によって簡単に各種施設に電話して予約等の申し込みなどを行うことができるようになる。ここでは、実際に数字キーを押して電話をかける必要はないので、電話番号を表示するのではなく単に電話を示すアイコン表示などを示しておくだけで足りる。
【0033】
地図画像情報内に配置したアイコンをポイント操作することで表示される各種施設に関する情報をインターネット検索エンジンによる検索対象となる形式のデータとして作成し管理していることによって、システム運営者に会員登録するなどして本発明システムに参加している各種施設運営者等は、キーワード検索によりシステム運営者のメインページを経由することなくユーザーからのアクセスを受けることができ、また、システム運営者に統括管理された会員であることが表示上からも明らかになることからユーザーへの信頼性の高い情報提供が実現できることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以上説明してきた本発明の具体的な実施形態の若干例を添付する図面などを利用しながら以下において説明する。
図1は、本発明システム1を利用してコンピュータ端末のモニター8上に一画面同時表示方式によって表示される地図情報連動型付随情報表示2の具体的の表示形態の1例を示したものである。
【0035】
すなわち、これはある地域においてペット同伴でサービスを受けられる宿泊施設やレストランその他の各種施設のアイコン3を地図情報表示画面2aに表示しながら、その1つのアイコン3をマウスなどのポインティングディバイスによってポイント操作することで当該施設に関する付随情報表示2bがモニター8上に同時表示されている状態を示すものである。
【0036】
ここでは、一般的なホームページ表示と同様にモニター8上にメニュー表示4や一般的なコメント表示5、操作やアイコンの説明6、それに各種のバナー広告表示7も表示している状態によって記載しているが、これらは適宜に選択的に表示させるものとして構わないものである。
【0037】
本発明システム1においては、地図情報表示画面2aおよびアイコン付随情報表示画面2bの双方が通常使用されるサイズのモニター8においてユーザーがスクロール操作することなく一覧できるようにそのデータ表示サイズと表示方式を規制することに特徴を有している。
すなわち、現実にインターネットを使用しているユーザーがどのくらいのサイズのモニター8を利用しているかについての資料は収集確認することが可能であり、この資料から例えば90%以上のユーザーが現実に使用していることになる各モニターサイズを求め、これら各サイズのモニター8において標準的な表示を行うものとして、スクロール操作なしで全体表示可能な画像サイズを導き出すものである。
【0038】
ここで、ユーザーが使用するモニター8の平均的なサイズは技術進展などによって変化し得るものであるが、随時に資料の収集確認作業を更新することで本発明システム1による表示画面2a、2bを大部分のユーザーにおいてスクロール操作なしにモニター表示できるものとして提供し続けることは可能である。
【0039】
このように地図情報表示画面2aとそこでのアイコン付随情報表示画面2bとが常に1つのモニター8上でユーザーが一覧可能なように技術的に規制されていることで、本発明システム1のユーザーは常に各種施設の所在位置を明確に把握しながら同時に各種施設に関する付随情報を入手することができることになるのである。
従来一般にインターネットを利用した地図情報とそれに関する付随情報の表示の仕方では、サイズが大きくやや詳細なデータを表示する場合には当然にユーザーにスクロール操作を要求し、より詳細な地図情報やある地点に関する付随情報を入手させる場合にはなんの疑問もなく表示切換えなどを行っており、情報の位置関係を明確に把握し続けることが非常に困難なものとなっている。
【0040】
つまり、従来は単に情報を表示できればユーザーはそれを利用することができるという程度の発想でインターネット上の情報提供をしてきたものと言えるが、本発明システム1においては、どのように提供することがユーザーにとって利用し易い情報表示になるかについて研究開発を進めた結果、上記のような手法に行き着いたものである。
【0041】
また、本発明システム1においては同様の発想に基づいて表示サイズのみではなく画像2a、2bに関してそのデータ量をも規制して、大部分の通信環境において即時的に画像データ表示処理が実現できるように配慮している。
つまり、例えば、90%以上のユーザーがその端末機器を接続した通信環境において所定時間以内(1秒以内など)に画像データをモニター表示できるようにするためにはどの程度のデータ量であるべきかということは、統計資料等に基づいて求めることが可能であり、これにより画像データ量を制限したり表示スピードを上げるための技術的処理をすることでこのような目的は達成できるのである。
【0042】
もちろん、このようなデータ量も技術進歩に従って可変なものであるが、上記と同様に統計資料の更新を適時に行うことで望ましい達成状態を維持することが可能である。
【0043】
以上説明してきたように、本発明システム1において最も重要な技術的特質は、地図情報表示画面2aとそのアイコン付随情報表示画面2bの双方をモニター8上でスクロール操作のない一覧可能な一画面表示方式で表示すると共にその表示処理も即時的に行えるように規制を行い、大部分のユーザーがそのことによる利益を享受できるように管理することにあるのである。
【0044】
さらに本発明システム1においては、ユーザーの使い勝手をより向上させるために以下のような技術的配慮も行うことを提案している。
すなわち、アイコン付随情報画像2bを表示するためには地図情報画像2a内のアイコン3をポイント操作するのであるが、この操作をマウスのクリック操作の如きではなく、単にポインターアイコンが所定にアイコン3に触れるだけで実現されるようにすることで、ユーザーは多数回に及ぶクリック操作を行うことなく所望の情報を入手することができるようになるのである。
【0045】
また、このように単にアイコン3に触れるだけで付随情報が表示されるものとすると、所定アイコン3に近接する他のアイコン3に意図とは別に触れてしまった場合でも表示が変更されてしまう不具合が生じる恐れがある。そこで、所望のアイコン3に対する付随情報表示2bを固定的に表示させ続けるための表示ロック操作も適宜に行えるように配慮すべきである。
【0046】
さらに、付随情報を表示している所定のアイコン3が地図画像情報中でその位置関係を明確に把握し続けられるように、適宜なマーキング表示を施すこともユーザーの使い勝手向上のために有用である。
【0047】
さらにまた、地図画像情報中のアイコン3に基づく付随情報表示2bはモニター8に即時的表示が可能なようにそのデータ量を制限していることになるので、各種施設がユーザーに伝えたい情報をそれのみで十分に示しているとは限らない。そこで、同様に即時表示に相応しいように制限を付された付随情報を順次に操作を重ねることで付随情報表示画面2bに表示するものとしておくことが可能である。
具体的操作手法としては、所定アイコン3を連続的にポイント操作したり、付随情報表示画面2b中の所定箇所をポイント操作することで関連付随情報が順次表示されるようにすることなどが考えられる。
【0048】
モニター8上に表示させるバナー広告表示7としては、ランダムな掲載でも構わないがアイコン3により付随情報を表示する本発明システム1を利用する各種施設やそれと関連性を有する事項に関するバナー広告7とする方が広告効果は高いものと理解される。
また、各種施設のバナー広告表示7などからリンク機能によってアクセスしてきたユーザーがオンラインでの物品購入やサービス予約等の申し込みなどを行えば、それは将来のマーケティングデータとして役立てることが可能であり、本発明システム1全体として総合的に管理運用するものとすれば、より価値の高いマーケティングデータとすることが可能となるものである。
【0049】
図2は、本発明システム1において地図情報表示画面2aとアイコン付随情報表示画面2bにおいてユーザーに使いやすく適切に情報提供するための手順をフローチャート的に示したものである。
すなわち、スクロール操作なしで各情報を同時にモニター8に表示し、ロック操作によって所望の情報を見易いままに固定し、また、詳細情報を専用ボタンへの操作によって入手させることに関してその手順を示したものである。
このような手順による処理を行うようにプログラムすることで本発明システム1は多くのユーザーにとって使い勝手のよいシステムとして提供されるのである。
【実施例】
【0050】
上記図1に示すものにおいて、ある地方の地図情報表示画面2aにそこでペット同伴でのサービス享受可能なレストランや宿泊施設、娯楽施設その他の各種施設をアイコン3として表示させた。いずれかのアイコン3に触れると当該施設に関する基本情報がアイコン付随情報表示画面2bに瞬時に表示され、両画面は何れもスクロール操作されることなくモニター8上に同時に表示されている。
【0051】
他の施設に関する基本情報が欲しい場合にはそのアイコン3に触れると瞬時に入手でき、しかも地図情報中における位置関係も常時把握できる状態となっているものである。
【0052】
このように地図情報とそこでの施設関連情報とがモニター8において同時にスクロール操作を要せずに閲覧できるようにされていることで、本発明システム1のユーザーはペット同伴での各種サービス享受の計画を立てるなどする上で、従来のようなスクロール操作や画面切換えを強要する不親切な情報提供手法に基づく混乱を感じることが無くなるので多様な情報取得がより効率的に実現するものである。
【産業上の利用可能性】
【0053】
以上説明してきたように、地図情報と結びつけて各種サービス情報などをインターネットを利用して提供する場合にはその表示手法においてユーザーの使い易さに配慮すべきことが重要であり、そのための手法として本発明システムがシンプルな構成で分り易く使い易いものとして価値が高いものと理解される。
【0054】
したがって、このようなサービス提供において本発明システムが果たす役割は重要であると理解され、大きな需要を生むものであると期待されるから、産業上の利用可能性において優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明システムによるモニター表示状態の1例を示した説明図である。
【図2】本発明システムによる情報提供手法の手順の1例についてフローチャート的に表現した説明図である。
【符号の説明】
【0056】
1 本発明システム
2 地図情報連動型付随情報表示
2a 地図情報表示画面
2b アイコン付随情報表示画面
3 アイコン表示
4 メニュー表示
5 コメント表示
6 操作・アイコン説明表示
7 バナー広告表示
8 モニター


【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクロール操作なしでモニター上に表示するように調整した地図画像情報内に配置したアイコンをマウスなどのポインティング装置によるポインター操作することで該アイコンに付随する情報を地図画像情報と同時に表示させることにより、位置情報とのつながりをモニター上で確認しながら付随情報を入手できるようにしたことを特徴とする一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項2】
地図画像情報内に配置したアイコンをマウスなどのポインティング装置のポインターで単に触れるだけで該アイコンに付随する情報を表示させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項3】
情報を表示するモニターを、地図画像情報を表示する区画と付随情報を表示する区画に予め分割していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項4】
地図画像情報内に配置したアイコンに付随させた情報がポインター操作によって即座に表示できるようにそのデータサイズを規制していることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項5】
地図画像情報内に配置したアイコンに付随して示される情報の表示を任意に固定し又固定解除する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項6】
付随情報を表示している地図画像情報内に配置したアイコンに表示中状態を示すマーキングが施されることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項7】
地図画像情報内に配置したアイコンにマウスなどのポインティング装置によるポインター操作を繰り返すことで該アイコンに付随する複数の情報を順次に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の一画面同時表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項8】
地図画像情報内に配置したアイコンに付随する情報が該位置に存在するレストランや宿泊施設、娯楽施設その他の各種施設であることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項9】
アイコンに付随する情報を提供しているレストランや宿泊施設、娯楽施設その他の各種施設に関する広告情報がバナー広告として適宜に表示されることを特徴とする請求項8に記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項10】
アイコン付随情報を表示している画面区画やバナー広告表示をポインター操作することで情報提供者の個別サイトにリンク機能による移動が可能とされていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システム。
【請求項11】
リンク機能によりアクセスしてきたユーザーデータを管理することで直接的なマーケティング情報を入手させることを特徴とする請求項10に記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システムを利用したダイレクトマーケティングシステム。
【請求項12】
画面上に表示した各種施設に関しての電話番号や電話アイコンをポインティング操作することでIP電話が使用できるようにされていることを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか1つに記載の一画面表示方式による地図情報連動型付随情報表示システムを利用したダイレクトマーケティングシステム。
【請求項13】
地図画像情報内に配置したアイコンをポイント操作することで表示される各種施設に関する情報をインターネット検索エンジンによる検索対象となる形式のデータとして作成し管理していることを特徴とする請求項1〜請求項12の何れか1つに記載の地図情報連動型付随情報表示システムを利用したダイレクトマーケティングシステム。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−87134(P2007−87134A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−275540(P2005−275540)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(505358808)有限会社アバーブ (1)
【出願人】(505359056)
【Fターム(参考)】