説明

並列電源システム

【課題】小型化の妨げになることなく、高い信頼性を得ることが可能な並列電源システムを提供する。
【解決手段】電子装置に対する補助電圧を供給する補助電源ユニットと、電子装置および補助電源ユニットに対する主電圧を供給する複数の並列主電源と、並列主電源と補助電源ユニットと電子装置との間で、主電圧および補助電圧の供給を中継するバックボードと、を備え、補助電源ユニットは、それぞれの並列主電源から供給される主電圧または補助電源ユニットが有するバッテリから供給される電圧を、補助電圧に変換する補助電圧変換回路と、補助電圧変換回路が変換した補助電圧の供給と主電源からの主電圧の供給とを切り替える制御回路と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源システムによる電源供給技術に関し、特に、並列運転を行う電源システムによる電源供給およびその電源システムを備えた電子装置に適用して有効な並列電源システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、並列運転によってサーバやコンピュータ等の様々な電子装置に電源供給を行う電源システムがある。例えば、特開平8−289539号公報には、交流電源を入力してパーソナルコンピュータの主回路へ給電するための直流主電源から電力を供給するスイッチング方式を用いた主電源回路と、交流電源を入力してパーソナルコンピュータの表示部などへ給電するための直流補助電源から電力を供給するスイッチング方式を用いた補助電源回路とを備え、これらを制御して適切に電力を供給する技術が開示されている。また、特開2002−199583号公報には、コンピュータなどの電子装置に電力を供給する電源システムとして、複数の電源回路を並列接続し、並列運転して構成されるシステムが開示されている。
【0003】
現在の電源装置は、特許文献1に開示された電源システムのように、交流電源を主電圧(直流主電源)に変換し出力する主電源回路と、交流電源を補助電圧(直流補助電源)に変換し出力する補助電源回路を備え、主電圧および補助電圧を出力し、電子装置に電力を供給するものが主流となっている。また、特許文献2に開示された電源回路のように、特許文献1に開示された構成の電源装置を、複数並列接続した並列運転電源で構成されたシステムに接続し、並列運転電源が出力する主電圧と補助電圧を電子装置に供給するものが一般的となっている。
【0004】
これらの並列電源システムから供給される電力を受け取る電子装置が要求する主電圧の消費電力は、その電子装置が有するCPUやメモリーの高集積化、処理速度の高速化、さらにはCPUやメモリー搭載のモジュールをブレード化し、装置筐体に複数搭載するなどの高密度実装化により、ますます大きくなっている。このような主電圧の消費電力の増化に対応するために、従来の並列電源システムでは、並列運転する電源数を増やすことによって、主電圧に供給するための電力を確保していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−289539号公報
【特許文献2】特開2002−199583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、電子装置の主電圧の消費電力に対し、補助電圧の消費電力は、電子装置の主論理回路が動作する前の待機状態で消費されるため極端に小さい値であることが一般的であり、並列運転電源システムにおける各電源が少数台による運転であっても、補助電圧の電力供給をまかなうことが可能である。この為、上述した従来技術にあるように、並列運転を行う各電源の台数が多数になると、各電源が備える補助電圧の電力供給能力が、受け入れ側の電子装置の許容量を超えて供給過剰な状態になってしまうという問題がある。
【0007】
つまり、各電源に備えられた補助電圧を供給する補助電源回路部品が増えることによって、並列電源システム全体が大型化するとともに、補助電源回路部品の増加に伴って、各電源に備えられた補助電源回路部品の故障率が上昇してしまうという問題があった。すなわち、上述した従来技術のような構成では、並列電源システムの小型化の妨げとなるとともに、高い信頼性を得ることができないという問題があった。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化の妨げになることなく、高い信頼性を得ることが可能な並列電源システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる並列電源システムは、電子装置に対する補助電圧を供給する補助電源ユニットと、前記電子装置および前記補助電源ユニットに対する主電圧を供給する複数の並列主電源と、前記並列主電源と前記補助電源ユニットと前記電子装置との間で、前記主電圧および前記補助電圧の供給を中継するバックボードと、を備え、前記補助電源ユニットは、それぞれの前記並列主電源から供給される前記主電圧または前記補助電源ユニットが有するバッテリから供給される電圧を、前記補助電圧に変換する補助電圧変換回路と、前記補助電圧変換回路が変換した前記補助電圧の供給と前記主電源からの前記主電圧の供給とを切り替える制御回路と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小型化の妨げになることなく、高い信頼性を得ることが可能な並列電源システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施の形態1に係る並列電源システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る並列電源システムの制御フローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2に係る並列電源システムの構成図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る並列電源システムの制御フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3に係る並列電源システムの構成図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る並列電源システムの制御フローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態4に係る並列電源システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる並列電源システムの実施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1により、本発明の実施の形態1に係る並列電源システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る並列電源システムの構成を示す図の例である。図1に示すように、並列電源システムは、サーバやPC(Personal Computer)等の情報処理装置から構成される電子装置3が消費する主電圧と補助電圧とを電子装置3に供給するための複数の電源から構成される並列運転電源1(1−1〜1−n)と、補助電源ユニット2と、並列運転電源1と補助電源ユニット2と電子装置3とを電気的に接続するバックボード4とを含んで構成されている。なお、補助電源ユニット2の具体的な構成については後述する。
【0013】
図1に示すように、並列運転電源1は、それぞれの電源の接続が共通化されたバックボード4を中継して、これらの電源の各主電圧の出力を、電子装置3および補助電源ユニット2に供給可能となっている。また、並列運転電源1の主電圧の出力のON/OFFは、バックボード4を中継して補助電源ユニット2より制御される。電子装置3は、停止時に給電の停止を指示する給電停止信号を、バックボード4を中継して補助電源ユニット2に送信する機能を備えている。
【0014】
補助電源ユニット2は、並列運転電源1からバックボード4と補助電源ユニット2が備えるダイオード9を介して給電される主電圧、または補助電源ユニット2が有するバッテリー5を電力源として補助電圧値に変換し出力する補助電圧変換回路6と、補助電圧変換回路6がバッテリー5からの電力給電を継続/遮断するスイッチ7と、並列運転電源1の主電圧出力のON/OFF制御と、スイッチ7のON/OFF制御と、電子装置3から送信される給電停止信号の受信処理と、制御回路起動部10から送信される起動信号の受信処理とを可能とする制御回路8と、制御回路8の動作開始を指示する起動信号を送信可能とする制御回路起動部10を備え、補助電圧変換回路6から出力した補助電圧を、バックボード4を介して電子装置3へ供給可能とする。
【0015】
次に、図2より、本発明の実施の形態1に係る並列電源システムの制御フローチャートについて説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る並列電源システムの制御フローを示すフローチャートである。まず、並列電源システムが起動し電子装置へ電力供給を開始する動作について説明する。
【0016】
補助電源ユニット2の制御回路起動部10がインプット信号を受信して(フローS30)制御回路8へ起動信号を送信する(フローS31,タイミングT1a)。インプット手段は、例えば、制御回路起動部10に備えられたスタートボタンであり、前記スタートボタンが手動で押されることをトリガにする。制御回路8は、前記起動信号を受けて動作を開始する(フローS32)。制御回路8が、スイッチ7にON指示を送り、スイッチ7がON状態となる(フローS33,タイミングT2a)ことにより、バッテリー5の電力が補助電圧変換回路6に給電され、補助電圧変換回路6は給電電圧を補助電圧値に変換し、補助電圧を電子装置3へ出力する。
【0017】
制御回路8は、並列運転電源1に主電圧出力のON指示を送り、並列運転電源1は主電圧出力開始し(フローS34,タイミングT3a)、電子装置3および補助電源ユニット2へ主電圧出力を開始する。制御回路8はスイッチ7にOFF信号を送り、スイッチ7がOFF状態となることで(フローS35,タイミングT4a)、補助電圧変換回路6はバッテリー5からの給電が遮断され、代わりに並列運転電源1からの主電圧を電力源とした補助電圧変換動作に切り替わり、バッテリー5の電力を消費することなく補助電圧を電子装置3に出力する。
【0018】
次に、電子装置3が停止処理に入り、並列電源システムが電子装置3への電力供給を停止する動作について説明する。
【0019】
電子装置3は、装置停止時に電力供給を受ける電源側に給電の停止を指示する信号(給電停止信号)を送信する機能を有しており、制御回路8は、電子装置3から送信される前記給電停止信号が入力されるまでNO判定となり動作を継続し、給電停止信号を受信するとYES判定となる(フローS36,タイミングT5a)。制御回路8は、スイッチ7にON指示を送り、スイッチ7がON状態となる(フローS37,タイミングT6a)。制御回路8は、並列運転電源1に主電圧出力のOFF指示を送り、主電圧出力がOFF動作し(フローS38,タイミングT7a)、電子装置3および補助電源ユニット2への主電圧供給を停止する。
【0020】
主電圧供給の停止と同時に、補助電圧変換回路6は、並列運転電源1からの主電圧の給電を絶たれることで、バッテリー5からの電力を電力源として電子装置3へ補助電圧出力を継続する。制御回路8は、スイッチ7にOFF指示を送り、スイッチ7がOFF動作し(フローS39,タイミングT8a)、バッテリー5から補助電圧変換回路6への電力供給が停止し、補助電圧変換回路6の出力が停止する。
【0021】
このように、本実施の形態では、従来の並列電源システムにおいて電源装置の各々に内蔵されていた補助電源回路を、本発明では補助電源ユニットに集約し、補助電源回路の入力源を交流電源から直流電源に代替えすることで、従来の補助電源回路の部品点数を減らすことが可能となり並列電源システムの小型化や高信頼性化を実現することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1における並列運転電源システムの機能を有し、補助電源ユニットの省電力化を行うことが可能な並列運転電源システムの例を説明する。
【0022】
図3により、本発明の実施の形態2に係る並列電源システムの構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態2に係る並列電源システムの構成を示す構成図の例である。図3に示すように、実施の形態2における並列電源システムは、実施の形態1における並列電源システムに比べ、ダイオード9に並列にスイッチ11を追加した構成とし、また、制御回路8はスイッチ11の制御を可能な構成となっている。
【0023】
次に、図4により、本発明の実施の形態2に係る並列電源システムの制御フローチャートについて説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係る並列電源システムの制御フローを示すフローチャートである。なお、以下では、図4に示す制御フローS50〜S55,S59〜S61は、既に説明した図2の制御フローS30〜S35,S37〜S39と同一動作である為、説明を省略しフローS56からS58までを説明する。
【0024】
制御回路8は、スイッチ11にON指示を送り(フローS56,タイミングT5b)、スイッチ11がON動作することで、補助電圧変換回路6の主電圧給電経路がダイオード9からスイッチ11に切り替わる。制御回路8は、電子装置3から送信される給電停止信号が入力されるまでNO判定となり動作を継続し、給電停止信号を受信すると(フローS57,タイミングT6b)、YES判定となり、制御回路8はスイッチ11にOFF指示を送り、スイッチ11がOFF状態となる(フローS58,タイミングT7b)。
【0025】
このように、本実施の形態では、実施の形態1のダイオード9からの給電によるダイオードの順方向電力損失を、ダイオード9からスイッチ11への給電に切り替えることにより、ダイオードによる電力損失が発生しない効果が得られることで、省電力化を実現可能とする。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態例1における並列運転電源システムの機能を有し、補助電源ユニット2の有するバッテリー5の充電回路12および充電制御機能を追加し、バッテリー5の充電も行うことが可能な並列電源システムの例を説明する。
【0026】
図5により、本発明の実施の形態3に係る並列電源システムの構成について説明する。図5は本発明の実施の形態3に係る並列電源システムの構成を示す構成図の例である。図5に示すように、実施の形態3における並列運転電源システムは、実施の形態1における並列運転電源システムに比べ、ダイオード9のカソード側とバッテリー5間に、スイッチ13および充電回路12を直列に追加した構成とし、バッテリー5の充電機能の追加および、制御回路8はスイッチ13の制御を可能とする。
【0027】
次に、図6により、本発明の実施の形態3に係る並列電源システムの制御フローチャートについて説明する。図6は本発明の実施の形態3に係る並列電源システムの制御フローを示すフローチャートである。なお、以下では、図6の制御フローS70〜S75,S79〜S81は、既に説明した図1制御フローSS30〜S35,S37〜S39と同一動作である為、説明を省略しフローS76からS78まで説明する。
【0028】
制御回路8は、スイッチ13にON指示を送り、スイッチ13がON動作することで(タイミングT5c)、充電回路12は、並列運転電源1からの主電圧を、スイッチ13を介してバッテリー5へ給電し、バッテリー5の充電を開始する(フローS76)。制御回路8は、電子装置3から送信される給電停止信号が入力されるまでNO判定となりフローS82へ進み、充電回路12が充電完了し満充電を知らせる充電完了信号を受けるまでNO判定としてフローS76に戻る。
【0029】
フローS82で制御回路8が充電完了信号を受信すると(タイミングT7c)、YES判定へ移行し、制御回路8はスイッチ13をOFF指示し、スイッチ13がOFFすることで(フローS83)、充電回路12への給電が停止され、バッテリー5の充電が停止する。フローS83でスイッチ13をOFFにした後はフローS77に戻る。更にフローS77からフローS82に移行した場合において、バッテリー5の容量が減少し充電完了信号がOFFになると、NO判定へ移行しフローS76へ戻り、フローS76でスイッチ13をONにして再びバッテリー5の充電を開始する。
【0030】
そして、フローS77おいて、給電停止信号が入力されるとYES判定となり、制御回路8はバッテリー5の充電状態に係わらずスイッチ13にOFF指示を送り(タイミングT7c)、スイッチ13をOFFする(フローS78)。
【0031】
このように、本実施の形態では、補助電源ユニットにバッテリーの充電回路を設けることによりバッテリーの小型化が可能であり、並列電源システムの小型化を実現できる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、実施の形態例1、2および3の機能を有した補助電源ユニット2を冗長化し、信頼性を向上させた並列電源システムの例を説明する。
【0032】
図7により、本発明の実施の形態4に係る並列電源システムの構成について説明する。図7は本発明の実施の形態4に係る並列電源システムの構成を示す構成図の例である。図7に示すように、実施の形態4における並列電源システムは、実施の形態1、2および3で説明した補助電源ユニット2に相当する補助電源ユニット2−1に、更に複数の前記補助電源ユニット2−2を並列接続した構成とする。
【0033】
このように、本実施の形態では、補助電源ユニット2を冗長化することで、万一の補助電源ユニットの故障においても、電子装置3に補助電圧の供給を継続することが可能であり、信頼性の高い並列電源システムを実現できる。
【符号の説明】
【0034】
1 並列運転電源
2 補助電源ユニット
3 電子装置
4 バックボード
5 バッテリー
6 補助電圧変換回路
7 スイッチ
8 制御回路
9 ダイオード
10 制御回路起動部
11 スイッチ
12 充電回路
13 スイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置に対する補助電圧を供給する補助電源ユニットと、
前記電子装置および前記補助電源ユニットに対する主電圧を供給する複数の並列主電源と、
前記並列主電源と前記補助電源ユニットと前記電子装置との間で、前記主電圧および前記補助電圧の供給を中継するバックボードと、を備え、
前記補助電源ユニットは、それぞれの前記並列主電源から供給される前記主電圧または前記補助電源ユニットが有するバッテリから供給される電圧を、前記補助電圧に変換する補助電圧変換回路と、前記補助電圧変換回路が変換した前記補助電圧の供給と前記主電源からの前記主電圧の供給とを切り替える制御回路と、
を備えたことを特徴とする並列電源システム。
【請求項2】
前記補助電源ユニットは、前記バッテリと前記補助電圧変換回路との間を接続または遮断する第1のスイッチをさらに備え、
前記制御回路は、前記第1のスイッチを動作させて前記バッテリと前記補助電圧変換回路との間を接続または遮断することにより、前記補助電圧の供給と前記主電源からの前記主電圧の供給とを切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の並列電源システム。
【請求項3】
前記補助電源ユニットは、前記制御回路の動作を開始させる制御回路起動部をさらに備え、
前記制御回路は、前記制御回路起動部が外部から起動指示を受けた場合に前記補助電圧の供給を開始させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の並列電源システム。
【請求項4】
前記補助電源ユニットは、前記主電源から供給を受けた前記主電圧を前記補助電圧変換回路に送るダイオードと、前記主電源から前記補助電圧変換回路との間で前記ダイオードと並列に接続された第2のスイッチと、をさらに備え、
前記制御回路は、前記第2のスイッチをオン状態にすることによって、前記ダイオードを介した前記主電圧の供給から前記第2のスイッチを介した前記主電圧の供給に切り替える、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の並列電源システム。
【請求項5】
前記補助電源ユニットは、前記バッテリと前記ダイオードとの間を接続または遮断する第3のスイッチと、前記第3のスイッチと並列に接続された第4のスイッチと、前記第4のスイッチに直列に接続された充電回路と、をさらに備え、
前記制御回路は、前記主電圧を供給する場合において、前記第4のスイッチをオン状態にすることによって、前記充電回路が前記主電圧を動力源として前記バッテリを充電させる、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の並列電源システム。
【請求項6】
複数の前記補助電源ユニットを、前記バックボードを介して前記並列主電源および前記電子装置に対して並列に接続させる、
ことを特徴とする請求項1〜5記載の並列電源システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−100375(P2012−100375A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−243716(P2010−243716)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】