説明

中子砂落とし方法

【課題】異物を混入させることなく中子砂を微細化するに好適な中子砂落とし方法を提供する。
【解決手段】砂中子3が充填され排砂口21を有する鋳造製品粗材2を所定の衝撃力で打撃する打撃工程S2と、前記打撃工程S2後において、鋳造製品粗材2に予め設定した所定量の中子砂31を残留・保持した状態で、鋳造製品粗材2に振動を加えて加振する加振工程S3と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中子砂落とし方法に関し、特に、打撃や振動等の機械的な外力を加えて中子砂を落とす中子砂落とし方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から鋳造品内の中子砂落とし方法として、打撃や振動等の機械的な外力を加えて鋳造品内の中子砂を落とすことが行われている(特許文献1参照)。
【0003】
これは、中子砂の中空部に金属片を挿入し、打撃や振動等の機械的な外力を加えて、金属片を中子砂の中空部で振動させて中子砂を崩壊させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−286665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来例では、中子砂の中空部に金属片を挿入し、金属片を砂中子の中空部で振動させて中子砂を崩壊させるものである。このため、中子砂を再利用するために、中子の崩壊後に中子砂から異物である金属片を分離する作業を必要とし、作業工程が増加する不具合があった。また、鋳造品内に異物である金属片が残ることもあり、製品品質を低下させる虞がある。
【0006】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、異物を混入させることなく中子砂を微細化するに好適な中子砂落とし方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、砂中子が充填され排砂口を有する鋳造製品粗材を所定の衝撃力で打撃する打撃工程と、前記打撃工程後において、鋳造製品粗材に予め設定した所定量の中子砂を残留・保持した状態で、鋳造製品粗材に振動を加えて加振する加振工程と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
したがって、本発明では、加振工程の全課程において中子砂同士の摩擦を確保することができ、加振工程の終了時に小さな中子砂の塊が残ることなく、中子砂を微細化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態を示す中子砂落とし装置の概略構成図。
【図2】中子砂落とし方法の工程を示す工程図。
【図3】開閉蓋装置の制御ルーチンを示すフローチャート。
【図4】中子砂の残量及び排出量の変化を示すタイムチャート。
【図5】鋳造後の鋳造製品粗材に含まれる砂中子の状態を示す説明図。
【図6】打撃工程により破砕された中子砂の状態を説明する説明図。
【図7】加振工程による中子砂の状態を説明する説明図。
【図8】鋳造製品粗材中に所定量の中子砂を確保する別の方法を示すタイムチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の中子砂落とし方法を一実施形態に基づいて説明する。図1は本発明を適用した中子砂落とし方法を実施するための中子砂落とし装置1の概略図である。
【0011】
図1において、中子砂落とし装置1は、砂中子3を内部に備える鋳造製品粗材2をクランプして支持すると共に鋳造製品粗材2に振動による外力を加える加振装置4と、クランプされた鋳造製品粗材2に打撃による外力を加えるハンマ装置5と、を備える。
【0012】
ハンマ装置5は、鋳造製品粗材2に打撃による打撃外力を加えるエアハンマ51と、エアハンマ51に接続してエアハンマ51に加圧エアを供給する空気圧源52と、空気圧源52とエアハンマ51とを接続する管路中に配置された電磁開閉弁53と、からなる。ハンマ装置5は、空気圧源52からの加圧エアを電磁開閉弁53を介してエアハンマ51に供給することにより、エアハンマ51を作動させて、鋳造製品粗材2に打撃による衝撃を加える、通常使用させているものである。
【0013】
加振装置4は、鋳造製品粗材2を上下面からクランプして支持するクランプアーム41と、クランプアーム41を介して鋳造製品粗材2に矢印方向の加振力を付与する図示しない振動モータを内蔵した本体42と、を備える。この加振装置4は、振動モータを作動させることによりクランプアーム41を振動させて、支持している鋳造製品粗材2に対して振動による外力を加える通常使用されているものである。この加振装置4には、クランプアーム41に設置されて鋳造製品粗材2の排砂口21を開閉する開閉蓋装置6を備える。開閉蓋装置6は、アクチュエータ61により蓋部材62を進出させることにより鋳造製品粗材2の排砂口21を閉じることができ、蓋部材62を後退させることにより鋳造製品粗材2の排砂口21を開くことができる。
【0014】
一般に、アルミニウム合金などの鋳造において、鋳造製品内部に中空部を成形する方法として砂中子3が使用されている。砂中子3は、中子砂を粘結剤により固めることで成形され、鋳型内にセットされ、鋳型内に溶湯を注湯して鋳造を行い、鋳造後に、砂中子3は鋳物と共に鋳型から取出される。鋳物内部に残っている砂中子3は、一般的に、鋳物に打撃・振動などの機械的外力を加えることにより、その形状を崩壊させて中子砂とし、鋳物内部から開口部(排砂口21)を通して鋳物外部へ排出される。
【0015】
図2は本実施形態による中子砂落とし方法による砂落とし工程を示す。この砂落とし工程は、ワークセット工程S1、打撃工程S2、加振工程S3、排出工程S4、ワークリセット工程S5、からなる。ワークセット工程S1は、鋳造製品粗材2を加振装置4のクランプアーム41により上下面からクランプして支持する。打撃工程S2は、クランプした鋳造製品粗材2に対してハンマ装置5のエアハンマ51を作動させて打撃外力を反復的に作用させる。加振工程S3は、開閉蓋装置6による遮断動作により中子砂を所定量確保した状態の鋳造製品粗材2に対して加振装置4より振動外力を所定時間作用させる。排出工程S4は、開閉蓋装置6の開放による粒状となった中子砂を排出させる。ワークリセット工程S5は、中子砂が排出された鋳造製品粗材2を加振装置4からアンクランプして搬出する、ようにしている。
【0016】
鋳造製品粗材2に残留する中子砂の残量は、排砂口21から排出された中子砂の排出量を、砂中子3を構成する中子砂の全量から差し引くことにより、推定することができる。なお、鋳造製品粗材2に残留する中子砂の残量は、加振装置4による加振入力に対する反力を測定することや鋳造製品粗材2自体の重量を測定することによっても推定することができる。
【0017】
開閉蓋装置6は、図3に示す打撃工程S2の終了後から加振工程S3の間に作動される開閉蓋装置6の制御ルーチンにより開→閉制御され、排出工程S4の開始段階において閉→開制御される。即ち、図3に示す開閉蓋装置6の制御ルーチンにおいては、ステップS11において、排出された中子砂の排出量が検出され、ステップS12において、検出された中子砂の排出量が予め設定した上限量と下限量との間の量になったか否かが判定される。ステップ12において検出された中子砂の排出量が予め設定した上限量と下限量との間の残量に達していない場合には今回の処理ステップを終了させる。また、検出された中子砂の排出量が予め設定した上限量と下限量との間の量に達した場合にはステップ13へ進み、開閉蓋装置6を閉じて処理ステップを終了させる。
【0018】
図4は、加振装置4のクランプアーム41により上下面からクランプして支持した鋳造製品粗材2に対して、実施する砂落としの各工程を横軸に時間の経過と共に示す説明図である。図4では、縦軸に鋳造製品粗材2の内部に残留している中子砂の残量(上側のA〜G)と排出された中子砂量(下側のa〜g)とを示している。
【0019】
加振装置4のクランプアーム41により上下面からクランプして支持した鋳造製品粗材2は、図5に示すように、砂中子3が空間内に粘結剤により固められた状態で存在する。鋳造製品粗材2の空間内の中子砂量は、図中の時点t0のA点で示されている。
【0020】
打撃工程S2では、開閉蓋装置6を作動させない排砂口21を開放した状態において、ハンマ装置5のエアハンマ51エアハンマ51を作動させて、鋳造製品粗材2に打撃による打撃外力を複数回にわたって加える。複数回の打撃外力が加えられると、鋳造製品粗材2の内部に設けられた砂中子3は、図6に示すように、効率的に砂中子3を比較的大きな塊に砕くことができる。
【0021】
この打撃工程S2を終了した時点t1においては、比較的大きな塊に砕かれることにより、一部の砂中子3は小粒な中子砂31となり、排砂口21から排出される。このため、排砂口21から排出される中子砂量が比較的多い場合(図中の実線状態)には、中子砂31の排出量が予め設定した上限量と下限量との間の量に達する(図中のb,B点)こととなる。この場合には、開閉蓋装置6が作動されて、排砂口21が閉じられ、加振工程S3での中子砂31の排出を遮断する。しかしながら、排砂口21から排出される中子砂量が比較的少ない場合(図中の破線状態)には、中子砂31の排出量が予め設定した上限量と下限量との間の量に達しない(図中のb’,B’点)こととなり、この場合には開閉蓋装置6は開放状態に維持される。
【0022】
この打撃工程S2では、砕かれた比較的大きな塊は、空間内で自由に動ける状態となる。このように、砕けた塊が鋳物中空部の内で自由に動けるようになると、打撃が中子砂31に伝わりにくくなり、大きな塊は細かくすることができず、すべての中子砂31を打撃によって細かい中子砂31にして排出することは難しい。
【0023】
加振工程S3では、加振装置4の振動モータが作動され、クランプアーム41を振動させて、支持している鋳造製品粗材2に対して振動による外力を所定時間にわたって加える。この振動を加える方法では、打撃を加える方法に比較して、鋳造製品粗材2および砂中子3に加わる加速度が小さく、鋳型から取り出されたままの砂中子3がほぼ完全に詰まった状態(図5)では、砂中子3を砕くことができない。しかしながら、本実施形態においては、鋳造製品粗材2の空間内の中子砂31は、打撃工程S2においてある程度砕かれているため、中子砂31の塊や中子砂31同士の摩擦や空間を構成する鋳肌との摩擦が生じ、これらの中子砂31の塊を徐々に小さくしてゆく。
【0024】
この加振工程S3において、開閉蓋装置6を作動させないで排砂口21を開放した状態とする場合には、中子砂31の排出が進行して、鋳造製品粗材2内部に残る中子砂31の残量が少量になる。こうなると、中子砂31同士の摩擦がなくなり、図中の残量が破線B−Gに示すように、小さな中子砂31の塊が残ってしまうという不具合が生ずる。
【0025】
しかしながら、本実施形態においては、図4の実線B−Cで示すように、開閉蓋装置6により排砂口21が閉じられていることにより、中子砂31の残量が予め設定した所定残量に設定される。
【0026】
また、加振工程S3の開始時における中子砂31の残量がB’で開閉蓋装置6が開放状態に維持され、排砂口21が開いている状態で加振工程S3が実行されると、粒状となった中子砂31が排砂口21から排出される。なお、上記のように、加振開始時の中子砂31の残量が点B’と多い場合においても、排砂口21が開放された状態のままでいると、中子砂31の排出が進行してしまう。そうすると、鋳造製品粗材2内部に残る中子砂31の残量が少量になり、中子砂31同士の摩擦がなくなり、図中の残量が破線B’−E’−Gに示すように、小さな中子砂31の塊が残ってしまうという不具合が生ずる。
【0027】
しかしながら、本実施形態においては、時間の経過により予め設定した上限量と下限量との間の排出量に達した時点t3(図中のe,E点)で、開閉蓋装置6により排砂口21が閉じられて排出が遮断される。結果として、破線B’−E−Cで示すように、中子砂31の残量が予め設定した所定残量に設定される。
【0028】
また、加振工程S3の開始時における中子砂31の残量がB’の状態で開閉蓋装置6が開放状態に維持され、排砂口21が開いている状態で加振工程S3が開始されると、微細化された中子砂31の排出が急速に進む場合がある。このような場合には、排出が検出された中子砂量が所定量の上限を超えて排出され(点e’E'、時点t2)、その後の時点t2において開閉蓋装置6が閉じられることがある。このように、過度に中子砂31が排出された場合には、過度に排出された中子砂31を鋳造製品粗材2の空間内に戻して(点F)、中子砂31の残量が予め設定した所定残量とする(B’−E’−F−C)。
【0029】
以上のように、本実施形態においては、加振工程S3における鋳造製品粗材2の空間内の中子砂31の残量は、予め設定した所定残量を確保するようにしている。このため、加振工程S3の全課程において中子砂31同士の摩擦を確保することができ、加振工程S3の終了時に小さな中子砂31の塊が残ってしまうという不具合を生ずることなく、中子砂31を微細化することができる。前記した予め設定した所定残量は、鋳造製品粗材2内の鋳造後における中子砂3の当初重量の10%を下回ると殆ど中子砂が抜けてこなくなるので10%以上が好ましい。この予め設定した所定残量は、30%以上だと中子砂同士の摩擦を十分確保することができるのでより好ましい。この予め設定した所定残量の適正値は、ワーク(中子部分)形状により異なるため、予め実験により求める。
【0030】
排出工程S4(時点t4−t5)では、開閉蓋装置6が開放され、鋳造製品粗材2の空間内の中子砂31が排砂口21を経由して排出される。鋳造製品粗材2の空間内の中子砂31は、その残量が所定残量に確保された状態で振動が加えられていることにより、充分に微細化されている。このため、中子砂31は排砂口21に詰まることなく円滑に鋳造製品粗材2の空間内から排出させることができる(図中の点C−D)。中子砂31の排出が完了(時点t5)しても、鋳造製品粗材2の空間内には、微細な中子砂が僅かに残る場合がある。このような微細な中子砂31は、エアブローにより鋳造製品粗材2の空間内から外部へ排出させることができる。
【0031】
ワークリセット工程においては、中子砂31が排出された鋳造製品粗材2を加振装置4からアンクランプして搬出する。
【0032】
なお、上記実施形態において、鋳造製品粗材2の中子砂31の所定量の残留・保持させる手段として、排砂口21を開閉蓋装置6により閉じることにより所定量の残留・保持するものについて説明した。しかし、図8に示すように、開閉蓋装置6を用いないものであってもよい。即ち、図8では、鋳造製品粗材2の中子砂31が所定量より減少された場合に、所定量より減少される度に、排出された中子砂31を鋳造製品粗材2の中子空間に戻すようにしたものである。図示の実線例では、一回だけ時点t3で戻すようにしているが、破線で示すように、複数回戻すものであってもよい。なお、戻す中子砂31は、鋳造製品粗材2の排砂口21から排出されたものに限定されるものでなく、例えば、中子砂31を貯留したホッパを鋳造製品粗材2の上方に配置して、所定量より減少される毎にホッパから新たな中子砂31を供給するようにしてもよい。
【0033】
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
【0034】
(ア)砂中子3が充填され排砂口21を有する鋳造製品粗材2を所定の衝撃力で打撃する打撃工程S2と、前記打撃工程S2後において、鋳造製品粗材2に予め設定した所定量の中子砂31を残留・保持した状態で、鋳造製品粗材2に振動を加えて加振する加振工程S3と、を有することを特徴とする。このため、加振工程S3の全課程において中子砂31同士の摩擦を確保することができ、加振工程S3の終了時に小さな中子砂31の塊が残ってしまうという不具合を生ずることなく、中子砂31を微細化することができ、円滑に鋳造製品粗材2の内部から排出することができる。
【0035】
(イ)鋳造製品粗材2の中子砂31の残留・保持は、鋳造製品粗材2の排砂口21から排出される中子砂31を再度鋳造製品粗材2の中に戻すことによりなされる。即ち、中子砂31を鋳造製品粗材2に再度供給することで、摩擦で塊を小さくするのに必要な中子砂31が補充され、塊となって残る中子砂31をなくして微細化でき、円滑に鋳造製品粗材2の内部から排出することができる。
【0036】
(ウ)鋳造製品粗材2の中子砂31の残留・保持は、鋳造製品粗材2の排砂口21から排出される中子砂31を再度鋳造製品粗材2の中に戻すと共に鋳造製品粗材2の排砂口21を閉じることによりなされる。即ち、排砂口21から排出される中子砂31を鋳造製品粗材2の内部に留めておくことで、供給する砂の量が少なくても、塊となって残る中子砂31をなくして微細化でき、円滑に鋳造製品粗材2の内部から排出することができる。また、排砂口21のサイズが大きく、供給した中子砂31がすぐに排出されてしまう場合でも上記した効果を発揮できる。
【0037】
(エ)鋳造製品粗材2の中子砂31の残留・保持は、加振工程S3を開始する時点で排砂口21を閉じることによりなされる。このため、排砂口21から排出される中子砂31を再度供給することなく、上記と同じ効果を得ることができる。
【0038】
(オ)鋳造製品粗材2の中子砂31の残留・保持は、鋳造製品粗材2の排砂口21から排出される中子砂31が予め設定した量に達した段階で、排砂口21を閉じることによりなされる。このため、排砂口21から排出される中子砂31を再度供給することなく、上記と同じ効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0039】
1 中子砂落とし装置
2 鋳造製品粗材
3 砂中子
4 加振装置
5 ハンマ装置
6 開閉蓋装置
21 排砂口
31 中子砂
41 クランプアーム
42 本体
51 エアハンマ
52 空気圧源
53 電磁開閉弁
61 アクチュエータ
62 蓋部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
砂中子が充填され排砂口を有する鋳造製品粗材を所定の衝撃力で打撃する打撃工程と、
前記打撃工程後において、鋳造製品粗材に予め設定した所定量の中子砂を残留・保持した状態で、鋳造製品粗材に振動を加えて加振する加振工程と、を有することを特徴とする中子砂落とし方法。
【請求項2】
前記鋳造製品粗材の中子砂の残留・保持は、鋳造製品粗材の排砂口から排出される中子砂を再度鋳造製品粗材の中に戻すことによりなされることを特徴とする請求項1に記載の中子砂落とし方法。
【請求項3】
前記鋳造製品粗材の中子砂の残留・保持は、鋳造製品粗材の排砂口から排出される中子砂を再度鋳造製品粗材の中に戻すと共に鋳造製品粗材の排砂口を閉じることによりなされることを特徴とする請求項1に記載の中子砂落とし方法。
【請求項4】
前記鋳造製品粗材の中子砂の残留・保持は、加振工程S3を開始する時点で排砂口を閉じることによりなされることを特徴とする請求項1に記載の中子砂落とし方法。
【請求項5】
前記鋳造製品粗材の中子砂の残留・保持は、鋳造製品粗材の排砂口から排出される中子砂が予め設定した量に達した段階で、排砂口を閉じることによりなされることを特徴とする請求項1に記載の中子砂落とし方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−86140(P2013−86140A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−229806(P2011−229806)
【出願日】平成23年10月19日(2011.10.19)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)