二段式オーブントースター

【課題】パン・クッキー（匂いが移りたくない）魚肉・動物肉等の食物を別々に加熱調理する複数の調理室の機能を有するオーブントースターを提供する。
【解決手段】調理室の上部又は側面に複数の調理室の収容空間（下部と同等又は保温室・保存室）を設けて複数の調理室が単独での機能を付加する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【０００１】
本発明は、一般家庭用のオーブントースターに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来のオーブントースターの一般的な構造は、外装体の内部に上下にヒーターを備えた調理室を有し、上下ヒーターの間に焼き網を設け、外装体の前面開口部を開閉する扉を取り付けている。
そして、調理室と外装体や制御回路の間に遮熱板を設けて外装体や制御回路が熱くなるのを防いで、いるだけで調理室を複数個配設するという発想がなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来のオーブントースターにあっては、パン、ピザ、魚肉、畜産肉等の食物を一つのオーブントースターで加熱調理するために非常に嫌な匂いと煙等がミックスしてしまい雑臭となり本来の味を大幅に損ねることがあり、最悪の時は、お互いの匂いで異臭となる場合もある。
【０００４】
本発明は、この問題点を解決して、パン等の食物と魚類・肉類を同時に加熱調理しても匂い、煙などの嫌な匂いが他の調理品に移らず、素材本来の加熱調理できる遮断板又は個別の調理室機能を有するオーブントースターを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記目的を達成するために、本発明は、ヒーターを備えた複数の調理室を設けて、パン、クッキー調理室、魚類調理室、肉類調理室等の複数の食物を加熱調理すると同時に、調理室が別々の調理室に分かれている為、必要な調理室だけの単独で使用が可能な機能を付加することとしている。
【０００６】
上記調理室を設ける位置は、オーブントースター本体内部の適当な場所とすることが可能であるが、調理室ヒーターの熱が調理室の上方に上昇することから、保温機能として使用する時は調理室の上、側面に設けることが効果的であるが用途により選択する。
【０００７】
パン、魚肉、食肉など温める物の種類により調理の加熱時間は異なり、厚さも形状など多様である。そこで特定の調理室を決めてあれば、適度に温める温度を調節できることが好ましい。
【０００８】
また、ヒーターを備えた調理室を複数設けて、さらにこの調理室内を使用しない時は余熱によりパン生地等の発酵室としての機能を付加することとしている。
【０００９】
ヒーターを備えた調理室の温度を調節する手段としては、調理室のヒーターの制御回路は別々に固有の制御回路を備える場合と同一の回路を備える場合がある。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明の実施形態を示すオーブンレンジの図面
【図２】本発明の実施形態を示すオーブンレンジの指示書
【符号の説明】
【００１１】
１調理室・上
２調理室・下
３内筐体
４上ヒーター
５下ヒーター
６焼網
７扉
７ａガラス
８受け皿
９前板
１０タイマー
１１温度調整器
１２電源
１３外筐体

【特許請求の範囲】
【請求項１】
外装体の前面開口部を開閉する扉を２ヶ所以上設け、外装体の各内部にヒーターを備えた調理室及び複数の調理室にヒーター機能を構成した複数調理室を有するオーブントースター。
【請求項２】
調理室の上面・側面に設けた請求項１記載のオーブントースター。
【請求項３】
調理室と調理室との間に遮板とを設け、隣室の調理した煙及び匂いを完全に遮断する機能により形成されるように構成した請求項１又は２記載のオーブントースター。
【請求項４】
外装体の前面開口部を開閉する扉を設け、外装体、複数の調理室の内部にヒーターを備えた請求項３の機能を構成したオーブントースター。
【請求項５】
外装体の前面開口部を開閉する扉を設け、外装体の内部に個別のヒーターを備えた調理室を有し、例えば調理室（１）では魚類を焼き調理室（２）では肉類を焼き調理室（３）ではパン、クッキー等を同時に調理することができる事を構成した請求項４の機能を構成したオーブントースター。
【請求項６】
調理室を複数設けることにより、室内の匂いが魚類は（１）肉類は（２）パン・クッキー等は（３）と決めて調理すれば素材が損なわれることなく役割をはたせるように構成した請求項５記載のオーブントースター。

【図１】