【課題】 人の足のサイズにあったスニーカーの製造方法を提供する。
【解決手段】 スニーカーの製造方法は、親指先端とかかと中央部を採寸し、足の横幅が最も長い部分を通るように足の周囲の長さを採寸し、該採寸した足の周囲の長さより横幅と高さを計算する工程と、予め用意された木型を選択する工程と、採寸した値に基づいて最もフィットするアウトソール、インソール、ミッドソール、アッパーをそれぞれ選択する工程からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、スニーカーの製造方法に関するもので、とりわけ、高級なブランド品のスニーカーの製造方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、皮靴などでは、お客様の足のサイズにあった靴を提供するために、実際にお客様の足を採寸して製造することがあった。
【０００３】
一方、スニーカーは、カジュアルな感覚で履くため、皮靴のようにカスタマイズされた製品であることが今まではない。
【０００４】
そこで、スニーカーについて、カスタマイズされた製品を提供できるようにした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開０９−０３７８１０号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
スニーカーについても、自分の足のサイズにあったものが欲しいとの要望があるなか、そのようなカスタマイズされたスニーカーを提供している店舗がないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するため、本発明は、お客様の足のサイズにあったスニーカーを製造する方法で、足を採寸する工程と、予め用意された木型を選択する工程と、前記足を採寸する工程で採寸した結果に基づいて、最もフィットするアウトソール、インソール、ミッドソール、アッパーをそれぞれ選択する工程からなるスニーカーの製造方法である。
【０００８】
さらに、前述のスニーカーの製造方法である足を採寸する工程と、予め用意された木型を選択する工程と、最もフィットするアウトソール、インソール、ミッドソール、アッパーをそれぞれ選択する工程からなるスニーカーの製造方法で、店頭でお客様の足を採寸する工程には、１）親指先端とかかと中央部を採寸し、２）足の横幅が最も長い部分を通るように足の周囲の長さを採寸し、該採寸した長さより横幅と高さを計算する工程を含むこととした。
【発明の効果】
【０００９】
それぞれの人間の足のサイズに適合したスニーカーを提供でき、よりスニーカーを長く使用できる。また、自分のサイズに適合しないスニーカーを履くことで、足を痛めないですむ。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】人間の足を示し、採寸する箇所を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
以下、本発明の好ましい実施の形態について具体的に説明する
図１は、人間の足を示す図である。まず、縦線１を採寸する。縦線１は最も長い足の指先からかかと中央部で、人間の足で最も長い箇所を採寸する。次に、横を採寸する。ここは、人の足の横幅が最も長い箇所である横線２を通るように足の周囲をぐるりと図る。この採寸の測定値より、横幅はおおよそ３分の１として計算する。
【００１２】
次に、木型を用意する（図示せず。）。木型は予め準備されたものの中から、選択する。
【００１３】
そのあと、アウトソール、アッパー、ミッドソール、アッパーをそれぞれ、採寸した値に基づいて最もフィットする物を組合せる。
【符号の説明】
【００１４】
１ 縦
２ 横

【特許請求の範囲】
【請求項１】
人の足のサイズにあったスニーカーを製造する方法で
足を採寸する工程と、
予め用意された木型を選択する工程と、
前記足を採寸する工程で採寸した結果に基づいて、最もフィットするアウトソール、インソール、ミッドソール、アッパーをそれぞれ選択する工程とからなることを特徴とするスニーカーの製造方法。
【請求項２】
前記足を採寸する工程は、
親指先端からかかと中央部の長さを採寸し、
足の横幅が最も長い部分を通るように足の周囲の長さを採寸し、該採寸した足の周囲の長さより横幅と高さを計算する工程を含むことを特徴とする請求項１記載のスニーカーの製造方法。

【図１】

【公開番号】特開２０１１−１９８４６（Ｐ２０１１−１９８４６Ａ）
【公開日】平成２３年２月３日（２０１１．２．３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１６９６１８（Ｐ２００９−１６９６１８）
【出願日】平成２１年７月１８日（２００９．７．１８）
【出願人】（５０８３１３６９９）株式会社キュビズム (2)
【Ｆターム（参考）】