説明

体重計の床埋込み構造

【課題】足乗せ板の跳ね上がりを阻止することができ、しかも、それを簡素な構造で施工容易に実現することができて、体重の測定不具合の発生もなくすことができる、床埋込み型体重計の構造を提供する。
【解決手段】防水周壁2aの上端部には、側方に張り出す張り出し部2b,2bが設けられると共に、足乗せ板8の下面側には、前記防水周壁側張り出し部2b,2bの下面側に張り出す張り出し部9c,10cが設けられ、足乗せ板8の上面部における、水受け部6の上方張り出し部分に上から下への踏み込み力が作用したとき、体重計7を挟んで踏み込み力の作用した側とは反対の側において、足乗せ板側張り出し部9c又は10cが防水周壁側張り出し部2bの下面部に当接し、足乗せ板8の跳ね上がりが阻止されるようになされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体重計の床埋込み構造に関する。
【背景技術】
【0002】
日常的な体重測定を容易にすることなどを目的として、体重計をトイレや脱衣室の床面に埋込み状態に設置することは、従来より行われている。
【0003】
そのような体重計床埋込み構造として、床面に形成された凹所内の底面部に、該凹所内の周壁との間に環状の水受け部を形成する防水周壁を設け、該防水周壁で囲まれた内部の底面に体重計を設置すると共に、該体重計の上に、足乗せ板を、水受け部の上方部に張り出し、床面凹所の開口部をカバーするように設置した構造のものがある。
【特許文献1】特願2004−101200号公報
【特許文献2】特願2006−097388号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような構造では、足乗せ板の上面部における、水受け部の上方に張り出している部分に上から下への踏み込み力が作用したとき、体重計を挟んで踏み込み力の作用した側とは反対の側において、足乗せ板の跳ね上がりを生じてしまうことから、それを阻止する手段が考案されているが、構造が複雑で、施工が厄介であり、また、施工不良を起こしやすく体重の測定不具合を生じさせてしまうおそれがあるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、足乗せ板の跳ね上がりを阻止することができ、しかも、それを簡素な構造で施工容易に実現することができて、体重の測定不具合の発生もなくすことができる、床埋込み型体重計の構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、床面に形成された凹所内の底面部に、該凹所内の周壁との間に環状の水受け部を形成する防水周壁が固着状態に設けられ、
該防水周壁で囲まれた内部の底面に体重計が設置されると共に、該体重計の上に、足乗せ板が、水受け部の上方部に張り出し、床面凹所の開口部をカバーするように設置され、
前記防水周壁の上端部には、側方に張り出す防水周壁側張り出し部が設けられると共に、足乗せ板の下面側には、前記防水周壁側張り出し部の下面側に張り出す足乗せ板側張り出し部が設けられ、
足乗せ板の上面部における、前記水受け部上方張り出し部分に上から下への踏み込み力が作用したとき、体重計を挟んで踏み込み力の作用した側とは反対の側において、足乗せ板側張り出し部が防水周壁側張り出し部の下面部に当接し、足乗せ板の跳ね上がりが阻止されるようになされていることを特徴とする体重計の床埋込み構造によって解決される(第1発明)。
【0007】
この構造では、足乗せ板の上面部における、前記水受け部上方張り出し部分に上から下への踏み込み力が作用すると、体重計を挟んで踏み込み力の作用した側とは反対の側において、足乗せ板側張り出し部が防水周壁側張り出し部の下面部に当接し、その当接によって、足乗せ板の跳ね上がりを阻止することができる。
【0008】
しかも、防水周壁の上端部に張り出し部を設け、その下面側に、足乗せ板下面側の張り出し部を位置させただけのものであるから、足乗せ板の跳ね上がりの阻止を、簡素な構造で、施工容易に実現することができ、それによってまた、体重の測定不具合の発生もなくすことができる。
【0009】
第1発明において、前記防水周壁側張り出し部が、体重計を挟む一方の側ともう一方の側に備えられると共に、足乗せ板側張り出し部が、それに対応して、体重計を挟む一方の側ともう一方の側に備えられ、前記一方の足乗せ板側張り出し部が足乗せ板に対して固定であると共に、前記もう一方の足乗せ板側張り出し部が足乗せ板に対して可動であり、
前記固定の足乗せ板側張り出し部を、前記一方の防水周壁側張り出し部の下面側に位置決め状態に位置させた状態で、前記可動の足乗せ板側張り出し部をもう一方の防水周壁側張り出し部の下面側に位置させるよう動かすことによって、足乗せ板の跳ね上がり阻止状態が形成されるようになされており、かつ、
前記可動の足乗せ板側張り出し部は、足乗せ板を体重計の上に設置した状態で、足乗せ板の上面側からのアクセスで動かすことができるようになされているとよい(第2発明)。
【0010】
この構造では、足乗せ板側の一方の張り出し部が固定で、もう一方が可動であるから、固定の足乗せ板側張り出し部を、防水周壁側の一方の張り出し部の下面側に位置させた後、可動の足乗せ板側張り出し部を、動かして、防水周壁側のもう一方の張り出し部の下面側に位置させればよく、足乗せ板側の各張り出し部を、防水周壁側の各張り出し部の下面側に、施工容易に位置させることができる。
【0011】
しかも、足乗せ板側の固定の張り出し部は、防水周壁側の対応張り出し部との関係で、位置決めできるようになされているから、足乗せ板と床面凹所の開口部との平面方向における位置関係を、容易に正確な位置関係に設定することができる。
【0012】
第1発明において、前記防水周壁は平面視方形状をしており、
防水周壁側張り出し部は、該防水周壁の一方の対辺のそれぞれに対し、その各辺の全長ないしは略全長にわたって、又は、各辺における少なくとも両方の端部位置ないしは少なくとも両方の端部寄りの位置に間隔をおいて備えられており、
前記足乗せ板側張り出し部は、防水周壁の前記対辺のそれぞれに沿って延びる一対のレール材に備えられ、
両レール材は、それらの間隔寸法を調節できるように、一方を固定、もう一方を可動、又は、両方可動とするように、足乗せ板の下面側に設けられ、両レール材の間隔寸法を調整し、各レール材の張り出し部を防水周壁の前記対辺それぞれの張り出し部の下面側に位置させることによって、足乗せ板の跳ね上がり阻止状態が形成されるようになされており、かつ、
可動のレール材は、足乗せ板を体重計の上に設置した状態で、足乗せ板の上面側からのアクセスで動かすことができるようになされているとよい(第3発明)。
【0013】
この構造では、足乗せ板の下面側に2本のレール材を備えさせるだけで、足乗せ板の周端部における周方向のどの部分に踏み込み力が作用しても、足乗せ板の跳ね上がりを阻止することができ、しかも、いずれか一方のレール材、又は、両方のレール材を動かし、それらの相対位置関係を設定するだけで、足乗せ板の跳ね上がりを阻止することができて、足乗せ板の跳ね上がり阻止状態を、簡素な構造で、施工容易に実現することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、以上のとおりのものであるから、足乗せ板の跳ね上がりを阻止することができ、しかも、それを簡素な構造で施工容易に実現することができて、体重の測定不具合の発生もなくすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図4に示す実施形態の体重計床埋込み構造において、1は外防水パン、2は内防水パンであり、外防水パン1は、図3に示すように、平面視方形状をしており、防水周壁1aの上端部に外方張り出し部1bが備えられ、図1に示すように、該外防水パン1を床面3の開口部4内に嵌め込み、外方張り出し部1bを床面開口周縁部に支承させた状態にすることで、床面3に凹所5が形成されるようになされている。
【0017】
この外防水パン1の内部底面中央部に、外防水パン1よりも平面サイズが一回り小さい平面視方形状の内防水パン2がネジなどにより固着状態に取り付けられており、図4に示すように、外防水パン1の防水周壁1aと、内防水パン2の防水周壁2aとの間に、方形環状の水受け部6が形成されている。
【0018】
体重計7は、内防水パン2の内部底面に設置され、該体重計7の上には、平面視方形状の足乗せ板8が、図1に示すように、水受け部6の上方部に張り出し、床面凹所5の開口部をカバーするように設置されている。
【0019】
そして、内防水パン2には、図4に示すように、その一方の対辺のそれぞれの全長部分ないしは略全長部分にわたって、防水周壁2a(以下、単に「防水周壁」という。)の上端部に、外方に張り出す防水周壁側張り出し部2b,2bが一体に設けられている。
【0020】
また、それに対応して、足乗せ板8の下面側には、防水周壁2aの前記対辺のそれぞれに沿って延びる一対のレール材9,10が備えられている。各レール材9,10は、図2(イ)に示すように、断面Z形のものからなって、中間の垂直板部9a,10aを挟む一方の側の水平板部9b,10bを、足乗せ板8下面部への取付け部とし、中間の垂直板部9a,10aを挟むもう一方の側の水平板部9c,10cを内方に張り出す足乗せ板側張り出し部とし、図1(ロ)に示すように、両レール材9,10の足乗せ板側張り出し部9c,10cがそれぞれ、防水周壁側張り出し部2b,2bの下面側に張り出した状態に設置されている。これにより、図1(ハ)に示すように、足乗せ板8の上面部における周端部分、即ち、水受け部6の上方に張り出している部分に上から下への踏み込み力が作用したとき、体重計7を挟んで踏み込み力の作用した側とは反対の側において、足乗せ板側張り出し部10cが防水周壁側張り出し部2bの下面部に当接し、足乗せ板8の跳ね上がりが阻止されるようになされている。
【0021】
そして、上記の対のレール材9,10のうちの一方のレール材9は、固定のレール材で、図2(イ)(ロ)に示すように、足乗せ板8の下面側に溶接で固定され、もう一方のレール材10は、可動のレール材で、足乗せ板8に設けられた左右の長孔11,11に通されたネジ12,12によって足乗せ板8の下面側に取り付けられ、該ネジ12,12を緩めた状態にすることによって、前記固定側のレール材9に対して接近・離反の動きをし、レール材9,10間の間隔寸法を調節することができるようになされている。
【0022】
上記の可動のレール材10を、足乗せ板8を体重計7の上に設置した状態で、足乗せ板8の上面側からのアクセスで動かすことができるよう、足乗せ板8には、アクセス用の開口13が設けられると共に、可動のレール材10には工具係合孔14が設けられ、工具の先端を、アクセ開口13を通じて係合孔14に係合させることによって、図2(ハ)に示すように、可動のレール材10を動かすことができるようになされている。
【0023】
施工は、図5(イ)(ロ)に示すように、底面に内防水パン2をネジで予め固着状態に取り付けた外防水パン1を、床面3の開口部4に嵌め込み、その後、図5(ロ)(ハ)に示すように、内防水パン2の内部底面に体重計7を設置する。
【0024】
そして、図6(イ)(ロ)に示すように、足乗せ板8の、固定のレール材9のある側の辺部を水受け部6内に差し込み、該固定のレール材9の張り出し部9cを、防水周壁2aの張り出し部2bの下面側に配置し、図6(ロ)(ハ)に示すように、足乗せ板8を水平にしていき、体重計7の上に載せる。
【0025】
しかる後、図6(ハ)(ニ)に示すように、可動のレール材10を固定のレール材9の側に接近させ、該可動レール材10の張り出し部10cを、対応する防水周壁2aの張り出し部2bの下面側に配置し、ネジ12を締めて可動のレール材10を足乗せ板8に固定状態にし、必要に応じて足乗せ板8の上に化粧板を取り付ければ、施工は完了である。
【0026】
このように、上記の体重計床埋込み構造では、足乗せ板8側の張り出し部9c,10cを、防水周壁2a側の張り出し部2b,2bの下面側に位置させるようにしているから、足乗せ板8の上面部における、水受け部6上方の張り出し部分に、上から下への踏み込み力が作用しても、体重計7を挟んで踏み込み力の作用した側とは反対の側において、足乗せ板側張り出し部9c又は10cが防水周壁側張り出し部2bの下面部に当接し、その当接によって、足乗せ板8の跳ね上がりを阻止することができる。
【0027】
しかも、防水周壁2aの上端部に張り出し部2b,2bを設け、その下面側に、足乗せ板8の下面側の張り出し部9c,10cを位置させただけのものであるから、足乗せ板8の跳ね上がりの阻止を、簡素な構造で、施工容易に実現することができ、それによってまた、体重の測定不具合の発生もなくすことができる。
【0028】
加えて、本実施形態では、足乗せ板8側の一方のレール材9が固定で、もう一方のレール材10が可動であるから、固定のレール材9の張り出し部9cを、防水周壁2a側の一方の張り出し部2bの下面側に位置させた後、可動のレール材10を動かして、その張り出し部10cを防水周壁2a側のもう一方の張り出し部2bの下面側に位置させればよく、足乗せ板8側の各張り出し部9c,10cを、防水周壁2a側の各張り出し部2b,2bの下面側に、施工容易に位置させることができる。
【0029】
しかも、足乗せ板8側の固定のレール材9の張り出し部9cは、防水周壁2a側の対応張り出し部2bとの関係で、位置決めできるようになされているから、足乗せ板8と床面凹所5の開口部との平面方向における位置関係を、容易に正確な位置関係に設定することができる。
【0030】
また、本実施形態では、足乗せ板8の下面側に2本のレール材9,10を備えさせるだけで、足乗せ板8の周端部における周方向のどの部分に踏み込み力が作用しても、足乗せ板8の跳ね上がりを阻止することができ、しかも、固定、可動のうちの可動のレール材10を動かし、両レール材9,10の相対位置関係を設定するだけで、足乗せ板8の跳ね上がりを阻止することができて、足乗せ板8の跳ね上がり阻止状態を、簡素な構造で、施工容易に実現することができる。
【0031】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、防水周壁側張り出し部2bが、該防水周壁2aの一方の対辺のそれぞれに対し、その各辺の全長ないしは略全長にわたって備えられている場合を示したが、各辺における少なくとも両方の端部位置ないしは少なくとも両方の端部寄りの位置に間隔をおいて備えられていてもよる。
【0032】
また、上記の実施形態では、レール材9,10を、一方を固定、もう一方を可動とした場合を示したが、レール材9,10は、両方可動であってもよい。また、足乗せ板側張り出し部は、ピース物の金物を用いて備えられたものであってもよい。
【0033】
更に、上記の実施形態では、水受け部を、外防水パンの周壁と、内防水パンの周壁とで区画形成した場合を示しているが、それによらず、方形環状の樋材を用いて水受け部を形成してもよく、その場合の防水周壁側の張り出し部は、該樋材の内周側の防水周壁に備えさせるようにすればよい。
【0034】
また、上記の実施形態では、防水周壁側の張り出し部として、該防水周壁2aの上端部から外方に張り出す張り出し部2b,2bを採用すると共に、それに対応して、足乗せ板側の張り出し部として、内方に張り出す張り出し部9c,10cを採用した場合を示したが、防水周壁2aの上端部から内方に張り出す張り出し部を採用すると共に、それに対応して、足乗せ板側の張り出し部として、外方に張り出す張り出し部を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】実施形態の体重計床埋込み構造を示すもので、図(イ)は平面図、図(ロ)は断面正面図、図(ハ)は足乗せ板の跳ね上がり阻止状態における力学的関係を示す断面正面図である。
【図2】図(イ)は足乗せ板とレール材とを分離状態にして示す斜視図、図(ロ)は足乗せ板の平面図及び正面図、図(ハ)は足乗せ板における可動のレール材の動きを説明する平面図及び正面図である。
【図3】外防水パンと内防水パンとを分離状態にして示す斜視図である。
【図4】内外防水パンと体重計と足乗せ板とを分離状態にして示す斜視図である。
【図5】図(イ)〜図(ハ)は、図6(イ)〜(ニ)と共に、施工方法を順次に示す断面正面図である。
【図6】図(イ)〜図(ニ)は、図5(イ)〜(ハ)と共に、施工方法を順次に示す断面正面図である。
【符号の説明】
【0036】
2a…防水周壁
2b…張り出し部
3…床面
5…凹所
6…水受け部
7…体重計
8…足乗せ板
9…固定のレール材
9c…張り出し部
10…可動のレール材
10c…張り出し部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面に形成された凹所内の底面部に、該凹所内の周壁との間に環状の水受け部を形成する防水周壁が固着状態に設けられ、
該防水周壁で囲まれた内部の底面に体重計が設置されると共に、該体重計の上に、足乗せ板が、水受け部の上方部に張り出し、床面凹所の開口部をカバーするように設置され、
前記防水周壁の上端部には、側方に張り出す防水周壁側張り出し部が設けられると共に、足乗せ板の下面側には、前記防水周壁側張り出し部の下面側に張り出す足乗せ板側張り出し部が設けられ、
足乗せ板の上面部における、前記水受け部上方張り出し部分に上から下への踏み込み力が作用したとき、体重計を挟んで踏み込み力の作用した側とは反対の側において、足乗せ板側張り出し部が防水周壁側張り出し部の下面部に当接し、足乗せ板の跳ね上がりが阻止されるようになされていることを特徴とする体重計の床埋込み構造。
【請求項2】
前記防水周壁側張り出し部が、体重計を挟む一方の側ともう一方の側に備えられると共に、足乗せ板側張り出し部が、それに対応して、体重計を挟む一方の側ともう一方の側に備えられ、前記一方の足乗せ板側張り出し部が足乗せ板に対して固定であると共に、前記もう一方の足乗せ板側張り出し部が足乗せ板に対して可動であり、
前記固定の足乗せ板側張り出し部を、前記一方の防水周壁側張り出し部の下面側に位置決め状態に位置させた状態で、前記可動の足乗せ板側張り出し部をもう一方の防水周壁側張り出し部の下面側に位置させるよう動かすことによって、足乗せ板の跳ね上がり阻止状態が形成されるようになされており、かつ、
前記可動の足乗せ板側張り出し部は、足乗せ板を体重計の上に設置した状態で、足乗せ板の上面側からのアクセスで動かすことができるようになされている請求項1に記載の体重計の床埋込み構造。
【請求項3】
前記防水周壁は平面視方形状をしており、
防水周壁側張り出し部は、該防水周壁の一方の対辺のそれぞれに対し、その各辺の全長ないしは略全長にわたって、又は、各辺における少なくとも両方の端部位置ないしは少なくとも両方の端部寄りの位置に間隔をおいて備えられており、
前記足乗せ板側張り出し部は、防水周壁の前記対辺のそれぞれに沿って延びる一対のレール材に備えられ、
両レール材は、それらの間隔寸法を調節できるように、一方を固定、もう一方を可動、又は、両方可動とするように、足乗せ板の下面側に設けられ、両レール材の間隔寸法を調整し、各レール材の張り出し部を防水周壁の前記対辺それぞれの張り出し部の下面側に位置させることによって、足乗せ板の跳ね上がり阻止状態が形成されるようになされており、かつ、
可動のレール材は、足乗せ板を体重計の上に設置した状態で、足乗せ板の上面側からのアクセスで動かすことができるようになされている請求項1に記載の体重計の床埋込み構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate