余白切断装置
【課題】余白幅が異なる複数のラベルから余白部のみを除去できる余白切断装置を提供する。
【解決手段】ラベルの余白部分を切り離す切断部と、ラベルを所定方向に切断部へ案内する案内部が複数設けられた、着脱可能なアタッチメント2と、所定位置に装着されたアタッチメント2において、切断部へラベルを案内可能な位置に配置された案内部以外の案内部のラベル挿入口を外部から隠す覆い部102と、を備え、アタッチメント2は、本体に取り付けられる向きにより、一つの案内部のみが切断部に対向するように設計され、切断部に対向する配置にされた案内部は、切断部に、余白部分のみを切断するようラベルを案内する。
【解決手段】ラベルの余白部分を切り離す切断部と、ラベルを所定方向に切断部へ案内する案内部が複数設けられた、着脱可能なアタッチメント2と、所定位置に装着されたアタッチメント2において、切断部へラベルを案内可能な位置に配置された案内部以外の案内部のラベル挿入口を外部から隠す覆い部102と、を備え、アタッチメント2は、本体に取り付けられる向きにより、一つの案内部のみが切断部に対向するように設計され、切断部に対向する配置にされた案内部は、切断部に、余白部分のみを切断するようラベルを案内する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成領域がラベル幅より狭いラベルから余白部分を切断する余白切断手段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像が形成されたラベルは、印字媒体である印字用テープに文字や記号のキャラクターやマークを印字(画像形成)し、ファイルの背表紙等に貼り付けるのに適したラベルを作製するテープ状ラベル作製装置がある(例えば、特許文献1を参照。)。ラベル作製装置は、キーボード、ディスプレイ、サーマル印字方式の印字機構を備え、印字用テープとインクリボンとを収容したテープカセットをそのサーマル印字機構に着脱可能に構成し、印字用テープ(例えば、テープ幅6、9、12、18、24mm)にキャラクターやマークを、種々の印字文字サイズや書体で印字できるように構成してある。
【0003】
以上のようなラベル作製装置の中には、ラベルの幅方向(適宜、上下方向のように表記する。)に余白ができてしまうものが存在する。このラベル作製装置で作製されたラベルには、上下に余白ができてしまうため、例えば、複数枚のラベルを上下方向に並べて構成された領域に一つの画像を形成する場合、ラベル同士の間に隙間ができてしまうため、利用者は余白部を切断する必要があった。
【0004】
余白の大きさは規格に起因するものであるため、既に市場が形成されてしまっている現状において、余白をゼロにできる規格の製品(例えば、特許文献2を参照。)を投入しても、過去の規格は残ってしまう。
【0005】
テープの横方向(上下方向に垂直な方向)に、余白量に対応した切り込みを予め設けたテープを用意し、このテープに画像が形成された後、余白部分を切り離す従来技術もある(例えば、特許文献3を参照。)。しかしながら、このようなテープを用いては、余白部分を「設ける」ということができない。一般には、画像形成されたキャラクター等の見た目の安定性のために余白が設けられることが多いからである。このテープを用いて余白部分を切り離さない場合であっても、作製されたラベルには切り込みが設けられてしまうため、見た目が悪くなり、また、余白部分の一部又は全部が、画像が形成された部分からはがれやすくなってしまうという問題もある。
【0006】
テープの横方向に切り込みを設ける切断手段を備えたテープ作製装置も提案されている(例えば、特許文献4を参照。)。しかしながら、前記した通り、通常は余白部分が「設けられた」ラベルが使用されるため、全てのテープ作製装置にこの機能を設ける必要はない。この機能を設けると、装置が大型化・複雑化してしまい、コストも高くなってしまうからである。
【0007】
そこで、従来の、余白ができてしまう規格のテープ作製装置によって作製されたラベルから、必要に応じて余白部分を切断する余白切断装置が望まれる。
【0008】
一方、余白の幅は、テープ幅などのテープ種やテープ作製装置に応じて異なる。プラテンの幅など、テープカセットやテープ作製装置の規格に応じて余白幅が決定されるからである。
【特許文献1】特開平2−106555号公報
【特許文献2】実開平3−59842号公報
【特許文献3】特開平8−290618号公報
【特許文献4】特開平8−230175号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、余白幅が異なる複数のラベルから余白部のみを除去できる余白切断装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係る余白切断装置は、下記構成要素を具備する。
(1)ラベルの余白部分を切り離す切断部。
(2)ラベルを所定方向に切断部へ案内する案内部が複数設けられた、着脱可能なアタッチメント。アタッチメントは、本体に取り付けられる向きにより、一つの案内部のみが切断部に対向するように設計されている。切断部に対向する配置にされた案内部は、切断部に、余白部分のみを切断するようラベルを案内する。
(3)所定位置に装着されたアタッチメントにおいて、切断部へラベルを案内可能な位置に配置された案内部以外の案内部を外部から隠す覆い部。
【0011】
この余白切断装置によれば、余白幅の異なる複数のラベルから、それぞれ余白部のみ切り取ることができる。また、一つの案内部のみを外部に露出するため、いずれの案内部にラベルを挿入すべきか(いずれの案内部が切断部に対向しているか;ラベルを挿入することで余白部が取り除かれる案内部はいずれか)把握することができる。
【0012】
また、アタッチメントに、各案内部が案内するラベルの種類を表示する表示部を設け、覆い部が、外部へ露出している案内部に関する表示以外の表示部も被覆するようにすることが好ましい。
この構成を採用すれば、本体の所定位置にセットされている(切断部に対向している:切断部へラベルを案内可能な位置に配置されている)案内部が何であるかを把握することができる。
【0013】
上記余白切断装置は、各案内部を、他の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内するように設計することができる。
この構成の余白切断装置は、テープ幅によって余白量が異なるテープ作製装置で作製されるラベル用に好適に用いられ、各案内部は、テープ作製装置で作製されるラベルのいずれかのテープ幅に対応した幅を備える。したがって、例えば18mmテープ用の案内部が外部に露出している場合、24mm幅のラベルや36mm幅のラベル等、案内部の幅よりも広いテープは装置内に導入できないため、これらのテープから18mmのテープにおける余白量が除去される、ということがなくなる。18mmテープ用の案内部に12mm幅のラベル等、案内部の幅よりも狭いラベルを挿入すると、ラベルを幅方向に動かせてしまうため(がたつくため)、利用者は、当該幅用の案内部がセットされていないと判断することができる。
【0014】
上記余白切断装置は、アタッチメントに、各案内部が案内するラベルの種類を表示する表示部を設け、覆い部が、外部へ露出している案内部に関する表示以外の表示部も被覆するようにし、各案内部は、少なくとも他の一の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内するようにし、少なくとも二つの案内部は、同一の幅のラベルを案内するものであり、両者は、外部に露出された表示部によって見分けられるようにしてもよい。
このように構成すれば、一台の余白切断装置で、同一のテープ幅で余白幅の異なる2つ以上のラベルから余白部のみを除去することが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、余白幅が異なる複数のラベルから余白部のみを除去できる余白切断装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係る実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【実施例1】
【0017】
図1に、本実施の形態に係る余白切断装置1の構成を示す。図1に示すように、余白切断装置1は、主としてアタッチメント装着部10と切断部20とで構成されている。
アタッチメント装着部10は、アタッチメント挿入口100から収納部101内にアタッチメントが出し入れ可能とされている。収納部101には、覆い部102と開口部103と規制部104が隣接して設けられている。覆い部102は、収納部101に装着されたアタッチメントに設けられたラベル挿入口を隠す。開口部103は、覆い部102に被覆されていないラベル挿入口を装置1外部へ露出する。規制部104は、収納部101内におけるアタッチメントの位置を規制する(アタッチメントの位置決めを行う)部材である。
【0018】
切断部20は、回転カッタ200とモータ201と動力伝達部202とラベル支持部203とを備える。回転カッタ200は、ラベルの土台としてのラベル支持部203との間に配置されたラベルを切断するカッタであり、動力伝達部(回転軸)202を介してモータ201による回転力が伝達され、回転しながらラベルを切断する。
【0019】
図2に、アタッチメント2の構成を示す。図2に示すように、アタッチメント2は、4つの案内部30A...30Dを備えている。
各案内部30は、ラベル挿入口300とガイド部301と上下押さえ部302とラベル排出口304とを備える。ラベル挿入口300から挿入されたラベルはガイド部301に沿わせて上下押さえ部302内に挿入され、ラベル排出口304から排出される。ラベル排出口304から排出されたラベルは、後述するように切断部20へ進入する。各案内部30A...30Dは、それぞれ異なる幅のラベルを切断部20へ案内するため、それぞれラベル幅と同等の幅を備える。本実施例においては、各案内部30は、それぞれ12mm幅のラベル、18mm幅のラベル、24mm幅のラベル、36mm幅のラベルに対応している。
【0020】
アタッチメント2には、規制部104と係り合って、収納部101内(装置1内)における配置位置を決定するための位置決め部303−1、303−2が設けられている。なお、本実施形態においては、規制部104及び位置決め部303−1、303−2は、それぞれ壁部であり、規制部104と位置決め部303−1若しくは303−2が当接することで、収納部101内においてアタッチメント2が所定位置に配置されるようにされている。
【0021】
図3に、アタッチメント装着部10にアタッチメント2が装着された様子を示す。アタッチメント2は、位置決め部303−1側からアタッチメント挿入口100から収納部101に挿入され、位置決め部303−1が規制部104に当接することでそれ以上の挿入ができなくされるとともに、収納部101内において所定位置に配置されることとなる。アタッチメント2に設けられた案内部30A...30Dは、開口部103によって案内部30Aのみが外部に露出し、他の案内部30B...30Dは覆い部102に被覆され外部に露出していない。すなわち、案内部30Aのみが利用可能な状態にされている。
【0022】
アタッチメント2は、アタッチメント挿入口100への装着方向に応じて、開口部103を通じて外部へ露出する(すなわち利用可能な)案内部30が決定される。本実施形態におけるアタッチメント2は、開口部103が開口する側(いわゆる上側)かつアタッチメント挿入口100への挿入方向前側に配置された案内部が、収納部101に装着された際に外部へ露出した状態に配置される。図3の例では、アタッチメント2は、案内部30Aが上側かつ挿入方向側にされて収納部101に装着されている。
【0023】
図4に、図3の余白切断装置1の平面図を示し、余白切断装置1にアタッチメント2が装着された状態をより詳細に説明する。前記の通り、案内部30Aは、開口部103から露出し、規制部104によって装置1内の所定位置に配置されている。この配置状態においては、ガイド部301のガイド方向GLは、回転カッタ200によるラベル切断方向CLと平行である。
【0024】
このように、規制部104と位置決め部303−1とによって余白切断装置1内の所定位置にアタッチメント2が配置されると、ガイド部301のガイド方向GLは、所定の位置において所定の方向を向くように設計されている。すなわちガイド方向GLと切断方向CLとの方向、位置関係が予め決められた状態になるようにされている。
【0025】
切断部20のラベル支持部203は、図示しないラベル排出口304Aから排出されたラベルと略接するように構成されている。言い換えれば、ラベル支持部203の装置1における位置(高さ)が、ラベル排出口304の装置1における位置(高さ)とほぼ同じになるように設定されている。
切断部20に進入したラベルは、回転カッタ200とラベル支持部203との間に進入する。ラベルがこの位置に配置された際に、モータ201を駆動することで、回転カッタ200は、回転し、ラベルを切断しつつ、ラベルを後段に搬送し、ラベルの切断を完了する。
【0026】
ラベルは、ガイド部301にガイドされているため、その端はガイド方向GLに沿っている。したがって、ラベルは、全域に渡って、端からGLとCLの距離分切断される。
ここで、ガイド部301、言い換えればガイド方向GLは、余白切断装置1内において各案内部30に挿入されるラベルに対応した位置となるように設定されている。この設定について詳細に説明する。
【0027】
図5に、画像(記号・文字等を含む)が印刷されたラベルを示す。図5に示すように、ラベル作製装置は、ラベルの上下方向(幅方向:印字方向に対するラベル上における垂直方向)に余白Mg1、Mg2、Mg3、Mg4ができてしまうものがある。この余白量は、ラベル作製装置の規格に起因するものであり、ラベル(テープ)の幅によっても異なる場合がある。
【0028】
一方、一つの画像を複数のラベルに渡って印刷し、それらを貼り合わせることで、複数のラベル分の画像形成領域に一つの画像を形成する技術が搭載されているラベル作製装置がある。この技術を用いれば、例えば、図5(A)に示すラベルL1と(B)に示すラベルL2とを貼り合わせることで、二つのラベルに渡って一つの文字「A」を構成することができる。
しかし、ラベルL1、L2には、それぞれ余白Mg2、Mg3が存在するため「A」の文字は、図6に示すように途中でとぎれたものになってしまう。図6においては、ラベルL2を貼り付けた上にラベルL1を貼り付けた様子を示し、点線はラベルL2の上辺(ラベルL1に隠された辺)を現している。
【0029】
そこで、余白切断装置1では、切断方向CLとガイド方向GLの距離が、案内部30Aに挿入されるラベルにおける余白量Mg1...Mg4と同じになるように設計されている。このように設計されているため、案内部30Aに挿入されたラベルL1、L2は、余白Mg2、Mg3がそれぞれ切り落とされる。したがって、これらを貼り合わせた場合、図7に示すように、ラベルL1に印刷された画像とラベルL2に印刷された画像とが連続し、途中に区切れのない画像「A」が構成される。
【0030】
図8に、他の案内部である案内部30Cが開口部103から露出するようにアタッチメント2が装着された様子を示す。すなわち、アタッチメント2は、案内部30Cが存する側が上側とされ、位置決め部303−2側から収納部101に装着されている。図8に示すように、ガイド部301Cによって規定されるガイド方向GLと回転カッタ200による切断方向CLとの距離は、図4に示す案内部30Aが開口部103に位置する場合と比べて狭くなっている。これは、案内部30Cによって案内されるラベル(案内部30Cが対応するラベル)における余白量が案内部30Aによるそれよりも狭いことに起因する。したがって、このラベルが案内部30Cに導入され、前記したように回転カッタ200によって切断された場合、余白部のみが切り落とされることとなる。
【0031】
以上のように、アタッチメント2は、複数の余白量の切断に対応した案内部を備えている。そして、利用可能な案内部以外を隠してしまうため、誤って他のラベル用の案内部を用いてしまう可能性を低くすることができる。
【実施例2】
【0032】
図9に、第2の実施の形態に係る余白切断装置のアタッチメント2を示す。このアタッチメント2は、上下押さえ部302上に、案内部30が対応するラベルを特定する表示がなされた表示部305が設けられている。案内部30Aの表示部305Aは、案内部30Aが24mm幅のラベルの余白切断用であることを示す「24mmラベル用」という記載が表示されている。案内部30Cの表示部305Cは、案内部30Cが36mm幅のラベルの余白切断用であることを示す「36mmラベル用」という記載が表示されている。
【0033】
図9に示すアタッチメント2を余白切断装置1に装着した様子を図10、図11に示す。図10、図11に示すように、開口部103からは案内部30Aのみが露出している。この状態においては案内部30Aの表示部305Aのみが外部に露出し、他の案内部30用の表示部は覆い部102に覆われ視認することができない。したがって、利用可能な案内部30が、いずれのラベルに対応しているのか(いずれのラベルが余白部のみ切り離されるのか)を把握することができる。
【0034】
本発明は、上記実施形態に拘泥して解釈されるものではなく、その本旨を変更しない範囲において適宜変形することができる。例えば以下のように変形することもできる。
【0035】
(A)2以上の案内部が、それぞれ同じ幅のラベルに対応していてもよい。
規格が異なる場合、同じ幅のラベルであっても余白量は異なる。したがって、同じ幅のラベルに対応した案内部であっても、それぞれガイド方向GLと切断方向CLとの距離が異なるように設計してもよい。例えば、同じラベル幅「24mm」であっても、一方の規格(B社の規格)のものと、他方の規格(C社の規格)のものとは余白量が異なることがある。そこで、図12に示すように、GL〜CL間距離をそれぞれのラベルにあわせた案内部30Aと30Bとを設け、表示部305A,305Bにその旨(「B社24mm」「C社24mm」)を表記する。このようなアタッチメント2を用いれば、案内部30(ラベル挿入口300)の幅が同じであっても、案内部30に対応したラベルを確実に挿入し、ラベルから余白部のみを切り離すことが可能となる。
【0036】
(B)収納部101内にアタッチメント2をより確実に固定するための部材を設けてもよい。例えば、アタッチメント挿入口100に蓋を設け、アタッチメント2のアタッチメント挿入口100側への移動を規制してもよい。このように構成すれば、GL〜CL間距離をより確実に所定の距離とすることが可能となる。
【0037】
(C)ラベルが回転カッタ200とラベル支持部203との間に配置されたことを検知して回転カッタを起動し、切断終了後に回転カッタを停止する検知・制御部を設けてもよい。
【0038】
(D)アタッチメント2のラベル挿入口300において、ラベルがガイド部301に確実にガイドされるようにするため、ラベル挿入口300の幅(ガイド部301に対向する辺側)を調整できる調整部材を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施の形態に係る余白切断装置の外観を示した斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るアタッチメントの外観を示した斜視図である。
【図3】図1に示す余白切断装置に図2に示すアタッチメントを装着した様子を示した斜視図である。
【図4】図3に示す余白切断装置の上方向(開口部103が開口する側)から眺めた状態を示した平面図である。
【図5】ラベル作製装置によって作製されたラベルの構成を説明するための図である。
【図6】図5(A)及び(B)に示されるラベルを貼り合わせた状態を説明するための図である。
【図7】本実施の形態に係る余白切断装置によって図5(A)及び(B)に示されるラベルから余白部を切り離した上で両者を貼りあわせ、文字「A」が構成された様子を示した図である。
【図8】図1に示す余白切断装置に図2に示すアタッチメントにおける他の案内部をセットした様子を示した平面図である。
【図9】本実施の形態に係る他のアタッチメントの外観を示した斜視図である。
【図10】図1に示す余白切断装置に図9に示すアタッチメントを装着した様子を示した斜視図である。
【図11】図10に示す余白装置の上方向から眺めた様子を示した平面図である。
【図12】本実施の形態に係るさらに別のアタッチメントの外観を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
1:余白切断装置
10:アタッチメント装着部
100:アタッチメント挿入口
101:収納部
102:覆い部
103:開口部
104:規制部
20:切断部
200:回転カッタ
201:モータ
202:動力伝達部
203:ラベル支持部
2:アタッチメント
30A...30D:案内部
300:ラベル挿入口
301:ガイド部
302:上下押さえ部
303−1、303−2:位置決め部
304:ラベル排出口
305:表示部
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成領域がラベル幅より狭いラベルから余白部分を切断する余白切断手段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像が形成されたラベルは、印字媒体である印字用テープに文字や記号のキャラクターやマークを印字(画像形成)し、ファイルの背表紙等に貼り付けるのに適したラベルを作製するテープ状ラベル作製装置がある(例えば、特許文献1を参照。)。ラベル作製装置は、キーボード、ディスプレイ、サーマル印字方式の印字機構を備え、印字用テープとインクリボンとを収容したテープカセットをそのサーマル印字機構に着脱可能に構成し、印字用テープ(例えば、テープ幅6、9、12、18、24mm)にキャラクターやマークを、種々の印字文字サイズや書体で印字できるように構成してある。
【0003】
以上のようなラベル作製装置の中には、ラベルの幅方向(適宜、上下方向のように表記する。)に余白ができてしまうものが存在する。このラベル作製装置で作製されたラベルには、上下に余白ができてしまうため、例えば、複数枚のラベルを上下方向に並べて構成された領域に一つの画像を形成する場合、ラベル同士の間に隙間ができてしまうため、利用者は余白部を切断する必要があった。
【0004】
余白の大きさは規格に起因するものであるため、既に市場が形成されてしまっている現状において、余白をゼロにできる規格の製品(例えば、特許文献2を参照。)を投入しても、過去の規格は残ってしまう。
【0005】
テープの横方向(上下方向に垂直な方向)に、余白量に対応した切り込みを予め設けたテープを用意し、このテープに画像が形成された後、余白部分を切り離す従来技術もある(例えば、特許文献3を参照。)。しかしながら、このようなテープを用いては、余白部分を「設ける」ということができない。一般には、画像形成されたキャラクター等の見た目の安定性のために余白が設けられることが多いからである。このテープを用いて余白部分を切り離さない場合であっても、作製されたラベルには切り込みが設けられてしまうため、見た目が悪くなり、また、余白部分の一部又は全部が、画像が形成された部分からはがれやすくなってしまうという問題もある。
【0006】
テープの横方向に切り込みを設ける切断手段を備えたテープ作製装置も提案されている(例えば、特許文献4を参照。)。しかしながら、前記した通り、通常は余白部分が「設けられた」ラベルが使用されるため、全てのテープ作製装置にこの機能を設ける必要はない。この機能を設けると、装置が大型化・複雑化してしまい、コストも高くなってしまうからである。
【0007】
そこで、従来の、余白ができてしまう規格のテープ作製装置によって作製されたラベルから、必要に応じて余白部分を切断する余白切断装置が望まれる。
【0008】
一方、余白の幅は、テープ幅などのテープ種やテープ作製装置に応じて異なる。プラテンの幅など、テープカセットやテープ作製装置の規格に応じて余白幅が決定されるからである。
【特許文献1】特開平2−106555号公報
【特許文献2】実開平3−59842号公報
【特許文献3】特開平8−290618号公報
【特許文献4】特開平8−230175号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、余白幅が異なる複数のラベルから余白部のみを除去できる余白切断装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係る余白切断装置は、下記構成要素を具備する。
(1)ラベルの余白部分を切り離す切断部。
(2)ラベルを所定方向に切断部へ案内する案内部が複数設けられた、着脱可能なアタッチメント。アタッチメントは、本体に取り付けられる向きにより、一つの案内部のみが切断部に対向するように設計されている。切断部に対向する配置にされた案内部は、切断部に、余白部分のみを切断するようラベルを案内する。
(3)所定位置に装着されたアタッチメントにおいて、切断部へラベルを案内可能な位置に配置された案内部以外の案内部を外部から隠す覆い部。
【0011】
この余白切断装置によれば、余白幅の異なる複数のラベルから、それぞれ余白部のみ切り取ることができる。また、一つの案内部のみを外部に露出するため、いずれの案内部にラベルを挿入すべきか(いずれの案内部が切断部に対向しているか;ラベルを挿入することで余白部が取り除かれる案内部はいずれか)把握することができる。
【0012】
また、アタッチメントに、各案内部が案内するラベルの種類を表示する表示部を設け、覆い部が、外部へ露出している案内部に関する表示以外の表示部も被覆するようにすることが好ましい。
この構成を採用すれば、本体の所定位置にセットされている(切断部に対向している:切断部へラベルを案内可能な位置に配置されている)案内部が何であるかを把握することができる。
【0013】
上記余白切断装置は、各案内部を、他の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内するように設計することができる。
この構成の余白切断装置は、テープ幅によって余白量が異なるテープ作製装置で作製されるラベル用に好適に用いられ、各案内部は、テープ作製装置で作製されるラベルのいずれかのテープ幅に対応した幅を備える。したがって、例えば18mmテープ用の案内部が外部に露出している場合、24mm幅のラベルや36mm幅のラベル等、案内部の幅よりも広いテープは装置内に導入できないため、これらのテープから18mmのテープにおける余白量が除去される、ということがなくなる。18mmテープ用の案内部に12mm幅のラベル等、案内部の幅よりも狭いラベルを挿入すると、ラベルを幅方向に動かせてしまうため(がたつくため)、利用者は、当該幅用の案内部がセットされていないと判断することができる。
【0014】
上記余白切断装置は、アタッチメントに、各案内部が案内するラベルの種類を表示する表示部を設け、覆い部が、外部へ露出している案内部に関する表示以外の表示部も被覆するようにし、各案内部は、少なくとも他の一の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内するようにし、少なくとも二つの案内部は、同一の幅のラベルを案内するものであり、両者は、外部に露出された表示部によって見分けられるようにしてもよい。
このように構成すれば、一台の余白切断装置で、同一のテープ幅で余白幅の異なる2つ以上のラベルから余白部のみを除去することが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、余白幅が異なる複数のラベルから余白部のみを除去できる余白切断装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係る実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【実施例1】
【0017】
図1に、本実施の形態に係る余白切断装置1の構成を示す。図1に示すように、余白切断装置1は、主としてアタッチメント装着部10と切断部20とで構成されている。
アタッチメント装着部10は、アタッチメント挿入口100から収納部101内にアタッチメントが出し入れ可能とされている。収納部101には、覆い部102と開口部103と規制部104が隣接して設けられている。覆い部102は、収納部101に装着されたアタッチメントに設けられたラベル挿入口を隠す。開口部103は、覆い部102に被覆されていないラベル挿入口を装置1外部へ露出する。規制部104は、収納部101内におけるアタッチメントの位置を規制する(アタッチメントの位置決めを行う)部材である。
【0018】
切断部20は、回転カッタ200とモータ201と動力伝達部202とラベル支持部203とを備える。回転カッタ200は、ラベルの土台としてのラベル支持部203との間に配置されたラベルを切断するカッタであり、動力伝達部(回転軸)202を介してモータ201による回転力が伝達され、回転しながらラベルを切断する。
【0019】
図2に、アタッチメント2の構成を示す。図2に示すように、アタッチメント2は、4つの案内部30A...30Dを備えている。
各案内部30は、ラベル挿入口300とガイド部301と上下押さえ部302とラベル排出口304とを備える。ラベル挿入口300から挿入されたラベルはガイド部301に沿わせて上下押さえ部302内に挿入され、ラベル排出口304から排出される。ラベル排出口304から排出されたラベルは、後述するように切断部20へ進入する。各案内部30A...30Dは、それぞれ異なる幅のラベルを切断部20へ案内するため、それぞれラベル幅と同等の幅を備える。本実施例においては、各案内部30は、それぞれ12mm幅のラベル、18mm幅のラベル、24mm幅のラベル、36mm幅のラベルに対応している。
【0020】
アタッチメント2には、規制部104と係り合って、収納部101内(装置1内)における配置位置を決定するための位置決め部303−1、303−2が設けられている。なお、本実施形態においては、規制部104及び位置決め部303−1、303−2は、それぞれ壁部であり、規制部104と位置決め部303−1若しくは303−2が当接することで、収納部101内においてアタッチメント2が所定位置に配置されるようにされている。
【0021】
図3に、アタッチメント装着部10にアタッチメント2が装着された様子を示す。アタッチメント2は、位置決め部303−1側からアタッチメント挿入口100から収納部101に挿入され、位置決め部303−1が規制部104に当接することでそれ以上の挿入ができなくされるとともに、収納部101内において所定位置に配置されることとなる。アタッチメント2に設けられた案内部30A...30Dは、開口部103によって案内部30Aのみが外部に露出し、他の案内部30B...30Dは覆い部102に被覆され外部に露出していない。すなわち、案内部30Aのみが利用可能な状態にされている。
【0022】
アタッチメント2は、アタッチメント挿入口100への装着方向に応じて、開口部103を通じて外部へ露出する(すなわち利用可能な)案内部30が決定される。本実施形態におけるアタッチメント2は、開口部103が開口する側(いわゆる上側)かつアタッチメント挿入口100への挿入方向前側に配置された案内部が、収納部101に装着された際に外部へ露出した状態に配置される。図3の例では、アタッチメント2は、案内部30Aが上側かつ挿入方向側にされて収納部101に装着されている。
【0023】
図4に、図3の余白切断装置1の平面図を示し、余白切断装置1にアタッチメント2が装着された状態をより詳細に説明する。前記の通り、案内部30Aは、開口部103から露出し、規制部104によって装置1内の所定位置に配置されている。この配置状態においては、ガイド部301のガイド方向GLは、回転カッタ200によるラベル切断方向CLと平行である。
【0024】
このように、規制部104と位置決め部303−1とによって余白切断装置1内の所定位置にアタッチメント2が配置されると、ガイド部301のガイド方向GLは、所定の位置において所定の方向を向くように設計されている。すなわちガイド方向GLと切断方向CLとの方向、位置関係が予め決められた状態になるようにされている。
【0025】
切断部20のラベル支持部203は、図示しないラベル排出口304Aから排出されたラベルと略接するように構成されている。言い換えれば、ラベル支持部203の装置1における位置(高さ)が、ラベル排出口304の装置1における位置(高さ)とほぼ同じになるように設定されている。
切断部20に進入したラベルは、回転カッタ200とラベル支持部203との間に進入する。ラベルがこの位置に配置された際に、モータ201を駆動することで、回転カッタ200は、回転し、ラベルを切断しつつ、ラベルを後段に搬送し、ラベルの切断を完了する。
【0026】
ラベルは、ガイド部301にガイドされているため、その端はガイド方向GLに沿っている。したがって、ラベルは、全域に渡って、端からGLとCLの距離分切断される。
ここで、ガイド部301、言い換えればガイド方向GLは、余白切断装置1内において各案内部30に挿入されるラベルに対応した位置となるように設定されている。この設定について詳細に説明する。
【0027】
図5に、画像(記号・文字等を含む)が印刷されたラベルを示す。図5に示すように、ラベル作製装置は、ラベルの上下方向(幅方向:印字方向に対するラベル上における垂直方向)に余白Mg1、Mg2、Mg3、Mg4ができてしまうものがある。この余白量は、ラベル作製装置の規格に起因するものであり、ラベル(テープ)の幅によっても異なる場合がある。
【0028】
一方、一つの画像を複数のラベルに渡って印刷し、それらを貼り合わせることで、複数のラベル分の画像形成領域に一つの画像を形成する技術が搭載されているラベル作製装置がある。この技術を用いれば、例えば、図5(A)に示すラベルL1と(B)に示すラベルL2とを貼り合わせることで、二つのラベルに渡って一つの文字「A」を構成することができる。
しかし、ラベルL1、L2には、それぞれ余白Mg2、Mg3が存在するため「A」の文字は、図6に示すように途中でとぎれたものになってしまう。図6においては、ラベルL2を貼り付けた上にラベルL1を貼り付けた様子を示し、点線はラベルL2の上辺(ラベルL1に隠された辺)を現している。
【0029】
そこで、余白切断装置1では、切断方向CLとガイド方向GLの距離が、案内部30Aに挿入されるラベルにおける余白量Mg1...Mg4と同じになるように設計されている。このように設計されているため、案内部30Aに挿入されたラベルL1、L2は、余白Mg2、Mg3がそれぞれ切り落とされる。したがって、これらを貼り合わせた場合、図7に示すように、ラベルL1に印刷された画像とラベルL2に印刷された画像とが連続し、途中に区切れのない画像「A」が構成される。
【0030】
図8に、他の案内部である案内部30Cが開口部103から露出するようにアタッチメント2が装着された様子を示す。すなわち、アタッチメント2は、案内部30Cが存する側が上側とされ、位置決め部303−2側から収納部101に装着されている。図8に示すように、ガイド部301Cによって規定されるガイド方向GLと回転カッタ200による切断方向CLとの距離は、図4に示す案内部30Aが開口部103に位置する場合と比べて狭くなっている。これは、案内部30Cによって案内されるラベル(案内部30Cが対応するラベル)における余白量が案内部30Aによるそれよりも狭いことに起因する。したがって、このラベルが案内部30Cに導入され、前記したように回転カッタ200によって切断された場合、余白部のみが切り落とされることとなる。
【0031】
以上のように、アタッチメント2は、複数の余白量の切断に対応した案内部を備えている。そして、利用可能な案内部以外を隠してしまうため、誤って他のラベル用の案内部を用いてしまう可能性を低くすることができる。
【実施例2】
【0032】
図9に、第2の実施の形態に係る余白切断装置のアタッチメント2を示す。このアタッチメント2は、上下押さえ部302上に、案内部30が対応するラベルを特定する表示がなされた表示部305が設けられている。案内部30Aの表示部305Aは、案内部30Aが24mm幅のラベルの余白切断用であることを示す「24mmラベル用」という記載が表示されている。案内部30Cの表示部305Cは、案内部30Cが36mm幅のラベルの余白切断用であることを示す「36mmラベル用」という記載が表示されている。
【0033】
図9に示すアタッチメント2を余白切断装置1に装着した様子を図10、図11に示す。図10、図11に示すように、開口部103からは案内部30Aのみが露出している。この状態においては案内部30Aの表示部305Aのみが外部に露出し、他の案内部30用の表示部は覆い部102に覆われ視認することができない。したがって、利用可能な案内部30が、いずれのラベルに対応しているのか(いずれのラベルが余白部のみ切り離されるのか)を把握することができる。
【0034】
本発明は、上記実施形態に拘泥して解釈されるものではなく、その本旨を変更しない範囲において適宜変形することができる。例えば以下のように変形することもできる。
【0035】
(A)2以上の案内部が、それぞれ同じ幅のラベルに対応していてもよい。
規格が異なる場合、同じ幅のラベルであっても余白量は異なる。したがって、同じ幅のラベルに対応した案内部であっても、それぞれガイド方向GLと切断方向CLとの距離が異なるように設計してもよい。例えば、同じラベル幅「24mm」であっても、一方の規格(B社の規格)のものと、他方の規格(C社の規格)のものとは余白量が異なることがある。そこで、図12に示すように、GL〜CL間距離をそれぞれのラベルにあわせた案内部30Aと30Bとを設け、表示部305A,305Bにその旨(「B社24mm」「C社24mm」)を表記する。このようなアタッチメント2を用いれば、案内部30(ラベル挿入口300)の幅が同じであっても、案内部30に対応したラベルを確実に挿入し、ラベルから余白部のみを切り離すことが可能となる。
【0036】
(B)収納部101内にアタッチメント2をより確実に固定するための部材を設けてもよい。例えば、アタッチメント挿入口100に蓋を設け、アタッチメント2のアタッチメント挿入口100側への移動を規制してもよい。このように構成すれば、GL〜CL間距離をより確実に所定の距離とすることが可能となる。
【0037】
(C)ラベルが回転カッタ200とラベル支持部203との間に配置されたことを検知して回転カッタを起動し、切断終了後に回転カッタを停止する検知・制御部を設けてもよい。
【0038】
(D)アタッチメント2のラベル挿入口300において、ラベルがガイド部301に確実にガイドされるようにするため、ラベル挿入口300の幅(ガイド部301に対向する辺側)を調整できる調整部材を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施の形態に係る余白切断装置の外観を示した斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るアタッチメントの外観を示した斜視図である。
【図3】図1に示す余白切断装置に図2に示すアタッチメントを装着した様子を示した斜視図である。
【図4】図3に示す余白切断装置の上方向(開口部103が開口する側)から眺めた状態を示した平面図である。
【図5】ラベル作製装置によって作製されたラベルの構成を説明するための図である。
【図6】図5(A)及び(B)に示されるラベルを貼り合わせた状態を説明するための図である。
【図7】本実施の形態に係る余白切断装置によって図5(A)及び(B)に示されるラベルから余白部を切り離した上で両者を貼りあわせ、文字「A」が構成された様子を示した図である。
【図8】図1に示す余白切断装置に図2に示すアタッチメントにおける他の案内部をセットした様子を示した平面図である。
【図9】本実施の形態に係る他のアタッチメントの外観を示した斜視図である。
【図10】図1に示す余白切断装置に図9に示すアタッチメントを装着した様子を示した斜視図である。
【図11】図10に示す余白装置の上方向から眺めた様子を示した平面図である。
【図12】本実施の形態に係るさらに別のアタッチメントの外観を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
1:余白切断装置
10:アタッチメント装着部
100:アタッチメント挿入口
101:収納部
102:覆い部
103:開口部
104:規制部
20:切断部
200:回転カッタ
201:モータ
202:動力伝達部
203:ラベル支持部
2:アタッチメント
30A...30D:案内部
300:ラベル挿入口
301:ガイド部
302:上下押さえ部
303−1、303−2:位置決め部
304:ラベル排出口
305:表示部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成領域がラベル幅より狭いラベルから余白部分を切断する余白切断装置であって、
前記余白切断装置は、
ラベルの余白部分を切り離す切断部と、
ラベルを所定方向に切断部へ案内する案内部が複数設けられた、着脱可能なアタッチメントと、
所定位置に装着されたアタッチメントにおいて、切断部へラベルを案内可能な位置に配置された案内部以外の案内部のラベル挿入口を外部から隠す覆い部と、を備え、
アタッチメントは、本体に取り付けられる向きにより、一つの案内部のみが切断部に対向するように設計され、
切断部に対向する配置にされた案内部は、切断部に、余白部分のみを切断するようラベルを案内する、余白切断装置。
【請求項2】
アタッチメントには、各案内部が案内するラベルの種類を表示する表示部が設けられており、
覆い部は、外部へ露出している案内部に関する表示以外の表示部も被覆する、請求項1に記載の余白切断装置。
【請求項3】
各案内部は、他の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内する、請求項1又は2に記載の余白切断装置。
【請求項4】
各案内部は、少なくとも他の一の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内し、
少なくとも二つの案内部は、同一の幅のラベルを案内するものであり、両者は、外部に露出された表示部によって見分けられる、請求項2に記載の余白切断装置。
【請求項1】
画像形成領域がラベル幅より狭いラベルから余白部分を切断する余白切断装置であって、
前記余白切断装置は、
ラベルの余白部分を切り離す切断部と、
ラベルを所定方向に切断部へ案内する案内部が複数設けられた、着脱可能なアタッチメントと、
所定位置に装着されたアタッチメントにおいて、切断部へラベルを案内可能な位置に配置された案内部以外の案内部のラベル挿入口を外部から隠す覆い部と、を備え、
アタッチメントは、本体に取り付けられる向きにより、一つの案内部のみが切断部に対向するように設計され、
切断部に対向する配置にされた案内部は、切断部に、余白部分のみを切断するようラベルを案内する、余白切断装置。
【請求項2】
アタッチメントには、各案内部が案内するラベルの種類を表示する表示部が設けられており、
覆い部は、外部へ露出している案内部に関する表示以外の表示部も被覆する、請求項1に記載の余白切断装置。
【請求項3】
各案内部は、他の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内する、請求項1又は2に記載の余白切断装置。
【請求項4】
各案内部は、少なくとも他の一の案内部とは異なる幅のラベルを切断部へ案内し、
少なくとも二つの案内部は、同一の幅のラベルを案内するものであり、両者は、外部に露出された表示部によって見分けられる、請求項2に記載の余白切断装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2009−12136(P2009−12136A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−177972(P2007−177972)
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【出願人】(000129437)株式会社キングジム (241)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【出願人】(000129437)株式会社キングジム (241)
【Fターム(参考)】
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