保護カバー
【課題】可動カバーの回転半径を可及的に小さくし、可動カバーが開放時のスペースを小さくするようにしたスイッチ装置の保護カバーを提供する。
【解決手段】セーフティプラグ2が取付けられる操作部1に固定される固定カバー4と、セーフティプラグ2を覆う第1位置とセーフティプラグ2を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバー5とを備え、可動カバー5が第1位置の状態にあるときに、鍵6を取付けることにより可動カバー5の開放を防止するようにした保護カバーである。可動カバー5の回動軸(ビス7)は、固定カバー4の側壁4bの端部を除く位置に設けられている。なお、鍵6は、固定カバー4に取り付けられる。
【解決手段】セーフティプラグ2が取付けられる操作部1に固定される固定カバー4と、セーフティプラグ2を覆う第1位置とセーフティプラグ2を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバー5とを備え、可動カバー5が第1位置の状態にあるときに、鍵6を取付けることにより可動カバー5の開放を防止するようにした保護カバーである。可動カバー5の回動軸(ビス7)は、固定カバー4の側壁4bの端部を除く位置に設けられている。なお、鍵6は、固定カバー4に取り付けられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御盤操作部のスイッチ装置に備えられ、産業機械等を作業者が安全に運転し得るために、産業機械等の運転停止時あるいは運転時にスイッチ装置を覆い、スイッチ装置を操作できないようにするための保護カバーの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の保護カバーの従来技術としては、図18に示すように、スイッチの回転つまみ100を有するスイッチに固定された固定カバー101の一端部に可動カバー102が回動可能に取付けられている。
【0003】
【特許文献1】実開昭60−115423号公報(第3図参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の保護カバーは、可動カバー102の回転軸が端部に備えられているので、可動カバー102の回転半径が大きい。そのため、可動カバー102の開放スペースを大きくとる必要がある。
【0005】
本発明は、上記の実情を鑑みて考え出されたものであり、その目的は、可動カバーの回転半径を可及的に小さくし、可動カバーが開放時のスペースを小さくするようにしたスイッチ装置の保護カバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、スイッチ装置が取付けられる取付面に固定される固定カバーと、スイッチ装置を覆う第1位置とスイッチ装置を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバーとを備え、可動カバーが第1位置の状態にあるときに、可動カバーの開きを規制する規制手段を取付けることにより可動カバーの開放を防止するようにした保護カバーであって、前記可動カバーの回動軸が、前記固定カバーの側壁の端部を除く位置に設けられていることを特徴とする。
【0007】
上記構成により、可動カバーの回転半径が小さくなり、可動カバーの開放スペースを小さくすることができる。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の保護カバーであって、前記規制手段が固定カバーと可動カバーのいずれか一方に取り付けれるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
上記構成により、固定カバーと可動カバーの両者に規制手段を取付ける構成に比べて、保護カバーを小型化できる。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の保護カバーであって、前記固定カバーと前記可動カバーの何れか一方には、前記規制手段の係止部が挿通する規制手段取付用孔が形成されており、前記固定カバーと前記可動カバーの何れか他方には、前記規制手段が前記規制手段取付用孔に取り付けられた際に規制手段の係止部に当接して可動カバーの開放方向への回動を規制する切欠きが形成されていることを特徴とする。
【0011】
上記構成により、可動カバーを確実に第1位置に保持することができ、作業者の安全が確保される。
【0012】
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の保護カバーであって、可動カバーの回動軸が移動可能に構成されたことを特徴とする。
【0013】
上記構成により、さらに可動カバーの回転半径を小さくすることができる。なお、具体的な構成の一例は、請求項5記載の発明により達成される。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の保護カバーであって、前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか一方には、横方向に延びる横溝部と横溝部の端部から下方に延びる縦溝部とからなる案内溝が形成されており、前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか他方には、前記案内溝に嵌まり込み案内溝に沿って移動可能な、前記回転軸としての機能を果たす突起が形成されていることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の保護カバーであって、前記スイッチ装置は、スイッチ装置に着脱自在であってスイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材を備えており、前記部材が取り外された状態もしくは取り付けた状態で、前記可動カバーがスイッチ装置を覆う第1位置に回動させることを特徴とする。
【0016】
上記構成により、セーフティプラグやキースイッチのような、スイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材(セーフティプラグの場合にはプラグに相当、キースイッチの場合にはキーに相当)を備えたスイッチ装置の保護カバーに適用することが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、可動カバーの回転半径を可及的に小さくすることができる。これにより、可動カバー開放時のスペースを小さくすることができる。
また、規制手段が固定カバーと可動カバーのいずれか一方に取り付けれるように構成されているので、規制手段を固定カバーと可動カバーの両者に取付ける構成に比べて、保護カバーを小型化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明に係る保護カバーを実施の形態に基づいて詳述する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0019】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る保護カバーを備えたスイッチ装置全体の分解斜視図であり、図2は可動カバーが開放された状態における保護カバーの平面図であり、図3は可動カバーが開放された状態における保護カバーの正面図であり、図4は可動カバーが開放された状態における保護カバーの底面図であり、図5は可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面面であり、図6は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの平面図であり、図7は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの正面図であり、図8は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの底面図であり、図9は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図である。なお、図2〜図9では、図面の容易化のためセーフティプラグ(スイッチ装置に相当)は省略して描いている。
【0020】
図1に示すように、制御盤の操作部1には、セーフティプラグ2や、その他キースイッチ、セレクトスイッチ等の複数のスイッチ装置が配置されている。これら複数のスイッチ装置に関連して、保護カバー3が備えられている。なお、セーフティプラグ2は、セーフティプラグ本体部2aとプラグ部2b(スイッチ装置に着脱自在であって、スイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材に相当)とからなり、プラグ部2bを本体部2aに装着して所定方向に回転させることにより所定の機械の電源回路が導通状態となり、プラグ部2bを本体部2aから取り外すことにより所定の機械の電源回路が遮断状態となるような構成されている。
【0021】
以下の説明では、セーフティプラグ2に関連した保護カバー3を一例として説明する。
保護カバー3は、制御盤の操作部1に固定される固定カバー4と、セーフティプラグ2を覆う第1位置とセーフティプラグ2を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバー5とを備え、可動カバー5が第1位置の状態にあるときに、例えば南京錠等の鍵6(可動カバー5の開きを規制する規制手段に相当)を掛けることにより可動カバー5の開放を防止するように構成されている。なお、保護カバー3は、固定カバー4がセーフティプラグ本体部2aに装着された状態で、係止具40によって固定されている。
【0022】
次いで、保護カバー3の具体的な構成を説明する。固定カバー4は、底面部4aと、底面部4aの左右両端に一体的に形成される側壁4b,4bとからなる。底面部4aには、セーフティプラグ本体部2aが挿通する挿通孔4cが形成されている。また、側壁4bには、中央部よりにビス7が挿通する挿通孔8が形成されるとともに、鍵6の係止フック6a(可動カバー5の開きを規制する規制手段の係止部に相当)が挿通する鍵取付用孔(規制手段取付用孔に相当)9が形成されている。挿通孔8は、鍵取付用孔9の前面側(図1の斜め前方側、図5の右側)に配置されている。
【0023】
可動カバー5は、前面部が半円弧状に形成されたカバー本体部5aと、カバー本体部5aの左右両端に一体的に形成される腕部5b,5bとからなる。腕部5bは、腕部本体部12と、腕部本体部12の前面側端部から内方側に突出した突出部13とからなる。腕部本体部12には、ビス7が挿通する挿通孔14が形成されている。この腕部本体部12の端部(図1の先端部、図5の下端部)には、円弧状の切欠き15が形成されている。この切欠き15は、後述するように鍵6が鍵取付用孔9に掛けられた際に、鍵6の係止フック6aの外周面に当接して可動カバー5がセーフティプラグ2を覆う第1位置からセーフティプラグ2を開放する第2位置側への回転を規制するようになっている。
【0024】
また、突出部13の先端部と腕部本体部12の先端部との間には、嵌合溝16が形成されている。そして、後述するように鍵6が鍵取付用孔9に掛けられた際に、この嵌合溝16が側壁4bには嵌り込み、可動カバー5がセーフティプラグ2を覆う第1位置よりも矢印X1方向(図9参照)に回転することが規制されている。
【0025】
なお、固定カバー4と可動カバー5は、固定カバー4の側壁4bの外側に可動カバー5の腕部本体部12が配置されて、ビス7が挿通孔8、14を順次挿通して先端がカシメられている(図10参照)。これにより、可動カバー5は、固定カバー4に対してビス7を回転軸として回動可能に取付けられることになる。また、ビス7の位置は、固定カバー4の側壁4bの中央部付近にあるので、従来例のように端部に回転軸がある構成に比べて、回転半径を小さくでき、そのため、可動カバーの開放スペースを小さくすることができる。この結果、隣接するスイッチ装置の操作の障害とならず、操作部1の面積を小さくすることができ、また、操作部1が一定の面積であれば、スイッチ装置をより多く配置することが可能となる。
【0026】
図11は可動カバーの回動動作状態を示す保護カバーの側面図である。図11を参照して、保護カバーの動作について説明する。先ず、図11(1)に示すように、可動カバー5が開放状態の場合は、セーフティプラグ本体部2aにプラグ部2bが装着されている。従って、所定機械が運転状態となっている。そして、所定機械の運転停止時には、プラグ部2bをセーフティプラグ本体部2aから取り外し、図11(2)に示すように、安全のために可動カバー5を、ビス7を回転軸として矢印方向に回動させ、図11(3)に示す可動カバー5がセーフティプラグ本体部2aを覆う状態とする。この可動カバー5がセーフティプラグ本体部2aを覆う第1位置では、嵌合溝16が側壁4bに嵌り込み、可動カバー5がセーフティプラグ本体部2aを覆う第1位置よりも矢印方向にさらに回転することが規制される。そして、このような状態で鍵6を鍵取付用孔9に取付ける。これにより、図11(4)に示すように、可動カバー5の切欠き15が鍵6の係止フック6a外周面に当接することになり、可動カバー5がセーフティプラグ2を覆う第1位置からセーフティプラグ2を開放する第2位置側への回転が規制される。この結果、鍵6を取り外さない限り可動カバー5を開放できないので、誤ってプラグ部2bをセーフティプラグ本体部2aに装着することがなく、作業者の安全が確保される。
【0027】
なお、参考までに述べると、図12(1)に示すように可動カバー5にのみ鍵6を取付ける本発明の構成と、図12(2)に示すように可動カバー5と固定カバー4の両者に鍵取付用孔9を設け、鍵6を両方の鍵取付用孔9に取付ける従来例の構成とを比較すると、図12(1)、(2)より明らかなように、本発明の構成の方が、可動カバー5を小さくすることができる。換言すれば、本発明の方が従来例に比べて、保護カバー3を小型化することができる。
【0028】
(実施の形態2)
図13は実施の形態2に係る保護カバーの分解斜視図であり、図14はその平面図であり、図15は可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面図であり、図16は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図であり、図17は鍵が掛けられた状態の保護カバーの平面図である。本実施の形態2は、可動カバーの回転軸が移動可能に構成されていることを特徴とするものである。以下、図面を参照して、具体的構成を説明する。
【0029】
固定カバー4の側壁4bには、横方向に延びる横溝部20aと、横溝部20aの端部から下方に延びる縦溝部20bとからなる案内溝20が形成されている。一方、可動カバー5は、取手50を備えたカバー本体部51と、カバー本体部51の左右両端に一体的に形成された側壁52とを有する。そして、側壁52には、鍵取付用孔9が形成されるとともに、固定カバー4の側壁4bに対向配置された状態において、案内溝20に嵌まり込み案内溝20に沿って移動可能な突起21,21が形成されている。この突起21は、可動カバー5の開閉動作における回転軸としての機能を果たす。即ち、図15に示す可動カバー5が開放された状態から、可動カバー5を上方に持ち上げると、突起21が案内溝20の縦溝部20bに沿って上方に案内され、次いで、突起21が縦溝部20bの上部に達した後、可動カバー5を前方(図16の左方向)に移動させると、突起21が横溝部20aに沿って前方に案内される。そして、突起21が横溝部20aの端部に達すると、可動カバー5が図16に示すように、スイッチ装置を覆う状態となる。そして、このような状態で、鍵6を鍵取付用孔9に取付けて、可動カバー5の閉じられた状態を保持する。このような構成により、実施の形態1よりもさらに可動カバー5の回転半径を小さくすることができる。
【0030】
(その他の事項)
(1)上記実施の形態においては、スイッチ装置としてセーフティプラグを例に挙げたけれども、本発明は、キースイッチのようなスイッチ装置に着脱自在であってスイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材を備えたスイッチ装置や、セレクタスイッチ装置等広範囲のスイッチ装置に適用することができる。
【0031】
(2)上記実施の形態では、鍵として南京錠を例に挙げたけれども、その他、掛け金や、ピン等を鍵の替りに使用するようにしてもよい。要するに、スイッチ装置を手で操作できないように可動カバーの開きを規制できるものであればよい。
【0032】
(3)上記実施の形態2では、固定カバー4の側壁4bに、案内溝20を形成し、可動カバー5の側壁52に、案内溝20に嵌まり込み案内溝20に沿って移動可能な突起21を形成したけれども、可動カバー5の側壁52に案内溝20を形成し、固定カバー4の側壁4bに突起21を形成するような構成であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、スイッチ装置の保護カバーに好適に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施の形態1に係る保護カバーを備えたスイッチ装置全体の分解斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの平面図である。
【図3】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの正面図である。
【図4】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの底面図である。
【図5】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面面である。
【図6】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの平面図である。
【図7】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの正面図である。
【図8】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの底面図である。
【図9】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図である。
【図10】ビス7が挿通孔8、14に挿通された状態を示す断面図である。
【図11】可動カバーの回動動作状態を示す保護カバーの側面図である。
【図12】図12(1)は可動カバー5にのみ鍵6を取付ける本発明の構成図であり、図12(2)は可動カバー5と固定カバー4の両者に鍵6を取付ける従来例の構成図である。
【図13】実施の形態2に係る保護カバーの分解斜視図である。
【図14】実施の形態2に係る保護カバーの平面図である。
【図15】実施の形態2に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面図である。
【図16】実施の形態2に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図である。
【図17】実施の形態2に係る、鍵が掛けられた状態の保護カバーの平面図である。
【図18】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1:操作部
2:セーフティプラグ
3:保護カバー
4:固定カバー
4b:固定カバー4の側壁
5:可動カバー
6:鍵
6a:係止フック
7:ビス
9:鍵取付用孔
15:切欠き
16:嵌合溝
20:案内溝
20a:横溝部
20b:縦溝部
21:突起
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御盤操作部のスイッチ装置に備えられ、産業機械等を作業者が安全に運転し得るために、産業機械等の運転停止時あるいは運転時にスイッチ装置を覆い、スイッチ装置を操作できないようにするための保護カバーの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の保護カバーの従来技術としては、図18に示すように、スイッチの回転つまみ100を有するスイッチに固定された固定カバー101の一端部に可動カバー102が回動可能に取付けられている。
【0003】
【特許文献1】実開昭60−115423号公報(第3図参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の保護カバーは、可動カバー102の回転軸が端部に備えられているので、可動カバー102の回転半径が大きい。そのため、可動カバー102の開放スペースを大きくとる必要がある。
【0005】
本発明は、上記の実情を鑑みて考え出されたものであり、その目的は、可動カバーの回転半径を可及的に小さくし、可動カバーが開放時のスペースを小さくするようにしたスイッチ装置の保護カバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、スイッチ装置が取付けられる取付面に固定される固定カバーと、スイッチ装置を覆う第1位置とスイッチ装置を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバーとを備え、可動カバーが第1位置の状態にあるときに、可動カバーの開きを規制する規制手段を取付けることにより可動カバーの開放を防止するようにした保護カバーであって、前記可動カバーの回動軸が、前記固定カバーの側壁の端部を除く位置に設けられていることを特徴とする。
【0007】
上記構成により、可動カバーの回転半径が小さくなり、可動カバーの開放スペースを小さくすることができる。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の保護カバーであって、前記規制手段が固定カバーと可動カバーのいずれか一方に取り付けれるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
上記構成により、固定カバーと可動カバーの両者に規制手段を取付ける構成に比べて、保護カバーを小型化できる。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の保護カバーであって、前記固定カバーと前記可動カバーの何れか一方には、前記規制手段の係止部が挿通する規制手段取付用孔が形成されており、前記固定カバーと前記可動カバーの何れか他方には、前記規制手段が前記規制手段取付用孔に取り付けられた際に規制手段の係止部に当接して可動カバーの開放方向への回動を規制する切欠きが形成されていることを特徴とする。
【0011】
上記構成により、可動カバーを確実に第1位置に保持することができ、作業者の安全が確保される。
【0012】
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の保護カバーであって、可動カバーの回動軸が移動可能に構成されたことを特徴とする。
【0013】
上記構成により、さらに可動カバーの回転半径を小さくすることができる。なお、具体的な構成の一例は、請求項5記載の発明により達成される。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の保護カバーであって、前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか一方には、横方向に延びる横溝部と横溝部の端部から下方に延びる縦溝部とからなる案内溝が形成されており、前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか他方には、前記案内溝に嵌まり込み案内溝に沿って移動可能な、前記回転軸としての機能を果たす突起が形成されていることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の保護カバーであって、前記スイッチ装置は、スイッチ装置に着脱自在であってスイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材を備えており、前記部材が取り外された状態もしくは取り付けた状態で、前記可動カバーがスイッチ装置を覆う第1位置に回動させることを特徴とする。
【0016】
上記構成により、セーフティプラグやキースイッチのような、スイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材(セーフティプラグの場合にはプラグに相当、キースイッチの場合にはキーに相当)を備えたスイッチ装置の保護カバーに適用することが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、可動カバーの回転半径を可及的に小さくすることができる。これにより、可動カバー開放時のスペースを小さくすることができる。
また、規制手段が固定カバーと可動カバーのいずれか一方に取り付けれるように構成されているので、規制手段を固定カバーと可動カバーの両者に取付ける構成に比べて、保護カバーを小型化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明に係る保護カバーを実施の形態に基づいて詳述する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0019】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る保護カバーを備えたスイッチ装置全体の分解斜視図であり、図2は可動カバーが開放された状態における保護カバーの平面図であり、図3は可動カバーが開放された状態における保護カバーの正面図であり、図4は可動カバーが開放された状態における保護カバーの底面図であり、図5は可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面面であり、図6は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの平面図であり、図7は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの正面図であり、図8は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの底面図であり、図9は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図である。なお、図2〜図9では、図面の容易化のためセーフティプラグ(スイッチ装置に相当)は省略して描いている。
【0020】
図1に示すように、制御盤の操作部1には、セーフティプラグ2や、その他キースイッチ、セレクトスイッチ等の複数のスイッチ装置が配置されている。これら複数のスイッチ装置に関連して、保護カバー3が備えられている。なお、セーフティプラグ2は、セーフティプラグ本体部2aとプラグ部2b(スイッチ装置に着脱自在であって、スイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材に相当)とからなり、プラグ部2bを本体部2aに装着して所定方向に回転させることにより所定の機械の電源回路が導通状態となり、プラグ部2bを本体部2aから取り外すことにより所定の機械の電源回路が遮断状態となるような構成されている。
【0021】
以下の説明では、セーフティプラグ2に関連した保護カバー3を一例として説明する。
保護カバー3は、制御盤の操作部1に固定される固定カバー4と、セーフティプラグ2を覆う第1位置とセーフティプラグ2を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバー5とを備え、可動カバー5が第1位置の状態にあるときに、例えば南京錠等の鍵6(可動カバー5の開きを規制する規制手段に相当)を掛けることにより可動カバー5の開放を防止するように構成されている。なお、保護カバー3は、固定カバー4がセーフティプラグ本体部2aに装着された状態で、係止具40によって固定されている。
【0022】
次いで、保護カバー3の具体的な構成を説明する。固定カバー4は、底面部4aと、底面部4aの左右両端に一体的に形成される側壁4b,4bとからなる。底面部4aには、セーフティプラグ本体部2aが挿通する挿通孔4cが形成されている。また、側壁4bには、中央部よりにビス7が挿通する挿通孔8が形成されるとともに、鍵6の係止フック6a(可動カバー5の開きを規制する規制手段の係止部に相当)が挿通する鍵取付用孔(規制手段取付用孔に相当)9が形成されている。挿通孔8は、鍵取付用孔9の前面側(図1の斜め前方側、図5の右側)に配置されている。
【0023】
可動カバー5は、前面部が半円弧状に形成されたカバー本体部5aと、カバー本体部5aの左右両端に一体的に形成される腕部5b,5bとからなる。腕部5bは、腕部本体部12と、腕部本体部12の前面側端部から内方側に突出した突出部13とからなる。腕部本体部12には、ビス7が挿通する挿通孔14が形成されている。この腕部本体部12の端部(図1の先端部、図5の下端部)には、円弧状の切欠き15が形成されている。この切欠き15は、後述するように鍵6が鍵取付用孔9に掛けられた際に、鍵6の係止フック6aの外周面に当接して可動カバー5がセーフティプラグ2を覆う第1位置からセーフティプラグ2を開放する第2位置側への回転を規制するようになっている。
【0024】
また、突出部13の先端部と腕部本体部12の先端部との間には、嵌合溝16が形成されている。そして、後述するように鍵6が鍵取付用孔9に掛けられた際に、この嵌合溝16が側壁4bには嵌り込み、可動カバー5がセーフティプラグ2を覆う第1位置よりも矢印X1方向(図9参照)に回転することが規制されている。
【0025】
なお、固定カバー4と可動カバー5は、固定カバー4の側壁4bの外側に可動カバー5の腕部本体部12が配置されて、ビス7が挿通孔8、14を順次挿通して先端がカシメられている(図10参照)。これにより、可動カバー5は、固定カバー4に対してビス7を回転軸として回動可能に取付けられることになる。また、ビス7の位置は、固定カバー4の側壁4bの中央部付近にあるので、従来例のように端部に回転軸がある構成に比べて、回転半径を小さくでき、そのため、可動カバーの開放スペースを小さくすることができる。この結果、隣接するスイッチ装置の操作の障害とならず、操作部1の面積を小さくすることができ、また、操作部1が一定の面積であれば、スイッチ装置をより多く配置することが可能となる。
【0026】
図11は可動カバーの回動動作状態を示す保護カバーの側面図である。図11を参照して、保護カバーの動作について説明する。先ず、図11(1)に示すように、可動カバー5が開放状態の場合は、セーフティプラグ本体部2aにプラグ部2bが装着されている。従って、所定機械が運転状態となっている。そして、所定機械の運転停止時には、プラグ部2bをセーフティプラグ本体部2aから取り外し、図11(2)に示すように、安全のために可動カバー5を、ビス7を回転軸として矢印方向に回動させ、図11(3)に示す可動カバー5がセーフティプラグ本体部2aを覆う状態とする。この可動カバー5がセーフティプラグ本体部2aを覆う第1位置では、嵌合溝16が側壁4bに嵌り込み、可動カバー5がセーフティプラグ本体部2aを覆う第1位置よりも矢印方向にさらに回転することが規制される。そして、このような状態で鍵6を鍵取付用孔9に取付ける。これにより、図11(4)に示すように、可動カバー5の切欠き15が鍵6の係止フック6a外周面に当接することになり、可動カバー5がセーフティプラグ2を覆う第1位置からセーフティプラグ2を開放する第2位置側への回転が規制される。この結果、鍵6を取り外さない限り可動カバー5を開放できないので、誤ってプラグ部2bをセーフティプラグ本体部2aに装着することがなく、作業者の安全が確保される。
【0027】
なお、参考までに述べると、図12(1)に示すように可動カバー5にのみ鍵6を取付ける本発明の構成と、図12(2)に示すように可動カバー5と固定カバー4の両者に鍵取付用孔9を設け、鍵6を両方の鍵取付用孔9に取付ける従来例の構成とを比較すると、図12(1)、(2)より明らかなように、本発明の構成の方が、可動カバー5を小さくすることができる。換言すれば、本発明の方が従来例に比べて、保護カバー3を小型化することができる。
【0028】
(実施の形態2)
図13は実施の形態2に係る保護カバーの分解斜視図であり、図14はその平面図であり、図15は可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面図であり、図16は可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図であり、図17は鍵が掛けられた状態の保護カバーの平面図である。本実施の形態2は、可動カバーの回転軸が移動可能に構成されていることを特徴とするものである。以下、図面を参照して、具体的構成を説明する。
【0029】
固定カバー4の側壁4bには、横方向に延びる横溝部20aと、横溝部20aの端部から下方に延びる縦溝部20bとからなる案内溝20が形成されている。一方、可動カバー5は、取手50を備えたカバー本体部51と、カバー本体部51の左右両端に一体的に形成された側壁52とを有する。そして、側壁52には、鍵取付用孔9が形成されるとともに、固定カバー4の側壁4bに対向配置された状態において、案内溝20に嵌まり込み案内溝20に沿って移動可能な突起21,21が形成されている。この突起21は、可動カバー5の開閉動作における回転軸としての機能を果たす。即ち、図15に示す可動カバー5が開放された状態から、可動カバー5を上方に持ち上げると、突起21が案内溝20の縦溝部20bに沿って上方に案内され、次いで、突起21が縦溝部20bの上部に達した後、可動カバー5を前方(図16の左方向)に移動させると、突起21が横溝部20aに沿って前方に案内される。そして、突起21が横溝部20aの端部に達すると、可動カバー5が図16に示すように、スイッチ装置を覆う状態となる。そして、このような状態で、鍵6を鍵取付用孔9に取付けて、可動カバー5の閉じられた状態を保持する。このような構成により、実施の形態1よりもさらに可動カバー5の回転半径を小さくすることができる。
【0030】
(その他の事項)
(1)上記実施の形態においては、スイッチ装置としてセーフティプラグを例に挙げたけれども、本発明は、キースイッチのようなスイッチ装置に着脱自在であってスイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材を備えたスイッチ装置や、セレクタスイッチ装置等広範囲のスイッチ装置に適用することができる。
【0031】
(2)上記実施の形態では、鍵として南京錠を例に挙げたけれども、その他、掛け金や、ピン等を鍵の替りに使用するようにしてもよい。要するに、スイッチ装置を手で操作できないように可動カバーの開きを規制できるものであればよい。
【0032】
(3)上記実施の形態2では、固定カバー4の側壁4bに、案内溝20を形成し、可動カバー5の側壁52に、案内溝20に嵌まり込み案内溝20に沿って移動可能な突起21を形成したけれども、可動カバー5の側壁52に案内溝20を形成し、固定カバー4の側壁4bに突起21を形成するような構成であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、スイッチ装置の保護カバーに好適に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施の形態1に係る保護カバーを備えたスイッチ装置全体の分解斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの平面図である。
【図3】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの正面図である。
【図4】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの底面図である。
【図5】実施の形態1に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面面である。
【図6】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの平面図である。
【図7】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの正面図である。
【図8】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの底面図である。
【図9】実施の形態1に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図である。
【図10】ビス7が挿通孔8、14に挿通された状態を示す断面図である。
【図11】可動カバーの回動動作状態を示す保護カバーの側面図である。
【図12】図12(1)は可動カバー5にのみ鍵6を取付ける本発明の構成図であり、図12(2)は可動カバー5と固定カバー4の両者に鍵6を取付ける従来例の構成図である。
【図13】実施の形態2に係る保護カバーの分解斜視図である。
【図14】実施の形態2に係る保護カバーの平面図である。
【図15】実施の形態2に係る、可動カバーが開放された状態における保護カバーの側面図である。
【図16】実施の形態2に係る、可動カバーが閉じられた状態における保護カバーの側面図である。
【図17】実施の形態2に係る、鍵が掛けられた状態の保護カバーの平面図である。
【図18】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1:操作部
2:セーフティプラグ
3:保護カバー
4:固定カバー
4b:固定カバー4の側壁
5:可動カバー
6:鍵
6a:係止フック
7:ビス
9:鍵取付用孔
15:切欠き
16:嵌合溝
20:案内溝
20a:横溝部
20b:縦溝部
21:突起
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチ装置が取付けられる取付面に固定される固定カバーと、スイッチ装置を覆う第1位置とスイッチ装置を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバーとを備え、可動カバーが第1位置の状態にあるときに、可動カバーの開きを規制する規制手段を取付けることにより可動カバーの開放を防止するようにした保護カバーであって、
前記可動カバーの回動軸が、前記固定カバーの側壁の端部を除く位置に設けられていることを特徴とする保護カバー。
【請求項2】
前記規制手段が固定カバーと可動カバーのいずれか一方に取り付けれるように構成された、請求項1記載の保護カバー。
【請求項3】
前記固定カバーと前記可動カバーの何れか一方には、前記規制手段の係止部が挿通する規制手段取付用孔が形成されており、
前記固定カバーと前記可動カバーの何れか他方には、前記規制手段が前記規制手段取付用孔に取り付けられた際に規制手段の係止部に当接して可動カバーの開放方向への回動を規制する切欠きが形成されている、請求項2記載の保護カバー。
【請求項4】
前記可動カバーの回動軸が移動可能に構成された、請求項1記載の保護カバー。
【請求項5】
前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか一方には、横方向に延びる横溝部と横溝部の端部から下方に延びる縦溝部とからなる案内溝が形成されており、
前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか他方には、前記案内溝に嵌まり込み案内溝に沿って移動可能な、前記回転軸としての機能を果たす突起が形成されている、請求項4記載の保護カバー。
【請求項6】
前記スイッチ装置は、スイッチ装置に着脱自在であってスイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材を備えており、
前記部材が取り外された状態もしくは取り付けた状態で、前記可動カバーがスイッチ装置を覆う第1位置に回動させる、請求項1〜5の何れかに記載の保護カバー。
【請求項1】
スイッチ装置が取付けられる取付面に固定される固定カバーと、スイッチ装置を覆う第1位置とスイッチ装置を開放する第2位置とに亘って回動可能な可動カバーとを備え、可動カバーが第1位置の状態にあるときに、可動カバーの開きを規制する規制手段を取付けることにより可動カバーの開放を防止するようにした保護カバーであって、
前記可動カバーの回動軸が、前記固定カバーの側壁の端部を除く位置に設けられていることを特徴とする保護カバー。
【請求項2】
前記規制手段が固定カバーと可動カバーのいずれか一方に取り付けれるように構成された、請求項1記載の保護カバー。
【請求項3】
前記固定カバーと前記可動カバーの何れか一方には、前記規制手段の係止部が挿通する規制手段取付用孔が形成されており、
前記固定カバーと前記可動カバーの何れか他方には、前記規制手段が前記規制手段取付用孔に取り付けられた際に規制手段の係止部に当接して可動カバーの開放方向への回動を規制する切欠きが形成されている、請求項2記載の保護カバー。
【請求項4】
前記可動カバーの回動軸が移動可能に構成された、請求項1記載の保護カバー。
【請求項5】
前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか一方には、横方向に延びる横溝部と横溝部の端部から下方に延びる縦溝部とからなる案内溝が形成されており、
前記固定カバーの側壁と前記固定カバーの側壁に対向配置された可動カバーの側壁の何れか他方には、前記案内溝に嵌まり込み案内溝に沿って移動可能な、前記回転軸としての機能を果たす突起が形成されている、請求項4記載の保護カバー。
【請求項6】
前記スイッチ装置は、スイッチ装置に着脱自在であってスイッチ装置からの着脱によってスイッチ機能を切り替える部材を備えており、
前記部材が取り外された状態もしくは取り付けた状態で、前記可動カバーがスイッチ装置を覆う第1位置に回動させる、請求項1〜5の何れかに記載の保護カバー。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2006−107762(P2006−107762A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−288828(P2004−288828)
【出願日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(000000309)IDEC株式会社 (188)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(000000309)IDEC株式会社 (188)
【Fターム(参考)】
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