説明

光ディスクレコーダー

【課題】 従来、光ディスクレコーダーでTV番組を録画した後において、使用者の手作業により行われていた録画番組のタイトルインデックス作成作業を不要にすること。
【解決手段】 TV番組の録画が開始、即ちDVDドライブが駆動されてDVDへの録画番組情報の記録が開始されると同時に、印刷ヘッドへの通電が行われ、それによって印刷ヘッドによるDVDへの録画番組のタイトル印字が開始される。このタイトル印字が行われている間、フォーマット変換されたビデオ番組情報に含まれる録画番組のタイトル情報に基づいて、印刷ヘッドへの通電パターンが制御される。そして、DVDへの録画番組のタイトル印字が終了すると、印刷ヘッドへの通電が停止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、TV番組の録画及びこの録画番組の再生が可能な光ディスクレコーダーに関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、光ディスクレコーダーの代表としては、DVDレコーダーを挙げることができる。
【0003】
DVDレコーダーでは、デジタル記録による高画質化、及びデジタル放送と同じMPEG2技術が使われ、MPEG2エンコーダーの高性能化などが図られ、それによってTV番組を放送画質と同じレベルで録画できる。加えて、DVDレコーダーは、頭出しが簡単にでき、録画もスムーズといった使い勝手の良さも持っている。
【0004】
実際にDVDレコーダーを使うとその便利さに驚かされる。具体的には、デジタル記録なので画質、録音がいいのは当たり前で、現在では、標準画質(SD)録画でもハイビジョンに肉薄する画質が楽しめる。
【0005】
ところで、DVDは、長時間記録ができるといっても、HDDの容量を超えた記録はできない。上記DVDレコーダーには、自動的に古い映像を書き換えてしまうレコーダーと、「書き換えますか」と指示されるレコーダーと、容量が一杯になった場合に録画がストップしてしまうレコーダーとがある。
【0006】
そこで、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5及び特許文献6などにより、DVDドライブ及びHDDの両者を内蔵し、録画番組の整理や編集を手軽に行うことを可能としたハイブリッドタイプのDVDレコーダーが種々提案されている。
【0007】
【特許文献1】特開2003−224813号公報
【特許文献2】特開2004−153587号公報
【特許文献3】特開2004−159225号公報
【特許文献4】特開2004−253052号公報
【特許文献5】特開2004−253052号公報
【特許文献6】特開2004−326884号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記ハイブリッド機を含むDVDレコーダーでは、DVDに録画番組に関する情報が記録されるが、この録画番組が記録されたDVDをコレクションするに当たっては、DVDを収納するケースやDVDの非情報記録エリアに、筆記具で当該録画番組のタイトルを直接記載したり、当該録画番組のタイトルを印刷したシールを貼ったりされる。
【0009】
ところが、DVDコレクションに伴う、上記の録画番組のタイトルインデックス作成作業は、非常に煩雑で面倒なものとなっているのが実情である。
【0010】
本発明は、上記の実情に鑑みなされたもので、TV番組の録画開始と同時又は録画終了と同時に録画番組のタイトルが光ディスクに自動的に印字され、それによって使用者の手作業による録画番組のタイトルインデックス作成作業を不要とする光ディスクレコーダー1の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明者は、光ディスクへの録画番組の記録開始と同時又は記録終了と同時に当該光ディスクの非情報記録エリアに録画番組のタイトルを印字するための印刷ヘッドを光ディスクドライブに関連させた状態で内蔵すればよいのではないかと着想した。
【0012】
かかる着想に基づく具体的な発明は、以下の通りである。
【0013】
第1の局面から観た発明に係る光ディスクレコーダーは、スピンドルモーター及び光ピックアップを有し、TV番組が録画される際に、スピンドルモーターにより光ディスクを高速回転させながら光ピックアップから光ディスクの情報記録エリアにレーザービームを照射して当該録画されるTV番組に関するデジタルデータをピックアップの形で記録するための光ディスクドライブと、この光ディスクドライブに挿入された上記光ディスクの非情報記録エリアに上記録画番組のタイトルを印字するための印刷ヘッドと、上記光ディスクドライブによる上記光ディスクへの上記デジタルデータの記録が開始されると同時に、上記印刷ヘッドを作動させるヘッド制御手段と、を備えている。
【0014】
ある態様では、上記第1の局面から観た発明に係る光ディスクレコーダーは、上記TV番組が録画されるときに、このTV番組に関するデジタルデータを所定の規格に準拠したフォーマットに変換して当該録画番組のタイトルをつけたビデオ管理情報とするためのフォーマット変換手段をさらに備え、上記光ディスクドライブは、上記光ディスクの情報記録エリアに上記フォーマット変換手段でのフォーマット変換により生成された上記ビデオ管理情報を記録し、上記ヘッド制御手段は、上記ビデオ管理情報に含まれた上記録画番組のタイトル情報に基づいて、上記印刷ヘッドによる上記光ディスクの非情報記録エリアへのタイトル印字を実行させる。
【0015】
他の態様では、上記第1の局面から観た発明に係る光ディスクレコーダーは、上記TV番組が録画されるときに、このTV番組に関するデジタルデータを所定の規格に準拠したフォーマットに変換して当該録画番組のタイトルをつけたビデオ管理情報とするためのフォーマット変換手段と、上記印刷ヘッドを所定の方向に走査させるためのヘッド走査手段と、をさらに備え、上記光ディスクドライブは、上記光ディスクの情報記録エリアに上記フォーマット変換手段でのフォーマット変換により生成された上記ビデオ管理情報を記録し、上記ヘッド制御手段は、上記印刷ヘッドによるタイトル印字を実行する際に、上記ビデオ管理情報に含まれた上記録画番組のタイトル情報に基づいて上記ヘッド走査手段を制御し、当該印刷ヘッドを上記光ディスクの非情報記録エリア上で走査させる。
【0016】
第2の局面から観た発明に係る光ディスクレコーダーは、スピンドルモーター及び光ピックアップを有し、TV番組が録画される際に、スピンドルモーターにより光ディスクを高速回転させながら光ピックアップから光ディスクの情報記録エリアにレーザービームを照射して当該録画される番組に関するデジタルデータをピックアップの形で記録するための光ディスクドライブと、この光ディスクドライブに挿入された上記光ディスクの非情報記録エリアに上記録画されるTV番組のタイトルを印字するための印刷ヘッドと、上記光ディスクドライブによる上記光ディスクへの上記デジタルデータの記録が終了すると同時に、上記印刷ヘッドを作動させるヘッド制御手段と、を備えている。
【0017】
上記第2の局面から観た発明に係る光ディスクレコーダーは、上記TV番組が録画されるときに、このTV番組に関するデジタルデータを所定の規格に準拠したフォーマットに変換して当該録画番組のタイトルをつけたビデオ管理情報とするためのフォーマット変換手段と、このフォーマット変換手段によりフォーマット変換された上記ビデオ管理情報に含まれる上記録画番組のタイトル情報を一旦蓄積するためのビデオ管理情報蓄積手段と、上記印刷ヘッドを所定の方向に走査させるためのヘッド走査手段と、をさらに備え、上記光ディスクドライブは、上記光ディスクの情報記録エリアに上記フォーマット変換手段でのフォーマット変換により生成された上記ビデオ管理情報を記録し、上記ヘッド制御手段は、上記印刷ヘッドによるタイトル印字を実行する際に、上記ビデオ管理情報蓄積手段により一旦蓄積された上記録画番組のタイトル情報に基づいて上記ヘッド走査手段を制御し、当該印刷ヘッドを上記光ディスクの非情報記録エリア上で走査させる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によると、光ディスクの情報記録エリアへの録画番組情報の記録開始又は記録終了と同時に、印刷ヘッドによる当該光ディスクの非情報記録エリアへの録画番組のタイトル印字が実行される。換言すると、TV番組の録画開始と同時又は録画終了と同時に録画番組のタイトルが光ディスクに自動的に印字される。その結果、使用者の手作業によって行われていた当該録画番組のタイトルインデックス作成作業が不要となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
<実施の形態1>
1.光ディスクレコーダー1の全体構成
図1を参照して、本実施の形態1に係る光ディスクレコーダー1は、TV番組の録画及びこの録画番組の再生が可能なように構成されており、メインMPU2、ワークメモリー3、フラッシュROM4、チューナー5、ラインセレクター6、オーディオADコンバーター(以下、「オーディオADC」という)7、ビデオ信号処理部8、AVエンコード部9、AVデコード部10、タイマーMPU11、ディスプレイMPU12、ディスプレイ13、ストリームコントロール部14、ブリッジ回路15、DVDドライブ16、HDD17、印刷ヘッド18及び印刷ヘッドコントローラー19などを備えている。すなわち、本光ディスクレコーダー1は、DVDドライブ16及びHDD17の両者を備えたハイブリッド機である。
【0021】
メインMPU2は、光ディスクレコーダー1全体の制御を司るものであって、データバスを介してフラッシュROM4及びワークメモリー3の両者が接続されている。
【0022】
ラインセレクター6には、入力端子及びチューナー5が接続されている。他方、チューナー5は、タイマーMPU11と互いにインターフェイスをとっている。このタイマーMPU11は、チューナー5の動作の制御を司るものであって、ディスプレイMPU12とも互いにインターフェイスをとっている。それゆえ、タイマーMPU11及びディスプレイMPU12の両者は、ディスプレイ13の動作を制御することになる。
【0023】
ディスプレイ13としては、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの薄型表示装置が採用されている。
【0024】
ビデオ信号処理部8は、入力されたビデオ信号に所定の処理を施すためのものであって、第1のビデオデコーダー81、3YCDNR82、EDO83及びフレーム同期器84を備えている。3YCDNR82には、EDO83が接続され、他方フレーム同期器84には、第1のSDRAM20が接続されている。
【0025】
AVエンコード部9は、TV番組を録画する際にAV信号をエンコードするためのものであって、オーディオエンコーダー91及びMPEG2エンコーダー92を有している。MPEG2エンコーダー92には、第2のSDRAM21が接続されている。
【0026】
AVデコード部10は、録画番組をディスプレイ13上に再生する際にAV信号をデコードするためのものであって、MPEGデコーダー101、オーディオDAコンバーター(以下、「オーディオDAC」という)102、第2のビデオデコーダー103及びグラフィック回路104を有している。MPEG2エンコーダー92には、第3のSDRAM22が接続され、他方グラフィック回路104には、第4のSDRAM23が接続されている。
【0027】
ストリームコントロール部14は、録画・再生時にストリームデータを制御するためのものであって、ATAPIコントローラー141、コピープロテクター142及びCPRM143を有している。ATAPIコントローラーには、第5のSDRAM24が接続されている。
【0028】
AVエンコード部9とストリームコントロール部14とは、ブリッジ回路15を介して接続されている。
【0029】
上記のラインセレクター6から出力されるオーディオ信号は、オーディオADC7に入力される。オーディオADC7は、入力されたオーディオ信号をAD変換して出力する。このオーディオADC7から出力されるAD変換されたオーディオ信号は、AVエンコード部9内のオーディオエンコーダー91に入力される。オーディオエンコーダー91は、入力されたオーディオ信号をエンコードし、同エンコード部9内のMPEG2エンコーダー92に出力する。他方、上記のラインセレクター6から出力されるビデオ信号は、ビデオ信号処理部8内の3YCDNR82に入力される。3YCDNR82から出力されるビデオ信号は、第1のビデオデコーダー81に入力される。第1のビデオデコーダー81は、入力されたビデオ信号をデコードして出力する。この第1のビデオデコーダー81から出力されるデコード化されたビデオ信号は、フレーム同期器84に入力される。フレーム同期器84は、入力されたデューディングビデオ信号を同期処理しフレーム信号として出力する。このフレーム同期器84から出力されるフレーム信号は、AVエンコード部9内のMPEG2エンコーダー92に入力される。
【0030】
上記のAVエンコード部9内のMPEG2エンコーダー92は、入力された信号をエンコードする。このエンコードにより、MPEGストリームデータが生成される。MPEG2エンコーダー92で生成されたMPEGストリームデータは、ブリッジ回路15を介して、ストリームコントロール部14内のATAPIコントローラー141に出力される。このATAPIコントローラー141は、MPEG2ストリームデータを、同ストリームコントロール部14内のCPRM143を経由してDVDドライブ16に出力したり、又は同ストリームコントロール部14内のコピープロテクター142を経由してHDD17に出力したりする。
【0031】
DVDドライブ16は、TV番組の録画時に、DVD25の情報記録エリアRA(図2(A)参照)に対してMPEGストリームデータを記録したり、録画番組の再生時に、DVD25の情報記録エリアRAに記録されているMPEGストリームデータを読み出したりする。他方、HDD17は、TV番組の録画時に、ハードディスクに対してMPEGストリームデータを記録したり、録画番組の再生時に、ハードディスクに記録されているMPEGストリームデータを読み出したりする。
【0032】
上記のDVD25又はハードディスクから読み出されたMPEGストリームデータは、上記のストリームコントロール部14内のATAPIコントローラー141を介して、上記のAVデコード部10内のMPEGデコーダー101に出力される。MPEGデコーダー101は、上記MPEGストリームデータをデコードし、このデコード化されたMPEGストリームデータを同デコード部10内のオーディオDAC102及びグラフィック回路104の両者に出力する。オーディオDAC102は、デコード化されたMPEGストリームデータに含まれるオーディオ信号をDA変換して出力する。他方、グラフィック回路104は、デコード化されたMPEGストリームデータに含まれるビデオ信号に対して所定のグラフィック処理を施して出力する。このグラフィック回路104から出力されるグラフィック処理されたビデオ信号は、第2のビデオデコーダー103に入力される。第2のビデオデコーダー103は、入力されたビデオ信号をデコードして出力する。
【0033】
印刷ヘッド18は、DVDドライブ16内に挿入されたDVD25の非情報記録エリアRA(図2(B)参照)に録画されるTV番組のタイトルをインクジェット方式又は熱転写方式にて印字するためのものであって、インクカートリッジ又はインクリボンが着脱自在に装着されている。
【0034】
印刷ヘッドコントローラー19は、印刷ヘッド18の作動を制御するための制御装置である。この印刷ヘッドコントローラー19には、メインMPU2からタイトル印字コマンドが供給される。このタイトル印字コマンドが与えられると、印刷ヘッドコントローラー19は、MPEG2エンコーダー92で生成されたMPEGストリームデータに含まれる録画番組のタイトルデータに基づいて、印刷ヘッド18への通電を制御する。
【0035】
2.DVDの構成
図2(A)及び図2(B)を参照して、DVD25は、DVD−RAM、DVD−RWやDVD−Rなどの片面記録タイプのデータの書き換えが可能な光ディスクである。具体的には、このDVD25では、その一方の面251にのみにデータの再書き込みが可能な情報記録エリアRAを有し、他方の面252が非情報記録エリアRAとされている。したがって、本実施の形態1では、DVD25の非情報記録エリアRAとしての他方の面252に録画されるTV番組のタイトルが印刷ヘッド18により印字される。なお、図2(A)中、参照符合EAはエンボスエリアであって、このエンボスエリアEAの外周に上記の再書き込み可能な情報記録エリアRAが形成されている。因みに、非情報記録エリアRAを含むDVD25の他方の面252の内周縁部及び外周縁部を除く全領域に、録画されるTV番組のタイトルが印字される。シートを貼り付けても構わない。
【0036】
3.DVDドライブの構成
図3を参照して、DVDドライブ16は、スピンドルモーター161、光ピックアップ162、フロントエンドプロセッサー(以下、「FEP」という)103、サーボコントローラー164、DSP165及びドライブシステムコントローラー166を備えており、TV番組が録画される際に、スピンドルモーター161により同ドライブ16内に挿入されたDVD25を高速回転させながら光ピックアップ162からDVD25の一方の面251の情報記録エリアRAにレーザービームを照射して当該録画されるTV番組に関するデジタルデータをピックアップの形で記録する。
【0037】
光ピックアップ162は、上述したように、DVD25にレーザービームを照射するが、この際に、DVD25からの反射光を検出する。
【0038】
スピンドルモーター161は、スピンドル軸を有しており、このスピンドル軸にDVDドライブ16内に挿入されたDVD25のボス孔が嵌まり込む。
【0039】
FEP163は、光ピックアップ162の出力にアナログ演算やフィルタリングなどの処理を施し、かつDVD25のメディアタイプを表すディスク判別信号を光ピックアップ162に供給する。
【0040】
サーボコントローラー164は、スピンドルモーター161のサーボ制御に加えて、光ピックアップ162のフォーカスサーボ制御、トラッキングサポート制御及びレーザーパワー制御をも司る。
【0041】
DSP165は、誤り訂正処理や信号再生処理などのデジタル信号処理を行う。他方、ドライブシステムコントローラー166は、DVDドライブ16全体の制御を司る。
【0042】
3.動作
以下では、本光ディスクレコーダー1の録画時の動作が予約録画情報に基づき実行されるものとして説明する。
【0043】
タイマーMPU11は、予め設定された予約録画情報に基づいて、チューナー5の動作を制御し、同チューナー5に予約録画の対象となるチャンネル及びTV番組を選択させる。これに伴い、ラインセレクター6から録画が予約されたTV番組のチャンネルデータが出力される。AVエンコード部9内のオーディオエンコーダー91及びMPEG2エンコーダー92の両者は、ラインセレクター6から出力されたチャンネルのTV番組のデータをDVD−Video規格に準拠したフォーマットに変換する。すなわち、AVエンコード部9は、図4に示すように、録画されるTV番組のタイトル、そのチャンネル番号、その録画日、その録画開始時間及びその番組の実データから構成されるビデオ管理情報にフォーマット変換する。さらに、AVエンコード部9は、ビデオ管理情報の再生を制御する再生制御情報を生成する。
【0044】
特に、DVD25への記録が選択されている場合には、DVDドライブ16は、同ドライブ16内に挿入されたDVD25に対して、上記の録画が予約されたチャンネルのTV番組に関するデータを記録する。具体的には、DVDドライブ16は、上記の録画されるTV番組のタイトル、そのチャンネル番号、その録画日、その録画開始時間及びその番組の実データから成るビデオ管理情報と、このビデオ管理情報の再生を制御する上記の再生制御情報とを記録する。
【0045】
具体的には、DVDドライブ16では、スピンドルモーター161によりDVD25を高速回転させながら光ピックアップ162からレーザービームを当該DVD25の一方の面251の情報記録エリアRAに照射して、上記のビデオ管理情報及びその再生制御情報が記録される。
【0046】
上記のTV番組の録画が開始、即ち、DVDドライブ16が駆動されて上記のDVD25の一方の面251の情報記録エリアRAへの情報の記録が開始されると同時に、印刷ヘッドコントローラー19は、図5に示すように、印刷ヘッド18への通電を行う。これにより、印刷ヘッド18によるDVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAへの録画番組のタイトル印字が開始される。このタイトル印字が行われている間、印刷ヘッドコントローラー19は、上記AVエンコード部9でフォーマット変換されたビデオ番組情報に含まれる録画番組のタイトル情報に基づいて、印刷ヘッド18への通電パターンを制御する。そして、上記DVD25への録画番組のタイトル印字が終了すると、印刷ヘッドコントローラー19は、印刷ヘッド18への通電を停止する。
【0047】
4.作用・効果
本実施の形態1によると、DVD25の一方の面251の情報記録エリアRAへの録画番組情報の記録開始と同時に、同DVD25の他方の面252の非情報記録エリアRAに当該録画番組のタイトルが自動的に印字される。その結果、従来では、使用者の手作業によって行われていた録画番組のタイトルインデックス作成印字が不要となる。
【0048】
<実施の形態2>
図6〜図8を参照して、本実施の形態2に係る光ディスクレコーダー1の特徴は、印刷ヘッド18をDVD25の半径方向(X軸方向)に沿って往復走査させるためのヘッド走査機構50を備えている点、及びTV番組の録画開始と同時に、印刷ヘッド18によりDVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAへの録画番組のタイトルを印字を行う際に、印刷ヘッドコントローラー19が、ヘッド走査機構50を制御して、当該印刷ヘッド18を当該DVD25の他方の面252上で上記X軸方向に沿って走査させる点にあり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
【0049】
上記のヘッド走査機構50は、図7(A)及び図7(B)に示すように、キャリッジ51、ボール軸52及びモーター53などから構成されている。
【0050】
キャリッジ51は、印刷ヘッド18をDVD25の他方の面252に向けて吊り下げ担持するためのものであって、DVD25の半径方向(X軸方向)に沿って往復移動可能なように、ボール軸52に螺合されている。
【0051】
ボール軸52は、DVD25の半径方向(X軸方向)に沿って延びており、その先端部をDVD25の径方向外方に向けた状態で配置されている。このボール軸52の先端部には、キャリッジ51の移動を規制するためのストッパー54が一体形成されている。他方、ボール軸52の基端部は、カップリング55を介して、モーター53の出力軸と一体回転可能に結合されている。なお、ストッパー54は、正面から視た形状がボール軸52の軸部と同心の円形であり、その径寸法はボール軸52の軸部の径寸法より大に設定されている。
【0052】
モーター53は、正逆回転可能なACサーボモーターであって、DVD25を挟んでスピンドルモーター161とほぼ対向するように、DVDドライブ16の上壁面にL字アングル56を介して固定されている。
【0053】
TV番組の録画が開始、即ちDVDドライブ16が駆動されてDVD25の一方の面251の情報記録エリアRAへの上記のビデオ管理情報及びその再生制御情報の記録が開始されると同時に、印刷ヘッドコントローラー19は、印刷ヘッド18への通電を行い、DVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAへのタイトル印字を開始させる。録画番組のタイトルがDVD25に印字されている間、印刷ヘッドコントローラー19は、AVエンコード部9でフォーマット変換されたビデオ管理情報に含まれる録画番組のタイトル情報に基づいて、ヘッド走査機構50のモーター53を正転させたり逆転させたりする。これにより、印刷ヘッド18は、DVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRA上において、キャリッジ51と共にDVD25の半径方向(X軸方向)に沿って往復移動する。上記のDVD25へのタイトル印字が終了すると、印刷ヘッドコントローラー19は、印刷ヘッド18への通電を停止すると共に、モーター53の駆動を停止させる。なお、印刷ヘッド18は、TV番組の録画が終了するまでの所定のタイミングで、印刷ヘッドコントローラー19により所定のホームポジションに戻される。
【0054】
上記のように、本実施の形態2では、DVD25の一方の面251の情報記録エリアRAに録画番組情報の記録が開始されると同時に、印刷ヘッド18への通電が開始されると共に、印刷ヘッド18がDVD25の半径方向(X軸方向)に沿って走査され、それによってDVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAへの録画番組のタイトル印字が自動的に行われるので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0055】
<実施の形態3>
図9〜図11を参照して、本実施の形態3の光ディスクレコーダー1の特徴は、TV番組の録画が終了すると同時に、印刷ヘッド18によるDVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAへの録画番組のタイトル印字が行われる点にあり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
【0056】
それゆえ、本光ディスクレコーダー1では、図9に示すように、AVエンコード部9でフォーマット変換されたビデオ管理情報を一時的に蓄積しておくためのバッファーメモリー30が備えられている。このバッファーメモリー30に一時蓄積されたビデオ管理情報に含まれる録画番組のタイトル情報は、DVD25への録画番組に関する情報の記録が終了すると同時に印刷ヘッドコントローラー19により読み出され、上記の印刷ヘッド18によるタイトル印字実行時に利用される。
【0057】
加えて、本光ディスクレコーダー1では、図10(A)及び図10(B)に示すように、DVD25への録画番組に関する情報の記録終了と同時に当該録画番組のタイトル印字が印刷ヘッド18により実行される際に、当該印刷ヘッド18を時計回り方向Rに回転走査させるためのヘッド走査機構60も備えられている。
【0058】
ヘッド走査機構60は、回転アーム61及びモーター62などから構成されている。
【0059】
回転アーム61は、DVD25の半径方向に沿って延びる長手の部材であって、その先端部をDVD25の径方向外方向に向けて配置されている。回転アーム61の先端部には、ベースプレート63を介して印刷ヘッド18がDVD25の他方の面252に向けて吊り下げ担持されている。他方、回転アーム61の基端部は、モーター62の出力軸に嵌め込まれている。
【0060】
モーター62は、上記アーム61を回転させるための駆動源であって、このモーター62としては、正逆転可能なACサーボモーターが採用されている。モーター53は、DVD25を挟んでスピンドルモーター161と対向するように、DVDドライブ16の上壁面にL字アングル64を介して固定されている。
【0061】
TV番組の録画が終了、即ちDVD25の一方の面251の情報記録エリアRAへのビデオ管理情報及びその再生制御情報の記録が終了すると、図11に示すように、DVDドライブ16の駆動が停止される。これと同時に、印刷ヘッドコントローラー19は、印刷ヘッド18への通電を行い、当該印刷ヘッド18によるDVD25へのタイトル印字を開始させる。このDVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAへの録画番組のタイトルが印字されている間、印刷ヘッドコントローラー19は、バッファーメモリー30に蓄積されている、上記のAVエンコード部9でフォーマッド変換されたビデオ管理情報から録画番組のタイトル情報を読み出し、この読み出した録画番組のタイトル情報に基づいて、印刷ヘッド18への通電パターンを制御する。これと並行して、印刷ヘッドコントローラー19は、上記のバッファーメモリー30から読み出したビデオ管理情報に含まれる録画番組のタイトル情報に基づいて、ヘッド走査機構60のモーター62の駆動を制御する。そうすると、印刷ヘッド18は、DVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRA上において、所定角度の範囲を以って時計回り方向Rにアーム61と共に回転する。そして、上記のDVD25への録画番組のタイトル印字が終了すると、印刷ヘッドコントローラー19は、印刷ヘッド18への通電を停止すると共に、モーター62の駆動を停止する。
【0062】
上記のように、本実施の形態3では、TV番組の録画終了と同時に録画番組のタイトルがDVD25に自動的に印字される。その結果、従来、使用者の手作業により行われていた録画番組のタイトルインデックス作成作業は、不要となる。
【0063】
<実施の形態4>
図12〜図17を参照して、本実施の形態4に係る光ディスクレコーダー1の特徴は、印刷ヘッド18をDVD25の半径方向に沿うX軸方向及びこのX軸方向と直交するY軸方向に沿って往復走査させるためのヘッド走査機構70が備えられている点、並びにTV番組の録画終了と同時に印刷ヘッド18によるDVD25への録画番組のタイトル印字を実行する際に、印刷ヘッドコントローラー19が、ヘッド走査機構70を制御して、当該印刷ヘッド18を上記X軸方向及びY軸方向に沿って走査させる点にあり、その他の構成は実施の形態3と同様である。
【0064】
ヘッド走査機構70は、図13〜図15に示すように、キャリッジ71、第1のボール軸72、X軸モーター73、ブロック74、第2のボール軸75及びY軸モーター76などから構成されている。
【0065】
キャリッジ71は、印刷ヘッド18をDVD25の他方の面252に向けて吊り下げ担持するためのものであって、DVD25の半径方向(X軸方向)に沿って往復移動可能なように、第1のボール軸72に螺合されている。
【0066】
第1のボール軸72は、DVD25の半径方向(X軸方向)に沿って延びており、その先端部をDVD25の径方向外方に向けた状態で基端部側がブロックの下部に挿通されて支持されている。第1のボール軸72の先端部には、キャリッジ71の移動を規制するためのストッパー77Xが一体形成されている。他方、第1のボール軸52の基端部は、カップリング78Xを介して、X軸モーター73の出力軸に一体回転可能に結合されている。なお、ストッパー77Xは、正面から視た形状が第1のボール軸72の軸部と同心の円形であり、その径寸法は第1のボール軸72の軸部の径寸法よりも大に設定されている。
【0067】
X軸モーター73は、正逆転可能なACサーボモーターであって、DVDドライブ16の後壁面にL字アングル79Xを介して固定されている。
【0068】
ブロック74は、上記印刷ヘッド18を担持したキャリッジ71、第1のボール軸72及びX軸モーター73を1ユニットとして担持するためのものであって、上記のDVD25の半径方向に沿うX軸方向と直交とするY軸方向に沿って往復移動可能なように、第2のボール軸75に螺合されている。
【0069】
第2のボール軸75は、上記のDVD25の半径方向に沿うX軸方向と直交するY軸方向に沿って延びており、その先端部をDVD25の上記Y軸方向外方に向けた状態で基端部側がブロック74の上部に挿通されて支持されている。第2のボール軸75の先端部には、ブロック74の移動を規制するためのストッパー77Yが一体形成されている。他方、第2のボール軸75の基端部は、カップリング78Yを介して、Y軸モーター76の出力軸と一体回転可能に結合されている。なお、ストッパー77Yは、正面から視た形状が第2のボール軸75の軸部と同心の円形であり、その径寸法は第2のボール軸75の軸部の径寸法よりも大に設定されている。
【0070】
Y軸モーター76は、正逆転可能なACサーボモーターであって、DVDドライブ16の上壁面にL字アングル79Yを介して固定されている。
【0071】
TV番組の録画が終了、即ちDVD25の一方の面251の情報記録エリアRAへの上記のビデオ管理情報及びその再生制御情報の記録が終了するに伴い、図16に示すように、DVDドライブ16の駆動が停止されると同時に、印刷ヘッドコントローラー19は、バッファーメモリー30に蓄積されているビデオ管理情報から録画したTV番組のタイトル情報を読み出し、この読み出した録画番組のタイトル情報に基づいて、印刷ヘッド18への通電を行い、DVD25へのタイトル印字を開始させる。このDVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAへの録画番組のタイトル印字が行われている間、印刷ヘッドコントローラー19は、上記のAVエンコード部9でフォーマット変換されたビデオ管理情報に含まれる録画番組のタイトル情報に基づいて、ヘッド走査機構70へのX軸モーター73の正転を挟んで、同走査機構70のY軸モーター76の正転及び逆転を交互に繰り返す。その結果、印刷ヘッド18は、図17に示すように、DVD25の他方の面252上において、当該DVD25の半径方向に沿ってジグザグ状に走査される。そして、上記の録画したTV番組のタイトルのDVD25への印字が終了すると、印刷ヘッドコントローラー19は、印刷ヘッド18への通電を停止すると共に、X軸モーター73及びY軸モーター76の両者の駆動を停止させる。
【0072】
したがって、本実施の形態4によると、実施の形態3と同様の効果を奏する。
【0073】
なお、本発明は上記実施の形態1〜実施の形態4に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態1〜実施の形態4においては、TV番組の録画開始又は録画終了と同時に、録画番組のタイトルが片面タイプのDVD25の他方の面252の非情報記録エリアNRAに自動的に印字される例について記載したが、TV番組の録画開始又は録画終了と同時に、録画番組のタイトルが両面タイプのDVD25の非情報記録エリアNRAに自動的に印字される構成としても良い。その他、本明細書に添付した特許請求の範囲内での種々の設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明では、TV番組の録画開始と同時又は録画終了と同時に録画番組のタイトルが光ディスクに自動的に印字され、それによって使用者の手作業による録画番組のタイトルインデックス作成作業を不要とするゆえ、TV番組の録画及びこの録画番組の再生が可能な光ディスクレコーダーとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光ディスクレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図2】DVDの構成を示す図であって、同図(A)はDVDを一方の面から視た図、同図(B)はDVDを他方の面から視た図である。
【図3】DVDドライブの構成を示すブロック図である。
【図4】ビデオ管理情報の構成を図解的に示す図である。
【図5】同光ディスクレコーダーにおける印刷ヘッドの通電タイミングを示すチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る光ディスクレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図7】ヘッド走査機構の構成を示す図であって、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(A)のA−A線に沿う断面図である。
【図8】同光ディスクレコーダーにおける印刷ヘッドの通電及び走査のタイミングを示すチャートである。
【図9】本発明の実施の形態3に係る光ディスクレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図10】ヘッド走査機構の構成を示す図であって、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(A)のB−B線に沿う断面図である。
【図11】同光ディスクレコーダーにおける印刷ヘッドの通電及び走査のタイミングを示すチャートである。
【図12】本発明の実施の形態4に係る光ディスクレコーダーの構成を示すブロック図である。
【図13】ヘッド走査機構の平面図である。
【図14】図13の矢印C方向から視たヘッド走査機構の側面図である。
【図15】図13の矢印D方向から視たヘッド走査機構の側面図である。
【図16】同光ディスクレコーダーにおける印刷ヘッドの通電及び走査のタイミングを示すチャートである。
【図17】印刷ヘッドの走査軌跡を示す図である。
【符号の説明】
【0076】
1 光ディスクレコーダー
7 オーディオADC
8 ビデオ信号処理部
81 ビデオデコーダー
82 3YCDNR
83 EDO
9 AVエンコード部
91 オーディオエンコーダー
92 MPEG2エンコーダー
10 AVデコード部
101 MPEGデコーダー
102 オーディオDAC
103 ビデオデコーダー
104 グラフィック回路
14 ストリームコントロール部
141 ATAPIコントローラー
142 コピープロテクター
143 CPRM
16 DVDドライブ
161 スピードルモーター
162 光ピックアップ
18 印刷ヘッド
19 印刷ヘッドコントローラー
25 DVD
251 一方の面
252 他方の面
RA 情報記録エリア
NRA 非情報記録エリア
30 バッファーメモリー
50,60,70 ヘッド走査機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スピンドルモーター及び光ピックアップを有し、TV番組が録画される際に、スピンドルモーターにより光ディスクを高速回転させながら光ピックアップから光ディスクの情報記録エリアにレーザービームを照射して当該録画されるTV番組に関するデジタルデータをピックアップの形で記録するための光ディスクドライブと、
この光ディスクドライブに挿入された上記光ディスクの非情報記録エリアに上記録画番組のタイトルを印字するための印刷ヘッドと、
上記光ディスクドライブによる上記光ディスクへの上記デジタルデータの記録が開始されると同時に、上記印刷ヘッドを作動させるヘッド制御手段と、を備えていることを特徴とする光ディスクレコーダー。
【請求項2】
上記TV番組が録画されるときに、このTV番組に関するデジタルデータを所定の規格に準拠したフォーマットに変換して当該録画番組のタイトルをつけたビデオ管理情報とするためのフォーマット変換手段をさらに備え、
上記光ディスクドライブは、上記光ディスクの情報記録エリアに上記フォーマット変換手段でのフォーマット変換により生成された上記ビデオ管理情報を記録し、
上記ヘッド制御手段は、上記ビデオ管理情報に含まれた上記録画番組のタイトル情報に基づいて、上記印刷ヘッドによる上記光ディスクの非情報記録エリアへのタイトル印字を実行させることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクレコーダー。
【請求項3】
上記TV番組が録画されるときに、このTV番組に関するデジタルデータを所定の規格に準拠したフォーマットに変換して当該録画TV番組のタイトルをつけたビデオ管理情報とするためのフォーマット変換手段と、
上記印刷ヘッドを所定の方向に走査させるためのヘッド走査手段と、をさらに備え、
上記光ディスクドライブは、上記光ディスクの情報記録エリアに上記フォーマット変換手段でのフォーマット変換により生成された上記ビデオ管理情報を記録し、
上記ヘッド制御手段は、上記印刷ヘッドによるタイトル印字を実行する際に、上記ビデオ管理情報に含まれた上記録画番組のタイトル情報に基づいて上記ヘッド走査手段を制御し、当該印刷ヘッドを上記光ディスクの非情報記録エリア上で走査させることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクレコーダー。
【請求項4】
スピンドルモーター及び光ピックアップを有し、TV番組が録画される際に、スピンドルモーターにより光ディスクを高速回転させながら光ピックアップから光ディスクの情報記録エリアにレーザービームを照射して当該録画されるTV番組に関するデジタルデータをピックアップの形で記録するための光ディスクドライブと、
この光ディスクドライブに挿入された上記光ディスクの非情報記録エリアに上記録画番組のタイトルを印字するための印刷ヘッドと、
上記光ディスクドライブによる上記光ディスクへの上記デジタルデータの記録が終了すると同時に、上記印刷ヘッドを作動させるヘッド制御手段と、を備えていることを特徴とする光ディスクレコーダー。
【請求項5】
上記TV番組が録画されるときに、このTV番組に関するデジタルデータを所定の規格に準拠したフォーマットに変換して当該録画番組のタイトルをつけたビデオ管理情報とするためのフォーマット変換手段と、
このフォーマット変換手段によりフォーマット変換された上記ビデオ管理情報に含まれる上記録画番組のタイトル情報を一旦蓄積するためのビデオ管理情報蓄積手段と、
上記印刷ヘッドを所定の方向に走査させるためのヘッド走査手段と、をさらに備え、
上記光ディスクドライブは、上記光ディスクの情報記録エリアに上記フォーマット変換手段でのフォーマット変換により生成された上記ビデオ管理情報を記録し、
上記ヘッド制御手段は、上記印刷ヘッドによるタイトル印字を実行する際に、上記ビデオ管理情報蓄積手段により一旦蓄積された上記録画番組のタイトル情報に基づいて上記ヘッド走査手段を制御し、当該印刷ヘッドを上記光ディスクの非情報記録エリア上で走査させることを特徴とする請求項4に記載の光ディスクレコーダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2006−331513(P2006−331513A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−151922(P2005−151922)
【出願日】平成17年5月25日(2005.5.25)
【出願人】(302010910)株式会社パテントセクション (9)
【Fターム(参考)】