前方フレームによる支持を有するスノーシューズ
【課題】スノーシューズの鼻部に固定される後ろ部分を種々の形態および材料とすることを可能とし、使い道の多いスノーシューズのデザインを提供する。
【解決手段】フレームに固定された張力ストラップによって吊り下げられた締め具付きのスノーシューズ35は、全体的にU字型の鼻部36と中間部および尾部である後部44から組み合わされる。1つの実施例においては、この鼻部36は、フレームの後ろ部分からの重要な強度貢献無しで、締め具40を弾性的に吊り下げるための張力下での内側への引っ張り力に対抗するに十分な強度を有している。スノーシューズの後ろ部分44は、雪および氷と噛み合うために位置決めされた牽引力要素、即ち、歯の列を有している。本発明の重要な観点の一つは、吊り下げ型締め具のスノーシューズにおいて、鼻部36と後部44が、一体ではなくかつその断面が非常に違っていることである。
【解決手段】フレームに固定された張力ストラップによって吊り下げられた締め具付きのスノーシューズ35は、全体的にU字型の鼻部36と中間部および尾部である後部44から組み合わされる。1つの実施例においては、この鼻部36は、フレームの後ろ部分からの重要な強度貢献無しで、締め具40を弾性的に吊り下げるための張力下での内側への引っ張り力に対抗するに十分な強度を有している。スノーシューズの後ろ部分44は、雪および氷と噛み合うために位置決めされた牽引力要素、即ち、歯の列を有している。本発明の重要な観点の一つは、吊り下げ型締め具のスノーシューズにおいて、鼻部36と後部44が、一体ではなくかつその断面が非常に違っていることである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スノーシューズに関し、特に、横断軸の回りをピッチ方向に旋回可能な吊り下げられたブーツ締め具を有するタイプのスノーシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
最近のスノーシューズは、典型的には、ユーザーの足およびブーツを保持するための締め具とブーツの直下の雪および氷上で牽引力を与えるためこの締め具の下側のアイゼンあるいは滑り止めから成り、そしてアイゼンと締め具が横断軸に沿って回転出来るようにこの締め具は回転軸上に来るように構成されている。このスノーシューズは、また、時には、垂直(揺首)軸回りの回転を制限しつつ、アイゼンと締め具の組み合体が長手方向軸の周りの回転、あるいは垂直方向への移動、あるいはこれら両方の組み合わせを可能とする吊り下げシステムを含んでいる。
【0003】
このような吊り下げシステムのスノーシューズ構造への取り付けは、その吊り下げ体を支持するためスノーシューズがある種の構造的特徴を有することを必要とする。これは、アトラス スノーシュー社のスノーシューズのように、スノーシューズの周辺に沿って伸びるアルミ製の管状フレームを使うことによって典型的に達成されてきた。
【0004】
このアルミ製の管状フレームは、要求された構造を与える重量の点でも有効な方法を提供しているが、また同様に、ある氷あるいは雪の表面では、管の円い断面はある種の表面ではむしろ滑る易いので、それが達成出来る牽引力特性にある制限を有することにもなる。
【0005】
本発明は、スノーシューズの周縁の前方部分の周りに伸びておりかつ締め具の吊り下げ体を十分に支持することが出来るアルミ製の管状フレームの鼻部の使用によって締め具およびアイゼンの吊り下げに必要な構造を提供することによって、牽引力に関するこれらの制限を克服することを狙っている。この鼻部は、スノーシューズの後部のための色々な別の形態と組み合わされるので、多くの変形例が可能である。
【0006】
多くの特許が、がっちりとしたタイプの取り付けとなるように締め具をスノーシューズのフレームに機械的に固定することによって、あるいは吊り下げられたタイプの取り付けによって締め具をスノーシューズに取り付けることを、開示している。この両方の取り付け方法において、スノーシューズに牽引力特性を加えるためいろいろな要素が使用されてきた。ここで述べてきた、吊り下げられた締め具と言うのは、テンションのかかったストラップでも良い可撓性のある要素を使ってフレームあるいはアームから支持され、スノーシューズを履いて歩いた時フレームあるいはアームを内側に引っ張るものを意味している。
【0007】
アトラス スノーシュー社は、横断および長手軸、即ちピッチおよびロール方向に沿った2つの自由度で締め具が制限された範囲の動きを有することを可能とする方法で、スノーシューズのフレームから締め具を吊り下げている。これについては、例えば、アトラス社の特許文献1および特許文献2を参照されたい。このタイプのサスペンションは、また締め具が垂直方向への1つの移動(上/下)度の限られた範囲の動きを持つことを可能としている。締め具のこのサスペンションは、即ち、テンションのかかった吊ひもによる内側への引っ張りに対するフレームの反発抵抗は、全周縁構造である、取り囲んでいるスノーシューズのフレーム部材の全長によって支持されている。スノーシューズを使って異なったタイプの雪の状態の上を移動する時牽引力を与えるためにスノーシューズに追加される色々な要素がある。これらの牽引力を与える要素はスノーシューズのデッキに追加される。
【0008】
タブス スノーシューズ社は、また、取り囲んでいるスノーシューズフレームに取り付けられるテンションのかかった吊り下げタイプのスノーシューズ締め具を有している。この締め具もまた取り囲んでいるスノーシューズのフレーム部材の全長によって支持されている。この締め具は、横断および長手軸に沿った2つの回転度の制限された範囲の動きを有している。この締め具は、また垂直方向への1つの移動度を持つことが出来る。スノーシューズのデッキに取り付けられた牽引力要素は、色々な雪の状態でそのスノーシューズを使っている時、牽引力を与える。これらは、タブス スノーシューズ ベンチャー モデルのスノーシューズの特徴である。
【0009】
タブス スノーシューズ社は、特許文献3に示されているような、スノーシューズにがっちりと取り付けられた締め具を有している。この例では、周縁スノーシューズフレームが無い。しかし、その代わりに締め具を支持するプラスチックのスノーシューズデッキが使われている。この締め具は、横断軸に沿ったただ1つの自由度で回転出来、いずれの方向にも移動度は無い。牽引力のためにプラスチックデッキに形成された要素があり、また色々なタイプの雪の状態上を移動する際に、牽引力を加えるためプラスチックデッキに取り付けられている要素がある。これらの牽引力要素は、スノーシューズの中ほどに向かって位置付けられていて、スノーシューズの外側の縁部にはない。この例は、吊り下げ締め具を有していない。
【0010】
マウンテン セイフティ リサーチ社は、特許文献4に示されているように、がっちりと取り付けられた締め具を備えたスノーシューズを有している。この締め具は、取り囲んでいるスノーシューズフレームによってがっちりと支持されておりそしてピッチ、即ち、横断軸に沿った1つの自由度の限られた範囲の動きを有している。この締め具は、取り囲んでいるスノーシューズフレームに取り付けられている、本質的には薄い金属製のレールである、交叉支柱フレーム部材にがっちりと取り付けられている。この例のスノーシューズには、色々なタイプの雪の状態上を移動する際に、牽引力を与える要素は加えられていない。その代わりにこのスノーシューズは、フレーム部材上に底部牽引力要素を有しているあるタイプのスノーシューズフレーム部材を使用している。これは、吊り下げ締め具ではない。
【0011】
ソロモンの特許文献5は、吊り下げ締め具を備えたスノーシューズを記述している。この締め具は、取り囲んでいるスノーシューズデッキによって支持されておりまた関節で繋いだ機械的なリンクによって与えられる、横断および長手軸に沿った2つの回転度の制限された範囲の動きを有している。この例における締め具は、垂直方向への1つの移動度を有している。この例の牽引力要素は、スノーシューズデッキの底面の周縁に設けられている。このスノーシューズは、締め具を取り囲んでいる上で論じかタイプのフレーム部材は有していない、しかし、これは本来的には、プラスチック材料から形成された複合デッキである。吊り下げ締め具のための支持は、スノーシューズの全長によって与えられている。
【0012】
アトラス スノーシュー社の特許文献6は、モールドされたプラスチックの鼻部および尾部片およびスノーシューズの左右中間部構成要素を形成しているこの鼻部および尾部間を伸びている一対のレールを含む多数の片から組み立てられたスノーシューズを記述している。この特許のスノーシューズは、横断旋回軸を介したピッチ回転を与えるブーツ締め具/滑り止めの組み合わせ体を有している。この締め具は、吊り下げられてはいない。
【0013】
【特許文献1】米国特許5,440,827
【特許文献2】米国特許5,699,630
【特許文献3】米国出願公開公報2010/0126046
【特許文献4】米国出願公開公報2004/0231200
【特許文献5】米国特許6,112,436
【特許文献6】米国特許6,226,899
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、スノーシューズの吊り下げられた締め具を支持するために使用されるスノーシューズフレームの鼻部、即ち、前方部を含んでおり、ここでこの締め具は、横断および長手軸に沿った2つの回転度を有しかつ望ましくは1つの垂直方向移動度を有している。スノーシューズフレームの前方部を使ったスノーシューズの締め具の支持は、スノーシューズの残りの後ろ部分が異なった形および材料で構成されることを可能とする。この後ろ部分は、一体ではなくスノーシューズの前方部に接続され、そしてこの2つの部分の断面は同じではない。スノーシューズの締め具を主としてスノーシューズフレームの前方部で支持することの利点は、異なったタイプの後ろ部分を鼻部に取り付けることが出来、かつ、例えば、スノーシューズと雪と氷を含む地表面間のつかみ合う境界を与えることが出来る点である。
【0015】
本発明の目的は、吊り下げられる締め具を主として支持する鼻部を備え、その鼻部に固定される後ろ部分を種々の形態および材料とすることを可能とした使い道の多いスノーシューズのデザインを提供することである。
【0016】
本発明のこのおよびその他の目的、利点および特徴は、以下の望ましい実施例の記述を、添付の図面に沿って考慮することによって明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】先行技術における、周縁フレームから吊り下げられている締め具を備えたスノーシューズの一例を示している上部平面図である。
【図2】この先行技術による、吊り下げられている締め具を備えたスノーシューズのもう一つの例を示している、少し斜視図的な、底部平面図である。
【図3】スノーシューズ中の周縁フレームから吊り下げられている締め具プラットフォームの第3の例を示している斜視図である。
【図4】スノーシューズの吊り下げられている締め具のための支持を提供するフレーム鼻部を備えた、本発明によるスノーシューズの上側を示している斜視図である。
【図5】吊り下げられている締め具を支持している鼻部を備えた、本発明によるスノーシューズの底部を示している斜視図である。
【図6】図5のスノーシューズのもうひとつの底部を示している斜視図である。
【図7】スノーシューズの後ろ部構成要素と組み合わせるための、本発明によるスノーシューズの前方、即ち、鼻部を示している斜視図である。
【図8】図7に示した鼻部に接続する時、後ろフレームの部分として働く一対の牽引力レールを示している斜視図である。
【図9】図7の鼻部の図8における牽引力レール構成要素への組み合わせを示している立面図である。
【図10】組み合わせそして共に固定された図7,8の構成要素を示している斜視側面図である。
【図11】その組み合わせ体を示している底部斜視図である。
【図12】その組み合わせ体を示しているもうひとつの底部斜視図である。
【図13】本発明による鼻部のもうひとつの形を示している斜視図である。
【図14】異なった形の鼻部を備えたもうひとつのスノーシューズを示している側部斜視図である。
【図15】異なった形の鼻部を備えたもうひとつのスノーシューズを示している底部斜視図である。
【図16】もうひとつのスノーシューズの実施例を示している上部斜視図である。
【図17】もうひとつのスノーシューズの実施例を示している底部斜視図である。
【図18】もうひとつのスノーシューズの実施例を示している底部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、吊り下げられている締め具を備えた先行技術のスノーシューズ10を示しており、図では明瞭さを優先して、踏み板のみを示し、締め具のウエビングおよびその上の帯紐は示していない。このタイプの吊り下げられている締め具は、典型的にはアトラス スノーシューズに使用されてきた(例えば、米国特許6,725,576)、ここでは、本質的に非弾性の帯紐14が管状のフレーム16の回りに巻かれそして滑り止め/締め具のプラットホーム12に固定されている。このように帯紐が巻かれているので、このことはプラットホーム、即ち、足床12上にバイアス角を確立し、その結果ユーザーのブーツが中立位置にあるスノーシューズに対して踵が上側に傾く。このサスペンションにはばね力が加えられている、即ち、歩行中にプラットホーム12がスノーシューズのフレームに対して平行に動くと、フレームは実際に撓みそして内側に少し引っ張られる、その結果プラットホームを中立位置に戻そうとする力が働く。このサスペンションは、ばね力によってバイアスの掛けられたピッチ回転を与えるだけでなく、ばね力によってバイアスの掛けられた垂直方向の上/下移動をも与える。
【0019】
図2は、タブス ベンチャーのスノーシューズ22中のもうひとつのタイプの吊り下げ締め具20を示している。この締め具は、図面では少し隠れているが、中央旋回シャフト、即ち、軸の端部26を、ピッチ方向にスノーシューズに対して締め具の自由旋回を可能としながら、保持している、本質的に非弾性のバンド24によって吊り下げられている。このサスペンションには幾分かの上/下移動が許されている。
【0020】
図3は、さらにもうひとつのタイプの先行技術の締め具サスペンションを示している。米国出願公開公報2008/0141564に示されたタブス マウンテ二ヤーのスノーシューズの吊り下げ締め具のプラットホームは、スノーシューズのフレーム中で締め具の垂直方向の移動を可能としており、またもっと具体的に言うと、それは山腹地面向けに、山腹地面に遭遇した時、ブーツおよび締め具がロール軸(中央長手軸)上で傾くことを可能としている。バンド28は、それぞれの側のローラー32を支持するために、管状フレーム30の周りに伸びており、それぞれの側でのローラーの上/下運動を可能としている。これらのローラーは、自由なピッチ回転のためにピッチ旋回軸に固定されている。図3は、締め具それ自身は示していない。
【0021】
図1−3に示した、上の締め具サスペンションシステムの全ては、サスペンションのためにスノーシューズフレームの全長を利用しており、フレームは、歩くとばねとして弾性的に変形し、サスペンション要素の中で張力が増加する。
【0022】
図4は、本発明の第1の実施例におけるスノーシューズを示している。スノーシューズ35は、典型例のように上方に曲がった前方端を有しそして鼻部の後端38に戻るように伸びている全体としてU字型の鼻部36を有している。締め具40は、典型的にアトラス スノーシューズに使われ、図1に全フレームによって吊り下げられているとして図示したような、締め具サスペンションを与えながら、後端38の近くで鼻部の回りに巻かれたストラップ42によって鼻部に吊り下げられている。このスノーシューズは、後ろ部44を有しており、これは、管状でも良いが、しかし、望ましくは、この後ろ部のためのフレームを形成するレール46の底側に牽引力用の歯、即ち、アイゼンを有する別の形状がよい。この締め具サスペンションは、本質的に全体がストラップ42を介して鼻部の2つのアーム36aによって支持されている。例え、スノーシューズの後ろ部44への接続が、鼻部のアームの内側への引っ張り力に対して幾らか寄与するかもしれないが、鼻部の望ましい形状においては、この部分単独で、約200ポンドあるいはそれ以上までの目方のある人に対してもこの締め具を完全に吊り下げるために十分な強度と抵抗を有している。
【0023】
成人のスノーシューズに関しては、体重80から300ポンド、プラス衣服および装備の人用には、フレームが支持しなくてはならない(本発明の場合には、鼻部が支持しなくてはならない)横方向内側への引っ張り力は、ほぼ30ポンドから180ポンドあるいはそれより少しばかり高い範囲にある。この範囲の1例として、図1あるいは4のように吊り下げられた締め具上に、約200ポンドの目方のある人が乗ると、典型的には約108ポンドの内側に引っ張る力を引起す。これらの横方向の力が、鼻部を壊すことなく、本発明の鼻部によって支持されねばならない。それと同時に、この鼻部は固くあってはならずこのサスペンションに必要なばね支持を与えるため弾性がなくてはならない。この鼻部のばね定数はインチ当たり約100から200ポンドあるいはそれ以上、望ましくは少なくともインチ当たり約120ポンドである。組み合わされたスノーシューズのばね定数は、多くの場合後ろ部の形状に依存して著しく高い。最小限、本発明の鼻部のアームは、破壊することなくかつ弾性を維持して、少なくとも30ポンド、望ましくは少なくとも約50ポンドの締め具からの引っ張り力を支持しなくてはならない。比較として、垂直方向に断面が向いている平坦な金属性アイゼンレールから本質的に形成されている金属製フレームを有している上で論じたタイプのスノーシューズについて行ったテストでは、これらのレールが約8ポンドの内向きの横断方向圧縮力のみを支持し得たことを示し、その後、フレームの両側面は曲がりそしてそれらが中ほどでぶつかるまで内側に変形した。
【0024】
図5は、図4におけると同様なかつ上で論じた鼻部36を備えた、本発明の鼻部35aの底部の図である。締め具40は、図4におけると同様な方法で吊り下げられており、そして支持は本質的に全部鼻部36によって与えられている。アイゼンの歯48がスノーシューズの底に沿って、後部44aの全体を通して、また望ましくは鼻部の後ろ部とも重なって、位置付けられている。図6は、別の角度から見た底部の図で、これらのアイゼン50および歯48をより良く図示している。
【0025】
図7は、本発明の鼻部36の形状を示している。この鼻部には、Rが付けられ、上向きに曲がった前方端52を有し、そして後方に伸びるアーム36aを備えて全体として馬蹄型に形成されている。各アームは、図6に示した組み合わせおよび図7、8および9に示した構成性要素のためのスリット54を有している。この鼻部は、アルミニュム管、望ましくはアルミニュム6061 T6(他のアルミニュムも使用出来るが)から、そして形成した鼻部片については上に説明したような強度および弾性の特性を有して、形成されても良い。管は、外径約19mmで約0.75から1.5mmの壁厚で良い。図8は、図7の鼻部36に組み合わされるレール50を示している。これらのレールは、本質的に、それらが組み合わされたスノーシューズ中にあるように位置決めされる。図4に47で全体が示されているタイプの尾部端片は、この尾部の所で2つのレールを一緒に固定するために使われる。図8および9から分るように、下方に伸びる垂直レールを有する全体としてT字型のアイゼンレール50は、望ましくは平坦あるいは少しRの付いた頂面56を有して形成され、そしてそれらのレールの前方端にノッチ58が設けられ、そこでは歯を備えた低部が所定の距離前方に続く、しかしその上部構造は続いていない。
【0026】
図9は、レール50に組み合わされる位置にある鼻部片アーム36aを示している。鼻部片アーム36aは、図7に示すようにその底側にスリットを有しており、従って、アームは、組み合わせのためレール50の頂部の上を摺動できる。プラスチックの充填物58が、レールと鼻部間に密着してかつ安定した嵌め合いを、本質的にはアーム36aの内部空間を充たしながら、与えるために、レール50上に摺動可能に位置決めされかつレールの両側上を延びて設けられている。充填片58は正確に位置決めされているので、組み合わせは鼻部片とレールを一緒に摺動することによってなされ、その結果、レールの上部表面56は鼻部片アーム36aの内側と係合しそして充填片58が管内に捕らえられる。充填片の端部キャップ58aは管36aの端部と係合する。図10から分るように、コネクターの腕木が、次に鼻部片上およびレールにこの目的のために設けられた孔60を(孔は図9に示されている)介して固定される。これらの腕木は62で示されており、それぞれは鼻部の管を締め付けそしてその両側でレール50と係合している。留め具(ボルトあるいはリベット)64がこれらの腕木を固定している。図10および11に示したように、腕木62は、各側面でストラップ42の縁部上を伸びかつそれらを保護しているシールド66と一体であっても良い。このストラップはレールを通して、図9で最も明瞭に分る長く伸びたスロット68を介して、図10−12に示されているような2つの通路中を通過している。
【0027】
鼻部36への2つのレール50の接続は、締め具サスペンションからの内向きの引っ張り力に抵抗する方向への、鼻部それ自身の剛性には最小限のものしか加へていないことが分るであろう。異なった後部および異なった接続形態は、強度および剛性に異なった効果をもたらす。一つの実施例では、鼻部は、望ましくは、スノーシューズの後部からの貢献無しで、サスペンションを十分に支持できる十分な強度のものである。その他の実施例では、鼻部は、後部からの幾らかの貢献に依存する、より少ない強度のものであっても良い。
【0028】
図13は、本発明の一部を形成するもう一つの鼻部36bを示している。この鼻部では、後方に伸びているアーム36cは、スノーシューズの後部としてあるいはもし別個に製作された尾部がある場合の中間部としてその管状部を受けるため、その直径が減らされている。管状のフレーム部材(図示されていない)は、アーム36c上を摺動させ次にボルトあるいはリべットで固定することによって組み合わせる。
【0029】
図14および15は、鼻部70と後部として働くアイゼンレール74間のもう一つの形の接続を示している。この場合には、図示したように(72で示した後部領域においてスリットが切られかつ本質的に平坦にされている)管状であり得る鼻部70は、図示のようにアイゼンレール74に溶接されスリット中に伸びている。これは、図15に示すように、重ね合わせかつボルト締めあるいはリベット締めによって後ろレール部75と共に固定できる鼻部片の平坦な後ろ側レールアーム延長部74を提供する。もし希望すれば、他のタイプの後部も使用出来る。
【0030】
図16,17および18は、本発明のスノーシューズのもう一つの実施例を示しており、ここでは、上で述べた強度および弾性の特性を有する鼻部80が、後のプラスティクあるいは複合部82に固定されている。図16と17は、それぞれスノーシューズの上側と下側を示していおり、図18は、スノーシューズ84全体を底の斜視図で示している。
【0031】
ここでも、上で説明した実施例と同様に、鼻部80は、ストラップ42でスノーシューズ締め具86を吊り下げている左右のアーム80aを有している。この鼻部は上で述べたような特徴と強度特性を有している。鼻部の後ろ側にある、プラスティクあるいは複合部82はモールドされた構成要素で本質的には固い。従って、もし鼻部80のアーム80aが、ストラップの引っ張り力が働いている時アームの内側への動きを制限あるいは阻止するやり方で後部にがっちりと接続されると、締め具サスペンションは望み通りには機能出来なくなる。鼻部が弾性的に変形出来なくなると、サスペンションは著しく剛直となりたわむことが出来なくなる。
【0032】
従って、大部分の鼻部の弾性が保存可能な方法で、比較的固い後部が鼻部に接続される。これは幾つかの異なった方法で実行出来るが、図示した実施例では、それぞれは固くスノーシューズの後部82に固定されている一対の牽引レール86が、鼻部片アーム80aと繋がるよう約1インチから2インチ、最も前方のリベット接続部90から前方に片持ち梁として伸びている前方端88を有している。これらのレール86は、望ましくは、断面が幾分L字型でありかつ図示のように数インチ重なり合うことによってアーム80aに接続できそして水平方向あるいは垂直方向あるいは両方向にボルト締めあるいはリベット締めされる。鼻部の上方に傾いた前方端80b中に侵入することなく、鼻部の領域に牽引力要素を与えるため、かなり長い、例えば、約5インチあるいは6インチの重ね合わせが出来る。
【0033】
鼻部と後部間のその他の形態の接続も可能であり、また鼻部片はその他のタイプの後部にも固定可能である。
【0034】
上で述べた鼻部は別の材料でもまた少し別の形状でも良い。この鼻部は中実あるいは複合U字型弾性鼻部構造のような積層複合構造でも良い。これは明らかに異なるタイプの後部に接続することが出来る。U字型鼻部と言う言及は、スノーシューズの前方端を定義しておりまたスノーシューズの残りの部分への接続のため後方に伸びているアームを有している。
【0035】
後部を含んでいるスノーシューズフレームへの言及は、その部分のフレームとして中実あるいは型から取り出した部分を含むことを意図している。
【0036】
本発明は、断面形状が非常に違う鼻部および後部を一緒に組み合わせそしてスノーシューズの締め具は鼻部によって吊り下げて形成したユニークなスノーシューズを提供する。従来の吊り下げ締め具のスノーシューズは、吊り下げ締め具を支持するために必要な強度および弾性のために、一体的に伸びる左右の周縁フレーム部材を使って、スノーシューズフレームの全長を利用してきた。本発明では、それぞれ断面が変化するタイプでありうる、鼻部片および後部が、別々にかつ違う形状に形成され、そしてリベット、ボルトあるいはその他の締結手段によって一緒に組み合わされる。
【0037】
以上説明した望ましい実施例は、本発明の原理を示すことを狙ったもので、本発明の範囲を限定するものではない。これら実施例に対するその他の実施例および変形例は、当業者にとっては明らかであろうし、また以下の請求項で規定する本発明の精神および範囲から逸脱することなく実施できるであろう。
【技術分野】
【0001】
本発明は、スノーシューズに関し、特に、横断軸の回りをピッチ方向に旋回可能な吊り下げられたブーツ締め具を有するタイプのスノーシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
最近のスノーシューズは、典型的には、ユーザーの足およびブーツを保持するための締め具とブーツの直下の雪および氷上で牽引力を与えるためこの締め具の下側のアイゼンあるいは滑り止めから成り、そしてアイゼンと締め具が横断軸に沿って回転出来るようにこの締め具は回転軸上に来るように構成されている。このスノーシューズは、また、時には、垂直(揺首)軸回りの回転を制限しつつ、アイゼンと締め具の組み合体が長手方向軸の周りの回転、あるいは垂直方向への移動、あるいはこれら両方の組み合わせを可能とする吊り下げシステムを含んでいる。
【0003】
このような吊り下げシステムのスノーシューズ構造への取り付けは、その吊り下げ体を支持するためスノーシューズがある種の構造的特徴を有することを必要とする。これは、アトラス スノーシュー社のスノーシューズのように、スノーシューズの周辺に沿って伸びるアルミ製の管状フレームを使うことによって典型的に達成されてきた。
【0004】
このアルミ製の管状フレームは、要求された構造を与える重量の点でも有効な方法を提供しているが、また同様に、ある氷あるいは雪の表面では、管の円い断面はある種の表面ではむしろ滑る易いので、それが達成出来る牽引力特性にある制限を有することにもなる。
【0005】
本発明は、スノーシューズの周縁の前方部分の周りに伸びておりかつ締め具の吊り下げ体を十分に支持することが出来るアルミ製の管状フレームの鼻部の使用によって締め具およびアイゼンの吊り下げに必要な構造を提供することによって、牽引力に関するこれらの制限を克服することを狙っている。この鼻部は、スノーシューズの後部のための色々な別の形態と組み合わされるので、多くの変形例が可能である。
【0006】
多くの特許が、がっちりとしたタイプの取り付けとなるように締め具をスノーシューズのフレームに機械的に固定することによって、あるいは吊り下げられたタイプの取り付けによって締め具をスノーシューズに取り付けることを、開示している。この両方の取り付け方法において、スノーシューズに牽引力特性を加えるためいろいろな要素が使用されてきた。ここで述べてきた、吊り下げられた締め具と言うのは、テンションのかかったストラップでも良い可撓性のある要素を使ってフレームあるいはアームから支持され、スノーシューズを履いて歩いた時フレームあるいはアームを内側に引っ張るものを意味している。
【0007】
アトラス スノーシュー社は、横断および長手軸、即ちピッチおよびロール方向に沿った2つの自由度で締め具が制限された範囲の動きを有することを可能とする方法で、スノーシューズのフレームから締め具を吊り下げている。これについては、例えば、アトラス社の特許文献1および特許文献2を参照されたい。このタイプのサスペンションは、また締め具が垂直方向への1つの移動(上/下)度の限られた範囲の動きを持つことを可能としている。締め具のこのサスペンションは、即ち、テンションのかかった吊ひもによる内側への引っ張りに対するフレームの反発抵抗は、全周縁構造である、取り囲んでいるスノーシューズのフレーム部材の全長によって支持されている。スノーシューズを使って異なったタイプの雪の状態の上を移動する時牽引力を与えるためにスノーシューズに追加される色々な要素がある。これらの牽引力を与える要素はスノーシューズのデッキに追加される。
【0008】
タブス スノーシューズ社は、また、取り囲んでいるスノーシューズフレームに取り付けられるテンションのかかった吊り下げタイプのスノーシューズ締め具を有している。この締め具もまた取り囲んでいるスノーシューズのフレーム部材の全長によって支持されている。この締め具は、横断および長手軸に沿った2つの回転度の制限された範囲の動きを有している。この締め具は、また垂直方向への1つの移動度を持つことが出来る。スノーシューズのデッキに取り付けられた牽引力要素は、色々な雪の状態でそのスノーシューズを使っている時、牽引力を与える。これらは、タブス スノーシューズ ベンチャー モデルのスノーシューズの特徴である。
【0009】
タブス スノーシューズ社は、特許文献3に示されているような、スノーシューズにがっちりと取り付けられた締め具を有している。この例では、周縁スノーシューズフレームが無い。しかし、その代わりに締め具を支持するプラスチックのスノーシューズデッキが使われている。この締め具は、横断軸に沿ったただ1つの自由度で回転出来、いずれの方向にも移動度は無い。牽引力のためにプラスチックデッキに形成された要素があり、また色々なタイプの雪の状態上を移動する際に、牽引力を加えるためプラスチックデッキに取り付けられている要素がある。これらの牽引力要素は、スノーシューズの中ほどに向かって位置付けられていて、スノーシューズの外側の縁部にはない。この例は、吊り下げ締め具を有していない。
【0010】
マウンテン セイフティ リサーチ社は、特許文献4に示されているように、がっちりと取り付けられた締め具を備えたスノーシューズを有している。この締め具は、取り囲んでいるスノーシューズフレームによってがっちりと支持されておりそしてピッチ、即ち、横断軸に沿った1つの自由度の限られた範囲の動きを有している。この締め具は、取り囲んでいるスノーシューズフレームに取り付けられている、本質的には薄い金属製のレールである、交叉支柱フレーム部材にがっちりと取り付けられている。この例のスノーシューズには、色々なタイプの雪の状態上を移動する際に、牽引力を与える要素は加えられていない。その代わりにこのスノーシューズは、フレーム部材上に底部牽引力要素を有しているあるタイプのスノーシューズフレーム部材を使用している。これは、吊り下げ締め具ではない。
【0011】
ソロモンの特許文献5は、吊り下げ締め具を備えたスノーシューズを記述している。この締め具は、取り囲んでいるスノーシューズデッキによって支持されておりまた関節で繋いだ機械的なリンクによって与えられる、横断および長手軸に沿った2つの回転度の制限された範囲の動きを有している。この例における締め具は、垂直方向への1つの移動度を有している。この例の牽引力要素は、スノーシューズデッキの底面の周縁に設けられている。このスノーシューズは、締め具を取り囲んでいる上で論じかタイプのフレーム部材は有していない、しかし、これは本来的には、プラスチック材料から形成された複合デッキである。吊り下げ締め具のための支持は、スノーシューズの全長によって与えられている。
【0012】
アトラス スノーシュー社の特許文献6は、モールドされたプラスチックの鼻部および尾部片およびスノーシューズの左右中間部構成要素を形成しているこの鼻部および尾部間を伸びている一対のレールを含む多数の片から組み立てられたスノーシューズを記述している。この特許のスノーシューズは、横断旋回軸を介したピッチ回転を与えるブーツ締め具/滑り止めの組み合わせ体を有している。この締め具は、吊り下げられてはいない。
【0013】
【特許文献1】米国特許5,440,827
【特許文献2】米国特許5,699,630
【特許文献3】米国出願公開公報2010/0126046
【特許文献4】米国出願公開公報2004/0231200
【特許文献5】米国特許6,112,436
【特許文献6】米国特許6,226,899
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、スノーシューズの吊り下げられた締め具を支持するために使用されるスノーシューズフレームの鼻部、即ち、前方部を含んでおり、ここでこの締め具は、横断および長手軸に沿った2つの回転度を有しかつ望ましくは1つの垂直方向移動度を有している。スノーシューズフレームの前方部を使ったスノーシューズの締め具の支持は、スノーシューズの残りの後ろ部分が異なった形および材料で構成されることを可能とする。この後ろ部分は、一体ではなくスノーシューズの前方部に接続され、そしてこの2つの部分の断面は同じではない。スノーシューズの締め具を主としてスノーシューズフレームの前方部で支持することの利点は、異なったタイプの後ろ部分を鼻部に取り付けることが出来、かつ、例えば、スノーシューズと雪と氷を含む地表面間のつかみ合う境界を与えることが出来る点である。
【0015】
本発明の目的は、吊り下げられる締め具を主として支持する鼻部を備え、その鼻部に固定される後ろ部分を種々の形態および材料とすることを可能とした使い道の多いスノーシューズのデザインを提供することである。
【0016】
本発明のこのおよびその他の目的、利点および特徴は、以下の望ましい実施例の記述を、添付の図面に沿って考慮することによって明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】先行技術における、周縁フレームから吊り下げられている締め具を備えたスノーシューズの一例を示している上部平面図である。
【図2】この先行技術による、吊り下げられている締め具を備えたスノーシューズのもう一つの例を示している、少し斜視図的な、底部平面図である。
【図3】スノーシューズ中の周縁フレームから吊り下げられている締め具プラットフォームの第3の例を示している斜視図である。
【図4】スノーシューズの吊り下げられている締め具のための支持を提供するフレーム鼻部を備えた、本発明によるスノーシューズの上側を示している斜視図である。
【図5】吊り下げられている締め具を支持している鼻部を備えた、本発明によるスノーシューズの底部を示している斜視図である。
【図6】図5のスノーシューズのもうひとつの底部を示している斜視図である。
【図7】スノーシューズの後ろ部構成要素と組み合わせるための、本発明によるスノーシューズの前方、即ち、鼻部を示している斜視図である。
【図8】図7に示した鼻部に接続する時、後ろフレームの部分として働く一対の牽引力レールを示している斜視図である。
【図9】図7の鼻部の図8における牽引力レール構成要素への組み合わせを示している立面図である。
【図10】組み合わせそして共に固定された図7,8の構成要素を示している斜視側面図である。
【図11】その組み合わせ体を示している底部斜視図である。
【図12】その組み合わせ体を示しているもうひとつの底部斜視図である。
【図13】本発明による鼻部のもうひとつの形を示している斜視図である。
【図14】異なった形の鼻部を備えたもうひとつのスノーシューズを示している側部斜視図である。
【図15】異なった形の鼻部を備えたもうひとつのスノーシューズを示している底部斜視図である。
【図16】もうひとつのスノーシューズの実施例を示している上部斜視図である。
【図17】もうひとつのスノーシューズの実施例を示している底部斜視図である。
【図18】もうひとつのスノーシューズの実施例を示している底部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、吊り下げられている締め具を備えた先行技術のスノーシューズ10を示しており、図では明瞭さを優先して、踏み板のみを示し、締め具のウエビングおよびその上の帯紐は示していない。このタイプの吊り下げられている締め具は、典型的にはアトラス スノーシューズに使用されてきた(例えば、米国特許6,725,576)、ここでは、本質的に非弾性の帯紐14が管状のフレーム16の回りに巻かれそして滑り止め/締め具のプラットホーム12に固定されている。このように帯紐が巻かれているので、このことはプラットホーム、即ち、足床12上にバイアス角を確立し、その結果ユーザーのブーツが中立位置にあるスノーシューズに対して踵が上側に傾く。このサスペンションにはばね力が加えられている、即ち、歩行中にプラットホーム12がスノーシューズのフレームに対して平行に動くと、フレームは実際に撓みそして内側に少し引っ張られる、その結果プラットホームを中立位置に戻そうとする力が働く。このサスペンションは、ばね力によってバイアスの掛けられたピッチ回転を与えるだけでなく、ばね力によってバイアスの掛けられた垂直方向の上/下移動をも与える。
【0019】
図2は、タブス ベンチャーのスノーシューズ22中のもうひとつのタイプの吊り下げ締め具20を示している。この締め具は、図面では少し隠れているが、中央旋回シャフト、即ち、軸の端部26を、ピッチ方向にスノーシューズに対して締め具の自由旋回を可能としながら、保持している、本質的に非弾性のバンド24によって吊り下げられている。このサスペンションには幾分かの上/下移動が許されている。
【0020】
図3は、さらにもうひとつのタイプの先行技術の締め具サスペンションを示している。米国出願公開公報2008/0141564に示されたタブス マウンテ二ヤーのスノーシューズの吊り下げ締め具のプラットホームは、スノーシューズのフレーム中で締め具の垂直方向の移動を可能としており、またもっと具体的に言うと、それは山腹地面向けに、山腹地面に遭遇した時、ブーツおよび締め具がロール軸(中央長手軸)上で傾くことを可能としている。バンド28は、それぞれの側のローラー32を支持するために、管状フレーム30の周りに伸びており、それぞれの側でのローラーの上/下運動を可能としている。これらのローラーは、自由なピッチ回転のためにピッチ旋回軸に固定されている。図3は、締め具それ自身は示していない。
【0021】
図1−3に示した、上の締め具サスペンションシステムの全ては、サスペンションのためにスノーシューズフレームの全長を利用しており、フレームは、歩くとばねとして弾性的に変形し、サスペンション要素の中で張力が増加する。
【0022】
図4は、本発明の第1の実施例におけるスノーシューズを示している。スノーシューズ35は、典型例のように上方に曲がった前方端を有しそして鼻部の後端38に戻るように伸びている全体としてU字型の鼻部36を有している。締め具40は、典型的にアトラス スノーシューズに使われ、図1に全フレームによって吊り下げられているとして図示したような、締め具サスペンションを与えながら、後端38の近くで鼻部の回りに巻かれたストラップ42によって鼻部に吊り下げられている。このスノーシューズは、後ろ部44を有しており、これは、管状でも良いが、しかし、望ましくは、この後ろ部のためのフレームを形成するレール46の底側に牽引力用の歯、即ち、アイゼンを有する別の形状がよい。この締め具サスペンションは、本質的に全体がストラップ42を介して鼻部の2つのアーム36aによって支持されている。例え、スノーシューズの後ろ部44への接続が、鼻部のアームの内側への引っ張り力に対して幾らか寄与するかもしれないが、鼻部の望ましい形状においては、この部分単独で、約200ポンドあるいはそれ以上までの目方のある人に対してもこの締め具を完全に吊り下げるために十分な強度と抵抗を有している。
【0023】
成人のスノーシューズに関しては、体重80から300ポンド、プラス衣服および装備の人用には、フレームが支持しなくてはならない(本発明の場合には、鼻部が支持しなくてはならない)横方向内側への引っ張り力は、ほぼ30ポンドから180ポンドあるいはそれより少しばかり高い範囲にある。この範囲の1例として、図1あるいは4のように吊り下げられた締め具上に、約200ポンドの目方のある人が乗ると、典型的には約108ポンドの内側に引っ張る力を引起す。これらの横方向の力が、鼻部を壊すことなく、本発明の鼻部によって支持されねばならない。それと同時に、この鼻部は固くあってはならずこのサスペンションに必要なばね支持を与えるため弾性がなくてはならない。この鼻部のばね定数はインチ当たり約100から200ポンドあるいはそれ以上、望ましくは少なくともインチ当たり約120ポンドである。組み合わされたスノーシューズのばね定数は、多くの場合後ろ部の形状に依存して著しく高い。最小限、本発明の鼻部のアームは、破壊することなくかつ弾性を維持して、少なくとも30ポンド、望ましくは少なくとも約50ポンドの締め具からの引っ張り力を支持しなくてはならない。比較として、垂直方向に断面が向いている平坦な金属性アイゼンレールから本質的に形成されている金属製フレームを有している上で論じたタイプのスノーシューズについて行ったテストでは、これらのレールが約8ポンドの内向きの横断方向圧縮力のみを支持し得たことを示し、その後、フレームの両側面は曲がりそしてそれらが中ほどでぶつかるまで内側に変形した。
【0024】
図5は、図4におけると同様なかつ上で論じた鼻部36を備えた、本発明の鼻部35aの底部の図である。締め具40は、図4におけると同様な方法で吊り下げられており、そして支持は本質的に全部鼻部36によって与えられている。アイゼンの歯48がスノーシューズの底に沿って、後部44aの全体を通して、また望ましくは鼻部の後ろ部とも重なって、位置付けられている。図6は、別の角度から見た底部の図で、これらのアイゼン50および歯48をより良く図示している。
【0025】
図7は、本発明の鼻部36の形状を示している。この鼻部には、Rが付けられ、上向きに曲がった前方端52を有し、そして後方に伸びるアーム36aを備えて全体として馬蹄型に形成されている。各アームは、図6に示した組み合わせおよび図7、8および9に示した構成性要素のためのスリット54を有している。この鼻部は、アルミニュム管、望ましくはアルミニュム6061 T6(他のアルミニュムも使用出来るが)から、そして形成した鼻部片については上に説明したような強度および弾性の特性を有して、形成されても良い。管は、外径約19mmで約0.75から1.5mmの壁厚で良い。図8は、図7の鼻部36に組み合わされるレール50を示している。これらのレールは、本質的に、それらが組み合わされたスノーシューズ中にあるように位置決めされる。図4に47で全体が示されているタイプの尾部端片は、この尾部の所で2つのレールを一緒に固定するために使われる。図8および9から分るように、下方に伸びる垂直レールを有する全体としてT字型のアイゼンレール50は、望ましくは平坦あるいは少しRの付いた頂面56を有して形成され、そしてそれらのレールの前方端にノッチ58が設けられ、そこでは歯を備えた低部が所定の距離前方に続く、しかしその上部構造は続いていない。
【0026】
図9は、レール50に組み合わされる位置にある鼻部片アーム36aを示している。鼻部片アーム36aは、図7に示すようにその底側にスリットを有しており、従って、アームは、組み合わせのためレール50の頂部の上を摺動できる。プラスチックの充填物58が、レールと鼻部間に密着してかつ安定した嵌め合いを、本質的にはアーム36aの内部空間を充たしながら、与えるために、レール50上に摺動可能に位置決めされかつレールの両側上を延びて設けられている。充填片58は正確に位置決めされているので、組み合わせは鼻部片とレールを一緒に摺動することによってなされ、その結果、レールの上部表面56は鼻部片アーム36aの内側と係合しそして充填片58が管内に捕らえられる。充填片の端部キャップ58aは管36aの端部と係合する。図10から分るように、コネクターの腕木が、次に鼻部片上およびレールにこの目的のために設けられた孔60を(孔は図9に示されている)介して固定される。これらの腕木は62で示されており、それぞれは鼻部の管を締め付けそしてその両側でレール50と係合している。留め具(ボルトあるいはリベット)64がこれらの腕木を固定している。図10および11に示したように、腕木62は、各側面でストラップ42の縁部上を伸びかつそれらを保護しているシールド66と一体であっても良い。このストラップはレールを通して、図9で最も明瞭に分る長く伸びたスロット68を介して、図10−12に示されているような2つの通路中を通過している。
【0027】
鼻部36への2つのレール50の接続は、締め具サスペンションからの内向きの引っ張り力に抵抗する方向への、鼻部それ自身の剛性には最小限のものしか加へていないことが分るであろう。異なった後部および異なった接続形態は、強度および剛性に異なった効果をもたらす。一つの実施例では、鼻部は、望ましくは、スノーシューズの後部からの貢献無しで、サスペンションを十分に支持できる十分な強度のものである。その他の実施例では、鼻部は、後部からの幾らかの貢献に依存する、より少ない強度のものであっても良い。
【0028】
図13は、本発明の一部を形成するもう一つの鼻部36bを示している。この鼻部では、後方に伸びているアーム36cは、スノーシューズの後部としてあるいはもし別個に製作された尾部がある場合の中間部としてその管状部を受けるため、その直径が減らされている。管状のフレーム部材(図示されていない)は、アーム36c上を摺動させ次にボルトあるいはリべットで固定することによって組み合わせる。
【0029】
図14および15は、鼻部70と後部として働くアイゼンレール74間のもう一つの形の接続を示している。この場合には、図示したように(72で示した後部領域においてスリットが切られかつ本質的に平坦にされている)管状であり得る鼻部70は、図示のようにアイゼンレール74に溶接されスリット中に伸びている。これは、図15に示すように、重ね合わせかつボルト締めあるいはリベット締めによって後ろレール部75と共に固定できる鼻部片の平坦な後ろ側レールアーム延長部74を提供する。もし希望すれば、他のタイプの後部も使用出来る。
【0030】
図16,17および18は、本発明のスノーシューズのもう一つの実施例を示しており、ここでは、上で述べた強度および弾性の特性を有する鼻部80が、後のプラスティクあるいは複合部82に固定されている。図16と17は、それぞれスノーシューズの上側と下側を示していおり、図18は、スノーシューズ84全体を底の斜視図で示している。
【0031】
ここでも、上で説明した実施例と同様に、鼻部80は、ストラップ42でスノーシューズ締め具86を吊り下げている左右のアーム80aを有している。この鼻部は上で述べたような特徴と強度特性を有している。鼻部の後ろ側にある、プラスティクあるいは複合部82はモールドされた構成要素で本質的には固い。従って、もし鼻部80のアーム80aが、ストラップの引っ張り力が働いている時アームの内側への動きを制限あるいは阻止するやり方で後部にがっちりと接続されると、締め具サスペンションは望み通りには機能出来なくなる。鼻部が弾性的に変形出来なくなると、サスペンションは著しく剛直となりたわむことが出来なくなる。
【0032】
従って、大部分の鼻部の弾性が保存可能な方法で、比較的固い後部が鼻部に接続される。これは幾つかの異なった方法で実行出来るが、図示した実施例では、それぞれは固くスノーシューズの後部82に固定されている一対の牽引レール86が、鼻部片アーム80aと繋がるよう約1インチから2インチ、最も前方のリベット接続部90から前方に片持ち梁として伸びている前方端88を有している。これらのレール86は、望ましくは、断面が幾分L字型でありかつ図示のように数インチ重なり合うことによってアーム80aに接続できそして水平方向あるいは垂直方向あるいは両方向にボルト締めあるいはリベット締めされる。鼻部の上方に傾いた前方端80b中に侵入することなく、鼻部の領域に牽引力要素を与えるため、かなり長い、例えば、約5インチあるいは6インチの重ね合わせが出来る。
【0033】
鼻部と後部間のその他の形態の接続も可能であり、また鼻部片はその他のタイプの後部にも固定可能である。
【0034】
上で述べた鼻部は別の材料でもまた少し別の形状でも良い。この鼻部は中実あるいは複合U字型弾性鼻部構造のような積層複合構造でも良い。これは明らかに異なるタイプの後部に接続することが出来る。U字型鼻部と言う言及は、スノーシューズの前方端を定義しておりまたスノーシューズの残りの部分への接続のため後方に伸びているアームを有している。
【0035】
後部を含んでいるスノーシューズフレームへの言及は、その部分のフレームとして中実あるいは型から取り出した部分を含むことを意図している。
【0036】
本発明は、断面形状が非常に違う鼻部および後部を一緒に組み合わせそしてスノーシューズの締め具は鼻部によって吊り下げて形成したユニークなスノーシューズを提供する。従来の吊り下げ締め具のスノーシューズは、吊り下げ締め具を支持するために必要な強度および弾性のために、一体的に伸びる左右の周縁フレーム部材を使って、スノーシューズフレームの全長を利用してきた。本発明では、それぞれ断面が変化するタイプでありうる、鼻部片および後部が、別々にかつ違う形状に形成され、そしてリベット、ボルトあるいはその他の締結手段によって一緒に組み合わされる。
【0037】
以上説明した望ましい実施例は、本発明の原理を示すことを狙ったもので、本発明の範囲を限定するものではない。これら実施例に対するその他の実施例および変形例は、当業者にとっては明らかであろうし、また以下の請求項で規定する本発明の精神および範囲から逸脱することなく実施できるであろう。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鼻部および後部を有する多構成要素の組み合わせスノーシューズのフレーム、ここで、
前記後部は尾部を有し、
前記鼻部は全体としてU字型であり、上側に曲がった前方端を有している、
前記後部は前記鼻部と一体ではなく、前記鼻部の後端に固定されている、
前記後部は地面と噛み合うため、前記後部の底部から下方に伸びている牽引力要素を有している、および
前記フレームによって画成される空間内に位置付けされたブーツ締め具を有しており、前記ブーツ締め具は横断方向に伸びかつ前記ブーツ締め具および前記鼻部の左右の後ろ部分に接続されている張力部材によって前記フレーム上に吊り下げられている、雪および氷の地面に対する向上した牽引力を有するスノーシューズ。
【請求項2】
前記スノーシューズの成人ユーザー用として、前記鼻部は、それ自身前記張力部材からの張力および前記スノーシューズ内に吊り下げられた締め具を支持するに十分な強度を有している、請求項1に記載のスノーシューズ
【請求項3】
前記後部は、アイゼンの歯を備えた本質的に垂直方向に伸びる断面の2つのアイゼン レールを有している、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項4】
前記張力部材は、鼻部の左右の後ろ部分の回りに巻かれたストラップを有し、これらのは、本質的に非伸縮性である、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項5】
前記張力ストラップは、前記ブーツ締め具を前方にバイアスのかかった角度に位置付けるような形態にある、請求項4に記載のスノーシューズ
【請求項6】
前記鼻部は、アルミニュユーム製のチューブである、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項7】
前記鼻部は、管状の金属から成り、前記後部は、前記管状鼻部の後端に固定された2つのアイゼンレールを有し、前記管状鼻部の後端のそれぞれは、その底部にスリットを有し、その中を通してレールの前方端が挿入され、そして鼻部とレールが共に留め具によって固定される、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項8】
前記鼻部は、主として管状の金属から成り、かつ前記鼻部の後端は、前記金属製のチューブに溶接されたアイゼンレールを有し、前記後部は、前記鼻部の後端と重なり合いかつ留め具に固定される2つの後部アイゼンレールを有している、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項9】
前記鼻部は、金属製のチューブから成り、また前記後部は、前記鼻部の後端に接続された成形プラスチックデッキを有している、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項10】
前記スノーシューズの後部は、前記プラスチックデッキに固定されかつ下方に方向付けられた金属製のアイゼンレールを有し、前記アイゼンレールは、前記鼻部の後端との接続のため前記後部から前方に伸びている、請求項9に記載のスノーシューズ。
【請求項11】
前記後部は、繊維強化プラスチックから成る、請求項9に記載のスノーシューズ。
【請求項12】
前記鼻部は、張力部材によって内側に引っ張られると、少なくともインチ当たり約120ポンドのばね定数を示す、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項13】
前記鼻部は、張力部材からの少なくとも約30ポンドの引っ張り力下で、弾性を持ちかつ破壊することなく弾性的に変形する、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項14】
前記鼻部は、張力部材からの少なくとも約50ポンドの引っ張り力下で、弾性を持ちかつ破壊することなく弾性的に変形する、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項15】
前記鼻部は、張力部材からの少なくとも約60ポンドの引っ張り力下で、弾性を持ちかつ破壊することなく弾性的に変形する、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項16】
前記鼻部と前記後部のフレームは、その断面形状が同一ではない、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項1】
鼻部および後部を有する多構成要素の組み合わせスノーシューズのフレーム、ここで、
前記後部は尾部を有し、
前記鼻部は全体としてU字型であり、上側に曲がった前方端を有している、
前記後部は前記鼻部と一体ではなく、前記鼻部の後端に固定されている、
前記後部は地面と噛み合うため、前記後部の底部から下方に伸びている牽引力要素を有している、および
前記フレームによって画成される空間内に位置付けされたブーツ締め具を有しており、前記ブーツ締め具は横断方向に伸びかつ前記ブーツ締め具および前記鼻部の左右の後ろ部分に接続されている張力部材によって前記フレーム上に吊り下げられている、雪および氷の地面に対する向上した牽引力を有するスノーシューズ。
【請求項2】
前記スノーシューズの成人ユーザー用として、前記鼻部は、それ自身前記張力部材からの張力および前記スノーシューズ内に吊り下げられた締め具を支持するに十分な強度を有している、請求項1に記載のスノーシューズ
【請求項3】
前記後部は、アイゼンの歯を備えた本質的に垂直方向に伸びる断面の2つのアイゼン レールを有している、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項4】
前記張力部材は、鼻部の左右の後ろ部分の回りに巻かれたストラップを有し、これらのは、本質的に非伸縮性である、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項5】
前記張力ストラップは、前記ブーツ締め具を前方にバイアスのかかった角度に位置付けるような形態にある、請求項4に記載のスノーシューズ
【請求項6】
前記鼻部は、アルミニュユーム製のチューブである、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項7】
前記鼻部は、管状の金属から成り、前記後部は、前記管状鼻部の後端に固定された2つのアイゼンレールを有し、前記管状鼻部の後端のそれぞれは、その底部にスリットを有し、その中を通してレールの前方端が挿入され、そして鼻部とレールが共に留め具によって固定される、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項8】
前記鼻部は、主として管状の金属から成り、かつ前記鼻部の後端は、前記金属製のチューブに溶接されたアイゼンレールを有し、前記後部は、前記鼻部の後端と重なり合いかつ留め具に固定される2つの後部アイゼンレールを有している、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項9】
前記鼻部は、金属製のチューブから成り、また前記後部は、前記鼻部の後端に接続された成形プラスチックデッキを有している、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項10】
前記スノーシューズの後部は、前記プラスチックデッキに固定されかつ下方に方向付けられた金属製のアイゼンレールを有し、前記アイゼンレールは、前記鼻部の後端との接続のため前記後部から前方に伸びている、請求項9に記載のスノーシューズ。
【請求項11】
前記後部は、繊維強化プラスチックから成る、請求項9に記載のスノーシューズ。
【請求項12】
前記鼻部は、張力部材によって内側に引っ張られると、少なくともインチ当たり約120ポンドのばね定数を示す、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項13】
前記鼻部は、張力部材からの少なくとも約30ポンドの引っ張り力下で、弾性を持ちかつ破壊することなく弾性的に変形する、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項14】
前記鼻部は、張力部材からの少なくとも約50ポンドの引っ張り力下で、弾性を持ちかつ破壊することなく弾性的に変形する、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項15】
前記鼻部は、張力部材からの少なくとも約60ポンドの引っ張り力下で、弾性を持ちかつ破壊することなく弾性的に変形する、請求項1に記載のスノーシューズ。
【請求項16】
前記鼻部と前記後部のフレームは、その断面形状が同一ではない、請求項1に記載のスノーシューズ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2012−101071(P2012−101071A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−245267(P2011−245267)
【出願日】平成23年11月9日(2011.11.9)
【出願人】(592104955)ケイ‐ツー、コーポレーション (1)
【氏名又は名称原語表記】K−2 CORPORATION
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月9日(2011.11.9)
【出願人】(592104955)ケイ‐ツー、コーポレーション (1)
【氏名又は名称原語表記】K−2 CORPORATION
【Fターム(参考)】
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