説明

加工顔料、顔料分散組成物、着色感光性組成物、カラーフィルタ、液晶表示素子、及び固体撮像素子

【課題】分散性及び分散安定性に優れた加工顔料、該加工顔料を用いた、顔料の分散性及び分散安定性に優れた顔料分散組成物、該顔料分散組成物を用いた着色感光性組成物、更に、該着色感光性組成物を用いた、色特性の良好なカラーフィルタを提供すること。
【解決手段】顔料を下記一般式(1)で表される高分子化合物で被覆してなることを特徴とする加工顔料〔一般式(1)中、Rは(m+n)価の有機連結基を表し、Rは単結合或いは2価の有機連結基を表す。Aは有機色素構造、複素環構造、酸性基、塩基性窒素原子を有する基、ウレア基、ウレタン基、配位性酸素原子を有する基、炭素数4以上の炭化水素基、アルコキシシリル基、エポキシ基、イソシアネート基、水酸基、及びイオン性官能基から選択される部位を少なくとも1種含む1価の有機基を表す。mは1〜8、nは2〜9を表し、m+nは3〜10を満たす。Pは高分子骨格を表す。〕。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
顔料を下記一般式(1)で表される高分子化合物で被覆してなることを特徴とする加工顔料。
【化1】


〔一般式(1)中、Rは、(m+n)価の有機連結基を表し、Rは単結合或いは2価の有機連結基を表す。Aは有機色素構造、複素環構造、酸性基、塩基性窒素原子を有する基、ウレア基、ウレタン基、配位性酸素原子を有する基、炭素数4以上の炭化水素基、アルコキシシリル基、エポキシ基、イソシアネート基、水酸基、及びイオン性官能基から選択される部位を少なくとも1種含む1価の有機基を表す。n個のA、Rは、それぞれ独立に、同一であっても、異なっていてもよい。mは1〜8、nは2〜9を表し、m+nは3〜10を満たす。Pは高分子骨格を表す。m個のPは、同一であっても、異なっていてもよい。〕
【請求項2】
平均1次粒子径が5〜25nmであることを特徴とする請求項1に記載の加工顔料。
【請求項3】
前記一般式(1)で表される高分子化合物が、更にカルボキシル基を50mgKOH/g以上200mgKOH/g以下の範囲で有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加工顔料。
【請求項4】
前記加工顔料を1−メトキシ−2−プロパノールで洗浄した時の前記一般式(1)で表される高分子化合物の遊離量が30質量%以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の加工顔料。
【請求項5】
前記一般式(1)で表される高分子化合物を、顔料の微細化工程で添加して製造したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加工顔料。
【請求項6】
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の加工顔料を、有機溶剤中に分散してなることを特徴とする顔料分散組成物。
【請求項7】
更に顔料分散剤を含有することを特徴とする請求項6に記載の顔料分散組成物。
【請求項8】
カラーフィルタにおける着色領域の形成に用いられることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の顔料分散組成物。
【請求項9】
請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の顔料分散組成物、光重合性化合物、及び光重合開始剤を含有することを特徴とする着色感光性組成物。
【請求項10】
基板上に、請求項9に記載の着色感光性組成物により形成された着色領域を有することを特徴とするカラーフィルタ。
【請求項11】
請求項10に記載のカラーフィルタを備えることを特徴とする液晶表示素子。
【請求項12】
請求項10に記載のカラーフィルタを備えることを特徴とする固体撮像素子。

【公開番号】特開2009−79148(P2009−79148A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−250044(P2007−250044)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】