説明

合成樹脂製キャップ

【課題】金型設備を複雑化することなく、金型設備との関係から発生する形状制約、特に、蓋部に対応する天面部の形状制約を解消できる構造の合成樹脂製キャップを提供する。
【解決手段】キャップ本体2に第1ヒンジ3を介して接続され、キャップ本体2の天面部6を覆うように設けられた連結片4と、該連結片4を、キャップ本体2の天面部6を覆う位置に係止する係止凸部14と、連結片4に第2ヒンジ19を介して接続され、キャップ本体2の天面部6に設けた各吐出孔16を覆う蓋体20とを備えたので、本キャップ1aは、成形時、左右方向に移動する水平スライド金型を使用する必要がなく、製品形状に制約を受けることが極めて少なくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉操作を片手で容易にできる合成樹脂製キャップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、使用者が片手で開閉できるように、開閉できる範囲がキャップ本体の天面部に対して部分的に限定された合成樹脂製キャップが提供されている。
例えば、図7及び図8に示すように、キャップ50は、容器口(図示略)に装着される胴部51と、該胴部51の上端開口を閉塞する天面部52とから構成される。キャップ50の天面部52には、該天面部52の一部を覆う蓋部53が1つのヒンジ54により連結される。蓋部53が覆う天面部52の範囲に複数の吐出孔55が形成される。また、蓋部53の天面部52側の面には、天面部52の各吐出口55に嵌合される複数の筒状凸部56が形成される。これにより、使用者は片手により、蓋部53を、ヒンジ54を支点として開閉して内容物の振り出しなどに使用することができる。
【0003】
また、特許文献1には、容器本体の口部に取り付けられるスクリュー嵌合式のベースに複数の取り出し孔を設け、これらの取り出し孔を上蓋で開閉するキャップが構成され、上蓋はベースに取り付けられた上蓋部分とヒンジを介して一体に形成されており、このヒンジによって揺動することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−26261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図7及び図8に示す従来のキャップ50を成形するには、蓋部53を1つのヒンジ54を介して天面部52に対して直交するように立てた開状態(図8の状態)で一体成形を行うが、この状態では、蓋部53と天面部52の吐出孔55とが極めて近い位置に配置されるようになる。そして、この従来のキャップ50を成形する際には、上下方向に移動する上部金型及び下部金型と、水平方向に移動する水平スライド金型とが必要になり、金型設備が複雑化してコストアップの要因となる。また、水平スライド金型を使用すると、蓋部が覆うキャップの天面部の範囲は、平面とする設計とせざるを得ず、凹状または凸状の形状を採用することができなかった。この結果、設計形状に制約があり、多様化する製品形態への対応が困難になっていた。
【0006】
また、特許文献1に係るキャップでは、該キャップが2ピースで構成されているため、上述した問題は解消されるが、部品点数及び組立工数が増加し、トータル的なコストアップにつながり、採用することはできない。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、金型設備を複雑化することなく、金型設備との関係から発生する形状制約、特に、蓋部に対応する天面部の形状制約を解消できる構造の合成樹脂製キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、容器口に装着される胴部と、該胴部の一端開口を閉塞する天面部と、該天面部に設けた吐出孔とを備えたキャップ本体と、該キャップ本体に第1ヒンジを介して接続され、前記キャップ本体の天面部を覆うように設けられた連結体と、該連結体を、前記キャップ本体の天面部を覆う位置に係止する係止手段と、前記連結体に第2ヒンジを介して接続され、前記キャップ本体の天面部に設けた吐出孔を覆う蓋体と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項1の発明では、2つのヒンジによって、蓋体をキャップ本体に形成した吐出孔と離れた位置に成形するようにしたので、吐出孔及びその周辺の構造部材を上部金型及び下部金型によって成形することが可能になり水平スライド金型を使用する必要がない。この結果、離れた位置で成形された蓋体が覆うキャップ本体の天面部の範囲内に、吐出孔を底部に有する凹部または吐出孔を囲む環状壁等を形成することができ、製品形状の制約が大幅に改善される。
【0009】
請求項2に記載した発明は、前記第1ヒンジと前記第2ヒンジとは、それぞれ同一方向の軸を中心に回動する回動軸を有することを特徴とするものである。
請求項3に記載した発明は、前記第1ヒンジと前記第2ヒンジとは、それぞれの軸を中心に回動する回動軸の方向を互いに相違させたことを特徴とするものである。
請求項2及び請求項3の発明では、製品形態のバリエーションが増える。
【0010】
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれかに記載した発明において、前記キャップ本体の天面部には、底部に吐出孔を有する凹部又は吐出孔を囲む環状壁が形成され、前記蓋体はこれを覆うように形成されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明では、要求される製品形状へ対応することが可能になる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の合成樹脂製キャップによれば、キャップ製造時においては、蓋体と、キャップ本体に設けた吐出孔周辺とは、2つのヒンジ及び連結体により互いに離れた位置で成形されるので、上下方向に移動する上部金型及び下部金型により成形することができ、金型設備が複雑化することはない。しかも、使用に際しては、吐出孔の近傍に蓋体が位置するので、蓋体を片手で開閉操作を行うことができる。
【0012】
また、本発明の合成樹脂製キャップでは、上部金型及び下部金型から成形することが可能になるので、特に、蓋体が覆うキャップ本体の天面部の範囲内に、底部に有する凹部または吐出孔を囲む環状壁を形成することができ、製品形状に制約を受けることが極めて少ない。しかも、本発明の合成樹脂製キャップでは、上部金型及び下部金型により一体的に成形することができるので、部品点数の増加及び組立工数の増加によるコストアップを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る合成樹脂製キャップの平面図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施形態に係る合成樹脂製キャップの断面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施形態に係る合成樹脂製キャップで、蓋体及び連結片がキャップ本体に被冠されている断面図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施形態に係る合成樹脂製キャップで、蓋体が開けられ、キャップ本体の天面部に設けた吐出孔が開放された状態を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施形態に係る合成樹脂製キャップの平面図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施形態に係る合成樹脂製キャップの断面図である。
【図7】図7は、従来のキャップで蓋部が開けられ、キャップ本体の天面部に設けた吐出孔が開放された状態を示す断面図である。
【図8】図8は、従来のキャップで蓋部が開けられ、キャップ本体の天面部に設けた吐出孔が開放された状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図6に基いて詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係るキャップ1aを図1〜図4に基いて詳細に説明する。
該第1の実施形態に係るキャップ1aは合成樹脂製からなり、図1に示すように、胴部5が容器口(図示略)に嵌合されるキャップ本体2と、該キャップ本体2と第1ヒンジ3を介して接続される連結片4(連結体)と、該連結片4をキャップ本体2の天面部6を覆う位置に係止する係止凸部14(係止手段)と、連結片4と第2ヒンジ19を介して接続され、キャップ本体4の天面部6に設けた各吐出孔16を覆う蓋体20とから構成される。
【0015】
キャップ本体2は、容器口に嵌合される胴部5と、該胴部5の一端開口を閉塞する円形状の天面部6とから構成される。胴部5の内周面には係止突条7が一条形成される。天面部6の下面で胴部5との境界部分には円筒状シール部8が垂下されている。円筒状シール部8の下端でその内周面には、内方に向かって膨出し容器口の外周面に密着される膨出部9が形成される。キャップ本体2の天面部6の下面には、下方に向かって突出して容器口の上端に当接される環状当接部10が形成される。
【0016】
また、キャップ本体2の天面部6には、後述する蓋体20及び連結片4を収容する収容凹部11が形成される。該収容凹部11の平面視形状は、対向する直線壁12、12と、各直線壁12、12の両端から連続して対向する円弧部13、13とを有する形状に形成される。また、収容凹部11において連結片4が位置する、対向する直線壁12、12には、連結片4を天面部6上に係止するための係止凸部14(係止手段)がそれぞれ突設される。収容凹部11の底部には、第1ヒンジ3とは反対側の一方の円弧部13側に寄った位置で、後述する蓋体20が覆う範囲内に平面視円形状の凹部15が形成される。凹部15の底部に内容物の吐出孔16が複数形成される。吐出孔16は円形状に形成される。なお、本実施の形態では、各吐出孔16は、凹部15の底部の略中央に1箇所、その周りに90°ピッチで4箇所形成される。
【0017】
連結片4は、第1ヒンジ3によりキャップ本体2の胴部5で、収容凹部11の他方の円弧部13の範囲内に接続される。蓋体20は、第2ヒンジ19により連結片4に接続される。これら連結片4及び蓋体20は板状に形成される。これら連結片4及び蓋体20が第2ヒンジ19により一体となった形状は、キャップ本体2の天面部6に設けた収容凹部11の平面視形状に対応する形状、すなわち、対向する直線部17、17と各直線部17、17の両端が接続され対向する同心状の円弧部18、18とを有する形状に形成される。なお、第2ヒンジ19は薄膜化され、各円弧部18の中心を通り各直線部17と直交する方向に延びる。そして、蓋体20がキャップ本体2の天面部6に設けた各吐出孔16を開閉可能に覆うようになる。なお、蓋体20の、キャップ本体2の天面部6側の面の略中央には、収容凹部11の底部に設けた凹部15に係合される筒状凸部21が形成される。
【0018】
第1ヒンジ3は、連結片4の円弧部18側と、キャップ本体2の胴部5で、収容凹部11の他方の円弧部13側とを連結している。第1ヒンジ3は、一対の薄膜部22、22により構成され、該各薄膜部22はその平面視形状が台形状に形成される。
なお、本実施の形態では、上述した第1ヒンジ3の回動軸Xと、第2ヒンジ19の回動軸Yとが同一方向に延びている。しかしながら、第1ヒンジ3の回動軸Xと、第2ヒンジ19の回動軸Yとを互いに相違する方向に延びるように形成してもよい。
【0019】
なお、本発明の第1の実施形態に係るキャップ1aを成形する際には、図1及び図2に示すような状態、すなわち、蓋体20及び連結片4を、第1ヒンジ3を支点として反時計周り方向に180°回転させた開状態で、かつ第1ヒンジ19を屈曲させず蓋体20と連結片4とが水平になる状態で一体成形を行う。この一体成形には、従来の図7及び図8に示すキャップ50のように、蓋体20(従来:蓋部53)が各吐出孔16(従来では符号55)に近接した位置ではなく、かつ直立した姿勢で成形されないので、上下方向に移動可能な上部金型及び下部金型だけを使用すればよく、水平方向に移動する水平スライド金型は使用する必要はない。
【0020】
次に、本発明の第1の実施形態に係るキャップ1aの作用を説明する。
図3に示すように、蓋体20及び連結片4を、第1ヒンジ3を支点として時計周り方向に180°回転させて、キャップ本体2の天面部6に設けた収容凹部11に収容すると共に連結片4を係止凸部14によって収容凹部11に係止させた状態とし、続いて、蓋体20に設けた筒状凸部21を収容凹部11の底部に設けた凹部15に係合する。その状態でキャップ本体2の胴部5を容器口に装着する。
そして、容器内の内容物を使用する際には、図4に示すように、蓋体20だけを、第2ヒンジ19を支点として連結片4に対して直交する位置まで反時計周り方向に90°回転させて、各吐出孔16を露出させる。続いて、容器を倒立させることにより、内容物が各吐出孔16から外部に吐出される。なお、蓋体20を開閉する際には、蓋体20は、各吐出孔16に近接した位置において第2ヒンジ19により回動できるので、使用者は片手での開閉操作が可能になる。
【0021】
以上説明した、本発明の第1の実施形態に係るキャップ1aでは、成形時には、蓋体20が各吐出孔16及びその周辺に位置する構造となっていないので、上下方向に移動する上部金型及び下部金型により成形することができ、金型設備が複雑化することはない。また、本キャップ1aでは、水平スライド金型を使用する必要がないので、形状制約を受けることが極めて少なくなり、キャップ本体2の天面部6、詳しくは収容凹部11の底部に、底部に各吐出孔16を有する凹部15を形成することが可能になる。そして、キャップ本体2の各吐出孔16を閉塞する際には、蓋体20に設けた筒状凸部21を、キャップ本体2の天面部6に設けた凹部15に係合させればよく、これにより、蓋体20の位置ズレを防ぎ、密閉性を向上させることができる。
しかも、第1の実施形態に係るキャップ1aでは、キャップ本体2と連結片4とが第1ヒンジ3により連結され、また、連結片4と蓋体20が第2ヒンジ19により連結されて一体成形されるので、部品点数の増加及び組立工数の増加によるコストアップを抑制することができる。
【0022】
次に、本発明の第2の実施形態に係るキャップ1bを図5及び図6に基いて詳細に説明する。なお、第2の実施形態に係るキャップ1bの説明では、第1の実施形態に係るキャップ1aとの相違点のみを説明する。
該第2の実施形態に係るキャップ1bでは、キャップ本体24の天面部6の凹部15周辺から環状壁25が立設される。環状壁25はその内径が先端に向かって漸次拡径するように形成される。環状壁25の内部で凹部15の底部に複数の吐出孔16が形成される。また、天面部6の外周部には係止突条31(係止手段)が一条形成される。また、キャップ本体24に第1ヒンジ3を介して連結体29が接続される。
【0023】
連結体29は、キャップ本体24の天面部6の外周部に係止突条31、32により係止される胴部26と、該胴部26の一端開口を閉塞する円形状の天面部27とから構成される。胴部26の内周面には係止突条32(係止手段)が一条形成される。天面部27には、第1ヒンジ3から遠い側の領域に蒲鉾状の空間が形成される。この天面部27における蒲鉾状の空間を塞ぐように、キャップ本体24の各吐出孔16を開閉可能に覆う蓋体28が配置される。該蓋体28は、第2ヒンジ19により連結体29の天面部27に接続される。第2ヒンジ19は、第1ヒンジ3の回動軸Xと同一方向に延びる回動軸Yを有するように薄膜化される。なお、蓋体28は、平面視蒲鉾状に形成され、第2ヒンジ19と反対側に円弧状垂下片30が形成される。該蓋体28の、キャップ本体24の天面部6側の面に筒状凸部33が形成される。そして、連結体29がキャップ本体24へ被冠された時、蓋体28の筒状凸部33が、キャップ本体24の天面部6に設けた環状壁25内に係合される。
【0024】
なお、本発明の第2の実施形態に係るキャップ1bを成形する際には、図5及び図6に示すような状態、すなわち、連結体29及び蓋体28を、第1ヒンジ3を支点として反時計周り方向に180°回転させた開状態で、かつ第2ヒンジ19を屈曲させない状態で一体成形を行う。この一体成形には、第1の実施形態に係るキャップ1aと同様に、上下方向に移動可能な上部金型及び下部金型だけを使用すればよく、水平方向に移動する水平スライド金型は使用する必要はない。
【0025】
次に、本発明の第2の実施形態に係るキャップ1bの作用を説明する。
図示はしないが、蓋体28を含む連結体29を、第1ヒンジ3を支点として時計周り方向に180°回転させて、連結体29の胴部26に設けた係止突条32をキャップ本体24の天面部6の外周部に設けた係止突条31に係止させつつ、連結体29の蓋体28に設けた筒状凸部33をキャップ本体24の天面部6に設けた環状壁25内に係合する。続いて、その状態でキャップ本体24の胴部5を容器口に装着する。
そして、容器内の内容物を使用する際には、蓋体28だけを、第2ヒンジ19を支点として連結体29の天面部27に対して直交する位置まで反時計周り方向に90°回転させて、各吐出孔16を露出させる。続いて、容器を倒立させることにより、内容物が各吐出孔16から外部に吐出される。なお、蓋体28を開閉する際には、蓋体28は、各吐出孔16に近接した位置において第2ヒンジ19により回動できるので、使用者は片手での開閉操作が可能になる。
【0026】
以上説明した、本発明の第2の実施形態に係るキャップ1bでは、第1の実施形態に係るキャップ1と同様に、上下方向に移動する上部金型及び下部金型により成形することができ、金型設備が複雑化することはない。また、本キャップ1bでも、水平スライド金型を使用する必要がないので、形状制約を受けることが極めて少なくなり、キャップ本体24の天面部6に各吐出孔16を囲むように環状壁25を立設することが可能になる。そして、キャップ本体24の各吐出孔16を閉塞する際には、蓋体28に設けた筒状凸部33をキャップ本体24の天面部6に設けた環状壁25内に係合させればよく、これにより、蓋体28の位置ズレを防ぎ、密閉性を向上させることができる。
【0027】
しかも、第2の実施形態に係るキャップ1bでは、第1の実施形態に係るキャップ1aと同様に、キャップ本体24と連結体29とが第1ヒンジ3により連結され、また、蓋体28と連結体29の天面部27とが第2ヒンジ19により連結されて一体成形されるので、部品点数の増加及び組立工数の増加によるコストアップを抑制することができる。
【符号の説明】
【0028】
1a、1b キャップ,2、24 キャップ本体,3 第1ヒンジ,4 連結片(連結体),20、28 蓋体,11 収容凹部,14 係止凸部(係止手段),15 凹部,16 吐出孔,19 第2ヒンジ,25 環状壁,29 連結体,31、32 係止突条(係止手段),X、Y 回動軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器口に装着される胴部と、該胴部の一端開口を閉塞する天面部と、該天面部に設けた吐出孔とを備えたキャップ本体と、
該キャップ本体に第1ヒンジを介して接続され、前記キャップ本体の天面部を覆うように設けられた連結体と、
該連結体を、前記キャップ本体の天面部を覆う位置に係止する係止手段と、
前記連結体に第2ヒンジを介して接続され、前記キャップ本体の天面部に設けた吐出孔を覆う蓋体と、
を備えたことを特徴とする合成樹脂製キャップ。
【請求項2】
前記第1ヒンジと前記第2ヒンジとは、それぞれ同一方向の軸を中心に回動する回動軸を有することを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製キャップ。
【請求項3】
前記第1ヒンジと前記第2ヒンジとは、それぞれの軸を中心に回動する回動軸の方向を互いに相違させたことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製キャップ。
【請求項4】
前記キャップ本体の天面部には、底部に吐出孔を有する凹部又は吐出孔を囲む環状壁が形成され、前記蓋体はこれを覆うように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の合成樹脂製キャップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−230819(P2011−230819A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105119(P2010−105119)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000220206)東京ライト工業株式会社 (25)
【Fターム(参考)】