説明

平面表示装置の保持構造及び該構造を備えた電子機器

【課題】 簡単な構成で平面表示装置を防振でき、また、電磁波ノイズを遮蔽することができること。
【解決手段】 筐体1の開口部2には、平面表示装置3が設けられる。保持板8は、背面板8aが平面表示装置3の裏面3bに面接触し、保持片8bが側面3cに付勢接触した状態で筐体1に固定される。筐体1が振動しても保持片8bが振動を吸収する。また、背面板8a及び保持片8bが平面表示装置の裏面と側面を覆い、開口部2からの電磁波ノイズの入出射を遮蔽する。保持片8bは、所定間隔毎に、筐体1の裏面1aに接触するアース用バネ片8dとされ、保持板8をアース接続する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に設けられるLCD等の平面表示装置を保持する保持構造に係り、特に、防振と電磁波ノイズの遮蔽を図れる平面表示装置の保持構造及び該構造を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来における平面表示装置の保持構造を示す側断面図である。LCD等の平面表示装置の保持構造を示す図である。電子機器の筐体40には、開口部41に平面表示装置42が設けられ、各種表示がなされる。この平面表示装置42には、4つの角部等複数箇所に取付片42a及び取付け穴が設けられており、開口部41周辺には対応して取付け用のボス44が設けられ、ネジ45を用いて取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記保持構造では、平面表示装置42に対する振動が考慮されていない。また、筐体1の開口部41を介して内部の高周波回路、および平面表示装置42に入出射される電磁波ノイズの遮蔽対策が施されていない。振動を防止するには、ボス44を防振ゴムなど特殊な部品を用いねばならない。
【0004】また、電磁波ノイズの遮蔽のためには、平面表示装置42の裏面及び側面に、この平面表示装置42を覆う如く遮蔽板46を設けねばならない。特に、電子機器が携帯型である場合には、これら防振及び電磁波ノイズの遮蔽対策を施す必要があり、ネジ等を含めて部品点数が多くなりコスト高となり、また組み立て及び保守に手間がかかった。同時に重量化して計量化を図れなかった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で平面表示装置を防振でき、また、電磁波ノイズを遮蔽することができる平面表示装置の保持構造及び該構造を備えた電子機器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の平面表示装置の保持構造は、請求項1記載のように、平面状に形成され画像表示する平面表示装置3を筐体1の開口部2に固定保持するための保持構造において、前記平面表示装置の各側面に付勢接触して該平面表示装置を挟持保持するバネ性のある保持片8bを有し、前記筐体に前記平面表示装置を固定する保持板8を備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、平面状に形成され画像表示する平面表示装置3を筐体1の開口部2に固定保持するための保持構造において、導電性材質が用いられ、前記平面表示装置の外形に対応する幅および長さを有して前記平面表示装置の裏面に面接触する背面板8aと、前記背面板の各辺から折曲形成され、前記平面表示装置の側面に付勢接触して該平面表示装置を挟持保持するバネ性のある保持片8bとからなり、前記平面表示装置を収容した状態で筐体の開口部に取付けられる保持板8を備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載のように、前記保持片は、所定間隔を有する複数のバネ片8cで構成することができる。
【0009】また、請求項4記載のように、前記保持片は、前記背面板の各辺から折曲形成され所定間隔を有する複数のバネ片と、前記複数のバネ片のうち遮蔽しようとする電磁波ノイズの波長に対応する所要間隔部分の前記バネ片が前記筐体にアース接続するよう突出形成されたアース用バネ片8dとすることができる。
【0010】また、請求項5記載のように、前記背面板の一部に該背面板と並行に突出する取付片が設けられ、前記平面表示装置を収容した状態で該取付片部分が筐体に固定される構成としてもよい。
【0011】本発明の電子機器は、請求項6記載のように、内部に高周波回路を備えた携帯型の電子機器であり、平面表示装置3が配置される開口部2部分での電磁波ノイズの遮蔽が必要な電子機器において、電磁波ノイズを遮蔽する材質あるいは筐体内面に遮蔽用塗料が塗布された筐体1と、前記開口部に配置される平面表示装置3と、導電性材質が用いられ前記平面表示装置の外形に対応する幅および長さを有して該平面表示装置の裏面に面接触する背面板8aと、前記背面板の各辺から折曲形成され前記平面表示装置の側面に付勢接触して該平面表示装置を挟持保持するバネ性を有する保持片8bとからなり、前記平面表示装置を収容した状態で筐体の開口部に取付けられ同時に該筐体にアース接続される保持板8と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、請求項7記載のように、前記保持片は、前記背面板の各辺から折曲形成され所定間隔を有する複数のバネ片と、電磁波ノイズを遮蔽しようとする波長に対応する所要間隔部分の前記バネ片が前記筐体に接触するよう突出形成されアース接続されるアース用バネ片8dで構成することができる。
【0013】また、請求項8記載のように、前記背面板の裏面8acには、前記平面表示装置が発する熱を放熱させる放熱手段15を設けてもよい。
【0014】上記構成によれば、平面表示装置3は、保持板8に収容され筐体1の開口部2に取付けられる。保持板8は、平面表示装置3の裏面3bに接する背面板8aと、側面3cに付勢接触するバネ片8cで構成されており、平面表示装置3を防振し、かつ、開口部2からの電磁波ノイズの入出射を遮蔽する。筐体1は、内面1aに導電塗料が塗布され、バネ片8cの一部は内面1aに接する突出されたアース用バネ片8dとされ、保持板8をアース接続している。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の平面表示装置の保持構造を示す側断面図である。電子機器筐体1の開口部2には、LCD等の平面表示装置3が設けられる。開口部2の縁部2aには、筐体1内部の防塵、防滴及び、LCD3の表示面3a部分との接触箇所での衝撃吸収(防振)用にゴムパッキンなどの弾性体5が設けられている。
【0016】開口部2の側部には、複数の取付け部6が設けられる。図示の例では、筐体1内面1aから立設された複数個のボス6で構成されている。このボス6には、LCD3を保持する保持板8が固定される。
【0017】図2は、保持板8を示す斜視図である。以下、一般的なLCD3に設けられている取付片(前記平面表示装置42の取付片42a)を使用しないで、LCD3を保持する手段を説明する。図示のように、保持板8は、導電性及びバネ性を有する平板状の板体が用いられ、型抜きおよび折曲で形成されて内部にLCD3を収容する。保持板8は、LCD3の外形(長さ及び幅)に対応しやや大径に形成された背面板8aと、背面板8aからLCD3の側部に折曲された保持片8bで構成される。
【0018】背面板8aは、LCD3が平面4角形状である場合には、対応して4角状に形成され、保持片8bは、4つの各辺からLCD3の側部方向に突出形成されている。また、背面板8aの4隅には、それぞれ非折曲部分がそのまま延出された取付片9が設けられ、取付け穴が開口されている。なお、背面板8aの一部には、LCD3のコネクタ導出用の開口部8aaが形成されている。
【0019】この背面板8aの内面8abには、LCD3の裏面3bが密接される。保持片8bは、図3の拡大側面図に示す如く、所定間隔(ピッチ)を隔てて設けられる複数のバネ片8cで構成されている。
【0020】背面板8aの端面は、LCD3の側面3cよりやや外側位置とされ、この端面から各バネ片8cの基端部8caが折曲されている。各バネ片8cは、基端部8caからLCD3の側面3c方向に、この側面3cに接触部8cbが当接すべく所定角度傾斜して折曲された後、自由端8cc部分は外方に向け所定角度で折曲されている。
【0021】そして、バネ片8cは、並んだ複数のうち所定個単位で自由端8cc部分がより長く形成されており(アース用バネ片8dとして図中に記載)、筐体1の内面1aに所定の付勢力を有して接触するよう構成されている。筐体1は、プラスチック等合成樹脂で型成形されたもので、この内面1aには、予め導電塗料が塗布されており、保持板8は筐体1に電気的にアース接続される。ここで、各バネ片8d同士のピッチは、電磁波ノイズを遮蔽するための一般条件、必要シールド効果RdB=20log (λ/2d),〔(λ/2)>ピッチd>材料厚t〕を満たすものとされている。
【0022】このλは、筐体1内部に収容される高周波回路から出射される電磁波ノイズの波長、及び平面表示装置3から出射される電磁波ノイズの波長、さらには、外部から筐体1内部に入射させたくない(遮蔽したい)電磁波ノイズの波長を示す。
【0023】保持板8は、LCD3を収容した状態で保持片8b(各バネ片8c)がLCD3の側面3cを挟持保持する。そして、この保持板8は、LCD3を収容した状態で筐体1に取付けられる。図1に示すように、ボス6に保持板8の取付片9を位置させ、ネジ11を用いて保持板8を取付ける。このボス6は、筐体1と一体成形時に突出形成されたものである。
【0024】上記構成によれば、LCD3を収容した保持板8を筐体1に取り付けるだけで簡単に組立できる。この組立時、取付片9の個数に対応した(例えば4個)のネジ11を用いるだけで組み立てることができる。また、組立後にLCD3の交換等保守時にも、ネジ11を外すだけでLCD3を取り出すことができる。
【0025】そして、組み立てた状態において、LCD3は、この保持板8によって防振及び電磁波ノイズが遮蔽される。即ち、LCD3は、側面3cが保持板8の保持片8b(各バネ片8c)によって挟持された構成であるため、LCD3(筐体1)に対して振動が加えられた場合であっても、このバネ片8cがこの振動を吸収してLCD3の損傷を防ぐことができる。
【0026】バネ片8cは、所定の付勢力でLCD3の側面3cに接触し、LCD3を挟持保持する構成であり、平面表示装置3の面方向への振動を吸収する。また、アース用バネ片8dが筐体1の内面1aに弾性接触する構成であり、平面表示装置3の厚さ方向への振動も吸収可能である。なお、保持板8と取付片9との間にバネ材を介挿させる構成とすれば、この厚さ方向への振動吸収力をより高めることができる。上記保持板8は、特に、経年変化で筐体1が撓んだ場合において、LCD3に加わる応力を吸収することができる。
【0027】また、電子機器の筐体1内部には、所定波長の電磁波ノイズを外部に出射する回路が搭載されることがある。また、外部からの所定波長の電磁波ノイズの入射を防止しなければならない回路が搭載されることがある。
【0028】図4に示す電子機器は、このような高周波回路を備えた携帯型の測定器(光パルス試験器、ネットワークアナライザ、電界測定器等)である。この試験器20は、高周波回路、及び筐体1全体を所定の周波数の電磁波ノイズに対し遮蔽する構造とされている。即ち、筐体1は、内面1a(図1参照)に導電塗料が塗布されている。筐体1の略中央位置に開口された開口部2の側部には、スイッチ等の操作部21が設けられる。筐体1は両側部を両手で把持でき、また、筐体1両側に設けられたピン(不図示)にそれぞれベルトを掛け、首から吊り下げて測定できるようになっている。
【0029】開口部2に設けられたLCD3は、測定用の各種表示及び高機能化された操作のために筐体1の大きさに対し比較的大きな面積を占めている。この試験器20においても、LCD3は、前記保持板8で保持される。これにより、開口部2部分を介しての電磁波ノイズの入出射は、保持板8により遮蔽することができ、また、LCD3を振動から保護できるようになっている。
【0030】保持板8は、LCD3の裏面3b全体、及び側面2cに対しては、所定のピッチ,必要シールド効果RdB=20log (λ/2d),〔(λ/2)>ピッチd>材料厚t〕毎にバネ片8cが突出形成されているため、筐体1内部の回路に対する電磁波ノイズの入出射を遮蔽することができる。
【0031】また、上記保持板8は、背面板8aの内面8abがLCD3の裏面3bに密接(面接触)された構成であり、この背面板8aの裏面8acにはLCD3の放熱手段15(図1中一点鎖線で記載)を設けることができる。例えば、熱伝導性の良好な放熱フィンや、放熱ファンを設けることができ、LCD3で発生した熱を放熱させることができる。なお、この放熱手段は、筐体1内部の回路素子に接続されているものと共用することもできる。この場合、保持板8の背面板3aが設けられた範囲内で適切な箇所に放熱手段を接続すればよい。
【0032】ところで、上記構成の保持板8は、LCD3全体を収容し、バネ片8cがLCD3の側面3cを挟持保持する構成であるため、LCD3側には、固定片及び固定穴を形成する必要がない。無論、汎用されている取付片及び取付け穴が設けられたLCD3(図2に記載されたLCD)であっても同様に収容保持できる。
【0033】上記実施形態では、保持板8の保持片8bが複数のバネ片8cで構成された例を説明したが、保持片8bは、背面板8aの各辺でそれぞれ連続状の(各バネ片8c同士の隙間がない)構成としてもよく、LCD3の側面3cを保持して、上記同様に防振と、側部の電磁波ノイズ遮蔽の作用を有する。また、上記実施携帯では、平面表示装置3としてLCDを例に説明したが、これに限らず、プラズマディスプレイ(PDP)や、エレクトロルミネッセンス素子(EL)や、蛍光表示管(VFD)など、他の平面状の表示器を用いた場合においても、同様に、上記防振及び電磁波ノイズの遮蔽の作用を得ることができる。
【0034】また、平面表示装置3の防振のみが必要で、電磁波ノイズの遮蔽を必要としない電子機器においては、前記保持板8は、背面板8aが全面に形成されていなくともよい。また、保持片8bは平面表示装置3を挟持保持するバネ性を有するのみでよく、前述したようなバネ片8cのピッチ配列、及び前記アース用バネ片8dを設ける必要はない。
【0035】また、上記説明では筐体1内面1aに導電塗料を塗布し筐体1を電磁波ノイズを遮蔽する構成としたが、筐体1の材質が電磁波ノイズの遮蔽特性を有する金属材で成形する構成としてもよい。さらに、保持板8は、アース用バネ片8dでアース接続する構成としたが、これのみに限らずさらに所要箇所から導電線を用いて筐体1にアース接続する構成としてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の平面表示装置の保持構造によれば、平面表示装置を収容して筐体の開口部に固定保持できる構成であり、保持板を用いるだけの簡単な構成で保持することができ、組み立て及び保守も容易に行えるようになる。この保持板は、平面表示装置の裏面に接触する背面板と、側面に付勢接触するバネ性の保持片で構成されており、平板状の板を折曲するだけで形成でき、低コスト化及び軽量化を図ることができる。この保持板の保持片により、平面表示装置は面方向及び厚さ方向に所定の自由度をもって筐体に固定することができ、振動が加えられても保持片が吸収して防振することができる。特に、筐体が経年変化で歪んだ場合に、平面表示装置に応力が加わることを防止できるようになる。また、保持板は、背面板と保持片で平面表示装置を覆うため、開口部を介しての電磁波ノイズの入出射を遮蔽することができるようになる。保持板は、保持片の一部をアース用バネ片として突出させるだけで、簡単に筐体にアース接続できる。また、保持板の背面板には平面表示装置の裏面が面接触しているため、裏面に放熱手段を設けるだけの簡単な構成で放熱させることもできるようになる。
【0037】特に、大型の平面表示装置が設けられ、筐体の外径に対して開口部が大径な携帯型の電子機器においても、平面表示装置は、上記保持板のみで防振及び電磁波ノイズを遮蔽して固定保持できるため、小型軽量化を達成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面表示装置の保持構造の実施の形態を示す側断面図。
【図2】保持板を示す斜視図。
【図3】保持板の部分拡大側面図。
【図4】本発明が適用される電子機器を示す平面図。
【図5】従来の平面表示装置の保持構造を示す側断面図。
【符号の説明】
1…筐体、1a…筐体内面、2…開口部、3…平面表示装置、6…ボス、8…保持板、8a…背面板、8ac…裏面、8b…保持片、8c…バネ片、8d…アース用バネ片、9…取付片、11…ネジ、15…放熱手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 平面状に形成され画像表示する平面表示装置(3)を筐体(1)の開口部(2)に固定保持するための保持構造において、前記平面表示装置の各側面に付勢接触して該平面表示装置を挟持保持するバネ性のある保持片(8b)を有し、前記筐体に前記平面表示装置を固定する保持板(8)を備えたことを特徴とする平面表示装置の保持構造。
【請求項2】 平面状に形成され画像表示する平面表示装置(3)を筐体(1)の開口部(2)に固定保持するための保持構造において、導電性材質が用いられ、前記平面表示装置の外形に対応する幅および長さを有して前記平面表示装置の裏面に面接触する背面板(8a)と、前記背面板の各辺から折曲形成され、前記平面表示装置の側面に付勢接触して該平面表示装置を挟持保持するバネ性のある保持片(8b)とからなり、前記平面表示装置を収容した状態で筐体の開口部に取付けられる保持板(8)を備えたことを特徴とする平面表示装置の保持構造。
【請求項3】 前記保持片は、所定間隔を有する複数のバネ片(8c)からなる請求項1又は2のいずれかに記載の平面表示装置の保持構造。
【請求項4】 前記保持片は、前記背面板の各辺から折曲形成され所定間隔を有する複数のバネ片と、前記複数のバネ片のうち遮蔽しようとする電磁波ノイズの波長に対応する所要間隔部分の前記バネ片が前記筐体にアース接続するよう突出形成されたアース用バネ片(8d)である請求項2記載の平面表示装置の保持構造。
【請求項5】 前記背面板の一部に該背面板と並行に突出する取付片が設けられ、前記平面表示装置を収容した状態で該取付け部分が筐体に固定される請求項2記載の平面表示装置の保持構造。
【請求項6】 内部に高周波回路を備えた携帯型の電子機器であり、平面表示装置(3)が配置される開口部(2)部分での電磁波ノイズの遮蔽が必要な電子機器において、電磁波ノイズを遮蔽する材質あるいは筐体内面に遮蔽用塗料が塗布された筐体(1)と、前記開口部に配置される平面表示装置(3)と、導電性材質が用いられ前記平面表示装置の外形に対応する幅および長さを有して該平面表示装置の裏面に面接触する背面板(8a)と、前記背面板の各辺から折曲形成され前記平面表示装置の側面に付勢接触して該平面表示装置を挟持保持するバネ性を有する保持片(8b)とからなり、前記平面表示装置を収容した状態で筐体の開口部に取付けられ同時に該筐体にアース接続される保持板(8)と、を備えたことを特徴とする電子機器。
【請求項7】 前記保持片は、前記背面板の各辺から折曲形成され所定間隔を有する複数のバネ片と、遮蔽しようとする電磁波ノイズの波長に対応する所要間隔部分の前記バネ片が前記筐体に接触するよう突出形成されアース接続されるアース用バネ片(8d)で構成されている請求項6記載の電子機器。
【請求項8】 前記背面板の裏面(8ac)には、前記平面表示装置が発する熱を放熱させる放熱手段(15)が設けられた請求項6記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図4】
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