説明

建築物に敷設する立体庭園

【課題】
建築物に負担を与えずに持続可能な立体庭園を提供する。
【解決手段】
屋上またはバルコニーの床上に樹木51を支持するための格子状骨組52を取り付け、格子状骨組52上に樹木51を置き、樹木51の根36と格子状骨組52を緊結または格子状骨組52と支柱、支柱と樹木51を緊結することによって樹木51を支持し、格子状骨組52下及び周りに骨材122を置いて潅水スペース20を設け、潅水スペース20の給排水をすることによって樹木に潅水し、格子状骨組52周りに骨材122を置き管理スペース40を設けることによって、格子状骨組52から出てきた余分な根36を切断除去及び管理スペース40の清掃を行い、前記潅水スペース20及び管理スペース40以外の床上に保水床版121を配置し、保水床版121上の雨水または散水を保水し、保水した水を潅水スペース20へ流すことを特徴とする立体庭園である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物に敷設する立体庭園に関するものである。立体庭園の諸システムは、潅水、栄養、薬剤補給、泥の回収、日照、樹木の支持、維持管理及び立体庭園の形態によって構成される。ここでいう用土とは、通気性や排水性に優れ、しかも保水性に富むという培養面に適している赤玉土、鹿沼土、腐葉土、砂類、粒状軽石等の総称である。用土の粒の大きさも培養面、潅水面、管理面において大きな要素になる。潅水スペースとは、根にあまねく潅水し、余分な水は流れて排水口に至らしめるスペースである。従って、根が用土と共に給排水性のある容器に入っている場合潅水スペースは、容器回りの空隙でよく、根が容器に入らずに露出している場合潅水スペースは、根回りの用土がくずれないようにし、かつ水が根に潅水した後排水口へ流れるようにするために用土間に空隙が必要であり、所定の粒の大きさが望まれる。根周りにおける管理スペースとは、伸びすぎた根を切断または植え替えを容易にするためのスペースである。従って、根が用土と共に根が伸出できる容器に入っている場合管理スペースは、容器回りの空隙でよく、根が容器に入らずに露出している場合管理スペースは、根回りの用土がくずれないようにしかつ用土を容易に撤去、復旧できることが望まれる。潅水スペースと管理スペースは兼ねることができる。樹木の支持方法については、高木を植えるにしても用土による建築物への荷重負担を最小限にすること、建築躯体への水の浸入を防ぐことがポイントになる。立体庭園の形態については、都市景観に緑を生むヴァーチカルガーデンであること、高層階であっても居室から緑が見えることが望まれる。
【背景技術】
【0002】
従来建築物に敷設する立体庭園の形態と管理についての技術があった。(特許文献1参照)
【0003】
建造物に敷設する庭園の潅水を含む屋上緑化システムの技術があった。(特許文献2参照)
【0004】
屋上庭園の建築の防水と関係付けた施工方法の技術があった。(特許文献3、4参照)
【0005】
潅水設備を持った壁面緑化装置の技術があった。(特許文献5参照)
【0006】
屋上及び地上緑化システム用潅水制御装置の技術があった。(特許文献6参照)
【0007】
植物の倒伏防止装置及び自動潅水装置を備えた分割ユニット式庭園の技術があった。(特許文献7参照)
【0008】
構造物上の庭園に使用される植樹ポットの技術があった。(特許文献8参照)潅水装置を備えた組合せ式庭園の技術があった。(特許文献9参照)
【0009】
人口地盤上での樹木の支持方法の技術があった。(特許文献10参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特公平7−113278
【特許文献2】特許第3699428号
【特許文献3】特開2002−84875
【特許文献4】特開2004−293031
【特許文献5】特許第2822290号
【特許文献6】特許第3992939号
【特許文献7】特開2004−49156
【特許文献8】特開2001−27550
【特許文献9】特開平6−98636
【特許文献10】特開平10−14419
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
都市はますます高層化し、緑が少なくなってきている。高層ビル群の中では地上の緑だけでは十分ではない。ヒートアイランドの公害も発生している。二酸化炭素削減の課題もある。都市景観に寄与し持続可能な立体庭園(ヴァーチカルガーデン)が望まれる。
【0012】
住宅も高層化し、暮しから自然が遠ざかってきている。各住戸に庭園が望まれる。現在の高層住宅の階高では中高木を植えた庭園を造るには低過ぎる。そのために階高を高くするのも不経済である。現在の高層住宅の階高を高くすることなく、高層住宅の各住戸に中高木が植えられる庭園を敷設することが望まれる。
【0013】
立体庭園の樹木の支持方法においては、外観上の配慮から支柱を使わず、なおかつ用土の荷重を減らして建築物への荷重負担を減らすことが望まれる。また、高木を植栽する場合、強風に対して転倒しないようにするためには、高木を容器に入れて置くだけでなく建築躯体と連結して支持することが必要となる。その場合建築物への防水性を図りながらどのように高木を建築躯体で支持するのかが課題になる。これについては、別途提案をしている。(特許第4517120号参照)
【課題を解決するための手段】
【0014】
建築物に敷設する立体庭園において、
屋上またはバルコニーの床上に樹木を支持するための格子状骨組を取り付け、
格子状骨組上に樹木を置き、樹木の根と格子状骨組を緊結または格子状骨組と支柱、支柱と樹木を緊結することによって樹木を支持し、
格子状骨組下及び周りに骨材を置いて潅水スペースを設け、
潅水スペースの給排水をすることによって樹木に潅水し、
格子状骨組周りに骨材を置き管理スペースを設けることによって、
格子状骨組から出てきた余分な根を切断除去及び管理スペースの清掃を行い、
前記潅水スペース及び管理スペース以外の床上に保水床版を配置し、
保水床版上の雨水または散水を保水し、保水した水を潅水スペースへ流すことを特徴とする立体庭園である。
【0015】
前記バルコニーを2階層の高さとし、
2階層からなる空間を正面視左右に分割し、
左右隣り合う2階層の空間を上下に1階層違えることによって、
建築物の各階に2階層の空間を持った庭園を敷設したことを特徴とする立体庭園である。
【0016】
前記建築物の外壁または開口部より外側に床を取り付け、
上下層の床間の高さを建築物の2階層の高さとし、
前記2階層からなる空間を正面視左右に分割し、
前記左右隣り合う2階層の空間を上下に1階層違え、
前記床周りを逆梁構造として床上に潅水スペースを、
床天端から梁天端までのスペースに貯水槽を設け、
貯水槽から潅水スペースの給排水をすることによって、
建築物の各階に2階層の空間を持った庭園を敷設したことを特徴とする立体庭園である。
【0017】
前記建築物を集合住宅または宿舎とし、
前記集合住宅または宿舎の間口に、外壁または開口部より外側に床を取り付け、
上下層の床間の高さを前記建築物の2階層の高さとし、
前記2階層からなる空間を正面視左右に分割し、
前記左右隣り合う2階層の空間を上下に1階層違えることによって、
前記集合住宅の各住戸または各宿舎に2階層の空間を持った庭園を敷設したことを特徴とする立体庭園である。
【0018】
前記床上の貯水槽を無くして替わりに前記オーバーフロー排水口及び排水口と縦樋を接続し、前記潅水スペースの排水を、縦樋を通して地下に設けられた貯水槽へ排水し、
貯水槽より揚水して前記給水口へ給水、または、貯水槽より高置水槽へ揚水して高置水槽より給水口へ給水することを特徴とする立体庭園である。
【0019】
建築物に敷設する立体庭園において、
建築物の外壁面に所定の奥行きを持った開口部を設け、
開口部の床上に有孔の容器を固定し、
有孔の容器内に樹木の根と用土を入れ、
有孔容器周りを囲んで潅水スペースと管理スペースを設け、
用土及び管理スペース上に用土と根の浮き上がりを押さえるための押さえ蓋を設け、
押さえ蓋を建築駆体に取り付けることによって樹木を固定し、
潅水スペース上部に給水口とオーバーフロー排水口を、
潅水スペース下部に排水口を、
開口部の床上に貯水槽を設け、
オーバーフロー排水口及び排水口からの排水を貯水槽に流し、
貯水槽の水を揚水、給水口へ給水できるようにして、
貯水槽から潅水スペースの給排水をすることによって樹木に潅水し、
管理スペース上の押さえ蓋に点検蓋を設けて有孔容器から出てきた根の切断と除去及び管理スペースの清掃を行うことによって自立した立体庭園を造り、
前記樹木を懸崖、斜幹または立木の枝を伸ばして樹枝を建築物の外壁より外側に伸ばすことによって都市空間に緑を与え都市景観に寄与することを特徴とする立体庭園である。
【0020】
前記潅水スペースに湿度計を設け、所定の湿度以下になった時自動的に前記貯水槽より揚水して潅水スペースへ給水、または、前記給水口を開栓して潅水スペースへ給水することを特徴とする立体庭園である。
【発明の効果】
【0021】
都市内建築物に立体庭園(ヴァーチカルガーデン)を敷設することにより、都市に失われた自然を取り戻し、都市景観を良くし、ヒートアイランド、二酸化炭素の削減にも寄与する。また、そこで暮す人、仕事をする人に自然が持つ潤いを与える。庭園の替りに、菜園または稲園とすることもできる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明の立体庭園の断面図を示す。図2は、図1の平面図を示す。
建築物に敷設する立体庭園において、
屋上またはバルコニーの床上に樹木(51)を支持するための格子状骨組(52)を取り付け、
格子状骨組(52)上に樹木(51)を置き、樹木(51)の根(36)と格子状骨組(52)を緊結または格子状骨組(52)と支柱、支柱と樹木(51)を緊結することによって樹木(51)を支持し、
格子状骨組(52)下及び周りに骨材(122)を置いて潅水スペース(20)を設け、
潅水スペース(20)の給排水をすることによって樹木に潅水し、
格子状骨組(52)周りに骨材(122)を置き管理スペース(40)を設けることによって、
格子状骨組(52)から出てきた余分な根(36)を切断除去及び管理スペース(40)の清掃を行い、
前記潅水スペース(20)及び管理スペース(40)以外の床上に保水床版(121)を配置し、
保水床版(121)上の雨水または散水を保水し、保水した水を潅水スペース(20)へ流すことを特徴とする立体庭園である。
保水床版上の雨水または散水は、潅水スペースへ流れて潅水し、根(36)周りの骨材(122)及び用土によって水が蓄えられる。更に、保水床版(121)によっても水が蓄えられ、その浸透水が潅水スペースへ流れる。従って、樹木周りの、保水のための骨材(122)及び用土の量は最小限で済むので、建築物への負担が少なくて済む。また、樹木の根本のレベルが舗装面と同じぐらいのレベルになるので、庭園に広がりができ広く使える。
【0023】
図3は、別な立体庭園の断面図を示し、図4は、図3の正面図である。
前記バルコニー(123)を2階層の高さとし、
2階層からなる空間を正面視左右に分割し、
左右隣り合う2階層の空間を上下に1階層違えることによって、
建築物の各階に2階層の空間を持った庭園を敷設したことを特徴とする立体庭園である。
【0024】
図2〜4参照。
前記建築物(1)の外壁(18)または開口部より外側に床(32)を取り付け、
上下層の床間の高さを建築物の2階層の高さとし、
前記2階層からなる空間を正面視左右に分割し、
前記左右隣り合う2階層の空間を上下に1階層違え、
前記床周りを逆梁構造(42)として床(32)上に潅水スペース(20)を、
床天端(43)から梁天端(44)までのスペースに貯水槽(27)を設け、
貯水槽(27)から潅水スペース(20)の給排水をすることによって、
建築物(1)の各階に2階層の空間を持った庭園を敷設したことを特徴とする。
【0025】
前記建築物(1)を集合住宅(4)または宿舎とし、
前記集合住宅(4)または宿舎の間口に、外壁または開口部より外側に床(32)を取り付け、上下層の床間の高さを前記建築物の2階層の高さとし、
前記2階層からなる空間を正面視左右に分割し、
前記左右隣り合う2階層の空間を上下に1階層違えることによって、
前記集合住宅(4)の各住戸または各宿舎に2階層の空間を持った庭園を敷設したことを特徴とする。
【0026】
図4参照。前記床上(32)の貯水槽(27)を無くして替わりに前記オーバーフロー排水口(22)及び排水口(23)と縦樋(84)を接続し、
前記潅水スペース(20)の排水を、縦樋(84)を通して地下に設けられた貯水槽(27)へ排水し、
貯水槽(27)より揚水して前記給水口(21)へ給水、または、貯水槽より高置水槽へ揚水して高置水槽より給水口へ給水する。
【0027】
図5は、別な立体庭園実施例の断面図である。図6は図5の平面図である。
建築物(1)に敷設する立体庭園において、
建築物(1)の外壁面(18)に所定の奥行き(L)を持った開口部(5)を設け、
開口部(5)の床(32)上に有孔の容器(33)を固定し、
有孔の容器(33)内に樹木の根(36)と用土(16)を入れ、
有孔容器周りを囲んで潅水スペースと管理スペースを設け、
用土及び管理スペース上に用土と根の浮き上がりを押さえるための押さえ蓋を設け、
押さえ蓋を建築駆体に取り付けることによって樹木を固定し、
潅水スペース(20)上部に給水口(21)とオーバーフロー排水口(22)を、
潅水スペース(20)下部に排水口(23)を、
前記開口部(5)の床(32)上に貯水槽(27)を設け、
前記オーバーフロー排水口(22)及び排水口(23)からの排水を貯水槽(27)に流し、貯水槽(27)の水を揚水、給水口(21)へ給水できるようにして、
貯水槽(27)から潅水スペース(20)の給排水をすることによって樹木に潅水し、
管理スペース(40)上の押さえ蓋(41)に点検蓋(34)を設けて有孔容器(33)から出てきた根の切断と除去及び管理スペース(40)の清掃を行うことによって、
自立した立体庭園(45)を造り、
都市空間に緑を与え都市景観に寄与することを特徴とする立体庭園(45)である。
押さえ蓋(41)が一体となって樹木を支持するために、分割された押さえ蓋(41)は連結金物(65)によって連結され、押さえ蓋(41)の周囲はアンカーボルト(61)によって建築駆体に取り付けられる。有孔容器(33)は、防水層(63)上に打たれた押さえコンクリート(62)にアンカーボルト(61)によって取り付けられる。用土上の押さえ蓋(41)は、ツリーサークルであって良い。管理スペース(40)上の押さえ蓋(41)には、管理スペース(40)に適度な湿度が望まれるので開放度に制限がある。
潅水スペース(20)と管理スペース(40)は兼ねることができる。管理スペース(40)は、根(36)の養生のために適度な温度と湿度が必要である。そのために、管理スペース(40)に温度計と湿度計が置かれ定期点検されることが望ましい。
開口部(5)上部の外壁(18)を流れる雨水及び開口部(5)の床(32)上に落ちる雨水も貯水槽(27)へ排水される。貯水槽(27)の容量を適当な容量とすれば潅水に必要な水を貯水槽(27)によって賄うことが可能である。当然貯水槽(27)の容量を超える雨が降った時は、余分な水は排水され、貯水槽(27)の水が不足すれば、上水等によって補給される。
【0028】
前記潅水スペース(20)に湿度計を設け、所定の湿度以下になった時自動的に前記貯水槽(27)より揚水して潅水スペース(20)へ給水、または、前記給水口(21)を開栓して潅水スペース(20)へ給水することを特徴とする。湿度計の図示は省略する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】立体庭園実施例の断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】別な立体庭園実施例の断面図。
【図4】図3の正面図。
【図5】別な立体庭園実施例の断面図。
【図6】図5の平面図。
【符号の説明】
【0030】
1 建築物
2、2a、 立体庭園
4 集合住宅
4a 住戸
5 開口部
8 蔓性植物
9 斜幹
10 懸崖
14 点検スペース
16 用土
18 外壁
20 潅水スペース
21 給水口
22 オーバーフロー排水口
23 排水口
26 泥溜
27 貯水槽
32 床
33 有孔の容器
34 点検蓄
36 根
40 管理スペース
41 押さえ蓋
42 逆梁構造
43 床天端
44 梁天端
51 樹木
52 格子状骨組
61 アンカーボルト
62 押さえコンクリート
63 防水層
64 建築躯体
65 連結金物
84 縦樋
120 給水管
121 保水床版
122 骨材
123 バルコニー
124 取り外し式床版


【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物に敷設する立体庭園において、
屋上またはバルコニーの床上に樹木を支持するための格子状骨組を取り付け、
格子状骨組上に樹木を置き、樹木の根と格子状骨組を緊結または格子状骨組と支柱、支柱と樹木を緊結することによって樹木を支持し、
格子状骨組下及び周りに骨材を置いて潅水スペースを設け、
潅水スペースの給排水をすることによって樹木に潅水し、
格子状骨組周りに骨材を置き管理スペースを設けることによって、
格子状骨組から出てきた余分な根を切断除去及び管理スペースの清掃を行い、
前記潅水スペース及び管理スペース以外の床上に保水床版を配置し、
保水床版上の雨水または散水を保水し、保水した水を潅水スペースへ流すことを特徴とする立体庭園。
【請求項2】
前記バルコニーを2階層の高さとし、
2階層からなる空間を正面視左右に分割し、
左右隣り合う2階層の空間を上下に1階層違えることによって、
建築物の各階に2階層の空間を持った庭園を敷設したことを特徴とする請求項1記載の立体庭園。
【請求項3】
建築物に敷設する立体庭園において、
建築物の外壁面に所定の奥行きを持った開口部を設け、
開口部の床上に有孔の容器を固定し、
有孔の容器内に樹木の根と用土を入れ、
有孔容器周りを囲んで潅水スペースと管理スペースを設け、
用土及び管理スペース上に用土と根の浮き上がりを押さえるための押さえ蓋を設け、
押さえ蓋を建築駆体に取り付けることによって樹木を固定し、
潅水スペース上部に給水口とオーバーフロー排水口を、
潅水スペース下部に排水口を、
開口部の床上に貯水槽を設け、
オーバーフロー排水口及び排水口からの排水を貯水槽に流し、
貯水槽の水を揚水、給水口へ給水できるようにして、
貯水槽から潅水スペースの給排水をすることによって樹木に潅水し、
管理スペース上の押さえ蓋に点検蓋を設けて有孔容器から出てきた根の切断と除去及び管理スペースの清掃を行える自立した庭園を造り、
前記樹木を懸崖、斜幹または立木の枝を伸ばして樹枝を建築物の外壁より外側に伸ばすことによって、都市空間に緑を与え都市景観に寄与することを特徴とする立体庭園。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−23992(P2012−23992A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−163897(P2010−163897)
【出願日】平成22年7月21日(2010.7.21)
【出願人】(301041450)株式会社小笠原設計 (21)
【Fターム(参考)】