説明

建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置

【課題】ドレン管路の配管コストの低減と破損の防止を図ることができるようにした建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置を提供することである。
【解決手段】油圧モータ2の正回転用ポート8に接続された正回転用通路9をコントロールバルブ3のAポートに接続し、逆回転用ポート10に接続された逆回転用通路11をコントロールバルブのBポートに接続し、そのコントロールバルブ3の操作により油圧ポンプ6から吐出される圧油を正回転用通路9と逆回転用通路11に選択的に切換えて送り込むことにより油圧モータ2を回転させるようにする。油圧モータ2のドレン排出口19と正回転用通路9および逆回転用通路11をドレン管路20で接続し、各通路9、11に対する接続位置をアタッチメント1の内部またはその近傍位置として、ドレン管路20の長さの短縮化により配管コストの低減を図る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、建設機械のアーム先端部に着脱自在に、かつ、旋回自在に取付けられる圧砕機や切断機あるいはフォークグラブ等のアタッチメントの油圧モータや油圧シリンダを油圧によって制御する油圧制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図5に示すように、ブーム41およびアーム42を有する建設機械40でもって建築物の解体作業等を行う場合、その建設機械40のアーム42の先端部にアタッチメント50を取付けて作業を行うようにしている。
【0003】
解体作業に用いられるアタッチメント50として、図6に示したものが従来から知られている。このアタッチメント50は、アーム42の先端部に着脱自在に取付けられるブラケット51に、旋回台52と、その旋回台52の旋回駆動用の油圧モータ53を配置し、上記旋回台52に一対の圧砕アーム54、55を開閉可能に支持し、その一対の圧砕アーム54、55を油圧シリンダ56で開閉させるようにしている。
【0004】
上記アタッチメント50による破砕・切断作業においては、一対の圧砕アーム54、55の開閉と旋回台52の旋回とによって建築物を解体するようにしている。
【0005】
ここで、アタッチメント50の油圧モータ53および油圧シリンダ56は建設機械40の油圧によって制御される。図7は、上記アタッチメント50の油圧モータ53を制御する油圧制御回路を示す。この油圧制御回路においては、コントロールバルブ60の操作により油圧ポンプ61から吐出される圧油を油圧モータ53の正回転用ポートPに接続された正回転用通路62と逆回転用ポートPに接続された逆回転用通路63に選択的に切換えて送り込んで油圧モータ53の回転方向を制御し、その油圧モータ53内で発生するドレン油を油圧モータ53のドレンポートPに接続されたドレン管路64から抜くようにしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、図7に示す油圧制御回路においては、油圧モータ53のドレンポートPに接続したドレン管路64を建設機械のブーム41およびアーム42に沿わせて油タンク65まで引き込むようにしているため、配管コストが高くつき、また、ブーム41およびアーム42の旋回や圧砕アーム54、55の開閉による作業時に、ドレン管路64が障害物や破砕物との衝突等により破損し易いという問題があった。
【0007】
この発明の課題は、ドレン管路の配管コストの低減と破損の防止に効果を挙げることができるようにした建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、この発明においては、建設機械のアーム先端部に、油圧モータおよびその油圧モータを駆動源として作動する駆動部を有する作業用アタッチメントを取付け、その油圧モータの正回転用ポートに接続された正回転用通路をコントロールバルブのAポートに接続し、逆回転用ポートに接続された逆回転用通路をコントロールバルブのBポートに接続し、そのコントロールバルブの操作により油圧ポンプから吐出される圧油を正回転用通路と逆回転用通路に選択的に切換えて送り込むことにより油圧モータを回転させるようにした建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置において、前記油圧モータのドレン排出口と前記正回転用通路および逆回転用通路をドレン管路で接続し、正回転用通路および逆回転用通路に対するドレン管路の接続位置を前記アタッチメントの内部またはアタッチメントの近傍位置とし、そのドレン管路に正回転用通路および逆回転用通路に送り込まれる圧油がドレン管路に流れ込むのを防止するチェックバルブを組込んだ構成を採用している。
【0009】
ここで、ドレン管路の数は任意であり、ドレン管路を1本とする場合は、そのドレン管路の端部を第1通路と第2通路に分岐し、第1通路を正回転用通路に接続し、第2通路を逆回転用通路に接続し、その第1通路と第2通路のそれぞれにチェックバルブを組込むようにする。
【0010】
また、ドレン管路を2本とする場合は、一方のドレン管路で油圧モータのドレン排出口と正回転用通路とを接続し、他方のドレン管路で油圧モータのドレン排出口と逆回転用通路とを接続し、そのドレン管路のそれぞれにチェックバルブを組込むようにする。
【0011】
上記の構成からなる油圧制御装置において、コントロールバルブを正回転位置(左位置)に切換えると、正回転用通路に圧油が送り込まれて油圧モータが正回転する。また、コントロールバルブを逆回転位置(右位置)に切換えると、逆回転用通路に圧油が送り込まれて油圧モータが逆回転する。
【0012】
ここで、油圧モータの回転制御時、例えば、油圧モータの起動や停止、あるいは、負荷が急激に上昇して駆動圧力が急に上昇する時等に、油圧モータのドレン量が急に多くなってドレン圧力が急に上昇する、所謂サージ圧力が発生する。このとき、ドレン管路も一瞬高圧となり、油圧モータのシャフトシールに悪影響を及ぼすことになる。
【0013】
そこで、ドレン管路にアキュームレータを組込むことにすれば、ドレン管路に流れ込むサージフローをアキュムレータで吸収することができるので、ドレン管路内の圧力の低減化を図り、油圧モータのシャフトシールへの悪影響を解消することができる。
【0014】
この発明に係る油圧制御回路において、アタッチメントが、前記油圧モータによって回動される旋回台と、その旋回台に支持された一対の作業アームを開閉する油圧シリンダを備えている場合において、上記正回転用通路に、その正回転用通路と油圧シリンダのボトムポートに接続された伸長用通路とに圧油を選択的に切換えて送る第1切換弁を組込み、前記逆回転用通路に、その逆回転用通路と油圧シリンダのロッドポートに接続された収縮用通路とに圧油を選択的に切換えて送る第2切換弁を組込むことにより、第1切換弁と第2切換弁の同時の切換えによって油圧シリンダを作動させることができる。
【発明の効果】
【0015】
上記のように、この発明においては、油圧モータのドレン排出口と正回転用通路および逆回転用通路をドレン管路で接続し、そのドレン管路に正回転用通路および逆回転用通路に送り込まれる圧油がドレン管路に流れ込むのを防止するチェックバルブを組込んだことにより、油圧モータから排出されるドレン油を圧油戻り側ラインに戻すことができ、ドレン管路をブームやアームに沿って付設して油タンクにまで延接させる必要がなくなり、油圧配管の簡素化と配管コストの低減化を図ることができる。
【0016】
また、ドレン管路をブームやアームに沿って付設する必要がないため、ブームおよびアームの旋回時にドレン管路が障害物や破砕物に衝突するという不都合の発生は少なくなり、ドレン管路の破損防止に効果を挙げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基いて説明する。図1は、この発明に係る建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置の第1の実施の形態を示す。この実施の形態では、油圧モータ2を駆動源として図示省略の駆動部を作動させるようにしたアタッチメント1が示されている。
【0018】
図示のように、コントロールバルブ3は、レバー等の操作によって中立位置、正回転位置(左位置)および逆回転位置(右位置)の3位置に切換え可能な切換弁からなる。そのコントロールバルブ3のPポートと油タンク4とは給油通路5により接続され、その給油通路5に油圧ポンプ6が組込まれている。また、コントロールバルブ3のTポートと油タンク4は戻り通路7により接続されている。
【0019】
コントロールバルブ3のAポートと油圧モータ2の正回転用ポート8は正回転用通路9で連通し、また、コントロールバルブ3のBポートと油圧モータ2の逆回転用ポート10は逆回転用通路11で連通している。
【0020】
正回転用通路9と逆回転用通路11のそれぞれには油圧モータ2側からコントロールバルブ3側への圧油の逆流を防止するチェックバルブ12、13が組込まれ、各チェックバルブ12、13の入口側と出口側を連通するバイパス路14、15のうち、一方のバイパス路14はブレーキ弁16のPポートおよびAポートに接続されている。また、他方のバイパス路15はブレーキ弁16のTポートおよびBポートに接続されている。
【0021】
油圧モータ2とブレーキ弁16間において、正回転用通路9と逆回転用通路11は2本の連通路17、18によって連通し、各連通路17、18にリリーフ弁R、Rが組込まれている。
【0022】
油圧モータ2に形成されたドレン排出口19にはドレン管路20が接続されている。ドレン管路20の端部は第1通路20aと第2通路20bとに分岐され、上記第1通路20aは正回転用通路9に接続され、一方、第2通路20bは逆回転用通路11に接続されている。
【0023】
ここで、実施の形態においては、第1通路20aおよび第2通路20bのそれぞれ端部をアタッチメント1内において正回転用通路9および逆回転用通路11に接続するようにしたが、上記アタッチメント1の外部においてそのアタッチメント1に近傍する位置で正回転用通路9および逆回転用通路11に接続するようにしてもよい。
【0024】
第1通路20aおよび第2通路20bのそれぞれにはチェックバルブ21、22が組込まれている。それぞれのチェックバルブ21、22は正回転用通路9および逆回転用通路11に送り込まれる圧油が第1通路20aおよび第2通路20bに流れ込むのを防止するようになっている。
【0025】
実施の形態で示す油圧制御装置は上記の構造からなり、油圧ポンプ6を駆動する状態において、コントロールバルブ3を正回転位置(左位置)に切換えると、油圧ポンプ6から吐出される圧油は正回転用通路9に流れて正回転用ポート8に流入し、油圧モータ2が正回転する。
【0026】
このとき、正回転用通路9に流入する圧油の圧力によってブレーキ弁16がa位置(左位置)に切換わり、油圧モータ2の逆回転用ポート10から逆回転用通路11に流出する油はそのブレーキ弁16を通って下流側に至り、戻り通路7から油タンク4に戻される。
【0027】
上記のような油圧モータ2の回転状態において、コントロールバルブ3を中立位置から逆回転位置(右位置)に切換えると、油圧ポンプ6から吐出される圧油は逆回転用通路11に流れて逆回転用ポート10に流入し、油圧モータ2が逆回転する。
【0028】
このとき、逆回転用通路11に流入する圧油の圧力によってブレーキ弁16がb位置(右位置)に切換わるので、油圧モータ2の正回転用ポート8から正回転用通路9に流出する油はそのブレーキ弁16を通って下流側に至り、戻り通路7から油タンク2に戻される。
【0029】
油圧モータ2の正回転または逆回転状態において、例えば、油圧モータ2を加速回転すると、その油圧モータ2の内部にサージ圧力が発生し、ドレン排出口19からドレン油が排出される。このとき、ドレン油はドレン管路20に流れ、第1通路20aまたは第2通路20bから正回転用通路9と逆回転用通路11のうち圧油戻り側の通路に流れ込んで油タンク4に戻される。
【0030】
このように、第1通路20aと第2通路20bのそれぞれにチェックバルブ21、22を組込んだことにより、油圧モータ2への圧油供給ラインからドレン管路20に圧油の流れ込みを防止する状態で油圧モータ2から排出されるドレンを圧油戻り側ラインに戻すことができる。
【0031】
このため、ドレン管路20をブームやアームに沿って付設して油タンクにまで延接させる必要がなくなり、油圧配管の簡素化と配管コストの低減化を図ることができると共に、正回転用通路9に対する第1通路20aの接続位置および逆回転用通路11に対する第2通路20bの接続位置をアタッチメント1の内部またはその近傍位置とすることにより、建設機械のブームおよびアームの旋回時にドレン管路20が障害物に衝突して破損するのを防止することができる。
【0032】
ここで、油圧モータの回転制御時、例えば、油圧モータの起動や停止、あるいは、負荷が急激に上昇して駆動圧力が急に上昇する時等に、油圧モータのドレン量が急に多くなってドレン圧力が急に上昇する、所謂サージ圧力が発生する。このとき、ドレン管路も一瞬高圧となり、油圧モータのシャフトシールに悪影響を及ぼすことになる。
【0033】
例えば、旋回駆動中に回転体が障害物に当たり、コントロールバルブ3を急に中立位置に戻す操作を行うと、正回転用通路9と逆回転用通路11のうち、圧油供給ライン側の通路に圧力の封じ込みが起こり、その封じ込められた圧油が各部の回路構成機器から圧油戻り側ラインの通路に流れて正回転用通路9および逆回転用通路11は高圧状態に保持されると共に、油圧モータ2の内部およびドレン管路20の内部も高圧状態となり、油圧モータ2のシャフトシールに悪影響を及ぼす。
【0034】
そこで、図2の第2の実施の形態で示すように、ドレン管路20にアキュームレータ26を組込むことにより、ドレン管路20内の圧力上昇を抑え、上記のような不都合を解消することができる。
【0035】
図1および図2に示す油圧制御回路においては、ドレン管路20を単一とし、そのドレン管路20の端部を第1通路20aと第2通路20bに分岐し、第1通路20aを正回転用通路9に接続し、第2通路20bを逆回転用通路11に接続したが、図3に示す第3の実施の形態のように、ドレン管路20を2本とし、一方のドレン管路20で油圧モータ2の第1ドレン排出口19aと正回転用通路9を接続し、他方のドレン管路20で油圧モータ2の第2ドレン排出口19bと逆回転用通路11を接続するようにしてもよい。
【0036】
この場合、ドレン管路20のそれぞれにチェックバルブ21、22を組込んで、正回転用通路9や逆回転用通路11に流れる圧油がドレン管路20に流れ込むのを防止し、必要に応じて少なくとも一方のドレン管路20にアキュームレータ26を組込むようにする。
【0037】
図4はこの発明に係る油圧制御装置の第4の実施の形態を示す。この実施の形態は、図6に示すアタッチメント50の油圧モータ53と油圧シリンダ56を制御する油圧制御装置を示す。
【0038】
ここで、油圧モータ53の回転を制御する油圧制御回路は図2に示す油圧モータ2の油圧制御回路と同一であるため、同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。図4に示すように、正回転用通路9をポンプ側通路9aとモータ側通路9bとに分割し、そのポンプ側通路9aを第1切換弁31のPポートに接続し、かつ、モータ側通路9bを第1切換弁31のAポートに接続し、上記第1切換弁31のBポートと油圧シリンダ56のボトムポート56aを伸長用通路33で連通している。
【0039】
また、逆回転用通路11をポンプ側通路11aとモータ側通路11bとに分割し、そのポンプ側通路11aを第2切換弁32のPポートに接続し、かつ、モータ側通路11bを第2切換弁32のAポートに接続し、上記第2切換弁32のBポートと油圧シリンダ56のロッドポート56bを収縮用通路34で連通している。
【0040】
上記の構成からなる油圧制御装置においては、第1切換弁31と第2切換弁32を同時にモータ操作側位置(左位置)に切換えることによって前述と同様に油圧モータ53を回転させることができると共に、シリンダ操作側位置(右位置)に切換え、その切換え状態においてコントロールバルブ3を右位置または左位置に切換えることによって油圧シリンダ56を伸縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明に係る建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置の第1の実施の形態を示す油圧回路図
【図2】この発明に係る建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置の第2の実施の形態を示す油圧回路図
【図3】この発明に係る建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置の第3の実施の形態を示す油圧回路図
【図4】この発明に係る建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置の第4の実施の形態を示す油圧回路図
【図5】建設機械を示す正面図
【図6】図5に示すアタッチメントの一部切欠正面図
【図7】従来の油圧制御装置を示す油圧回路図
【符号の説明】
【0042】
2 油圧モータ
3 コントロールバルブ
6 油圧ポンプ
8 正回転用ポート
9 正回転用通路
10 逆回転用ポート
11 逆回転用通路
19 ドレン排出口
19a 第1ドレン排出口
19b 第2ドレン排出口
20 ドレン管路
20a 第1通路
20b 第2通路
21 チェックバルブ
22 チェックバルブ
26 アキュームレータ
31 第1切換弁
32 第2切換弁
33 伸長用通路
34 収縮用通路
52 旋回台
53 油圧モータ
54 圧砕アーム(作業アーム)
55 圧砕アーム(作業アーム)
56 油圧シリンダ
56a ボトムポート
56b ロッドポート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建設機械のアーム先端部に、油圧モータおよびその油圧モータを駆動源として作動する駆動部を有する作業用アタッチメントを取付け、その油圧モータの正回転用ポートに接続された正回転用通路をコントロールバルブのAポートに接続し、逆回転用ポートに接続された逆回転用通路をコントロールバルブのBポートに接続し、そのコントロールバルブの操作により油圧ポンプから吐出される圧油を正回転用通路と逆回転用通路に選択的に切換えて送り込むことにより油圧モータを回転させるようにした建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置において、
前記油圧モータのドレン排出口と前記正回転用通路および逆回転用通路をドレン管路で接続し、正回転用通路および逆回転用通路に対するドレン管路の接続位置を前記アタッチメントの内部またはアタッチメントの近傍位置とし、そのドレン管路に正回転用通路および逆回転用通路に送り込まれる圧油がドレン管路に流れ込むのを防止するチェックバルブを組込んだことを特徴とする建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置。
【請求項2】
前記ドレン管路が、単一のドレン管路からなり、そのドレン管路の端部を第1通路と第2通路に分岐し、前記第1通路を正回転用通路に接続し、第2通路を逆回転用通路に接続し、その第1通路と第2通路のそれぞれにチェックバルブを組込んだ請求項1に記載の建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置。
【請求項3】
前記ドレン管路が、2本のドレン管路からなり、一方のドレン管路で油圧モータのドレン排出口と正回転用通路とを接続し、他方のドレン管路で油圧モータのドレン排出口と逆回転用通路とを接続し、2本のドレン管路のそれぞれにチェックバルブを組込んだ請求項1に記載の建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置。
【請求項4】
前記ドレン管路にアキュームレータを組込んだ請求項1乃至3のいずれかの項に記載の建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置。
【請求項5】
前記アタッチメントが、前記油圧モータによって回動される旋回台と、その旋回台に支持された一対の作業アームを開閉する油圧シリンダを備え、前記正回転用通路に、その正回転用通路と油圧シリンダのボトムポートに接続された伸長用通路とに圧油を選択的に切換えて送る第1切換弁を組み込み、前記逆回転用通路に、その逆回転用通路と油圧シリンダのロッドポートに接続された収縮用通路とに圧油を選択的に切換えて送る第2切換弁を組込んだ請求項1乃至4のいずれかの項に記載の建設機械におけるアタッチメントの油圧制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−308944(P2008−308944A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−159889(P2007−159889)
【出願日】平成19年6月18日(2007.6.18)
【出願人】(000229450)日本ニューマチック工業株式会社 (44)
【Fターム(参考)】