説明

情報処理システム、情報中継装置、およびコンピュータが実行するためのプログラム

【課題】情報媒体が提供する情報に関連するネットワーク上の情報を、利用者が簡単に取得することが可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報媒体100は、自己が提供する情報に関連するWebサイトにアクセスするための複数の簡潔コード110を提供し、端末装置200は、簡潔コード110を入力して、URL変換サーバ300に送信し、URL変換サーバ300は、端末装置200から送信される簡潔コードを受信し、複数の簡潔コードとURLとを関連づけて格納するURL変換テーブル304を参照して、受信した簡潔コードに対応するURLに変換し、変換したURLで指定されるWebサイトにアクセスして、ページデータを受信し、受信したページデータを端末装置200に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報中継装置、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関し、簡単なコードを入力して、関連するネットワーク上の情報を簡易に取得することが可能な情報処理システム、情報中継装置、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年ネットワーク等の情報伝達手段を介して情報の取得や買い物、チケットの注文等のサービスを受けられるようになってきた。サービスを受ける場合、URLと呼ばれるサービス提供者のアドレスおよびサービス種を最初に入力する。ネットットワーク上でサービスを受ける場合、サービス提供者のアドレスおよびhttp:のようにURLを入力する必要があり、キーボードに慣れていない利用者にとっては不便であり、また、雑誌等印刷物あるいはテレビやラジオからの情報を元に入力する場合、キー操作に慣れた利用者でも入れ間違えたり記憶できなかったりして不便である。特に、携帯電話などの入力機能に制限が多い端末からは、長いURLを入力するのは不便である。
【0003】
ネットワーク上のサービスを簡単に選択する技術として、例えば、特許文献1が公知である。同文献では、端末装置が、キーから入力された文字列の中からあらかじめ登録したキーワードを検索しこれに対応して登録された問い合わせサーバのネットワークアドレスに変換すると共に、入力された文字列からキーワードを除いた部分をこの問い合わせサーバに送出する。問い合わせサーバは、当該部分をURLに変換して端末装置に送り返す。この後、端末装置は、目的とするURLにアクセスする。
【0004】
【特許文献1】特開2002−24116号公報 図7
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記文献の技術では、端末装置の利用者は、文字列を入力した後、問い合わせサーバにURL変換要求を出し、さらに戻ってきた変換結果のURLを再度ブラウザのアドレス欄に入力する必要があるため、利用者としては、文字列の入力と、URLの入力の2つのアクションが必要となるため、利用者にとってその操作が煩雑であるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、情報媒体が提供する情報に関連するネットワーク上の情報を、利用者が簡単に取得することが可能な情報処理システム、情報中継装置、およびコンピュータが実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、端末装置および情報中継装置がネットワークを介して通信可能に構成された情報処理システムにおいて、情報媒体は、自己が提供する情報に関連する前記ネットワーク上の情報を享受するための1または複数の簡潔コードを提供し、前記端末装置は、前記簡潔コードを入力して、前記情報中継装置に送信し、前記情報中継装置は、前記端末装置から送信される簡潔コードを受信する受信手段と、前記1または複数の簡潔コードと、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報とを関連づけて格納するテーブルと、前記テーブルを参照して、前記端末装置から受信した簡潔コードに対応するアドレス情報に変換する変換手段と、前記変換したアドレス情報が示すアクセス先にアクセスして情報を取得し、前記端末装置に送信する中継手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記簡潔コードに使用期間制限を設けることが望ましい。
【0009】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記情報媒体は、定期的に発行される出版物の紙面であり、当該紙面には前記簡潔コードが印刷されており、前記出版物の発行毎に簡潔コードに一定の使用期間制限を設け、所定周期単位で同一の簡潔コードを使用することが望ましい。
【0010】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、前記端末装置を指定し、前記アクセス先からは、前記情報が前記端末装置に送信されるが望ましい。
【0011】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、自己または前記端末装置を選択することが望ましい。
【0012】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスして取得した情報を前記端末装置に適したデータ形態に変換して、当該端末装置に送信することが望ましい。
【0013】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記簡潔コードは、階層構造を有することが望ましい。
【0014】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記簡潔コードは、上位側からメディアの種類を示すMedia Codeと、ページ番号を示すPage Codeと、記事番号を示すArticle Codeとで構成されており、前記テーブルには、前記Media Code、前記Page Code、および前記Article Code毎に、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報が関連づけられており、前記変換手段は、前記簡潔コードを上位側のコードから識別することが望ましい。
【0015】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記情報中継装置は、前記端末装置から入力されるアカウント情報を認証して、アクセスを許可することが望ましい。
【0016】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記情報媒体は、紙面型情報提供媒体、映像型情報媒体、または音声型情報媒体であることが望ましい。
【0017】
上記した課題を解決して、本発明の目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して端末装置と通信可能に構成されている情報中継装置において、前記端末装置から送信される簡潔コードを受信する受信手段と、前記簡潔コードは、情報媒体により提供され、当該情報媒体が提供する情報に関連する前記ネットワーク上の情報を享受するためのものであり、1または複数の簡潔コードと、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報とを関連づけて格納するテーブルと、前記テーブルを参照して、前記端末装置から受信した簡潔コードに対応するアドレス情報に変換する変換手段と、前記変換したアドレス情報が示すアクセス先にアクセスして情報を取得し、前記端末装置に送信する中継手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記簡潔コードに使用期間制限を設けることが望ましい。
【0019】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記情報媒体は、定期的に発行される出版物の紙面であり、当該紙面には前記簡潔コードが印刷されており、前記出版物の発行毎に簡潔コードに一定の使用期間制限を設け、所定周期単位で同一の簡潔コードを使用することが望ましい。
【0020】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、前記端末装置を指定することが望ましい。
【0021】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、自己または前記端末装置を選択することが望ましい。
【0022】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスして取得した情報を前記端末装置に適したデータ形態に変換して、当該端末装置に送信することが望ましい。
【0023】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記簡潔コードは、階層構造を有することが望ましい。
【0024】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記簡潔コードは、上位側からメディアの種類を示すMedia Codeと、ページ番号を示すPage Codeと、記事番号を示すArticle Codeとで構成されており、前記テーブルには、前記Media Code、前記Page Code、および前記Article Code毎に、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報が関連づけられており、前記変換手段は、前記簡潔コードを上位側のコードから識別することが望ましい。
【0025】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記端末装置から入力されるアカウント情報を認証して、アクセスを許可することが望ましい。
【0026】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記情報媒体は、紙面型情報提供媒体、映像型情報媒体、または音声型情報媒体であることが望ましい。
【0027】
また、本発明の好ましい態様によれば、コンピュータがプログラムを実行することで、上記情報中継装置の各手段として機能することが望ましい。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、情報媒体は、自己が提供する情報に関連するネットワーク上の情報を享受するための1または複数の簡潔コードを提供し、端末装置は、簡潔コードを入力して、情報中継装置に送信し、前記情報中継装置は、端末装置から送信される簡潔コードを受信し、1または複数の簡潔コードとネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報とを関連づけて格納するテーブルを参照して、受信した簡潔コードに対応するアドレス情報に変換し、変換したアドレス情報が示すアクセス先にアクセスして情報を取得した後、端末装置に送信することとしたので、端末装置の利用者は、簡単なコードを入力するだけで、情報媒体が提供する情報に関連するネットワーク上の情報を取得することができ、情報媒体が提供する情報に関連するネットワーク上の情報を、利用者が簡単に取得することが可能な情報処理システム、情報中継装置、およびコンピュータが実行するためのプログラムを提供することが可能になるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下に、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る情報提供システムの全体構成例を示す図である。本実施の形態にかかる情報提供システムにおいては、情報媒体100が、自己が提供する情報に関連するネットワーク上の情報を享受するための簡潔コードを提供する。本実の形態にかかる情報提供システムは、図1に示すように、情報媒体100から提供される簡潔コードを入力して、URL変換サーバ300に送信する端末装置200・・・と、端末装置200から送信されてくる簡潔コードを受信して、受信した簡潔コードを対応するURL(アドレス情報)に変換し、変換したURLで指定される情報提供サーバ400にアクセスしてページデータを受信し、受信したページデータを端末装置200に送信するURL変換サーバ(情報中継装置)300・・・と、情報媒体100が提供する情報に関連する情報を提供する情報提供サーバ(Webサーバ)400・・・とがネットワーク500を介して互いに接続されて構成されている。
【0031】
ネットワーク500は、例えば、インターネットであるがこれに限定されるものではない。また、同図では、携帯電話用の基地局および無線通信網の図示を省略し、これらはネットワーク500に含まれるものとする。端末装置200は、例えば、PC、携帯電話、およびPDA等である。以下の実施例では、端末装置200が携帯電話である場合を例示して説明する。簡潔コードを提供する情報媒体100は、雑誌、新聞等の紙面型情報提供媒体、テレビ、DVD、ビデオ等の映像型情報媒体、ラジオ等の音声型情報媒体等の各種媒体がある。以下では、簡潔コードを提供する情報媒体として、雑誌を例示して説明する。
【0032】
つぎに、情報媒体100および簡潔コードについて図2を参照して説明する。図2は、情報媒体100の一例である雑誌の紙面を示している。同図において、110は簡潔コードを示しており、各簡潔コード110には、URLが関連付けられている。同図に示す例では、各記事毎に簡潔コード110“「1」、「2」、「3」,「4」、「5」、「6」、「7」”が記述されている。後述するように、各記事に関する情報を閲覧したい場合には、端末装置200から各記事に対応する簡潔コード110を入力してURL変換サーバ300に送信すると、URL変換サーバ300を中継して、各簡潔コードに関連付けられたURLで指定される情報(Webページ)、すなわち、各記事に関する情報を取得することができる。例えば、記事3に関連する情報を閲覧したい場合には、端末装置200で簡潔コード「3」を入力してURL変換サーバ300に送信すると、簡潔コード「3」に対応するURLで指定される情報(Webページ)を取得することができる。ここでは、簡潔コードとして、数字を使用することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0033】
図3は、本発明に係る端末装置200の一例である携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。端末装置200は、図3に示すように、互いにバスを介して接続されるCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、不揮発性メモリ204、無線通信部205、操作部206、通話処理部207,および表示部208を備えている。
【0034】
CPU201は、当該端末装置200の装置各部を制御する。CPU201が種々の処理を行う際にRAM203はワーキングエリアとして用いられる。
【0035】
ROM202には、CPU201によって実行される種々のプログラムが記憶されている。例えば、通話、電話番号やメールアドレス等の個人用データのメモリ登録、読み出し等の携帯電話としての機能を実現するプログラム、ブラウザアプリケーション、後述するダウンロードしたアプリケーションを実行するための環境を実現するアプリケーションなどのプログラム(以下、ネイティブプログラムという)が記憶されている。CPU201は、ROM202からこれらのネイティブプログラムを読み出して実行することで、通話、データ通信、個人用データの登録、読み出し、利用など携帯電話としての種々の機能を実現することができる。また、端末装置200は、一般的な無線電話を行うための機能に加え、パケットデータ通信機能およびブラウザ機能を備えている。
【0036】
無線通信部205は、アンテナを有し、ネットワーク500との間で行われる無線通信を制御する。無線通信部205は、CPU201の制御の下、送話音声に対応するデータやパケット通信用データなどを搬送波に重畳して無線信号を生成し、生成した無線信号をアンテナを介して基地局6へ送信する。また、無線通信部205は、ネットワーク500から送信される無線信号をアンテナにより受信し、これを復調して受話音声データや通信データ(HTMLデータや、アプリケーションデータ等)などを得る。
【0037】
操作部206は、テンキーなどの複数のキーを有しており、利用者のキー操作に応じた操作指示信号をCPU201に出力する。通話処理部207は、マイクロホン、スピーカ、音声信号処理部等を有しており、CPU201の制御の下、他の電話機との間で行われる通話に必要な処理を行う。表示部208は、LCD(Liquid Crystal Display)を有しており、かかるLCDに種々の情報を表示させる。
【0038】
不揮発性メモリ204は、SRAM(Static RAM)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の書き換え可能なメモリであり、個人用データを格納する個人用データ領域と、ダウンロードしたアプリケーションを格納するアプリケーション領域等を有している。
【0039】
図4は、図1のURL変換サーバ300の機能構成図である。図5は、URL変換テーブルの一構成例を示す図である。URL変換サーバ300は、図4に示すように、通信制御部301、コード受付部302、LUT変換部303、URL変換テーブル304、URL呼出制御部305とを備えている。
【0040】
通信制御部301は、ネットワーク500に接続されており、ネットワーク500を介して各種装置とデータ通信を行うためのインターフェィスである。
【0041】
コード受付部302は、通信制御部301を介して、端末装置200からコード入力画面要求があった場合に、コード入力画面を当該端末装置200に送信し、端末装置200からの簡潔コード110を受信する。LUT変換部303は、コード受付部302で受信した簡潔コードを、URL変換テーブル304を参照して、対応するURLに変換してURL呼出制御部305に送出する。URL変換テーブル304は、情報媒体100から提供される複数の簡潔コード110と、各簡潔コード110に対応するURLとを格納するテーブルである。
【0042】
図5は、URL変換テーブル304の一例を示す図である。図5は、上記図2で示した情報媒体100の簡潔コードをURLに変換するためのURL変換テーブルの一例を示している。URL変換テーブル304には、図5に示すように、各簡潔コード110”「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」”と、対応するURL”「aaa.bbb.cc.1」、「aaa.bbb.cc.2」,「aaa.bbb.cc.3」,「aaa.bbb.cc.4」,「aaa.bbb.cc.5」、「aaa.bbb.cc.6」,「aaa.bbb.cc.7」が格納されている。例えば、簡潔コード「4」の場合は、URL「aaa.bbb.cc.4」に変換される。URL呼出制御部305は、通信制御部301を介して、LUT変換部303から受け取ったURLで指定されるアクセス先である情報提供サーバ400にアクセスし、情報提供サーバ400からページデータを受信して端末装置200に送信する。
【0043】
図6は、URL変換サーバ300のハードウエア構成図である。URL変換サーバ300は、ワークステーション等で構成することができる。URL変換サーバ300は、図6に示すように、CPUを含む制御ユニット311と、メモリユニット312と、表示ユニット313と、入力ユニット314と、CD−ROMドライブユニット315(DVDドライブユニット、FDドライブユニットであってもよい)と、HDユニット316と、外部I/Fユニット317と、印刷ユニット318とを備え、これらの各ユニットは、それぞれシステムバスBを介して接続されている。
【0044】
メモリユニット312は、RAM、ROM等の各種メモリで構成されている。制御ユニット311は、メモリユニット312のRAMやROMに記憶されているプログラムやデータを用いてURL変換サーバ300全体の制御を行うと共に、URL変換サーバ300と他の機器とのデータ通信をも制御する。RAMは、外部ユニット316、もしくはCD−ROMドライブユニット315からロードされたプログラムやデータを記憶保持するエリアを備えると共に、制御ユニット311の処理対象のデータを一時的に記憶したり、制御ユニット311が各種の処理を行うために使用するワークエリアを備える。
【0045】
ROMはURL変換サーバ300全体の制御を行うためのプログラムやデータを格納する。表示ユニット313はCRTや液晶画面などにより構成されており、URL変換サーバ300の状態や各種操作画面などを表示する。 入力ユニット314は、キーボード、マウス等を備えており、利用者がデータを入力するためのものであり、例えば、上述のURL変換テーブル304を作成したり、そのデータの更新・削除等を行う。
【0046】
HDユニット316は、URL変換サーバ300が行う処理に従ったプログラムが保存されており、RAMにロードし、制御ユニット311がこのプログラムを実行することで、上述した各部の機能を実現する。また、HDユニット316は、各種プログラムを保存する領域や上述のURL変換テーブル304を形成する領域を備えている。
【0047】
なお、これらのプログラムやデータはCD−ROM319などの記憶媒体に記憶させておいてもよく、その場合、CD−ROMドライブユニット315により、CD−ROM1316が記憶しているプログラムやデータを読み出し、RAMやHDユニット316に読み出したプログラムやデータを出力する。
【0048】
外部ユニットI/F318は、上記ネットワーク500と接続するためのもので、ネットワークを介して他の機器とのデータ通信を行うために使用される。
【0049】
図7は、本発明の一実施の形態に適用される情報提供システム1の動作の一例を説明するフローチャートである。図8は、端末装置200の画面遷移の一例を示す図である。
【0050】
図7において、端末装置200では、URL変換サーバ300にコード入力画面要求を送出する(ステップS1)。URL変換サーバ300では、コード受付部302が端末装置200からコード入力画面要求を受信すると(ステップT1)、コード入力画面データを端末装置200に送信する(ステップT2)。端末装置200は、コード入力画面データを受信すると(ステップS2)、コード入力画面を表示する(ステップS3)。図8のP1は、コード入力画面の一例を示す図である。コード入力画面P1では、コード入力欄251と、送信ボタン252が表示されている。このコード入力欄251に簡潔コード110を入力し、送信ボタン252を選択すると、入力された簡潔コード110をURL変換サーバ300に送信することができる。図2に示す情報媒体100において、端末装置では、記事5をみたい場合は、簡潔コードとして「5」をコード入力欄251に入力し、送信ボタン251を選択する。
【0051】
端末装置200では、コード入力画面で情報媒体100に記述されている所望の簡潔コード110を入力し(ステップS4)、入力した簡潔コード110をURL変換サーバ300に送信する(ステップS5)。URL変換サーバ300では、コード受付部302で簡潔コードを受信すると(ステップT3)、LUT変換部303は、URL変換テーブル304を参照し、コード受付部302で受信した簡潔コード110を対応するURLに変換して、URL呼出制御部305に送出する(ステップT4)。URL呼出制御部305は、LUT変換部303から受け取ったURLで指定されるアクセス先である情報提供サーバ400にページ送信要求を送出する(ステップT5)。
【0052】
情報提供サーバ400は、URL変換サーバ300からページ送信要求を受信すると(ステップU1)、ページデータをURL変換サーバ300に送信する(ステップU2)。URL変換サーバ300では、URL呼出制御部305は、情報提供サーバ400からページデータを受信し、受信したページデータを端末装置200に送信する(ステップT6)。端末装置200は、URL変換サーバ300からページデータを受信すると、ページデータを表示する(ステップS6)。図8のP2は、ページ画面の一例を示す図である。
【0053】
以上説明したように、実施の形態1によれば、情報媒体100は、自己が提供する情報に関連するWebサイトにアクセスするための複数の簡潔コード110を提供し、端末装置200は、簡潔コード110を入力して、URL変換サーバ300に送信し、URL変換サーバ300は、端末装置200から送信される簡潔コードを受信し、複数の簡潔コードとURLとを関連づけて格納するURL変換テーブル304を参照して、受信した簡潔コードに対応するURLに変換し、変換したURLで指定されるWebサイトにアクセスして、ページデータを受信し、受信したページデータを端末装置200に送信することとしたので、端末装置200の利用者は、簡単なコードを入力するだけで、すなわち、1回の操作で、情報媒体100が提供する情報に関連するWeb上の情報を取得することができ、情報媒体100が提供する情報に関連するWeb上の情報を、利用者が簡単に取得することが可能となる。また、実際のURLを利用者に直接見せることなく、URLへの接続ができ、URLを秘密化することができる。また、端末装置200のブラウザの種類に拘わらず、情報媒体が提供する情報に関連するWeb上の情報を簡単に取得することができる。
【0054】
(1)変形例1
図9−1は、変形例1を説明するための図である。変形例1では、短い簡潔コードは、使用できる数が限られているので、簡潔コード110に使用有効期限を設け、簡潔コード110を使い回す場合について説明する。ここでは、情報媒体100が月刊誌である場合を例示して説明する。同図において、情報媒体100A1,A2,A3,A4,・・・は、所定の月刊誌の1月号、2月号、3月号、4月号,・・・を示している。情報媒体100A1,A2,A3,A4,・・・では、それぞれ簡潔コード1〜7,11〜17,21〜27,1〜7,・・・を使用している。URL変換テーブル304A1,A2,A3,A4,・・・は、情報媒体100A1,A2,A3,A4,・・・の簡潔コード1〜7,11〜17,21〜27,1〜7をそれぞれURLに変換するためのものである。
【0055】
情報媒体100A1,A2,A3,A4,・・・に使用される簡潔コード1〜7,11〜17,21〜27,1〜7,・・・は、それぞれ3ヶ月間の有効期間が設定されており、3ヶ月間使用可能となっている。3ヶ月経過すると、簡潔コード1〜7,11〜17,21〜27を再利用し、3ヶ月周期で繰り返し使用する。これにより、短いコードを使い回すことができ、端末装置200の利用者が簡潔コードを入力するのが容易となる。
【0056】
URL変換サーバ300は、各情報媒体100A1,A2,A3,A4,・・・に対応するURL変換テーブル304A1,A2,A3,A4,・・・をそれぞれ3ヶ月間保持し、3ヶ月経過に削除する。
【0057】
ここで、異なる簡潔コードを同じURLに割り当てることもできる。例えば、1月号の情報媒体100A1の簡潔コード「2」と2月号の情報媒体100A2の簡潔コード「12」には、同一のURLが割り当てられている。このように、1つのURLに対して、異なる簡潔コードを割り当て、それぞれの簡潔コードの使用可能期間をずらすことで、期限切れ時期に対して、新旧いずれの簡潔コードも使用することで、簡潔コードの再利用時の誤変換を減らすことができる。
【0058】
ここでは、情報媒体100が月刊誌の場合について説明したが、同様に、例えば、テレビ放送の場合は放送後24時間、週刊誌の場合は発行後3週間の簡潔コードの有効期限を設け、簡潔コードを再利用することができる。
【0059】
変形例1によれば、簡潔コードに使用期間制限を設けているので、同一の簡潔コードでも使用時期によって異なるURLに関連づけることが可能となる。
【0060】
(2)変形例2
図9−2および図9−3は、変形例2を説明するためのフローチャートである。図9−2および図9−3において、図7と同等な処理を行うステップには、同一のステップ番号を付してあり、共通する部分の説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0061】
上記実施の形態1では、URL変換サーバ300のURL呼出制御部305は、端末装置200から送信される簡潔コードに対応するURLにアクセスし、ページデータを受け取り、受け取ったページデータを端末装置200に送信する構成である。これに対して、変形例2では、URL呼出制御部305は、目的のURLにアクセスするところまで代行し、戻る時のIPアドレス、およびPort番号等(送信先指定)を端末装置200のものを使用して、URL変換サーバ300を経由しないで(バイパスさせる)、直接、目的の情報提供サーバ400から端末装置200にページデータを送信する構成としてもよい。
【0062】
図9−2において、URL変換サーバ300のURL呼出制御部305は、送信先を端末装置200に指定して、URLが示す情報提供サーバ400にアクセスする(ステップT10)。情報提供サーバ400は、URL変換サーバ300からページ送信要求を受信すると(ステップU1)、ページデータを端末装置200に送信する(ステップU10)。これにより、リッチコンテンツのように、戻りの情報量が多くなってもURL変換サーバ300に負荷がかかることを防止することができる。
【0063】
また、URL呼出制御部305は、目的の情報提供サーバ400からのページデータを、自己を経由させるか/バイパスさせるかを判断して、そのいずれかを選択する構成としてもよい。この判断は、アクセスするページデータのデータ量・URL変換サーバ300の負荷状態・ユーザの指定の有無等に基づいて行うことができる。
【0064】
図9−3において、URL変換サーバ300のURL呼出制御部305は、アクセスするページデータの大きさ・URL変換サーバ300の負荷状態・ユーザの指定の有無等に基づいて、自己を経由させるか/バイパスさせるかを判断する(ステップT21)。URL呼出制御部305は、バイパスさせる場合には、送信先を端末装置200に指定して、URLにアクセスする(ステップT23)。これに応じて、情報提供サーバ400は、ページデータを端末装置200に送信する(ステップU21)。他方、URL呼出制御部305は、自己を経由する場合には、自己を送信先に指定して、URLにアクセスする(ステップT22)。これに応じて、情報提供サーバ400は、ページデータをURL変換サーバ300に送信し(ステップU22)、URL呼出制御部305は、情報提供サーバ400からページデータを受信して、端末装置200に送信する(ステップT6)。
【0065】
変形例2では、URL変換サーバ300のURL呼出制御部305は、アクセスするページデータの大きさ・URL変換サーバ300の負荷状態・ユーザの指定の有無等に基づいて、自己を経由させるか/バイパスさせるかを判断しているので、外部にアプリケーションスイッチを付けてバイパスさせる場合に比して、より簡単でかつ選択的な運用が可能となる。
【0066】
(3)変形例3
変形例3では、URL変換サーバ300のURL呼出制御部305は、情報提供サーバ400から受信したページデータを、端末装置200(端末装置200のブラウザ)に適したデータ形式に変換して端末装置200に送信する。具体的には、URL呼出制御部305は、html−コンパクトhtml変換手段を有している。URL呼出制御部305は、ページデータがhtmlであり、端末装置200がコンパクトhtmlに対応している場合は、ページデータをhtmlからコンパクトhtmlに変換して端末装置200に送信する。また、URL呼出制御部305は、ページデータがコンパクトhtmlであり、端末装置200がhtmlに対応している場合は、ページデータをコンパクトhtmlからhtmlに変換して端末装置200に送信する。
【0067】
(実施の形態2)
実施の形態2に係る情報提供システムを説明する。実施の形態2では、情報媒体から提供される簡潔コードを階層化したものである。実施の形態1に係る情報提供システムの全体構成図、端末装置の構成図、URL変換サーバの構成図は、実施の形態1と同様であり、ここでは異なる点についてのみ説明する。
【0068】
図10は、実施の形態2に係る簡潔コードの階層構造を説明するための図である。実施の形態2では、図10に示すように、簡潔コードを、メディアの種類を示すMedia Code、ページ番号を示すPage Code、記事番号を示すArticle Codeで構成し、階層化(階層構造)している。これにより、複数の異なるメディアやメディアの複数のページから簡潔コードを提供することが可能となる。
【0069】
図11は、実施の形態2に係る情報媒体100の一例である雑誌の紙面を示している。同図において、110Aは、Media Code、110Bは、Page Code、110Cは、Article Codeを示している。同図に示す例では、Media Code110Aとして、「553」,Page Code110Bとして、「32」,Article Code110Cとして、各記事毎に「1」、「2」、「3」,「4」、「5」、「6」、「7」が記述されている。各記事を閲覧したい場合には、端末装置200から「Media Code、Page Code、およびArticle Code」を入力して、URL変換サーバ300に送信する。例えば、記事5に関する情報を閲覧したい場合には、簡潔コード「553325」を入力してURL変換サーバ300に送信すると、記事5に関する情報を取得することができる。
【0070】
実施の形態2にかかるURL変換テーブル304は、各メディアから提供される各簡潔コードを対応するURLに変換可能に構成されている。URL変換テーブル304は、Media Code、Page Code、およびArticle Code毎に、対応するURLを格納している。
【0071】
図12は、実施の形態2に係るURL変換テーブル304の一部を示す図である。図12に示す例は、図11に示す情報媒体100の簡潔コード110A,B,CをURLに変換するためのものである。同図では、Media Code「553」に、URL「aaa.bbb」が、Page Code「32」に、URL「aaa.bbb.cc」が、Article Code”「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」”に、URL”「aaa.bbb.cc.1」、「aaa.bbb.cc.2」,「aaa.bbb.cc.3」,「aaa.bbb.cc.4」,「aaa.bbb.cc.5」、「aaa.bbb.cc.6」,「aaa.bbb.cc.7」“がそれぞれ関連づけられている。
【0072】
LUT変換部303は、コード受付部302から簡潔コード110を受け取ると、上位から順に、上位3桁でMedia Codeを識別し、中位2桁でPage Codeを識別し、下位1桁でArticle Code」を識別し、URL変換テーブル304を参照して、対応するURLに変換する。
【0073】
例えば、簡潔コード「553325」を受け取った場合には、上位3桁でMedia Codeを「553」と識別し、中位2桁でPage Code「32」を識別し、下位1桁でArticle Code「5」を識別し、対応するURL「aaa.bbb.cc.5」に変換する。簡潔コード「553」を受け取った場合には、上位3桁でMedia Codeを「553」と識別し、対応するURL「aaa.bbb」に変換する。また、簡潔コード「55332」を受け取った場合には、上位3桁でMedia Codeを「553」と識別し、中位2桁でPage Code「32」を識別し、対応するURL「aaa.bbb.cc」に変換する。なお、簡潔コード「32」や「5」を受け取った場合には、Media Codeが識別されないため、エラーを端末装置300に返信する。
【0074】
以上説明したように、実施の形態2によれば、情報媒体100から提供される簡潔コードを階層構造としたので、複数の異なるメディアから提供される情報に各々関連するWeb上の情報を取得することが可能となる。
【0075】
(1)変形例1
図13−1は、変形例1を説明するための図である。利用者が、最初だけ階層化されたコードをすべて入力し、次からは、異なる部分だけの入力で済むように、上位のコードを端末装置200のブラウザのクッキーに記憶したり、URL変換サーバ300のコード受付部302で記憶することにしてもよい。例えば、図13−1に示すように、図11の情報媒体100の紙面において、記事5を最初にみたい場合の入力は、「553325」であるが、次に記事6をみたい場合は、同じ媒体の同じページであるので、入力を「6」とする。
【0076】
(2)変形例2
簡潔コードとして、電話番号や固有名詞などの既知情報を使用することにしてもよい。これにより、簡潔コードの入力が容易になる。
【0077】
(3)変形例3
図13−2は、変形例3を説明するための図である。情報への参照率の高いURLに対して、意図的に短い簡潔コードを割り当てることにしてもよい。例えば、図11の情報媒体100では、雑誌のページを想定しているためコード長が長くなる。上記変形例1によれば、2度目からは上位コードの省略が可能であるが、最初は長いコードの入力が必要となる。そこで、参照率の高いURLに対して特別な短いコードを割り当て、1度目からコード入力を単純化することにしてもよい。例えば、図13−2に示すように、図11の情報媒体100の紙面において、記事5を最初にみたい場合に省略コードを用いて、「*51」を入力する。省略コードと簡潔コードとの対応関係は、端末装置200のブラウザまたはURL変換サーバ300のコード受付部302が記憶しておき、省略コードが入力された場合には簡潔コードに変換する。
【0078】
(4)変形例4
図13−3および図13−4は、変形例4を説明するための図である。URL変換サーバ300が、簡潔コードに対応したURLで指定される情報を端末装置200に提供する場合に、有料化したり、会員制とするために、アカウントを設定してアクセス制限することにしてもよい。変形例4では、URL変換サーバ300は、端末装置200から入力されるアカウント情報を認証してアクセスを許可する。
【0079】
例えば、アクセスコントロール用に配布したID番号の入力をアクセス条件としてもよい。具体的には、最初の入力時に、1度だけ有効なアクセス用IDコードを付加しなければ、URL変換サーバ300がアクセスを拒否することにしてもよい。図13−3に示す例では、図11の情報媒体100の紙面において、記事5を最初にみたい場合の入力は、アクセス用IDコード(1829)を付加して、「1829553325」を入力する。
【0080】
また、会員登録による参照制限を加えることにしてもよい。例えば、ID番号の代わりに、会員IDコードと会員PINコードを組み合わせ、アクセス制限を設けることにしてもよい。図13−4に示す例では、図11の情報媒体100の紙面において、記事5を最初にみたい場合の入力は、会員IDコード(1234)と会員PINコード(9876)を付加して、「1234876553325」を入力する。
【0081】
(5)変形例5
図13−5は、変形例5を説明するための図である。端末装置200のブラウザに機能追加ソフトウェアを組み込み、利用者がURL変換サーバ300(URL変換サイト)の存在を知らなくても、簡潔コードを入力するだけで対応したURLの情報を取得可能な構成としてもよい。例えば、図13−5において、ブラウザの機能追加ソフトウェアは、ツールバーの入力位置に必要なコードが入力されると、URL変換サーバ300に簡潔コードを送信し、URL変換サーバ300は簡潔コードに対応したURLのページデータを取得して、端末装置200のブラウザに送信する。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明に係る情報処理システム、情報中継装置、およびコンピュータが実行するためのプログラムは、各種情報媒体から提供される簡単なコードを入力して、関連するネットワーク上の情報を取得する場合に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】実施の形態1に係る情報提供システムの全体構成例を示す図である。
【図2】情報媒体の一例である雑誌の紙面を示す図である。
【図3】端末装置の一例である携帯電話機の一構成例を示すハードウエア構成図である。
【図4】URL変換サーバの機能構成図である。
【図5】URL変換テーブルの一構成例を示す図である。
【図6】URL変換サーバのハードウエア構成図である。
【図7】実施の形態1に係る情報提供システムの動作の一例を説明するフローチャートである。
【図8】端末装置の画面遷移の一例を示す図である。
【図9−1】実施の形態1の変形例1を説明するための図である。
【図9−2】実施の形態1の変形例2を説明するための図である。
【図9−3】実施の形態1の変形例3を説明するための図である。
【図10】実施の形態2に係る簡潔コードの階層構造を説明するための図である。
【図11】実施の形態2に係る情報媒体の一例である雑誌の紙面を示す図である。
【図12】実施の形態2に係るURL変換テーブルの一部を示す図である。
【図13−1】実施の形態2の変形例1を説明するための図である。
【図13−2】実施の形態2の変形例2を説明するための図である。
【図13−3】実施の形態2の変形例3を説明するための図である。
【図13−4】実施の形態2の変形例4を説明するための図である。
【図13−5】実施の形態2の変形例5を説明するための図である。
【符号の説明】
【0084】
1 情報提供システム
100 情報媒体
110 簡潔コード
200 端末装置
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 不揮発性メモリ
205 無線通信部
206 操作部
207 通話処理部
208 表示部
300 URL変換サーバ
301 通信制御部
302 コード受付部
303 LUT変換部
304 URL変換テーブル
305 URL呼出制御部
311 制御ユニット
312 メモリユニット
313 表示ユニット
314 入力ユニット
315 CD−ROMドライブユニット
316 HDユニット
317 外部I/Fユニット
318 印刷ユニット
400 情報提供サーバ
500 ネットワーク




【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置および情報中継装置がネットワークを介して通信可能に構成された情報処理システムにおいて、
情報媒体は、自己が提供する情報に関連する前記ネットワーク上の情報を享受するための1または複数の簡潔コードを提供し、
前記端末装置は、前記簡潔コードを入力して、前記情報中継装置に送信し、
前記情報中継装置は、
前記端末装置から送信される簡潔コードを受信する受信手段と、
前記1または複数の簡潔コードと、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報とを関連づけて格納するテーブルと、
前記テーブルを参照して、前記端末装置から受信した簡潔コードに対応するアドレス情報に変換する変換手段と、
前記変換したアドレス情報が示すアクセス先にアクセスして情報を取得し、前記端末装置に送信する中継手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記簡潔コードに使用期間制限を設けたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記情報媒体は、定期的に発行される出版物の紙面であり、当該紙面には前記簡潔コードが印刷されており、前記出版物の発行毎に簡潔コードに一定の使用期間制限を設け、所定周期単位で同一の簡潔コードを使用することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、前記端末装置を指定し、
前記アクセス先からは、前記情報が前記端末装置に送信されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、自己または前記端末装置を選択することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスして取得した情報を前記端末装置に適したデータ形態に変換して、当該端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記簡潔コードは、階層構造を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記簡潔コードは、上位側からメディアの種類を示すMedia Codeと、ページ番号を示すPage Codeと、記事番号を示すArticle Codeとで構成されており、
前記テーブルには、前記Media Code、前記Page Code、および前記Article Code毎に、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報が関連づけられており、
前記変換手段は、前記簡潔コードを上位側のコードから識別することを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記情報中継装置は、前記端末装置から入力されるアカウント情報を認証して、アクセスを許可することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記情報媒体は、紙面型情報提供媒体、映像型情報媒体、または音声型情報媒体であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項11】
ネットワークを介して端末装置と通信可能に構成されている情報中継装置において、
前記端末装置から送信される簡潔コードを受信する受信手段と、
前記簡潔コードは、情報媒体により提供され、当該情報媒体が提供する情報に関連する前記ネットワーク上の情報を享受するためのものであり、
1または複数の簡潔コードと、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報とを関連づけて格納するテーブルと、
前記テーブルを参照して、前記端末装置から受信した簡潔コードに対応するアドレス情報に変換する変換手段と、
前記変換したアドレス情報が示すアクセス先にアクセスして情報を取得し、前記端末装置に送信する中継手段と、
を備えたことを特徴とする情報中継装置。
【請求項12】
前記簡潔コードに使用期間制限を設けたことを特徴とする請求項11に記載の情報中継装置。
【請求項13】
前記情報媒体は、定期的に発行される出版物の紙面であり、当該紙面には前記簡潔コードが印刷されており、前記出版物の発行毎に簡潔コードに一定の使用期間制限を設け、所定周期単位で同一の簡潔コードを使用することを特徴とする請求項12に記載の情報中継装置。
【請求項14】
前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、前記端末装置を指定することを特徴とする請求項11に記載の情報中継装置。
【請求項15】
前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスする場合に、前記情報の送信先として、自己または前記端末装置を選択することを特徴とする請求項11に記載の情報中継装置。
【請求項16】
前記中継手段は、前記アクセス先にアクセスして取得した情報を前記端末装置に適したデータ形態に変換して、当該端末装置に送信することを特徴とする請求項11に記載の情報中継装置。
【請求項17】
前記簡潔コードは、階層構造を有することを特徴とする請求項11に記載の情報中継装置。
【請求項18】
前記簡潔コードは、上位側からメディアの種類を示すMedia Codeと、ページ番号を示すPage Codeと、記事番号を示すArticle Codeとで構成されており、
前記テーブルには、前記Media Code、前記Page Code、および前記Article Code毎に、前記ネットワーク上の情報のアクセス先を示すアドレス情報が関連づけられており、
前記変換手段は、前記簡潔コードを上位側のコードから識別することを特徴とする請求項17に記載の情報中継装置。
【請求項19】
前記端末装置から入力されるアカウント情報を認証して、アクセスを許可することを特徴とする請求項11に記載の情報中継装置。
【請求項20】
前記情報媒体は、紙面型情報提供媒体、映像型情報媒体、または音声型情報媒体であることを特徴とする請求項11に記載の情報中継装置。
【請求項21】
請求項11〜請求項20のいずれか1つに記載の情報中継装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータが実行するためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9−1】
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【図9−2】
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【図9−3】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13−1】
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【図13−2】
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【図13−3】
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【図13−4】
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【図13−5】
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【公開番号】特開2007−226563(P2007−226563A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−47284(P2006−47284)
【出願日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(000005979)三菱商事株式会社 (56)