説明

情報処理装置、情報処理システム、その処理方法及びプログラム

【課題】表示上のデータを指定することで、指定されたデータに関連するテーブルからデータを取得して、取得したデータをサジェスト表示することで、データベースの編集作業を効率化する仕組みを提供すること。
【解決手段】ブラウザを介してデータテーブルのデータを表示する情報処理装置で、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを、ブラウザを用いて表示し、また、表示したデータに対する指定(マウスホバー)に従って、指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、指定されたデータをキーにして検索された、前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータをサジェスト表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
データをサジェスト表示するための情報処理装置、情報処理システム、その処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のWebサイトといえば、文字と画像から構成される静的なコンテンツが中心であったため、その表現力や操作性は当時のデスクトップアプリケーションと比べても劣っていた。
【0003】
しかし、近年はFlash(登録商標)やJava(登録商標)アプレット、Ajaxなどの技術を静的コンテンツに組み込むことによりデスクトップアプリケーション並みの表現力や操作性を備えたWebサイトの実現が可能になってきている。
【0004】
近年のWebサイトに見られる優れた表現力と操作性の卑近な例としてはサジェスト機能が挙げられる(例えば、特許文献1)。また具体的には、Google社(登録商標)は、ユーザが検索フィールドにキーワードの入力を始めると、その入力中のキーワードから想定されるキーワードをユーザに提示する検索機能をWebサイト上で提供している。ユーザはこのサジェスト機能を利用することによりキーワードを最後まで入力する手間を省くことができる。
【0005】
さらに、Google社(登録商標)はキーワードだけでなく、Webサイトの検索結果に対し、コンテンツの外観を見せるサジェストも始めている。ユーザはこのサジェスト機能を利用することにより、物理的な画面遷移をすることなくWebサイトの概要を掴むことが可能になり、Webサイトの絞り込みを効率できる行うことを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−123023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、Webサイトでは操作するユーザを補助することができるようになってきている。
【0008】
企業の業務システムはクライアントサーバ型のシステムからWebシステムに置き換わるようになってきており、また、オンプレミス型のシステムからクラウドコンピューティングやSaasの形態で業務システムが運用されるようになってきている。
【0009】
そのため。Webアプリケーションの形態で、データベースをメンテナンスすることも行われるようになってきている。
【0010】
データベースのメンテナンスにおいては、データベース自体の構造(テーブルの関連付け)を意識しないため、テーブルのデータを編集処理する際に、編集中のテーブルに関連するテーブルの存在に気付かない場合がある。そのため、編集処理を確定するタイミングで、関連するテーブルがあることに気付き(例えば、関連するテーブルで、編集中のテーブルのデータと紐付いていたデータが削除等の更新されていた場合などにエラーとなり気付く)、結果的に手戻りが発生することがあった。
【0011】
そこで、本願発明は、表示上で指定されたデータに関連するテーブルからデータを取得して、取得したデータをサジェスト表示することで、データベースの編集作業を効率化する仕組みを提供することを目的とする。
【0012】
また本発明は、サジェスト表示することによって、指定されたデータを確認済みとして、データベースの編集の際の確認を容易にする仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の目的を達成するために、ブラウザを介してデータテーブルのデータを表示する情報処理装置は、データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段で送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得手段と、前記第1のデータ取得手段で取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示手段と、前記表示手段で表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信手段と、前記第2の送信手段で送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得手段とを備え、前記表示手段は、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第2のデータ取得手段で取得したデータをサジェスト表示することを特徴とする。
【0014】
また、前記表示手段でサジェスト表示している時間を取得する時間取得手段と、前記時間取得手段で取得した時間が所定時間を超えたか否かを判定する時間判定手段と、前記時間判定手段で所定時間を超えたと判定した場合に、前記指定されたデータを確認済みとして設定する確認設定手段とを更に備えることを特徴とする。
【0015】
また、前記確認設定手段は、サジェスト表示をユーザの指示に応じてサジェスト表示が非表示とされた場合に、確認済みとして設定することを特徴とする。
【0016】
また、前記表示手段は、前記時間判定手段で所定時間を超えたと判定したと判定した場合に、前記サジェスト表示を非表示とすることを特徴とする。
【0017】
また、前記表示手段で表示するデータのうち、前記サジェスト表示するデータを設定するサジェスト表示設定手段と、前記指定されたデータについて、サジェスト表示設定がされているか否かを判定するサジェスト表示設定判定手段とを更に備え、前記表示手段は、前記サジェスト表示設定判定手段で、サジェスト表示設定されていると判定された場合に、前記サジェスト表示することを特徴とする。
【0018】
また、前記データの指定は、カーソルをデータ上に載せたマウスホバー操作によって指定し、前記第2の送信手段は、前記マウスホバーされたデータを取得して、当該データを含むデータ取得要求を送信することを特徴とする。
【0019】
さらに本発明の目的を達成するために、ウェブサーバと、データテーブル同士が関連付けられているデータを検索することが可能なサーバと、情報処理装置とを含む情報処理システムは、前記情報処理装置において、前記データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段で送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得手段と、前記第1のデータ取得手段で取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示手段と、前記表示手段で表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信手段と、前記第2の送信手段で送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得手段とを備え、前記サーバにおいて、前記データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を、前記ウェブサーバを介して受信する第1の受信手段と、前記受信したデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に対応するデータテーブルのデータを検索する第1の検索手段と、前記第1の検索手段で検索したデータを、前記ウェブサーバを介して前記情報処理装置に送信する第3の送信手段と、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を、前記ウェブサーバを介して受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段で受信したデータ取得要求に含まれる指定されたデータに従って、指定されたデータを含むデータテーブルに関連付けられているデータテーブルのデータを検索する第2の検索手段と、前記第2の検索手段で検索されたデータを送信する第4の送信手段とを備え、前記表示手段は、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第4の送信手段で送信されたデータをサジェスト表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、表示上で指定されたデータに関連するテーブルからデータを取得して、取得したデータをサジェスト表示することで、データベースの編集作業を効率化することができる。
【0021】
また本発明によれば、サジェスト表示することによって、指定されたデータを確認済みとして、データベースの編集の際の確認を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】情報処理システムのシステム構成の一例を示す図
【図2】各装置に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図
【図3】各装置が備える機能構成を示す図
【図4A】テーブルデータをユーザにサジェスト表示する処理のフローチャート
【図4B】テーブルデータをユーザにサジェスト表示する処理のフローチャート
【図5】ユーザ操作をサジェスト要求かを判別する詳細処理のフローチャート
【図6】ポップアップウィンドウの閉じる処理のフローチャート
【図7】テーブルデータメンテナンス画面の一例を示すイメージ図
【図8】明細部720にデータが表示される画面構成を説明する図
【図9】警告画面の一例を示すイメージ図
【図10】サジェスト表示するポップアップウィンドウの構成の一例を示すイメージ図
【図11】テーブル1100のテーブル構成の一例を示す図
【図12】データを記憶したテーブル1100の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について説明する。
【0024】
図1は、本発明の情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、本発明の情報処理システムは、クライアント装置101−1乃至101−3(以下、まとめてクライアント装置101とする)、ウェブサーバ102、アプリケーションサーバ(APサーバ)103、データベースサーバ(DBサーバ)104を備えて構成されている。
【0025】
クライアント装置101は、ウェブサーバ102が提供するウェブサイトによるウェブサービスを利用するユーザが操作するコンピュータであって、インターネット106等の広域回線網を介してウェブサーバ102にアクセスし、ウェブサービスを利用する。すなわち、クライアント装置は、ブラウザを介してデータテーブルのデータを表示する情報処理装置である。
【0026】
ウェブサーバ102は、クライアント装置101からの要求に応じて、ウェブサービスを提供するためのサーバ装置である。APサーバ103は、ウェブサーバが提供するウェブサービスで実行されるウェブアプリケーションを実行するサーバ装置であって、ウェブサーバ102から要求されたウェブアプリケーションを実行し、その処理結果をウェブサーバ102に通知する。DBサーバ104は、ウェブサーバ102、APサーバ103が利用する各種のデータ(データテーブル等)を記憶するサーバ装置である。なお、データを記憶するデータベースは、例えば、リレーショナルデータベース(RDB)である。
【0027】
なお、APサーバ103とDBサーバ104は同一筺体であってもよい。また、ウェブサーバ102とAPサーバ103は同一筺体であってもよい。
【0028】
105はLAN(Local Area Network)であって、ウェブサーバ102、APサーバ103及びDBサーバ104を相互に通信可能に接続するためのネットワークである。
【0029】
次に、図2を参照して、図1に示す各装置(クライアント装置101、ウェブサーバ102、APサーバ103及びDBサーバ104)のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、図1に示す各装置に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0030】
図中、CPU201は、システムバス204に接続される後述の各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各装置に後述する各種の処理を実行させるために必要な各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0031】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM202にロードして、プログラムを実行することで後述する各種処理を実現するものである。また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボードやポインティングデバイス等で構成される入力装置209からの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ装置210等の表示装置への表示を制御する。ディスプレイ装置210は、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等で構成される。
【0032】
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュメモリ(登録商標)等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0033】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、図1に示すLAN105やインターネット106等のネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0034】
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。以上が、ハードウェア構成の説明であるが、各装置が後述する各種の処理を実行可能であれば、必ずしも図2に記載のハードウェア構成を有していなくとも構わないことは言うまでもない。
【0035】
次に、図3を参照して、図1に示す各装置(クライアント装置101、ウェブサーバ102、APサーバ103、DBサーバ104)の機能構成について説明する。図3は、図1に示す各装置が備える機能構成を示す図である。
【0036】
図3に示す通り、クライアント装置101は、入力受付部301、表示制御部302、通信部303を備えており、通信部303は、同期通信部303−1、非同期通信部303−2を含む。
【0037】
入力受付部301は、ウェブサーバに接続する際に用いられるURL情報や、後述するテーブルデータ編集画面700を介しての各種情報の入力や操作イベントを受け付ける。表示制御部302は、ウェブサーバ102より受信したレスポンスデータに従った画面表示(例えば、テーブルデータ編集画面700や関連テーブルデータ編集画面800の表示)をウェブブラウザに対して行う。
【0038】
通信部303は、ウェブサーバ102とHTTP等による通信を行う。尚、同期通信部303−1は、ウェブサーバ102との間で同期通信を行う。非同期通信部303−2は、JavaScript(登録商標)のクラスライブラリである「XMLHttpRequest」を用いて、ウェブサーバ102に非同期通信でHTTPリクエストを送る。また、当該HTTPリクエストに応じてウェブサーバ102より送信されるレスポンスデータについては、非同期通信部303−2が提供するコールバック機能を用いて受信することになる。
【0039】
ウェブサーバ102は、実行要求部311、応答データ生成部312、通信部313を備えており、通信部313は、同期通信部313−1、非同期通信部313−2を含む。
【0040】
実行要求部311は、後述する通信部313でクライアント装置101から受信したHTTPリクエストデータに含まれるリクエストURLを解析することでサービスの実行要求であるかを判定し、サービス実行要求であると判定した場合には、APサーバ103に対してサービス実行要求を行う。例えば、リクエストURLに含まれるファイルの拡張子が「do」である場合に、サービスの実行要求であると判定する。
【0041】
応答データ生成部312は、クライアント装置101からのHTTPリクエストデータに対する応答データであるレスポンスデータを生成する。そして生成したレスポンスデータを通信部313に渡す。
【0042】
通信部313は、クライアント装置101とHTTPを用いた通信を行うための機能部であり、同期通信部313−1はクライアント装置101の同期通信部303−1と、非同期通信部313−2は、クライアント装置101の非同期通信部303−2との通信を行う。
【0043】
APサーバ103は、サービス実行部321、データ操作部322を備えており、サービス実行部321は実行要求受付部321−1、特定部321−2、処理実行部321−3を含み、データ操作部322は、データ取得部322−1、データ登録部322−2を含む。
【0044】
サービス実行部321は、ウェブサーバ102からの要求に応じてAPサーバ103が提供するサービスを実行する機能部である。APサーバ103が提供するサービスとしては、データ操作部322等がある。
【0045】
実行要求受付部321−1は、ウェブサーバ102の実行要求部311からのサービスの実行要求を受け付ける機能部である。サービス特定部321−2は、実行要求受付部321−1で受け付けたサービスの実行要求に従って、実行すべきサービスを特定する。処理実行部321−3は、サービス特定部321−2で実行するサービスとして特定されたサービスを実行し、その処理結果をウェブサーバ102の実行要求部311に返す。
【0046】
データ操作部322は、DBサーバ104で管理されているRDBのテーブル形式のデータを操作するための機能部であり、データ取得部322−1は、DBサーバ104が管理するデータベースより、各種のデータを取得する機能部である。データ登録部322−2は、データベースにデータを追加する、データベースからデータを削除や更新をする、既に登録されているデータを変更(更新)する機能部である。
【0047】
DBサーバ104は、記憶部331を備えており、この記憶部331で後述する処理で用いられる各種データや、作成される各種データをRDBに記憶することになる。以上が図1に示す各装置の機能構成の説明である。
【0048】
次に、図4A、図4Bを参照して、クライアント装置101のCPU201、ウェブサーバ102のCPU201、及びAPサーバ103のCPUによって行われる処理について説明する。図4A、図4Bは、本発明の第1の実施の形態におけるRDBに記憶されているテーブルデータを編集する際、そのテーブルデータに関連するテーブルデータの存在をユーザにサジェスト表示する処理である。本図のステップS401からS414に示す処理はクライアント装置101のCPU201によって、ステップS421からS430に示す処理はウェブサーバ102のCPU201によって、ステップS441からS448に示す処理はAPサーバ103のCPU201によって行われる処理である。
【0049】
まず、クライアント装置101は、ユーザの入力装置209操作に従って、アクセスするウェブサーバ102を特定するためのURL情報の入力を受け付ける(ステップS401)。そして、ステップS401で入力されたURLで特定されるウェブサーバ102に対して、画面要求のためにリクエストデータを送信する(ステップS402)。
【0050】
ウェブサーバ102のCPU201は、クライアント装置101より送信された画面要求のためのリクエストデータを取得すると(ステップS421)、テーブルデータメンテナンス画面表示情報を含むレスポンスデータを、当該要求を行ってきたクライアント装置101に対して送信する(ステップS422)。
【0051】
クライアント装置101のCPU201は、ウェブサーバ102から送信されたテーブルデータメンテナンス画面表示情報を含むレスポンスデータを受信すると(ステップS403)、受信したテーブルデータメンテナンス画面表示情報に従って、画面表示を行う(ステップS404)。ここでは、例えば図7に示すRDBに記憶されているテーブルデータをメンテナンスするテーブルデータメンテナンス画面700が表示されることになる。
【0052】
ここで、図7を参照して、テーブルデータメンテナンス画面700の構成について説明する。図7はテーブルデータメンテナンス画面700の構成の一例を示す図である。
【0053】
図7に示す通り、テーブルデータメンテナンス画面700は、主にメンテナンス対象テーブルデータ検索フォーム710、メンテナンス対象テーブルのテーブルデータを一覧表示する明細部720、そして、フォーム710、明細部720に対する操作を実施するボタン部730より構成されている。
【0054】
ここで、メンテナンス対象テーブルデータ検索フォーム710はメンテナンス対象とするテーブルを指定するユーザインターフェース711を備え、明細部720は列見出し721と明細データ部722を備え、ボタン部730はクリアボタン731、検索ボタン732、追加ボタン733、削除ボタン734、確定ボタン735などの処理を実施するボタンより構成されている。
【0055】
ここで、各ボタンの役割を説明する。クリアボタン731は検索フォーム710の入力値をクリアする機能を提供するものである。検索ボタン732は検索フォーム710の入力値をもとにメンテナンス対象のテーブルデータを取得する処理を実施するものである。追加ボタン733は明細部720に対し新規データを登録する処理を提供する。削除ボタン734は明細部720に表示されているテーブルデータを削除する処理を提供する。確定ボタン735は明細部720において編集されたデータをRDBにコミットする処理を提供する。
【0056】
図4の説明に戻る。クライアント装置101のCPU201は、ステップS404で表示したテーブルデータ編集画面700が備えるユーザインターフェース711を介してユーザからの編集対象テーブルを特定する入力(テーブルを識別するテーブル識別情報)を受け付ける(ステップS405)。次に、テーブルを識別するテーブル識別情報を含む、テーブルデータを取得するリクエストデータを作成し、ウェブサーバ102に対して送信する(ステップS406)。
【0057】
すなわち、クライアント装置は、ブラウザを介してデータテーブルのデータを表示する情報処理装置である。また、ステップS406は、データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する処理である(第1の送信)。
【0058】
クライアント装置101から送信されたテーブルデータを取得するためのリクエストデータを受信すると(ステップS423)、ウェブサーバ102のCPU201は、APサーバ103に対して関連するテーブルデータの取得のためのプログラムの実行要求を行う(ステップS424)。この時に合わせて、クライアント装置101から送られてきたテーブルデータ検索に必要な情報(テーブルの識別情報等)をAPサーバ103に対して送信する。
【0059】
APサーバ103のCPU201は、ウェブサーバ102からのメンテナンス対象テーブル検索プログラム実行要求を受け付けると(ステップS441)、メンテナンス対象テーブルにおけるデータ検索プログラムを実行し(ステップS442)、DBサーバ104が備えるテーブル1100を検索しメンテナンス対象テーブルのデータを取得する(ステップS443)。そして、その処理結果をウェブサーバ102に送信する(ステップS444)。なお、ステップS442やステップS446は、例えば、テーブル1100を検索するためにテーブル識別情報を含むSQL文を発行する。
【0060】
すなわち、ステップS441は、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を、ウェブサーバを介して受信する処理である(第1の受信)。また、ステップS442は、受信したデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に対応するデータテーブルのデータを検索する処理である(第1の検索)。また、ステップS444は、検索したデータ(ステップS443で取得したデータ)を、ウェブサーバを介してクライアント装置である情報処理装置に送信する処理である(第3の送信)。
【0061】
ここで、図11を参照して、DBサーバ104の外部メモリ211(RDB)に管理されているテーブル1100のテーブル構成について説明する。図11は、テーブル1100のテーブル構成の一例を示す図である。またテーブル1100は、データテーブル同士が関連付けられているデータを示すものである。
【0062】
図11に示す通り、テーブル1100は、部署テーブル1110、所属管理テーブル1120、従業員テーブル1130、人事異動履歴テーブル1140より構成されているとする。
【0063】
部署テーブル1110は主キー項目として部署IDを持ち、その主キー項目に関数従属する項目として部署名を備えて構成されている。
従業員テーブル1130は主キー項目として従業員IDを持ち、その主キー項目に関数従属する項目として名前を備えて構成されている。
所属管理テーブル1120は主キー項目として部署IDと従業員IDを備えて構成されている。
人事異動履歴テーブル1140は主キー項目として部署ID、従業員ID、移動日を備えて構成されている。
【0064】
次に、本発明におけるサジェスト表示の対象となるテーブル間の関連についてテーブル1100のテーブル構成の一例を用いて説明する。
【0065】
部署テーブル1110の部署IDは所属管理テーブル1120の部署IDより参照されている。従業員テーブル1130の従業員IDは所属管理テーブル1120の従業員IDより参照されている。所属管理テーブル1120の部署IDは部署テーブル1110の部署IDを、所属管理テーブル1120の従業員IDは従業員テーブル1130の従業員IDを参照している。同時に、所属管理テーブル1120の部署IDと従業員IDは人事異動履歴テーブル1140の部署IDと従業員IDより参照されている。人事異動履歴テーブル1140の部署IDと従業員IDは所属管理テーブル1120の部署IDと従業員IDを参照している。
【0066】
なお、図11で説明したテーブル構成のデータ構成の一例は図12に示す通りである。部署テーブル1110は、1201に対応し、所属管理テーブル1120は1202に対応し、従業員テーブル1130は1203に対応し、人事異動履歴テーブル1140は1204に対応する。
【0067】
図4の説明に戻る。ウェブサーバ102はAPサーバ103が送信したメンテナンス対象テーブルのデータを含む処理結果を受け取ると(ステップS425)、メンテナンス対象テーブルのデータをクライアント装置101へ送信する(ステップS426)。
【0068】
クライアント装置101はウェブサーバ102が送信したメンテナンス対象テーブルのデータを受け取ると(ステップS407)、メンテナンス対象テーブルにそのデータを詰め込み、メンテナンス対象データを表示する(ステップS428)。
【0069】
すなわち、ステップS407は、第1の送信で送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバ(DBサーバ)で検索されたデータを取得する処理である(第1のデータ取得)。また、ステップS408は、第1のデータ取得で取得したデータを、ブラウザを用いて表示する処理である。
【0070】
ここで、図8を参照して、明細部720にデータが表示される画面構成について説明する。列見出しにおいて、他のテーブルデータから参照されている被参照項目に該当する見出し801や外部キーのように他のテーブルを参照している項目に該当する見出し802及び、他のテーブルデータから参照され且つ外部キーのように他のテーブルを参照している項目803に該当する見出しに対しては、各々その旨が視覚的に伝わるアイコン(804「被」、805「参」、806「兼」)を列見出し内に表示するようにしてある。さらに、明細部720内においてサジェスト可能な項目についてはその背景色に色を付け(807、808、809)、その旨が視覚的に伝わるようにしてある。なお、図8においては他のテーブルデータから参照されている被参照項目801、外部キーのように他のテーブルを参照している項目802、及び他のテーブルデータから参照され且つ外部キーのように他のテーブルを参照している項目803をグループとして連続して表現しているが、これはあくまで説明をわかりやすくするための一例であって、必ずしも連続している必要はない。
【0071】
ユーザは、本画面に設定されている明細部720におけるメンテナンス対象データ(例えば、図10の1005のマウスで指示された(マウスホバーされた)箇所)に表示されているデータに対して、入力装置209を用いて夫々のデータのメンテナンスを実施することになる。なお、マウスホバーとは、カーソルを表示されたデータ上に載せる操作(マウスホバー操作)である。
【0072】
図4の説明に戻る。テーブルデータ編集画面700は、他テーブルのデータより参照されている項目値や外部キーのように他テーブルのデータを参照している項目値に対するマウスホバーイベントの監視を行う(ステップS409)。ここで、テーブルデータ編集画面700がマウスホバーイベントを検出すると(ステップS410でYES)、それらの値に関連するテーブルデータを取得するリクエストデータを作成し(ステップS411)、そのリクエストデータを、非同期通信を利用してウェブサーバ102に対して送信する(ステップS412)。リクエストデータには、テーブル名とマウスホバーされた箇所のデータが含まれている。なお、ステップS410の詳細については、図5を参照して後述することにする。
【0073】
すなわち、ステップS411は、表示したデータに対する指定(マウスホバー)に従って、当該指定されたデータをキーにしてデータテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータをサーバ(例えばDBサーバ)で検索するべく、指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する処理である(第2の送信)。なお、指定されたデータとは、マウスホバー操作された位置のデータを取得したデータであり、データ取得要求は、この取得したデータを含むものである。
【0074】
ウェブサーバ102のCPU201は、クライアント装置101から送信された関連テーブルデータを取得するためのリクエストデータを受信すると(ステップS427)、APサーバ103に対して、関連するテーブルデータの取得のためのプログラムの実行要求を行う(ステップS428)。この時に合わせて、クライアント装置101から送られてきたテーブルデータ検索に必要な情報(テーブル名とマウスホバーされた箇所のデータ)をAPサーバ103に対して送信する。送信する命令としては例えばSQL文を用いる。
【0075】
APサーバ103のCPU201は、ウェブサーバ102からの関連テーブル検索プログラム実行要求を受け付けると(ステップS445)、関連テーブル検索プログラムを実行し(ステップS446)、DBサーバ104が備えるテーブル1100を検索する(ステップS447)。そして、その処理結果をウェブサーバ102に送信する(ステップS448)。
【0076】
すなわち、ステップS445は、マウスホバーで指定されたデータを含むデータ取得要求を、ウェブサーバを介して受信する処理である(第2の受信)。また、ステップS446〜ステップS447は、データ取得要求に含まれる指定されたデータに従って、指定されたデータを含むデータテーブルに関連付けられているデータテーブルのデータ(サジェスト表示するデータ)を検索する処理である(第2の検索)。
【0077】
また、ステップS448は、第2の検索で検索された、マウスホバーにより指定されたデータを含むデータテーブルに関連付けられているデータテーブルのデータを送信する処理である(第4の送信)。
【0078】
本実施形態では、リクエストデータには、テーブル名とマウスホバーされた箇所のデータが含まれているように構成し、関連テーブル検索プログラム実行要求を受け付けるように構成したが、テーブル名はステップS441で受け付けているため、ステップS441で受信したテーブル名をAPサーバで記憶する構成の場合には、リクエストデータには、テーブル名を含めないで実現することも可能である。
【0079】
ウェブサーバ102は、APサーバ103から処理結果を受け取ると(ステップS429)、テーブルデータを示すレスポンスデータを作成し、クライアント装置101に送信する(ステップS430)。
【0080】
クライアント装置101のCPU201は、ウェブサーバ102からのレスポンスデータを取得すると(ステップS413)、処理をステップS414に進め、取得したレスポンスデータに従った画面表示を行う(ステップS414)。ここで、レスポンスデータに関連するテーブルデータがあれば、関連するデーブルデータをポップアップウィンドウにサジェスト表示する。一方、レスポンスデータにサジェストするデータが含まれていなければ、その旨を伝えるメッセージのみをポップアップウィンドウにサジェスト表示する。
【0081】
すなわち、ステップS413は、第2の送信で送信するデータ取得要求に従って、指定されたデータ(マウスホバーされたデータ)をキーにしてデータテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する処理である(第2のデータ取得)。またステップS414は、指定されたデータ(マウスホバーされたデータ)に関連するデータテーブルが存在することを示すべく、第2のデータ取得で取得したデータをサジェスト表示する処理である。
【0082】
また、ステップS414では、ポップアップウィンドウが表示されている時間を計測し、しきい値(例えば2秒)を超えていると判定される場合には、図10のチェック有無1006をチェック有(確認済み)に変更し、ユーザが対象のデータに関連するテーブルを確認したかを容易に識別可能にする。
【0083】
ここで、図10を参照して、関連するテーブルデータをサジェスト表示するポップアップウィンドウ1001の構成について説明する。図10は、サジェスト表示するポップアップウィンドウの構成の一例を示す図である。
【0084】
なお、図10は図12の1202の所属管理テーブルをメンテナンス対象テーブルとした場合の例である。また、マウスがメンテナンス対象データ1005(部署ID:B0002)を指示(マウスホバー)された場合の例である。
【0085】
図10に示す通り、サジェスト表示されるポップアップウィンドウは、メンテナンス対象データを参照しているテーブルデータを表示する明細表示部1002(参照)及びメンテナンス対象データが参照しているテーブルデータを表示する明細表示部1003(被参照)、サジェスト表示を閉じるボタン1004などを備え構成されている。
【0086】
1005は、メンテナンス対象データで、マウスがホバーされたデータである。また1006は、チェック有無表示部であり、ポップアップウィンドウでサジェスト表示され、所定時間表示された場合に、確認済みとしてチェック有が表示されるものである。なお、確認したことがユーザに認識できればよく、チェックボックスにチェックを入れる構成や、色で識別可能に表示する構成、「済」などテキストで表示する構成であってもよい。
【0087】
ここで、明細表示部1002及び明細表示部1003に表示すべきテーブルデータがなければ、ない旨を伝えるメッセージを表示することとする。また、明細表示部1002及び明細表示部1003に表示すべきテーブルが複数ある場合は、複数表示することも可能である。
【0088】
さらに、明細表示部1002では、処理するレコードまたはデータ(例えば削除するレコードまたはデータ(1005))を選択することが可能な構成となっており、選択されたレコードを削除734の押下に従って、削除指示することができる。削除指示した場合には、ウェブサーバ102を介してAPサーバ103でRDBの対象となるテーブルから削除指示したレコード又は対象のデータが削除される。
【0089】
以上が、図4のメンテナンス対象としているテーブルデータに関連するテーブルデータをサジェスト表示する処理の説明である。
【0090】
これにより、テーブルデータメンテナンス画面でユーザによるマウスホバー等のイベントを検知して、メンテナンス対象のテーブルデータ値に関連テーブルデータの有無をユーザにサジェスト表示することでデータメンテナンスの効率が上げることができる。
【0091】
次に、図5を参照して、図4BにおけるステップS410のユーザ操作をサジェスト要求かを判別する処理の詳細について説明する。
【0092】
まず、クライアント装置101のCPU201は、ディスプレイ装置210に表示されているテーブルデータ明細表示部800に対するユーザ操作の監視を始める(ステップS501)。
【0093】
次に、ユーザの操作監視後、項目値フィールドに対する操作の種類を判別する(ステップS502)。
【0094】
ステップS502で、キーボードからの入力であると判断した場合、処理をステップS510に進め、対象フィールドが編集モード中であるかを判断する。ステップS510で編集モード中でないと判断したならば(ステップS510でNO)、処理をステップS501へ進める。一方、対象フィールドが既に編集モード中であると判断したならば(ステップS510でYES)、項目値をキーボートより入力した値で書き替え(ステップS511)、処理をステップS501へ進める。なお、編集モードとは、対象フィールドにカーソルが表示され値を入力(編集)できる状態である。
【0095】
ステップS502で、マウスイベントをダブルクリックと判断したならば、フィールドを編集モードに切り替え(ステップS530)、処理をステップS501に進める。
【0096】
ステップS502で、マウスイベントをシングルクリックと判断し、フィールドがサジェスト可能な項目値と判断したならば(ステップS540でYES)、そのフィールドがサジェスト候補済みかを判断(ステップS541)し、サジェスト候補に設定されていなければサジェスト候補化し(ステップS543)、処理をステップS501へ進める。
【0097】
すなわち、ステップS543は、表示するデータのうち、サジェスト表示するデータとして、指定された(マウスシングルクリック)データを設定する処理である(サジェスト表示設定)。なお、例えば1005のデータを設定する他に、部署IDなどの項目をサジェスト表示設定することも可能である。その場合、その項目に対応するデータにマウスホバーされた場合に、サジェスト表示される。
【0098】
ステップS502で、マウスイベントをシングルクリックと判断し、フィールドがサジェスト可能な項目値と判断し(ステップS540でYES)、そのフィールドがサジェスト候補済みかを判断(ステップS541)し、サジェスト候補に既に設定されていれば(ステップS541でYES)サジェスト候補から外し(ステップS542)、処理をステップS501へ進める。一方、ステップS502で、マウスイベントをシングルクリックと判断し、フィールドがサジェスト可能な項目値でないと判断したならば(ステップS540でNO)、処理をステップS501へ進める。
【0099】
ステップS502で、マウスイベントがマウスホバーであると判断したならば、処理をステップS550へ進めホバー時間の計測を始める。次に、処理を進めホバー時間がしきい値(予め設定されている値)を超えたかを評価する(ステップS551)。ステップS551において、ホバー時間がしきい値を超えていると判断した(ステップS551でYES)ならば、処理を進めサジェスト可能な項目値(或いは項目)かを判断する(ステップS552)。ステップS552にてサジェスト可能な項目値であれば処理を終了する(サジェスト要求をする)。一方、ステップS551にてホバー時間がしきい値を超えていないと判断したならば処理をステップS501に進める。ステップS552にてサジェスト可能な項目値でないと判断したならば処理をステップS501に進める。
【0100】
すなわち、ステップS552は、指定されたデータ(マウスホバーされたデータ)について、サジェスト表示設定がされているか否かを判定する処理である(サジェスト表示設定判定)。また、ステップS552でYESの場合、つまり、サジェスト表示設定されていると判定された場合に、ステップS411に処理を移し、ステップS414でサジェスト表示するようになる。
【0101】
ここでホバー時間がしきい値を超えたかを判断するのは、マウスがサジェスト可能な項目値に移動しただけでサジェスト表示され、画面が見えづらくなることを防ぐためである。
【0102】
ステップS502において、ユーザ操作が操作ボタン押下であると判断したならば、次に押下されたボタンがサジェストボタン(不図示)かを判断する(ステップS520)。ステップS520においてサジェストボタン押下であると判断したならば(ステップS520でYES)、ステップS521に処理を進め、サジェスト候補が存在するか判断する。サジェスト候補が設定されているかを判断(ステップS521)し、サジェスト候補が設定されていると判断したならば(ステップS521でYES)、処理を終了する(サジェスト要求をする)。ステップS521においてサジェスト候補が設定されていないと判断したならば(ステップS521でNO)、処理をステップS501に進める。一方、ステップS520においてサジェスト照会ボタンの押下でないと判断したならば(ステップS520でNO)、クリア731、検索732、追加733、削除734、確定735のボタン押下と判定し、それぞれの処理に移る。なお、本実施形態では、削除734が押下された場合の処理について図6のフローチャートを用いて説明する。それ以外の処理の説明は省略する。
【0103】
以上がクライアント装置101によって行われるユーザ操作をサジェスト要求かを判別する処理の詳細である。
【0104】
次に、図4BのステップS414でポップアップ表示されたポップアップウィンドウ(1001)の閉じる処理について図6を用いて説明する。
【0105】
まず、グリッド(800)内の項目値(807又は808又は809上で表示されている値)に対するポップアップウィンドウが表示済みであると仮定する(例えば、図10の1001が表示)。ここで、ユーザの操作監視後(ステップS601)、他のデータにマウスが移動するなどして、サジェスト対象が切り替わったかを判別する(ステップS602)。サジェスト対象が変わっていなければ、処理をステップS603に進め、ポップアップウィンドウの右上端に存在する×ボタン(1004)が押下されたか判断する。ここで、押下されていないと判断したならば(ステップS603でNO)、処理をステップS601に戻す。一方、押下されたと判断したならば(ステップS603でYES)、ポップアップウィンドウを閉じ処理を終了する(ステップS607)。
【0106】
また、処理ステップS602においてサジェスト対象が切り替わったと判断したならば(ステップS602でYES)、サジェスト対象が切り替わった時間の計測を開始する(ステップS604)。このステップS602でYES以降の処理でサジェスト表示する際は、図5のステップS550の処理に移るものとする。つまり、ステップS602でYESの処理に移った場合には、後述するステップS607でポップアップウィンドウを閉じると共に、ステップS411の処理に移り、ステップS414でポップアップウィンドウがポップアップ表示される。
【0107】
すなわち、ステップS604は、時間の計測を開始して、サジェスト表示している時間を取得する処理である(時間取得)。
【0108】
ここで、サジェスト対象が切り替わってからの時間を積算して、しきい値を超えたと判断したならば(ステップS605でYES)、処理をステップS607に進めポップアップウィンドウを閉じる。一方、しきい値を超えていないと判断したならば(ステップS605でNO)、処理をステップS603に進める。
【0109】
すなわち、ステップS605は、時間取得で取得した時間が所定時間を超えたか否かを判定する処理である(時間判定)。
【0110】
次にステップS607でポップアップウィンドウを閉じた場合の削除処理について説明する。なお、本実施形態では、便宜上ステップS607の処理の後に削除処理がなされるように構成されているが、削除処理は、削除するレコードやデータが選択されている状態であればどのタイミングであってもよい。
【0111】
ステップS607でポップアップウィンドウが閉じられると、チェック有無1006に関連テーブルを確認済みとしてチェック表示(チェック済み)に設定する(ステップS608)。なお、チェック有無の制御については、上述したステップS414の処理と同様である。
【0112】
すなわち、ステップS608は、時間判定で所定時間を超えたと判定した場合に、指定されたデータを確認済みとして設定する処理である(確認設定)。また、ステップS608は、サジェスト表示をユーザの指示に応じてサジェスト表示が非表示とされた場合に(ステップS603でYES)、確認済みとして設定する処理である。
【0113】
また、ステップS607は、時間判定で所定時間を超えたと判定した場合に(ステップS605でYES)、サジェスト表示を非表示(サジェスト表示したポップアップウィンドウを閉じる)とする処理である。
【0114】
次に、削除734が押下されるなどして削除指示があったか否かを判定する(ステップS609)。そして削除指示があったと判定される場合(ステップS609でYES)、選択されているレコード(又はデータ)がチェック有かを判定する(ステップS610)。また削除指示がない場合(ステップS609でNO)、ステップS601へ処理を移す。
【0115】
選択されているレコード(又はデータ)がチェック有(サジェスト表示して確認済み)の場合(ステップS610でYES)、ウェブサーバ102に選択されたレコード(又はデータ)の識別情報とテーブル名を含む削除要求(更新要求)を送信する。選択されているレコード(又はデータ)がチェック無(サジェスト表示せず未確認)の場合(ステップS610でNO)、関連テーブルを表示して確認していない旨を示す警告画面(図9)を表示する(ステップS612)。警告画面上で削除する指示があったか否かを判定する(ステップS613)。警告画面上で削除する指示があった場合(ステップS613でYES)、ステップS611へ処理を移す。警告画面上でキャンセルボタン等が押下され削除する指示がなかった場合(ステップS613でNO)、ステップS601へ処理を移す。
【0116】
以上、本実施形態について説明したが、本実施形態によれば、表示された第1の画面(例えば、図7の722)上のデータ(例えば、図10の1005)を指定する(例えば、マウスホバーする)ことで、指定されたデータに関連するテーブルからデータを取得して、取得したデータから生成された第2の画面(例えば、図10の1001)をプレビューする(例えば、サジェスト表示する)ことで、データベースの編集作業を効率化することができる。
【0117】
すなわち、表示上で指定されたデータに関連するテーブルからデータを取得して、取得したデータをサジェスト表示することで、データベースの編集作業を効率化することができる。
【0118】
また、第2の画面をプレビューすることによって、指定されたデータを確認済み(例えば、図10の1006)として、データベースの編集の際の確認を容易にすることができる。
【0119】
すなわち、サジェスト表示することによって、指定されたデータを確認済みとして、データベースの編集の際の確認を容易にすることができる。
【0120】
より具体的には、ユーザが主にメンテナンスを行っているテーブルに対して関連のあるテーブル及びそのデータをリアルタイムにサジェストしてくれるので、ユーザがメンテナンス対象のテーブルを切り替える操作や手間を省くことができ、作業効率の向上が向上する。
【0121】
また、複数のテーブル及びそのデータを同時に確認しながらメンテナンスできるため、メンテナンス上の編集ミスによる手戻りの減少することができる。従って、例えばRDBのようなデータベースのデータをメンテナンスするWebアプリケーションで効果的である。
【0122】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0123】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0124】
また、本発明におけるプログラムは、図4A、図4B、図5、図6に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図4A、図4B、図5、図6の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図4A、図4B、図5、図6の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0125】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0126】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0127】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
【0128】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0129】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0130】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0131】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0132】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0133】
101−1、101−2、101−3 クライアント装置
102 ウェブサーバ
103 アプリケーション(AP)サーバ
104 データベース(DB)サーバ
105 LAN
106 インターネット
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信インターフェースコントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラウザを介してデータテーブルのデータを表示する情報処理装置であって、
データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信手段と、
前記第1の送信手段で送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得手段と、
前記第1のデータ取得手段で取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示手段と、
前記表示手段で表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信手段と、
前記第2の送信手段で送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得手段とを備え、
前記表示手段は、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第2のデータ取得手段で取得したデータをサジェスト表示することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示手段でサジェスト表示している時間を取得する時間取得手段と、
前記時間取得手段で取得した時間が所定時間を超えたか否かを判定する時間判定手段と、
前記時間判定手段で所定時間を超えたと判定した場合に、前記指定されたデータを確認済みとして設定する確認設定手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記確認設定手段は、サジェスト表示をユーザの指示に応じてサジェスト表示が非表示とされた場合に、確認済みとして設定すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記時間判定手段で所定時間を超えたと判定したと判定した場合に、前記サジェスト表示を非表示とすること
を特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示手段で表示するデータのうち、前記サジェスト表示するデータを設定するサジェスト表示設定手段と、
前記指定されたデータについて、サジェスト表示設定がされているか否かを判定するサジェスト表示設定判定手段とを更に備え、
前記表示手段は、前記サジェスト表示設定判定手段で、サジェスト表示設定されていると判定された場合に、前記サジェスト表示すること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記データの指定は、カーソルをデータ上に載せたマウスホバー操作によって指定し、
前記第2の送信手段は、前記マウスホバーされたデータを取得して、当該データを含むデータ取得要求を送信すること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
ウェブサーバと、データテーブル同士が関連付けられているデータを検索することが可能なサーバと、情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信手段と、
前記第1の送信手段で送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得手段と、
前記第1のデータ取得手段で取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示手段と、
前記表示手段で表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信手段と、
前記第2の送信手段で送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得手段とを備え、
前記サーバは、
前記データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を、前記ウェブサーバを介して受信する第1の受信手段と、
前記受信したデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に対応するデータテーブルのデータを検索する第1の検索手段と、
前記第1の検索手段で検索したデータを、前記ウェブサーバを介して前記情報処理装置に送信する第3の送信手段と、
前記指定されたデータを含むデータ取得要求を、前記ウェブサーバを介して受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段で受信したデータ取得要求に含まれる指定されたデータに従って、指定されたデータを含むデータテーブルに関連付けられているデータテーブルのデータを検索する第2の検索手段と、
前記第2の検索手段で検索されたデータを送信する第4の送信手段とを備え、
前記表示手段は、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第4の送信手段で送信されたデータをサジェスト表示すること
を特徴とする情報処理システム。
【請求項8】
ブラウザを介してデータテーブルのデータを表示する情報処理装置の処理方法であって、
前記情報処理装置が、
データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信ステップと、
前記第1の送信ステップで送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得ステップと、
前記第1のデータ取得ステップで取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示ステップと、
前記表示ステップで表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信ステップと、
前記第2の送信ステップで送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得ステップとを実行し、
前記表示ステップは、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第2のデータ取得ステップで取得したデータをサジェスト表示することを特徴とする処理方法。
【請求項9】
ウェブサーバと、データテーブル同士が関連付けられているデータを検索することが可能なサーバと、情報処理装置とを含む情報処理システムの処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信ステップと、
前記第1の送信ステップで送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得ステップと、
前記第1のデータ取得ステップで取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示ステップと、
前記表示ステップで表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信ステップと、
前記第2の送信ステップで送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得ステップとを実行し、
前記サーバが、
前記受信したデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に対応するデータテーブルのデータを検索する第1の検索ステップと、
前記第1の検索ステップで検索したデータを、前記ウェブサーバを介して前記情報処理装置に送信する第3の送信ステップと、
前記指定されたデータを含むデータ取得要求を、前記ウェブサーバを介して受信する第2の受信ステップと、
前記第2の受信ステップで受信したデータ取得要求に含まれる指定されたデータに従って、指定されたデータを含むデータテーブルに関連付けられているデータテーブルのデータを検索する第2の検索ステップと、
前記第2の検索ステップで検索されたデータを送信する第4の送信ステップとを実行し、
前記表示ステップは、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第4の送信ステップで送信されたデータをサジェスト表示すること
を特徴とする処理方法。
【請求項10】
ブラウザを介してデータテーブルのデータを表示する情報処理装置で実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信手段と、
前記第1の送信手段で送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得手段と、
前記第1のデータ取得手段で取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示手段と、
前記表示手段で表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信手段と、
前記第2の送信手段で送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得手段として機能させ、
前記表示手段を、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第2のデータ取得手段で取得したデータをサジェスト表示させること特徴とするプログラム。
【請求項11】
ウェブサーバと、データテーブル同士が関連付けられているデータを検索することが可能なサーバと、情報処理装置とを含む情報処理システムで実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記データテーブルを管理するサーバで所定のデータを検索するべく、データテーブルを識別するテーブル識別情報を含むデータ取得要求を送信する第1の送信手段と、
前記第1の送信手段で送信するデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に従って、データテーブルを管理するサーバで検索されたデータを取得する第1のデータ取得手段と、
前記第1のデータ取得手段で取得したデータを、ブラウザを用いて表示する表示手段と、
前記表示手段で表示したデータに対する指定に従って、当該指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを前記サーバで検索するべく、前記指定されたデータを含むデータ取得要求を送信する第2の送信手段と、
前記第2の送信手段で送信するデータ取得要求に従って、前記指定されたデータをキーにして前記データテーブルと関連付けられたデータテーブルのデータを取得する第2のデータ取得手段として機能させ、
前記サーバを、
前記受信したデータ取得要求に含まれるテーブル識別情報に対応するデータテーブルのデータを検索する第1の検索手段と、
前記第1の検索手段で検索したデータを、前記ウェブサーバを介して前記情報処理装置に送信する第3の送信手段と、
前記指定されたデータを含むデータ取得要求を、前記ウェブサーバを介して受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段で受信したデータ取得要求に含まれる指定されたデータに従って、指定されたデータを含むデータテーブルに関連付けられているデータテーブルのデータを検索する第2の検索手段と、
前記第2の検索手段で検索されたデータを送信する第4の送信手段として機能させ、
前記表示手段を、前記指定されたデータに関連するデータテーブルが存在することを示すべく、前記第4の送信手段で送信されたデータをサジェスト表示させることを特徴とするプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2013−109729(P2013−109729A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−256553(P2011−256553)
【出願日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(592135203)キヤノンITソリューションズ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】