説明

扇風機の制御装置

【課題】 使用者が涼感を得ることのできる送風と、省エネルギー性能の向上を実現した扇風機の制御装置に関する。
【解決手段】 床面に置かれるベース1の上部に配置した支柱2と、前記支柱2の上部に設けた基部3と、前記基部3の上部に回動可能に取り付けたモータケース4とを備え、前記モータケース4内に送風ファン5を駆動するファンモータ6と、前記モータケース4を前記基部3に対して左右に首振り駆動する首振りモータ7とを備える。前記ファンモータ6の回転数を設定する風量設定手段8と、前記風量設定手段8の信号に基づいて前記ファンモータ6の回転数を複数段に可変するファンモータ制御手段9と、前記ファンモータ6の通電と停止を一定時間毎に繰り返し行なう間欠タイマ10とを備えると共に、前記首振りモータ7によって首振り駆動する前記モータケース4の往復時間と、前記間欠タイマ10の設定時間とが異なる時間に設定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は風量調節機能を備えた扇風機の制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の扇風機は、ベースの上部に支柱を配置し、支柱の上部に設けた基部にモータケースを回動可能に取り付け、モータケース内に備えたファンモータの回転軸に送風ファンを取り付け、ファンモータによって送風ファンが回転して風を送るものである。また、モータケース内には首振り機構を備えており、モータケースと送風ファンが支柱に対して左右に首振り駆動して、送風方向を変化させることができるようになっている。
【0003】
また、扇風機にはリズム風と呼ばれる運転パターンを備え、送風ファンの風量の強中弱と停止が一定の周期であらかじめ設定されたパターンで切り替わるように構成されたものがあり、体にあたる風量を変化させることで涼感を得ることができるようになっている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−129389
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
扇風機の使用時において、送風ファンの風が長時間連続して使用者の体にあたり続けると体温を低下させ、体調悪化など招くことがあり、風が連続してあたることを嫌う使用者は扇風機を一人で使用するときでも首振り運転を行なっている。扇風機を一人で使用するときに首振り運転を行なうと、使用者に風があたる時間は首振り周期の中で非常に少なく、大半は誰もいない場所に風を送ることになるため、無駄な電力を消費してしまうことになる。
【0006】
一方、リズム風の運転パターンを備えたものは、それぞれの風量にあわせて運転パターンが設定されている。送風ファンの風量が「強」や「中」のときにリズム風を選択したときは、送風ファンが「弱」や「停止」に切り替わるので、消費電力が削減でき省エネルギー性能に優れた製品イメージを与えているが、送風ファンの風量が「弱」のときにリズム風を選択したときは「強」や「中」の風量に切り替わるため、「弱」の連続運転を選択したときよりも消費電力が多くなってしまうものであった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は上記の課題を解決するもので、床面に置かれるベース1の上部に配置した支柱2と、前記支柱2の上部に設けた基部3と、前記基部3の上部に回動可能に取り付けたモータケース4とを備え、前記モータケース4内に送風ファン5を駆動するファンモータ6と、前記モータケース4を前記基部3に対して左右に首振り駆動する首振りモータ7とを備えた扇風機において、前記ファンモータ6の回転数を設定する風量設定手段8と、前記風量設定手段8の信号に基づいて前記ファンモータ6の回転数を複数段に可変するファンモータ制御手段9と、前記ファンモータ6の通電と停止を一定時間毎に繰り返し行なう間欠タイマ10とを備えると共に、前記首振りモータ7によって首振り駆動する前記モータケース4の往復時間と、前記間欠タイマ10の設定時間とが異なる時間に設定されていることを特徴とする扇風機の制御装置である。
【0008】
また、前記間欠タイマ10の設定時間は、ファンモータ6の通電時間と停止時間が前記モータケース4の往復時間よりも短くなるように設定したことにより、モータケース4の往復時間よりも短い時間で送風ファン5の送風と停止が切り替わるので、送風ファン5の送風時間と停止時間が長くなりすぎることがない。
【0009】
また、前記ファンモータ制御手段9は、前記ファンモータ6の回転数を複数段に可変して、その回転数で駆動できる通常運転ポジション9aと、前記通常運転ポジション9aよりも更に低い回転数で駆動する低消費電力ポジション9bとを備え、前記低消費電力ポジション9bで運転時は、前記通常運転ポジション9aの回転数で所定時間駆動した後、前記低消費電力ポジション9bの回転数に変更することにより、通常の運転可能な電圧よりも低い電圧で運転することができるものである。
【発明の効果】
【0010】
この発明は、間欠タイマ10によってファンモータ制御手段9がファンモータ6への通電と停止を一定時間毎に繰り返し行なって、送風ファン5の風が一定時間毎に断続して送られる構成としたから、送風ファン5の風が連続して使用者にあたることがなくなったものであり、使用者が一人で使用するときに間欠タイマ10を作動すれば首振りモータ7を駆動する必要がなく、人がいない場所に向かって無駄な送風をすることがなくなった。また、首振りモータ7への通電が不要になり、ファンモータ6の通電も一定時間毎に停止するので、消費電力が少なくなって省エネルギー性能が向上できるものとなった。
【0011】
また、間欠タイマ10によるファンモータ6の運転と停止の時間を、首振りモータ7によって首振り動作するモータケース4の往復時間とは異なる時間に設定することで、間欠タイマ10と首振りモータ7を一緒に作動したときは、同じ場所でも送風ファン5の風のあたり方を変化させることができるから、複雑な制御を行うことなく簡単な構成でリズム風のような送風が実現できるものとなり、使用者が涼感を得ることができる。
【0012】
また、ファンモータ6が間欠タイマ10によって一定時間毎に通電と停止を行なうときにおいて、ファンモータ6の1回の通電時間と停止時間はモータケース4の往復時間より短く設定したから、モータケース4が1往復する時間よりも短い時間で送風ファン5の送風と停止が切り替わるので、送風ファン5の送風時間と停止時間が長くなりすぎることがなく、使用感に大きな差を感じることなく使用することができる。
【0013】
また、ファンモータ制御手段9には、ファンモータ6の回転数を複数段に可変する通常運転ポジション9aと、通常運転ポジション9aよりも更に低い回転数で駆動する低消費電力ポジション9bを備え、低消費電力ポジション9bで運転するときは、通常運転ポジション9aの回転数で所定時間駆動した後、低消費電力ポジション9bの回転数に変更するものである。通常運転ポジション9aの回転数でファンモータ6を駆動させれば、通常の運転可能な電圧よりも低い低消費電力ポジション9bの電圧に変更してもファンモータ6は駆動を続けることができるので、消費電力が節約でき、更なる省エネルギー性能の向上が実現できるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明の実施例の扇風機の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例を示す扇風機の要部の断面図である。
【図3】この発明の実施例を示す扇風機の斜視図である。
【図4】この発明の実施例を示す扇風機の運転時のタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、1は扇風機のベース、2aはベース1の上面の中央部から立設した筒状の下部支柱、2bは下部支柱2a内に上下動可能に取り付けられた上部支柱、2は上部支柱2aと下部支柱2bで伸縮可能に構成した支柱であり、上部支柱2bが上下動することで扇風機の高さ位置が調整できる。
【0016】
3は支柱2を構成する上部支柱2bの上端に設けた基部、11は基部3の上部に回動可能に取り付けたモータベース、11aはモータベース11に設けた軸部であり、軸部11aによってモータベース11が基部3に回動可能に取り付けられている。6はモータベース11に取り付けたファンモータ、6aはファンモータ6の回転軸、5は回転軸6aに取り付けた送風ファンであり、ファンモータ6が駆動すると回転軸6aに取り付けられた送風ファン5が回転する。4aはファンモータ6と送風ファン5との間に取り付けた固定板、4は固定板4aによって固定されたファンモータ4を覆うモータケース、12は固定板4aに取り付けた送風ファン5の前後を囲むガードである。
【0017】
14はベース1に設けた操作部、8は操作部14に配置したスイッチで構成する風量設定手段であり、実施例の風量設定手段8は1つのスイッチで構成されており、風量設定手段8を押すと電源が入って「微弱」で運転開始し、風量設定手段8を押す度に「弱」「中」「強」「停止」の順番で切り替わるようになっている。このため、扇風機の運転・停止と風量の切り替えを1つのスイッチで行うことができる。
【0018】
15はベース1内に配置した扇風機の運転を制御するマイクロコンピュータを内装した制御装置、9は制御装置15に備えたファンモータ6の回転数を制御するファンモータ制御手段であり、風量設定手段8で風量を選択すると制御装置15からファンモータ制御手段9に出力信号が送られ、ファンモータ制御手段9はこの出力信号に基づいて予め設定された電圧をファンモータ6に通電し、送風ファン5が設定された回転数で回転する。風量設定手段8によって風量を変更すると、ファンモータ6に通電する電圧が変更されてファンモータ6の回転数が変更され、送風ファン5の送風量が可変できる。
【0019】
7はモータケース4内のモータベース11に取り付けた首振りモータ、7aは首振りモータ7に取り付けた偏心カム、13は偏心カム7aと基部3との間に連結する駆動リンクであり、首振りモータ7が駆動すると偏心カム7aが回転し、偏心カム7aに連結した駆動リンク13が往復運動してモータベース11が軸部11aを中心に揺動するので、モータケース4が基部3に対して左右に首振りする。16は操作部14に設けた首振りスイッチであり、首振りスイッチ16を押すと首振りモータ7が駆動してファンケース4が首振り運転を行なうものであり、扇風機の周囲にいる複数の人に風を送ることができる。
【0020】
ところで、送風ファン5の風に長時間連続してあたり続けると体温が低下し、体調の悪化を招くことがある。このため、風が連続してあたることを嫌う使用者もおり、一人で使用する場合でも首振り運転を行うことがあるが、この場合は使用者に風があたるのはわずかな時間となり、大部分は誰もいない場所に向かって送風するため、風を無駄に捨てることになり、無駄な電力を消費していた。
【0021】
また、最近の扇風機はリズム風などとよばれる運転モードを備えているものがあり、この運転モードは送風ファンの風量の強中弱と停止があらかじめ設定されたパターンで可変するものであり、リズム風を選択したときは自然の風に近い送風となり、通常の連続運転よりも涼感が得られやすいという効果があるが、プログラムが複雑となってコストの上昇につながるものであった。
また、リズム風のパターンは送風ファンの風量毎にそれぞれ設定されており、風量が「強」に設定されているときにリズム風を選択したときは、送風ファンが「中」「弱」「停止」にも切り替わるので、「強」で連続運転しているときよりも消費電力は少なくなる。しかし、風量が「弱」に設定されているときにリズム風を選択したときは、風量が「強」や「中」にも切り替わるため、「弱」で連続運転しているときよりも消費電力が多くなる課題があった。
【0022】
この発明は簡単なプログラム構成で従来のリズム風のような涼感を得ることができ、消費電力の削減による省エネルギー性能の向上が期待できる扇風機を提案するものであり、10はファンモータ制御手段9に備えた間欠タイマ、17は操作部14に備えた間欠運転スイッチであり、間欠運転スイッチ17を操作して間欠運転を選択すると制御装置15が間欠タイマ10を作動し、間欠タイマ10は一定時間毎にON/OFFを繰り返す。図4のタイムチャートに示す実施例では、間欠タイマ10は6秒ON・4秒OFFを繰り返すように設定されている。ファンモータ制御手段9は間欠タイマ10がONのときにファンモータ6に通電し、間欠タイマ10がOFFのときにファンモータ6の通電を停止する。このため、ファンモータ6が断続運転しており、ファンモータ6によって駆動する送風ファン5は一定時間送風すると一定時間停止する運転動作を繰り返すから、送風ファン5が連続して送風を続けることがなくなったものである。
【0023】
このため、扇風機を一人で使用するときに間欠運転を選択すれば、送風ファン5の風が使用者の体に連続してあたり続けることがないから、首振り運転を行なう必要がなくなった。そして、間欠運転を行なうときは、首振り運転のように人がいない場所に送風することがなくなり、送風ファン5の風は全て使用者に届くものとなり、無駄な送風を行なうことがなくなった。また、首振りモータ7の通電がなくなると共に、ファンモータ6が一定時間停止するから、消費電力が削減でき、省エネルギー性能が向上できるものとなった。
【0024】
また、この発明では間欠タイマ10のON・OFFの設定時間を、モータケース4が首振りするときの1回の往復時間と異なる時間となるように設定しており、間欠タイマ10による間欠運転と首振りモータ7による首振り運転を同時に行なうと、モータケース4が首振りを行いながら送風ファン5が送風と停止を繰り返すときに、送風ファン5の送風範囲と停止範囲を少しずつ変化させることができる。このため、使用者が同じ場所にいても送風ファン5の風のあたり方が変化するので、従来のリズム風のような涼感を得ることができ、複雑なプログラムは必要なく簡単な構成で実現できるものとなった。
【0025】
間欠運転を行なうときにおいて、ファンモータ6の停止時間を長く設定すれば消費電力の削減が期待できるが、送風ファン5の停止時間が長くなりすぎると使用者が涼感を得にくくなる。一方、ファンモータ6の通電時間を長くしすぎると、送風ファン5の風が連続して使用者の体にあたる時間が長くなるから、送風ファン5の風で体温を低下させてしまう恐れがある。
【0026】
このため、間欠タイマ10のON時間とOFF時間がモータケース4の首振り時の往復時間よりも短くなるように設定している。間欠タイマ10の設定時間をモータケース4の往復時間よりも長くした場合でも、送風ファン5の送風時間と停止時間が長くなりすぎることはないから、涼感を損なったり、体温を低下させたりすることがない。
【0027】
図4の実施例は、モータケース4の1回の往復時間が12秒で、間欠タイマ10のON・OFFの設定時間が10秒に設定されたものであり、間欠タイマ10の設定時間が首振り時間より短く設定されている。この構成では、モータケース4が1往復するよりも短い時間で送風ファン5の送風と停止が行われるから、首振り運転に近い送風を得ることができ、使用感に大きな差を感じることなく使用できるものとなった。
【0028】
また、風量設定手段8によって送風ファン5の風量を変更しても、間欠タイマ10の設定時間は変更しない構成になっており、間欠運転を行っているときは、送風ファン5の送風時間と停止時間は維持したまま送風ファン5の風量だけが変更される。また、送風ファン5の風量が変更されても首振りモータ7の回転数が変更しないから、送風ファン5の送風のタイミングとモータケース4の首振り時間の関係が維持でき、送風ファン5の風量毎に複数の設定時間を用意する必要はなく、簡単な構成で安価に実現できるものとなった。
【0029】
ファンモータ制御手段9には、ファンモータ6が「強中弱」の回転数で駆動する通常運転ポジション9aと、通常運転ポジション9aの弱運転よりも低い回転数で駆動する低消費電力ポジション9bを備えており、実施例では風量を「微弱」に設定したときに低消費電力ポジション9bで運転する構成となっている。
【0030】
停止している状態のファンモータ6の駆動を開始するために必要な最低電圧があるため、ファンモータ6を駆動させるときはこの最低電圧よりも高い電圧を出力する必要があるが、ファンモータ6が駆動した後であれば、最低電圧より更に低い電圧に変更してもファンモータ6はそのまま継続して駆動できる。
このため、低消費電力ポジション9bを選択したときは、最初に通常運転ポジション9aの弱運転時の駆動電圧を出力してファンモータ6を駆動させ、ファンモータ6が駆動した後にファンモータ6が駆動開始可能な電圧よりも低い駆動電圧に変更する構成としており、非常に低い電圧でファンモータ6を駆動できるので、消費電力が削減でき、省エネルギー性能が向上できるものとなった。
【0031】
また、低消費電力ポジション9bのときに間欠運転を選択したときは、間欠タイマ10がON時間になったときに、最初は通常運転ポジション9aの弱運転時の駆動電圧を出力するが、ファンモータ6を駆動した後に低消費電力ポジション9bの駆動電圧に変更する構成であるから、更に消費電力が削減でき、省エネルギー性能が向上できるものとなった。
【符号の説明】
【0032】
1 ベース
2 支柱
3 基部
4 モータケース
5 送風ファン
6 ファンモータ
7 首振りモータ
8 風量設定手段
9 ファンモータ制御手段
10 間欠タイマ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面に置かれるベース(1)の上部に配置した支柱(2)と、前記支柱(2)の上部に設けた基部(3)と、前記基部(3)の上部に回動可能に取り付けたモータケース(4)とを備え、
前記モータケース(4)内に送風ファン(5)を駆動するファンモータ(6)と、前記モータケース(4)を前記基部(3)に対して左右に首振り駆動する首振りモータ(7)とを備えた扇風機において、
前記ファンモータ(6)の回転数を設定する風量設定手段(8)と、前記風量設定手段(8)の信号に基づいて前記ファンモータ(6)の回転数を複数段に可変するファンモータ制御手段(9)と、
前記ファンモータ(6)の通電と停止を一定時間毎に繰り返し行なう間欠タイマ(10)とを備えると共に、
前記首振りモータ(7)によって首振り駆動する前記モータケース(4)の往復時間と、前記間欠タイマ(10)の設定時間とが異なる時間に設定されていることを特徴とする扇風機の制御装置。
【請求項2】
前記間欠タイマ(10)の設定時間は、ファンモータ(6)の通電時間と停止時間が前記モータケース(4)の往復時間よりも短くなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の扇風機の制御装置。
【請求項3】
前記ファンモータ制御手段(9)は、前記ファンモータ(6)の回転数を複数段に可変して、その回転数で駆動できる通常運転ポジション(9a)と、前記通常運転ポジション(9a)よりも更に低い回転数で駆動する低消費電力ポジション(9b)とを備え、
前記低消費電力ポジション(9b)で運転時は、前記通常運転ポジション(9a)の回転数で所定時間駆動した後、前記低消費電力ポジション(9b)の回転数に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の扇風機の制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−255607(P2010−255607A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−109661(P2009−109661)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【出願人】(000003229)株式会社トヨトミ (124)
【Fターム(参考)】