投写型表示装置
【課題】 幼児等の操作によって光源が不意に点灯してしまうことを抑制する制御可能な投写型表示装置を提供すること。
【解決手段】 投写型表示装置は、スタンバイ状態において、筺体に備えられた操作パネルからの電源キーに対する操作を無効にする制御手段を設け、投写型表示装置を遠隔操作可能な小型通信機から電源キーに対する操作を有効にする制御手段を有することを特徴とする構成とした。
【解決手段】 投写型表示装置は、スタンバイ状態において、筺体に備えられた操作パネルからの電源キーに対する操作を無効にする制御手段を設け、投写型表示装置を遠隔操作可能な小型通信機から電源キーに対する操作を有効にする制御手段を有することを特徴とする構成とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、超高圧水銀ランプ等の光源から射出された光を変調して、投写レンズからスクリーン等へ投写する投写型表示装置を使用する場合、投写型表示装置を幼児の手の届く位置に放置してしまうと、幼児が誤って電源入力操作を行い、光源を点灯させ、投写光を覗き見てしまう可能性がある。投写型表示装置の投写光を直接覗き見てしまうと、激しい眩しさを感じる。このような不用意な光源点灯を防止する対策が必要である。
【0003】
例えば、特許文献1では投写型表示装置のスタンバイ状態において、筐体カバーに設けられた電源キー以外の操作キーが所定時間内に所定の回数だけ操作された場合に、電源キーに対する入力操作を一時的に無効にすることが開示されている。特許文献2では投写型表示装置のスタンバイ状態において、電源キー操作がなされると、レンズカバー検出部がレンズカバーの開放量を検知し、レンズカバーの開放量が半分未満の場合はスタンバイ状態を維持する。レンズカバー開放量が半分以上の場合は動作電力を供給し、光源を点灯することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−63959号公報
【特許文献2】特開2009−42507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術において、幼児が筐体カバーに設けられた電源キー操作を覚える可能性がある。又、特許文献2に開示された従来技術でも、レンズカバーを開放し、電源投入を行う動作を行ってしまう可能性がある。いずれの技術も幼児が投写光を覗き見てしまうことを防止するには十分とは言い難い。そこで、本発明の目的は、少なくとも上記課題の一部を解決することを可能にした投写型表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、投写型表示装置において、別体の小型通信機による入力時のみ電源ON操作を可能として、筐体側に設けられた操作キーからの入力を無効にする制御を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、幼児等の操作によって光源が不用意に点灯することを防止することが
可能な投写型表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施形態に係る投写型表示装置の斜視図
【図2】第1の実施形態に係る設定画面(a)は第1の実施形態に係る設定画面(初期)の例(b)は第1の実施形態に係る設定画面(設定後)の例
【図3】第1の実施形態に係る投写型表示装置の動作を説明する為のフローチャート
【図4】第1の実施形態に係る投写型表示装置の図 (a)は着脱可能な筺体カバー取外し状態を示す斜視図 (b)は筺体カバー取外し後の投写型表示装置底面図
【図5】第2の実施形態に係る投写型表示装置のメンテナンス用筺体カバー取外後の底面図 (a)は第2の実施形態に係るスライドスイッチ位置(初期)の例 (b)は第2の実施形態に係るスライドスイッチ位置(設定後)の例
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかわる投写型表示装置の斜視図である。
【0010】
[実施例1]
以下、図1、図2、図3、図4を参照して、本発明の第1の実施例による、投写型表示装置について説明する。
【0011】
図1に示すように、投写型表示装置1は装置本体が筐体2によって覆われた構成になっている。筐体2の上面2Aにはユーザーにより入力操作が行われる複数の操作キーを備えた操作パネル3が設けられ、操作パネル近傍には投写型表示装置1の動作状態を示す為のLED表示部3Aが備えられる。筐体2の側面2Bにはリモコン4から発せられた操作信号を受信する受信部5が設けられている。投写型表示装置1の内部には操作パネル3からの操作信号、並びに受信部5が受信した操作信号に応じての各種制御が可能な図示されない制御部が設けられている。ユーザーはリモコン4の操作により投写型表示装置1から離れていても、操作パネル3のキー入力と同じ操作を行うことが可能である。
【0012】
操作パネル3及びリモコン4が備える操作キーとして、電源のオン、オフを切替える為の『電源キー』、各種設定を行う為のメニュー画像を表示させる『メニューキー』、メニュー画像におけるカーソルの移動等に用いられる『カーソルキー』、入力ソース(画像信号の供給元)を切替える為の『入力ソース切替えキー』等がある。
【0013】
投写型表示装置1に電源が供給されると、直後にスタンバイ状態(オフ状態)となる。通常この状態では、制御部は操作パネル3やリモコン4の電源キーオン操作を監視する。そして、オン操作を検知すると制御部は動作電力の供給を開始させ、投写型表示装置1は動作可能な状態(オン状態)となり、メニュー画像から各種設定や入力ソースの切替え等が可能となる。
【0014】
また、スタンバイ状態において投写型表示装置1とリモコン4は、常に相互通信を行い、制御部は互いの相対距離を監視している。制御部は投写型表示装置1とリモコン4の距離が所定距離を超えない場合のみリモコン4からの電源オン操作を有効とし、投写型表示装置1とリモコン4の距離が所定距離を超えた場合、リモコン4からの電源オン操作を無効とする制御を実施する。
【0015】
次に本実施形態の投写型表示装置1の操作について説明する。
【0016】
図2(a)は投写型表示装置1がオン状態において、操作パネル3またはリモコン4のメニューキー操作により表示されるメニューの各種設定画像である。操作パネル3またはリモコン4のカーソルキーにより、図2(a)に示す入力方法の項目を選択し、『リモコン:入/オペパネ:入』から『リモコン:入/オペパネ:切』に切替える。図2(b)は設定切替後の各種設定画像である。以後制御部は操作パネル3からの入力信号を無効にすると同時に、リモコン4からの操作信号のみ有効にする制御を実施する。
【0017】
次に本実施形態の投写型表示装置1の動作について説明する。
【0018】
図3はオン操作時の投写型表示装置1の動作を示すフローチャートである。
【0019】
スタンバイ状態において、電源キーの操作(オン操作)がなされると制御部は図3に示すフローに従って動作する。
【0020】
図3に示すように、ステップS301では制御部は電源オン操作を監視している。
【0021】
ステップS302では制御部はリモコン4からの電源オン操作であるか否かを判断する。リモコン4からの入力信号の場合、ステップS304へ移行し、リモコン4からの入力信号ではない場合は、ステップS303へ移行する。ステップS303は、操作パネル3からの操作が有効設定であるか否かを判断する。有効設定である場合はステップS305へ移行し、操作パネル3からの操作が無効である場合は、ステップS306へ移行する。
【0022】
ステップS304は投写型表示装置1とリモコン4の距離が所定範囲内であるか否かを判断する。所定範囲内である場合はステップS305へ移行し、所定範囲外である場合はステップS306へ移行する。
【0023】
これにより、投写型表示装置1がスタンバイ状態において、リモコン4を幼児が手の届かない場所に管理することにより、幼児等が操作パネル3にて電源オン操作を行ったとしても、制御部は動作電力の供給を行わないので光源は点灯せず、誤って直接投写光が目に入ることを回避することが可能となる。
【0024】
次に操作パネル3の操作無効状態強制解除方法について説明する。
【0025】
図4に示すように、投写型表示装置1は装置本体を覆う筐体2の底面に筐体の一部を構成し、メンテナンス等の際に着脱可能な筐体2Cを備え、筐体2から筐体2Cを取外すことで、リセットスイッチ6が現れる。
【0026】
リセットスイッチ6は、操作パネル3の操作無効状態から、操作パネル3とリモコン4双方の操作を有効にする機能を有し、投写型表示装置1がスタンバイ状態で且つ、操作パネル3からの入力が無効状態において、リセットスイッチ6の操作により、操作パネル3からの操作無効状態を強制解除することができる。
【0027】
さらに、操作パネル3の操作無効状態において、操作パネル3からの操作無効状態を解除する為、投写型表示装置1を上下逆さまにした後、筺体2Cを取外す作業が伴うことによって、幼児等が容易に操作パネル操作無効状態を解除することを防ぐことが可能となる。
【0028】
また、リモコン4の故障等により投写型表示装置1が操作不能になることを防ぐことが可能となる。尚、改めて操作パネル3による電源オン操作を無効にする場合は、前記手順にて実施可能である。
【0029】
[実施例2]
以下、図5を参照して、本発明の第2の実施例による投写型表示装置について説明する。
【0030】
図5に示すように筐体2から筐体2Cを取外すことで、スライドスイッチ7が現れる。
【0031】
スライドスイッチ7は、操作パネル3とリモコン4双方の操作が有効な状態から操作パネル3の操作を無効状態にする切替機能を有してる。
【0032】
図5(a)は、操作パネル3とリモコン4双方の操作が有効な状態のスライドスイッチ7位置を示し、図5(b)は、リモコン4のみの操作が有効な状態のスライドスイッチ7位置を示す。
【0033】
これにより、投写型表示装置1に関し、操作パネル3の操作を無効状態にするために更なる操作容易性の向上を図ることが可能である。
【0034】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【符号の説明】
【0035】
1は投写型表示装置、2は筺体カバー、2Aは筺体上面部、2Bは筺体正面部、2Cは筺体に設けられた着脱可能なメンテナンス用筺体カバー、3は操作パネル、3AはLED表示部、4はリモコン、5は受信部、6はリセットスイッチ、7はスライドスイッチ。
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、超高圧水銀ランプ等の光源から射出された光を変調して、投写レンズからスクリーン等へ投写する投写型表示装置を使用する場合、投写型表示装置を幼児の手の届く位置に放置してしまうと、幼児が誤って電源入力操作を行い、光源を点灯させ、投写光を覗き見てしまう可能性がある。投写型表示装置の投写光を直接覗き見てしまうと、激しい眩しさを感じる。このような不用意な光源点灯を防止する対策が必要である。
【0003】
例えば、特許文献1では投写型表示装置のスタンバイ状態において、筐体カバーに設けられた電源キー以外の操作キーが所定時間内に所定の回数だけ操作された場合に、電源キーに対する入力操作を一時的に無効にすることが開示されている。特許文献2では投写型表示装置のスタンバイ状態において、電源キー操作がなされると、レンズカバー検出部がレンズカバーの開放量を検知し、レンズカバーの開放量が半分未満の場合はスタンバイ状態を維持する。レンズカバー開放量が半分以上の場合は動作電力を供給し、光源を点灯することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−63959号公報
【特許文献2】特開2009−42507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術において、幼児が筐体カバーに設けられた電源キー操作を覚える可能性がある。又、特許文献2に開示された従来技術でも、レンズカバーを開放し、電源投入を行う動作を行ってしまう可能性がある。いずれの技術も幼児が投写光を覗き見てしまうことを防止するには十分とは言い難い。そこで、本発明の目的は、少なくとも上記課題の一部を解決することを可能にした投写型表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、投写型表示装置において、別体の小型通信機による入力時のみ電源ON操作を可能として、筐体側に設けられた操作キーからの入力を無効にする制御を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、幼児等の操作によって光源が不用意に点灯することを防止することが
可能な投写型表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施形態に係る投写型表示装置の斜視図
【図2】第1の実施形態に係る設定画面(a)は第1の実施形態に係る設定画面(初期)の例(b)は第1の実施形態に係る設定画面(設定後)の例
【図3】第1の実施形態に係る投写型表示装置の動作を説明する為のフローチャート
【図4】第1の実施形態に係る投写型表示装置の図 (a)は着脱可能な筺体カバー取外し状態を示す斜視図 (b)は筺体カバー取外し後の投写型表示装置底面図
【図5】第2の実施形態に係る投写型表示装置のメンテナンス用筺体カバー取外後の底面図 (a)は第2の実施形態に係るスライドスイッチ位置(初期)の例 (b)は第2の実施形態に係るスライドスイッチ位置(設定後)の例
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかわる投写型表示装置の斜視図である。
【0010】
[実施例1]
以下、図1、図2、図3、図4を参照して、本発明の第1の実施例による、投写型表示装置について説明する。
【0011】
図1に示すように、投写型表示装置1は装置本体が筐体2によって覆われた構成になっている。筐体2の上面2Aにはユーザーにより入力操作が行われる複数の操作キーを備えた操作パネル3が設けられ、操作パネル近傍には投写型表示装置1の動作状態を示す為のLED表示部3Aが備えられる。筐体2の側面2Bにはリモコン4から発せられた操作信号を受信する受信部5が設けられている。投写型表示装置1の内部には操作パネル3からの操作信号、並びに受信部5が受信した操作信号に応じての各種制御が可能な図示されない制御部が設けられている。ユーザーはリモコン4の操作により投写型表示装置1から離れていても、操作パネル3のキー入力と同じ操作を行うことが可能である。
【0012】
操作パネル3及びリモコン4が備える操作キーとして、電源のオン、オフを切替える為の『電源キー』、各種設定を行う為のメニュー画像を表示させる『メニューキー』、メニュー画像におけるカーソルの移動等に用いられる『カーソルキー』、入力ソース(画像信号の供給元)を切替える為の『入力ソース切替えキー』等がある。
【0013】
投写型表示装置1に電源が供給されると、直後にスタンバイ状態(オフ状態)となる。通常この状態では、制御部は操作パネル3やリモコン4の電源キーオン操作を監視する。そして、オン操作を検知すると制御部は動作電力の供給を開始させ、投写型表示装置1は動作可能な状態(オン状態)となり、メニュー画像から各種設定や入力ソースの切替え等が可能となる。
【0014】
また、スタンバイ状態において投写型表示装置1とリモコン4は、常に相互通信を行い、制御部は互いの相対距離を監視している。制御部は投写型表示装置1とリモコン4の距離が所定距離を超えない場合のみリモコン4からの電源オン操作を有効とし、投写型表示装置1とリモコン4の距離が所定距離を超えた場合、リモコン4からの電源オン操作を無効とする制御を実施する。
【0015】
次に本実施形態の投写型表示装置1の操作について説明する。
【0016】
図2(a)は投写型表示装置1がオン状態において、操作パネル3またはリモコン4のメニューキー操作により表示されるメニューの各種設定画像である。操作パネル3またはリモコン4のカーソルキーにより、図2(a)に示す入力方法の項目を選択し、『リモコン:入/オペパネ:入』から『リモコン:入/オペパネ:切』に切替える。図2(b)は設定切替後の各種設定画像である。以後制御部は操作パネル3からの入力信号を無効にすると同時に、リモコン4からの操作信号のみ有効にする制御を実施する。
【0017】
次に本実施形態の投写型表示装置1の動作について説明する。
【0018】
図3はオン操作時の投写型表示装置1の動作を示すフローチャートである。
【0019】
スタンバイ状態において、電源キーの操作(オン操作)がなされると制御部は図3に示すフローに従って動作する。
【0020】
図3に示すように、ステップS301では制御部は電源オン操作を監視している。
【0021】
ステップS302では制御部はリモコン4からの電源オン操作であるか否かを判断する。リモコン4からの入力信号の場合、ステップS304へ移行し、リモコン4からの入力信号ではない場合は、ステップS303へ移行する。ステップS303は、操作パネル3からの操作が有効設定であるか否かを判断する。有効設定である場合はステップS305へ移行し、操作パネル3からの操作が無効である場合は、ステップS306へ移行する。
【0022】
ステップS304は投写型表示装置1とリモコン4の距離が所定範囲内であるか否かを判断する。所定範囲内である場合はステップS305へ移行し、所定範囲外である場合はステップS306へ移行する。
【0023】
これにより、投写型表示装置1がスタンバイ状態において、リモコン4を幼児が手の届かない場所に管理することにより、幼児等が操作パネル3にて電源オン操作を行ったとしても、制御部は動作電力の供給を行わないので光源は点灯せず、誤って直接投写光が目に入ることを回避することが可能となる。
【0024】
次に操作パネル3の操作無効状態強制解除方法について説明する。
【0025】
図4に示すように、投写型表示装置1は装置本体を覆う筐体2の底面に筐体の一部を構成し、メンテナンス等の際に着脱可能な筐体2Cを備え、筐体2から筐体2Cを取外すことで、リセットスイッチ6が現れる。
【0026】
リセットスイッチ6は、操作パネル3の操作無効状態から、操作パネル3とリモコン4双方の操作を有効にする機能を有し、投写型表示装置1がスタンバイ状態で且つ、操作パネル3からの入力が無効状態において、リセットスイッチ6の操作により、操作パネル3からの操作無効状態を強制解除することができる。
【0027】
さらに、操作パネル3の操作無効状態において、操作パネル3からの操作無効状態を解除する為、投写型表示装置1を上下逆さまにした後、筺体2Cを取外す作業が伴うことによって、幼児等が容易に操作パネル操作無効状態を解除することを防ぐことが可能となる。
【0028】
また、リモコン4の故障等により投写型表示装置1が操作不能になることを防ぐことが可能となる。尚、改めて操作パネル3による電源オン操作を無効にする場合は、前記手順にて実施可能である。
【0029】
[実施例2]
以下、図5を参照して、本発明の第2の実施例による投写型表示装置について説明する。
【0030】
図5に示すように筐体2から筐体2Cを取外すことで、スライドスイッチ7が現れる。
【0031】
スライドスイッチ7は、操作パネル3とリモコン4双方の操作が有効な状態から操作パネル3の操作を無効状態にする切替機能を有してる。
【0032】
図5(a)は、操作パネル3とリモコン4双方の操作が有効な状態のスライドスイッチ7位置を示し、図5(b)は、リモコン4のみの操作が有効な状態のスライドスイッチ7位置を示す。
【0033】
これにより、投写型表示装置1に関し、操作パネル3の操作を無効状態にするために更なる操作容易性の向上を図ることが可能である。
【0034】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【符号の説明】
【0035】
1は投写型表示装置、2は筺体カバー、2Aは筺体上面部、2Bは筺体正面部、2Cは筺体に設けられた着脱可能なメンテナンス用筺体カバー、3は操作パネル、3AはLED表示部、4はリモコン、5は受信部、6はリセットスイッチ、7はスライドスイッチ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源から出射された光を変調して投写する画像投写手段と、
製品外観を形成する筐体部と、
前記筐体部に設けられた電源オンとオフ及び投写画像調整の操作を行う
第一の操作手段と、
別体の小型通信機で第一の操作手段と同じ操作が可能な操作信号を発する第二の操作手段と、
前記第二の操作手段から発せられた操作信号を受信する操作信号受信部と、
第一および第二の操作手段からの入力信号に応じて電源のオンとオフ及び投射画像調整の制御を行う制御手段を有し、
前記第二の操作手段による操作のみ制御可能とし、
前記第一の操作手段による操作を無効にする制御手段を備えること
を特徴とする投写型表示装置。
【請求項2】
製品外観の大部分を形成する着脱困難な第一の筐体部と
製品外観の一部を形成する着脱容易な第二の筐体部と
前記第二の筐体部を取外すことで操作可能となる第三の操作手段を有し、
前記第二の操作手段からの操作のみ制御可能とし、
前記第一の操作手段からの操作を無効にする制御状態において、
前記第三の操作手段による操作にて前記第一の操作手段と第二の操作手段からの
操作信号を有効に切替えて操作可能にする制御手段を備えることを特徴とする
請求項1に記載の投写型表示装置。
【請求項3】
投写型表示装置本体と、
前記別体の小型通信機である第二の操作手段は、
互いの相対距離を認識する為の相対距離認識手段を有し、
相対距離が所定の範囲を超えた状態を認識した状態において、
前記第二の操作手段からの操作を無効にする制御手段を備えることを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載の投写型表示装置。
【請求項1】
光源から出射された光を変調して投写する画像投写手段と、
製品外観を形成する筐体部と、
前記筐体部に設けられた電源オンとオフ及び投写画像調整の操作を行う
第一の操作手段と、
別体の小型通信機で第一の操作手段と同じ操作が可能な操作信号を発する第二の操作手段と、
前記第二の操作手段から発せられた操作信号を受信する操作信号受信部と、
第一および第二の操作手段からの入力信号に応じて電源のオンとオフ及び投射画像調整の制御を行う制御手段を有し、
前記第二の操作手段による操作のみ制御可能とし、
前記第一の操作手段による操作を無効にする制御手段を備えること
を特徴とする投写型表示装置。
【請求項2】
製品外観の大部分を形成する着脱困難な第一の筐体部と
製品外観の一部を形成する着脱容易な第二の筐体部と
前記第二の筐体部を取外すことで操作可能となる第三の操作手段を有し、
前記第二の操作手段からの操作のみ制御可能とし、
前記第一の操作手段からの操作を無効にする制御状態において、
前記第三の操作手段による操作にて前記第一の操作手段と第二の操作手段からの
操作信号を有効に切替えて操作可能にする制御手段を備えることを特徴とする
請求項1に記載の投写型表示装置。
【請求項3】
投写型表示装置本体と、
前記別体の小型通信機である第二の操作手段は、
互いの相対距離を認識する為の相対距離認識手段を有し、
相対距離が所定の範囲を超えた状態を認識した状態において、
前記第二の操作手段からの操作を無効にする制御手段を備えることを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載の投写型表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【公開番号】特開2013−80086(P2013−80086A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−219770(P2011−219770)
【出願日】平成23年10月4日(2011.10.4)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年10月4日(2011.10.4)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]