説明

抗ウイルスアミノグリコシド類似体

抗菌活性を有する化合物を開示している。該化合物(その立体異性体、薬学的に許容される塩およびプロドラッグを含む)は以下の構造(I)を有し、式中、Q、Q、Q、R、R、R、ZおよびZは本明細書に定義の通りである。そのような化合物ならびにそのような化合物を含む医薬組成物の調製および使用と関連する方法も開示している。本発明は、抗菌活性を有する新規のアミノグリコシド化合物(その立体異性体、薬学的に許容される塩およびプロドラッグを含む)、ならびに細菌性感染の治療におけるそのような化合物の使用を対象としている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造(I):
【化163】

を有し、
式中、
は、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシル、アミノまたは保護されたアミノ基であり、
は、
【化164】

【化165】

であり、
は、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシル、アミノまたは保護されたアミノ基であり、
各RおよびRは、独立して、水素またはアミノ保護基であり、
各Rは、独立して、水素またはヒドロキシル保護基であり、
各RおよびRは、独立して、水素、または1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシルもしくはアミノで場合により置換されたC〜Cアルキルであり、
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノまたはC〜Cアルキルであるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、4〜6個の環原子を有する複素環式環を形成することができるか、またはRおよび一方のRは、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する複素環式環を形成することができるか、またはRおよび一方のRは、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する炭素環式環を形成することができ、
各nは、独立して、0〜4の整数であり、
各ZおよびZは、独立して、水素または−ORであり、
(i)ZおよびZの少なくとも一方はHであり、(ii)RおよびRの少なくとも一方は置換C〜Cアルキルであるか、または少なくとも一方のRはハロゲン、ヒドロキシルもしくはアミノであり、(iii)ZおよびZが結合している2つの隣接する−CH−基は、場合により、二重結合を形成し得る
化合物、
またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩。
【請求項2】
各R、RおよびRが水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がアミノである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
がヒドロキシルである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
がアミノである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
がヒドロキシルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
およびZがいずれも水素である、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
がヒドロキシルでありZが水素である、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
が水素でありZがヒドロキシルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
が、
【化166】

であり、
式中、
が水素であり、
が水素であり、
少なくとも一方のRがハロゲンであり、
nが1〜4の整数である、
請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
が、
【化167】

であり、
式中、
各Rがハロゲンである、
請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
各Rがフルオロである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
が、
【化168】

であり、
式中、
が水素であり、
が水素であり、
少なくとも一方のRがヒドロキシルであり、
nが1〜4の整数である、
請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
が、
【化169】

である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が、
【化170】

であり、
式中、
が水素であり、
および一方のRが、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する複素環式環を形成し、
少なくとも一方のRがハロゲンであり、
nが1〜4の整数である、
請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
が、
【化171】

であり、
式中、
およびRが、それらが結合する原子と一緒になって、4〜6個の環原子を有する複素環式環を形成し、
少なくとも一方のRがハロゲンであり、
nが1〜4の整数である、
請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
が、
【化172】

であり、
式中、
が水素であり、
および一方のRが、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する炭素環式環を形成し、
少なくとも一方のRがハロゲンであり、
nが1〜4の整数である、
請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
が、
【化173】

である、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
立体配置:
【化174】

を有する、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
およびZが結合している2つの隣接する炭素原子が二重結合を形成する、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
およびZが結合している2つの隣接する炭素原子が単結合を形成する、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
【化175】

【化176】

またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
請求項1から22のいずれか一項に記載の化合物、またはその立体異性体、薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ、および薬学的に許容される担体、希釈剤もしくは賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項24】
哺乳動物における細菌性感染の治療方法であって、該治療を必要としている哺乳動物に有効量の請求項1から22のいずれか一項に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項25】
哺乳動物における細菌性感染の治療方法であって、該治療を必要としている哺乳動物に有効量の請求項23に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項26】
以下の構造(I):
【化177】

を有し、
式中、
は、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシル、アミノまたは保護されたアミノ基であり、
は、1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシル、アミノで場合により置換されたアルキル、場合により置換されたシクロアルキルまたは場合により置換されたヘテロシクリルであり、
【化178】

【化179】

は、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシル、アミノまたは保護されたアミノ基であり、
各RおよびRは、独立して、水素またはアミノ保護基であり、
各Rは、独立して、水素またはヒドロキシル保護基であり、
各R、R、RおよびRは、独立して、水素、または1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシルもしくはアミノで場合により置換されたC〜Cアルキルであり、
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノまたはC〜Cアルキルであるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、4〜6個の環原子を有する複素環式環を形成することができるか、またはRおよび一方のRは、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する複素環式環を形成することができるか、またはRおよび一方のRは、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する炭素環式環を形成することができるか、またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する複素環式環を形成することができ、
各Rは、独立して、水素、ヒドロキシル、アミノ、または1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシルもしくはアミノで場合により置換されたC〜Cアルキルであり、
各R10は、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノまたはC〜Cアルキルであり、
各R11は、独立して、水素、ハロゲン、アミノまたはC〜Cアルキルであるか、
あるいはRおよび一方のR11は、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する複素環式環を形成することができるか、またはRおよび一方のR11は、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する炭素環式環を形成することができ、
各nは、独立して、0〜4の整数であり、
各pは、独立して、1〜4の整数であり、
各ZおよびZは、独立して、水素または−ORであり、
(i)ZおよびZの少なくとも一方はHであり、(ii)ZおよびZが結合している2つの隣接する−CH−基は、場合により、二重結合を形成し得る
化合物、
またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩。
【請求項27】
各R、RおよびRが水素である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
がアミノである、請求項26または27に記載の化合物。
【請求項29】
がヒドロキシルである、請求項26または27に記載の化合物。
【請求項30】
がアミノである、請求項26から29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
がヒドロキシルである、請求項26から29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
およびZがいずれも水素である、請求項26から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項33】
がヒドロキシルでありZが水素である、請求項26から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
が水素でありZがヒドロキシルである、請求項26から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項35】
が、
【化180】

であり、
式中、
が水素であり、
が水素であり、
が水素であり、
nが1〜4の整数である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項36】
各Rが水素である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
が、
【化181】

【化182】

である、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
少なくとも一方のRがハロゲンである、請求項35に記載の化合物。
【請求項39】
が、
【化183】

であり、
式中、
および一方のRが、それらが結合する原子と一緒になって、3〜6個の環原子を有する炭素環式環を形成し、
が水素であり、
が水素であり、
nが1〜4の整数である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項40】
が、
【化184】

である、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
少なくとも一方のRがハロゲンである、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
が、
【化185】

であり、
式中、
各Rが水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項43】
各Rが水素である、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
が、
【化186】

である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
少なくとも一方のRがハロゲンである、請求項42に記載の化合物。
【請求項46】
が、
【化187】

であり、
式中、
が水素であり、
が水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項47】
各Rが水素である、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
が、
【化188】

である、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
少なくとも一方のRがハロゲンである、請求項46に記載の化合物。
【請求項50】
が、
【化189】

であり、
式中、
が水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
各Rが水素である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
少なくとも一方のRがハロゲンである、請求項50に記載の化合物。
【請求項53】
が、
【化190】

であり、
式中、
が水素であり、
が水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項54】
各Rが水素である、請求項53に記載の化合物。
【請求項55】
少なくとも一方のRがハロゲンである、請求項53に記載の化合物。
【請求項56】
が、
【化191】

であり、
式中、
が水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項57】
各Rが水素である、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
少なくとも一方のRがハロゲンである、請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
が、
【化192】

であり、
式中、
が水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項60】
各R11が水素である、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
少なくとも一方のR11がハロゲンである、請求項59に記載の化合物。
【請求項62】
が、
【化193】

であり、
式中、
が水素であり、
が水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項63】
各R10が水素である、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
少なくとも一方のR10がハロゲンである、請求項62に記載の化合物。
【請求項65】
が、
【化194】

であり、
式中、
が水素である、
請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項66】
各R11が水素である、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
少なくとも一方のR11がハロゲンである、請求項65に記載の化合物。
【請求項68】
が、
【化195】

である、請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項69】
が、1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシル、アミノで場合により置換されたアルキル、場合により置換されたシクロアルキルまたは場合により置換されたヘテロシクリルである、請求項26から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項70】
が非置換である、請求項69に記載の化合物。
【請求項71】
が1つまたは複数のハロゲン、ヒドロキシルまたはアミノで置換されている、請求項69に記載の化合物。
【請求項72】
立体配置:
【化196】

を有する、請求項26から71のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項73】
およびZが結合している2つの隣接する炭素原子が二重結合を形成する、請求項26から72のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項74】
およびZが結合している2つの隣接する炭素原子が単結合を形成する、請求項26から72のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項75】
請求項26から74のいずれか一項に記載の化合物、またはその立体異性体、薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ、および薬学的に許容される担体、希釈剤もしくは賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項76】
哺乳動物における細菌性感染の治療方法であって、該治療を必要としている哺乳動物に有効量の請求項26から74のいずれか一項に記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項77】
哺乳動物における細菌性感染の治療方法であって、該治療を必要としている哺乳動物に有効量の請求項75に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項78】
以下の構造(INT−I):
【化197】

を有し、
式中、
各Rは、独立して、アミノ保護基であり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル保護基であり、
各Aは、独立して、1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシル、アミノで場合により置換されたフェニル、または1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシルもしくはアミノで場合により置換されたC〜Cアルキルである
化合物。
【請求項79】
【化198】

である請求項78に記載の化合物。

【公表番号】特表2013−507391(P2013−507391A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−533359(P2012−533359)
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【国際出願番号】PCT/US2010/052043
【国際公開番号】WO2011/044501
【国際公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【出願人】(509281793)アカオジェン インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】