説明

排水口におけるゴミの脱水装置

【課題】網カゴ内に良好にゴミを収納させて脱水することができ、使い勝手が良く、またメンテナンスが容易なゴミの脱水装置を提供する。
【解決手段】排水口に固設された排水容器3内に、着脱可能な網カゴ5と、この網カゴ5を回転させる駆動手段(6,6a,7,8,13,14)が収納されてなり、駆動手段を手動で回転させる操作部11は網カゴ5の上流側に設けられているとともに、駆動手段の動力伝達機構部(6a,8,14)は網カゴ5の下流側に設けられ、操作部11と動力伝達機構部(6a,8,14)とは、排水容器3の内側かつ網カゴ5の外側のスペースに設けられた伝動部材6により連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水口に設けられて、収納したゴミを脱水できるゴミの脱水装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の装置として特許文献1に開示されているようなものがある。
特許文献1に開示されているごみ脱水装置は、流し台に設けたハンドルを手で回すことによって、流し台の水槽の排水筒内に備えるバスケットを回転させて脱水することができるものとしている。
また、従来、特許文献2に開示されているように、原動軸を回転させるハンドルと、カゴを回転させる歯車の両者を、収納カゴを覆う上流側の目皿蓋に設けて、流し台シンクの排水孔に設置した水切器がある。
【特許文献1】実開昭49−076942号公報
【特許文献2】実開昭60−001702号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に開示されているごみ脱水装置では、従動歯車や駆動歯車等の駆動機構部分は排水筒の外側に配置されたものであり、そのため、駆動機構部分からの回転軸を通す貫通孔を排水筒に形成する必要があり、この貫通孔からの水漏れを防ぐシール構造にせねばならないという問題点があった。
また、上記特許文献2に開示されている構造では、駆動機構部分が目皿蓋と一体化しており、収納カゴ内にゴミを入れるときは、この目皿蓋を外す必要があり、使いにくく、また、目皿蓋を別の場所に保管せねばならないという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、網カゴ内にゴミを入れることが容易で、使い易く、しかもメンテナンスが容易となる排水口におけるゴミの脱水装置の提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の排水口におけるゴミの脱水装置は、排水口に固設された排水容器内に、着脱可能な網カゴと、該網カゴを回転させる駆動手段が収納されてなり、前記駆動手段を手動で回転させる操作部は、前記網カゴの上流側に設けられているとともに、前記駆動手段の動力伝達機構部は、前記網カゴの下流側に設けられており、前記操作部と前記動力伝達機構部とは、前記排水容器の内側かつ前記網カゴの外側のスペースに設けられた伝動部材により連結されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明では、排水容器内に網カゴと駆動手段が収納され、操作部は網カゴの上流側に、駆動手段の動力伝達機構部は網カゴの下流側に設けられ、操作部と動力伝達機構部とは、排水容器の内側かつ網カゴの外側のスペースに設けられた伝動部材により連結されているため、操作部を回転させて駆動手段を介して良好に網カゴを回転させて、網カゴ内のゴミを脱水することができ、また、駆動手段の動力伝達機構部は網カゴの下流側にあるため、網カゴ内にゴミを投入する際に邪魔になることがなく、良好に網カゴ内にゴミを投入して使用することができ、使いやすいものとなる。
また、駆動手段は排水容器内にあるためメンテナンスが容易となり、従来のように、排水容器に軸を貫通させて設ける必要がなく、防水シールは不要となる。
【0006】
また、本発明の排水口におけるゴミの脱水装置において、前記網カゴの外周を覆う該網カゴと同心円形の中空筒が、前記排水容器の内側に設けられ、該中空筒を介し前記操作部からの回転力が前記動力伝達機構部に伝達されるように構成することもできる。
こうすれば、操作部からの回転力で中空筒が回転し、この中空筒の回転力が動力伝達機構部に伝達されて、良好に網カゴが回転されることとなる。また、網カゴは中空筒と同軸で回転するものであるため、網カゴの直径を大きくすることができ、網カゴのゴミ等の収納量が十分に確保できるものとなる。
【0007】
また、本発明の排水口におけるゴミの脱水装置において、前記駆動手段を構成する動力伝達機構部,中空筒は、前記排水容器から着脱可能に構成することもできる。
こうすれば、排水容器から駆動手段を離脱させて、駆動手段を良好にメンテナンスすることができ、メンテナンスが容易なものとなる。
【0008】
また、本発明の排水口におけるゴミの脱水装置において、前記操作部は、前記駆動手段から着脱可能に構成することもできる。
こうすれば、操作部を取り外して別の場所に保管することができ、操作部は小さいために保管スペースは小スペースで良く、また、操作部を取り外すことで操作部が汚れにくいものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1〜図11は第1実施例を示すものである。
図1に示すように、キッチンカウンター1には水を溜めることのできるシンク2が設けられており、このシンク2の底に形成されている排水口2aには、排水容器3が垂下状に固設されている。
この排水容器3は、上端のフランジ部3aを排水口2aの上面に当接させて、下方側より図示しないパッキンを介在させてフランジ部3aにナットを締め付けることにより、排水容器3がシンク2に固設されるものである。
また、排水容器3は、上面は開放されているが下端側には底面3bが形成されており、この底面3bには、その中央部に上下方向に立ち上げて筒状の排水管3cが一体形成されている。また、排水管3cの上側の排水容器3の内周には係止部3dが形成されている。この排水容器3内にゴミ脱水装置4の構成部材が収納されている。
【0011】
ゴミ脱水装置4は、網カゴ5と、中空筒6と、歯車8を有する歯車治具7と、網カゴ5の下面側に設けられた歯車14と、操作部11で構成されており、排水容器3の上面には着脱可能に蓋10が取り付けられる。
【0012】
図2は、排水容器3とゴミ脱水装置4の構成部材の分解斜視図であり、図3は、ゴミ脱水装置4の構成部材を排水容器3内に収納させた状態の縦半断面斜視図であり、図4は、違う方向から視た縦半断面斜視図である。また、図5は、蓋を取り除いた状態の外観斜視図であり、図6は、蓋を取り付けた状態の外観斜視図である。
ゴミ脱水装置4の各構成部材を以下に説明する。
【0013】
図7は、網カゴ5の斜視図であり、網カゴ5は、外周に多数の通孔を有する上面が開放された円形カゴ状に形成されており、底面5aの中央部には垂下状に軸受部12が設けられており、この軸受部12に軸13が設けられ、軸13は下方へ垂下状をなし、軸13には歯車14が設けられている。
【0014】
また、中空筒6は、図8の斜視図で示すように、上面および下面が開放された円形筒状に形成されており、網カゴ5を内側に収納することができ、かつ排水容器3の内側に入れることのできる直径寸法に形成されている。また、この中空筒6の下端内周には、内歯車6aが全周に亘り一体形成されている。また、中空筒6の上端部には、上下方向にほぼ貫通状に、操作部11を差し込むための操作部差込スリット6bが形成されている。
【0015】
また、歯車治具7は、図9の斜視図で示すように構成されており、外周の円形状のリング部7aの3個所からそれぞれ内側へ延びる連結片7b,7b,7bが中央部で集合され、連結片7b,7b,7bの集合部には、上面が下方へ向かって擂り鉢状をなし上下に貫通する軸挿入孔7dを有する軸受部7cが形成されている。また、各連結片7bのリング部7a側には、それぞれ歯車軸挿入孔7g,7g,7gが形成されており、本例では、この3個の歯車軸挿入孔7gのうち1個の歯車軸挿入孔7gに、軸を挿入して回転可能に連結片7b上に歯車8が設けられている。また、軸受部7cの下方には、垂下状に前記軸挿入孔7dを形成する挿入部7eが一体化されており、挿入部7eの一部には、外側へ突出してキー状の係合突条7fが一体形成されている。
なお、歯車治具7の各連結片7bの各歯車軸挿入孔7g,7g,7gにそれぞれ歯車8を回転可能に設けて構成しても良い。
【0016】
また、排水容器3の底面3b側に排水管3cの外周を覆うように取り付けられるベルトラップ9は、図10の斜視図で示すような構造となっている。
このベルトラップ9は、下端が開放された円形の筒状部9aの上面が閉じられており、上面には中央部に上面突部9bが立ち上げ形成され、この上面突部9bの中央部には、上下方向に延びる挿入孔9cが形成されており、挿入孔9cの一部には、外側へ切り欠き状に係合凹部9dが形成されている。
また、筒状部9aの上端側の外周には、外側へ突出して3個所に係止片9e,9e,9eが形成されており、ベルトラップ9を回転させることにより、この係止片9e,9e,9eが排水容器3の係止部3dに係止されて、ベルトラップ9を排水容器3の排水管3cの外側に固定状に取り付けることができるものである。
【0017】
ベルトラップ9の取付状態では、ベルトラップ9の筒状部9aの下端は排水容器3の底面3bから浮き上がった状態で固定され、このベルトラップ9の筒状部9aの内周と排水管3cの外周間に封水部TPが形成されるように構成されている。
前記網カゴ5の底側に設けた軸13および歯車14と、伝動部材としての中空筒6と、歯車8を有する歯車治具7で駆動手段が構成されており、さらに、内歯車6aと歯車8と歯車14で駆動手段の動力伝達機構部が構成されている。
【0018】
排水容器3の底面3b側にベルトラップ9を先ず固定状に取り付け、このベルトラップ9の挿入孔9c内に、上方から歯車治具7の挿入部7eを挿入させてゆき、この時に歯車治具7の係合突条7fをベルトラップ9側の係合凹部9d内に挿入することで、歯車治具7は排水容器3内のベルトラップ9上に回転不能に配置されることとなる。
また、中空筒6を排水容器3内に上方側から差し入れて、中空筒6の下端の内歯車6aを、歯車治具7に回転可能に設けられている歯車8に噛合させ、歯車治具7上に中空筒6を回転可能に配置させることができ、この中空筒6の内側に、上方より網カゴ5を挿入させて、網カゴ5の下端に設けられている軸13を歯車治具7の軸挿入孔7d内に挿入させ、かつ歯車14を歯車8に噛合させて、網カゴ5を中空筒6の内周側に同心状に回転可能に配置させることができる。
【0019】
なお、中空筒6の上端に形成されている操作部差込スリット6bには、上方より図11に斜視図で示す操作部11を着脱可能に取り付けることができる。
この操作部11は、水平片15aの一端から下側へ折り曲げた垂下片15bを有するL字状のL字状片15の水平片15aに、上方へ立ち上げて軸16が設けられ、軸16の外周に回転可能にツマミ部17が設けられたものである。
この操作部11の垂下片15bを、中空筒6の操作部差込スリット6b内に上方より差し込んで、中空筒6の上端に操作部11を取り付けることができる。
【0020】
このようにして操作部11を取り付けた状態で、操作部11のツマミ部17を指で摘み、操作部11を例えば時計回りに移動させてゆくと、これに伴い中空筒6が水平面内で回転を開始し、中空筒6の内歯車6aに噛合されている歯車8に回転力が伝えられ、さらに歯車8から歯車14に回転が伝えられることで、網カゴ5が中空筒6内で回転を開始する。
【0021】
なお、内歯車6a,歯車8,歯車14で構成される動力伝達機構部の歯車のギヤ比を適宜設定して、例えば中空筒6の回転に対し網カゴ5が3倍程度の速さで回転されるように設定しておくことができる。こうすれば、操作部11を介し中空筒6を回転させることで、その内部で網カゴ5が高速で回転され、これにより網カゴ5内に入れられたゴミの水分を網カゴ5から外側へ飛ばして、良好にゴミの脱水が行えるものである。
【0022】
なお、排水容器3の上面に覆設される蓋10は、図2および図6に示すように、略水平な蓋面10aと、反対側には中央部が下方側へ向かって傾斜した下傾ガイド片10bが一体形成されており、この下傾ガイド片10bと蓋面10a間に、横から下側に向かって開口された開口10cが形成されている。
本例では、操作部11を取り外した状態で蓋10を排水容器3の上面に取り付け、この状態で、シンク2内で洗い物をしながら開口10cを通し排水容器3内に排水と共にゴミを流下させることができ、ゴミは良好に網カゴ5内に収納されるものである。即ち、排水容器の内側に中空筒6が設けられ、この中空筒6の内側に同心状に網カゴ5が収納されるため、網カゴ5の直径寸法を大きくすることができて、上面が大きく開放された網カゴ5とすることで、大量のゴミを良好に網カゴ5内に収納可能である。
【0023】
また、本例では、排水容器3の内部に網カゴ5および駆動手段が収納されたものであるため、従来のように排水容器3の外側に駆動手段を設けたものに比べて、排水容器3に軸を通す貫通孔等を形成させる必要がないためシール構造等が不要となる。
また、排水容器3内に収納されている駆動手段の動力伝達機構部である内歯車6a,歯車8,歯車14は網カゴ5の下流側に配置されるため、網カゴ5内にゴミが流入する際に何ら邪魔になることはなく、良好にゴミを網カゴ5内に上方から投入して入れることができ、使いやすいものとなる。
【0024】
また、操作部11は中空筒6に上方側から取り付けることができて、シンク2内で上方側から操作部のツマミ部17を摘んで良好に操作することができ、操作性が良好なものとなる。また、操作部11は、脱水時以外は取り外して別の場所に保管しておくことができ、小さいものであるため保管スペースが小スペースで良く、通常は操作部11は取り外しておけば、操作部11が汚れにくいものとなる。
なお、この操作部11を中空筒6に取り付けた状態で、上方から蓋10を排水容器3の上面に覆設できるように構成しておくこともできる。また、網カゴ5には、上方へ引き上げやすいように取っ手などを取り付けておくことができる。
【0025】
本例のゴミ脱水装置4では、蓋10と網カゴ5を上方へ引き上げて取り外し、また、中空筒6を上方へ引き上げて取り外し、さらに、歯車治具7も上方へ引き上げて取り外すことができるため、掃除が容易であり、またメンテナンスも容易なものとなる。
【実施例2】
【0026】
次に、図12〜図14は第2実施例を示す。
図12は、操作部11を取り付けた状態の内部構造を示す縦断面構成図であり、図13は、操作部11を取り外した状態の縦断面構成図である。また、図14は、図13の平面図である。
【0027】
シンク2の排水口2aに固定状に取り付けられる排水容器3は、その上端に排水口2aに固定されるフランジ部3aを有し、排水容器3の底面3bから垂下状に排水管3cが形成されている。この排水容器3内には回転可能に網カゴ5が収納されており、網カゴ5の側方の排水容器3内に上下方向に立ち上げて伝達軸19が回転可能に設けられている。
この伝達軸19の上端には、上方へ突出して四角形状の四角突部19aが形成されており、この四角突部19aに、上方より操作部11を着脱可能に取り付けできるものである。
【0028】
伝達軸19の下端側は、排水容器3の底面3b上に設けられた軸受部材20に回転可能に支持されており、伝達軸19の下端側には、その外周に歯車21が設けられている。
また、網カゴ5の底面中央部には、下方へ垂下状に軸13が設けられており、この軸13も軸受部材20に回転可能に支持されており、軸13には歯車14が設けられている。歯車21と歯車14間には、回転可能な軸23に設けられた歯車22が噛合状に配置されている。
前記網カゴ5の底側に設けた軸13および歯車14と、伝動部材としての伝達軸19と、軸23および歯車22で駆動手段が構成されており、さらに、歯車21と歯車22と歯車14で駆動手段の動力伝達機構部が構成されている。
【0029】
なお、操作部11は、指で摘むことのできる回転可能なツマミ部17がアーム部18の上端に設けられており、アーム部18の下端側には下方へ垂下状に着脱部18aが一体形成され、この着脱部18aの底側に四角形状の凹部を形成させておき、この着脱部18aの凹部内に伝達軸19の上端の四角突部19aが嵌まることで、操作部11の回転力が伝達軸19に伝えられ、伝達軸19の回転により歯車21,歯車22,歯車14を介して回転数が増幅されて軸13に伝えられ、軸13を介して網カゴ5を高速で回転させることができるものである。
操作部11は伝達軸19の上端側に着脱できるものであるため、容易に取り付けて良好に操作することができ、網カゴ5を高速で回転させて内部に収納されるゴミの水分を外側へ飛ばして脱水できるものであり、脱水された水分は排水管3cを通り排出される。
【0030】
本例においても、排水容器3内に、網カゴ5と、駆動手段を構成する伝達軸19,歯車21,22,14が収納されており、排水容器3の外側に駆動手段等が存在しないものである。また、動力伝達機構部を構成する歯車21,22,14は網カゴ5の下側に配置され、操作部11は網カゴ5の上側に配置されているため、網カゴ5の上面側から良好に網カゴ5内にゴミを投入することができ、使いやすいものとなる。
また、脱水時以外は操作部11を取り外して別の場所に保管しておくことができ、排水容器3の上面には図示しない蓋を被せて、すっきりとした設置状態を得ることができる。
また、網カゴ5等を掃除する際には、網カゴ5を上方側へ引き上げ、さらに歯車22,14等も上方へ引き上げて取り外すことができ、メンテナンスも容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】シンクの排水口に固設した排水容器内に収納されるゴミ脱水装置の構成部材の分解図である。
【図2】更にゴミ脱水装置の構成部材を拡大した分解図である。
【図3】排水容器内にゴミ脱水装置の構成部材を収納して組み付けた状態の縦方向の半断面斜視構成図である。
【図4】違う方向から視た図3と同様な組み付け状態の縦方向の半断面斜視構成図である。
【図5】ゴミ脱水装置を組み込んだ排水容器の外観斜視図である。
【図6】更に排水容器の上面に蓋を被せた状態の外観斜視図である。
【図7】網カゴの拡大斜視構成図である。
【図8】中空筒の拡大斜視構成図である。
【図9】歯車治具の拡大斜視構成図である。
【図10】ベルトラップの拡大斜視構成図である。
【図11】操作部の拡大斜視構成図である。
【図12】第2実施例を示す排水容器内に収納されたゴミ脱水装置の縦断面構成図である。
【図13】第2実施例の操作部を取り外した状態の排水容器内に収納されたゴミ脱水装置の縦断面構成図である。
【図14】図13の平面構成図である。
【符号の説明】
【0032】
1 キッチンカウンター
2 シンク
2a 排水口
3 排水容器
3a フランジ部
3b 底面
3c 排水管
3d 係止部
4 ゴミ脱水装置
5 網カゴ
5a 底面
6 中空筒(伝動部材)
6a 内歯車
6b 操作部差込スリット
7 歯車治具
7a リング部
7b 連結片
7c 軸受部
7d 軸挿入孔
7e 挿入部
7f 係合突条
7g 歯車軸挿入孔
8 歯車
9 ベルトラップ
9a 筒状部
9b 上面突部
9c 挿入孔
9d 係合凹部
9e 係止片
10 蓋
10a 蓋面
10b 下傾ガイド片
10c 開口
11 操作部
13 軸
14,21,22 歯車
15 L字状片
15a 水平片
15b 垂下片
16 軸
17 ツマミ部
18 アーム部
18a 着脱部
19 伝達軸(伝動部材)
19a 四角突部
20 軸受部材
23 軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排水口に固設された排水容器内に、着脱可能な網カゴと、該網カゴを回転させる駆動手段が収納されてなり、
前記駆動手段を手動で回転させる操作部は、前記網カゴの上流側に設けられているとともに、前記駆動手段の動力伝達機構部は、前記網カゴの下流側に設けられており、前記操作部と前記動力伝達機構部とは、前記排水容器の内側かつ前記網カゴの外側のスペースに設けられた伝動部材により連結されている
ことを特徴とする排水口におけるゴミの脱水装置。
【請求項2】
前記網カゴの外周を覆う該網カゴと同心円形の中空筒が、前記排水容器の内側に設けられ、該中空筒を介し前記操作部からの回転力が前記動力伝達機構部に伝達されるように構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の排水口におけるゴミの脱水装置。
【請求項3】
前記駆動手段を構成する動力伝達機構部,中空筒は、前記排水容器から着脱可能に構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の排水口におけるゴミの脱水装置。
【請求項4】
前記操作部は、前記駆動手段から着脱可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の排水口におけるゴミの脱水装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−156161(P2010−156161A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−335580(P2008−335580)
【出願日】平成20年12月27日(2008.12.27)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】