説明

排水口蓋及びこれを用いた排水システム

【課題】清掃作業を容易に行うことができる排水口蓋及びこれを用いた排水システムを提供する。
【解決手段】浴室1内の床面3aに開口形成された排水口3bを覆う排水口蓋10は、排水口3bに設置されたヘアキャッチャー9の上方に配置される蓋本体部11と、蓋本体部11の底面から下方に突出してヘアキャッチャー9の内側に載置される主脚部12とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室内の洗い場の床面に設置される排水口蓋及びこれを用いた排水システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、浴室の洗い場の床面には排水口が設けられており、排水口は通水可能な排水口蓋により覆われている。この排水口蓋は、排水口近傍の床面に着脱可能に設置されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来、図8に示すような浴室の洗い場201においては、床面202に開口形成された排水口203に排水トラップ204が設けられ、この排水トラップ204の上部内側には毛髪hを捕集するヘアキャッチャー206が設置されている。また、床面202には、排水口203を覆う排水口蓋207が着脱可能に設置されており、排水口蓋207の外周部には、下方に延びる複数の脚部207aが部分的に設けられている。この脚部207aの下端は、排水口203の外周側において床面202に形成された凹部202aに載置されており、排水口蓋207が踏まれたときに、脚部207aにより排水口蓋207が床面202から跳ね上がるのを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−222894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の排水口蓋207の脚部207aは、ヘアキャッチャー206の外側に配置されているため、図8及び図9に示すように、排水口蓋207の外側から流れ込む毛髪hが、ヘアキャッチャー206に捕集される前に、脚部207aに絡み付く場合がある。この場合、排水口203を清掃する際に、ヘアキャッチャー206以外に脚部207aからも毛髪hを取り除く必要があるため、清掃作業に手間を要するという問題があった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、清掃作業を容易に行うことができる排水口蓋及びこれを用いた排水システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の排水口蓋は、浴室内の床面に開口形成された排水口を覆う排水口蓋であって、前記排水口に設置されたヘアキャッチャーの上方に配置される蓋本体部と、前記蓋本体部の底面から下方に突出して設けられ、前記ヘアキャッチャーの内側に載置される主脚部と、を備えていることを特徴としている。
【0008】
上記本発明によれば、蓋本体部の底面に設けた主脚部が、排水口に設置されたヘアキャッチャーの内側に載置されるため、排水口蓋の外側から流れ込む毛髪は、ヘアキャッチャーの外側で引っ掛かることなく、ヘアキャッチャー内に流れつく。その際、毛髪が主脚部に絡み付く場合もあるが、この絡み付きはヘアキャッチャー内で起こるため、結果的にヘアキャッチャーに捕集されることになる。したがって、排水口を清掃する際に、毛髪を取り除く作業はヘアキャッチャーのみで済むため、清掃作業を容易に行うことができる。
【0009】
また、前記排水口蓋は、前記ヘアキャッチャーの外側において前記蓋本体部の底面から下方に突出され、前記床面との間に隙間を形成した状態で配置される補助脚部をさらに備えていることが好ましい。
この場合、補助脚部と床面との間には隙間が形成されているため、排水口蓋の外側から流れ込む毛髪は、この隙間を通過してヘアキャッチャー内に流れつく。これにより、補助脚部に毛髪が絡み付くのを防止することができる。しかも、蓋本体部が上方から踏まれたときには、補助脚部が床面に当接するため、蓋本体部が上方に跳ね上がるのを防止することができる。
【0010】
また、前記主脚部は、弾性部材を介して前記ヘアキャッチャーの内側に載置されることが好ましい。この場合、蓋本体部が上方から踏まれたときに、弾性部材が弾性変形することにより、主脚部とともに補助脚部を下方へ移動させることができるため、補助脚部を床面に容易に当接させることができる。
【0011】
本発明の排水システムは、洗い場の床面に開口形成された排水口に接合されている排水トラップと、前記排水トラップに取り付けられたヘアキャッチャーと、前記ヘアキャッチャーの上方に配置された請求項1〜3のいずれか一項に記載の排水口蓋と、を備えていることを特徴としている。
上記本発明によれば、排水口蓋の外側から流れ込む毛髪が、ヘアキャッチャーの外側で引っ掛かることなく、ヘアキャッチャー内に流れつくようになる。したがって、排水口を清掃する際に、毛髪を取り除く作業はヘアキャッチャーのみで済むため、清掃作業を容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の排水口蓋及びこれを用いた排水システムによれば、排水口を清掃する際に、毛髪を取り除く作業はヘアキャッチャーのみで済むため、清掃作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態である排水システムを備えた浴室を示す斜視図である。
【図2】前記排水システムを示す断面図である。
【図3】前記排水システムの排水口蓋を示す(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
【図4】前記排水システムの排水口蓋を示す(a)は底面図であり、(b)は側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態である排水システムを備えた浴室を示す斜視図である。
【図6】図5の排水システムの排水口蓋を示す(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
【図7】図5の排水システムの排水口蓋を示す(a)は底面図であり、(b)は側面図である。
【図8】従来の排水口蓋が浴室の排水口に設けられた状態を示す断面図である。
【図9】図7の平面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る排水システムを備えた浴室1の一実施形態を示している。本実施形態の浴室1は、浴槽2と、この浴槽2に近接して配置された洗い場3と、浴槽2及び洗い場3を囲む壁面4とを備えている。壁面4の洗い場3側には、洗面器等を置くためのカウンタ5が設けられている。このカウンタ5の下方には、排水口3bが洗い場3の床面3aに開口形成されている。
【0015】
図2は、洗い場3の排水システムを示す断面図である。排水システムAは、排水口3bに接合されている排水トラップ6を備えている。この排水トラップ6は、トラップ本体6aと、トラップ本体6aの内側に設けられた筒状の取付フランジ6bとを有している。取付フランジ6bは、U字状パッキング6cを介して排水口3bに接合されている。排水システムAは、排水口3bの上部に設置されたヘアキャッチャー9と、排水口3bを覆うようにヘアキャッチャー9の上方に配置された排水口蓋10とをさらに備えている。
【0016】
ヘアキャッチャー9は排水口3bに流れ込む毛髪Hを捕集するものであり、その底部は網目状に形成されている。なお、ヘアキャッチャー9は、底部以外に側面が網目状に形成されていてもよい。ヘアキャッチャー9は、取付フランジ6bの上部に着脱可能に取り付けられている。ヘアキャッチャー9の上端部には、取付フランジ6bに係止される鍔部9bが形成されている。また、ヘアキャッチャー9の上部には水平方向に延びる載置部9aが形成されており、この載置部9aに後述する主脚部12が載置されるようになっている。排水口蓋10は、床面3aの排水口3bの外周側に形成された凹部3cに配置され、後述する天板11aの上面が床面3aと略同一平面上に配置されている。
【0017】
図3(a)は排水口蓋10の平面図であり、図3(b)は排水口蓋10の正面図である。排水口蓋10は、ヘアキャッチャー9の上方に配置される蓋本体部11と、蓋本体部11の中央部から下方に突出する主脚部12と、蓋本体部11の外周部から下方に突出する補助脚部13とを有している。
【0018】
図3(a)の平面視において、蓋本体部11は、略半円状に形成された天板11aと、この天板11aの外周縁の全周に亘って一体形成された縁板11bとを有している。縁板11bは、天板11aの底面から下方(図3(b)の下側)に延びて形成されている。また、蓋本体部11の壁面4側(図3(a)の上側)の縁板11bには、一対の当接部11cが一体形成されている。各当接部11cは、床面3aに当接することにより、蓋本体部11が壁面4側へ移動するのを規制している。また、各当接部11cは相互に図3(a)の左右方向に離反して形成されている。
【0019】
図4(a)は、排水口蓋10の底面図であり、図4(b)は排水口蓋10の側面図である。図4(a)において、蓋本体部11の天板11aの底面には、縁板11bの円弧部11b1の略中心部を通過して上下方向に延びる第1補強リブ11dと、円弧部11b1の略中心部を通過して左右方向に延びる第2補強リブ11eとが一体形成されている。第1補強リブ11dの両端部及び第2補強リブ11eの両端部は、それぞれ縁板11bに一体的に接合されている。
【0020】
また、天板11aの底面には、第1補強リブ11dの左右両側に所定間隔を空けて配置された左右一対の第3補強リブ11fと、円弧部11b1の略中心部から放射状に延びる左右一対の第4補強リブ11gと、左右の第4補強リブ11gの間において円弧状に形成された第5補強リブ11hとが一体形成されている。
【0021】
各第3補強リブ11fの両端部は、それぞれ縁板11bと第2補強リブ11eとに一体的に接合されている。各第3補強リブ11fと縁板11bとの接合部には、蓋本体部11を床面3aに対して支持するための一対の支持部14が一体形成されている。なお、図4(a)において各支持部14の斜線部分は、各支持部14の下端面を示している。
【0022】
各第4補強リブ11gの両端部は、縁板11bと、第1補強リブ11d及び第2補強リブ11eの接合部とに一体的に接合されている。第5補強リブ11hは、縁板11bの円弧部11b1と略同心状に形成されており、その両端部は、第4補強リブ11gの長手方向中間部に一体的に接合されている。これにより、天板11aは第1〜第5補強リブ11d〜11hによって補強されている。
【0023】
図4(a)において、主脚部12は、第5補強リブ11hに沿って所定間隔を空けて配置された第1主脚12aと第2主脚12bとによって構成されている。なお、図4(a)における第1及び第2主脚12a,12bの黒塗り部分は、第1及び第2主脚12a,12bの下端面を示している。第1及び第2主脚12a,12bは第5補強リブ11hにそれぞれ一体形成されている。
【0024】
第1及び第2主脚12a,12bの一端部は、第5補強リブ11hの端部から第4補強リブ11gに沿って円弧部11b1の中心側へ向けて屈曲形成されており、平面視において略L字状に形成されている。また、第1及び第2主脚12a,12bの下端には、図2に示すように、弾性部材であるクッションゴム15がそれぞれ固定されており、第1及び第2主脚12a,12bは、このクッションゴム15を介して、ヘアキャッチャー9の内側である載置部9aにそれぞれ載置されるようになっている。
【0025】
図4(a)において、補助脚部13は、縁板11b及びその近傍に所定間隔を空けて配置された第1補助脚13a、第2補助脚13b、第3補助脚13c、第4補助脚13d及び第5補助脚13eとによって構成されている。なお、図4(a)における第1〜第5補助脚13a〜13eの黒塗り部分は、第1〜第5補助脚13a〜13eの下端面を示している。
【0026】
第1補助脚13a及び第5補助脚13eは、平面視において略T字状に形成されており、縁板11bと第2補強リブ11eとの接合部に一体形成されている。第2補助脚13b及び第4補助脚13dは、平面視において各第4補強リブ11gに沿って直線状に延びて形成されており、各第4補強リブ11gにそれぞれ一体形成されている。第3補助脚13cは、平面視において略T字状に形成されており、縁板11bと第1補強リブ11dとの接合部に一体形成されている。
【0027】
図2において、第1〜第5補助脚13a〜13eは、第1及び第2主脚12a,12bよりも上下方向に短く形成されており、ヘアキャッチャー9の外側である凹部3cの上方に配置されるようになっている。この状態において、第1〜第5補助脚13a〜13eと凹部3cとの間には、隙間Sが形成されている。
【0028】
以上のように構成された本実施形態の排水口蓋10及びこれを用いた排水システムAによれば、蓋本体部11の底面に設けた主脚部12が、排水口3bに設置されたヘアキャッチャー9の内側に載置されるため、排水口蓋10の外側から流れ込む毛髪Hは、ヘアキャッチャー9の外側で引っ掛かることなく、ヘアキャッチャー9内に流れつく。その際、毛髪Hが主脚部12に絡み付く場合もあるが(図2参照)、この絡み付きはヘアキャッチャー9内で起こるため、結果的にヘアキャッチャー9に捕集されることになる。したがって、排水口3bを清掃する際に、毛髪Hを取り除く作業はヘアキャッチャー9のみで済むため、清掃作業を容易に行うことができる。
【0029】
また、補助脚部13と床面3aの凹部3cとの間に隙間Sが形成されているため、排水口蓋10の外側から流れ込む毛髪Hは、この隙間Sを通過してヘアキャッチャー9内に流れつく。これにより、補助脚部13に毛髪Hが絡み付くのを防止することができる。しかも、蓋本体部11が上方から踏まれたときには、補助脚部13が床面3a(凹部3c)に当接するため、蓋本体部11が上方に跳ね上がるのを防止することができる。
【0030】
また、主脚部12は、クッションゴム15を介してヘアキャッチャー9の載置部9aに載置されているため、蓋本体部11が上方から踏まれたときに、クッションゴム15が弾性変形することにより、主脚部12とともに補助脚部13を下方へ移動させることができる。これにより、補助脚部13を床面3a(凹部3c)に容易に当接させることができる。
【0031】
図5は、本発明の他の実施形態に係る排水システムを備えた浴室を示している。他の実施形態と上記実施形態とが相違する点は、洗い場における排水システムの配置位置、及び排水口蓋の形状が異なる点である。他の実施形態のうち、上記実施形態と同じ名称の部位及び同じ符号を付したものについてはその説明を省略する。
【0032】
他の実施形態における排水システムAは、洗い場3の床面3aにおける浴槽2側端部の長手方向中央部に、排水口3bが開口形成されている。この排水口3bの上方に排水口蓋110が配置されている。図6(a)は排水口蓋110の平面図であり、図6(b)は排水口蓋110の正面図である。排水口蓋110は、ヘアキャッチャー9の上方に配置される蓋本体部111と、蓋本体部111の中央部から下方に突出する主脚部112と、蓋本体部111の外周部から下方に突出する補助脚部113とを有している。
【0033】
図6(a)の平面視において、蓋本体部111は、略正方形状に形成された天板111aと、この天板111aの外周縁の全周に亘って一体形成された縁板111bとを有している。縁板111bは、天板111aの底面から下方(図6(b)の下側)に延びて形成されている。また、蓋本体部111の浴槽2側(図6(a)の上側)の縁板111bには、単一の当接部111cが一体形成されている。この当接部111cは、床面3aに当接することにより、蓋本体部111が浴槽2側へ移動するのを規制している。
【0034】
図7(a)は、排水口蓋110の底面図であり、図7(b)は排水口蓋110の側面図である。図7(a)において、蓋本体部111の天板111aの底面には、上下方向に延びる第1〜第4補強リブ111d〜111g、左右方向に延びる第5〜第11補強リブ111h〜111o、及び円弧状に形成された第12補強リブ111pがそれぞれ一体形成されている。
【0035】
図7(a)において、主脚部112は、第12補強リブ111pに沿って所定間隔を空けて配置された第1主脚112aと第2主脚112bとによって構成されている。なお、図7(a)における第1及び第2主脚112a,112bの黒塗り部分は、第1及び第2主脚112a,112bの下端面を示している。第1及び第2主脚112a,112bは、平面視において略L字状に形成されており、第12補強リブ111pにそれぞれ一体形成されている。また、第1及び第2主脚112a,112bの下端は、ヘアキャッチャー9の内側である載置部9aにそれぞれクッションゴム15を介して載置されるようになっている。
【0036】
図7(a)において、補助脚部113は、縁板111bに所定間隔を空けて配置された第1〜第5補助脚113a〜113eによって構成されている。なお、図7(a)における第1〜第5補助脚113a〜113eの黒塗り部分は、第1〜第5補助脚113a〜113eの下端面を示している。第1補助脚113a及び第5補助脚113eは、平面視において略T字状に形成されており、左右の縁板111bと第9補強リブ111mとの接合部にそれぞれ一体形成されている。第2補助脚113b及び第4補助脚113dは、平面視において略L字状に形成されており、縁板111bの下側左右の角部にそれぞれ一体形成されている。第3補助脚113cは、平面視において略T字状に形成されており、下側の縁板111bと第2補強リブ111eとの接合部ににそれぞれ一体形成されている。
【0037】
第1〜第5補助脚113a〜113eは、第1及び第2主脚112a,112bよりも上下方向に短く形成されており、ヘアキャッチャー9の外側である凹部3cの上方に配置されるようになっている。この状態において、第1〜第5補助脚113a〜113eと凹部3cとの間には、隙間Sが形成されている。また、縁板111bの上側左右の角部及び上側中央部には、蓋本体部111を床面3aに対して支持するための支持部114が一体形成されている。なお、図7(a)において各支持部114の斜線部分は、各支持部114の下端面を示している。
【0038】
以上のように構成された排水口蓋110及びこれを用いた排水システムAにおいても、蓋本体部111の底面に設けた主脚部112が、排水口3bに設置されたヘアキャッチャー9の内側に載置されるため、排水口蓋110の外側から流れ込む毛髪Hは、ヘアキャッチャー9の外側で引っ掛かることなく、ヘアキャッチャー9内に流れつく。したがって、排水口3bを清掃する際に、毛髪Hを取り除く作業はヘアキャッチャー9のみで済むため、清掃作業を容易に行うことができる。
【0039】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、蓋本体部11(111)に主脚部12(112)と補助脚部13(113)とを設けているが、少なくとも主脚部12(112)を設けていればよい。
また、主脚部12(112)及び補助脚部13(113)は、縁板11b(111b)や補強リブ11d〜11h(111d〜111p)に設けられているが、天板11a(111a)の底面に設けられていてもよい。
さらに、主脚部12(112)及び補助脚部13(113)は、それぞれ複数の脚12a〜12b(112a〜112b)、13a〜13e(113a〜113e)によって構成されているが、少なくとも1つの脚により構成されていればよい。
【符号の説明】
【0040】
3 洗い場
3a 床面
3b 排水口
6 排水トラップ
9 ヘアキャッチャー
10,110 排水口蓋
11,111 蓋本体部
12,112 主脚部
13,113 補助脚部
15 クッションゴム(弾性部材)
A 排水システム
S 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室内の床面に開口形成された排水口を覆う排水口蓋であって、
前記排水口に設置されたヘアキャッチャーの上方に配置される蓋本体部と、
前記蓋本体部の底面から下方に突出して設けられ、前記ヘアキャッチャーの内側に載置される主脚部と、を備えていることを特徴とする排水口蓋。
【請求項2】
前記ヘアキャッチャーの外側において前記蓋本体部の底面から下方に突出され、前記床面との間に隙間を形成した状態で配置される補助脚部をさらに備えている請求項1に記載の排水口蓋。
【請求項3】
前記主脚部が、弾性部材を介して前記ヘアキャッチャーの内側に載置される請求項2に記載の排水口蓋。
【請求項4】
洗い場の床面に開口形成された排水口に接合されている排水トラップと、
前記排水トラップに取り付けられたヘアキャッチャーと、
前記ヘアキャッチャーの上方に配置された請求項1〜3のいずれか一項に記載の排水口蓋と、を備えていることを特徴とする排水システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−214339(P2011−214339A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−84852(P2010−84852)
【出願日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【出願人】(000108661)タカラスタンダード株式会社 (51)
【Fターム(参考)】