説明

携行型除雪機

【課題】 屋根又は玄関、家周りに積もった雪を少ない時間と労力で、また山などで雪崩に埋まってしまった人をより早く救助する事を可能とした携行型除雪機を提供するものである。
【解決手段】 本発明の除雪機は、原動機エンジン(1)または電気モーター(1)により稼動する主軸(8)に水車型吸排羽根(2)を接合し、回転保護カバー(6)内で水車型吸排羽根の回転する事により雪を吸入し排出するように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力を用いて少人数でより早く救助することを可能とした携行型除雪機に関する。
【背景技術】
【0002】
屋根、または軒下に積もった雪はスコップまたはダンプと呼ばれる手動式のものを用いて屋根雪を多人数により、屋根の大きい場合には上から一段下に、また一段下に回数を分けて降ろしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
屋根雪下ろしは大変労力を使うので、特に子供やお年寄りには軒下に積もった雪をかきあげる事は簡単ではない(特に大変なのは雪山の雪崩からの救出であり、これには大勢の人の助けが必要になり、また動力を用いるために縦穴、横穴を自在に掘れる為に、すばやい救出が可能である)。この発明はこれらの不便さを解決するために発明考案された携行型除雪機である。また山岳地帯での雪崩などにより雪の下に埋もれてしまった場合などにより早く、縦穴でも横穴でもすばやく救助することを可能とし、また危険な場所には傾斜型吸引パイプ(3)にパイプを連結し排出可能とした携行型除雪機である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、原動機エンジン(1)または電気モーター(1)により稼動する主軸(8)に水車型吸排羽根(2)を接合し、回転保護カバー(6)内で水車型吸排羽根の回転する事により雪を吸入し排出することが出来る事を特徴とする携行型除雪機としてある。
請求項2に記載の発明は、水車型吸排羽根(2)は所定の形状で吸引力をより高めるように形成されておりまた、傾斜型吸引パイプ(3)は煙突のように先を細くし、吸引をより良く、また水車型吸排羽根(2)には無理なく吸引パイプ(3)から吸引された雪を均等吸入し、排出ができるように水車型吸排羽根(2)に仕切りを数ヶ所に工夫した請求項1記載の携行型除雪機としてある。
請求項3に記載の発明は、回転保護カバー(6)は気密性を良くし、また吸引、排出、また水車型吸排羽根(2)に無理なくする為に回転保護版の下方に吸排口を水平に取付け、排出には回転保護板にそって緩やかな丸みで上方に持っていき、排出するものとし、また稼動軸に無理なく排出可能とし、また傾斜型吸引パイプ(3)先端には三角スクリュー雪砕刃(4)側動軸からワイヤにより三角スクリュー(4)に動力を用いて雪砕する事も可能とし、吸引力と水車型吸排羽根(2)、駆動軸、排出に無理なく吸排と原動機エンジン(1)または電動モータ(1)で可能とした請求項1又は2の携行型除雪機としてある。
【発明の効果】
【0005】
本発明の携行型除雪機は、大変な労力と体力がいる屋根、また軒下の除雪、特に軒下の雪の下に埋もれた人、雪山の雪崩に巻き込まれた人のより早い救出を可能とした携行型除雪機である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例を側面からの斜視図、図2は水車型吸排羽根(2)側面からの斜視、ならびに展開図で図3は傾斜型吸引パイプを三角スクリュー雪砕刃の形態を示す斜視図である。図3は傾斜型吸口パイプ(3)からの雪を水車型吸排羽根カバー内に雪詰りがないように、また傾斜型吸引パイプ(3)からの雪を確実に均等に排出できるように三角スクリュー雪砕刃を取付けた特殊なスクリュー雪砕刃に仕上げた斜視図である。
原動機エンジン1は、セッター9に取り付けられている。
水車型吸排羽根2は、原動機エンジン1によって回転されて、負圧を生じさせ、傾斜型吸引パイプ3を介して、雪を吸引する。この水車型吸排羽根2は、一つ一つが箱型に形成され、吸引した雪を均等に分割して排出可能とし、詰まりを防止する形態となっている。
斜型吸引パイプ3の先端には、三角スクリュー雪砕刃4が取り付けられている。三角スクリュー雪砕刃4を斜型吸引パイプ3の先端に回転自在に取り付けて、動力ワイヤ11によって原動機エンジン1の駆動によって回転するようにしてもよい。原動機エンジン1の駆動は、駆動軸8からVベルト13及びプーリー12を介して動力ワイヤ11に伝達される。
連結パイプ5は、斜型吸引パイプ3の前後を揺動自在に連結する。
回転保護板6は、水車型吸排羽根2を収容する収容部の蓋で、前記収容部を密閉する。
排出パイプ7は、連結パイプ5と連通状に接続され、水車型吸排羽根2によって吸引、分断された雪の塊を排出する。
駆動軸8は、原動機エンジン1の駆動によって水車型吸排羽根2を回転させるためのものである。
セッター9は、作業者が本発明の携行型除雪機を背負うためのものである。
【0007】
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0008】
本発明は除雪作業分野はもとより、人命救助、空気入れ替え、排煙、脱臭などの広範に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】 図1は、本発明の実施例を側面からの斜視図である。
【図2】 図2は水車型吸排羽根(2)側面からの斜視、ならびに展開図で図3は傾斜型吸引パイプを三角スクリュー雪砕刃の形態を示す斜視図である。
【図3】 図3は傾斜型吸口パイプ(3)からの雪を水車型吸排羽根カバー内に雪づまりがないように、また傾斜型吸引パイプ(3)からの雪を確実に均等に排出できるように三角スクリュー雪砕刃を取付けた特殊なスクリュー雪砕刃に仕上げた斜視図である。
【符号の説明】
【0010】
(1)原動機エンジン
(2)水車型吸排羽根
(3)傾斜型吸引パイプ
(4)三角スクリュー雪砕刃
(5)連結パイプ
(6)回転保護板
(7)排出パイプ
(8)駆動軸
(9)セッター
(10)回転保護脱着カバー
(11)三角スクリュー動力ワイヤ
(12)プーリー
(13)Vベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原動機エンジン(1)または電気モーター(1)により稼動する主軸(8)に水車型吸排羽根(2)を接合し、回転保護カバー(6)内で水車型吸排羽根の回転する事により雪を吸入し排出することが出来る事を特徴とする携行型除雪機。
【請求項2】
水車型吸排羽根(2)所定の形で吸引力をより高めるように形成されておりまた、傾斜型吸引パイプ(3)は煙突のように先を細くし、吸引をより良く、また水車型吸排羽根(2)には無理なく吸引パイプ(3)から吸引された雪を均等吸入し、排出ができるように水車型吸排羽根(2)に仕切りを数ヶ所に工夫した請求項1記載の携行型除雪機。
【請求項3】
回転保護カバー(6)は気密性を良くし、また吸引、排出、また水車型吸排羽根(2)に無理なくする為に回転保護版の下方に吸排口を水平に取付け、排出には回転保護板にそって緩やかな丸みで上方に持っていき、排出するものとし、また稼動軸に無理なく排出可能とし、また傾斜型吸引パイプ(3)先端には三角スクリュー雪砕刃(4)側動軸からワイヤにより三角スクリュー(4)に動力を用いて雪砕する事も可能とし、吸引力と水車型吸排羽根(2)、駆動軸、排出に無理なく吸排と原動機エンジン(1)または電動モータ(1)で可能とした請求項1又は2の携行型除雪機である。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate