説明

撮像装置

【課題】撮影により得られた画像データを、簡易な操作で公衆通信網に接続される送信先へ送信することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、公衆通信網を介して外部装置との通信を行うことが可能な通信部と、被写体を撮像して画像データを取得する撮像部と、撮像部により取得された画像データを表示可能な表示部と、通信部を介して外部装置との通信を行うことにより、撮像部により取得された画像データの送信先に係る送信先情報を取得する送信先情報取得部と、撮像部による静止画像データの取得と、取得した静止画像データの送信先情報に応じた送信先への送信と、を連動して実施させる指示を行うことが可能な機能を具備する1つ以上の撮影ボタンを表示部に表示させる制御部と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関し、特に、撮影により得られた画像データを外部へ送信することが可能な撮像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネット等の公衆通信網に接続して通信を行うことにより、様々な情報のやり取りを行うことができるような装置が近年用いられるようになっている。具体的には、例えば、カメラ等の撮像装置においては、撮影により得られた静止画の画像データをインターネット上に公開されたWebサーバー等の外部装置へ送信(アップロード)可能な機能を具備するようなものが近年市販されている。
【0003】
一方、特許文献1には、カメラにより撮影された画像から文字列を抽出し、当該抽出された文字列がURLであるか否かを判定し、当該判定した結果がURLであった場合には、当該URLにアクセスする処理を行う、という構成を具備するURL取得システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】日本国特開2002−163604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ユーザは、撮影により得られた静止画の画像データの公開を希望する場合において、例えば、撮像装置に蓄積された画像データ群の中から所望の画像データを選択し、画像データの送信先のURLまたはアドレスを入力し、撮像装置をインターネット等の公衆通信網に接続した状態で画像データを送信する、というような一連の操作を行う。
【0006】
一方、特許文献1には、前述の一連の操作のうちの一部を略自動的に実施可能とするための技術が開示されている反面、前述の一連の操作を簡易に実施可能とするための技術については記載されていない。
【0007】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、撮影により得られた画像データを、簡易な操作で公衆通信網に接続される送信先へ送信することが可能な撮像装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様の撮像装置は、公衆通信網を介して外部装置との通信を行うことが可能な通信部と、被写体を撮像して画像データを取得する撮像部と、前記撮像部により取得された画像データを表示可能な表示部と、前記通信部を介して前記外部装置との通信を行うことにより、前記撮像部により取得された画像データの送信先に係る送信先情報を取得する送信先情報取得部と、前記撮像部による静止画像データの取得と、当該取得した静止画像データの前記送信先情報に応じた送信先への送信と、を連動して実施させる指示を行うことが可能な機能を具備する1つ以上の撮影ボタンを前記表示部に表示させる制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明における撮像装置によれば、撮影により得られた画像データを、簡易な操作で公衆通信網に接続される送信先へ送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例に係る撮像装置を含む通信システムの要部の構成を示すブロック図。
【図2】撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャート。
【図3】通信モードの際に撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャート。
【図4】送信先情報の保存の可否に係る選択を促す選択画面の一例を示す図。
【図5】送信先情報の削除の可否に係る選択を促す選択画面の一例を示す図。
【図6】撮影ボタンの生成及び表示の際に撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャート。
【図7】撮像装置の表示部に表示される撮影ボタンの表示態様の一例を示す図。
【図8】撮像装置の表示部に表示される撮影ボタンの表示態様の、図7とは異なる例を示す図。
【図9】撮像装置の表示部に表示される撮影ボタンの表示態様の、図7及び図8とは異なる例を示す図。
【図10】撮影ボタンの操作により得られた画像データの送信の際に撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャート。
【図11】ガイド情報の送信の際にサーバーが行う処理等の一例を示すフローチャート。
【図12】画像データの受信の際にサーバーが行う処理等の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0012】
図1から図12は、本発明の実施例に係るものである。
【0013】
図1は、本発明の実施例に係る撮像装置を含む通信システムの要部の構成を示すブロック図である。
【0014】
通信システム101は、図1に示すように、インターネット等の公衆通信網61を介して双方向に通信を行うことが可能な撮像装置21及びサーバー41を具備して構成されている。
【0015】
撮像装置21は、例えばデジタルカメラとして構成されており、撮像部1と、表示部2と、操作部3と、記憶媒体4と、通信部5と、解析部6と、計時部7と、表示制御部8と、制御部9と、バス10と、を有して構成されている。
【0016】
撮像部1は、例えば、レンズ、絞り機構、シャッター機構、焦点調整機構、及び、撮像素子等からなる撮像系を具備するとともに、このような撮像系により、撮像装置21の正面側に位置する被写体を撮像して画像データを得ることができるように構成されている。
【0017】
表示部2は、例えば、撮像装置21の背面側に設けられており、制御部9の制御に応じ、記憶媒体4に保存された画像データの再生表示、撮像部1により撮影する被写体の構図を動画にて確認可能なライブビュー表示、及び、ユーザの撮影操作により得られた静止画の画像データの確認表示(レックビュー表示)等の種々の画像表示を行うことができるように構成されている。さらに、表示部2は、タッチパネル機能を有して構成されており、画面上に表示されるスイッチ群等の操作に応じた指示を行うことができるようになっている。
【0018】
操作部3は、ユーザの撮影操作に応じて撮像部1における撮影に係る指示を行うことが可能な2段式のレリーズボタン等からなる撮影操作部3aと、表示部2に表示されるスイッチ群等のGUI(Graphical User Interface)における入力操作等を行うことが可能なボタン及びスイッチ等を備えた入力操作部3bと、を有して構成されている。
【0019】
本実施例の撮影操作部3aは、撮像部1による静止画像データの取得と、当該取得した静止画像データの記憶媒体4への出力と、を連動して実施させる指示を行うことが可能な機能を具備するように構成されている。
【0020】
一方、操作部3には、記憶媒体4に保存された画像データの再生表示を行う再生モード、及び、撮像部1による撮影を行う撮影モードを含む複数のモードの中から選択した1つのモードに撮像装置21のモードを切り替えることが可能なモード切替スイッチが設けられている。さらに、操作部3には、撮像装置21の電源のオンオフを切り替える電源ボタン等の種々の入力装置が設けられている。
【0021】
記憶部としての機能を具備する記憶媒体4は、例えば、撮像装置21に設けられた不揮発性メモリまたは撮像装置21に対して着脱可能なメモリカード等により構成されており、撮像部1により取得された画像データ、及び、通信部5を介して撮像装置21に入力されたデータ等の様々なデータを記録(保存)することができるようになっている。
【0022】
通信部5は、例えば、公衆通信網61に接続するためのアンテナ等の通信インターフェースを有して構成されており、公衆通信網61を介してサーバー41との間におけるデータの送受信を行うことができるようになっている。
【0023】
解析部6は、通信部5を介してサーバー41から受信した情報を解析し、当該情報の解析結果に係るデータを出力する。
【0024】
計時部7は、例えば、RTC(リアルタイムクロック)等を有して構成されており、現在の日付及び時刻を取得することができるとともに、当該取得した日付及び時刻を現在日時データとして出力する。
【0025】
表示制御部8は、制御部9の制御に応じ、レックビュー表示用の画像データ、ライブビュー表示用の画像データ、及び、再生表示用の画像データ等の種々の画像データを表示部2に表示させる。また、表示制御部8は、制御部9の制御に応じ、表示部2の画面上に表示するスイッチ群、及び、種々の情報の入力を促す入力画面等の、GUIに関する画像データを生成可能に構成されている。さらに、表示制御部8は、制御部9の制御に応じ、後述のような撮影ボタンを含む画面を生成して表示部2に表示させる。
【0026】
制御部9は、例えば、CPU等により構成されており、図示しない不揮発性メモリに予め書き込まれたプログラムを撮像装置21の各部の動作に応じて読み込み、当該読み込んだプログラムに基づく制御及び処理等を実行する。また、制御部9は、ユーザの操作に応じて出力される指示に基づき、当該指示に関連する各部に対して制御を行う。
【0027】
バス10は、撮像装置21の内部で発生した様々なデータ等を撮像装置21の各部に転送するための転送路として構成されている。また、バス10は、撮像部1と、表示部2と、操作部3と、記憶媒体4と、通信部5と、解析部6と、計時部7と、表示制御部8と、制御部9と、にそれぞれ接続されている。
【0028】
サーバー41は、例えば、インターネット等の公衆通信網61に接続して一対多の通信を行うことが可能なWebサーバーとして構成されており、公衆通信網61に接続されている様々な外部装置(または当該外部装置により動作されるソフトウェア)の要求に応じたデータの送受信を行うことができるようになっている。
【0029】
また、サーバー41は、図1に示すように、通信部31と、記憶装置32と、データベース部33と、解析部34と、情報生成部35と、制御部36と、バス37と、を有して構成されている。
【0030】
通信部31は、公衆通信網61に接続するための通信インターフェースを有して構成されており、公衆通信網61を介して接続されている撮像装置21及びパーソナルコンピュータ(図示せず)等の各外部装置毎にデータの送受信を行うことができるようになっている。
【0031】
記憶装置32は、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)またはSSD(ソリッドステートドライブ)等を有して構成されており、制御部36により実行可能なプログラムを含むソフトウェア等のデータを記録(保存)することができるようになっている。
【0032】
データベース部33は、ガイド情報データベース33aと、カメラ情報データベース33bと、ユーザ情報データベース33cと、画像データベース33dと、を有している。
【0033】
ガイド情報データベース33aには、サーバー41の外部に設けられた他のサーバー(図示せず)から通信部31を介して受信した様々な情報に係るデータが格納されている。具体的には、ガイド情報データベース33aには、例えば、フォトコンテスト等の画像の投稿先に関する情報、キャンペーンに関する情報、及び、商品販売情報等に係るデータが格納されている。
【0034】
カメラ情報データベース33bには、様々なカメラの仕様に係るデータが格納されている。具体的には、カメラ情報データベース33bには、例えば、解像度及び搭載機能等の情報に係るデータがカメラの各機種毎に関連付けられた状態で格納されている。
【0035】
ユーザ情報データベース33cには、カメラのユーザにより登録された情報を含むデータが格納されている。
【0036】
具体的には、ユーザ情報データベース33cには、例えば、ユーザの個人情報と、当該ユーザにより登録されたカメラの機種及びシリアルナンバー等のカメラ固有情報と、当該ユーザに対するガイド情報の送信履歴と、に係るデータが相互に関連付けられた状態で格納されている。
【0037】
なお、以降においては、簡単のため、撮像装置21のユーザの個人情報と、撮像装置21のカメラ固有情報と、撮像装置21のユーザに対するガイド情報の送信履歴と、に係るデータが相互に関連付けられた状態で予め格納(登録)されているものとして説明を行う。
【0038】
画像データベース33dには、通信部31を介して受信した各画像データが、フォトコンテスト等の各投稿先毎に分類された状態で格納されている。
【0039】
解析部34は、通信部31を介して撮像装置21から受信した情報を解析し、当該情報の解析結果に係るデータを出力する。
【0040】
情報生成部35は、データベース部33に格納されているデータに基づき、撮像装置21へ送信する情報を含むデータを生成して出力する。
【0041】
制御部36は、例えば、CPU等を有して構成されており、サーバー41の各部の動作に関する制御、及び、記憶装置32に記録されているソフトウェアに基づく演算処理等を行うことができるようになっている。
【0042】
バス37は、サーバー41の内部で発生した様々なデータ等をサーバー41の各部に転送するための転送路として構成されている。また、バス37は、通信部31と、記憶装置32と、データベース部33と、解析部34と、情報生成部35と、制御部36と、にそれぞれ接続されている。
【0043】
次に、撮像装置21において行われる処理等について、図2のフローチャートを主に参照しながら説明する。図2は、撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャートである。
【0044】
操作部3の電源ボタンの操作に応じて撮像装置21の電源がオンされると、制御部9は、表示制御部8を制御することにより、サーバー41との通信を行うか否かの選択を促す選択画面を表示部2に表示させる。
【0045】
そして、制御部9は、操作部3等の操作により、前述の選択画面においてサーバー41との通信を行わない旨の選択がなされたことを検出すると(図2のステップS1)、後述の図2のステップS3の処理を引き続き行う。
【0046】
また、制御部9は、操作部3等の操作により、前述の選択画面においてサーバー41との通信を行う旨の選択がなされたことを検出すると(図2のステップS1)、撮像装置21の動作モードを通信モードに設定した(図2のステップS2)後、図3のステップS21に示す処理を続けて行う。
【0047】
ここで、通信モードに設定された場合の撮像装置21の動作について、図3のフローチャートを主に参照しながら説明する。図3は、通信モードの際に撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャートである。
【0048】
制御部9は、図2のステップS2において撮像装置21の動作モードを通信モードに設定した後、図示しない不揮発性メモリから撮像装置21の機種及びシリアルナンバー等のカメラ固有情報を読み出し、当該読み出したカメラ固有情報を通信部5からサーバー41へ送信させる(図3のステップS21)。
【0049】
解析部6は、図3のステップS21の処理が行われた後に、通信部5を介して受信した情報を解析することにより、最新のガイド情報がサーバー41にあるか否かに係る解析結果を得る。
【0050】
制御部9は、最新のガイド情報がサーバー41にないとの解析結果が解析部6により得られた場合には(図3のステップS22)、表示制御部8を制御することにより、最新のガイド情報がない旨をユーザに告知可能な告知画面を表示部2に表示させ(図3のステップS23)、さらに、撮像装置21の通信モードを解除した後、図2のステップS3に示す処理を続けて行う。
【0051】
制御部9は、最新のガイド情報がサーバー41にあるとの解析結果が解析部6により得られた場合には(図3のステップS22)、表示制御部8を制御することにより、最新のガイド情報がある旨をユーザに告知可能な告知画面を表示部2に表示させた(図3のステップS24)後、さらに、サーバー41から最新のガイド情報を取得するか否かの選択を促す選択画面を表示部2に表示させる。
【0052】
そして、制御部9は、図3のステップS24の後に表示される選択画面において、サーバー41から最新のガイド情報を取得しない旨の選択がなされたことを検出すると(図3のステップS25)、撮像装置21の通信モードを解除した後、図2のステップS3に示す処理を続けて行う。
【0053】
また、送信先情報取得部としての機能を具備する制御部9は、図3のステップS24の後に表示される選択画面において、サーバー41から最新のガイド情報を取得する旨の選択がなされたことを検出すると(図3のステップS25)、サーバー41との通信を行うことにより、撮像部1により得られた画像データの送信先に係る送信先情報(後述)を含む最新のガイド情報を取得させるための制御を行う。このような制御部9の制御に応じ、最新のガイド情報の送信要求を示す信号が通信部5からサーバー41へ送信される。
【0054】
解析部6は、サーバー41から最新のガイド情報を取得する旨の選択がなされた後に、通信部5を介して受信したガイド情報を解析することにより、当該ガイド情報に係る解析結果を得る。
【0055】
具体的には、解析部6は、例えば、ガイド情報に含まれる各情報の内容、及び、当該各情報を表示する際のガイド画面の表示態様(デザイン等)を前述の解析結果として得る。
【0056】
制御部9は、表示制御部8を制御することにより、通信部5を介して受信したガイド情報に含まれる各情報を、解析部6の解析結果に応じた表示態様となるようにそれぞれ配置したガイド画面を生成して表示部2に表示させる(図3のステップS26)。
【0057】
制御部9は、操作部3等の操作に基づき、図3のステップS26により生成されたガイド画面の表示中に、当該ガイド画面の表示を終了するための操作が行われたことを検出すると(図3のステップS27)、撮像装置21の通信モードを解除した後、図2のステップS3に示す処理を続けて行う。
【0058】
一方、制御部9は、操作部3等の操作に基づき、図3のステップS26により生成されたガイド画面の表示中に、当該ガイド画面の表示を終了するための操作が行われなかった場合には(図3のステップS27)、当該ガイド画面に含まれる各情報の中から画像の投稿に係る情報が選択されたか否かを判定する(図3のステップS28)。
【0059】
そして、制御部9は、ガイド画面に対する操作により画像の投稿に係る情報が選択されない場合には、図3のステップS26に戻り、ガイド画面の表示を継続する。
【0060】
また、制御部9は、ガイド画面に対する操作により画像の投稿に係る情報が選択されたことを検出すると、当該選択された情報に含まれる送信先情報を抽出する(図3のステップS29)。
【0061】
具体的には、制御部9は、例えば、前述のガイド画面において選択された情報に応じた投稿先のアドレス、当該選択された情報に応じた投稿先へ画像データを送信する際の画像サイズ、当該選択された情報に応じた投稿先への画像データの送信回数の上限値、当該選択された情報に応じた投稿先への画像データの応募期限(送信期限)、及び、当該選択された情報に応じた投稿先へ送信する画像データを取得する際の撮影ボタンの表示態様(デザイン等)を、前述の送信先情報として抽出する。
【0062】
図4は、送信先情報の保存の可否に係る選択を促す選択画面の一例を示す図である。
【0063】
制御部9は、図3のステップS29において抽出した送信先情報に基づいて表示制御部8を制御することにより、例えば図4に示すような、画像データの送信先情報の少なくとも一部を確認することが可能であるとともに、送信先情報の保存の可否に係る選択を促す選択画面を表示部2に表示させる制御を表示制御部8に対して行う。
【0064】
そして、制御部9は、操作部3等の操作に基づき、例えば、図4に示した選択画面において「NO」が選択されることにより、送信先情報を保存しない旨の選択がなされたことを検出すると(図3のステップS30)、図3のステップS26に戻り、ガイド画面を再度表示させる制御を表示制御部8に対して行う。
【0065】
また、制御部9は、操作部3等の操作に基づき、例えば、図4に示した選択画面において「YES」が選択されることにより、送信先情報を保存する旨の選択がなされたことを検出すると(図3のステップS30)、さらに、記憶媒体4に保存された送信先情報の保存数が上限値に達しているか否かを判定する(図3のステップS31)。なお、前述の送信先情報の保存数の上限値は、例えば、記憶媒体4の容量に応じて決定される値であってもよく、または、予め決められた値であってもよい。
【0066】
制御部9は、記憶媒体4に保存された送信先情報の保存数が上限値に達していないことを検出した場合には、送信先情報を記憶媒体4に保存させた(図3のステップS33)後、図3のステップS26に戻り、ガイド画面を再度表示させる制御を表示制御部8に対して行う。
【0067】
図5は、送信先情報の削除の可否に係る選択を促す選択画面の一例を示す図である。
【0068】
制御部9は、記憶媒体4に保存された送信先情報の保存数が上限値に達していることを検出した場合には、例えば図5に示すような、記憶媒体4に保存された送信先情報の削除の可否に係る選択を促す選択画面を表示部2に表示させる制御を表示制御部8に対して行う。
【0069】
制御部9は、操作部3等の操作に基づき、例えば、図5に示した選択画面において「NO」が選択されることにより、記憶媒体4に保存された送信先情報の削除が行われなかった場合には(図3のステップS32)、図4に例示したような選択画面を表示部2に再度表示させる制御を表示制御部8に対して行った後、図3のステップS30に戻って処理を行う。
【0070】
制御部9は、操作部3等の操作に基づき、例えば、図5に示した選択画面において「YES」が選択されることにより、記憶媒体4に保存された送信先情報の削除が行われた場合には(図3のステップS32)、図3のステップS30で保存する旨の選択がなされた送信先情報を記憶媒体4に保存させた(図3のステップS33)後、図3のステップS26に戻り、ガイド画面を再度表示させる制御を表示制御部8に対して行う。
【0071】
一方、制御部9は、操作部3のモード切替スイッチの操作に基づき、再生モードが選択されたか否かを検出する(図2のステップS3)。
【0072】
制御部9は、図2のステップS3において再生モードが選択されたことを検出した場合には、撮像装置21の動作モードを再生モードに設定した(図2のステップS4)後、記憶媒体4に保存された画像データ群の中から選択された画像データの再生表示に係る制御等を行う。そして、制御部9は、操作部3等の操作に基づき、再生モードを終了するための操作が行われたことを検出すると、図2のステップS3に戻って処理を行う。
【0073】
制御部9は、図2のステップS3において再生モードが選択されなかった場合には、さらに、操作部3のモード切替スイッチの操作に基づき、撮影モードが選択されたか否かを検出する(図2のステップS5)。
【0074】
制御部9は、図2のステップS5において撮影モードが選択されなかった場合には、図2のステップS3に戻って処理を行う。
【0075】
制御部9は、図2のステップS5において撮影モードが選択されたことを検出した場合には、撮像部1による静止画像データの取得と、当該取得した静止画像データの記憶媒体4への出力と、当該取得した静止画像データの送信先情報に応じた送信先への送信と、を連動して実施させる指示を行うことが可能な機能を具備する、1つ以上の撮影ボタンの生成及び表示に係る処理を続けて行う(図2のステップS6)。
【0076】
ここで、撮影ボタンの生成及び表示の際に行われる処理の具体例について、図6のフローチャートを主に参照しながら説明する。図6は、撮影ボタンの生成及び表示の際に撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャートである。
【0077】
制御部9は、撮影モードが選択された場合において、記憶媒体4に送信先情報のデータが保存されているか否かを検出する(図6のステップS41)。
【0078】
制御部9は、記憶媒体4に送信先情報のデータが1つ以上保存されていないことを検出すると、撮影ボタンの生成及び表示に係る以降の処理等を行うことなく、図2のステップS7の処理を引き続き行う。
【0079】
制御部9は、記憶媒体4に送信先情報のデータが1つ以上保存されていることを検出すると、さらに、当該検出した各送信先情報を画像データの応募期限(送信期限)の有無に応じて分類する(図6のステップS42)。
【0080】
また、制御部9は、図6のステップS42による各送信先情報の分類結果に基づき、表示部2に表示させる各撮影ボタンのうち、画像データの応募期限(送信期限)があるものについては、撮影ボタンのアイコン有りに(撮影ボタンにアイコンを付すように)設定する一方、画像データの応募期限(送信期限)がないものについては、撮影ボタンのアイコン無しに(撮影ボタンにアイコンを付さないように)設定する(図6のステップS43及びステップS44)。
【0081】
さらに、制御部9は、図6のステップS43及びステップS44による設定に加え、表示部2に表示させる各撮影ボタンを、送信先情報に応じた送信先への応募期限(送信期限)の有無等に応じた優先順位で配置させるように設定する(図6のステップS45)。
【0082】
具体的には、制御部9は、例えば、図6のステップS43によりアイコン有りに設定された(画像データの応募期限がある)撮影ボタン群を、図6のステップS44によりアイコン無しに設定された(画像データの応募期限がない)撮影ボタン群に比べて画面の上部に配置させるように設定する。また、制御部9は、図6のステップS43によりアイコン有りに設定された(画像データの応募期限がある)撮影ボタン群を、応募期限(送信期限)の近いものから順に整列させるように設定する。さらに、制御部9は、図6のステップS44によりアイコン無しに設定された(画像データの応募期限がない)撮影ボタン群を、使用頻度の高いものから順に整列させるように設定する。
【0083】
なお、画像データの応募期限(送信期限)がない撮影ボタン群の使用頻度は、例えば、当該撮影ボタン群に対応する各送信先情報に関連付けられた状態で記憶媒体4に保存されているものとする。
【0084】
図7は、撮像装置の表示部に表示される撮影ボタンの表示態様の一例を示す図である。
【0085】
そして、制御部9は、表示制御部8を制御することにより、例えば図7に示すように、図6のステップS43、ステップS44及びステップS45の設定内容に応じた表示態様を具備する撮影ボタンをそれぞれ生成して表示部2に表示させた(図6のステップS46)後、図2のステップS7の処理を引き続き行う。
【0086】
図7の表示態様によれば、画像データの投稿先がペットの写真を募集しているフォトコンテストに設定されている旨を示す「Pet」の文字列が記された撮影ボタンと、画像データの投稿先が所定のブログに設定されている旨を示す「Blog」の文字列が記された撮影ボタンと、画像データの投稿先が所定のSNS(Social Networking Service)に設定されている旨を示す「SNS」の文字列が記された撮影ボタンと、が表示部2の表示画面の右側縁部に沿って整列した状態で配置されている。すなわち、図6のステップS46の処理により表示部2に表示される各撮影ボタンには、撮影ボタンの操作に伴う指示がなされた場合に取得される静止画像データの送信先を個別に視認可能な(文字列等の)情報が含まれている。
【0087】
また、図7の表示態様によれば、「Pet」の文字列が記された撮影ボタンの内部に、画像データの応募期限(送信期限)があることを示す「☆」のアイコンが描画されている。
【0088】
なお、図6のステップS46により生成される各撮影ボタンは、表示部2の表示画面内において、被写体の撮影の妨げにならず、かつ、被写体の撮影時にユーザが操作(押下)し易い位置に表示されるものであれば、図7のような位置とは異なる他の位置にそれぞれ表示されてもよい。
【0089】
一方、制御部9は、図6のステップS43、ステップS44及びステップS45の設定内容を変更することにより、図7に示した各撮影ボタンの表示態様を、例えば図8または図9のように変化させることもできる。図8は、撮像装置の表示部に表示される撮影ボタンの表示態様の、図7とは異なる例を示す図である。図9は、撮像装置の表示部に表示される撮影ボタンの表示態様の、図7及び図8とは異なる例を示す図である。
【0090】
制御部9は、画像データの応募期限(送信期限)が計時部7により取得された現在の日時から近い(例えば2日〜1週間以内に応募期限に達する)ことを検出した場合には、図8に示すように、「Pet」の文字列が記された撮影ボタンを「Blog」及び「SNS」の文字列が記された撮影ボタンに比べて相対的に大きく表示させ、さらに、応募期限(送信期限)が近づいている旨を告知可能な文字列(例えば「応募期限が近づいています」等)を含むメッセージボックスを「Pet」の文字列が記された撮影ボタンの近傍に一定期間のみ表示させるようにしてもよい。また、制御部9は、画像データの応募期限(送信期限)が当日であることを検出した場合には、図8の「Pet」の文字列が記された撮影ボタンの内部を点滅させるようにしてもよい。
【0091】
制御部9は、計時部7により取得された現在の日時が画像データの応募期限(送信期限)を過ぎたことを検出した場合には、図9に示すように、「Pet」の文字列が記された撮影ボタンをユーザが操作(選択)不可能な状態で「Blog」及び「SNS」の文字列が記された撮影ボタンに比べて相対的に小さく表示させ、「Pet」の文字列が記された撮影ボタンを「Blog」及び「SNS」の文字列が記された撮影ボタンよりも表示画面の下部に配置させ、さらに、応募期限(送信期限)が過ぎた旨を告知可能な文字列(例えば「応募期限が過ぎました」等)を含むメッセージボックスを「Pet」の文字列が記された撮影ボタンの近傍に一定期間のみ表示させるようにしてもよい。また、制御部9は、例えば、図9の「Pet」の文字列が記された撮影ボタンのような、応募期限(送信期限)が過ぎた撮影ボタンを一度のみ表示した後、次の撮像装置21の起動時等に送信先情報を記憶媒体4から削除して再度表示させないようにしてもよい。
【0092】
制御部9は、図2のステップS6の撮影ボタンの生成及び表示に係る処理を完了した後、撮像部1による画像データの取得を開始させるとともに、当該取得した画像データを表示部2にライブビュー表示させる(図2のステップS7)。
【0093】
その後、制御部9は、表示部2にライブビュー表示されている被写体を撮影するための撮影操作が行われたか否かを検出する(図2のステップS8)。
【0094】
そして、制御部9は、撮影操作が行われていない場合には、図2のステップS3に戻って処理を行う。
【0095】
また、制御部9は、図2のステップS8において撮影操作が行われたことを検出すると、(静止画の)画像データを記憶媒体4に保存した(図2のステップS9)後、当該撮影操作が図2のステップS6の処理により生成された撮影ボタンの操作により行われたものであるか否かを判定する(図2のステップS10)。
【0096】
そして、制御部9は、図2のステップS10において、図2のステップS8の撮影操作が、図2のステップS6の処理により生成された撮影ボタンの操作によるものではなく、例えば、操作部3の撮影操作部3aの操作によるものであったとの判定結果を得た場合には、図2のステップS3に戻って処理を行う。
【0097】
また、制御部9は、図2のステップS10において、図2のステップS8の撮影操作が、図2のステップS6の処理により生成された撮影ボタンの操作によるものであるとの判定結果を得た場合には、画像データの送信に係る処理を続けて行う(図2のステップS11)。
【0098】
ここで、撮影ボタンの操作により得られた画像データの送信の際に行われる処理の具体例について、図10のフローチャートを主に参照しながら説明する。図10は、撮影ボタンの操作により得られた画像データの送信の際に撮像装置が行う処理等の一例を示すフローチャートである。
【0099】
なお、以降においては、簡単のため、画像データの投稿先のアドレスとしてサーバー41が設定されていた場合を例に挙げて説明を行う。
【0100】
制御部9は、図2のステップS8により操作された撮影ボタンの生成に用いた送信先情報に含まれる投稿先のアドレスに基づき、撮影により得られた画像データをサーバー41へ送信する(図10のステップS51)。
【0101】
なお、制御部9は、図10のステップS51によりサーバー41へ画像データを送信する前に、当該画像データに対し、投稿先に合わせた(リサイズ等の)画像処理を必要に応じて施すものであってもよい。
【0102】
その後、解析部6は、図10のステップS51により画像データが送信された後に、通信部5を介して受信した情報を解析することにより、当該情報に係る解析結果を得る。
【0103】
制御部9は、図10のステップS51により送信した画像データがサーバー41のチェックを通過できなかったとの解析結果が解析部6により得られた場合には(図10のステップS52)、当該画像データがサーバー41により受理されなかった旨を告知可能な文字列を表示部2に表示させた(図10のステップS53)後、図2のステップS3に戻って処理を行う。
【0104】
制御部9は、図10のステップS51により送信した画像データがサーバー41のチェックを通過できたとの解析結果が解析部6により得られた場合には(図10のステップS52)、当該画像データがサーバー41により受理された旨を告知可能な文字列を表示部2に表示させた(図10のステップS54)後、図2のステップS8により操作された撮影ボタンに対応する送信先情報に含まれる投稿先(サーバー41)への送信回数を1回分増加する(図10のステップS55)。なお、前述の投稿先への送信回数は、例えば、各送信先情報毎に関連付けられた状態で記憶媒体4に保存されているものとする。
【0105】
その後、制御部9は、図2のステップS8により操作された撮影ボタンに対応する送信先情報に基づき、当該送信先情報に含まれる投稿先(サーバー41)への画像データの送信回数が上限値に達したか否かを判定する(図10のステップS56)。
【0106】
そして、制御部9は、図10のステップS56において、図2のステップS8により操作された撮影ボタンに対応する送信先情報に含まれる投稿先(サーバー41)への画像データの送信回数が上限値に達していないとの判定結果を得た場合には、図2のステップS3に戻って処理を行う。
【0107】
また、制御部9は、図10のステップS56において、図2のステップS8により操作された撮影ボタンに対応する送信先情報に含まれる投稿先(サーバー41)への画像データの送信回数が上限値に達したとの判定結果を得た場合には、当該送信先情報を記憶媒体4から削除した(図10のステップS57)後、図2のステップS3に戻って処理を行う。
【0108】
なお、制御部9は、例えば、図10のステップS51による画像データの送信中に通信状態が悪化したこと等に起因し、画像データを完全な状態でサーバー41へ送信できなかったことを検出した場合において、当該送信できなかった画像データの再送信をユーザに促す文字列を表示部2に表示させるとともに、当該送信できなかった画像データに対して再送信の予約に係るフラグを付すような処理を更に行ってもよい。
【0109】
続いて、サーバー41がガイド情報を送信する際に行われる処理等について、図11のフローチャートを主に参照しながら説明する。図11は、ガイド情報の送信の際にサーバーが行う処理等の一例を示すフローチャートである。
【0110】
解析部34は、通信部31を介して受信した各情報を解析することにより、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信されたカメラ固有情報が含まれているか否かに係る解析結果を得る。
【0111】
制御部36は、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信されたカメラ固有情報が含まれているとの解析結果が解析部34により得られるまでは、図11のステップS62以降の処理を行わずに待機状態を維持する(図11のステップS61)。
【0112】
一方、制御部36は、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信されたカメラ固有情報が含まれているとの解析結果が解析部34により得られた場合には(図11のステップS61)、ユーザ情報データベース33cを参照することにより、通信部31を介して受信したカメラ固有情報の送信元である撮像装置21のユーザを特定し、さらに、当該特定したユーザに対して最新のガイド情報を送信済であるか否かを判定する(図11のステップS62)。
【0113】
そして、制御部36は、図11のステップS62において、撮像装置21のユーザに対して最新のガイド情報を送信済であるとの判定結果を得た場合には、最新情報がない旨を示す情報を通信部31から撮像装置21へ送信させる(図11のステップS63)。
【0114】
また、制御部36は、図11のステップS62において、撮像装置21のユーザに対して最新のガイド情報を未送信であるとの判定結果を得た場合には、最新情報がある旨を示す情報を通信部31から撮像装置21へ送信させる(図11のステップS64)。
【0115】
その後、解析部34は、図11のステップS64により最新情報がある旨を示す情報が送信された後に、通信部31を介して受信した情報を解析することにより、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信された最新のガイド情報の送信要求が含まれているか否かに係る解析結果を得る。
【0116】
情報生成部35は、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信された最新のガイド情報の送信要求が含まれていないとの解析結果が解析部34により得られた場合には(図11のステップS65)、図11のステップS61に戻って処理を行う。
【0117】
情報生成部35は、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信された最新のガイド情報の送信要求が含まれているとの解析結果が解析部34により得られた場合には(図11のステップS65)、ガイド情報データベース33aと、カメラ情報データベース33bと、ユーザ情報データベース33cと、をそれぞれ参照することにより、ガイド情報及びガイド情報の表示態様に係る情報を生成し、さらに、当該生成したガイド情報及びガイド情報の表示態様に係る情報を併せて撮像装置21へ送信する(図11のステップS66)。
【0118】
具体的には、情報生成部35は、ガイド情報データベース33aと、カメラ情報データベース33bと、ユーザ情報データベース33cと、をそれぞれ参照することにより、例えば、予め登録されたカメラ固有情報に応じた最新情報を含むガイド情報を生成し、さらに、当該生成したガイド情報に含まれる各情報を撮像装置21の機種等に応じて好適に表示させるためのガイド画面の表示態様(デザイン等)を決定する。そして、情報生成部35は、前述のように生成したガイド情報と、前述のように決定したガイド画面の表示態様と、を併せて撮像装置21へ送信する。
【0119】
さらに、続いて、サーバー41が画像データを受信した際に行われる処理等について、図12のフローチャートを主に参照しながら説明する。図12は、画像データの受信の際にサーバーが行う処理等の一例を示すフローチャートである。
【0120】
解析部34は、通信部31を介して受信した各情報を解析することにより、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信された画像データが含まれているか否かに係る解析結果を得る。
【0121】
制御部36は、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信された画像データが含まれているとの解析結果が解析部34により得られるまでは、図12のステップS72以降の処理を行わずに待機状態を維持する(図12のステップS71)。
【0122】
一方、制御部36は、通信部31を介して受信した各情報の中に撮像装置21から送信された画像データが含まれているとの解析結果が解析部34により得られた場合には(図12のステップS71)、撮像装置21から送信された画像データをチェックする(図12のステップS72)。
【0123】
具体的には、制御部36は、例えば、撮像装置21から送信された画像データに対して顔検出等の公知の被写体検出処理を施すことにより、当該画像データに含まれている被写体がどのようなものであるかをチェックする。
【0124】
制御部36は、図11のステップS72のチェック結果に基づき、図12のステップS71により受信した画像データが投稿先の投稿条件に該当するか否かを判定する(図12のステップS73)。
【0125】
そして、制御部36は、図12のステップS73において、図12のステップS71により受信した画像データが投稿先の投稿条件に該当しないとの判定結果を得た場合には、図12のステップS72によるチェックを通過しなかった旨を示す情報を通信部31から撮像装置21へ送信させた(図12のステップS74)後、図12のステップS71に戻って処理を行う。
【0126】
具体的には、制御部36は、例えば、図12のステップS71において受信した画像データに含まれる被写体を判別不能である場合、及び、図12のステップS71において受信した画像データに含まれる被写体がフォトコンテスト等の投稿先のテーマに則していないことを検出した場合等において、図12のステップS71により受信した画像データが投稿先の投稿条件に該当しないとの判定結果を得る。
【0127】
また、制御部36は、図12のステップS73において、図12のステップS71により受信した画像データが投稿先の投稿条件に該当するとの判定結果を得た場合には、画像データベース33d内の適切な投稿先に当該画像データを分類して格納させ(図12のステップS75)、図12のステップS72によるチェックを通過した旨を示す情報を通信部31から撮像装置21へ送信させた(図12のステップS76)後、図12のステップS71に戻って処理を行う。
【0128】
すなわち、以上に述べた本実施例によれば、撮像装置21の表示部2に表示される撮影ボタンの操作に応じて、撮影による静止画像データの取得に係る動作(処理)と、当該取得した静止画像データの公衆通信網を介した送信先への送信に係る動作(処理)と、が連動して実施される。従って、以上に述べた本実施例によれば、撮影により得られた画像データを、簡易な操作で公衆通信網に接続される送信先へ送信することができる。
【0129】
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0130】
1 撮像部
2 表示部
3 操作部
4 記憶媒体
5,31 通信部
6,34 解析部
8 表示制御部
9,36 制御部
21 撮像装置
33 データベース部
35 情報生成部
41 サーバー
61 公衆通信網
101 通信システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
公衆通信網を介して外部装置との通信を行うことが可能な通信部と、
被写体を撮像して画像データを取得する撮像部と、
前記撮像部により取得された画像データを表示可能な表示部と、
前記通信部を介して前記外部装置との通信を行うことにより、前記撮像部により取得された画像データの送信先に係る送信先情報を取得する送信先情報取得部と、
前記撮像部による静止画像データの取得と、当該取得した静止画像データの前記送信先情報に応じた送信先への送信と、を連動して実施させる指示を行うことが可能な機能を具備する1つ以上の撮影ボタンを前記表示部に表示させる制御部と、
を有することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記撮像部により取得された画像データを保存することが可能な記憶部をさらに有し、
前記制御部は、前記撮像部による静止画像データの取得と、当該取得した静止画像データの前記記憶部への出力と、当該取得した静止画像データの前記送信先情報に応じた送信先への送信と、を連動して実施させる指示を行うことが可能な機能を具備する1つ以上の撮影ボタンを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記撮像部による静止画像データの取得と、当該取得した静止画像データの前記記憶部への出力と、を連動して実施させる指示を行うことが可能な機能を具備する撮影操作部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記表示部に表示させる各撮影ボタンのうち、前記撮像部により取得された静止画像データの送信期限があるものにアイコンを付して表示させるように設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記表示部に表示させる各撮影ボタンを、前記撮像部により取得された静止画像データの送信期限の有無に応じた優先順位で配置させるように設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記表示部に表示される各撮影ボタンには、前記指示に応じて取得される前記静止画像データの送信先を個別に視認可能な情報が含まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−48384(P2013−48384A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−186411(P2011−186411)
【出願日】平成23年8月29日(2011.8.29)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】