説明

日よけ材装着庇

【課題】従来からの庇は、日光を遮る調節が出来なかった為、新たに日よけとなる簾だれ等を設置することも多く、又、風雨の影響を受けて破損する事もあるので、常に維持管理が必要であった。そこで、新たに日よけを設置する必要が無く、従来の庇の形態で日よけ効果を高める事を課題とする。
【解決手段】日よけ材装着庇は、庇2に日よけ材3を装着し、日よけ材操作ロープ11により、ボルト連動滑車10を回転させて、回転ボルト7が回転することにより、日よけ材3に固着した連動ナット6が移動運動に転換されて日よけ材3がスライド移動する為、日よけ材3の移動操作も容易となり、日光を遮る調節の解決手段となる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、日よけ材のスライド移動を可能した、日よけ材を装着した庇に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来からの庇は、日光を遮る調節が出来なかった為、新たな所に日よけとしてブラインドや簾だれを吊り下げたり、立てかけたりして日光の差し込む量を調節していたために室内の開放感も損なわれていた。又ブラインドや簾だれは風が吹くと揺れたり移動したりする為、窓枠に紐などで固定して使用することも多く、従来からの日よけはスッキリとした使用感が無かった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来からの庇は、建築時の固定状態のままである為、日光を遮る調節が出来なかった。そこで、本発明は、新たな所に日よけを設置すること無く、日光を遮る調節が出来ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、請求項1記載の日よけ材を庇に装着し、日よけ材のスライド移動を可能にした庇は、庇に取付けた回転ボルトを回転させることにより、日よけ材に固着させた連動ナットが移動し、日よけ材のスライド移動に転換される為、日光を遮る調節が容易にできる解決手段となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0006】
図1には、本発明の日よけ材装着庇の実施形態が示されている。
【0007】
この日よけ材装着庇は、庇2と、日よけ材3をスライド移動させる為の回転ボルト7、連動ナット6、ボルト連動滑車10、日よけ材操作ロープ11から構成されている。
【0008】
図3は、日よけ材操作ロープ11によりボルト連動滑車10を回転させ、ユニバーサルジョイント9で連結した回転ボルト7を回転させることにより、日よけ材3に固着させた連動ナット6の移動運動に転換されて、日よけ材3のスライド移動の実施形態となる。日よけ材支持ローラー4は日よけ材3のスライド移動時の支持ローラーであり、回転ボルト軸受金具5及び中空支持金具8は、回転ボルト7の回転を保持する支持金具である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は以上に説明したような構成により次のような効果を奏する。
従来の庇は、建築時の固定状態のままであり、日光を遮る調節が出来なかった為、新たに日よけとしてブラインドや簾だれの設置が必要であった。又、新たに設置した日よけにより室内の開放感も損なわれ、風雨による破損もあり、維持管理の必要があった。
請求項1に記載されている発明は、日よけ材を庇に装着したことにより日よけを必要とする季節、天候、時間の経過に対応して日よけを簡単に設置することが出来る為、本発明の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、日よけ材装着庇の斜視図である。
【図2】 日よけ材をスライド移動させて、張出したところの側面図である。
【図3】 日よけ材をスライド移動させて、張出したところの断面構造図である。
【図4】 日よけ材をスライド移動させて、引込んだところの断面構造図である。
【符号の説明】
1 日よけ材装着庇
2 庇
3 日よけ材
4 日よけ材支持ローラー
5 回転ボルト軸受金具
6 連動ナット
7 回転ボルト
8 中空支持金具
9 ユニバーサルジョイント
10 ボルト連動滑車
11 日よけ材操作ロープ
12 外壁
13 窓

【特許請求の範囲】
【請求項1】
日よけ材を庇に装着し、日よけ材のスライド移動を可能にした庇。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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