説明

易貼付性粘着シート

【課題】粘着シートを被着体に貼付する際に、空気溜まりが発生しても、その空気が抜けやすく、「ふくれ」を作らずきれいに貼付できるとともに、貼付後の粘着シートの外観もすぐれた易貼付性粘着シートを提供する。
【解決手段】基材シート表面に粘着剤層を有する粘着シートであって、粘着剤層の表面に、基材シートの端縁部上に開口する溝部を有する空気流通経路が複数本形成されており、空気流通経路の中には、粘着剤層表面高さに頂部を有する島状凸部が多数設けられていて、空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁により形成される溝部のすべてが、粘着剤層表面高さにおいて5〜90μmの直径の円を内接するように、島状凸部が配置されていることを特徴とする易貼付性粘着シート。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は易貼付性粘着シートに関し、さらに詳しくは、被着体に貼付する際に空気が抜けやすくて、容易に貼付し得るとともに、粘着シートの外観が損なわれることがなく、特に大型粘着シートとしての用途に有用な易貼付性粘着シートに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、粘着シートは、基材シートと、その表面に形成された粘着剤層と、必要に応じてその上に設けられる剥離シートから構成されており、使用に際しては、剥離シートが設けられている場合には該剥離シートを剥がし、粘着剤層を被着体に当接させて貼付する。
しかしながら、識別・装飾用粘着シート、塗装マスキング用粘着シート、金属板などの表面保護用粘着シートなど、粘着シートの面積がある程度広い場合には、粘着剤層と被着体との間に空気の溜まりが発生しやすく、その部分が「ふくれ」となって、粘着シートを被着体にきれいに貼付できにくいという問題があった。
このような問題を解決するために、これまで、粘着剤層面に空気流通経路を設け、粘着シートの貼付時に、空気をこの流通経路を介して逃し、空気溜まりが発生しないようにすることが行われてきた(例えば、特許文献1)。また、それら空気流通経路の配置あるいは配置パターンに関し、直径500μmの円形領域に必ず溝が存在すること、即ち、隣接する溝と溝の間隔が小さいことを規定した粘着シート(特許文献2)、凹条溝を貼付方向に対して斜め格子状に設けた易貼付性粘着シート(特許文献3)などが提案されている。
しかしながら、これら粘着シートは一般に、空気流通経路としての溝の幅が狭いと空気が抜けにくく、溝の幅が広いと表面基材が凹んで外観が悪くなるという問題があった。特に、十分な接着力を得るために隣接する溝と溝の間隔を大きくとるときは、溝の幅を広くしなければならないため、表面基材が凹んで外観が悪くなる。
【0003】
【特許文献1】特開昭63−223081号公報
【特許文献2】特表2002−544364号公報
【特許文献3】WO03/025078号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような状況下、粘着シートを被着体に貼付する際に、空気溜まりが発生しても、その空気が抜けやすく、「ふくれ」を作らずきれいに貼付できるとともに、貼付後の粘着シートの外観もすぐれた易貼付性粘着シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、かかる易貼付性粘着シートを開発すべく鋭意検討を重ねた結果、空気流通経路の中に、粘着剤層表面高さに頂部を有する多数の島状凸部を特定の配置で設ける(空気流通経路中の溝部の上面開口幅が一定の範囲となるように島状凸部を配置する)ことにより、上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)基材シート表面に粘着剤層を有する粘着シートであって、粘着剤層の表面に、基材シートの端縁部上に開口する溝部を有する空気流通経路が複数本形成されており、空気流通経路の中には、粘着剤層表面高さに頂部を有する島状凸部が多数設けられていて、空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁により形成される溝部のすべてが、粘着剤層表面高さにおいて5〜90μmの直径の円を内接するように、島状凸部が配置されていることを特徴とする易貼付性粘着シート;
(2)空気流通経路の幅が50〜3000μm、隣り合う空気流通経路間の距離が200〜3000μmである上記(1)に記載の易貼付性粘着シート;
(3)空気流通経路が、交差角40〜140°の格子状パターンを形成している上記(1)又は(2)に記載の易貼付性粘着シート;
(4)島状凸部の頂部の形状が、正方形、長方形又は円である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の易貼付性粘着シート;
(5)島状凸部の断面形状が、正方形、長方形、台形又は逆U字形である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の易貼付性粘着シート;
(6)溝部の深さが、5〜50μmである上記(1)〜(5)のいずれかに記載の易貼付性粘着シート;
(7)粘着剤層の厚さが7〜100μmである上記(1)〜(6)のいずれかに記載の易貼付性粘着シート;
を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の粘着シートは、空気流通経路の中に多数の島状凸部が設けてあるので、空気流通経路の幅が広くても基材シートの凹みを生ずることなく被着体上に貼付でき、空気流通経路の外郭を形成して外部への開口端を有する溝部が、島状凸部間の溝部により連通しているので、空気が流通する溝部が実質的に広くなる効果があり、エア抜き性が向上する。また、溝部の上面開口幅の数値限定は島状凸部の配置に関し、これにより、エア抜き性のよさ、凹みを生じないことを担保するものである。
したがって、粘着シートの貼付時に被着体との間に空気溜まりがあっても、これをスキージーなどでスクイズすると、空気溜まりの空気は押し出し方向にある空気流通経路中の連通した溝部のいずれかに入り、溝部の中を通って開口端部から外部へ排出されて空気溜まりは消失し、「ふくれ」を作ることがない。また、空気溜まりがなくなった後は、溝の上面開口幅が大きくないため、基材シートが凹むことがなく、貼付後の外観がすぐれている。
すなわち、本発明によれば、被着体に貼付する際に空気溜まりができても、空気が抜けやすく、「ふくれ」を作らずきれいな貼付ができるとともに、貼付後の粘着シートの外観が損なわれることもない。
本発明の粘着シートは、特に看板、壁、車両等の装飾用大型粘着シートとして好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の粘着シートは、基材シート表面に特定構造の空気流通経路を設けた粘着剤層を有するものであって、前記基材シートとしては特に制限はなく、粘着シートの基材シートとして慣用されているものの中から、任意のものを適宜選択して用いることができる。
基材シートとしては、例えば上質紙、グラシン紙、コート紙などの紙類;ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリオレフィン(例えばポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、アクリル系樹脂などのプラスチックシート、或いはそれら樹脂を原料とする合成紙;セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セロハンなどのセルロース系シートなどが挙げられる。基材シートの厚さは、使用目的や状況に応じて適宜定めればよいが、通常10〜300μm、好ましくは30〜150μmの範囲である。
また、基材シートとしてプラスチックシートを用いる場合には、その上に設けられる粘着剤層との接着性を向上させる目的で、所望により、サンドブラストや溶剤処理などによる凹凸化処理、あるいはコロナ放電処理、オゾン・紫外線照射処理、火炎処理、クロム酸処理、熱風処理などの酸化処理などを施すことができる。
【0008】
前記基材シート表面に設けられる粘着剤層を形成する粘着剤としては特に制限はなく、従来、粘着シートの粘着剤層に慣用されているもの、例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤などを使用することができる。
【0009】
本発明の粘着シートにおいて、前記基材シート上に設けられる粘着剤層の表面には、基材シートの端縁部上に開口する溝部を有する空気流通経路が設けられており、該空気流通経路は、その中に、粘着剤層表面高さに頂部を有する島状凸部が多数設けられた構造である。
図1は、本発明の粘着シートの一例を粘着剤層側からみた平面図であり、図2は、図1の粘着シートのa−a’における断面構造を示す説明図である。
【0010】
空気流通経路の中の島状凸部の配置には、空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁により形成される溝部のすべてが、粘着剤層表面高さにおいて5〜90μmの直径の円を内接するように、島状凸部が配置されるという制限が課される。
ここで、「空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁により形成される溝部」とは、空気流通経路の側壁と島状凸部の側壁の間にできる空間、島状凸部の側壁間にできる空間、及び空気流通経路の側壁と島状凸部の切れ目との間の空間など、空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁により形成される溝部空間のすべてをいう。「そのような溝部のすべてが、粘着剤層表面高さにおいて5〜90μmの直径の円を内接する」とは、溝部のすべての部分において、粘着剤層表面高さ(溝部開口面)で空気流通経路の側壁や島状凸部の側壁に内接する円の直径が5〜90μmであることをいう。換言すれば、溝部のすべてにおける最大の内接円の直径が90μm以下、最小の内接円の直径が5μm以上であるように島状凸部を配置することをいう。
図3は、図1の空気流通経路部分の拡大図であり、空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁間により形成される溝部に粘着剤層表面高さにおいて内接する最小の円S及び最大の円Lを示している。
【0011】
該内接円の直径が5μm未満のときは、被着体に貼付して空気溜まりをスクイズするときに空気が抜けにくくなり、該内接円の直径が90μmを超えると、貼付後、表面基材が凹むという不都合が生じる。そのような観点から、該内接円の直径は10〜60μmであることがより好ましい。
【0012】
島状凸部は、上記制約のもとに空気流通経路中に配置されればよく、空気流通経路の側壁と島状凸部の側壁の間の間隔、島状凸部の側壁間の間隔は、いずれも、すべてが同一であってもよく、異なっていてもよい。
また、島状凸部は、空気流通経路中に単数列配置されてもよいし、複数列配置されてもよい。
ただし、工業的製造が容易であるためには、それら島状凸部の配置は、少なくともある程度の数のまとまりで繰り返しパターンとなっていることが好ましい。
【0013】
島状凸部の頂部の平面形状の好ましいものとして、正方形、長方形、円などが挙げられる。
また、島状凸部の断面形状の好ましいものとして、正方形、長方形、台形、逆U字形などが挙げられる。
【0014】
空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁により形成される溝部の断面形状は、島状凸部の断面形状及び配置によってはさまざまな形状をとり得るが、通常、正方形、長方形、逆台形、V字形、U字形などが好ましい。
溝部の深さは、5〜50μmであることが好ましく、5〜25μmであることがより好ましい。
【0015】
空気流通経路の幅は、好ましくは50〜3000μmであり、より好ましくは50〜1000μmの範囲で選定される。
隣り合う空気流通経路間の距離は、好ましくは200〜3000μmであり、より好ましくは500〜2000μmの範囲で選定される。
【0016】
空気流通経路は、粘着剤層表面にストライプ状パターン、格子状パターンなど規則的なパターンで形成されていることが好ましく、格子状パターンで形成されていることが特に好ましい。
格子状パターンを構成する空気流通経路のピッチは、両方向において同一でも異なっていてもよいが、空気抜きのためのスクイズ時、方向性が問われないためには、同一もしくは近似した値であることが好ましい。
また、格子状パターンを構成する両方向の空気流通経路がなす交差角は40〜140°であることが好ましい。
【0017】
粘着剤層の厚さは、好ましくは7〜100μmであり、より好ましくは7〜50μmの範囲で選定される。
【0018】
本発明の粘着シートの製造方法としては、基材シート表面に、前記の配置、形状である島状凸部を有する空気流通経路を設けた粘着剤層を形成し得るのであれば、いかなる方法も用いることができる。例えば(1)基材シート表面に平坦な粘着剤層を直接設けたのち、該粘着剤層をエンボスロールと接触させて島状凸部を有する空気流通経路を形成する方法、(2)空気流通経路の形状に対応する凹凸部を形成した剥離シートの剥離処理面に粘着剤を塗布し、この粘着剤層に基材シートを貼合する方法などを採用することができるが、これらの中で、操作性などの面から、(2)の転写方法が好適である。
【0019】
この転写方法においては、表面に形状転写面を有する剥離処理層が設けられた剥離シートの該剥離処理層上に粘着剤層を形成したのち、この粘着剤層に基材シートを貼合することにより、所望の粘着シートを製造することができる。ここで、表面に形状転写面を有する剥離処理層が設けられた剥離シートは、例えば剥離シート用基材にポリエチレン樹脂などを加熱溶融して貼り合わせた後、シリコーン樹脂などの剥離剤を塗布して剥離処理層を設け、公知の方法により形状加工を施すことにより製造することができる。この剥離処理層を転写することにより、前記の配置、形状である島状凸部を有する空気流通経路を設けた粘着剤層を形成し得る。この際用いる剥離シート用基材としては特に制限はなく、従来剥離シートの基材として慣用されているものの中から任意のものを選択して用いることができる。このような剥離シート用基材としては、例えばグラシン紙、コート紙、ラミネート紙などの紙及び各種プラスチックフィルムなどを挙げることができる。
【0020】
本発明の易貼付性粘着シートは、使用に際しては、上記の転写方法で製造された場合のように剥離シートが設けられているときには、該剥離シートを剥がし、粘着剤層を被着体に当接させて貼付する。空気溜まりができたときは、スキージーで空気溜まりを押し出すことにより、空気溜まりは押し出し方向にある空気流通経路の溝部と連通して空気が抜け出し、空気溜まりが消失するので、「ふくれ」が残らず、きれいに貼付することができる。また、貼付後の粘着シートは、基材シート表面に凹みなどが生じたり、溝構造が浮き出たりして、外観が損なわれることもない。
【実施例】
【0021】
次に、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
【0022】
製造例1
温度計、攪拌機、還流冷却管、窒素ガス導入管を備えた反応装置を用い、ブチルアクリレートモノマー90重量部、アクリル酸モノマー10重量部を仕込み、アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を加え、窒素ガス雰囲気下80℃で8時間重合した。反応終了後、トルエンにて固形分34%に調整し、重量平均分子量50万のアクリル系共重合体溶液を得た。この共重合体溶液100重量部にイソシアネート系架橋剤(東洋インキ製造(株)製 BHS8515)を2重量部加え、粘着剤溶液を作製した。
【0023】
実施例1〜3、比較例1〜2
100g/m2の上質紙に厚さ30μmのポリエチレン層、厚さ0.1μmのシリコーン層を順次設けた剥離シートに、第1表の寸法、配置の島状凸部を有する空気流通経路の格子状パターンに対応する凹凸形状を有する金属ロールを加熱圧着して、表面に形状転写面を有する剥離処理層が設けられた剥離シートを作製した。
上記の剥離シートに製造例1で得た粘着剤溶液を塗布し、溶剤を乾燥した後、更に厚さ50μmの塩化ビニルシートを貼り合わせることで、粘着剤層の表面に第1表に示す寸法、配置(溝部に内接する最大の円の直径、最小の円の直径)の島状凸部を有する空気流通経路を格子状パターンで設けた粘着シートを作製した。
なお、空気流通経路は、その幅が200μmであり、直交格子を形成している。また、島状凸部の頂部は、同じ大きさの正方形のものが空気流通経路の中央に等間隔で1列配置されており、空気流通経路の側壁と島状凸部の側壁の間及び島状凸部の側壁間に形成される溝部の断面形状は、長方形であり、溝の深さは15μmである。
【0024】
作製した粘着シートを下記の試験に供した。結果を第1表に示す。
(1)「空気溜まり消失試験」
50mm×50mmに裁断した粘着シートを直径約15mmの円形の空気溜まりができるようにメラミン塗装板に載せ、スキージーで空気溜まり部を押し出すようにこすり、空気溜まりの有無を観察した。その結果、空気溜まりが容易に消失した場合を◎、空気溜まりが消失した場合を○、空気溜まりが消失せず「ふくれ」が残った場合を×とした。
(2)「外観試験」
上記の空気溜まり消失試験を行った結果の試料を観察し、空気流通経路が表面基材の凹凸として肉眼で認識できない場合を○、やや認識できる場合を△、認識できる場合を×とした。
【0025】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明によれば、粘着シートを被着体に貼付する際に、空気溜まりが発生しても、その空気が抜けやすく、「ふくれ」を作らずきれいに貼付できるとともに、貼付後の粘着シートの外観もすぐれた易貼付性粘着シートを提供することができる。
本発明の粘着シートは、特に看板、壁、車両等の装飾用大型粘着シートとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の粘着シートの一例を粘着剤層側からみた平面図である。
【図2】図1のa−a’における粘着シートの断面構造を示す説明図である。
【図3】図1の空気流通経路部分の拡大図である。
【符号の説明】
【0028】
1 基材シート
2 粘着剤層
3 空気流通経路
4 島状凸部
A 空気流通経路の幅
B 隣り合う空気流通経路間の距離
C 溝部の深さ
D 粘着剤層の厚さ
S 溝部に内接する最小の円
L 溝部に内接する最大の円

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材シート表面に粘着剤層を有する粘着シートであって、粘着剤層の表面に、基材シートの端縁部上に開口する溝部を有する空気流通経路が複数本形成されており、空気流通経路の中には、粘着剤層表面高さに頂部を有する島状凸部が多数設けられていて、空気流通経路の側壁及び島状凸部の側壁により形成される溝部のすべてが、粘着剤層表面高さにおいて5〜90μmの直径の円を内接するように、島状凸部が配置されていることを特徴とする易貼付性粘着シート。
【請求項2】
空気流通経路の幅が50〜3000μm、隣り合う空気流通経路間の距離が200〜3000μmである請求項1に記載の易貼付性粘着シート。
【請求項3】
空気流通経路が、交差角40〜140°の格子状パターンを形成している請求項1又は2に記載の易貼付性粘着シート。
【請求項4】
島状凸部の頂部の形状が、正方形、長方形又は円である請求項1〜3のいずれかに記載の易貼付性粘着シート。
【請求項5】
島状凸部の断面形状が、正方形、長方形、台形又は逆U字形である請求項1〜4のいずれかに記載の易貼付性粘着シート。
【請求項6】
溝部の深さが、5〜50μmである請求項1〜5のいずれかに記載の易貼付性粘着シート。
【請求項7】
粘着剤層の厚さが7〜100μmである請求項1〜6のいずれかに記載の易貼付性粘着シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−221432(P2009−221432A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−70119(P2008−70119)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【出願人】(000102980)リンテック株式会社 (1,750)
【Fターム(参考)】