木材の加工方法
【課題】 本発明は加工が容易で、短時間に行なうことができるとともに、間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材の乾燥は勿論、えんじ色、紫檀あるいは黒檀状になるように加工して、商品価値の向上を図ることができる木材の加工方法を得るにある。
【解決手段】 木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とで木材の加工方法を構成している。
【解決手段】 木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とで木材の加工方法を構成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材をえんじ色や紫檀あるいは黒檀状に加工することができる木材の加工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、木材は木材の乾燥や防腐処理を行なう加工方法が用いられている。
【0003】
しかしながら、このような加工方法では間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材の商品価値があまり向上しないため、有効利用されないという欠点があった。
また、これらの加工に時間と手数がかかり、コスト高になるという欠点があった。
【特許文献1】特許第2611115号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、加工が容易で、短時間に行なうことができるとともに、間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材の乾燥は勿論、えんじ色、紫檀あるいは黒檀状になるように加工して、商品価値の向上を図ることができる木材の加工方法を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とで木材の加工方法を構成している。
【0007】
本発明は木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程とで木材の加工方法を構成している。
【0008】
本発明は木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程と、この油抜き工程後に油抜きされた木材に釉薬を塗布する釉薬の塗布工程とで木材の加工方法を構成している。
【発明の効果】
【0009】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0010】
(1)木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とからなるので、木材の揚げ工程で加熱した植物油に投入する木材を乾燥することができるとともに、えんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚げることができる。
したがって、塗装することなく使用することができる。
【0011】
(2)前記(1)によって、木材の揚げ工程で木材を乾燥させるとともに、炭化させて紫檀あるいは黒檀状の堅い材質に改質することができる。
したがって、高級木材に加工することができる。
【0012】
(3)前記(1)によって、簡単な操作でよいので、容易に実施することができる。
【0013】
(4)前記(1)によって、木材の揚げ工程の植物油の温度および揚げる時間で色あるいは材質が堅くなる具合を調整することができる。
したがって、簡単に異なる材質に加工することができる。
【0014】
(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、油抜き工程で油を除去することができる。
したがって、揚げ工程で生じる臭いを除去することができる。
【0015】
(6)請求項3も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られるとともに、釉薬の塗布により、耐火木材に加工することができる。
【0016】
(7)請求項4は前記(1)〜(6)と同様な効果が得られるとともに、揚げ工程で使用する植物油の酸化を効率よく阻止して、最適状態で使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1ないし図3に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の木材の加工方法で、この木材の加工方法1は図2に示すように、間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材2を揚げることができる温度、例えば160℃〜200℃にヒータやバーナー等の加熱装置3で加熱される油槽4に収納されたサラダオイル、てんぷら油、廃てんぷら油等の植物油5に投入する木材の投入工程6と、この木材の投入工程6後に、投入された木材2の水分が除去され乾燥させるとともに、投入前の木材の色とは異なる、えんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽4中より取り出す木材の揚げ工程7とで構成されている。
【0019】
前記揚げ工程7は植物油5の温度および揚げ時間によって、えんじ色から材質が順次堅くなり、炭化状態となって紫檀あるいは黒檀状となるように選択的に揚げることができる。
【0020】
このような木材の加工方法1で加工された木材8は乾燥は勿論のこと、木材の色がえんじ色になるように加工されたり、あるいは材質が堅くなり、かつ色も紫檀や黒檀となるように加工でき、木材の色と材質を使用目的に応じた加工が可能で、木材の新しい利用分野を拡大させることができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0021】
次に、図4ないし図11に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0022】
図4ないし図6に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、木材の揚げ工程7後に揚げ加工された木材8をヒータやバーナー等の加熱装置9で加熱される油抜き槽10内の強アルカリ溶液11を煮沸する油抜き槽10に投入して、揚げ加工された木材8より油を抜き取る油抜き工程12を行なった点で、このような油抜き工程12を用いた木材の加工方法1Aを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、油の臭いのない木材に加工することができる。
【0023】
図7ないし図9に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、油抜き工程12後に油抜きされた加工木材13に釉薬14を塗布する釉薬の塗布工程15を行なった点で、このような釉薬の塗布工程15を用いた木材の加工方法1Bを行なっても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、釉薬の塗布工程15で塗布された釉薬14によって、耐火性の木材に加工することができる。
【0024】
図10および図11に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、植物油5に揚げる時に発生する気泡を消すための消泡剤16を混合して木材の揚げ工程7Aを行なった点で、このような木材の揚げ工程7Aを用いた木材の加工方法1Cを行なっても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、植物油の酸化による劣化を効率よく阻止して、最適状態で木材を揚げることができる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は木材を加工する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の工程図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の木材の投入工程の説明図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の木材の揚げ工程の説明図。
【図4】本発明を実施するための第2の形態の工程図。
【図5】本発明を実施するための第2の形態の木材の揚げ工程の説明図。
【図6】本発明を実施するための第2の形態の油抜き工程の説明図。
【図7】本発明を実施するための第3の形態の工程図。
【図8】本発明を実施するための第3の形態の油抜き工程の説明図。
【図9】本発明を実施するための第3の形態の釉薬の塗布工程の説明図。
【図10】本発明を実施するための第4の形態の工程図。
【図11】本発明を実施するための第4の形態の木材の揚げ工程の説明図。
【符号の説明】
【0027】
1、1A、1B、1C:木材の加工方法、
2:木材、 3:加熱装置、
4:油層、 5:植物油、
6:木材の投入工程、 7、7A:木材の揚げ工程、
8:揚げ加工された木材、 9:加熱装置、
10:油抜き槽、 11:強アルカリ溶液、
12:油抜き工程、 13:油抜きされた加工木材、
14:釉薬、 15:釉薬の塗布工程、
16:消泡剤。
【技術分野】
【0001】
本発明は間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材をえんじ色や紫檀あるいは黒檀状に加工することができる木材の加工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、木材は木材の乾燥や防腐処理を行なう加工方法が用いられている。
【0003】
しかしながら、このような加工方法では間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材の商品価値があまり向上しないため、有効利用されないという欠点があった。
また、これらの加工に時間と手数がかかり、コスト高になるという欠点があった。
【特許文献1】特許第2611115号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、加工が容易で、短時間に行なうことができるとともに、間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材の乾燥は勿論、えんじ色、紫檀あるいは黒檀状になるように加工して、商品価値の向上を図ることができる木材の加工方法を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とで木材の加工方法を構成している。
【0007】
本発明は木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程とで木材の加工方法を構成している。
【0008】
本発明は木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程と、この油抜き工程後に油抜きされた木材に釉薬を塗布する釉薬の塗布工程とで木材の加工方法を構成している。
【発明の効果】
【0009】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0010】
(1)木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とからなるので、木材の揚げ工程で加熱した植物油に投入する木材を乾燥することができるとともに、えんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚げることができる。
したがって、塗装することなく使用することができる。
【0011】
(2)前記(1)によって、木材の揚げ工程で木材を乾燥させるとともに、炭化させて紫檀あるいは黒檀状の堅い材質に改質することができる。
したがって、高級木材に加工することができる。
【0012】
(3)前記(1)によって、簡単な操作でよいので、容易に実施することができる。
【0013】
(4)前記(1)によって、木材の揚げ工程の植物油の温度および揚げる時間で色あるいは材質が堅くなる具合を調整することができる。
したがって、簡単に異なる材質に加工することができる。
【0014】
(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、油抜き工程で油を除去することができる。
したがって、揚げ工程で生じる臭いを除去することができる。
【0015】
(6)請求項3も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られるとともに、釉薬の塗布により、耐火木材に加工することができる。
【0016】
(7)請求項4は前記(1)〜(6)と同様な効果が得られるとともに、揚げ工程で使用する植物油の酸化を効率よく阻止して、最適状態で使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1ないし図3に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の木材の加工方法で、この木材の加工方法1は図2に示すように、間伐材、古木材、廃木材、竹等の木材2を揚げることができる温度、例えば160℃〜200℃にヒータやバーナー等の加熱装置3で加熱される油槽4に収納されたサラダオイル、てんぷら油、廃てんぷら油等の植物油5に投入する木材の投入工程6と、この木材の投入工程6後に、投入された木材2の水分が除去され乾燥させるとともに、投入前の木材の色とは異なる、えんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽4中より取り出す木材の揚げ工程7とで構成されている。
【0019】
前記揚げ工程7は植物油5の温度および揚げ時間によって、えんじ色から材質が順次堅くなり、炭化状態となって紫檀あるいは黒檀状となるように選択的に揚げることができる。
【0020】
このような木材の加工方法1で加工された木材8は乾燥は勿論のこと、木材の色がえんじ色になるように加工されたり、あるいは材質が堅くなり、かつ色も紫檀や黒檀となるように加工でき、木材の色と材質を使用目的に応じた加工が可能で、木材の新しい利用分野を拡大させることができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0021】
次に、図4ないし図11に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0022】
図4ないし図6に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、木材の揚げ工程7後に揚げ加工された木材8をヒータやバーナー等の加熱装置9で加熱される油抜き槽10内の強アルカリ溶液11を煮沸する油抜き槽10に投入して、揚げ加工された木材8より油を抜き取る油抜き工程12を行なった点で、このような油抜き工程12を用いた木材の加工方法1Aを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、油の臭いのない木材に加工することができる。
【0023】
図7ないし図9に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、油抜き工程12後に油抜きされた加工木材13に釉薬14を塗布する釉薬の塗布工程15を行なった点で、このような釉薬の塗布工程15を用いた木材の加工方法1Bを行なっても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、釉薬の塗布工程15で塗布された釉薬14によって、耐火性の木材に加工することができる。
【0024】
図10および図11に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、植物油5に揚げる時に発生する気泡を消すための消泡剤16を混合して木材の揚げ工程7Aを行なった点で、このような木材の揚げ工程7Aを用いた木材の加工方法1Cを行なっても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、植物油の酸化による劣化を効率よく阻止して、最適状態で木材を揚げることができる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は木材を加工する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の工程図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の木材の投入工程の説明図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の木材の揚げ工程の説明図。
【図4】本発明を実施するための第2の形態の工程図。
【図5】本発明を実施するための第2の形態の木材の揚げ工程の説明図。
【図6】本発明を実施するための第2の形態の油抜き工程の説明図。
【図7】本発明を実施するための第3の形態の工程図。
【図8】本発明を実施するための第3の形態の油抜き工程の説明図。
【図9】本発明を実施するための第3の形態の釉薬の塗布工程の説明図。
【図10】本発明を実施するための第4の形態の工程図。
【図11】本発明を実施するための第4の形態の木材の揚げ工程の説明図。
【符号の説明】
【0027】
1、1A、1B、1C:木材の加工方法、
2:木材、 3:加熱装置、
4:油層、 5:植物油、
6:木材の投入工程、 7、7A:木材の揚げ工程、
8:揚げ加工された木材、 9:加熱装置、
10:油抜き槽、 11:強アルカリ溶液、
12:油抜き工程、 13:油抜きされた加工木材、
14:釉薬、 15:釉薬の塗布工程、
16:消泡剤。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とを含むことを特徴とする木材の加工方法。
【請求項2】
木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程とを含むことを特徴とする木材の加工方法。
【請求項3】
木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程と、この油抜き工程後に油抜きされた木材に釉薬を塗布する釉薬の塗布工程とを含むことを特徴とする木材の加工方法。
【請求項4】
木材を揚げる植物油には揚げる時に発生する気泡を消すための消泡剤が混合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の木材の加工方法。
【請求項1】
木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程とを含むことを特徴とする木材の加工方法。
【請求項2】
木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程とを含むことを特徴とする木材の加工方法。
【請求項3】
木材を揚げることができる温度に加熱した植物油の油槽中に投入する木材の投入工程と、この木材の投入工程後、投入された木材の水分が除去され、投入前の木材の色とは異なるえんじ色、紫檀あるいは黒檀状に揚がった状態で、油槽中より取り出す木材の揚げ工程と、この木材の揚げ工程で揚げられた木材を煮沸された強アルカリ溶液に投入して、該揚げられた木材より油を抜き取る油抜き工程と、この油抜き工程後に油抜きされた木材に釉薬を塗布する釉薬の塗布工程とを含むことを特徴とする木材の加工方法。
【請求項4】
木材を揚げる植物油には揚げる時に発生する気泡を消すための消泡剤が混合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の木材の加工方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2007−326246(P2007−326246A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−157434(P2006−157434)
【出願日】平成18年6月6日(2006.6.6)
【出願人】(506193970)株式会社秀吉 (3)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月6日(2006.6.6)
【出願人】(506193970)株式会社秀吉 (3)
【Fターム(参考)】
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