説明

梱包用資材およびそれを用いたボビン巻糸体梱包体

【課題】液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を梱包した際に生ずる毛羽発生を防止するとともに、液晶性高分子繊維糸条の特性を失わせることがなく、しかも経済性に優れる、梱包用資材およびボビン巻糸体梱包体を提供する。
【解決手段】液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体の梱包用資材であって、内表面(繊維と接する面)の表面粗さRaが0.2μm〜6.0μmで、かつ、厚みが10μm〜40μmである、ポリオレフィン系樹脂フィルムからなる、袋状、筒状もしくはシート状の梱包用資材である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶性高分子繊維糸条の毛羽発生を抑えることができる梱包用資材、およびそれを用いたボビン巻糸体梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体は、複数本を多段に段積みして1個の梱包体として出荷するようになっている。その梱包方法は、ボビン巻糸体を個別に梱包してから段ボール箱に梱包する、個別に梱包しないで段ボール箱に一括梱包する、ガゼット袋に入れて段ボール箱に一括梱包する、と言った具合に多種多様である。一般には、段ボール製の箱の中に段ボール製のパッドを入れ、その上に、バーコードラベルの読み取り性を阻害しない透明フィルムで個別に梱包したボビン巻糸体を、複数列、複数行に並べ、さらに段ボール製のパッドを介して多段に段積みしたり、ボビン巻糸体を個別に梱包せずにその上下を中敷シートで挟持し、段ボール製のパッドを介して多段に段積みしたりする。
【0003】
ところが、従来の梱包体においては、液晶性高分子繊維糸条が、個別の梱包袋や中敷シートと接触することによって、ボビン表面に微少の擦過毛羽が発生することがあり、品質低下原因となっていた。
【0004】
このような液晶性高分子繊維の毛羽立ちを抑制する方法として、特許文献1には、パラ系アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンゾオキサゾール繊維、全芳香族ポリエステル繊維、高強力ポリエチレン繊維などの未延伸繊維を、熱板上で熱延伸するに際し、熱板上に非融着性微粒子を存在させ、熱板と繊維との間の摩擦を小さくすることで、延伸の均一性を向上させ、単糸の繊度斑を抑制し、毛羽の発生を抑制する方法が報告されている。しかしこの方法では、生産時における毛羽発生を改善することはできても、ボビン巻糸体を梱包した際の毛羽の発生を改善することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−009162号公報(段落[0010]−[0011])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を梱包した際に生ずる毛羽発生を防止するとともに、液晶性高分子繊維糸条の特性を失わせることがない、梱包用資材およびボビン巻糸体梱包体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の梱包用資材は、液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体の梱包用資材であって、内表面(繊維と接する面)の表面粗さRaが0.2μm〜6.0μmで、かつ、厚みが10μm〜40μmである、ポリオレフィン系樹脂フィルムからなることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明のボビン巻糸体梱包体は、液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を、パッドを介して複数段に段積みして梱包用箱に収納してなるボビン巻糸体梱包体において、前記ボビン巻糸体が、上記ポリオレフィン系樹脂フィルムからなる袋状もしくは筒状の梱包用資材を用いて、個別に梱包されていることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明のボビン巻糸体梱包体は、液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を、パッドを介して複数段に段積みして梱包用箱に収納してなるボビン巻糸体梱包体において、前記ボビン巻糸体が、各段毎に、上記ポリオレフィン系樹脂フィルムからなるシート状の梱包用資材からなる中敷シートの間に挟持されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、梱包した液晶性高分子繊維の毛羽発生が無くなることで、糸の強度ムラや糸切れなどの問題を生じさせることのない、高品質のボビン巻糸体を提供することができる。そして梱包用資材は、安価なポリオレフィン系樹脂フィルムであるため、経済性に優れており、また梱包によって、液晶性高分子繊維が有している水分特性などが失われることがない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のボビン巻糸体梱包体の一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のボビン巻糸体梱包体の一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の液晶性高分子繊維としては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(東レ・デュポン社製、商品名「ケブラー」)、コポリパラフェニレン−3,4'−ジフェニルエーテルテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ社製、商品名「テクノーラ」)などのパラ系アラミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維(例えばクラレ社製、商品名「ベクトラン」)、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維(例えば東洋紡績社製、商品名「ザイロン」)が挙げられる。
【0013】
本発明の梱包用資材は、ポリオレフィン系樹脂フィルムからなり、内表面の表面粗さRaが0.2μm〜6.0μm、より好ましくは0.2μm〜1.0μmで、かつ、厚みが10μm〜40μm、より好ましくは15μm〜30μmである。
【0014】
ポリオレフィン系樹脂フィルムの表面粗さRaが0.2μm未満の場合は、液晶性高分子繊維糸条のボビン巻糸体と接触した際に、擦過による毛羽が発生しやすい。一方、ポリオレフィン系樹脂フィルムの表面粗さRaが6.0μmを超える場合は、擦過による毛羽は無くなるが、ポリオレフィン系樹脂フィルムの透明性が低下してしまい、ボビン巻糸体を個別に梱包した際に、ボビン巻糸体に貼付したバーコードラベルを読み取ることが著しく困難なため、梱包用資材として適さないものとなる。
【0015】
また、ポリオレフィン系樹脂フィルムの厚みが10μm未満の場合は、液晶性高分子繊維糸条のボビン巻糸体梱包時に破れが生じやすい。一方、ポリオレフィン系樹脂フィルムの厚みが40μmを超える場合は、フィルムの水蒸気透過度が低下することにより、個別に梱包した袋の中に、液晶性高分子繊維から揮発した水分が溜まるおそれがある。
【0016】
内表面の表面粗さRaが0.2μm〜6.0μmのポリオレフィン系樹脂フィルムの形成方法は、公知の方法であってよい。例えば、フィルムを製膜するときに冷却ロールに設けた凹凸形状で賦型したり、製膜したフィルムにサンドブラストにより凹凸形状を形成したり、製膜したフィルムに加熱ロールに設けた凹凸形状で賦型したり、製膜時にマット剤の粒子を練り込んだりして形成できる。あるいは、ポリオレフィン系樹脂を、公知のTダイ法、インフレーション法などの押出成形により形成した未延伸フィルムでもよい。
【0017】
ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂、高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂が挙げられる。これらのポリオレフィン系樹脂は、液晶性高分子繊維をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を梱包した際に、液晶性高分子繊維に付与されている油剤によって、溶解や変質するおそれがなく、しかも、水分透過性が低いために、液晶性高分子繊維の平衡水分率を維持しやすい。ポリオレフィン系樹脂の中でも、製造価格および毛羽抑制性能に優れる点より、高密度ポリエチレン樹脂が好ましい。高密度ポリエチレン樹脂は、密度が942kg/m以上の樹脂である。
【0018】
次に、図面を参照しながら本発明のボビン巻糸体梱包体を説明する。
図1は、液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を、パッド2を介して複数段に段積みして梱包用の箱に収納してなるボビン巻糸体梱包体6において、前記ボビン巻糸体が、本発明のポリオレフィン系樹脂フィルムからなる袋状もしくは筒状の梱包用資材4を用いて、個別に梱包されているボビン巻糸体梱包体6を示すものである。
【0019】
図1に示すように、紙製の段ボール箱1の中に、段ボール製のパッド2を敷き、その上に、ポリオレフィン系樹脂フィルムからなる袋状もしくは筒状の梱包用資材4を用いて個別に梱包した円筒形のボビン巻糸体3を複数列、複数行(図示では見えない)に載置した後、段ボール製のパッド2を載せ、さらにその上に同じく梱包用資材4で個別に梱包した円筒形のボビン巻糸体3を積み上げることを繰り返して、ボビン巻糸体梱包体6を形成する。この場合、個別に梱包されたボビン巻糸体3は、糸状が巻回されている円筒形ボビンの側面と上下の面が、ポリオレフィン系樹脂フィルムと接触する。
【0020】
ここで、袋状の梱包用資材4を用いてボビン巻糸体3を個別に梱包する場合は、袋の開口側からボビン巻糸体3を装填した後、開口側の余分なフィルムを円筒形のボビンの中に押し込む。筒状の梱包用資材4を用いてボビン巻糸体3を個別に梱包する場合は、袋の開口からボビン巻糸体3を装填した後、両側の開口の余分のフィルムを円筒形のボビンの中に押し込む。こうすることで、本発明の梱包用資材と接触する、円筒形のボビン巻糸体3の角と端面は、擦過による毛羽発生が抑制される。
【0021】
図2は、液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体3を、複数段に段積みして梱包用箱に収納してなるボビン巻糸体梱包体6において、前記ボビン巻糸体3が、各段毎に、本発明のポリオレフィン系樹脂フィルムからなるシート状の梱包用資材からなる中敷シート5の間に挟持されているボビン巻糸体梱包体6を示す図である。
【0022】
図2に示すように、紙製の段ボール箱1の中に(さらに、段ボール箱の中に、本発明のポリオレフィン系樹脂フィルムからなるガゼット袋を入れることもできる。)、段ボール製のパッド2を置き、その上にポリオレフィン系樹脂フィルムからなる中敷シート5を配置し、この中敷シート5の上に円筒形のボビン巻糸体3を複数列、複数行(図示では見えない)載置した後、中敷シート5、次いで段ボール製のパッド2を載せ、さらにその上に円筒形のボビン巻糸体3を積み上げることを繰り返して、ボビン巻糸体梱包体6を形成する。したがって、ボビン巻糸体3はその上下を中敷シート5で挟み込まれることになる。こうすることで、円筒形のボビン巻糸体3の上下端面が本発明の梱包用資材と接触するので、ボビン巻糸体3の擦過による毛羽発生が抑制される。
【実施例】
【0023】
次に、実施例により本発明を更に具体的に説明する。なお、フィルムの表面粗さRaは以下の方法により測定した。
【0024】
[表面粗さRa]
キーエンス製カラー3Dレーザ顕微鏡VK−9700及び形状解析アプリケーションVK−H1A1を用いて、JIS B 0601−2001及びJIS B 0601−1994で定義される粗度パラメーターに準じて測定し、フィルム上でランダムに20回測定を行った平均値を持って表面粗さRaの値とした。
【0025】
(実施例1)
厚さ:20μm、内表面の表面粗さRa:0.345μmの高密度ポリエチレン樹脂フィルムからなる袋状の個装袋に、東レ・デュポン社製のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維フィラメント糸条(「ケブラー(登録商標)」、単糸繊度1.65dtex、総繊度440dtex)を、円筒形ボビンに巻き取ったボビン巻糸体を入れ、梱包体を作製した。紙製の段ボール箱の中に、作製した個別の梱包体を、縦方向に、4列×2行×3段(合計24個)に配置し、ボビン巻糸体梱包体を作製した。各段の上下には段ボール製のパッドを配置した。
作製したボビン巻糸体梱包体について、運送試験により、毛羽の発生状態を目視観察した。また、上記運送試験とは別に、個装袋に入れたボビン巻糸体を、袋の上から手で10往復擦ることで摩擦試験を行い、毛羽の発生状態を目視観察した。いずれの試験でも、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維の毛羽発生は無かった。
さらに、作製したボビン巻糸体梱包体を長期保管したが、ボビン巻糸体梱包体ならびに個装袋の外観に変化はなかった。
【0026】
(実施例2)
紙製の段ボール箱の中に、厚さ:20μm、内表面の表面粗さRa:0.345μmの高密度ポリエチレン樹脂フィルムからなるガゼット袋を入れた後、ガゼット袋の底面全面に段ボール製のパッドを配置し、その上に上記の樹脂フィルムからなる中敷シートを配置した後、東レ・デュポン社製のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維フィラメント糸条(「ケブラー(登録商標)」、単糸繊度1.65dtex、総繊度440dtex)を、円筒形ボビンに巻き取ったボビン巻糸体を、縦方向に、4列×2行×3段(合計24個)に配置し、ボビン巻糸体梱包体を作製した。各段の上下には段ボール製のパッドおよび上記中敷シートを配置し、円筒形ボビン巻糸体の上下の面が中敷シートと接触するようにした。
作製したボビン巻糸体梱包体を、実施例1と同様にして運送試験ならびに摩擦試験を行ったが、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維の毛羽発生は無かった。また、長期保管による外観の変化はなかった。
【0027】
(比較例1)
厚さ:20μm、内表面の表面粗さRa:0.140μmの高密度ポリエチレン樹脂フィルムからなる袋状の個装袋を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、ボビン巻糸体の梱包体を作製し、毛羽の発生の有無を評価した。その結果、運送試験ならびに摩擦試験のいずれの試験でも、ボビン巻糸体が個装袋と接触するボビン角及び端面部分のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維が毛羽立っていた。
【0028】
(比較例2)
厚さ:20μm、内表面の表面粗さRa:0.188μmの低密度ポリエチレン樹脂フィルムからなる袋状の個装袋を用いた以外は、実施例1と同様にして、ボビン巻糸体の梱包体を作製し、毛羽の発生の有無を評価した。その結果、運送試験ならびに摩擦試験のいずれの試験でも、ボビン巻糸体が個装袋と接触するボビン角及び端面部分のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維に少量の毛羽発生が見られた。
【0029】
(比較例3)
厚さ:60μm、内表面の表面粗さRa:0.345μmの高密度ポリエチレン樹脂フィルムからなる袋状の個装袋を用いた以外は、実施例1と同様にして、ボビン巻糸体の梱包体を作製し試験を行ったところ、運送試験ならびに摩擦試験による毛羽発生は無かったが、長期保管後の個装袋の内側に水滴の付着が認められた。
【0030】
(比較例4)
厚み:20μm、内表面の表面粗さRa:0.186μmの二軸延伸ポリプロピレン樹脂フィルムからなる袋状の個装袋を用いた以外は、実施例1と同様にして、ボビン巻糸体梱包体を作製し、毛羽の発生の有無を評価した。その結果、運送試験ならびに摩擦試験のいずれの試験でも、ボビン巻糸体が個装袋と接触するボビン角部分のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維が毛羽立っていた。
【0031】
(比較例5)
厚み:20μm、内表面の表面粗さRa:0.056μmのポリプロピレン樹脂フィルムからなる袋状の個装袋を用いた以外は、実施例1と同様にして、ボビン巻糸体梱包体を作製し、毛羽の発生の有無を評価した。その結果、運送試験ならびに摩擦試験のいずれの試験でも、ボビン巻糸体が個装袋と接触するボビン角部分のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維が毛羽立っていた。
【0032】
【表1】

【0033】
表1の結果より、表面粗さRaの小さいフィルムで梱包した場合は、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維のボビン巻糸体の毛羽抑制効果は無いが、表面粗さRaが大きいフィルムで梱包した場合は毛羽発生が無くなることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の液晶性高分子繊維糸条のボビン巻糸体の梱包用資材は、液晶性高分子繊維の品質を害することがないため、実用的価値が極めて高い。
【符号の説明】
【0035】
1 段ボール箱
2 段ボール製のパッド
3 ボビン巻糸体
4 個装袋(梱包用資材)
5 中敷シート(梱包用資材)
6 ボビン巻糸体梱包体


【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体の梱包用資材であって、内表面(繊維と接する面)の表面粗さRaが0.2μm〜6.0μmで、かつ、厚みが10μm〜40μmである、ポリオレフィン系樹脂フィルムからなることを特徴とする梱包用資材。
【請求項2】
ポリオレフィン系樹脂が高密度ポリエチレンである、請求項1に記載の梱包用資材。
【請求項3】
形態が袋状、筒状またはシート状である、請求項1または2に記載の梱包用資材。
【請求項4】
液晶性高分子繊維がパラ系アラミド繊維である、請求項1〜3のいずれかに記載の梱包用資材。
【請求項5】
液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を、パッドを介して複数段に段積みして梱包用箱に収納してなるボビン巻糸体梱包体において、前記ボビン巻糸体が、請求項1または2に記載のポリオレフィン系樹脂フィルムからなる袋状もしくは筒状の梱包用資材を用いて、個別に梱包されていることを特徴とするボビン巻糸体梱包体。
【請求項6】
液晶性高分子繊維糸条をボビンに巻き取ったボビン巻糸体を、パッドを介して複数段に段積みして梱包用箱に収納してなるボビン巻糸体梱包体において、前記ボビン巻糸体が、各段毎に、請求項1または2に記載のポリオレフィン系樹脂フィルムからなるシート状の梱包用資材からなる中敷シートの間に挟持されていることを特徴とするボビン巻糸体梱包体。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−67415(P2013−67415A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−208353(P2011−208353)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(000219266)東レ・デュポン株式会社 (288)
【Fターム(参考)】