説明

【課題】棚を上下反転させても、棚板の下部に設けた引出しを支障なく使用しうるようにする。
【解決手段】上下反転させて使用可能な棚において、左右の側面板23における互いの対向面に、下部に前方に引き出し可能な引出し43を有する棚板34、35の両側端部を、前方に取外し可能かつ上下反転させて取付可能として装着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば机の天板の後部に設けられる棚に係わり、特に、棚を上下反転させることにより、棚板とその下部に設けた引出しの高さを、引出しを支障なく使用しうるように容易に変更しうるようにした棚に関する。
【背景技術】
【0002】
天板の後部上方に設けた上棚や書棚における棚板の高さを変更するには、例えば特許文献1及び2に記載されているように、机の後部に、上棚や書棚を、上下位置を変更可能として取付けたり、単に、棚板自体のみの取付位置を上下に変更したりする方法などがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−154638号公報
【特許文献2】特開2005−342377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1及び2に記載されているものでは、重量のある上棚や書棚全体を抱えながら、その上下の取付位置を変更しなければならないので、棚板等の高さ調節作業が面倒である。
また、棚板自体の取付位置を上下に変更する際にも、その着脱作業が面倒である。
【0005】
そこで、本願の発明者らは、棚の上下方向の中央部よりも上方に棚板を固定しておき、棚全体を上下反転させて使用可能とすれば、棚板の高さを簡単に変更しうることを案出した。
ところが、棚板の下方に物品収容部を確保したいという要求により、棚板の下部に引出しを設けると、棚を上下反転させた際に、引出しも反転して棚板の上方に位置してしまい、それが使用できなくなるという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、棚を上下反転させても、棚板の下部に設けた引出しを支障なく使用しうるようにするとともに、棚板及びその下部に設けた引出しの高さを容易に変更しうるようにした棚を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)上下反転させて使用可能な棚において、左右の側面板における互いの対向面に、下部に前方に引き出し可能な引出しを有する棚板の両側端部を、前方に取外し可能かつ上下反転させて取付可能として装着する。
【0008】
(2)上記(1)項において、棚板を、左右の側面板における上下方向の中央部よりも上方または下方の対向面に装着する。
【0009】
(3)上記(1)または(2)項において、棚板の両側端面に、前後方向を向くとともに、外側方と後方に開口する取付溝を設け、両取付溝を、左右の側面板の内面に取付けた前後方向を向く支持杆に前方より嵌合することにより、棚板を、両側面板の対向面に取外し可能かつ上下反転させて取付可能として装着する。
【0010】
(4)上記(3)項において、左右の側面板における上下方向の中央部よりも上方または下方の対向面の後端部同士を、横連結板により連結し、両側面板の内面における前記横連結板を挟む上下部に、支持杆を選択的に取付けることにより、棚板の後端部下面が、通常使用時及び上下反転時のいずれにおいても、横連結板の上面と近接する上方に位置しうるようにする。
【0011】
(5)上記(4)項において、棚板の後端部を、横連結板に、この横連結板の下方より挿入した止めねじにより固定する。
【0012】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、棚板の上面に、仕切板を、左右位置調節可能に取付ける。
【0013】
(7)上記(6)項において、棚板の後端に、後方に開口する左右方向を向くガイド溝を設け、このガイド溝に、仕切板の後端に取付けた取付部材の下端の前向きガイド片を、摺動可能に嵌合することにより、棚板の上面に、仕切板を、左右位置調節可能かつ後方より着脱可能に取付ける。
【0014】
(8)上記(7)項において、取付部材の後面を、両側面板の後端に取付けた後面板の前面に近接させる。
【発明の効果】
【0015】
上記(1)項記載の発明によれば、左右の側面板における互いの対向面に、下部に前方に引き出し可能な引出しを有する棚板の両側端部を、前方に取外し可能かつ上下反転させて取付可能として装着したことにより、棚を上下反転させても、引出しを支障なく使用することができる。
【0016】
上記(2)項記載の発明によれば、棚を上下反転させ、両側面板より取り外した棚板を、再度側面板に前方より取付けるだけで、棚板及びその下部の引出しの高さを容易に変更することができる。
【0017】
上記(3)項記載の発明によれば、棚板を、左右の側面板の内面に、取外し可能として前方より容易に取付けることができるとともに、取付後において棚板が上下方向にがたつくのが防止される。
【0018】
上記(4)項記載の発明によれば、棚が、横連結板により補強されるとともに、棚板の後端部が、横連結板の上面と近接する上方に位置しているので、棚板上に多くの物品を載置したり、引出しに重量のある物品を収容したりしても、棚板が下方に撓んだり、支持杆より脱落したりする恐れがない。
【0019】
上記(5)項記載の発明によれば、棚板は横連結板に固定されているので、引出しを前方に引き出しても、これと一緒に棚板が側面板の前方に移動してしまうことはない。
【0020】
上記(6)項記載の発明によれば、棚板の上面を、物品の種類もしくは物品の量等に応じて、左右位置調節可能な仕切板により最適に仕切ることができる。
【0021】
上記(7)項記載の発明によれば、棚板の上面に何ら加工を施すことなく、仕切板を、棚板の上面に左右位置調節可能に簡単に取付けることができる。
また、仕切板が不要となった際には、棚板の後方から簡単に取外すことができる。
【0022】
上記(8)項記載の発明によれば、棚板を側面板に取付けた使用状態において、仕切板が、棚板から後方に脱落するのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態を備える机の斜視図である。
【図2】同じく、分解斜視図である。
【図3】同じく、正面図である。
【図4】同じく、平面図である。
【図5】同じく、側面図である。
【図6】本発明の上棚の分解斜視図である。
【図7】図4のVII-VII線拡大縦断側面図である。
【図8】同じく、VIII-VIII線拡大縦断側面図である。
【図9】上棚を上下反転させて取付けた取付形態を示す斜視図である。
【図10】同じく、上棚を上下反転させた際の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を備える机の斜視図、図2は、同じく分解斜視図、図3は、同じく正面図、図4は、同じく平面図、図5は、同じく側面図である。
【0025】
机は、机本体1と、その後部に上下位置変更可能に取付けられた本発明の引出し付き上棚(以下、上棚と略称する)2とからなっている。
机本体1は、左右1対の側脚3、3と、両側脚3の後端部の対向面に両側端が固定された幕板4と、両側脚3の後部側下端部の対向面に跨って固定された底面板5と、両側脚3と幕板4とのコ字状空間に、高さ調節可能に設けられた天板6とからなっている。
【0026】
左右の側脚3は、前後方向を向くベース脚7と、その前部上面に下端が固着された垂直フレーム8aの上端に、後方を向く水平フレーム8bが連設された側面視倒立L字状をなす脚フレーム8と、水平フレーム8bの前端とベースフレーム7との対向面間に固着された前後寸法の小さな側板9と、同じく水平フレーム8bとベース脚7との後部の対向面間に、前部の側板9との間に隙間が形成されるようにして固着された、前後寸法の大きな側板10とからなり、脚フレーム8と前後の側板9、10との内側面は、段差がないように同一面に整合している。
【0027】
前部の両側板9の上部と、後部の両側板10の上部の中央部とには、それぞれ、天板6取付用のねじ11を挿入するための左右方向を向くねじ挿通孔12、12が、互いに等高をなすようにして、上下方向に一定間隔おきに複数穿設されている。
【0028】
両側板9の上部の内側面には、内側方に開口する有底の取付孔13が、上下に隣接するねじ挿通孔12間に位置するようにして、上下複数形成され、この取付孔13には、天板6の前端部の両側部下面を支持する支持部材14が、着脱可能に取付けられている。
また、後部の両側板10における前後両端部の内側面にも、複数の取付孔15、15が、互いに等高をなすようにして、上下方向に一定間隔おきに形成されており、この前後の取付孔15には、上棚2における後記する左右の側面板23の下端を支持するための支持部材14が、着脱可能に取付けられている。
【0029】
天板6の前端部の左右寸法は、左右の側脚3、3における外側面間の離間寸法よりも若干小とされ、かつ中央部と後端部の左右両側面には、それぞれ、両側脚3の対向面間の寸法とほぼ等しい左右寸法の凹入段部16と、上棚2における後記する側面板23の対向面間の寸法とほぼ等しい左右寸法の凹入段部17とが、連続して形成されている。
【0030】
前部側の凹入段部16における前端の外向きの係止段部18は、左右の脚フレーム8における垂直フレーム8aの前面と当接し、後部側の凹入段部17の前端の外向きの係止段部19は、上棚2における後記する側面板23の前端と当接するようになっている。
【0031】
上記中央部の左右の凹入段部16の前端部と、後端部の左右の凹入段部17の中間部とには、上記前後の側板9、10のねじ挿通孔12に挿入したねじ11の先端部が螺合するめねじ孔20、20が形成されている。
天板6と上記底面板5の後端の左右両角部には、それぞれ配線挿通用の切欠き21、21が形成されている。
天板6の右側方の下部には、施錠可能な引出し22が取付けられている。
【0032】
上棚2は、図6の拡大分解斜視図にも示すように、左右1対の側面板23、23と、両側面板23の後端部の対向面に両側端が固着された後面板24と、両側面板23における上端部の対向面の後端部同士を連結している横連結板25とを備えている。
【0033】
左右の側面板23の前後寸法は、机本体1における側脚3の側板10の前後寸法よりも若干小さく、かつ同じく外側面間の寸法は、両側板10の対向面間の寸法よりも極く僅かに小とされ、両側面板23の外側面を、左右の側板10の内側面に摺接させながら、上棚2全体を両側脚3間に嵌合しうるようにしてある。
また、両側面板23の対向面間の寸法は、天板6における後端部の左右の凹入段部17、17間の左右寸法とほぼ等しく、天板6の後端部が、両側面板23間に嵌合されるようになっている。
【0034】
左右の側面板23における下部の中央部には、上下複数のねじ挿通孔26が、机本体1における左右の側面板10のねじ挿通孔12と対応するようにして穿設されている。
また、両側面板23の内側面には、内方に開口する上下複数の取付孔27が、机本体1における前部の側板9の取付孔13と等ピッチをなすように形成され、この取付孔27には、天板6の後端部の両側部下面を支持するための支持部材14が、着脱可能に取付けられている。
【0035】
後面板24と横連結板25とには、複数の仕切板28が、次のようにして取付けられている。
図7の拡大縦断面図にも示すように、仕切板28の下方寄りの後端部には、横連結板25に前方より差込み可能な、その板厚及び前後寸法とほぼ等しいスリット29が、前方に向かって形成されている。
一方、横連結板25の前端部には、仕切板28の板厚とほぼ等しい幅の凹状をなす位置決め溝30が、複数形成されている。
【0036】
横連結板25の位置決め溝30に、仕切板28のスリット29を、その後端が後面板の24の前面に当接するまで前方より嵌合したのち、後面板24に穿設された上下2個の通孔31、31に後方より挿入したねじ32、32を、仕切板28の後面に設けた上下2個のめねじ孔33、33に螺合することにより、仕切板28は、後面板24と横連結板25とに、位置決め溝30の数に応じて左右位置を変更可能として取付けられている。なお、各仕切板28は、後記する棚板34、35の一側面を支持する側面板としての機能も有している。
【0037】
横連結板25の上面には、左右寸法の大きな棚板34と、これより左右寸法の小さな2個の棚板35、35が、次のようにして取付けられている。
図6に示すように、横連結板25のやや上方において、左右の側面板23の内側面と、各仕切板28の両側面との中央部に形成された前後2個の取付孔36、36には、前後方向を向くワイヤよりなる支持杆37が、各面より若干突出するようにして対向状に取付けられている。なお、側面板23の内側面と各仕切板28の両側面における横連結板25の若干下方にも、前後2個ずつの取付孔36が設けられ、これらの取付孔に、各支持杆37を選択的に取り付けうるようにしてある。
【0038】
棚板34、35の両側面には、前後方向を向くとともに、外側方と後方に開口する取付溝38が形成され、この両取付溝38を、上記互いに対向する支持杆37に前方より挿入することにより、各棚板34、35は、側面板23と仕切板28との対向面により、後端部下面が横連結板25の上面に当接するようにして、取外し可能に支持されている。
【0039】
図8に示すように、各棚板34、35(同一構造につき、棚板34のみ図示する)の後端部下面の中央部には、下方に開口するめねじ孔39が形成され、このめねじ孔39に、横連結板25の通孔40を介して下方より挿入した、手回し可能な止めねじ41を螺合することにより、棚板34、35は、各支持杆37から前方に抜け外れるのが防止されている。
【0040】
棚板35、35の両側部下面には、側板42、42が取付けられ、両側板42間には、引出し43が、その両側面に形成された前後方向を向くガイド溝44を、側板42の内側面に突設した前後方向を向く支持片(図示略)に摺動可能に嵌合することにより、前方に引き出し可能に収容されている。
【0041】
各棚板34、35の上面には、その前後寸法よりも若干短寸の仕切板45が、左右位置を調節可能に、次のようにして取付けられている。
図8に示すように、各仕切板45(同一構造に付き、棚板34側のみ図示する)の後端下部の角部には、側面視前向きL字状断面をなす合成樹脂製の取付部材46が、その前向片46aを仕切板45の下面に当接させ、かつ垂直片46bを上下2個のねじ47をもって、仕切板45の後端面に固定することにより取付けられている。
【0042】
垂直片46bの下端には、短寸のガイド片46cが、前向片46aの下方に離間させて前向きに連設され、このガイド片46cを、棚板34の後端に形成された左右方向を向くガイド溝48に摺動可能に嵌合することにより、各棚板34、35の仕切板45の左右位置を、任意に調節することができる。なお、棚板34、35を横連結板25に取付けた際、取付部材46の垂直片46bの後面が、後面板24の前面と近接するので、仕切板45が棚板34、35から外れることはない。
【0043】
このように構成された上棚2を、机本体1に取付けるには、図2に示すように、天板6を取付ける前において、上棚2の両側面板23を、机本体1における左右の側脚3、3間に、その側板10の内面に側面板23の外面が当接または近接するとともに、後面板24の後面が、幕板4の前面に当接または近接するようにして、上方より挿入し、後部の側板10における内側面の任意の取付孔15に取付けた前後2個の支持部材14により、両側面板23の下端を支持する。なお、側脚3の内側面は、同一面をなしているので、上棚2の両側面板23を、机本体1の前方からでも、両側脚3間に挿入することができる。
【0044】
ついで、机本体1の前方より、天板6を、その両側面に形成した前後の係止段部18、19が、それぞれ側脚3の前端面と上棚2の側面板23の前端に当接するまで挿入し、天板6における前後の両端部下面を、両側脚3における前部側の側板9の内側面と、上棚2における両側面板23の内側面とに、互いに等高をなすように取付けられた支持部材14により支持する。なお、この状態において、天板6の後端面が、上棚2の後面板24の前面と近接または当接するようにしてある。
【0045】
ついで、机本体1における前後の両側板9、10と、上棚2の両側面板23とに穿設された、互いに整合するいずれか一つのねじ挿通孔12、26に、ねじ11を外方より挿入し、その先端部を、天板6における中央部と後端部の両側面の凹入段部16、17に設けためねじ孔20、20に螺合する。この際のねじ止め作業は、天板6が、前後の係止段部18、19により前後方向に位置決めされているので、容易に行うことができる。
【0046】
これにより、机本体1の両側脚3、上棚2の両側面板23、及び天板6が、ねじ11により互いに固定される。なお、図2に示すように、幕板4と後面板24の中央部にも、上下複数のねじ挿通孔49を設け、これらに後方より挿入したねじ(図示略)を、天板6の後面中央部に設けためねじ孔(図示略)に螺合させるようにしてもよく、このようにすると、両側脚3と両側面板23と天板6とを、より強固に固定することができる。
天板6及び上棚2の上下位置を変更する際には、支持部材14の上下方向の取付位置を変えればよい。
【0047】
図9は、上記通常使用時の上棚2を上下反転させ、机本体1の上端とほぼ同一高さとなるように上下位置を調節して取付けた第2の取付形態を示すもので、このようにすると、上棚2を取り外すことなく、天板6の上面を広く使用しうるとともに、棚板34、35及び引出し43を、天板6の下方において使用しうるようにすることができる。
【0048】
このように、上棚2を上下反転させて使用する際には、図1〜図8に示す取付形態において、各棚板34、35を取付ける横連結板25を、上棚2の上下方向の中央部よりも上方寄りに取付け、上棚2を反転させたとき、横連結板25が天板6の下方に位置するようにすればよい。
【0049】
棚板34、35は、側面板23、側面板を兼ねる仕切板28、及び横連結板25に取外し可能に取付けてあるので、図10に示すように、それらを取外して上下反転させ、再度横連結板25に、上述したと同じ要領で取付ければよく、同じ棚板34、35及び棚板35の引出し43をそのまま使用することができる。この際には、各支持杆37も同時に取外し、予め設けておいた、上棚2の反転時に上方に位置する各取付孔36に付け替えればよい。
なお、上棚2を反転させて取付けると、仕切板28が下方に大きく突出するようになるが、この仕切板28も取外して上下反転させ、上方に大きく突出するように付け替えてもよい。
また、引出し43が取り付けられていない左方の棚板34については、その上下両面を物品載置面として使用しうるようにすれば、取外して上下反転させる必要はない。
【0050】
上記実施形態では、両側面板23の上下方向の中央部よりも上方に、横連結板25及び棚板34、35を取り付けているが、これらを、両側面板23の中央部よりも下方に取付けても、上棚2を上下反転させた際に、棚板34、35及び引出し43の上下位置を変更することができる。
【0051】
上記実施形態では、棚板34、35の後端部下面を、横連結板25の上面により支持するようにしているが、横連結板25を省略し、棚板34、35の両側面を、側面板23及び後面板24の前面に固着した、側面板を兼ねる仕切板28における支持杆37のみにより支持してもよい。
また、左右の側面板23の対向面に取付けた支持杆37に、下部に1個または複数個の引出し43を設けた長寸の棚板を、前方に取外し可能に取付けてもよい。
【0052】
上記実施形態においては、上棚2を、机本体1に上下位置変更可能として取り付けているが、上棚2のみを、上下反転可能として床面に設置したり、机以外の家具に載置するなどして使用することもできる。
【符号の説明】
【0053】
1 机本体
2 引出し付き上棚(棚)
3 側脚
4 幕板
5 底面板
6 天板
7 ベース脚
8 脚フレーム
8a 垂直フレーム
8b 水平フレーム
9 側板
10 側板
11 ねじ
12 ねじ挿通孔
13 取付孔
14 支持部材
15 取付孔
16 凹入段部
17 凹入段部
18 係止段部
19 係止段部
20 めねじ孔
21 切欠き
22 引出し
23 側面板
24 後面板
25 横連結板
26 ねじ挿通孔
27 取付孔
28 仕切板(側面板)
29 スリット
30 位置決め溝
31 通孔
32 ねじ
33 めねじ孔
34 棚板
35 棚板
36 取付孔
37 支持杆
38 取付溝
39 めねじ孔
40 通孔
41 止めねじ
42 側板
43 引出し
44 ガイド溝
45 仕切板
46 取付部材
46a 前向片
46b 垂直片
46c ガイド片
47 ねじ
48 ガイド溝
49 ねじ孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下反転させて使用可能な棚において、左右の側面板における互いの対向面に、下部に前方に引き出し可能な引出しを有する棚板の両側端部を、前方に取外し可能かつ前記側面板に対して上下反転させて取付可能として装着したことを特徴とする棚。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−152588(P2012−152588A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−91325(P2012−91325)
【出願日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【分割の表示】特願2007−190636(P2007−190636)の分割
【原出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】