説明

椅子の背板へのクッション体の取付構造

【課題】背板に、クッション体を、簡単な構造で、迅速に、しかも位置ずれ等が生じることなく、安定よく確実に取付けることができるとともに、耐久性と体裁のよい椅子の背板へのクッション体の取付構造を提供する。
【解決手段】クッション体22を下方に向かって二つ折りして、背板13の上方より被嵌し、クッション体22における背板13の前面を覆う前覆い部22aの後面に設けた係合突起26を、クッション体22における背板13の後面を覆う後覆い部22bの前面に設けた係合受け部27に、背板13に設けた貫通孔19を介して係合させることにより、クッション体22を背板13に取付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子の背板へのクッション体の取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の椅子の背板へのクッション体の取付構造としては、多数の透孔を設けた背板(シェル)を成形型に装着し、成形型内に樹脂を注入して発泡させてインサートモールディングすることにより、背板の前後の樹脂が背板の透孔を通して結合し、背板の前後面に発泡弾性体を一体的に形成するようにしたもの(例えば特許文献1参照)や、背板の上方より、袋状としたクッション体を被嵌し、クッション体の前下部を背板に止着したもの(例えば特許文献2参照)、クッション体の一端に止着した弾性挾持板を、背板の一端部に圧嵌し、背板の他端部側に突設した係合突起を、クッション体の他端部の背面に止着した取付板に設けた係合孔に嵌合係止したもの(例えば特許文献3参照)等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2607189号公報
【特許文献2】特許第3789102号公報
【特許文献3】特開2001−128804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1に記載されているものでは、発泡弾性体における背板の透孔を通して結合した部分が破損し易いため、耐久性が悪く、特許文献2に記載されているものでは、袋状としたクッション体が、背板に対して位置ずれするおそれがあり、また特許文献3に記載されているものでは、弾性挾持板等の複雑な構造の部品が必要であり、コストの増大を招く等の問題がある。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、背板にクッション体を、簡単な構造で、迅速に、かつ位置ずれ等が生じることなく、安定よく確実に取付けることができ、しかも耐久性と体裁のよい椅子の背板へのクッション体の取付構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)クッション体を下方に向かって二つ折りして、背板の上方より被嵌し、クッション体における背板の前面を覆う前覆い部の後面に設けた係合部を、クッション体における背板の後面を覆う後覆い部の前面に設けた被係合部に、背板に設けた貫通孔を介して係合させることにより、クッション体を背板に取付ける。
【0007】
このような構成とすると、クッション体を下方に向かって二つ折りして、背板の上方より被嵌し、係合部と被係合部とを、背板に設けた貫通孔を介して係合させるだけで、クッション体を、背板に簡単かつ迅速に、しかも体裁よく取付けることができる。
また、係合部と被係合部とが、背板に設けた貫通孔を介して係合していることにより、背板に対するクッション体の位置ずれが防止され、クッション体を背板に安定よく確実に取付けることができ、また取付け後の耐久性もよい。
さらに、背板に、特許文献2における被係合部のような部材を設ける必要がないので、背板の加工が容易であり、しかも上記のような被係合部が破損するといったおそれがなく、背板の耐久性がよい。
【0008】
(2)上記(1)項において、クッション体における前覆い部の下端部後面または後覆い部の下端部前面を、背板における対応部に係止する係止手段を設ける。
【0009】
このような構成とすると、前覆い部または後覆い部に上下方向の張りを持たせることができるとともに、それらの下縁の背板からの剥離を防止することができる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)項において、背板における中間部から下方の部分を、上方の部分より後方に凹入させるとともに、その前面を前面覆い板により覆い、背板の上方の部分の前面と前面覆い板の前面とを、側面視において中間部が前方に突出するなだらかな屈曲面とし、クッション体における前覆い部により、前記屈曲面の全面を覆うとともに、クッション体における後覆い部により、前記背板の上方の部分の後面を覆う。
【0011】
このような構成とすると、背板の中間部から下方の部分と前面覆い板とにより、背凭れの下部の剛性は高められるとともに、背凭れの上部の可撓性を高めることができ、しかも背凭れの前面全体をクッション体で覆い、同じく後面を、背板の中間部から上方の部分のみをクッション体で覆い、それより下方の部分を、背板の背面を露呈させて、デザイン性を高めることができる。
【0012】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、クッション体が、背面側に可撓性の縁材を備えるものとし、この縁材に、係合部および被係合部を設ける。
【0013】
このような構成とすると、係合部および被係合部の強度を高めることができるとともに、クッション体の構成を簡素化することができる。
【0014】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、背板の両側縁に、背板より前後方向に突出する側杆を設け、クッション体を、前記左右の側杆間に配設する。
【0015】
このような構成とすると、背凭れの両側部の強度を高めることができるとともに、クッション体の左右方向の位置ずれを防止することができ、さらに、クッション体の両側縁を防護することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、背板に、クッション体を、簡単な構造で、迅速に、しかも位置ずれ等が生じることなく、安定よく確実に取付けることができるとともに、耐久性と体裁のよい椅子の背板へのクッション体の取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態を備える椅子の側面図である。
【図2】同じく、背面図である。
【図3】背凭れを斜め前方より見た分解斜視図である。
【図4】背板と前面覆い板との正面図である。
【図5】背凭れを、一方の背凭れ支持杆の中心線に沿って縦断した縦断側面図である。
【図6】背凭れを、図4に示すA−A線に沿って横断した横断平面図である。
【図7】背凭れを、図4に示すB−B線に沿って横断した横断平面図である。
【図8】背凭れを、図4に示すC−C線に沿って横断した拡大横断平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この椅子は、先端部にキャスタ1を備える放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3を備えている。脚体3の中央には、ガススプリング(図示略)を備える伸縮式の脚柱4が立設されており、脚柱4の上端には、支基5の後部が固着されている。
【0019】
支基5は、上面が開口するほぼ中空箱状をなし、上面の開口部は、着脱可能なカバー5aにより覆われている。
【0020】
支基5の内部には、背凭れ6を起立する方向、すなわち前方に向かって付勢する付勢手段や、支基5によって支持された座7を前方に向かって付勢する付勢手段(いずれも図示略)等が設けられているが、それらについては、本発明に直接関係しないので、図示および詳細な説明は省略する。
【0021】
背凭れ6は、図3に示すように、中間の屈曲部同士が左右方向を向く連結板8をもって連結された側面視L字状の左右1対の背凭れ支持杆9、9により支持されている。
この背凭れ支持杆9、9の前端部は、左右方向の軸10をもって支基5に枢着され、支基5の後端部と連結板8とに前後の端部が連結されたガススプリング11(図1参照)の作用により、背凭れ支持杆9、9と背凭れ6とは、軸10を中心として、前後方向に回動したり、所望の後傾角度で停止させられたりし得るようになっている。
【0022】
図3に示すように、背凭れ6は、左右1対の側杆12、12と、両側杆12、12同士を連結するとともに、前後方向の厚さを両側杆12、12の前後方向の厚さより小とした背板13とを備えている。
背板13における中間部から上方の上半部13aは、両側杆12、12の前縁寄りに、同じく中間部から下方の下半部13bは、両側杆12、12の後縁寄りに接合し、それらの中間には、水平の段差部13c(図5参照)が形成されている。
この両側杆12、12と背板13とは、弾性を有する硬質合成樹脂材料により、一体成形して形成するのが好ましい。
【0023】
このように、背凭れ6を、左右1対の側杆12、12と、両側杆12、12同士を連結するとともに、前後方向の厚さを両側杆12、12の前後方向の厚さより小とした背板13とを備えるものとしてあるので、背凭れ6の両側部の強度が低下することなく、左右の側杆12、12と背板13とを、同一材料により一体成形することができるとともに、背板13に可撓性を持たせることもできる。
【0024】
背板13の上半部13aには、可撓性を大とするための上下方向に長い多数の長孔14が設けられている。
また、背板13の下半部13bの前面両側部には、剛性を高めるための多数のリブ15が設けられている。
【0025】
背凭れ6は、背板13の下半部13bの前面における左右のリブ15、15の間に、左右の背凭れ支持杆9、9の上端部を差し込み、かつ図示を省略した取付部材をもって、連結板8を背板13の下半部13bに固着し、それらの前面を、背板13の下半部13bとほぼ同形をなす前面覆い板16をもって、その前面が背板13の上半部13aの前面と整合するようにして覆った状態で、背凭れ支持杆9、9に支持されている。
【0026】
前面覆い板16は、その後面の四隅部に突設した後方を向く複数のピンを、背板13の下半部13bの前面における多数のリブ15の交差部に設けた嵌合孔に嵌合することにより、背板13に取付けられているが、本発明には直接関係しないので、図示および詳細な説明は省略する。
【0027】
図2、図3および図5に示すように、両側杆12、12と背板13と前面覆い板16とは、上下方向の中間部が前方に突出するように側面視く字状に屈曲し、両側杆12、12は、背板13および前面覆い板16より前後方向に突出し、縁枠をなしている。
【0028】
背凭れ6における左右の側杆12、12の前後両面には、後方および前方に向かって凹入する上下方向を向く前後1対の凹溝17、18が、互いに前後方向に整合させて設けられ、この凹溝17、18が設けられた部分の各側杆12の水平断面は、図6〜図8に示すように、前後方向を向くほぼH字状をなしている。
【0029】
図3および図4に示すように、背板13における上半部13aの両側部には、複数の貫通孔19が、上下方向に適宜の間隔をもって設けられており、また上半部13aの下端部には、前面から後方に凹入する複数の凹部20が、左右方向に適宜の間隔をもって設けられている。各凹部20の後壁には、狭幅部21aの下端に拡幅部21bが連設されただるま孔21がそれぞれ設けられている。
【0030】
前面覆い板16における下端両側部には、上記だるま孔21と同様の左右1対のだるま孔21が設けられている。
【0031】
前面覆い板16の前面と、背板13の上半部13aの前面と、背板13の上半部13aの後面とは、下方に向かって二つ折りしたクッション体22により覆われている。
【0032】
クッション体22は、側面視において中間部が前方に突出するなだらかな屈曲面をなす、背板13の上半部13aの前面と前面覆い板16の前面との全面を覆う前覆い部22aと、背板13の上半部13aの後面を覆う後覆い部22bと、それらを結合する屈曲部22cとからなっている。
【0033】
また、クッション体22は、発泡ウレタン等の弾性体23と、その表面と外周とを被包する表皮材24と、弾性体23の背面の外周縁において、表皮材24の周縁に止着された可撓性の縁材25とを備えている。
【0034】
前覆い部22aの後面における両側部の縁材25の後面には、背板13における各貫通孔19に対応する複数の係合突起(係合部)26が、貫通孔19の間隔と等間隔をもって上下方向に並べて突設されている。
各係合突起26は、図8に示すように、中空筒状の軸部26aの先端に、截頭円錐形の拡幅頭部26bが設けられたものよりなっている。
【0035】
後覆い部22bの前面における両側部の縁材25の前面には、背板13における各貫通孔19に対応する複数の係合受け部(被係合部)27が、貫通孔19の間隔と等間隔をもって上下方向に並べて突設されている。
各係合受け部27は、前方を向く筒部27aの前端に、斜め内後方を向く折り返し爪27bが連設されたものよりなっている。
【0036】
また、前覆い部22aの後面における下端部の縁材25の後面には、左右1対の係止突起28が、背板13の下半部13bにおける左右のだるま孔21と対応するように設けられている。
各係止突起28は、図6に示すように、軸部28aの先端に拡幅頭部28bが連設された平面視T字状をなしている。軸部28aの幅は、だるま孔21における狭幅部21aの幅よりわずかに小とし、拡幅頭部28bは、だるま孔21における拡幅部21bの幅よりわずかに小としてある。
【0037】
さらに、後覆い部22bの前面における下端部の縁材25の前面には、上記係止突起28と同様の複数の係止突起28が、背板13の上半部13aにおける複数のだるま孔21と対応するように設けられている。
【0038】
各係止突起28と、それに対応するだるま孔21とにより、クッション体22における前覆い部22aの下端部後面または後覆い部22bの下端部前面を、背板13における対応部に係止する係止手段が形成されている。
【0039】
クッション体22は、屈曲部22cにおいて下方に向かって二つ折りした状態で、背板13に上方より被嵌し、次いで、図7に示すように、後覆い部22bの前面における複数の係止突起28を、拡幅頭部28bを背板13の上半部13aにおける複数のだるま孔21の拡幅部21bに嵌合して、若干持ち上げることにより、その軸部28aをだるま孔21の狭幅部21aに係合させることにより、背板13の上半部13aにおける複数のだるま孔21に係止し、次いで、図6に示すように、前覆い部22aの後面における左右1対の係止突起28を、前面覆い板16の下部における左右1対のだるま孔21に、拡幅頭部28bをだるま孔21の拡幅部21bに嵌合して、若干持ち上げることにより、その軸部28aをだるま孔21の狭幅部21aに係合させることにより、前面覆い板16の下部における左右1対のだるま孔21係止し、その後、図8に示すように、クッション体22における前覆い部22aの後面に設けた左右の係合突起26を、後覆い部22bの前面に設けた対応する係合受け部27に、背板13に設けた貫通孔19内において互いに係合させることにより、背板および前面覆い板16に、簡単かつ迅速に取付けられる。
【0040】
図8に示すように、各係合突起26を、背板13の貫通孔19内において、対応する係合受け部27の筒部27aに嵌合し、係合突起26の拡幅頭部26bの両側部が、折り返し爪27bの後端面に係合すると、各係合突起26は、係合受け部27および背板13の貫通孔19から抜け止めされ、クッション体22は上下、左右に位置ずれするのが防止されるとともに、クッション体22における前覆い部22aと後覆い部22bとが前後方向に拡開するのが阻止される。
【0041】
クッション体22は、左右の側杆12、12間に配設してあるので、両側杆12、12により、クッション体22の左右方向の位置ずれが防止されるとともに、クッション体22の両側縁が防護される。
【0042】
クッション体22は、上記のようにして背凭れ6に取付られるので、取付作業が簡単であり、取付けた後の体裁もよい。
また、係合突起26と係合受け部27とが、背板13に設けた貫通孔19を介して係合しているので、背板13に対するクッション体22の位置ずれが防止でき、クッション体22を背板13に安定よく確実に取付けることができ、取付け後の耐久性もよい。
【0043】
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、以下のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) 係合部と被係合部との関係を、上記の係合突起26と係合受け部27との係合以外の相互係合手段とする。
(2) 係合突起26をクッション体22における後覆い部22bに設け、係合受け部27をクッション体22における前覆い部22aに設ける。
(3) 係止手段を、だるま孔21と係止突起28との係合だけでなく、フックと係合孔との係合、その他の手段とする。
(4) だるま孔21をクッション体22の縁材25等に設け、係止突起28を背板13または前面覆い板16に設ける。
(5) クッション体22における前覆い部22aの係止突起28とそれに対向するだるま孔21と、クッション体22における後覆い部22bの係止突起28とそれに対向するだるま孔21とのいずれか一方省略する。またはその省略したものに代えて、別の係止手段を設ける。
【符号の説明】
【0044】
1 キャスタ
2 脚杆
3 脚体
4 脚柱
5 支基
5aカバー
6 背凭れ
7 座
8 連結板
9 背凭れ支持杆
10 軸
11 ガススプリング
12 側杆
13 背板
13a上半部
13b下半部
13c段差部
14 長孔
15 リブ
16 前面覆い板
17、18 凹溝
19 貫通孔
20 凹部
21 だるま孔
21a狭幅部
21b拡幅部
22 クッション体
22a前覆い部
22b後覆い部
22c屈曲部
23 弾性体
24 表皮材
25 縁材
26 係合突起(係合部)
26a軸部
26b拡幅頭部
27 係合受け部(被係合部)
27a筒部
27b折り返し爪
28 係止突起
28a軸部
28b拡幅頭部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クッション体を下方に向かって二つ折りして、背板の上方より被嵌し、クッション体における背板の前面を覆う前覆い部の後面に設けた係合部を、クッション体における背板の後面を覆う後覆い部の前面に設けた被係合部に、背板に設けた貫通孔を介して係合させることにより、クッション体を背板に取付けたことを特徴とする椅子の背板へのクッション体の取付構造。
【請求項2】
クッション体における前覆い部の下端部後面または後覆い部の下端部前面を、背板における対応部に係止する係止手段を設けた請求項1記載の椅子の背板へのクッション体の取付構造。
【請求項3】
背板における中間部から下方の部分を、上方の部分より後方に凹入させるとともに、その前面を前面覆い板により覆い、背板の上方の部分の前面と前面覆い板の前面とを、側面視において中間部が前方に突出するなだらかな屈曲面とし、クッション体における前覆い部により、前記屈曲面の全面を覆うとともに、クッション体における後覆い部により、前記背板の上方の部分の後面を覆った請求項1または2記載の椅子の背板へのクッション体の取付構造。
【請求項4】
クッション体が、背面側に可撓性の縁材を備えるものとし、この縁材に、係合部および被係合部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の椅子の背板へのクッション体の取付構造。
【請求項5】
背板の両側縁に、背板より前後方向に突出する側杆を設け、クッション体を、前記左右の側杆間に配設した請求項1〜4のいずれかに記載の椅子の背板へのクッション体の取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−101769(P2011−101769A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−258654(P2009−258654)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】