説明

樹脂金属複合筐体およびその製造方法

【課題】電子回路を内包する金属製のECU等のケースをケース内に電子回路を配した状態で接合して、確実なシール性を長期間確保できる樹脂金属複合筐体を提供する。
【解決手段】金属製の筐体が蓋部1と容器部2を備え、蓋部1に樹脂製の第1接合体11が設けられ、容器部2に樹脂製の第2接合体21が設けられ、樹脂製の第1接合体11の鍔部12と樹脂製の第2接合体21の鍔部22を溶融または接着させることで容器部2と蓋部1を接合している。従って筐体内に配した電子回路等の電子機材を損なわないで接合することができ、かつ長期間筐体を密閉状態に保持できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子回路等を内包する樹脂金属複合筐体に関する。
【背景技術】
【0002】
電子回路は作動することで発熱するが、ECU(Electronic Control Unit)等のようにケースに内包された電子回路では、その発熱した熱をケースの外に逃がさないとケース内の温度が上昇し電子回路に不具合が生ずることがある。このためECU等のケースは電子回路から発生する熱をケースの外へ放出しやすくするため、金属部材によってケースを作製する場合がある。そして、電子回路をケース内に内包する方法としてケースを2分割し、一のケース内に電子回路を固定した後、他のケースを一のケースに取り付けて電子回路を内包する方法がある。この際、他のケースを一のケースに取り付ける手段としてねじやラッチ等が使用され、例えば特許文献1にはラッチを用いた樹脂製の取付ブラケットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−56908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された取り付け手段やねじ等による機械的な取り付け手段では、ケースの外部から水等の浸入を防止するためには、分割したケースの係合部にパッキン等のシール部材の使用や、またシール部材を使用しない場合係合部に隙が生じないようにする必要がある。これらシール部材を使用する方法ではシール部材が長期間の使用による歪によって防水効果が不充分となることがあり、シール部材を使用しない場合係合部に隙が生じないようにするため係合部には精密な加工が要求される。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、精密な加工を要せずに、電子回路等を内包して放熱性とシール性を長期間確保できる樹脂金属複合筐体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために講じた第1の手段は、金属製の筐体が蓋部と容器部を備え、前記蓋部に樹脂製の第1接合体が設けられ、前記容器部に樹脂製の第2接合体が設けられ、前記第1接合体の樹脂と前記第2接合体の樹脂を溶融させることで容器部と前記蓋部を接合することにある。
【0007】
また、上記課題を解決するために講じた第2の手段は、金属製の筐体が蓋部と容器部を備え、前記蓋部に樹脂製の第1接合体が設けられ、前記容器部に樹脂製の第2接合体が設けられ、前記第1接合体の樹脂と前記第2接合体の樹脂を接着させることで容器部と前記蓋部を接合することにある。
さらに、第1接合体と第2接合体が各々鍔部を備え、前記第1接合体の鍔部と前記第2接合体の鍔部を溶融または接着させると良い。
【0008】
また、前記第1接合体の鍔部に凹部または凸部が設けられ、前記第2接合体の鍔部に前記凹部または前期凸部に係合する凸部または凹部が設けられているとさらに良い。
【発明の効果】
【0009】
上記構成の樹脂金属複合筐体では、金属製の筐体が蓋部と容器部を備え、前記蓋部に樹脂製の第1接合体が設けられ、前記容器部に樹脂製の第2接合体が設けられ、前記第1接合体の樹脂と前記第2接合体の樹脂を溶融または接着させることで容器部と前記蓋部を接合しているため筐体の蓋部と容器部を確実にシールすることができるとともに筐体の蓋部と容器部が金属でできておるため筐体内部の熱を外部へ放出できる。
さらに、第1接合体と第2接合体が各々鍔部を備え、この第1接合体の鍔部と第2接合体の鍔部を接合するため、シールが容易に、かつ確実に行える。
【0010】
また、第1接合体の鍔部に凹部または凸部が設けられ、第2接合体の鍔部に前記凹部または前記凸部に係合する凸部または凹部が設けられているため接合時に蓋部と容器部の位置決めが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施形態の断面図である。
【図2】本実施形態の製造工程を示した概略図である。
【図3】本実施形態の別の蓋部の断面図である。
【図4】本実施形態の別の容器部の断面図である。
【図5】本実施形態の別の容器部の断面図である。
【図6】本実施形態の別の蓋部(容器部)の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【実施例1】
【0013】
図1に本発明の樹脂金属複合筐体の断面図を示し、図2に本発明の樹脂金属複合筐体の製造工程の概略図を示した。
【0014】
樹脂金属複合筐体は、図1に示したように六面体の一面が開口した金属製の容器部2と、この容器部2の開口した一面を覆う金属製の蓋部1を備えている。そして、蓋部1に樹脂製の第1接合体11が蓋部1の外端13の周辺から外端13の外(図1中左側)へ延びるように設けられている。また、第1接合体11には外端13の外に鍔部12が設けられ、鍔部12の一面(図1中下側面)には容器部2の第2接合体21と接合する接合面12aが設けられ、さらに接合面12aには凸部12bを備えている。
【0015】
容器部2の開口部には外側に延在するL字形のフランジ部2a設けられ、このL字形のフランジ部2aに樹脂製の第2接合体21がフランジ部分2aの外端23の周辺から外端23の外(図1中左側)へ延びるように設けられている。また、第2接合体21には外端23の外に鍔部22が設けられ、鍔部22の一面(図1中上面)には蓋部1の第1接合体11と接合する接合面22aが設けられ、さらに接合面22aには凹部22bを備えている。この凹部22bは接合面12aに設けられた凸部12bと係合し、この係合により第1接合体11は第2接合体21に対し所定の位置に規定され、接合時のずれを防止することができる。本実施形態では第1接合体11と第2接合体21の位置決めのために、第1接合体11に凸部12bを設け、第2接合体21に凹部22bを設けているが、凸部12bおよび凸部12bを無くして平面にすることや、第1接合体11に凹部22bを設け、第2接合体21に凸部12bを設けることができる。また、第1接合体11の接合面12aと第2接合体21の接合面22aを係合する波形等にすることも有り得る。
【0016】
第1接合体11または第2接合体21は、蓋部1または容器部2と一体になっており、この一体にする方法としてはインサート成形等によって第1接合体11または第2接合体21の形状を形成すると同時に接合する方法や、第1接合体11または第2接合体21を射出成形等によって成形した後に、蓋部1または容器部2と加熱溶融や接着等により接合する方法等が挙げられる。
【0017】
第1接合体11と蓋部1の接合、または第2接合体21と容器部2の接合形状は、図1または図2に示したように、第1接合体は蓋部1の外端13と、外端13から外端13に繋がる周辺の一面の一部を覆うように接合し、第2接合体2はフランジ部2aの外端23と、外端23から外端23に繋がる周辺の一面の一部を覆うように接合している形状となっている。この第1接合体11が蓋部1の表面を、第2接合体21が容器部2の表面を覆うように接合する形状は図1または図2に示した蓋部1の外端13と外端13に繋がる一面またはフランジ部2aの外端23と外端23に繋がる一面を覆うように接合する形状に限定されず、図6に示したように蓋部1の外端13と外端13に繋がる2面またはフランジ部2aの外端23と外端23に繋がる2面を覆うように接合させることができる。この蓋部1またはフランジ部2aを覆う2面は、外端13または外端23に繋がる一面と、外端13または外端23に繋がる他面である。つまり一面と他面は外端13または外端23に繋がっているため表裏面の関係にある。従って図6に示した第1接合体1の場合、蓋部1の外端13と外端13に繋がる両面を覆う接合形状をしている。また、第2接合体2はフランジ部2aの外端23と外端23に繋がる両面を覆う接合形状をしている。この結果図1または図2に示す形状に比べて図6の接合形状は接合する面積が増えて接合力が向上する。
【0018】
また、第1接合体1の接合形状は蓋部1の外端13の周辺部に図3に示したように蓋部1を貫通する貫通孔を設けることができる。第1接合体1はこの貫通孔を通して接合することができる。貫通孔の個数は適宜設定できる。同様に図4に示したようにフランジ部2aの外端23の周辺にフランジ部2aを貫通する貫通孔を設けることができる。第2接合体2はこの貫通孔を通して接合することができる。貫通孔の個数は適宜設定できる。さらに、第2接合体2は、図5に示したように容器部2の開口部周辺(L字形のフランジ部2aは設置されていない)に容器部2を貫通する貫通孔を設けてこの貫通孔によって接合することができる。図3から図5に示した貫通孔によって第1接合体1または第2接合体2を接合する形態は、インサート成形または第1接合体1または第2接合体に貫通孔を貫通する突起部を設け、この突起部を熱によってかしめる方法によって接合が可能となる。この際、接着剤を併用することができる。
【0019】
第1接合体11または第2接合体21を成形する材料は、要求される仕様によってPPS樹脂やナイロン樹脂等の熱可塑性樹脂、またはフェノール樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が使用できるが、熱溶着や熱かしめ等の後加工のしやすさから熱可塑性樹脂が好適である。また、第1接合体の樹脂と第2接合体の樹脂は同じ種類の使用が接合しやすく好ましいが、同種に限定するものではない。
【0020】
蓋部1または容器部2の材質は、熱伝導性が樹脂より優れる金属材料を使用し、例えばアルミニュウム、マグネシュウム、鉄等が挙げられる。また、これらの加工方法としては例えばダイキャスト成形、鋳造、プレス等が挙げられる。
次に樹脂金属複合筐体の製造方法について説明する。
【0021】
図2に示したように、第1接合体11を有した蓋部1と第2接合体を有した容器部2を各々形成する。形成方法は前述したように、蓋部1または容器部2を金型にインサートした後金型に溶融した樹脂を射出した後固化冷却させることで第1接合体または第2接合体の成形と同時に蓋部1または容器部2と接合させるインサート成形が利用できる。この方法以外にも第1接合体または第2接合体を射出成形等により成形し、その後蓋部1または容器部2の接合部分を第1接合体または第2接合体を形成している樹脂の溶融温度以上に加熱した後、第1接合体または第2接合体を蓋部1または容器部2の接合部分に接触させることで接合する熱溶着法や、蓋部1または容器部2の接合部分に貫通孔を設けて第1接合体または第2接合体に設けた突起部をこの貫通孔を貫通させた後に熱でかしめる熱かしめ等の熱を使った接合方法が利用できる。またこれら熱を使った接合方法以外に、第1接合体または第2接合体を成形した後蓋部1または容器部2の接合部分に接着剤を塗布して第1接合体または第2接合体を接着する方法が利用できる。
【0022】
以上の方法で形成した第2接合体21を有する容器部2の開口に、第1接合体11を有する蓋部1を容器部2の開口を覆うように合わせる。この際、第1接合体11の凸部12bと第2接合体21の凹部22bを係合させることで蓋部1は容器部2に対し所定の位置に位置決めされる。蓋部1が容器部2に対し位置決めができた後に第1接合体11の鍔部12と第2接合体21の鍔部22を接合する。接合は、鍔部12の接合面12aと鍔部22の接合面22aの樹脂を溶融させることで行い、レーザー溶着、超音波溶着、振動溶着等の溶着接合が利用できる。これらの方法は鍔部12と鍔部22に熱を作用させて接合面12aと接合面22aの接合部分の温度を上昇させて溶融状態にする。このとき、第1接合体11と第2接合体は樹脂でできているため熱伝導性は金属に比べて小さく、溶融部分から離れた部分へは熱は伝わりにくくなっている。従って接合面12aと接合面22aを熱によって溶着しても鍔部12と鍔部22で発生した熱が蓋部1の金属部分および容器部2の金属部分に伝わる割合は小さく筐体全体の温度上昇は抑制される。このことは、容器部2内に予め電子回路等を配した後に蓋部1を溶着接合したとき、筐体の温度上昇が抑えられているため内部の電子回路等の温度上昇が抑えられる。さらに接合面12aと接合面22aを溶融させて接合を行っているため、溶融前に接合面12aと接合面22aの係合した面に隙が生じていても溶融状態で接触することで隙が無くなりシール性の確保ができる。
【0023】
また、第1接合体11と第2接合体の接合は接着剤によって接着することで行うことができる。接着剤は第1接合体11および第2接合体21を形成している樹脂の種類によって適宜選定され、例えばエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系等の接着剤が挙げられる。これらの接着剤による接合は筐体の温度上昇を伴わないため、予め容器部2内に電子回路等を配することができ、また接合面12aと接合面22aの係合した面に隙が生じていても接着剤によって隙を埋めることができ。シール性の確保ができる。
【0024】
以上説明したように、本実施形態の樹脂金属複合筐体は樹脂製の第1接合体11を有した蓋部1および樹脂製の第2接合体21を有した容器部2を形成する形成工程後に、蓋部1の鍔部12と容器部2の鍔部22を加熱による溶着または接着剤による接着により接合する接合工程を経て製造される。このように蓋部1と容器部2を金属で作製し、金属に比べて熱伝導性の小さな樹脂製の第1接合体11と第2接合体21を接合することで、シール部材を用いず、また接合前に隙を無くすために平面度等の寸法に高い精度を要求することなく密閉状態にすることができ、樹脂金属複合筐体の第1接合体11と第2接合体21以外が金属でできているため、樹脂金属複合筐体の内部で発生した熱は金属部分を伝って樹脂金属複合筐体の外部へ放熱させることができる。
【0025】
ここで、樹脂製の第1接合体11と第2接合体21を設けずに金属のみでシール部材を使用しないで密閉する場合、蓋部1と容器部2の密閉のために溶接等の熱を加える方法でシールする方法が考えられるが、この方法では溶接等の熱が蓋部1と容器部2に伝わり、その結果内部に配した電子部品等に熱が伝わってしまうため使用することができない。また接着剤による接合は、金属材料の成形加工の精度は樹脂材料の成形加工に比べて精度が劣る傾向にあるため、蓋部1と容器部2の接合面は第1接合体11と第2接合体21の接合面に比べて凹凸が大きくなりやすい。そして、蓋部1と容器部2の間に入る接着剤の厚みは接合面の凹凸が大きいと厚くする必要があり接着しにくくなる。また電子部品を内包した筐体に繰り返して温度変化が加わる場合、金属部分と接着剤の部分の線膨張係数が大きく異なるため接着剤の部分に大きなストレスが繰り返し加わることになり耐久性に問題が生ずる。従って金属のみの場合の密閉方法はゴム等の弾性を有するシール部材を蓋部1と容器部2の間に介してねじ等による螺着による接合等を選定することになるが、シール部材は長期間の使用によって永久歪が生じ、耐久性に問題を残す。
【0026】
これに対し本実施形態では蓋部1と容器部2にそれぞれ樹脂製の第1接合体11と第2接合体21を設け、この樹脂製の第1接合体11と第2接合体21を前述したように熱を使用した溶着を利用して接合する。従ってシール部材を廃止できるため、確実な長期間の密閉確保が可能となる。また、接着剤を使用して接合する場合、第1接合体11の鍔部12と第2接合体21の鍔部22は金型で成形加工される。この樹脂の成形加工は金属加工(ダイキャスト成形やプレス加工等)に比べて表面の凹凸(平面度)は小さくできる。従って接着剤の厚みは薄くて済み接着が容易になる。さらに、接着剤と樹脂は同じ高分子材料のため金属材料に比べて線膨張係数が似ているため、温度変化により接着剤が受けるストレスは金属材料を使用したときより小さくなり耐久性は向上する。このように樹脂製の第1接合体11と第2接合体21を加熱による溶着接合または接着剤による接着接合を行うことによって長期間の密閉確保が可能となる。
【0027】
以上本発明の実施形態では、金属製の筐体が蓋部1と容器部2を備え、蓋部1に樹脂製の第1接合体11が設けられ、容器部2に樹脂製の第2接合体21が設けられ、樹脂製の第1接合体11の鍔部11と樹脂製の第2接合体21の鍔部22を溶着または接着させることで容器部2と蓋部1を接合している。従って筐体内に配した電子回路等の電子機材を損なわないで接合して密閉状態に保持できる。また、第1接合体11の鍔部11に凸部12bまたは凹部22bを設け、第2接合体21の鍔部22に凹部22bまたは凸部12bを設けることで第1接合体11と第2接合体22の接合時に容器部2に対し蓋部1を所定の位置で接合することができる。
以上、本発明を上記実施の態様に則して説明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものではなく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、電子回路を内部に有したECU等のケースに利用できる。
【符号の説明】
【0029】
1 蓋部
11 第1接合体
12 鍔部
12b 凸部
13 外端
2 容器部
21 第2接合体
22 鍔部
22b 凹部
23 外端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製の筐体が蓋部と容器部を備え、前記蓋部に樹脂製の第1接合体が設けられ、前記容器部に樹脂製の第2接合体が設けられ、前記第1接合体の樹脂と前記第2接合体の樹脂を溶融させることで容器部と前記蓋部を接合することを特徴とする金属樹脂複合体。
【請求項2】
金属製の筐体が蓋部と容器部を備え、前記蓋部に樹脂製の第1接合体が設けられ、前記容器部に樹脂製の第2接合体が設けられ、前記第1接合体の樹脂と前記第2接合体の樹脂を接着させることで容器部と前記蓋部を接合することを特徴とする金属樹脂複合体。
【請求項3】
第1接合体と第2接合体が各々鍔部を備え、前記第1接合体の鍔部と前記第2接合体の鍔部を溶融または接着させることにより接合することを特徴とする請求項1に記載の金属樹脂複合体。
【請求項4】
前記第1接合体の鍔部に凹部または凸部が設けられ、前記第2接合体の鍔部に前記凹部または前期凸部に係合する凸部または凹部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の樹脂金属複合筐体。
【請求項5】
金属製の筐体が蓋部と容器部を備え、前記蓋部に樹脂製の第1接合体が設けられ、前記容器部に樹脂製の第2接合体が設けられ、前記第1接合体の樹脂と前記第2接合体の樹脂を溶融または接着させることで容器部と前記蓋部を接合することを特徴とする金属樹脂複合体の製造方法。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−274455(P2010−274455A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−127103(P2009−127103)
【出願日】平成21年5月27日(2009.5.27)
【出願人】(000100780)アイシン化工株式会社 (171)
【Fターム(参考)】