説明

潤滑剤組成物

【課題】 乳化剤成分と潤滑剤基油との相溶性が良く、低温安定性に優れ、更には潤滑性・乳化性にも優れた潤滑剤組成物の提供。
【解決手段】 (a)潤滑剤基油と、(b) 非イオン性界面活性剤(I)を含有し、(a)成分と(b)成分との配合割合が重量比で、(a)/(b)=99/1〜10/90である潤滑剤組成物。
RO-(EO)x-(PO)y-(EO)x'-H (I)
〔式中、R はC8-24 のアルキル基等、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、x, x' は1以上で、x とx'の和は4以上、y は0より大きく、x とx'の和より小さい数である。尚、(EO)x、(PO)y、(EO)x'はこの順にブロック結合している。〕

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潤滑剤組成物に関する。更に詳しくは潤滑剤基油および特定の非イオン性界面活性剤を含有する、切削油、圧延油、研削油、プレス加工油などの金属加工油剤、紡糸・紡績油剤、編立油剤、織物用オイリング剤などの繊維加工油剤、ガラス、セラミックの切削、研削などの幅広い潤滑用途に使用できる潤滑剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリエーテル型非イオン性界面活性剤は、金属加工油剤、繊維加工油剤等の潤滑剤組成物の乳化剤成分として古くから用いられてきた。これら潤滑剤組成物は使用時に水中に乳化され使用される事が多い。しかしながら従来のポリエーテル型非イオン性界面活性剤は潤滑剤基油との相溶性が悪かったり、低温で沈澱物を生じ易いので、水を殆ど含まない製品としての安定性は十分ではない。
【0003】そのためエチレングリコール、プロピレングリコール、オレイルアルコール等のカップリング剤を添加するなどして製品の安定化がはかられてきた。しかしながらこのような方法は本来の目的に不要な成分を加えることになりコストアップの要因となる。
【0004】従って、本発明の目的は、乳化剤成分と潤滑剤基油との相溶性が良く、低温安定性に優れ、更には潤滑性・乳化性にも優れた潤滑剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の結果、潤滑剤基油と、ある特定の非イオン性界面活性剤を特定割合で含有する潤滑剤組成物が上記の課題を解決できることを見出し本発明を完成するに到った。
【0006】すなわち本発明は、(a) 潤滑剤基油と、(b) 下記一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤を含有し、(a) 成分と(b) 成分との配合割合が重量比で、 (a)/(b) =99/1〜10/90であることを特徴とする潤滑剤組成物を提供するものである。
【0007】RO-(EO)x-(PO)y-(EO)x'-H (I)
〔式中、R は炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。x, x' はエチレンオキサイドの平均付加モル数を示す1以上の数で、x とx'の和は4以上である。y はプロピレンオキサイドの平均付加モル数を示す0より大きく、x とx'の和より小さい数である。尚、(EO)x、(PO)y、(EO)x'はこの順にブロック結合している。〕
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】本発明において、(a) 成分の潤滑剤基油としては、鉱物油、アルキルベンゼン、ポリα−オレフィンなどの炭化水素油;塩素化パラフィン;ナタネ油、コーン油、ヤシ油、パーム核油、牛脂などの動植物油;炭素数の合計が 100以下のエステル系化合物などの他、ポリアルキレングリコール、アルキルポリアルキレングリコールエーテル、ポリアルキレングリコールエステル、ポリ(アルキルビニルエーテル)等を挙げることができる。
【0010】本発明に用いられる炭素数の合計が 100以下のエステル系化合物の具体例としては、ラウリン酸オレイル、オレイン酸ラウリル、オレイン酸オレイル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル等のモノエステル類、アジピン酸ジオレイル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジオクチル、ダイマー酸ジラウリル等のジカルボン酸ジエステル類、ネオペンチルグリコールジイソヘプタノエート、ネオペンチルグリコールジノナネート、エチレングリコールジオレエート、プロピレングリコールジオクタノエート等のグリコールのジエステル類などのほか、トリメチロールプロパンやペンタエリスリトールを炭素数7〜12の飽和又は不飽和脂肪酸やオレイン酸でエステル化したヒンダードエステル類、天然の動植物油と特定の脂肪酸とを全部又は部分的にエステル交換したトリグリセリドエステル類、トリメリット酸トリオクチル等のトリカルボン酸トリエステル類を挙げることができる。エステル系化合物の炭素数の合計が 100を越えると、粘度が高く取り扱いにくくなるので、炭素数の合計は100 以下、好ましくは20〜50である。
【0011】潤滑剤基油は目的に応じて組み合わせて使用される事が多いが、鉱物油、塩素化パラフィン、動植物油、及び炭素数の合計が 100以下のエステル系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、特に鉱物油が、潤滑剤組成物の乳化性、低温安定性に優れているので好ましい。
【0012】本発明において、(b) 成分の一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤は、一般式(II)
R−OH (II)
(式中、R は前記の意味を示す。)で表されるアルコールにエチレンオキサイド、次にプロピレンオキサイド、更にエチレンオキサイドを順にブロック付加させることにより得ることができる。
【0013】一般式(II)で表されるアルコールとしては、炭素数8〜24の飽和もしくは不飽和の1級もしくは2級の直鎖又は分枝鎖のアルコールが挙げられ、具体的な例としては、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール等の直鎖アルコール(花王(株)製、商品名「カルコール1095」、「カルコール2098」及び「カルコール4098」等)、炭素数8〜24の範囲で混合された混合アルコール(花王(株)製、商品名「カルコール2474」等)、オキソ法やチーグラー法を用いて合成された分枝を有する炭素数8〜24のアルコール(協和発酵(株)製、商品名「オキソコール900 」、「オキソコール1213」、「デカノール」及び「トリデカノール」、三菱化学(株)製、商品名「ドバノール23」、「ドバノール25」及び「ダイヤドール 115H」、シェル化学(株)製、商品名「ネオドール23」、「ネオドール25」、「ネオドール1」及び「リネボール911 」等)等が挙げられる。特に直鎖アルコールを主成分とする炭素数12〜18のアルコールが潤滑性において優れており好ましい。
【0014】また、これらのアルコールにアルキレンオキサイドを付加する方法としては、公知のアルコキシル化方法を用いて、触媒の存在下付加する方法が挙げられるが、アルキレンオキサイドの付加順序は、まずエチレンオキサイドを付加し、次にプロピレンオキサイドを付加し、さらにエチレンオキサイドを順にブロック付加する必要がある。このアルコキシル化に用いられる触媒は酸触媒であっても塩基触媒であってもいずれでも良く、また、特開平7−227540号に記載のMgO−ZnO、MgO−SnO、MgO−TiO2 、MgO−SbO等の狭いアルキレンオキサイド付加分布(narrow range) を与える触媒、特開平1−164437号に記載の同様のMg系触媒のような選択的に狭いアルキレンオキサイド付加分布を与える触媒を用いても合成できる。
【0015】本発明の一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤のエチレンオキサイドの平均付加モル数の合計(x+x')は4モル以上であり、特に組成物の低温安定性の面で20モル以下が好ましく、さらに好ましくは6モル以上15モル以下である。エチレンオキサイドの平均付加モル数が4モル未満であると、一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤の乳化性が悪くなる。
【0016】また、一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤のプロピレンオキサイドの平均付加モル数 yは、0より大きく、エチレンオキサイドの平均付加モル数の合計を超えない範囲で選択できるが、あまり付加モル数が多くなると生分解性が悪くなるため好ましくない。プロピレンオキサイドの平均付加モル数の好ましい範囲は 0.5〜6、特に好ましい範囲は1〜5である。
【0017】本発明の潤滑剤組成物中の(a) 成分と(b) 成分との配合割合は重量比で (a)/(b) =99/1〜10/90、好ましくは97/3〜25/75、更に好ましくは95/5〜50/50である。 (a)/(b) が99/1より大きい場合には乳化性が劣り、10/90より小さいと潤滑性が不十分となる。
【0018】本発明の潤滑剤組成物は、上記(a) 及び(b) 成分以外に本発明の効果を損なわない限りにおいて、トライボロジスト、38巻, 2号(1993年), 165-168ページに示されるような極圧潤滑剤、防腐防カビ剤、防錆剤、酸化防止剤、消泡剤などのほか、他の非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性界面活性剤を乳化剤成分の一部としてあるいは帯電防止剤又は浸透剤成分として添加する事ができる。また補助乳化剤として飽和または不飽和の高級アルコールや高級脂肪酸等を加えても良いし、組成物の均一化のためグリセリン、プロピレングリコール等のポリオール類やジエチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールヘキシルエーテル等の溶剤類を加えても良い。
【0019】本発明の潤滑剤組成物は、原液のまま潤滑対象の物体に付与しても良いし、水性の乳化液として付与することもできる。特に水性の乳化液として使用する場合には本発明の潤滑剤組成物の特徴である高乳化性の特徴を発揮し易いので好ましいが、原液付与の場合でも加工工程後の洗浄性に優れる利点がある。
【0020】本発明の潤滑剤組成物を水性乳化液として用いる場合の濃度は、用途、目的により異なるが、一般には 0.5〜60重量%の範囲で調製される。本発明の潤滑剤組成物は乳化安定性に優れているため安定した潤滑性能を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、非イオン性界面活性剤の合成例及び本発明の実施例をもって、本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0022】合成例1式 R1O-(EO)3-(PO)2-(EO)3-H で表される化合物の合成(式中、R1はラウリル基とミリスチル基の混合アルキル基を示す。)
エチレンオキサイド用とプロピレンオキサイド用の2つの計量槽の付いた5リットルの回転攪拌式オートクレーブ中にラウリルアルコールとミリスチルアルコールの混合アルコール(「商品名カルコール2474」、花王(株)製)を 500g、水酸化カリウムを 3.0g仕込み、窒素置換を行った後 110℃に昇温し、40torrで1時間脱水を行った。次に 150℃に昇温し、エチレンオキサイドを 3.5kg/cm2の圧力で 342gオートクレーブ中に導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた後、 120℃に冷却してプロピレンオキサイド 300gをオートクレーブ中に 3.5kg/cm2の圧力で導入し、エチレンオキサイドの場合と同様に圧力が低下し一定になるまで反応させた。その後、再び 150℃に昇温し、エチレンオキサイドを 342g導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた。反応終了後、温度を低下させて 3.2gの酢酸で中和した。合成したサンプルを抜き出し、約 1.5kgの目的のポリアルキレングリコールアルキルエーテルを得た。
【0023】合成例2式 R1O-(EO)5-(PO)4-(EO)5-H で表される化合物の合成(式中、R1は前記の意味を示す。)
合成例1と同じ量のラウリルアルコールとミリスチルアルコールの混合アルコール(「カルコール2474」)と触媒を仕込み、合成例1と同様の手順によってエチレンオキサイド 570g、プロピレンオキサイド 601g、さらにエチレンオキサイド 570gを反応させ約 2.2kgの目的のポリアルキレングリコールアルキルエーテルを得た。
【0024】合成例3式 R2O-(EO)5-(PO)4-(EO)5-H で表される化合物の合成(式中、R2はセチル基とステアリル基の混合アルキル基を示す。)
合成例1と同じ重量のセチルアルコールとステアリルアルコールの混合アルコール(商品名「カルコール6850」、花王(株)製)と触媒を仕込み、合成例1と同様の手順によってエチレンオキサイド 431g、プロピレンオキサイド 455g、さらにエチレンオキサイド 431gを反応させ約 1.8kgの目的のポリアルキレングリコールアルキルエーテルを得た。
【0025】合成例4式 R2O-(EO)7-(PO)4-(EO)7-H で表される化合物の合成(式中、R2は前記の意味を示す。)
合成例1と同じ重量のセチルアルコールとステアリルアルコールの混合アルコール(商品名「カルコール6850」)と触媒を仕込み、合成例1と同様の手順によってエチレンオキサイド 604g、プロピレンオキサイド 455g、さらにエチレンオキサイド 604gを反応させ、約 2.1kgの目的のポリアルキレングリコールアルキルエーテルを得た。
【0026】比較合成例1式 R1O-(PO)4-(EO)10-Hで表される比較化合物の合成(式中、R1は前記の意味を示す。)
合成例1と同じ量のラウリルアルコールとミリスチルアルコールの混合アルコール(「カルコール2474」)と触媒を仕込み、プロピレンオキサイド601gを120℃で、次にエチレンオキサイド1140gを 150℃で反応させ、約 2.2kgの目的のポリアルキレングリコールアルキルエーテルを得た。
【0027】比較合成例2式 R1O-(EO)10-(PO)4-Hで表わされる比較化合物の合成(式中、R1は前記の意味を示す。)
合成例1と同じ量のラウリルアルコールとミリスチルアルコールの混合アルコール(「カルコール2474」)と触媒を仕込み、エチレンオキサイド1140gを 150℃で、次にプロピレンオキサイド 601gを 120℃で反応させて約 2.2kgの目的のポリアルレキングリコールアルキルエーテルを得た。
【0028】比較合成例3式 R1O-(EO10/PO4)-Hで表される比較化合物の合成(式中、R1は前記の意味を示す。)
合成例1と同じ量のラウリルアルコールとミリスチルアルコールの混合アルコール(「カルコール2474」)と触媒を仕込み、エチレンオキサイド1140gとプロピレンオキサイド 601gをあらかじめ混合させて 140℃で反応させ約 2.2kgの目的のポリアルキレングリコールアルキルエーテルを得た。
【0029】実施例1〜5及び比較例1〜6表1に示す組成を有する金属加工用の潤滑剤組成物を調製し、その製品安定性、乳化安定性及び金属加工油剤としての潤滑性を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
【0030】<製品安定性>潤滑剤組成物を50℃で調製し、5℃の恒温室に1週間放置後、20℃に戻し、状態を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
○:透明液体×:沈澱物あり、または液液相分離<乳化安定性>潤滑剤組成物10重量部と水90重量部を混合しながら加温した。乳化物が青味をおびる温度より3℃上の温度まで加熱した後(45〜70℃)、攪拌しながら冷却した。得られた乳化物を室温で24時間放置し、乳化物の状態を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
【0031】
○:分離なし×:水相又は油相が一部分離<金属加工油剤としての潤滑性>上記乳化安定性の評価方法と同様にして、潤滑剤組成物10重量部と水90重量部から濃度10重量%の乳化物を調製し、曽田式振子型油性試験機N2型を用いて25℃における摩擦係数を求めた。また、上記乳化物を切削油として使用して、下記条件で直立ボール盤によりドリルおよびタップ加工を行い、その切削時のトルクを測定した。トルクが低いほど潤滑性に優れている。
【0032】


【0033】
【表1】


【0034】注)
*1:Dスピンドル油(コスモ石油(株)製)
*2:R1及びR2は前記の意味を示し、EO/POはエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのランダム付加体を示す。
【0035】実施例6〜10及び比較例7〜8表2に示す組成を有する繊維加工用の潤滑剤組成物を調製し、その製品安定性及び乳化安定性を実施例1と同様の方法で評価した。また繊維加工油剤としての潤滑性を以下の方法で評価した。結果を表2に示す。
【0036】<繊維加工油剤としての潤滑性>70デニール/24フィラメントのセミダルポリエステルフィラメント糸に潤滑剤組成物をopu 0.7%付与し、高分子加工, 41巻, 11号, 47頁(1992年)に記載の方法でF/Mμd(糸/金属間の動摩擦係数)を測定した。F/Mμdが小さいほど潤滑性に優れ繊維加工工程の糸切れが少ない。
【0037】
【表2】


【0038】注)
*1:n-C13H28/n-C14H30/n-C15H32=17/53/30(重量比)の混合油*2:R1及びR2は前記の意味を示す。
【0039】
【発明の効果】本発明の潤滑剤組成物は、乳化剤成分と各種潤滑剤基油との相溶性に優れているので製品安定性が良く、組成物の乳化性も良好でかつ潤滑性能にも優れている。本発明の潤滑剤組成物は切削油、研削油、圧延油、プレス加工油などの金属加工油剤、あるいは紡糸油剤、紡績油剤、編立油剤、織物用オイリング剤などの繊維加工油剤の他、ガラス、セラミックの切削、研削など幅広い潤滑用途に使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a) 潤滑剤基油と、(b) 下記一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤を含有し、(a)成分と(b)成分との配合割合が重量比で、(a)/(b)=99/1〜10/90であることを特徴とする潤滑剤組成物。
RO-(EO)x-(PO)y-(EO)x'-H (I)
〔式中、R は炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。x, x' はエチレンオキサイドの平均付加モル数を示す1以上の数で、x とx'の和は4以上である。y はプロピレンオキサイドの平均付加モル数を示す0より大きく、x とx'の和より小さい数である。尚、(EO)x、(PO)y、(EO)x'はこの順にブロック結合している。〕
【請求項2】 (a) 成分の潤滑剤基油が、鉱物油、塩素化パラフィン、動植物油、及び炭素数の合計が 100以下のエステル系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の潤滑剤組成物。
【請求項3】 一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤のエチレンオキサイドの平均付加モル数の合計(x+x') が4〜20モルである請求項1又は2記載の潤滑剤組成物。
【請求項4】 一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤のプロピレンオキサイドの平均付加モル数(y) が1〜5モルである請求項1〜3のいずれか一項に記載の潤滑剤組成物。

【公開番号】特開平10−298577
【公開日】平成10年(1998)11月10日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平9−108538
【出願日】平成9年(1997)4月25日
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)