説明

火災受信機

【課題】感知器の増設などが部品交換の作業なしで容易に行える新規な構成の火災受信機を提供する。
【解決手段】感知器2ごとにアドレス情報とともに有効/無効状態を含んだ感知器情報が登録される感知器テーブル11と、感知器テーブル11に有効状態を含んだ感知器情報が登録された感知器2のみを監視、制御の対象とする回線制御部13と、感知器テーブル11に登録された所望の感知器情報に対して有効変更操作がなされると、該感知器情報を有効状態に変更して感知器テーブル11を更新する機能を有するテーブル設定部12とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の感知器を監視して、火災が発生したときには地区音響端末を鳴動させる火災受信機の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような火災受信機を用いたシステムは、マンションあるいは一般の商用ビルなどの建造物に設置されるが、近年、ビルのリニューアルも盛んであり、火災受信機はそのまま用いて、感知器を増設、あるいは撤去したいという要望がある。しかし火災受信機に接続する感知器の数は膨大であり、また感知器には複数の種別もあることから、火災受信機にそれらの感知器情報を登録するのは大変な作業となっている。
【0003】
感知器の登録に関する先行技術は、例えば次の特許文献1に記載されている。それによれば、火災受信機は、個別データを予め登録している端末器処理ユニットを組み込んでおり、感知器の登録時には、その端末器処理ユニットから個別データを読み込むことで、接続した防災端末器を制御する構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平08-016969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、引用文献1のような構成では、端末器の構成(感知器の増減等)を変更するには、端末器処理ユニットを交換する必要があり、相応の部品コストを要することになる。そこで本発明は、感知器の増設などが部品交換なしに容易に行える新規な構成の火災受信機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による火災受信機は、感知器ごとにアドレス情報とともに有効/無効状態を含んだ感知器情報が登録される感知器テーブルと、前記感知器テーブルに有効状態を含んだ感知器情報が登録された感知器のみを監視、制御の対象とする回線制御部と、前記感知器テーブルに登録された所望の感知器情報に対して有効変更操作がなされると、該感知器情報を有効状態に変更して前記感知器テーブルを更新する機能を有するテーブル設定部とを備える。
【0007】
前記火災受信機は、無効状態を含んだ感知器情報が設定されている感知器の中から、感知器回線に接続されているものを検出して表示させるテーブル設定補助部をさらに備えてもよい。
【0008】
また、前記テーブル設定部は、前記感知器テーブルに登録された所望の感知器情報に対して無効変更操作がなされると、該感知器情報を無効状態に変更して前記感知器テーブルを更新する機能をさらに有してもよい。
【0009】
また、前記テーブル設定部は、前記感知器テーブルに登録された所望の感知器情報に対して削除操作がなされると、該感知器情報を前記感知テーブルから削除する機能をさらに有してもよい。
【0010】
なお、前記感知器情報は、感知器の種別情報をさらに含んでいてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、施工時には、最終的に接続すべき全ての感知器を感知器テーブルに登録し、かつその一部のみを火災受信機に接続した状態とし、後日、残りの感知器を増設することが容易に行える。そして、その増設のために部品交換も必要とされない。そのため、ビルの竣工後、利用状況に合わせて、システムを段階的に低コストで構築していくことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】は本発明による火災受信システムの基本ブロック図である。
【図2】は感知器テーブルの例である。
【図3】は感知器を増設するための操作画面の例である。
【図4】は感知器を休止させるための操作画面の例である。
【図5】は感知器情報を削除するための操作画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1に示した受信機1は、マンションあるいは一般の商用ビルなどの建造物に設置されるものである。受信機1は、一般にP型1級、P型2級、R型に分類されるが、本発明は、特にR型のものに対して好適に実施できる。
【0014】
R型受信機によるシステムでは、感知器2ごとに固有のアドレスが割り当てられており、受信機1と感知器2との間では、それらのアドレスを指定した信号伝送がなされる。信号伝送は、受信機1がアドレスを指定した指令信号を送信し、そのアドレスの感知器2が応答信号を返信するポーリングであってもよい。
【0015】
受信機1は、基本的な構成要素として、感知器2、地区音響端末6、防火扉7、防煙装置8、散水装置9などを制御する回線制御部13と、操作部15と、地区表示部16と、液晶表示部17と、音声部18と、移報部19と、CPU基板20とを備えている。そしてさらに、本発明に係る要素として、感知器2ごとにそのアドレス、種別などの感知器情報が登録される感知器テーブル11と、感知器情報の入力操作を受け付けて感知器テーブル11に設定するテーブル設定部12とを備えている。
【0016】
感知器テーブル11は、重要な設定事項を記憶する部分なので、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶素子で構成するか、あるいはメモリ素子を電池によってバックアップするのが望ましい。
【0017】
なお、受信機1は、無効状態を含んだ感知器情報が設定されている感知器2Aの中から、感知器回線31に接続されているものを検出して、その感知器2Aの感知器情報を一覧表示させるテーブル設定補助部14をさらに備えてもよい。
【0018】
また、受信機1からは、感知器2が接続される感知器回線31と、地区音響端末6が接続される音響回線32と、防火扉7、防煙装置8、散水装置9などが接続される制御回線33とが導出されている。
【0019】
感知器回線31は、各フロアごとに配置されたアイソレータ3を介して、各部屋に配置された感知器2に渡り配線されている。また、感知器回線31は、操作によって火災を通知させる発信機4も接続され、終端器5によって終端されている。この例では、住棟を部屋ごとに地区001〜004に区分けし、感知器2には、連番のアドレス01〜12が割り当てられている。アドレスの割当て作業は、アドレス設定器などの冶具を用いて実施すればよい。
【0020】
感知器2は、この例では光電アナログ式(煙式)を想定しているが、特定の種別に限定されることはなく、熱式あるいは炎式でも、それらを混用してもよい。
【0021】
アイソレータ3は、感知器回線31の下流側で発生する短絡事故への備えであり、アイソレータ3より下流側回線が短絡したときに、下流側回線を上流回線から分離することで、回線全体が機能停止するのを防止する。
【0022】
次いで、本発明を適用したシステムの基本動作を説明する。
【0023】
受信機1は、感知器2が蓄積を始めると、蓄積中灯を点灯させるが、感知器2の蓄積が所定時間以上継続すると火災発報を行う。また、感知器2が蓄積中に復旧すると、受信機1は蓄積中灯を消灯して監視状態に戻る。
【0024】
受信機1は、火災発報状態になると、音声部18から主音響を鳴動させ、地区表示部16に「現場確認」、「火災」、発生場所の「棟、階、地区」などを表示する。このとき、詳細な警報画面を液晶表示部17に表示させ、さらに警報内容をプリントアウトさせてもよい。
【0025】
主音響は、例えば「ピーピー、感知器が作動しました。現場を確認してください」のようなメッセージである。復旧した感知器2が所定時間内に再作動することもあるが、その2回目以降は「ピーピー、火事です、火事です。現場を確認してください」というように、メッセージを異ならせてもよい。
【0026】
さらに受信機1は、予め設定された連動登録に従って、地区音響端末6を鳴動させるとともに、防火扉7、防煙装置8、散水装置9などの装置を作動させる。どの装置を作動させるかなどの条件は、注意、発報、連動のレベルごとに個別に設定するとよい。例えば、注意レベルであれば、発生現場付近の地区音響端末6だけを鳴動させるなどである。また、経過時間に従って連動レベルを段階的に上げていく、つまり作動させる装置を段階的に増やしていく構成としてもよい。
【0027】
このような発報動作に対して、管理者は、音響停止スイッチを操作して地区音響端末6などの連動を一時停止させて現場確認を行い、火災であれば、火災断定スイッチを操作して、地区音響端末6などの連動を再開させる。なお、防火扉7、防煙装置8、散水装置9などの装置は、制御操作スイッチにより人手制御も可能である。そして鎮火したあとは、復旧スイッチにより、受信機1を監視状態に戻す。一方、火災でない場合は、感知器2の作動要因を除去するなどの対処をしてから復旧スイッチを操作して、受信機1を監視状態に戻すことになる。
【0028】
次いで、感知器情報の登録変更など、本発明の特徴事項について説明する。
【0029】
本発明は、感知器2の増設、撤去を容易とすることを主たる目的としている。そのため、テーブル設定部12によって、感知器2の有効/無効状態を含んだ感知器情報を感知器テーブル11に登録し、回線制御部13は、有効状態を含んだ感知器情報が登録された感知器2のみを監視、制御の対象とするようになっている。
【0030】
図2は、感知器テーブル11の一例であり、各記憶スロットには、それぞれ1台分の感知器情報が記憶されている。感知器情報は、例えばアドレス、有効/無効状態 種別、地区、注意蓄積レベル、発報蓄積レベル、連動蓄積レベル、メッセージ、連動設備などの感知器1台分の設定情報を含んでいる。しかし、複数棟からなる集合住宅などに設置する場合は、さらに棟、階などの情報を含んでいてもよい。なお、種別として「*」など特定の記号を入力すると、無効状態とみなされるようにしてもよい。そのようにすれば、感知器テーブル11の容量が節約できる。
【0031】
感知器情報の中の有効/無効状態は、その感知器2、2Aを監視、制御の対象とするか否かを決定するための重要な情報である。具体的には、有効状態とされた感知器2は、感知器回線31に接続されており、かつ監視、制御の対象であるが、無効状態とされた感知器2Aは、監視、制御の対象から除外される。つまり、無効状態を含んだ感知器情報が登録された感知器2Aは、たとえ感知器回線31に接続されていても、受信機1の動作に全く影響を与えない。言い換えると、そのような感知器2Aは火災検知に関与せず、故障診断も行われない。したがって、その感知器2Aを感知器回線31から取り外したとしても何の障害もエラー報知も発生しない。なお、図1において、感知器2Aは、無効状態とされた感知器を示しており、感知器回線31に接続されている場合、接続されていない場合の両方で共通の参照符号を用いている。
【0032】
本発明によれば、テーブル設定部12は、感知器情報を変更するための次のような機能を備えている。
【0033】
すなわち、テーブル設定部12は、変更すべき感知器情報を選択する画面として、感知器テーブル11から無効状態を含んだ感知器情報を抽出して一覧表示し、あるいは有効状態を含んだ感知器情報を抽出して一覧表示する。この一覧表示では、表示される感知器情報を絞り込めるようにするとよい。たとえば棟、階、地区を指定して、それらの条件に該当する感知器2の感知器情報だけを表示するようにしてもよい。そして、無効状態を含んだ感知器情報の一覧表示に対して、感知器情報を選択した有効変更操作がなされると、その感知器情報を有効状態に変更して感知器テーブル11を更新する。このような操作は、受信機1が監視状態でも実行できる。また、この操作で有効状態に変更される感知器情報の内容と、増設すべき感知器2Aとが符合しない場合、例えば種別が異なるなどの場合には、エラー報知するのが望ましい。
【0034】
このような構成とすれば、施工時には、図1に示しているように、感知器回線31に最終的に接続すべき感知器2の一部のみを設置した状態とし、後日、残りの感知器2A(最初に設置していなかった分)を増設するような段階的なシステム構築が容易に実施できる。そして、そのための部品交換も必要としない。
【0035】
具体的には、施工時に全ての(その時点で接続しない分も含めて)感知器2、2Aの感知器情報を感知器テーブル11に登録しておけば、後日の増設作業では、アドレスを設定した感知器2Aを感知器回線31に接続して、対応した感知器情報を更新するだけでよい。特に上記のようなテーブル設定補助部14を備えた構成では、膨大な感知器テーブル11の全体を調べるなどの作業は不要なので、特に大規模システムの場合には手間が大幅に軽減され、その効果は非常に顕著である。
【0036】
図3は、感知器回線31に感知器2Aを増設するための操作画面の例である。増設すべき感知器2Aの感知器情報は、感知器テーブル11に予め登録されている。ただし、その感知器情報は無効状態を含んでいる。
【0037】
受信機1は、所定の操作がなされると、このような操作画面を液晶表示部17に表示する。この例では、アドレス03が割り当てられた感知器2Aが検出され、その感知器情報が表示されている。ここで増設すべき感知器2Aは1台と想定しているので、感知器情報も1つだけ表示されているが、増設すべき感知器2Aが複数であれば、それらの感知器情報が一覧表示される。
【0038】
液晶表示部17はタッチパネルによって構成されており、「画面印字」、「終了」、「個別追加」、「全て追加」、「実行」などの操作キーが配列されている。ここで、「画面印字」キーは、この表示画面をプリントアウトさせるための操作キー、「終了」キーは、感知器2Aの追加を中止させるための操作キーである。また「個別追加」キーは、表示された感知器情報の中から選択されたものを操作対象として確定させるための操作キー、「全て追加」キーは、表示された感知器情報の全てを操作対象として確定させる操作キーである。「実行」キーは、操作対象として確定された感知器情報を有効状態に変更して感知器テーブル11を更新させる処理を実行させるための操作キーである。
【0039】
この操作画面で、「個別登録」キーを操作しアドレス03の感知器情報を選択したあと「実行」キーをさらに操作すれば、感知器テーブル11が更新され、その時点で、その感知器2Aが監視、制御の対象になる。
【0040】
また、本発明の変形として、テーブル設定部12は、感知器テーブル11に登録された所望の感知器情報に対して無効変更操作がなされると、その感知器情報を無効状態に変更して感知器テーブル11を更新する機能を有してもよい。これは、特定の感知器を監視、制御の対象から除外する機能なので、感知器回線31から特定の感知器2を取り外す前に実行するとよい。
【0041】
図4は、感知器回線31から感知器2を取り外すための操作画面の例である。
【0042】
操作画面には、感知器テーブル11に有効状態を含んだ感知器情報が一覧表示され、「画面印字」、「終了」、「個別休止」、「全て休止」、「実行」などの操作キーも配列されている。「画面印字」、「終了」は、上記と同様のものである。「個別休止」キーは、選択された表示された感知器情報を操作対象として確定させるための操作キー、「全て登録」キーは、表示された感知器情報の全てを操作対象として確定させる操作キーである。「実行」キーは、操作対象として確定された感知器情報を無効状態に変更して感知器テーブル11を更新する処理を実行させるための操作キーである。
【0043】
この操作画面で、アドレス04の感知器情報を選択したあと「個別休止」キーを操作し「実行」キーをさらに操作すれば、感知器テーブル11が更新され、この時点で、その感知器2が監視、制御の対象から除外される。したがってこの操作の後では、受信機1は監視状態のまま、その感知器2を感知器回線31から取り外すことが可能になる。
【0044】
なお、感知器情報を無効状態に変更するための別構成も考えられる。たとえば受信機1が監視状態であれば、無効状態にしたい感知器2を感知機器回線31から取り外すとエラー報知されるが、このとき所定の操作によって、その感知器2の感知器情報を無効状態に変更して感知器テーブルを更新させる。あるいはエラー報知された感知器2の感知器情報を一覧表示させ、その一覧表示から特定の感知器情報を選択する構成でもよい。このようにすると一覧表示される感知器情報の数が限定されるので、選択が容易になる。
【0045】
さらに変形として、テーブル設定部12は、感知器テーブル11に登録された所望の感知器情報に対して削除操作がなされると、その感知器情報を感知テーブルから削除する機能を有してもよい。これは、感知器回線31から取り外された感知器2Aの感知器情報それ自体を削除するための機能である。
【0046】
図5は、感知器テーブル11から感知器情報を削除するための操作画面の例である。
【0047】
操作画面には、感知器テーブル11に無効状態を含んだ感知器情報が一覧表示され、「画面印字」、「終了」、「個別削除」、「全て削除」、「実行」などの操作キーも配列されている。「画面印字」、「終了」は、上記と同様のものである。「個別削除」キーは、選択された感知器情報を操作対象として確定させるための操作キー、「全て登録」キーは、表示された感知器情報の全てを操作対象として確定させる操作キーである。「実行」キーは、操作対象として確定された感知器情報を感知器テーブル11から削除する処理を実行させるための操作キーである。
【0048】
この操作画面で、アドレス06の感知器情報を選択したあと「個別削除」キーを操作し「実行」キーをさらに操作すれば、その感知器情報が削除され、感知器テーブル11が更新される。このような処理は、リニューアルなどにより、特定の感知器2Aが恒久的に不要になった場合に実行するとよい。するとその分感知器テーブル11に余裕ができるので、他場所に別の感知器2を設置するのが容易になる。
【符号の説明】
【0049】
1 火災受信機
2 感知器
11 感知器テーブル
12 テーブル設定部
13 回線制御部
14 テーブル設定補助部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
感知器ごとにアドレス情報とともに有効/無効状態を含んだ感知器情報が登録される感知器テーブルと、
前記感知器テーブルに有効状態を含んだ感知器情報が登録された感知器のみを監視、制御の対象とする回線制御部と、
前記感知器テーブルに登録された所望の感知器情報に対して有効変更操作がなされると、該感知器情報を有効状態に変更して前記感知器テーブルを更新する機能を有するテーブル設定部とを備えた火災受信機。
【請求項2】
請求項1において、
無効状態を含んだ感知器情報が設定されている感知器の中から、感知器回線に接続されているものを検出して表示させるテーブル設定補助部をさらに備えた火災受信機。
【請求項3】
請求項1、2のいずれか1項において、
前記テーブル設定部は、前記感知器テーブルに登録された所望の感知器情報に対して無効変更操作がなされると、該感知器情報を無効状態に変更して前記感知器テーブルを更新する機能をさらに有する火災受信機。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項において、
前記テーブル設定部は、前記感知器テーブルに登録された所望の感知器情報に対して削除操作がなされると、該感知器情報を前記感知テーブルから削除する機能をさらに有する火災受信機。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項において、
前記感知器情報は、感知器の種別情報をさらに含んでいる火災受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−53576(P2012−53576A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−194453(P2010−194453)
【出願日】平成22年8月31日(2010.8.31)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】