説明

無線通信によるPLCプログラミングツール

【課題】従来の設備では、有線接続における通信で行っていた為、デバッグする時に機械の側に寄れず機械動作を十分確認出来ずないといった問題点や、PCを別のPLCに接続する時は、有線を接続変えする必要があった。また、有線接続が困難な箇所に取り付けられたPLCのダウンロードやアップロード又は、モニタやデバッグが難しいといった解決すべき課題があった。
【解決手段】PCとPLC間を無線通信する事で、機械側でデバッグすることが出来、危険場所のPLCに対しても安全・円滑にアクセス可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械動作制御プログラムのダウンロードやアップロード又は、モニタやデバッグを無線通信にて行うことを特徴とした、PLCプログラミングツールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の設備では、パーソナル・コンピュータ(以下PCと言う)にて作成したシーケンス・ラダーをプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下PLCと言う)にダウンロードやアップロードまたは、モニタやデバッグをして、機械動作の制御を実行する装置において、前記ダウンロードやアップロードまたは、モニタやデバッグは有線接続における通信で行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−134716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の設備では、有線接続における通信で行っていた為、デバッグする時に機械の側に寄ることができない場合機械動作を十分確認出来ないといった問題点や、PCを別のPLCに接続する時は有線の接続変えをする必要があった。また、有線接続が困難な箇所に取り付けられたPLCのダウンロードやアップロード又は、モニタやデバッグが難しいといった解決すべき課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明によれば、パーソナル・コンピュータ(PC)にて作成したシーケンス・ラダーをプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)にダウンロードやアップロードまたは、モニタやデバッグして、機械動作の制御を実行する装置において、前記ダウンロードやアップロードまたは、モニタやデバッグを無線通信にて行うことを特徴とするPCによるPLCプログラミングツール。
【0006】
本発明は、最近の無線通信機能を持ったモバイルPCを用い、PLCの側に無線ルータを設置し、モバイルPCからの無線通信でダウンロードやアップロード又は、モニタやデバッグを行うものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、以下のような作用効果を有する。
1 機械の動作をつぶさに確認しながら、デバッグを行うことが出来ることから、安全性・確実性ならびに迅速性が担保される。
2 接続変えは、無線チャネルの切り替えで事足りるので迅速性・確実性が担保される。
3 足場の悪い所や、高所に取り付けられたPLCに対しても、安全で確実な接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の構成図
【図2】従来用いられていたシステムの構成図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図1に基づいて説明する。
【0010】
図1に本発明の実施例を示す。
本発明の実施例においては、モバイルPCの無線通信機能を用い、PLCの側に設置した無線ルータと信号を授受してダウンロードやアップロード又は、モニタやデバッグを行う。
【0011】
図2は従来用いられていたシステムである。
PCにて作成したプログラムを有線でダウンロードやアップロード又は、モニタやデバッグを行う為、機械の側や、PLCが、人の近寄りがたい場所に設置されると当該目的動作を完了するために非常な困難を伴っていた。
【産業上の利用可能性】
【0012】
PCとPLC間を無線通信する事で、機械側でデバッグすることが出来、危険場所に設置されたPLCに対しても安全・円滑にアクセスすることが可能となる。
【符号の説明】
【0013】
1 PC
2 無線ルータ
3 PLC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナル・コンピュータ(以下PCと言う)にて作成したシーケンス・ラダーをプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下PLCと言う)にダウンロードやアップロードまたは、モニタやデバッグして、機械動作の制御を実行する装置において、前記ダウンロードやアップロードまたは、モニタやデバッグを無線通信にて行うことを特徴とするPCによるPLCプログラミングツール。

【図1】
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【図2】
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