説明

照明器具

【課題】 ランプの高さの調整時の作業性がよいとともに安全性が高い照明器具を提供する。
【解決手段】 照明器具10は、埋込本体11、取付板12、カバー13、灯具14及びコード15を備えている。埋込本体11は、一端に開口部19を有する筒形で天井内に埋め込まれ、開口部19の第1の縁部25aに第1のネジ26を有する。取付板12は、開口部19に開閉自在に取り付けられ、外縁近傍に係止孔28を有する。係止孔28は、第1のネジ26の頭部26bを通過させる丸孔34と、丸孔34から外縁方向に延設され頭部26bが通過不能でかつ第1のネジ26の軸部26aが通過自在な長孔35と、を含む。また、第1のネジ26の頭部26bと第1の縁部25aとの間には、隙間が設けられている。灯具14の高さ調整時に、第1のネジ26と係止孔28とが係合し、取付板12が埋込本体11に吊り下げられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コードによってランプを吊り下げる照明器具に関し、特に、天井に埋め込まれる埋込本体と埋込本体に取り付けられる取付板とを備える照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、天井内に埋め込まれる埋込本体と、埋込本体内から引き出されたコードによって吊り下げられるランプと、を備える照明器具が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。上述のような照明器具では、天井からランプまでのコードの長さを調整することによって、ランプの高さが調整される。
【0003】
天井からランプまでのコードの長さを調整する手段として、埋込本体の開口部に、開口部を開閉させる取付板が取り付けられ、コードを係止する孔を取付板に設け、取付板に係止するコードの長さ方向の位置を変えることによってコードの長さを調整するというものがある。
【0004】
図9は、従来の照明器具の取付板の構成を示す底面図である。この照明器具の取付板1は、ネジ2の頭部が通過自在な大きさの孔3aと、孔3aに連通しネジ2の頭部が通過不能な孔3bと、からなる孔3を、取付板1の中心を挟んで対向する2箇所に有している。また、図示しない埋込本体の開口部のうち孔3に対応する位置に、ネジがそれぞれねじ込まれている。そして、孔3aにネジが通し、埋込本体に対して取付板1を回転させることで、穴3bがネジ2と係合し、取付板1が埋込本体に取り付けられる。ランプの高さの調整時は、取付板1を埋込本体に対して取付時と逆方向に回転させ、ネジ2と孔3との係合を解除させることによって、取付板1が埋込本体から完全に取り外される。
【0005】
図10は、従来の他の照明器具の一部の構成を示す斜視図である。この照明器具では、ランプの高さの調整時すなわちコード4の長さの調整時に、取付板5は埋込本体6に対して仮吊り部材7によって仮吊りされる。
【特許文献1】特開2001−307539公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、図9に示す照明器具のように、ランプの高さの調整時に、取付板1を埋込本体から完全に取り外すと、常に一方の手で取付板1を持っている必要があり、コードの長さの調整の作業を他方の手のみで行わなければならなくなり、作業性がよくない。また、手を滑らせるなど過って取付板1を落下させてしまう場合があり、危険性が高い。
【0007】
また、図10に示す照明器具のように、ランプの高さの調整時に取付板5を埋込本体6に仮吊りするように構成した場合、仮吊り部材7が必要となって部品点数が増加し、製造コストの高騰及び組立工程数の増加という問題が発生する。さらに、ランプの高さの調整時に、取付板5が回転しやすく、コードの長さ調整の作業性が低下する。また、取付板5を埋込本体6に取り付ける場合、仮吊り部材7が取付板5と埋込本体6との間に挟まらないように注意して作業する必要があり、この点でも作業性がよくない。
【0008】
この発明の目的は、ランプの高さの調整時の作業性がよいとともに安全性が高い照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の照明器具は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
【0010】
(1)少なくとも一端に開口部を有する筒形で天井内に埋め込まれ、ランプを吊り下げたコードの一部を収納する埋込本体と、前記開口部に開閉自在に取り付けられる取付板と、を備え、前記埋込本体は、前記開口部の縁部に垂直方向に設けられた軸部及び前記軸部の下端に前記縁部との間に隙間をあけて設けられ前記軸部に対して拡径した頭部からなる第1の係止手段と、前記開口部の一部であって前記第1の係止手段と離間した位置に設けられる第2の係止手段と、を有し、前記取付板は、外縁近傍に、前記頭部が通過自在な第1の孔、及び、前記第1の孔に連通して前記第1の孔から外縁方向に延設され前記頭部が通過不能でかつ前記軸部が通過自在な第2の孔と、前記第2の係止手段と係合する係合手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
この構成においては、天井内に埋め込まれた埋込本体に、一端にランプが吊り下げられたコードの一部が収納される。埋込本体内に収納されたコードを引き出し又は埋込本体内にコードをさらに収納することで、ランプを吊り下げたコードの長さが調整される。これによって、ランプの高さが調整される。
【0012】
埋込本体の開口部に、取付板が取り付けられる。取付板は、ランプの高さ調整時に開口部を開き、高さ調整の終了後に開口部を閉じる。埋込本体の開口部の縁部に第1の係止手段が設けられ、取付板の外縁近傍に第1の孔及び第2の孔が設けられる。第1の係止手段は、頭部が第1の孔に通された後、軸部が第2の孔側にスライドされることで、第1の係止手段の頭部と第2の孔とが係合し、取付板が埋込本体に係止される。第1の係止手段の頭部と埋込本体の開口部の縁部との間に隙間が設けられるので、取付板は開口部に対して開いた状態に吊り下げられる。
【0013】
また、埋込本体の第2の係止手段と取付板の係合手段とが係合することで、取付板が開口部を閉じた状態に埋込本体に取り付けられる。
【0014】
(2)前記取付板の前記外縁近傍が前記縁部と離間する方向に折り曲げられてなる折曲部が、前記第2の孔を含むことを特徴とする。
【0015】
この構成においては、第1の係止手段の頭部が第2の孔と係合して取付板が埋込本体に吊り下げられたとき、第1の係止手段の頭部が折曲部と係合し、折曲部が開口部の縁部と離間する方向に折り曲げられているので、取付板が、開口部に対して大きく開いた状態で埋込本体に吊り下げられる。
【0016】
(3)前記取付板は、前記コードを通し、前記コードを前記取付板に係止する複数の第3の孔を有することを特徴とする。
【0017】
この構成においては、一端にランプを吊り下げたコードが、複数の第3の孔に通され取付板に係止される。そして、取付板が開口部に対して開き且つ埋込本体に係止された状態で、取付板に係止されたコードの長さ方向の位置が変更され、これによって、取付板とランプとの間のコードの長さが調整される。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0019】
(1)ランプの高さ調整時に取付板が埋込本体に係止されるので、一方の手で取付板を保持する必要がなく、両手を自由に使ってコードの長さを変更し、ランプの高さを調整することができる。また、仮吊り部材を設けた場合のように、取付板が回転することがなく、さらに、仮吊り部材が取付板と埋込本体との間に挟まらないように注意して作業する必要もない。したがって、ランプの高さ調整の作業性を向上させることができる。また、手を滑らせるなど過って取付板を落下させることがないので、安全性を高めることができる。
【0020】
(2)ランプの高さ調整時に、取付板を開口部に対して大きく開いた状態で埋込本体に吊り下げることができるので、ランプの高さ調整の作業性をいっそう向上させることができる。
【0021】
(3)取付板が埋込本体に係止された状態で、取付板に係止されるコードの長さ方向の位置を変更するので、両手を自由に使って作業をでき、作業性がよい。また、取付板に係止されるコードの長さ方向の位置を作業性よく変更することができるので、取付板とランプとの間のコードの長さを容易に調整し、ランプの高さを容易に調整することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係る照明器具10の使用状態を示す正面図である。この実施形態に係る照明器具10は、埋込本体11、取付板12、カバー13、灯具14、および、コード15を備えている。
【0023】
灯具14は、ランプ16、ランプ取付器具17及びセード18を含む。ランプ16及びセード18はそれぞれ、ランプ取付器具17に取り付けられている。ランプ取付器具17に、コード15の一端が固定され、ランプ取付器具17はコード15によって吊り下げられている。コード15の他端は電源に接続されており、コード15はランプ16に電力を供給している。
【0024】
埋込本体11は、下端に開口部19(図4参照)を有する筒形に形成されている。埋込本体11は、天井内に埋め込まれ、開口部19を天井面20に開口している。埋込本体11内に、灯具14を吊り下げたコード15の一部が収納されている。埋込本体11内のコード15を引き出すことで灯具14の位置が低められ、埋込本体11内にコード15を収納することで灯具14の位置が高められる。
【0025】
図2は、取付板12及びカバー13の構成を示す斜視図である。取付板12は、略円板形に形成され、埋込本体11の開口部19に開閉自在かつ着脱自在に取り付けられている。取付板12を開口部19に取り付ける構成は、この発明の特徴部分であり、詳細については後述する。カバー13は、取付板12と略同じ大きさの円形に形成され、取付板12の2個のカバー孔21,22と対応する位置に、2個の突起23,24を有する。カバー孔21,22と突起23,24とがそれぞれ係合することで、カバー13が取付板12に取り付けられる。取付板12が埋込本体11に取り付けられた状態で、さらに取付板12にカバー13が取り付けられることで、天井面20の見栄えがよくなる。
【0026】
図3は、取付板12の構成を示す底面図である。図4は、埋込本体11と開いた状態の取付板12とを示す斜視図であり、図5は、その正面図である。埋込本体11の開口部19の第1の縁部25aと、開口部19の一部であって埋込本体11の軸心を挟んで第1の縁部25aに対向する位置に設けられた第2の縁部25bとにそれぞれ、第1のネジ26と第2のネジ27とが垂直方向に下方からねじ込まれている。
【0027】
第1のネジ26及び第2のネジ27はそれぞれ、軸部26a,27aと、軸部26a,27aより拡径された頭部26b、27bと、を有する。第1のネジ26及び第2のネジ27はそれぞれ、第1の縁部25a及び第2の縁部25bに対して完全にねじ込まれず、頭部26b、27bと第1の縁部25a及び第2の縁部25bとの間にそれぞれ隙間が設けられている。第1の縁部25aはこの発明の縁部に相当する。第1のネジ26はこの発明の第1の係止手段に相当し、第2のネジ27はこの発明の第2の係止手段に相当する。
【0028】
取付板12は、カバー孔21,22の他に、係止孔28、係合孔29、及び、3個のコード孔30を有する。3個のコード孔30には所定の順序でコード15が挿通され、コード15が取付板12に係止される。取付板12に係止されるコード15の長さ方向の位置を変更することによって、灯具14の高さが調整される。コード孔30は、この発明の第3の孔に相当する。係合孔29は、この発明の係合手段に相当する。
【0029】
係合孔29は、大径部31と、大径部31と連通した小径部32と、大径部31と小径部32との境界に設けられた2個の突起33と、を含む。大径部31は、第2のネジ27の頭部27bの直径より大きく形成されている。小径部32は、第2のネジ27の頭部27bの直径より小さく軸部27aの直径より大きく形成されている。2個の突起33の間隔は、第2のネジ27の頭部27bの直径より小さく、軸部27aの直径より大きく設定されている。
【0030】
第2のネジ27の頭部27bを大径部31に通し取付板12を回転させることで、頭部27bが2個の突起33を乗り越えて小径部32にスライドし、頭部27bが小径部32と係合する。これによって、取付板12は、開口部19を閉じた状態に保持される。取付板12が埋込本体11の開口部19を閉じているとき、灯具14がコード15の一端に吊り下げられているので、取付板12は下方に荷重を受けている。したがって、頭部27bは突起33を乗り越えることができず突起33に係止され、大径部31側に容易にスライドしないので、取付板12がユーザの意に反して開くことが抑制される。
【0031】
図6に示すように、係止孔28は、取付板12の外縁近傍に設けられている。係止孔28は、丸孔34と、丸孔34と連通し丸孔34から取付板12の外縁方向に延設された長孔35と、を含む。丸孔34は、この発明の第1の孔に相当する。長孔35は、この発明の第2の孔に相当する。丸孔34の内径は、第1のネジ26の頭部26bの直径より大きく形成されている。長孔35は、丸孔34に近い幅狭部36と、丸孔34から遠く外縁に近い幅広部37と、からなる。幅広部37の幅W2は、幅狭部36の幅W1より広く形成されている。幅W1及び幅W2は、第1のネジ26の頭部26bの直径より小さく軸部26aの直径より大きく形成されている。
【0032】
取付板12の外縁近傍に第1の折曲部38と第2の折曲部39とが形成されている。第1の折曲部38は、取付板12の外縁近傍が埋込本体11の開口部19の第1の縁部25aと離間する方向に折り曲げられてなる。そして、第1の折曲部38は、長孔35を含んでいる。第1の折曲部38は、この発明の折曲部に相当する。第2の折曲部39は、第1の折曲部38の外縁側の端部がさらに第1の折曲部38と逆方向に折り曲げられており、取付板12の外縁が略横Z字形に形成されている。
【0033】
図7(a)に示すように、取付板12の外縁が2箇所で折り曲げられ横Z字形になっているので、取付板12の高さT1は、図7(b)に示すように1箇所で折り曲げられている場合の取付板の高さT2より、低くされている。
【0034】
また、係止孔28の長孔35において、丸孔34から遠い幅広部37の幅W2が丸孔34に近い幅狭部36の幅W1より大きく形成されている。このため、取付板12を開いた状態にした場合、図8に示すように、第1のネジ26の頭部26bにおいて長孔35と重なる部分が大きくなる。したがって、図8(a)に示すように第1の折曲部38と第2の折曲部39との間隔を小さくして取付板12の高さT3を、図8(b)に示すように幅広部37を形成しなかった場合の取付板12の高さT4より、低くすることができる。
【0035】
上述のように構成された照明器具10では、まず、第1のネジ26と係止孔28の長孔35とを係合させ、次に、第2のネジ27と係合孔29の小径部32とを係合させることによって、取付板12が埋込本体11に取り付けられ、取付板12によって開口部19を閉口させる。
【0036】
一方、埋込本体11に対して取付板12を若干回転させ、第2のネジ27の頭部27bを係合孔29の大径部31に位置させ、第2のネジ27と係合孔29との係合を解除することによって、取付板12が開口部19を開口させる。このとき、第1のネジ26と係止孔28の長孔35とは係合しており、取付板12は埋込本体11の第1の縁部25aに吊り下げられる。
【0037】
また、取付板12が開口部19を閉口させた状態から、埋込本体11に対して取付板12を若干回転させて第2のネジ27と係合孔29との係合を解除し、さらに、取付板12を埋込本体11に対して若干スライドさせることによって、第1のネジ26を係止孔28の丸孔34に位置させ、第1のネジ26と係止孔28との係合を解除する。これによって、取付板12は、埋込本体11から取り外される。
【0038】
照明器具10によれば、取付板12を埋込本体11から完全に取り外すことなく埋込本体11に吊り下げた状態で取付板12を開き、開口部19を開口させることができるので、一方の手で取付板12を保持する必要がなく、両手を自由に使ってコード15が取付板12に係合する位置を変更することができる。また、仮吊り部材を設けた場合のように、取付板12が回転することがなく、さらに、仮吊り部材が取付板12と埋込本体11との間に挟まらないように注意して作業する必要もない。したがって、灯具14の高さ調整の作業性がよく、灯具14の高さを容易に調整することができる。また、取付板12が埋込本体11に吊り下げられているので、手を滑らせるなど過って取付板12を落下させることがないので、安全性を高めることができる。
【0039】
なお、コード孔30は、3個に限定されないが、3個以上の奇数個設けられることが好ましい。コード孔30が1個又は偶数個設けられた場合、コード15を取付板12に係止させるための部材が別に設けられる。例えば、1個のコード孔と、コードを挟む又は巻き付けるコード係止部材と、を設け、コード係止部材にコードを係止させた後に、コード孔からコードを引き出し、コードの一端に灯具を吊り下げる。
【0040】
また、開口部19の縁部は、上述のように埋込本体11の軸心を挟んで対向する2箇所に設けられることに限定されず、開口部19の3箇所に設けられてもよい。この場合、それぞれの縁部にネジが設けられ、それぞれの縁部に対応する取付板12の部分に、ネジと係合する孔が設けられる。但し、これらの孔のうちの1つは係止孔28であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明の実施形態に係る照明器具の使用状態を示す正面図である。
【図2】取付板及びカバーの構成を示す斜視図である。
【図3】取付板及び埋込本体の開口部の構成を示す底面図である。
【図4】埋込本体及び開いた状態の取付板を示す斜視図である。
【図5】埋込本体及び開いた状態の取付板を示す正面図である。
【図6】取付板の詳細な構成を示す底面図である。
【図7】取付板の折曲部の構成について説明する説明図であり、(a)はこの発明の構成を示し、(b)は比較例の構成を示す。
【図8】取付板の折曲部の構成について説明する説明図であり、(a)はこの発明の構成を示し、(b)は比較例の構成を示す。
【図9】従来の照明器具の取付板の構成を示す底面図である。
【図10】従来の他の照明器具の一部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
10 照明器具
11 埋込本体
12 取付板
14 灯具
15 コード
16 ランプ
19 開口部
20 天井面
25a 第1の縁部(縁部)
26 第1のネジ(第1の係止手段)
26a 軸部
26b 頭部
27 第2のネジ(第2の係止手段)
28 係止孔
29 係合孔(係合手段)
30 コード孔(第3の孔)
34 丸孔(第1の孔)
35 長孔(第2の孔)
38 第1の折曲部(折曲部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一端に開口部を有する筒形で天井内に埋め込まれ、ランプを吊り下げたコードの一部を収納する埋込本体と、
前記開口部に開閉自在に取り付けられる取付板と、を備え、
前記埋込本体は、前記開口部の縁部に垂直方向に設けられた軸部及び前記軸部の下端に前記縁部との間に隙間をあけて設けられ前記軸部に対して拡径した頭部からなる第1の係止手段と、前記開口部の一部であって前記第1の係止手段と離間した位置に設けられる第2の係止手段と、を有し、
前記取付板は、外縁近傍に、前記頭部が通過自在な第1の孔、及び、前記第1の孔に連通して前記第1の孔から外縁方向に延設され前記頭部が通過不能でかつ前記軸部が通過自在な第2の孔と、前記第2の係止手段と係合する係合手段と、を有することを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記取付板の前記外縁近傍が前記縁部と離間する方向に折り曲げられてなる折曲部が、前記第2の孔を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記取付板は、前記コードを通し、前記コードを前記取付板に係止する複数の第3の孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−173009(P2006−173009A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−366459(P2004−366459)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【出願人】(000001074)クロイ電機株式会社 (49)
【Fターム(参考)】