照明器具
【課題】照明器具の組立において、部品点数を低減し、簡易且つ確実に照明器具本体を照明枠に固定することができるようにする。
【解決手段】天蓋(6)にL字係止端縁(6a)を形成するとともに、遮熱板を兼用する断面コ字形状の固定金具(7)には、係止上フランジ(7e)、係止下フランジ(7f)及び係止縦フランジ(7g)をそれぞれ形成する一方、照明枠(4)には係止段部(4a)、係止溝(4b)及び係止縦溝(4c)をそれぞれ配設するものであって、該固定金具(7)の有する弾性を利用して照明枠(4)に固定金具(7)を天蓋(6)と共に固定するものであるので、部品点数の削減ができると共に固定作業を簡易且つ確実に行え、しかも照明枠と固定金具との間の空間により照明器具内に浸入する雨水を効率よく排水して、照明器具本体の錆や漏電の発生を防止できる。
【解決手段】天蓋(6)にL字係止端縁(6a)を形成するとともに、遮熱板を兼用する断面コ字形状の固定金具(7)には、係止上フランジ(7e)、係止下フランジ(7f)及び係止縦フランジ(7g)をそれぞれ形成する一方、照明枠(4)には係止段部(4a)、係止溝(4b)及び係止縦溝(4c)をそれぞれ配設するものであって、該固定金具(7)の有する弾性を利用して照明枠(4)に固定金具(7)を天蓋(6)と共に固定するものであるので、部品点数の削減ができると共に固定作業を簡易且つ確実に行え、しかも照明枠と固定金具との間の空間により照明器具内に浸入する雨水を効率よく排水して、照明器具本体の錆や漏電の発生を防止できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ランプ等を含む照明器具本体並びに遮熱板及び天蓋を一体に照明枠に対して固定することで構成される照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、照明器具において、照明枠に対して、ランプ等を含む照明器具本体、天蓋及び遮熱板を固定するにあたってはネジを使用する固定金具が使用されている。即ち、該固定金具は断面L字形状のアングル材からなるものであって、該アングル材の一面においては、ランプ等を含む照明器具本体や遮熱板(以下、「照明器具本体等」とする。)を一体に取り付けるための取付孔が穿設され、他面には、該固定金具に対して一体となった照明器具本体等を照明枠に固定してなる固定孔が穿設されているものである。そのため、照明器具本体等を照明枠に取り付けるにあたっては、まず照明器具本体等を固定金具の一面の取付孔を利用して取り付けることで該固定金具と一体とするものである。その上で、照明器具本体等と一体となった該固定金具の他面に穿設される固定孔を利用して照明枠に直接ネジ止めを行い、照明器具本体等と照明枠とを一体に固定して照明器具を構成してなるものである。
【0003】
しかしながら、上記従来の照明器具を構成する際に使用される固定金具は、照明器具本体等と一体となった該固定金具を固定孔を利用して照明枠にネジ止めにより固定するものであることから、照明器具本体等と一体となった固定金具を照明枠にネジ止めをするネジが照明枠を破損することがないように、ネジのネジ足を一定の長さに制限する必要がある。その結果、照明器具本体等を照明枠に固定するのに必要となる強度を確保できなくなり、照明枠に対する固定金具の固定が不十分となり、照明器具本体等が落下してしまう恐れがある。
【0004】
また、照明器具本体等を一体に取り付ける固定金具を照明枠に対して固定するにあたっては、複数のネジが必要となる。その結果、部品点数の増加を招くと共に、該部品点数の増加は、組立作業時における作業性の低下をも招くので、照明器具としての製品コストの上昇を招いてしまうことにもなる。
【0005】
その上、従来の照明器具が屋外等で使用される際は、照明器具本体等に雨水等が浸入すると錆による腐食や漏電等が発生する原因となる。そのため、雨水等の浸入を防ぐため、照明器具に密閉性が要求されることから、該照明器具の開口部にゴム等のパッキンを使用して、該パッキンの変形により密閉性を確保している。しかしながら、別体であるパッキンの使用は、部品点数の増加を招来すると共に、パッキン自体が不均一に変形して容易に破損することから、密閉性の確保が不十分になることがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、照明器具本体等を照明枠に固定するにあたって必要となる部品点数が多く、部品コストの上昇と組立作業性の低下による製品コストの上昇を招来するとともに、雨水等の浸入による錆の発生や漏電等の防止が不十分となる点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのために、照明器具を構成する照明枠と、ランプを含む照明器具本体及び天蓋とを一体に固定するにあたって、固定金具の係止上フランジに天蓋のL字係止端縁を係合させた上、該固定金具の係止下フランジを照明枠の係止溝内に、又、固定金具の係止上フランジと係合した天蓋のL字係止端縁を照明枠の係止段部にそれぞれ挿嵌するとともに、該固定金具における対向する二つの遮熱面の係止縦フランジを、照明枠の係止縦溝にそれぞれ係止することで、固定金具及び天蓋を照明枠に対して固定し、該固定金具の取付フランジを介して照明器具本体を取付けて照明器具を構成するものである。
【0008】
更に、照明器具本体を照明枠に固定する際に使用する断面コ字形状の固定金具は、照明枠の内側に沿うように配置されるので、従来であれば別体で設けられていた遮熱板を省略することができ、また、固定金具はそれ自身が有する弾性により照明枠内に固定されるので、従来照明枠との固定に必要であったネジを省略することもできるので、部品点数を減じ、組立作業性を向上させるものとなるので、製品コストの低減を図ることができる。
【0009】
その上、該照明器具を屋外で使用するに際して、天蓋の垂直係止端縁が照明枠開口左右端縁に一部を当接して覆っていることから、雨水の浸入を防ぐと共に、照明器具内に浸入した雨水は遮熱板を兼ねた固定金具と照明枠内壁面との間を通り、照明器具外に排出されるので、照明器具本体が雨水と触れることもなくなり、従来であれば必要であったパッキンを省略して部品点数の低減を図ると共に、照明器具内の密閉性を向上させて錆の発生や漏電を防止できるものとなる。
【発明の効果】
【0010】
以上のとおり、照明器具の製造において、天蓋及び照明器具本体と照明枠との固定を簡易且つ確実に行うことができると共に、該天蓋及び照明器具本体と照明枠との固定時の必要となる部品点数の削減及び雨水に対する耐水性を向上させるものであるから、照明器具としての製品コストを削減するとともに耐久性を著しく向上させることができる優れた効果を有するものである。
【実施例1】
【0011】
この発明について、図に示す実施例により説明する。(1)に示すのは、この発明の実施例であるネジ(2)等により壁面(3)等に固定されてなる照明器具である。この発明の実施例である照明器具(1)は、照明枠(4)及び、ランプ等を含む照明器具本体(5)、該照明枠(4)の上部を被覆する天蓋(6)、遮熱板を兼ねる固定金具(7)から構成される。(図1乃至図3参照)。
【0012】
まず、該照明枠(4)は、図4及び図5において示すように、例えば三枚の平板体を接合して断面コ字形状に形成してなるものである。そして、該照明枠(4)の上縁(4’)の内側には、断面コ字形状である該照明枠(2)に沿って下方に向けて凹陥する係止段部(4a)を形成しているものである。その上、断面コ字形状の照明枠内壁面(4”)下部においては、該係止段部(4a)と平行に係止溝(4b)を配設するものである。また、断面コ字形状の該照明枠(4)において、互いに対向するように配置される二つの枠面(4d)(4d’)の開口側端部近傍には、互いに対向するようにそれぞれ上下方向に係止縦溝(4c)を穿設してなるものである。
【0013】
次に、該天蓋(6)は、図6及び図7に示すように、方形状である板体の四つの辺縁のうち隣り合う三辺縁において、該三辺縁の先端を内側方向に折曲して断面L字形状のL字係止端縁(6a)を形成するものである。そして、残り一辺縁においては下方に垂下する垂直係止端縁(6b)を形成してなるものである。尚、天蓋(6)の形状はデザインに応じて長方形状であってもかまわない。
【0014】
更に、該固定金具(7)は、図8及び図9において示すように、例えば一枚の金属板を折曲等して断面コ字形状に形成するものである。即ち、隣り合う三面が照明器具本体(5)から発生する熱を照明枠(4)に伝達しないように遮熱を行う遮熱面(7a)(7b)(7c)として互いに直角となるように配置してなるものである。そのため、該固定金具(7)は、開口方向に向かって互いに対向するように配置される二つの遮熱面(7b)(7c)が左右に拡開自在となるように弾性を有するものとなる。
そして、該固定金具(7)の三つの遮熱面(7a)(7b)(7c)の上縁(7’)には、前記天蓋(6)のL字係止端縁(6a)と係合した上、該L字係止端縁(6a)を介して照明枠(4)の係止段部(4a)に係止する係止上フランジ(7e)が外方に向けて折曲して形成されている。このうち、互いに対向する遮熱面(7b)(7c)においては、該係止上フランジ(7e)と共に、天蓋(4)を下方から支持するように上方に向けて立設する天蓋支持部(7d)が形成されているものである。尚、この天蓋支持部(7d)を設けることにより、互いに対向する遮熱面(7b)(7c)に設けられる係止上フランジ(7e)は、その開口側端部近傍に限定されることとなるため、天蓋(6)のL字係止端縁(6a)と係止上フランジ(7e)とを係合させるに際して、その両遮熱面(7b)(7c)の弾性に抗して該両遮熱面(7b)(7c)を閉鎖する方向へ移動させる量が少なくてすむため、組み付けが容易となる。
一方、該固定金具(7)の三つの遮熱面(7a)(7b)(7c)の下縁(7”)には、該照明枠(4)の係止溝(4b)に挿嵌、係止する係止下フランジ(7f)が、該遮熱面(7a)(7b)(7c)に対して外方に向けて折曲するように形成されている。その上、三面の遮熱面(7a)(7b)(7c)において互いに対向する二つの遮熱面(7b)(7c)には、該照明枠(4)の係止縦溝(4c)に係止する左右の係止縦フランジ(7g)が、該遮熱面(7b)(7c)に対して外方に折曲するようにしてそれぞれ形成されている。
更に、断面コ字形状に形成される固定金具(7)の三つの遮熱面(7a)(7b)(7c)のうち、互いに対向するように配置される二つの遮熱面(7b)(7c)の側端縁には、照明器具本体(5)を一体に取り付けてなる取付孔(7i)を配設してなる取付フランジ(7h)が、該遮熱面(7b)(7c)の内側に折曲するようにして形成される。
【0015】
以上のとおり、この発明の実施例である照明器具を構成する、天蓋(6)、固定金具(7)、及び照明枠(4)が形成されているので、この発明の実施例である照明器具(1)を構成するにあたっては、次のようにする。
まず、作業者が手などにより断面コ字形状の固定金具(7)の対向する遮熱面(7b)(7c)の開口側端部近傍等を把持することで、固定金具(7)の有する弾性を利用して、固定金具(7)の開口幅を幅狭なものとする。(図12参照)その状態で天蓋(6)の三辺縁に設けられたL字係止端縁(6a)と、固定金具(7)の各遮熱面(7a)(7b)(7c)の上縁(7’)に設けられた各係止上フランジ(7e)とを係合させて、天蓋(6)と固定金具(7)とを固定する。この時、該固定金具(7)の上縁(7’)に形成される天蓋支持部(7d)が下方より天蓋(6)を支持している。
【0016】
次に、天蓋(6)と一体となった固定金具(7)と照明枠(4)の各開口側を同一方向とした上で、該固定金具(7)の互いに対向する位置の遮熱面(7b)(7c)の下縁(7”)に形成される係止下フランジ(7f)を、照明枠(4)の照明枠内壁面(4”)において、係止段部(4a)と平行に配設される係止溝(4b)に沿わせながらスライドさせる。この時、同時に固定金具(7)の係止上フランジ(7e)と係合した天蓋(6)のL字係止端縁(6a)の下面が照明枠(4)の係止段部(4a)に沿ってスライドされる。
更に、該遮熱面(7b)(7c)に対する把持力を調節して(図12参照)、固定金具(7)の互いに対向する二つの遮熱面(7b)(7c)から外方に折曲された左右の係止縦フランジ(7g)を、該両遮熱面(7b)(7c)の弾性により照明枠(4)の係止縦溝(4c)に係止させると、該固定金具(7)の下縁(7”)のすべての係止下フランジ(7f)は係止溝(4b)内に係止されることとなる。又、同時に、固定金具(7)の係止上フランジ(7e)と係合した天蓋(6)のL字係止端縁(6a)は、照明枠(4)の係止段部(4a)に載置されることとなる。そして、拡開した固定金具(7)の互いに対向する位置にある二つの遮熱面(7b)(7c)に形成されている係止縦フランジ(7g)も、照明枠内壁面(4”)の係止縦溝(4c)に嵌合し、該固定金具(7)は照明枠(4)内に確実に固定されることとなる。
【0017】
その上で、断面コ字形状である固定金具(7)に対してランプ等を含む照明器具本体(5)を一体に取り付けるものである。即ち、照明器具本体(5)を断面コ字形状とした該固定金具(7)内に誘導すると共に、該照明器具本体(5)の裏面方向に設けられている取付孔に対して、該固定金具(7)の取付フランジ(7h)の取付孔(7i)を利用してネジ(8)により螺合固定するものである。
以上より、照明器具本体(5)は固定金具(7)により、天蓋(6)と共に照明枠(4)内に、簡易且つ確実に固定されるものである。
【0018】
更に、上記手順により構成される照明器具(1)においては、照明枠(4)の係止段部(4a)の開口側端縁は天蓋(6)の垂直係止端縁(6b)により封止されると共に、照明枠(4)と固定金具(7)との間に空間(9)が形成されるものである(図2参照)。即ち、屋外に照明器具(1)を設置することで、降雨等により、照明器具(1)に対して雨水があたっても、壁面(3)側においては、天蓋(6)の垂直係止端縁(6b)により係止段部(6a)端縁が封止されていることから、該雨水が天蓋(6)内へ進入することがない。又、前記空間(9)は、天蓋(6)から照明枠(4)の照明枠内壁面(4”)における係止溝(4b)に至る通水路となるものである。従って、照明器具(1)内に対して照明枠(4)の上部に固定される天蓋(6)の隙間から雨水等が浸入しても、浸入した雨水は、固定金具(7)内に入り込むことはなく、照明枠内壁面(4”)と固定金具(7)との間の空間(9)を通って照明枠内壁面(4”)の係止溝(4b)内に到達し、該係止溝(4b)に案内されて照明器具(1)外に排出されるものとなる。この結果、照明器具(1)内において固定金具(7)内側に配置されることとなる照明器具本体(5)は、決して浸入した雨水に触れることがないので、錆の発生や漏電を防止できるものとなる。
【0019】
なお、照明器具(1)を構成している照明器具本体(5)、固定金具(7)、天蓋(6)、照明枠(4)を分解するにあたっては、次のようにするものである。
即ち、先ず、一体に取り付けられた照明器具本体(5)と固定金具(7)とは、両者を一体にするネジ(8)の螺合を解除することで各々別体とすることができる。次に、作業者が該固定金具(7)の開口を把持することで幅狭として、固定金具(7)の左右の係止縦フランジ(7g)と照明枠(4)の左右の係止縦溝(4c)との係合を解除しつつ、該固定金具(7)を照明枠(4)の開口方向に引張して、天蓋(6)と一体となった固定金具(7)を照明枠(4)から取り外す。その上で再度、作業者が固定金具(7)の開口を把持することで幅狭とすることにより、該固定金具(7)の対向する二つの遮熱面(7b)(7c)の上縁(7’)に形成される係止上フランジ(7e)と、天蓋(6)のL字係止端縁(6a)との係合を解除する。
【産業上の利用可能性】
【0020】
照明器具のみならず、多部品から構成される器具の製造においても適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】この発明の実施例である照明器具の全体斜視図である。
【図2】この発明の実施例である照明器具の取付状態における縦断面図である。
【図3】この発明の実施例である照明器具の裏面方向よりの一部断面図である。
【図4】この発明の実施例である照明器具の照明枠の全体斜視図である。
【図5】この発明の実施例である照明器具の照明枠の断面図である。
【図6】この発明の実施例である照明器具の天蓋の全体斜視図である。
【図7】この発明の実施例である照明器具の天蓋の断面図である。
【図8】この発明の実施例である照明器具の固定金具の全体斜視図である。
【図9】この発明の実施例である照明器具の固定金具の裏面方向よりの図である。
【図10】照明枠に対して天蓋を固定金具により固定した状態の裏面図である。
【図11】照明枠に対して天蓋を固定金具により固定した状態の断面図である。
【図12】照明枠に対して固定金具を固定する際の固定金具の動きを示した模式図である。
【符号の説明】
【0022】
1 照明器具
2 ネジ
3 壁面
4 照明枠
4a 係止段部
4b 係止溝
4c 係止縦溝
4d、4d’ 枠面
4’ 上縁
4” 照明枠内壁面
5 照明器具本体
6 天蓋
6a L字係止端縁
6b 垂直係止端縁
7 固定金具
7a、7b、7c 遮熱面
7d 天蓋支持部
7e 係止上フランジ
7f 係止下フランジ
7g 係止縦フランジ
7h 取付フランジ
7i 取付孔
7’ 上縁
7” 下縁
8 ネジ
9 空間
【技術分野】
【0001】
この発明は、ランプ等を含む照明器具本体並びに遮熱板及び天蓋を一体に照明枠に対して固定することで構成される照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、照明器具において、照明枠に対して、ランプ等を含む照明器具本体、天蓋及び遮熱板を固定するにあたってはネジを使用する固定金具が使用されている。即ち、該固定金具は断面L字形状のアングル材からなるものであって、該アングル材の一面においては、ランプ等を含む照明器具本体や遮熱板(以下、「照明器具本体等」とする。)を一体に取り付けるための取付孔が穿設され、他面には、該固定金具に対して一体となった照明器具本体等を照明枠に固定してなる固定孔が穿設されているものである。そのため、照明器具本体等を照明枠に取り付けるにあたっては、まず照明器具本体等を固定金具の一面の取付孔を利用して取り付けることで該固定金具と一体とするものである。その上で、照明器具本体等と一体となった該固定金具の他面に穿設される固定孔を利用して照明枠に直接ネジ止めを行い、照明器具本体等と照明枠とを一体に固定して照明器具を構成してなるものである。
【0003】
しかしながら、上記従来の照明器具を構成する際に使用される固定金具は、照明器具本体等と一体となった該固定金具を固定孔を利用して照明枠にネジ止めにより固定するものであることから、照明器具本体等と一体となった固定金具を照明枠にネジ止めをするネジが照明枠を破損することがないように、ネジのネジ足を一定の長さに制限する必要がある。その結果、照明器具本体等を照明枠に固定するのに必要となる強度を確保できなくなり、照明枠に対する固定金具の固定が不十分となり、照明器具本体等が落下してしまう恐れがある。
【0004】
また、照明器具本体等を一体に取り付ける固定金具を照明枠に対して固定するにあたっては、複数のネジが必要となる。その結果、部品点数の増加を招くと共に、該部品点数の増加は、組立作業時における作業性の低下をも招くので、照明器具としての製品コストの上昇を招いてしまうことにもなる。
【0005】
その上、従来の照明器具が屋外等で使用される際は、照明器具本体等に雨水等が浸入すると錆による腐食や漏電等が発生する原因となる。そのため、雨水等の浸入を防ぐため、照明器具に密閉性が要求されることから、該照明器具の開口部にゴム等のパッキンを使用して、該パッキンの変形により密閉性を確保している。しかしながら、別体であるパッキンの使用は、部品点数の増加を招来すると共に、パッキン自体が不均一に変形して容易に破損することから、密閉性の確保が不十分になることがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、照明器具本体等を照明枠に固定するにあたって必要となる部品点数が多く、部品コストの上昇と組立作業性の低下による製品コストの上昇を招来するとともに、雨水等の浸入による錆の発生や漏電等の防止が不十分となる点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのために、照明器具を構成する照明枠と、ランプを含む照明器具本体及び天蓋とを一体に固定するにあたって、固定金具の係止上フランジに天蓋のL字係止端縁を係合させた上、該固定金具の係止下フランジを照明枠の係止溝内に、又、固定金具の係止上フランジと係合した天蓋のL字係止端縁を照明枠の係止段部にそれぞれ挿嵌するとともに、該固定金具における対向する二つの遮熱面の係止縦フランジを、照明枠の係止縦溝にそれぞれ係止することで、固定金具及び天蓋を照明枠に対して固定し、該固定金具の取付フランジを介して照明器具本体を取付けて照明器具を構成するものである。
【0008】
更に、照明器具本体を照明枠に固定する際に使用する断面コ字形状の固定金具は、照明枠の内側に沿うように配置されるので、従来であれば別体で設けられていた遮熱板を省略することができ、また、固定金具はそれ自身が有する弾性により照明枠内に固定されるので、従来照明枠との固定に必要であったネジを省略することもできるので、部品点数を減じ、組立作業性を向上させるものとなるので、製品コストの低減を図ることができる。
【0009】
その上、該照明器具を屋外で使用するに際して、天蓋の垂直係止端縁が照明枠開口左右端縁に一部を当接して覆っていることから、雨水の浸入を防ぐと共に、照明器具内に浸入した雨水は遮熱板を兼ねた固定金具と照明枠内壁面との間を通り、照明器具外に排出されるので、照明器具本体が雨水と触れることもなくなり、従来であれば必要であったパッキンを省略して部品点数の低減を図ると共に、照明器具内の密閉性を向上させて錆の発生や漏電を防止できるものとなる。
【発明の効果】
【0010】
以上のとおり、照明器具の製造において、天蓋及び照明器具本体と照明枠との固定を簡易且つ確実に行うことができると共に、該天蓋及び照明器具本体と照明枠との固定時の必要となる部品点数の削減及び雨水に対する耐水性を向上させるものであるから、照明器具としての製品コストを削減するとともに耐久性を著しく向上させることができる優れた効果を有するものである。
【実施例1】
【0011】
この発明について、図に示す実施例により説明する。(1)に示すのは、この発明の実施例であるネジ(2)等により壁面(3)等に固定されてなる照明器具である。この発明の実施例である照明器具(1)は、照明枠(4)及び、ランプ等を含む照明器具本体(5)、該照明枠(4)の上部を被覆する天蓋(6)、遮熱板を兼ねる固定金具(7)から構成される。(図1乃至図3参照)。
【0012】
まず、該照明枠(4)は、図4及び図5において示すように、例えば三枚の平板体を接合して断面コ字形状に形成してなるものである。そして、該照明枠(4)の上縁(4’)の内側には、断面コ字形状である該照明枠(2)に沿って下方に向けて凹陥する係止段部(4a)を形成しているものである。その上、断面コ字形状の照明枠内壁面(4”)下部においては、該係止段部(4a)と平行に係止溝(4b)を配設するものである。また、断面コ字形状の該照明枠(4)において、互いに対向するように配置される二つの枠面(4d)(4d’)の開口側端部近傍には、互いに対向するようにそれぞれ上下方向に係止縦溝(4c)を穿設してなるものである。
【0013】
次に、該天蓋(6)は、図6及び図7に示すように、方形状である板体の四つの辺縁のうち隣り合う三辺縁において、該三辺縁の先端を内側方向に折曲して断面L字形状のL字係止端縁(6a)を形成するものである。そして、残り一辺縁においては下方に垂下する垂直係止端縁(6b)を形成してなるものである。尚、天蓋(6)の形状はデザインに応じて長方形状であってもかまわない。
【0014】
更に、該固定金具(7)は、図8及び図9において示すように、例えば一枚の金属板を折曲等して断面コ字形状に形成するものである。即ち、隣り合う三面が照明器具本体(5)から発生する熱を照明枠(4)に伝達しないように遮熱を行う遮熱面(7a)(7b)(7c)として互いに直角となるように配置してなるものである。そのため、該固定金具(7)は、開口方向に向かって互いに対向するように配置される二つの遮熱面(7b)(7c)が左右に拡開自在となるように弾性を有するものとなる。
そして、該固定金具(7)の三つの遮熱面(7a)(7b)(7c)の上縁(7’)には、前記天蓋(6)のL字係止端縁(6a)と係合した上、該L字係止端縁(6a)を介して照明枠(4)の係止段部(4a)に係止する係止上フランジ(7e)が外方に向けて折曲して形成されている。このうち、互いに対向する遮熱面(7b)(7c)においては、該係止上フランジ(7e)と共に、天蓋(4)を下方から支持するように上方に向けて立設する天蓋支持部(7d)が形成されているものである。尚、この天蓋支持部(7d)を設けることにより、互いに対向する遮熱面(7b)(7c)に設けられる係止上フランジ(7e)は、その開口側端部近傍に限定されることとなるため、天蓋(6)のL字係止端縁(6a)と係止上フランジ(7e)とを係合させるに際して、その両遮熱面(7b)(7c)の弾性に抗して該両遮熱面(7b)(7c)を閉鎖する方向へ移動させる量が少なくてすむため、組み付けが容易となる。
一方、該固定金具(7)の三つの遮熱面(7a)(7b)(7c)の下縁(7”)には、該照明枠(4)の係止溝(4b)に挿嵌、係止する係止下フランジ(7f)が、該遮熱面(7a)(7b)(7c)に対して外方に向けて折曲するように形成されている。その上、三面の遮熱面(7a)(7b)(7c)において互いに対向する二つの遮熱面(7b)(7c)には、該照明枠(4)の係止縦溝(4c)に係止する左右の係止縦フランジ(7g)が、該遮熱面(7b)(7c)に対して外方に折曲するようにしてそれぞれ形成されている。
更に、断面コ字形状に形成される固定金具(7)の三つの遮熱面(7a)(7b)(7c)のうち、互いに対向するように配置される二つの遮熱面(7b)(7c)の側端縁には、照明器具本体(5)を一体に取り付けてなる取付孔(7i)を配設してなる取付フランジ(7h)が、該遮熱面(7b)(7c)の内側に折曲するようにして形成される。
【0015】
以上のとおり、この発明の実施例である照明器具を構成する、天蓋(6)、固定金具(7)、及び照明枠(4)が形成されているので、この発明の実施例である照明器具(1)を構成するにあたっては、次のようにする。
まず、作業者が手などにより断面コ字形状の固定金具(7)の対向する遮熱面(7b)(7c)の開口側端部近傍等を把持することで、固定金具(7)の有する弾性を利用して、固定金具(7)の開口幅を幅狭なものとする。(図12参照)その状態で天蓋(6)の三辺縁に設けられたL字係止端縁(6a)と、固定金具(7)の各遮熱面(7a)(7b)(7c)の上縁(7’)に設けられた各係止上フランジ(7e)とを係合させて、天蓋(6)と固定金具(7)とを固定する。この時、該固定金具(7)の上縁(7’)に形成される天蓋支持部(7d)が下方より天蓋(6)を支持している。
【0016】
次に、天蓋(6)と一体となった固定金具(7)と照明枠(4)の各開口側を同一方向とした上で、該固定金具(7)の互いに対向する位置の遮熱面(7b)(7c)の下縁(7”)に形成される係止下フランジ(7f)を、照明枠(4)の照明枠内壁面(4”)において、係止段部(4a)と平行に配設される係止溝(4b)に沿わせながらスライドさせる。この時、同時に固定金具(7)の係止上フランジ(7e)と係合した天蓋(6)のL字係止端縁(6a)の下面が照明枠(4)の係止段部(4a)に沿ってスライドされる。
更に、該遮熱面(7b)(7c)に対する把持力を調節して(図12参照)、固定金具(7)の互いに対向する二つの遮熱面(7b)(7c)から外方に折曲された左右の係止縦フランジ(7g)を、該両遮熱面(7b)(7c)の弾性により照明枠(4)の係止縦溝(4c)に係止させると、該固定金具(7)の下縁(7”)のすべての係止下フランジ(7f)は係止溝(4b)内に係止されることとなる。又、同時に、固定金具(7)の係止上フランジ(7e)と係合した天蓋(6)のL字係止端縁(6a)は、照明枠(4)の係止段部(4a)に載置されることとなる。そして、拡開した固定金具(7)の互いに対向する位置にある二つの遮熱面(7b)(7c)に形成されている係止縦フランジ(7g)も、照明枠内壁面(4”)の係止縦溝(4c)に嵌合し、該固定金具(7)は照明枠(4)内に確実に固定されることとなる。
【0017】
その上で、断面コ字形状である固定金具(7)に対してランプ等を含む照明器具本体(5)を一体に取り付けるものである。即ち、照明器具本体(5)を断面コ字形状とした該固定金具(7)内に誘導すると共に、該照明器具本体(5)の裏面方向に設けられている取付孔に対して、該固定金具(7)の取付フランジ(7h)の取付孔(7i)を利用してネジ(8)により螺合固定するものである。
以上より、照明器具本体(5)は固定金具(7)により、天蓋(6)と共に照明枠(4)内に、簡易且つ確実に固定されるものである。
【0018】
更に、上記手順により構成される照明器具(1)においては、照明枠(4)の係止段部(4a)の開口側端縁は天蓋(6)の垂直係止端縁(6b)により封止されると共に、照明枠(4)と固定金具(7)との間に空間(9)が形成されるものである(図2参照)。即ち、屋外に照明器具(1)を設置することで、降雨等により、照明器具(1)に対して雨水があたっても、壁面(3)側においては、天蓋(6)の垂直係止端縁(6b)により係止段部(6a)端縁が封止されていることから、該雨水が天蓋(6)内へ進入することがない。又、前記空間(9)は、天蓋(6)から照明枠(4)の照明枠内壁面(4”)における係止溝(4b)に至る通水路となるものである。従って、照明器具(1)内に対して照明枠(4)の上部に固定される天蓋(6)の隙間から雨水等が浸入しても、浸入した雨水は、固定金具(7)内に入り込むことはなく、照明枠内壁面(4”)と固定金具(7)との間の空間(9)を通って照明枠内壁面(4”)の係止溝(4b)内に到達し、該係止溝(4b)に案内されて照明器具(1)外に排出されるものとなる。この結果、照明器具(1)内において固定金具(7)内側に配置されることとなる照明器具本体(5)は、決して浸入した雨水に触れることがないので、錆の発生や漏電を防止できるものとなる。
【0019】
なお、照明器具(1)を構成している照明器具本体(5)、固定金具(7)、天蓋(6)、照明枠(4)を分解するにあたっては、次のようにするものである。
即ち、先ず、一体に取り付けられた照明器具本体(5)と固定金具(7)とは、両者を一体にするネジ(8)の螺合を解除することで各々別体とすることができる。次に、作業者が該固定金具(7)の開口を把持することで幅狭として、固定金具(7)の左右の係止縦フランジ(7g)と照明枠(4)の左右の係止縦溝(4c)との係合を解除しつつ、該固定金具(7)を照明枠(4)の開口方向に引張して、天蓋(6)と一体となった固定金具(7)を照明枠(4)から取り外す。その上で再度、作業者が固定金具(7)の開口を把持することで幅狭とすることにより、該固定金具(7)の対向する二つの遮熱面(7b)(7c)の上縁(7’)に形成される係止上フランジ(7e)と、天蓋(6)のL字係止端縁(6a)との係合を解除する。
【産業上の利用可能性】
【0020】
照明器具のみならず、多部品から構成される器具の製造においても適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】この発明の実施例である照明器具の全体斜視図である。
【図2】この発明の実施例である照明器具の取付状態における縦断面図である。
【図3】この発明の実施例である照明器具の裏面方向よりの一部断面図である。
【図4】この発明の実施例である照明器具の照明枠の全体斜視図である。
【図5】この発明の実施例である照明器具の照明枠の断面図である。
【図6】この発明の実施例である照明器具の天蓋の全体斜視図である。
【図7】この発明の実施例である照明器具の天蓋の断面図である。
【図8】この発明の実施例である照明器具の固定金具の全体斜視図である。
【図9】この発明の実施例である照明器具の固定金具の裏面方向よりの図である。
【図10】照明枠に対して天蓋を固定金具により固定した状態の裏面図である。
【図11】照明枠に対して天蓋を固定金具により固定した状態の断面図である。
【図12】照明枠に対して固定金具を固定する際の固定金具の動きを示した模式図である。
【符号の説明】
【0022】
1 照明器具
2 ネジ
3 壁面
4 照明枠
4a 係止段部
4b 係止溝
4c 係止縦溝
4d、4d’ 枠面
4’ 上縁
4” 照明枠内壁面
5 照明器具本体
6 天蓋
6a L字係止端縁
6b 垂直係止端縁
7 固定金具
7a、7b、7c 遮熱面
7d 天蓋支持部
7e 係止上フランジ
7f 係止下フランジ
7g 係止縦フランジ
7h 取付フランジ
7i 取付孔
7’ 上縁
7” 下縁
8 ネジ
9 空間
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプ等を含む照明器具本体、上部を被覆する天蓋及び照明枠を、固定金具により一体として構成する照明器具において、
該天蓋は、その方形状である板体の四つの辺縁のうち三つの辺縁において、先端を内側方向に折曲して断面L字形状のL字係止端縁を、残り一つの辺縁において、下方に垂下する垂直係止端縁を形成し、
該照明枠は、断面コ字形状とする三つの枠面からなり、該照明枠の上縁の内側に該照明枠に沿って凹陥して断面L字形状とする係止段部を形成した上、該照明枠内壁面下部において、該係止段部と平行に係止溝を配設すると共に、該照明枠開口方向に沿って互いに対向するように配置される二つの枠面の開口側端部近傍において、互いに対向するようにそれぞれ上下方向に係止縦溝を穿設し、
該固定金具は、金属板体を折曲して断面コ字形状に、該コ字形状の開放方向に弾性を有する遮熱面を形成した上で、該断面コ字形状の三つの遮熱面上縁においては、天蓋のL字係止端縁と係合した上、該照明枠の係止段部に載置される係止上フランジを、また、三つの遮熱面の下縁には該照明枠の係止溝に係止する係止下フランジを、更に、対向する二つの遮熱面には、該照明枠の各係止縦溝に係止する係止縦フランジを、各々外方に折曲して形成すると共に、対向する位置に配置される二つの遮熱面の側端縁において、照明器具本体等を一体に取り付けてなる取付孔を穿設してなる取付フランジを内側に折曲して形成してなるものであって、
固定金具の係止上フランジに天蓋のL字係止端縁を係合させた上、該固定金具の係止下フランジを照明枠の係止溝内に、又、固定金具の係止上フランジと係合した天蓋のL字係止端縁を照明枠の係止段部にそれぞれ挿嵌するとともに、該固定金具における対向する二つの遮熱面の係止縦フランジを、照明枠の係止縦溝にそれぞれ係止することで、
固定金具及び天蓋を照明枠に対して固定し、該固定金具の取付フランジを介して照明器具本体を取付けて
構成する照明器具。
【請求項1】
ランプ等を含む照明器具本体、上部を被覆する天蓋及び照明枠を、固定金具により一体として構成する照明器具において、
該天蓋は、その方形状である板体の四つの辺縁のうち三つの辺縁において、先端を内側方向に折曲して断面L字形状のL字係止端縁を、残り一つの辺縁において、下方に垂下する垂直係止端縁を形成し、
該照明枠は、断面コ字形状とする三つの枠面からなり、該照明枠の上縁の内側に該照明枠に沿って凹陥して断面L字形状とする係止段部を形成した上、該照明枠内壁面下部において、該係止段部と平行に係止溝を配設すると共に、該照明枠開口方向に沿って互いに対向するように配置される二つの枠面の開口側端部近傍において、互いに対向するようにそれぞれ上下方向に係止縦溝を穿設し、
該固定金具は、金属板体を折曲して断面コ字形状に、該コ字形状の開放方向に弾性を有する遮熱面を形成した上で、該断面コ字形状の三つの遮熱面上縁においては、天蓋のL字係止端縁と係合した上、該照明枠の係止段部に載置される係止上フランジを、また、三つの遮熱面の下縁には該照明枠の係止溝に係止する係止下フランジを、更に、対向する二つの遮熱面には、該照明枠の各係止縦溝に係止する係止縦フランジを、各々外方に折曲して形成すると共に、対向する位置に配置される二つの遮熱面の側端縁において、照明器具本体等を一体に取り付けてなる取付孔を穿設してなる取付フランジを内側に折曲して形成してなるものであって、
固定金具の係止上フランジに天蓋のL字係止端縁を係合させた上、該固定金具の係止下フランジを照明枠の係止溝内に、又、固定金具の係止上フランジと係合した天蓋のL字係止端縁を照明枠の係止段部にそれぞれ挿嵌するとともに、該固定金具における対向する二つの遮熱面の係止縦フランジを、照明枠の係止縦溝にそれぞれ係止することで、
固定金具及び天蓋を照明枠に対して固定し、該固定金具の取付フランジを介して照明器具本体を取付けて
構成する照明器具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−236872(P2006−236872A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−52364(P2005−52364)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(000001074)クロイ電機株式会社 (49)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(000001074)クロイ電機株式会社 (49)
【Fターム(参考)】
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