説明

照明器具

【課題】瞬時再点灯時にランプに高電圧始動パルスが加えられる照明器具において、小型且つ低コストで、絶縁性に優れ良好に瞬時再点灯が行える。
【解決手段】本体ケーシング2内のランプ1を包囲する反射板7の切欠き部8は、U字状に切り欠いた後、充電部10の長手方向に平行にフランジ状に折り曲げて形成する。モリブデン箔101と切欠き部8の間には絶縁体11を介装する。ランプ電線13は、導体を異なる2種類の絶縁層からなる二層の被覆構造とする。ランプ1のリード線14とランプ電線13との電線受部15およびランプ電線13の外周は絶縁性の成形体16、17でそれぞれ覆う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプに高電圧始動パルスを加えることによって当該ランプの瞬時再点灯を可能にした照明器具に係り、特に高電圧パルスの器具外郭へのリークを十分に防止でき、しかも小型化を図れる照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
両口タイプの2KWショートアークメタルハライドランプに対して、瞬時再点灯を行うためには、約5万ボルトの高電圧始動パルスを必要とする。従来のような、瞬時再点灯を行わない、メタルハライドランプ等のHID光源を用いた通常の数千ボルト程度の電圧の加わる照明器具にあっては、約5万ボルトを加えると、高電圧始動パルスがランプに到達する前に、器具外郭へ放電により逃げてしまって点灯しないという問題がある。また、構造的にも高圧に耐えられないという問題がある。仮に、放電防止のために十分な絶縁距離等を施すと、大型の照明器具となり実用に供さないという問題がある。
【0003】
そこで、次に、本発明を明確にするために、瞬時再点灯を行わない、両口タイプのメタルハライドランプを用いた通常の照明器具を、瞬時再点灯用として使用した場合の問題点を具体的に検討する。
【特許文献1】特開平5−234403号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図11において、30は本体ケーシングを示している。この本体ケーシング30内には、両口タイプのランプ31が収納され、このランプ31を包囲するように補助の反射板33が設けられている。この反射板33には略U字状の一対の切欠き34が形成され、一対の切欠き34には、ランプ31の両端部が嵌め込まれている。ランプ31の両端にはそれぞれ充電部35が設けられ、一対の充電部35間にはモリブデン箔136が設けられている。このモリブデン箔136は、図12aを参照して、切欠き34内に位置し、この切欠き34のエッジは、図12bに示すように、モリブデン箔136に向いている。この従来の構成によれば、ランプ31に高電圧始動パルスを与えると、モリブデン箔136と切欠き34との間で放電を起こし、ランプ31が点灯しなくなる。
【0005】
そこで、図12a,bに示す切欠き34とモリブデン箔136との間の絶縁距離Dを大きくすることが考えられる(D=6.5mm)。しかし、図13a、bに示すように、切欠き34を大きくすると(D=15mm以上)、切欠き34から光が漏れて、本体ケーシング30内の温度上昇をもたらし、補助反射板33の機能を大幅に低下させるという問題がある。
【0006】
また、図14〜図16に示すように、ランプ31のリード線36とランプ電線37とを電線受部38で接続したものが提案されるが、この種のものでは、高電圧始動パルスを与えると、本体ケーシング30と電線受部38との間および本体ケーシング30とランプ電線37との間で放電が起こるので、高電圧始動パルスに見合った絶縁距離Aが必要になる。
【0007】
例えば、5万ボルトの始動パルスの場合、空気は一般的に1000V/mmの絶縁性なので、絶縁距離Aは50mm以上必要になり、この距離をとるとなれば、距離の増大に伴って照明器具が大型化し、コストアップを招くなど、実用に供しなくなるという問題がある。
【0008】
ランプ電線37は、図17〜図19に示すように、先端137が曲げられ、本体ケーシング30を貫通して外部に延出し、その外周にはフレキシブルチューブ138が配設されるのが一般的である。Aは絶縁距離である。このようにランプ電線37の先端137を曲げると、ランプ電線37の被覆に損傷が起こる可能性がある。ランプ電線37には、図18に示すように、耐久上導体37aの外周をシリコン樹脂あるいはフッ素樹脂の被覆層37bで被覆したものが一般に用いられるが、シリコン樹脂は温度上昇により絶縁性が若干落ち、また表面の傷に弱く、絶縁劣化を起こすおそれがある。フッ素樹脂はシリコン樹脂に比べて傷に強い上、熱負荷時の電気的特性も安定しているが、硬度が大きく、可撓性が少ないために、器具内にコンパクトに配線するのが難しい。
【0009】
従来、高電圧始動パルスを発生する始動器39は、図20に示すように、本体ケーシング30等の照明器具からの熱の影響および始動パルスを考慮し、本体ケーシング30の側方に距離をおいて設けられる。始動器39は収納箱40に納められ、収納箱40はアーム41に取り付けられる。また、本体ケーシング30側と始動器39との間は、ランプ電線が挿通される絶縁性のフレキシブルチューブ42により接続されている。このように、照明器具の側方に始動器39を納めた収納箱40やフレキシブルチューブ42を配置すると、スペースを要するので、照明器具の大型化、コストアップを招く。
【0010】
本発明の目的は、上記の問題点を解消し、小型且つ低コストで、絶縁性に優れ、瞬時再点灯を良好に行える照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は、反射板と、前記反射板にヒンジを介して開閉可能に連結された本体ケーシングと、前記本体ケーシング内に設けられたランプと、前記ランプの外周を包囲するように設けられた金属製の補助反射板とを備え、前記ランプに高電圧始動パルスを加えることによって当該ランプの瞬時再点灯を可能にすると共に、前記補助反射板にランプ端部が延出する切欠き部を設け、前記切欠き部の切り欠きを外方向にフランジ状に曲げて前記切欠き部にフランジを形成したことを特徴とする照明器具を提供する。
【0012】
この発明では、ランプを包囲する反射板に設けられたランプ端部が延出する切欠き部にフランジを形成し、このフランジによって平滑な面状に形成されるので、単に反射板を切り欠いたときに生じる微少な突起やエッジによって電位が高まるところがなくなり、放電を発生させることなく、切欠き部とモリブデン箔とを近づけることができる。
【0013】
本発明は、上記発明において、前記切欠き部の内側に該切欠き部とランプ間の絶縁部材を延在させたことを特徴とする。
【0014】
この発明では、上記において、切欠き部とモリブデン箔との間に絶縁部材を介装すれば、より絶縁性が向上すると共に、切欠き部からの光漏れをより低減することができる。
【0015】
本発明は、上記発明において、前記高電圧始動パルスを始動器より前記ランプ側に導くランプ電線を、導体の周囲をシリコン樹脂で被覆し、更にその外周をフッ素樹脂で被覆する構造としたことを特徴とする。
【0016】
この発明では、高電圧始動パルスを始動器よりランプ側に導くランプ電線が、導体の周囲をシリコン樹脂で被覆し、更にその外周をフッ素樹脂で被覆した二層の被覆構造となっているので、電線としては、内側のシリコン樹脂層で可撓性を保持しつつ、外側のフッ素樹脂層で表面傷を軽減して、絶縁劣化を防止できるようになる。また、異なる二種類の絶縁層で、絶縁劣化を2段階で防止でき信頼性が高いものになる。
【0017】
本発明は、上記発明において、前記ランプを収納する本体ケーシングの内部に、前記高電圧始動パルスを導くランプ電線と、このランプ電線および前記ランプのリード線をつなぐ電線受部とを設け、この電線受部および前記ランプ電線の外周を絶縁性の成形体で囲ったことを特徴とする。
【0018】
この発明では、ランプを収納する本体ケーシング内における高電圧始動パルスを導くランプ電線の外周およびランプ電線とランプのリード線との電線受部の外周が絶縁性の成形体で覆われているので、本体ケーシングとの間の絶縁性を向上できると共に、本体ケーシングと電線受部およびランプ電線との間の絶縁距離を短縮できるものになる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ランプを包囲する反射板に設けられたランプ端部が延出する切欠き部にフランジを形成し、このフランジによって平滑な面状に形成されるので、単に反射板を切り欠いたときに生じる微少な突起やエッジによって電位が高まるところがなくなり、放電を発生させることなく、切欠き部とモリブデン箔とを近づけることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に本発明の実施例を添付図面に従って説明する。図9および図10において、参照符号2は本実施例の照明装置にかかる本体ケーシングを示し、この本体ケーシング2は反射板3にヒンジ4を介して開閉可能に連結されている。100は開閉用のハンドルである。本体ケーシング2内には、図1および図2に示すように、両口タイプのメタルハライドランプ(以下、単にランプという)1が収納されている。本体ケーシング2のランプ1後方側の壁面には高電圧始動パルスを発生する始動器5が納められた収納箱6が取り付けられている。また、本体ケーシング2の中央にはランプ1の外周を包囲するように補助反射板7が設けられ、この反射板7のランプ1の両端側には、ランプ1端部が反射板7内より延出できるように切欠き部8が形成されている。切欠き部8は、図3a,13bに示すように、U字状に切り欠かれた後に、90度外方向にフランジ状に曲げられて形成される。切欠き部8のフランジ9はランプ1の端部に位置する円柱状の充電部10の長手方向に平行に曲げられる。この充電部10には従来通りモリブデン箔101が封止され、高電圧始動パルスが印加されると、モリブデン箔101と切欠き部8との間で放電が起こり、ランプ再点灯を阻害するのが一般的である。
【0021】
しかし、この実施例によれば、図3a,3bに示すように、充電部10に平行な平滑面のフランジ9がモリブデン箔101に対向しているので、従来のように切欠き部8を単に切りぱっなしにした場合と比べると、そこには放電を起こしやすい微少な突起やエッジが位置しないので、モリブデン箔101と切欠き部8との間の絶縁性を十分に確保することができる。したがって、モリブデン箔101と切欠き部8との距離を、15mm以下に短縮することができ、光漏れによる器具の温度上昇や配光性能の低下等を防止することができる。
【0022】
また、モリブデン箔101と切欠き部8との間には、U字断面の樋状の絶縁体11が介装されている。絶縁体11は、ランプ1および充電部10を固定するランプ固定部12より一体的に延出されている。ランプ固定部12および絶縁体11は、ステアタイト磁器からなる。モリブデン箔101と切欠き部8との間には、絶縁体11が介装されているので、絶縁性の向上が図れ、無用な放電が防止されると共に、切欠き部8を更に小さくすることができ、切欠き部8からの光漏れや配光性能の低下等を更に防止することができる。
【0023】
高電圧始動パルスを始動器5からランプ1側へと導くランプ電線13は、図4に示すように、導体13aの外周にシリコン樹脂層13bを被覆した上に、更にその外側にフッ素樹脂層13cを被覆した二層被覆構造となっている。シリコン樹脂層13bの可撓性により照明器具内での配線は容易になり、且つコンパクトに配線でき、しかも硬いフッ素樹脂層13cでシリコン樹脂層13bの表面を覆うことで、その表面傷による絶縁劣化を防止できる。また、全く異なる絶縁材料の二層構造なので、絶縁劣化を2段階で防止でき従来のものに比べて信頼性が向上する。
【0024】
図1に示すように、ランプ1のリード線14は、ランプ1側からの熱の影響を避けるべく、ランプ1の両最側端に位置し、電線受部15でランプ電線13に接続されている。電線受部15は、図5に示すように、シリコン樹脂またはフッ素樹脂で成形したキャップ状の成形体16で覆われている。ランプ電線13は電線受部15より本体ケーシング2の背面側に引き出されて配線されるが、このランプ電線13の外周は、図1または図6に示すように、フッ素樹脂からなる2分割の成形体17a、17bにより覆われる。即ち、第1の成形体17aは断面がコ字状をなしており、本体ケーシング2の底面に設けられ、この底面側からランプ電線13の外周を覆い、第2の成形体17bは、図6に示すように、第1の成形体17aに被せられ、この第1の成形体17aの開口側からランプ電線13の外周を覆うようになっている。これによれば、電線受部15およびランプ電線13が絶縁性の成形体16、17a,17bで覆い囲まれた構造となるので、電線受部15およびランプ電線13と本体ケーシング2との間の絶縁距離Aを短縮でき、照明器具の小型化、コスト低減が図られる。
【0025】
図1または図7に示すように、始動器5は、雨水など外部からの障害を防ぐために、板金製の密閉構造の収納箱6内に収納されている(なお、収納箱を絶縁体の成型品としてもよい。)。
【0026】
この収納箱6は、図8に示すように、本体ケーシング2からの熱を避けるために、一対の金具24を用いて、本体ケーシング2の後方に少し浮かせた状態で取り付けられ、この本体ケーシング2と収納箱6との間には、図7に示すように、ランプ電線13を通す貫通孔を有する、フッ素樹脂からなる筒体19が設けられる。この筒体19の両端にはネジが形成され、本体ケーシング2および収納箱6にネジ止めされると共に、Oリング20により防水が図られる。始動器5は、本体ケーシング2からの熱を避け且つ万一の湿気・埃等からの安全性を考慮して収納箱6の底面より金具18で少し浮かせた位置に固定される。
【0027】
更に、ランプ電線13は、上述のように、本体ケーシング2から筒体19内を通って収納箱6内の始動器5の出力端21に接続される。始動器5の出力端21と収納箱6との近接した部位には放電を生じるおそれがあるので、収納箱6の蓋体22には放電防止用の絶縁性の遮蔽板23が一体的に形成される。このように、始動器5を収納する収納箱6をランプ電線13を挿通させる絶縁性の筒体19によって本体ケーシング2の後方側に一体的に取り付けるようにしたので、始動器5と本体ケーシング2との間の距離を短縮でき、照明器具の小型化ができる。また、収納箱6が本体ケーシング2の後方に一体的に取り付いているので、照明器具を設置する場合などにおいてあまり邪魔にならない。
【0028】
以上、一実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば上記実施例では、両口タイプのメタルハライドランプ1を用いた照明器具について述べたが、その他のタイプのHID光源を用いる照明器具に対しても同様に適用可能である。また、ランプ電線13、成形体16、17、筒体19などにはフッ素樹脂を用いているが、具体的にはテフロンPTFEまたはテフロンPFA(テフロンは登録商標)が使用されている。
【0029】
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、ランプを包囲する反射板にランプ端部が延出する切欠き部を設け、この切欠き部にフランジを設け平滑な面状に形成したので、単に反射板を切り欠いたときに生じる微少な突起やエッジによって電位が高まるところがなくなり、放電を発生させることなく、モリブデン箔と切欠き部とを近づけることができる。
【0030】
従って、モリブデン箔と切欠き部間からの光漏れが少なく、照明器具の温度上昇や配光性能の低下を防止できる。
【0031】
また本実施形態では、上記において、モリブデン箔と切欠き部間に絶縁部材を介装すれば、より絶縁性が向上し、また、モリブデン箔と切欠き部間からの光漏れをより低減することができる。
【0032】
また本実施形態では、高電圧始動パルスを始動器よりランプ側に導くランプ電線が、導体の周囲をシリコン樹脂で被覆し、更にその外周をフッ素樹脂で被覆した二層の被覆構造となっているので、内側のシリコン樹脂層で可撓性を保持しつつ、外側のフッ素樹脂層で表面傷を軽減して絶縁劣化を防止できる。そして、可撓性がよいランプ電線なので、照明器具内の配線を容易に、しかもコンパクトに行うことができる。また、異なる二種類の絶縁層で絶縁劣化を2段階で防止でき信頼性が高い。
【0033】
また本実施形態では、ランプを収納する本体ケーシング内における高電圧始動パルスを導くランプ電線の外周およびランプ電線とランプのリード線との電線受部の外周が絶縁性の成形体で覆われているので、本体ケーシングとの間の絶縁性を向上できると共に、本体ケーシングと電線受部およびランプ電線との間の絶縁距離を短縮でき、照明器具の小型化、コスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の照明器具の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の本体ケーシングの正面図である。
【図3】aは図1の反射板の切欠き部を示す斜視図であり、bはその正面図である。
【図4】図1で用いられているランプ電線を一部破断して示す斜視図である。
【図5】図1の電線受部の斜視図である。
【図6】図1のランプ電線を覆う成形体の斜視図である。
【図7】図1の始動器の収納箱を拡大して示す断面図である。
【図8】図1の収納箱を本体ケーシングの後方側からみた斜視図である。
【図9】本発明の照明器具の全体構造を示す側面図である。
【図10】本発明の照明器具の全体構造を示す背面図である。
【図11】従来の瞬時再点灯を行わない照明器具の平面図である。
【図12】aは図11の反射板の切欠き部を示す斜視図であり、bはその正面図である。
【図13】従来の対策例を示す図であり、aは反射板の切欠き部を示す斜視図であり、bはその正面図である。
【図14】図11の電線受部の斜視図である。
【図15】図11の電線受部の正面図である。
【図16】図11の電線受部の側面図である。
【図17】図11のランプ電線のみを取り出して示す斜視図である。
【図18】図11のランプ電線のみを取り出して示す正面図である。
【図19】図11のランプ電線のみを取り出して示す側面図である。
【図20】図11の照明器具に取り付けられる始動器を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1 ランプ
2 本体ケーシング
5 始動器
6 収納箱
7 反射板
8 切欠き部
10 充電部
11 絶縁体
13 ランプ電線
13a 導体
13b シリコン樹脂層
13c フッ素樹脂層
14 リード線
15 電線受部
16 成形体
17 成形体
19 筒体


【特許請求の範囲】
【請求項1】
反射板と、前記反射板にヒンジを介して開閉可能に連結された本体ケーシングと、前記本体ケーシング内に設けられたランプと、前記ランプの外周を包囲するように設けられた金属製の補助反射板とを備え、前記ランプに高電圧始動パルスを加えることによって当該ランプの瞬時再点灯を可能にすると共に、
前記補助反射板にランプ端部が延出する切欠き部を設け、前記切欠き部の切り欠きを外方向にフランジ状に曲げて前記切欠き部にフランジを形成したことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記切欠き部の内側に該切欠き部とランプ間の絶縁部材を延在させたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記高電圧始動パルスを始動器より前記ランプ側に導くランプ電線を、導体の周囲をシリコン樹脂で被覆し、更にその外周をフッ素樹脂で被覆する構造としたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記ランプを収納する本体ケーシングの内部に、前記高電圧始動パルスを導くランプ電線と、このランプ電線および前記ランプのリード線をつなぐ電線受部とを設け、この電線受部および前記ランプ電線の外周を絶縁性の成形体で囲ったことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明器具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2006−261137(P2006−261137A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−178984(P2006−178984)
【出願日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【分割の表示】特願平7−96103の分割
【原出願日】平成7年3月29日(1995.3.29)
【出願人】(000126274)株式会社アイ・ライティング・システム (56)
【Fターム(参考)】