説明

照明器具

【課題】複数の機能が設定可能な照明器具においても、各機能の設定項目を確認可能な照明器具を安価に提供する。
【解決手段】照明器具の器具本体1は、光源となる照明負荷11を点灯させる点灯回路12と、リモコン装置2により設定される各機能A〜Eの設定項目A1〜E4に従って、点灯回路12を制御する制御部10とを備える。リモコン装置2は、各設定項目A1〜E4に対応する選択スイッチSWA1〜SWE4が機能A〜Eごとに一列に配置され、全体としてマトリクス状に配置されている。制御部10は、所定のトリガ入力があると、各機能A〜Eの設定内容を設定項目A1〜E1に対応する選択スイッチSWA1〜SWE4の配置位置に応じた回数で、照明負荷11を点滅させることで順次に報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、人感センサや明るさセンサなどの各種センサを内蔵し、人の検知・非検知や周囲の明るさに基づいて照明ランプの点灯・消灯の切替えや、調光レベルの調整などの調光動作を行う照明器具が提供されている。
【0003】
この種の照明器具は、器具本体とは別体に設けられたリモコン装置からのリモコン信号に基づいて、上述のような調光動作の設定を可能にしている。リモコン装置で設定可能な設定内容としては、調光動作のオン・オフの切り替え、調光動作の基準となるセンサの検知レベルの設定、調光動作の継続時間など、複数種類の設定が存在する。
【0004】
ところで、上述のような照明器具においては、リモコン装置を用いて照明器具に設定を行った後、正しく設定が行われたか否かを確認したいという要求がある。例えば、特許文献1に記載されたリモコン装置では、LEDなどの表示手段を備えており、設定内容であるタイマ時間に応じて表示手段を点滅させる。これにより、使用者に現在の設定内容を報知することが可能である。
【0005】
しかしながら、このリモコン装置では、複数種類の設定を表示することができず、上述のような複数種類の設定が可能な照明器具には適応することが出来ないという問題があった。そこで、例えば特許文献2に記載された透過式機器状態表示装置では、複数種類の設定内容ごとに文字や記号を透過式パネルに描画し、現在の設定内容に応じてバックライトを点灯・点滅させる。これにより、複数種類の設定が可能な照明器具であっても、現在の設定内容を使用者が認識することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−238276号公報
【特許文献2】特開2009−204175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献2に記載された透過式機器状態表示装置においては、表示用の透過式パネルやバックライトが必要である。そのため、この透過式機器状態表示装置を照明器具やリモコン装置に適応した場合には、照明器具及びリモコン装置のサイズが大きくなり、製造コストが高くなる。また、例えば天井面などに配置される照明器具では、文字などが点滅表示されたとしても使用者と照明器具との距離が遠く、使用者が文字を認識することができない。そのため、設定内容を確認する為には実際に動作させることになるが、手間や時間がかかり効率が悪いという問題があった。
【0008】
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、複数の機能を設定可能な照明器具においても、機能ごとの現在の設定項目を確認可能な照明器具を安価に提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本願の照明器具は、光源を具備する器具本体と、器具本体の動作条件を決める複数の機能について、それぞれ複数の設定項目から所望の設定項目を選択して設定するリモコン装置とを備え、器具本体は、光源を点灯させる点灯部と、リモコン装置からのリモコン信号を受信するリモコン受信部と、リモコン受信部が受信したリモコン信号に含まれる設定値に応じて動作条件を設定する制御部とを備え、リモコン装置は、複数の機能の各々について、複数の設定項目にそれぞれ対応した複数の選択スイッチを有し、機能ごとに一列に並べられた選択スイッチの列を平行に配置することで選択スイッチがマトリクス状に配置され、制御部は、所定のトリガ入力があると、機能ごとに設定された設定項目に対応する選択スイッチの配置位置に応じた回数で光源を点滅させることによって、各機能の設定項目を順次報知することを特徴とする。
【0010】
この照明装置において制御部は、トリガ入力があると、機能ごとの選択スイッチの列が配列された順序に従って、機能ごとに設定された設定項目の報知動作を順次行うことが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本願の照明器具によれば、複数の機能を設定可能な照明器具においても、機能ごとの現在の設定項目を確認可能な照明器具を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本願の実施の形態にかかる照明器具を示す概略ブロック図である。
【図2】同照明器具における機能ごとの設定項目を確認する際の動作を示す概略図である。
【図3】同照明器具における要部を示す概略図である。
【図4】同照明器具における機能ごとの設定項目を確認する際の動作を説明する為のフロチャートである。
【図5】同照明器具における機能ごとの設定項目を確認する際の動作の別例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に本発明の実施の形態を図1〜図5を用いて説明する。本実施の形態にかかる照明器具は、図1に示すように、商用電源ACから電力の供給を受けて点灯する器具本体1と、器具本体1の動作条件を決定する機能A〜Eについて、それぞれ複数の設定項目から所望の設定項目を選択するリモコン装置2とを備える。この照明器具は、後述する器具本体1に設けられた複数のセンサ14、15からの検知信号と、リモコン装置2を用いて設定された動作条件に従い、後述する器具本体1に設けられた光源の点灯・消灯などの点灯制御動作を行う。
【0014】
器具本体1は、器具本体1の動作を統括的に制御する制御部10と、光源となる照明負荷11と、制御部10からの制御信号に基づいて照明負荷11を点灯制御する点灯回路12と、リモコン装置2からのリモコン信号を受信するリモコン受信部13とを備える。また照明本体1は、照明領域の周囲の状況を検知して検知信号を出力する複数のセンサを有し、本実施の形態においては、明るさセンサ14や人感センサ15を備える。
【0015】
照明負荷11は、例えば発光ダイオード、蛍光灯、白熱電球などからなり、点灯回路12を介して供給される電力を点灯電力として動作し、予め設定された照明領域を照明する。
【0016】
点灯回路12は、照明負荷11に点灯電力を供給するとともに、制御部10からの制御信号に基づいて照明負荷11を点灯、消灯、点滅、及び、調光レベルの調整など、種々の点灯制御を照明負荷11に対して行う。
【0017】
明るさセンサ14は、例えばフォトICからなり、例えば、器具本体1による照明領域を検知領域として設定され、この検知領域の明るさに応じた検知信号を制御部10に出力する。
【0018】
人感センサ15は、例えば焦電素子からなり、器具本体1の照明負荷11による照明領域及びその周囲の領域を検知領域として設定され、この検知領域内における人の存否を検知する。
【0019】
制御部10は、例えばEEPROMなどのメモリや、マイコン及びタイマなどをその構成要素として備える(図示せず)。また制御部10は、点灯制御に関する動作条件を決める複数の機能A〜Eを有し、機能A〜Eごとに設定可能な設定項目A1〜E4が設けられており、現在の設定が上述のメモリに格納されている。制御部10は、この動作条件に従い、各センサ14、15から入力される検知信号に基づいて、照明負荷11を点灯制御させるための制御信号を点灯回路12に出力する。
【0020】
制御部10は、点灯制御の基準となる複数の設定項目として、それぞれ後述するモード選択(機能A)、明るさ閾値(機能B)、人感時点灯時間(機能C)、出迎点灯時間(機能D)及び人警戒時間(機能E)が設けられている。これらの機能A〜Eには、後述のように、それぞれ複数の設定値が設けられている。
【0021】
モード選択(機能A)は、何れの各センサ14、15からの検知信号に応じて制御部10が点灯回路12に制御信号を出力するかを決定する為の設定項目である。このモード選択(機能A)の設定値としては、明るさ+人モード(設定項目A1)、明るさモード(設定項目A3)及び連続点灯モード(設定項目A4)が設けられている。明るさ+人モード(設定項目A1)は、明るさセンサ14から入力された検知信号に基づいて周囲の明るさを求め、この明るさが明るさ閾値(機能B)として設定された明るさ以下であれば、人感センサ15の検知出力を有効として動作する動作モードである。この時、人感センサ15が人体を検知すると、人感時点灯時間(機能C)、出迎点灯時間(機能D)及び人警戒時間(機能E)に基づいて、照明負荷11を点灯又は点滅する。また、明るさモード(設定項目A3)は、明るさセンサ14から入力された検知信号に基づいて周囲の明るさを求め、この明るさが明るさ閾値(機能B)として設定された明るさ以下であれば、照明負荷11を点灯させる動作モードである。また、連続点灯モード(設定項目A4)は何れのセンサ14、15からの検知信号によらず、常時照明負荷11を点灯もしくは消灯する動作モードである。すなわち制御部10は、明るさ+人モード(設定項目A1)に設定されると各センサ14、15からの検知信号に応じて制御信号を出力し、明るさモード(設定項目A3)に設定されると明るさセンサ14の検知信号に応じて制御信号を出力する。また制御部10は、連続点灯モード(設定項目A4)に設定されると、何れのセンサ14、15の検知信号にも応じない。
【0022】
明るさ閾値(機能B)は、制御部10が明るさ+人モード、又は、明るさモードの何れかの動作モードで動作している際に、照明負荷11を点灯する基準となる明るさ閾値を決定する為の設定項目である。すなわち制御部10は、明るさセンサ14からの検知信号が示す明るさが、この設定値に応じた明るさよりも暗い場合には、照明負荷11を点灯させる為の制御信号を点灯回路12に出力する。この明るさ閾値(機能B)の設定値としては、暗め(設定項目B1)、薄暗い(設定項目B2)、明るめ(設定項目B3)及び切(設定項目B4)が設けられている。
【0023】
人感時点灯時間(機能C)は、制御部10が明るさ+人モードで動作している際に、人感センサ15から人体を検知した旨を示す検知信号が入力された場合に、照明負荷11の点灯状態を継続させる時間を決定する為の設定項目である。すなわち制御部10は、人感センサ15から人体を検知した検知信号が入力されると照明負荷11を点灯させる為の制御信号を出力後、この人感時点灯時間(機能C)の設定値に応じた時間が経過後照明負荷11を消灯させる為の制御信号を出力する。この人感時点灯時間(機能C)の設定値としては、例えば、10秒間(設定項目C1)、1分間(設定項目C2)、3分間(設定項目C3)が設けられている。
【0024】
出迎点灯時間(機能D)は、制御部10が明るさ+人モードで動作している際に、人感センサ15から人体を検知した旨を示す検知信号の入力が無い場合において、照明負荷11の調光レベルを低レベルに調整する時間帯を決定する為の設定項目である。すなわち制御部10は、夜間において人感センサ15から人体を検知した旨を示す検知信号の入力が無ければ、照明負荷11の調光レベルを低レベルに調整する制御信号を点灯回路12に出力する。この時の時刻が、出迎点灯時間(機能D)の設定値に応じた終了時刻よりも後であれば、照明負荷11を消灯する制御信号を点灯回路12に出力する。なお制御部10は、出迎点灯時間において人感センサ15から人体を検知した旨を示す検知信号が入力されると、照明負荷11を全点灯する制御信号を点灯回路12に出力する。この出迎点灯時間(機能D)の設定値としては、例えば、22時頃まで(設定項目D1)、0時頃まで(設定項目D2)、朝まで(設定項目D3)及び切(設定項目D4)が設けられている。なお、朝まで(設定項目D3)が設定された場合には、明るさセンサ14からの検知信号が示す明るさが所定の閾値を超えた時点を終了時刻として動作する。
【0025】
人警戒時間(機能E)は、制御部10が明るさ+人モードで動作している際に、人感センサ15が所定時間以上連続して人体を検知し続けると照明負荷を点滅させて威嚇させる際における所定時間を決定する為の設定項目である。制御部10は、この人警戒時間(機能E)により設定された所定時間連続して人感センサ15から人体を検知した旨を示す検知信号が入力されると、照明負荷11を点滅させる制御信号を点灯回路12に出力する。この人警戒時間(機能E)の設定値としては、例えば、すぐ(設定項目E1)、10秒後(設定項目E2)、30秒後(設定項目E3)及び切(設定項目E4)が設けられている。
【0026】
リモコン装置2は、器具本体1とは別体に設けられ、例えば赤外線通信などにより器具本体1にリモコン信号を送信する。またリモコン装置2は、図3に示すように、上述の各設定項目A1〜E4にそれぞれ対応する選択スイッチSWA1〜SWE4と、現在の設定値を確認する為の確認操作スイッチ21が配置されている。
【0027】
各選択スイッチSWA1〜SWE4は、対応する機能A〜Eごとに図3の左右方向に最大4個まで1列に並べられている。この機能A〜Eごとに並べられた複数のSWA1〜SWA4…SWE1〜SWE4の列が平行するように配置されている。また、各列における設定項目ごとの選択スイッチSWA1〜SWE4は、図3の上下方向に直線状に配列されている。すなわち、選択スイッチSWA1〜SWE4は、機能A〜Eごとの設定項目を行、各機能を列とするマトリックス状に配置されている。
【0028】
なお、例えば機能Aでは、設定項目A1、A3、A4の3つの設定値しか存在しないので、選択スイッチSWA1と選択スイッチSWA3との間を開けて配置している。この時、選択スイッチSWA3は選択スイッチSWB3、SWC3と直線的に配置される。すなわち、選択スイッチSWA3は、機能Aに着目すれば左から2個目であるが、制御部10は左から3個目に配置されたものとして取り扱う。
【0029】
ここでリモコン装置2は、選択スイッチSWA1〜SWE4が押し操作されると、押下された選択スイッチに対応する設定値を含むリモコン信号を器具本体1に送信する。これより、器具本体1の制御部10は、押し操作された選択スイッチSWA1〜SWE4に対応する設定値が設定され、この設定値を現在の設定値として上述のよう点灯制御を行う。
【0030】
またリモコン装置2は、確認操作スイッチ21が押し操作されると、設定確認命令を含むリモコン信号を器具本体1に送信する。この時、確認操作スイッチ21が押し操作された直後にリモコン信号を送信するのではなく、所定の時間以上(例えば3秒)確認操作スイッチ21が押し続けられた場合に限ってリモコン信号を送信するようにしている。これにより、操作ミスなどにより誤って確認操作スイッチ21が押し操作されることを低減する。
【0031】
ここで、設定確認命令を含むリモコン信号を器具本体1のリモコン受信部13が受信した場合の器具本体1の動作を説明する。器具本体1の制御部10は、リモコン受信部13から設定確認命令を含むリモコン信号が入力されると(図4のステップS1)、照明負荷11を消灯させる制御信号を点灯回路12に出力する。その後、所定の開始時間T1(本実施の形態では2秒)が経過した後(ステップS2)、制御部10は、メモリに現在格納されている機能Aの設定項目A1〜A4に応じた回数だけ照明負荷11を点滅させる制御信号を点灯回路12に出力する(ステップS3)。ここで、照明負荷11を点滅させる回数は、リモコン装置2における設定項目A1〜A4に対応する選択スイッチSWA1〜SWA4の左右方向における配置位置に従って決定される。本実施の形態に置いては、選択スイッチが配置された行を左端から数えた数を点滅させる回数として決定する。例えば、設定項目A1が現在の設定であるとすると1回、設定項目A3が現在の設定であるとすると3回、設定項目A4が現在の設定であるとすると4回点滅する。
【0032】
次に、所定の待機時間T2(本実施の形態では3秒)が経過するまで照明負荷11を消灯させた状態で待機する(ステップS4)。その後、制御部10に現在設定されている機能Bの設定項目B1〜B4に応じた回数だけ照明負荷11を点滅させる制御信号を点灯回路12に出力する(ステップS5)。この処理を点滅させる回数を機能C(ステップS6、S7)、機能D(ステップS8、S9)、機能E(ステップS10、S11)の順に、各機能C〜Eの設定値に応じて行う。
【0033】
その後、所定の終了時間T3(本実施の形態では5秒)が経過するまで照明負荷11を消灯させた状態で待機し(ステップS12)、照明器具11が元の点灯状態となるように制御命令を点灯回路12に出力する(ステップS13)。
【0034】
具体的な点滅回数と点灯タイミングを図2に示す。ここで、モード選択(機能A)は明るさ+人モード(設定項目A1)、明るさ閾値(機能B)は薄暗い(設定項目B2)、人感時点灯時間(機能C)は3分間(設定項目C3)にそれぞれ設定されている。また出迎点灯時間(機能D)は切(設定項目D4)、人警戒時間(機能E)はすぐ(設定項目E1)に設定されている。
【0035】
使用者が確認操作スイッチ21を3秒以上押し操作すると、照明負荷11は、2秒間消灯後、1回点滅、3秒消灯、2回点滅、3秒消灯、3回点滅、3秒消灯、4回点滅、3秒消灯、1回点滅、5秒消灯した後、元の点灯状態に戻る。
【0036】
このようにして、使用者は、器具本体1に設定されている現在の各機能A〜Eの設定値を照明負荷の点滅回数によって確認することができるので、別途表示用装置を設ける必要が無く、複数種類の設定内容を確認可能な照明器具を安価に提供できる。
【0037】
ここで、制御部10は、複数の機能A〜Eについてそれぞれ設定された設定項目A1〜E4によって決まる動作条件に従い、各センサ14、15からの検出結果に応じて照明負荷11の点灯・消灯などの点灯制御動作を行う。これにより、動作条件を変更することで、周囲の環境条件や使用者に応じて的確な点灯制御を行うことができ、上述のように設定確認が行えるので、現在の動作条件を容易に確認することができる。
【0038】
また本実施の形態においては、リモコン装置2において各機能A〜Eに対応する選択スイッチSWA1E4の並び順に、各機能A〜Eの設定値が順次に点滅するので、使用者が現在の設定値を容易に理解することができる。
【0039】
なお、上述の照明器具において、モード選択(機能A)が明るさモード(設定項目A3)に設定されている場合には、制御部10の動作は機能C〜Eの設定値に依存しない。そのため、使用者にとっても機能C〜Eの設定値を確認する必要性は無いと考えられる。
【0040】
そこで、例えば図5(a)に示すように、モード選択(機能A)が明るさモード(設定項目A3)に設定されている場合には、モード選択(機能A)と明るさ閾値(機能B)に対応する点滅のみを行うようにしてもよい。このようにすることで、照明負荷11が元の点灯状態に復帰するまでの時間を短縮することができる。
【0041】
この場合において、モード選択(機能A)が連続点灯モード(設定項目A4)に設定されていれば、機能Bも制御部10の動作に影響しないので、モード選択(機能A)に対応する点滅のみを行うようにすればよい(図5(b)を参照)。
【0042】
なお、本実施の形態においては、リモコン装置2に設けた確認操作スイッチ21への操作をトリガ入力として設定の確認動作を開始しているが、器具本体1に操作部を設け、この操作部への操作入力をトリガ入力として設定確認を開始するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 器具本体
10 制御部
11 照明負荷(光源)
12 点灯回路(点灯部)
13 リモコン受信部
2 リモコン装置
21 確認操作スイッチ
SWA1〜SWE4 選択スイッチ
3 明るさセンサ
4 人感センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を具備する器具本体と、器具本体の動作条件を決める複数の機能について、それぞれ複数の設定項目から所望の設定項目を選択して設定するリモコン装置とを備え、
前記器具本体は、前記光源を点灯させる点灯部と、前記リモコン装置からのリモコン信号を受信するリモコン受信部と、リモコン受信部が受信したリモコン信号に含まれる設定値に応じて前記動作条件を設定する制御部とを備え、
前記リモコン装置は、複数の前記機能の各々について、複数の前記設定項目にそれぞれ対応した複数の選択スイッチを有し、
前記機能ごとに一列に並べられた前記選択スイッチの列を平行に配置することで前記選択スイッチがマトリクス状に配置され、
前記制御部は、所定のトリガ入力があると、前記機能ごとに設定された設定項目に対応する前記選択スイッチの配置位置に応じた回数で前記光源を点滅させることによって、前記各機能の設定項目を順次報知することを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記制御部は、前記トリガ入力があると、前記機能ごとの選択スイッチの列が配列された順序に従って、前記機能ごとに設定された設定項目の報知動作を順次行うことを特徴とする請求項1記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−38593(P2012−38593A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−178101(P2010−178101)
【出願日】平成22年8月6日(2010.8.6)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】