照明装置
【課題】複数の反射板を用いることなく、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置の反射笠6内に外球9が透明なランプ8を配置すると共に、前記ランプ8を反射笠6内で広角、中角、及び狭角の配置位置Pw、Pm、Pnに移動可能に構成し、前記反射笠6の反射面20を、前記ランプ8の各配置位置Pw、Pm、Pnに応じて、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる形状に構成した。
【解決手段】照明装置の反射笠6内に外球9が透明なランプ8を配置すると共に、前記ランプ8を反射笠6内で広角、中角、及び狭角の配置位置Pw、Pm、Pnに移動可能に構成し、前記反射笠6の反射面20を、前記ランプ8の各配置位置Pw、Pm、Pnに応じて、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる形状に構成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高天井用照明装置に用いて好適な照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工場や体育館、商業施設等の屋内の天井に高天井用照明装置を設置して照明する屋内照明においては、比較的狭い範囲を照らす狭角形、狭角形よりも広い範囲を照らす中角形、及び、中角形よりも広い範囲を照らす広角形の各々の光出力特性ごとに、照明装置の反射笠の設計が行われている。
これに対して、広範囲及び狭範囲の照明を1機種の照明装置で対応可能とした技術として、例えば、外径が異なる2枚の反射板を備えて反射笠を構成する技術(例えば、特許文献1参照)や、反射笠の反射面に広範囲照射用反射面及び狭範囲照射用反射面を形成した技術(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【特許文献1】特開2001−110225号公報
【特許文献2】特開2007−287467号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術においては、反射板を複数枚用いて反射笠を構成するとコストが増大する、といった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の反射板を用いることなく、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、反射笠内に外球が透明な光源または点状の光源を配置すると共に、前記光源を反射笠内で広角位置、中角位置、及び狭角位置に移動可能に構成し、前記反射笠の反射面を、前記光源の各位置に応じて、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる形状に構成したことを特徴とする照明装置を提供する。
【0005】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠の反射面を平面が周方向に連続する多面体に構成したことを特徴とする。
【0006】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角の方向に主として配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠に、前記光源を前記広角位置に移動したとき、開き角26〜33度に配光し、前記中角位置に移動したとき、開き角24〜31度に配光し、前記狭角位置に移動したとき、開き角20〜29度に配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として配光する第二反射領域を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光源を反射笠内で広角位置、中角位置、及び狭角位置の各位置に移動することで、複数枚の反射板を用いることなく1つの反射笠により広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る照明装置の一態様たる高天井用照明装置1の構成を示す図であり、図2は高天井用照明装置1の主要部の断面を模式的に示す図である。
高天井用照明装置1は、ランプ8が装着されるソケット台4を内部に備え、天井に吊り下げられるホルダ2と、このホルダ2に一体に設けられ、ランプ8が放射する光を下方に放射する反射笠6とを備えている。
なお、図1には、天井直付型のホルダ2を示すが、これに限らず、チェン吊型やパイプ吊型のホルダを用いても良いことは勿論である。
【0011】
ランプ8には、セラミックメタルハライドランプや水銀ランプ等のHID(High Intensity Discharge lamp)ランプであり、特に、外球9が透明ガラスから形成された透明型のHIDランプが用いられている。このように、透明型のHIDランプが使用されるため、例えば光を拡散させるためにランプ外球の内部表面を粗くした透過率の低い拡散型ランプに比べ高い光束量が得られ、被照射面の照度が高められる。特にセラミックメタルハライドランプは他のHIDランプに比べ発光管が小さいため反射笠6での配光制御が容易に行える。
なお、ランプ8としては、HIDランプのように反射笠6で配光が容易に制御可能な程度に発光点が小さいものを使用可能であり、例えば点状の光源とみなせるLEDランプを用いても良い。
【0012】
図3はホルダ2の組み立て図である。
ホルダ2は、ランプ8の口金を挿入可能に下面が開口し、上面に挿通口12が形成された円筒形状のホルダ本体10を有し、ソケット台4は、柱状体14の下端14Aに、挿通口12よりも径の大きい掛止板16を一体に設けて構成されている。そして、ホルダ2には、ソケット台4の柱状体14の上端14Bをホルダ本体10の上記挿通口12から突出させるようにソケット台4が組み込まれ、このソケット台4の上端14Bが天井に固定する吊金具15(図1)に連結される。
このソケット台4の柱状体14の周面には、ソケット位置調整用目印18が長手方向に適宜の数だけ付されており、このソケット位置調整用目印18を目安に、柱状体14の突出量を調整することで、柱状体14の下端14Aに取り付けられるランプ8の反射笠6内における配置位置が高さ方向に調整される。
【0013】
図4は反射笠6の構成を示す図である。
反射笠6は、下方に向って拡開した略椀型を成し、その内面には、下方が開放した回転体状の反射面20が形成されており、下方の略円形の照射開口22から下方に光を照射する。反射笠6の頂上部には、反射笠6の軸心Aを中心とした円形のランプ挿入開口24が形成されている。このランプ挿入開口24に軸心を合わせてホルダ2の下端が固定されることで、ホルダ2のソケット台4に取り付けられたランプ8が反射笠6の内部に進入し、反射面20の軸心A上に配置される(図2参照)。
【0014】
この反射笠6の反射面20は、照度が直下照度の1/2に等しい値になる方向の角度である1/2照度角が26〜33度程度の間となる広角度に光を照射する広角形の光出力特性を形成するように設計されている。このとき、反射笠6内でランプ8の配置位置を軸心A上に沿って移動させた場合、ランプ8を照射開口22から鉛直上方に移動させるにつれて、ランプ8の発光点Oの周囲の反射面20が次第に縮径するため、直射水平面内での照射範囲も狭くなる。
すなわち、本実施形態の反射面20は、ランプ8を反射面20の軸心Aに沿って照射開口22からランプ挿入開口24までの間を移動させたときに、上記広角形の光出力特性に加え、1/2照度角が24〜31度程度の間となるとなる中角形の光出力特性、及び1/2照度角が20〜29度程度の間となるとなる狭角形の光出力特性が得られる形状に形成されている。
ここで広角形、中角形、及び狭角形の各々の1/2度照度角として取り得る角度範囲を示したが、各角度範囲から広角形、中角形及び狭角形の順に1/2度照度角が小さくなる角度を選択して上記反射笠6が設計されている。
なお、本実施形態において、広角形、中角形、及び狭角形は、上記1/2度照度角の互いの相対的な大小によって区別したものであり、1/2度照度角度が大きいものから順に、広角形、中角形及び狭角形を定義している。
【0015】
これにより、図5に示すように、反射面20の軸心A上の配置位置Pw、Pm、Pnの各々にランプ8の発光点Oを配置することで、1つの反射面20により広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が形成可能になっている。
上記ソケット台4の柱状体14に付されたソケット位置調整用目印18は、ランプ8の発光点Oを上記配置位置Pw、Pm、Pnのいずれかに配置するように付されており、ランプ8を装着する際には、このソケット位置調整用目印18を目安にランプ8の配置位置を調整する。なお、このソケット位置調整用目印18は、ワット数が異なる等の各種のランプごとに設けられている。
【0016】
また、反射面20は、図6に示すように、照射開口22からランプ挿入開口24にかけて軸心Aを中心として径方向に、大別して第1〜第4パート30−1〜30−4の4つの同心状のパートに分けられている。これらのうち、第2パート30−2は、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角の方向に主として光を放射する反射領域(第一反射領域)として機能し、また、第3パート30−3は、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として光を放射する反射領域(第二反射領域)として機能する。
【0017】
このような高天井用照明装置1を複数天井に設置する際には、図7に示すように、高天井用照明装置1の配置間隔Bの中間地点が、高天井用照明装置1の1/2照度角φの方向に向かう光が照射する点C(直下照度に対して照度が半分になる点)と合致するように設置することで、被照射面の均斉度が高められる。
ここで一般に、高天井用照明装置1においては、広角形、中角形、及び狭角形ごとにB/H(配置間隔/取付高さ)の概ねの値が規定されており、高天井用照明装置1を広角形、中角形、及び狭角形として用いる際の各々の1/2照度角φを、広角形、中角形、及び狭角形の各々の配置間隔B(概ねの規定値)に基づいて求めることができる。
【0018】
そして、本実施形態では、このように求められた1/2照度角φの方向に、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、光を放射する上記第2パート30−2が反射面20に設けられているから、上記のB/Hにしたがって高天井用照明装置1を設置するだけで、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、複数の高天井用照明装置1の照明による被照射面の均斉度を良好に維持することができる。
【0019】
また、第3パート30−3が、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として光を放射するため、各高天井用照明装置1の直下に所定量の光量を常に放射し、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、十分な直下照度を維持することができる。
【0020】
さらに、反射面20においては、第1〜第4パート30−1〜30−4における配光を細かく制御することで、広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性において、その照明率が各光出力特性に要求される規定値が満足されるようになっている。
具体的には、上記第2パート30−2が軸心Aを中心として径方向に同心状に反射領域D2〜D10の9つに分割され、また、同様に、上記第3パート30−3が同心状に反射領域D11、D12の2つに分割されることで、前掲図6に示すように、上記反射面20の全体が、軸心Aを中心として径方向に同心状に13の反射領域D1〜D13に細分割されている。
【0021】
これらの反射領域D1〜D13の面は平面で形成され、各反射領域D1〜D13の面と軸心Aとが成す角度である鉛直角θ1〜θ13のそれぞれが、広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性において、その照明率が各光出力特性として要求される規定値を満足するように設定されている。
【0022】
図8〜図10には、360Wのセラミックメタルハライドランプの透明型をランプ8として用いた場合を例にして、広角形の配置位置Pw、中角形の配置位置Pm及び狭角形の配置位置Pnをそれぞれ基準位置としたときの各反射領域D1〜D13の基準位置からみた角度範囲θ、及び、各反射領域D1〜D13の反射光が向う方向の一例を示す。なお、これらの図において、反射光が向う方向を、高天井用照明装置1からみた開き角度αにより示している。
これら図8〜図10に例示した角度範囲θ及び開き角度αで反射領域D1〜D13を形成することで、一つの反射笠6で、ランプ8を配置位置Pw、Pm、Pnのいずれかに移動させることで、広角形、中角形及び狭角形の光出力特性が得られ、さらに、広角形、中角形及び狭角形における照明率が各光出力特性として要求される規定値を満足するようになる。
【0023】
図11は、図8〜図10に例示した数値で設計された反射笠6に対し、ランプ8として例えば360Wの透明型のセラミックメタルハライドランプを用いた場合の光出力特性を示す図である。
この図に示されるように、ランプ8の配置位置を配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに配置した場合でも、広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性として、例えば日本照明器具工業会規格JILに明記された値の1/2照度角、及び器具効率を満足した特性が得られ、良好な照明性能が実現される。
さらに、図8〜図10に例示した数値で設計した反射笠6においては、図11に示すように、ワット数が360Wと異なる種類のランプであっても、ランプ8を配置位置Pw、Pm、Pnのいずれかに配置することで、良好な照明特性を有する広角形、中角形、及び狭角形として機能させることができる。
【0024】
本実施形態の反射笠6においては、各反射領域D1〜D13の面と軸心Aとが成す角度(鉛直角)が、それぞれ少なくとも15度以上となるようにしており、アルミ板のスピニング成型等で反射笠6を成型する際に、短い時間で、当該反射笠6を成型することができ、安価に製造することができる。
【0025】
ここで、上記のように、ランプ8として、透明型(クリアタイプ)のものを使用しているため、上記のように、反射面20を複数の曲面をもった反射領域D1〜D13に分ける構成とした場合、光が部分的に集光するため被照射面内に明暗が生じる。ランプ8に、例えば拡散型ランプ等の拡散型のランプを用いることで上記の明暗は解消するものの、光束が低下し、また、反射面20による配光制御が困難になる。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、反射笠6の反射面20を、軸心Aを中心として周方向に所定の間隔で分割(例えば5度間隔で72分割)することで、上記同心状の反射領域D1〜D13の夫々の周方向に略矩形状のファセット32を形成し、それぞれのファセット32の面を平面に形成している。
これにより、被照射面においては単位照射面積あたりに多数の面からの光線が照射されるため、被照射面における照度の明暗差を100lx以下とすることができる。
【0026】
このように、本実施の形態によれば、反射面20の軸心A上に沿ってランプ8の配置位置を可変することで、良好な光出力特性を有した広角形、中角形、及び狭角形の照明装置を1つの反射笠6で実現することができる。特に、反射笠6の反射面20に設けた反射領域D1〜D13を、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性として要求される規定値を満足するように設定したため、広角形、中角形、及び狭角形のいずれで用いる場合でも良好な照明性能が得られる。
また、高天井用照明装置1の設置後であっても、反射面20内でのランプ8の配置位置を適宜に調整することで、照明環境に応じて、広角形、中角形、及び狭角形を適宜に選択することができる。
【0027】
また、本実施形態によれば、ランプ8として、外球9が透明である透明型HIDランプを用いたため、拡散型HIDランプに比べて、照明効率を上げることができるため、高天井用照明装置1の設置台数の削減、及び省エネルギー化が図られる。
【0028】
また、本実施形態によれば、反射笠6の反射面20を、反射面20の軸心Aを中心として周方向に所定の間隔で分割して同心状の反射領域D1〜D13の夫々に略矩形状の複数のファセット32を形成し、それぞれのファセット32の面を平面に形成したため、各反射領域D1〜D13によって生じる被照射面内での照度の明暗差が解消される。
【0029】
また、本実施形態では、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角φの方向に光を放射する上記第2パート30−2が反射面20に設けられているから、規定されたB/Hにしたがって高天井用照明装置1を設置するだけで、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、複数の高天井用照明装置1の照明による被照射面の均斉度を良好に維持することができる。
さらに本実施形態では、第3パート30−3が、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として光を放射するため、各高天井用照明装置1の直下に所定量の光量を常に放射し、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、十分な直下照度を維持することができる。
【0030】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態に係る照明装置の一態様たる高天井用照明装置の構成を示す図である。
【図2】高天井用照明装置の主要部の断面を模式的に示す図である。
【図3】ホルダを構成する部品図である。
【図4】反射笠の構成を示す図である。
【図5】配光に応じたランプの配置位置を説明するための図。
【図6】反射面の構成を示す図。
【図7】高天井用照明装置の設置の態様を示す図である。
【図8】広角形の配置位置を基準としたときの反射面の構成などを示す図である。
【図9】中角形の配置位置を基準としたときの反射面の構成などを示す図である。
【図10】狭角形の配置位置を基準としたときの反射面の構成などを示す図である。
【図11】高天井用照明装置の性能の一例を示す図。
【符号の説明】
【0032】
1 高天井用照明装置(照明装置)
2 ホルダ
4 ソケット台
6 反射笠
8 ランプ(光源)
9 外球
18 ソケット位置調整用目印
20 反射面
22 照射開口
A 軸心
O 発光点
Pw 配置位置(広角位置)
Pm 配置位置(中角位置)
Pn 配置位置(狭角位置)
D1〜D13 反射領域
φ 1/2照度角
B 配置間隔
【技術分野】
【0001】
本発明は、高天井用照明装置に用いて好適な照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工場や体育館、商業施設等の屋内の天井に高天井用照明装置を設置して照明する屋内照明においては、比較的狭い範囲を照らす狭角形、狭角形よりも広い範囲を照らす中角形、及び、中角形よりも広い範囲を照らす広角形の各々の光出力特性ごとに、照明装置の反射笠の設計が行われている。
これに対して、広範囲及び狭範囲の照明を1機種の照明装置で対応可能とした技術として、例えば、外径が異なる2枚の反射板を備えて反射笠を構成する技術(例えば、特許文献1参照)や、反射笠の反射面に広範囲照射用反射面及び狭範囲照射用反射面を形成した技術(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【特許文献1】特開2001−110225号公報
【特許文献2】特開2007−287467号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術においては、反射板を複数枚用いて反射笠を構成するとコストが増大する、といった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の反射板を用いることなく、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、反射笠内に外球が透明な光源または点状の光源を配置すると共に、前記光源を反射笠内で広角位置、中角位置、及び狭角位置に移動可能に構成し、前記反射笠の反射面を、前記光源の各位置に応じて、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる形状に構成したことを特徴とする照明装置を提供する。
【0005】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠の反射面を平面が周方向に連続する多面体に構成したことを特徴とする。
【0006】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角の方向に主として配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠に、前記光源を前記広角位置に移動したとき、開き角26〜33度に配光し、前記中角位置に移動したとき、開き角24〜31度に配光し、前記狭角位置に移動したとき、開き角20〜29度に配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記の照明装置において、前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として配光する第二反射領域を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光源を反射笠内で広角位置、中角位置、及び狭角位置の各位置に移動することで、複数枚の反射板を用いることなく1つの反射笠により広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る照明装置の一態様たる高天井用照明装置1の構成を示す図であり、図2は高天井用照明装置1の主要部の断面を模式的に示す図である。
高天井用照明装置1は、ランプ8が装着されるソケット台4を内部に備え、天井に吊り下げられるホルダ2と、このホルダ2に一体に設けられ、ランプ8が放射する光を下方に放射する反射笠6とを備えている。
なお、図1には、天井直付型のホルダ2を示すが、これに限らず、チェン吊型やパイプ吊型のホルダを用いても良いことは勿論である。
【0011】
ランプ8には、セラミックメタルハライドランプや水銀ランプ等のHID(High Intensity Discharge lamp)ランプであり、特に、外球9が透明ガラスから形成された透明型のHIDランプが用いられている。このように、透明型のHIDランプが使用されるため、例えば光を拡散させるためにランプ外球の内部表面を粗くした透過率の低い拡散型ランプに比べ高い光束量が得られ、被照射面の照度が高められる。特にセラミックメタルハライドランプは他のHIDランプに比べ発光管が小さいため反射笠6での配光制御が容易に行える。
なお、ランプ8としては、HIDランプのように反射笠6で配光が容易に制御可能な程度に発光点が小さいものを使用可能であり、例えば点状の光源とみなせるLEDランプを用いても良い。
【0012】
図3はホルダ2の組み立て図である。
ホルダ2は、ランプ8の口金を挿入可能に下面が開口し、上面に挿通口12が形成された円筒形状のホルダ本体10を有し、ソケット台4は、柱状体14の下端14Aに、挿通口12よりも径の大きい掛止板16を一体に設けて構成されている。そして、ホルダ2には、ソケット台4の柱状体14の上端14Bをホルダ本体10の上記挿通口12から突出させるようにソケット台4が組み込まれ、このソケット台4の上端14Bが天井に固定する吊金具15(図1)に連結される。
このソケット台4の柱状体14の周面には、ソケット位置調整用目印18が長手方向に適宜の数だけ付されており、このソケット位置調整用目印18を目安に、柱状体14の突出量を調整することで、柱状体14の下端14Aに取り付けられるランプ8の反射笠6内における配置位置が高さ方向に調整される。
【0013】
図4は反射笠6の構成を示す図である。
反射笠6は、下方に向って拡開した略椀型を成し、その内面には、下方が開放した回転体状の反射面20が形成されており、下方の略円形の照射開口22から下方に光を照射する。反射笠6の頂上部には、反射笠6の軸心Aを中心とした円形のランプ挿入開口24が形成されている。このランプ挿入開口24に軸心を合わせてホルダ2の下端が固定されることで、ホルダ2のソケット台4に取り付けられたランプ8が反射笠6の内部に進入し、反射面20の軸心A上に配置される(図2参照)。
【0014】
この反射笠6の反射面20は、照度が直下照度の1/2に等しい値になる方向の角度である1/2照度角が26〜33度程度の間となる広角度に光を照射する広角形の光出力特性を形成するように設計されている。このとき、反射笠6内でランプ8の配置位置を軸心A上に沿って移動させた場合、ランプ8を照射開口22から鉛直上方に移動させるにつれて、ランプ8の発光点Oの周囲の反射面20が次第に縮径するため、直射水平面内での照射範囲も狭くなる。
すなわち、本実施形態の反射面20は、ランプ8を反射面20の軸心Aに沿って照射開口22からランプ挿入開口24までの間を移動させたときに、上記広角形の光出力特性に加え、1/2照度角が24〜31度程度の間となるとなる中角形の光出力特性、及び1/2照度角が20〜29度程度の間となるとなる狭角形の光出力特性が得られる形状に形成されている。
ここで広角形、中角形、及び狭角形の各々の1/2度照度角として取り得る角度範囲を示したが、各角度範囲から広角形、中角形及び狭角形の順に1/2度照度角が小さくなる角度を選択して上記反射笠6が設計されている。
なお、本実施形態において、広角形、中角形、及び狭角形は、上記1/2度照度角の互いの相対的な大小によって区別したものであり、1/2度照度角度が大きいものから順に、広角形、中角形及び狭角形を定義している。
【0015】
これにより、図5に示すように、反射面20の軸心A上の配置位置Pw、Pm、Pnの各々にランプ8の発光点Oを配置することで、1つの反射面20により広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が形成可能になっている。
上記ソケット台4の柱状体14に付されたソケット位置調整用目印18は、ランプ8の発光点Oを上記配置位置Pw、Pm、Pnのいずれかに配置するように付されており、ランプ8を装着する際には、このソケット位置調整用目印18を目安にランプ8の配置位置を調整する。なお、このソケット位置調整用目印18は、ワット数が異なる等の各種のランプごとに設けられている。
【0016】
また、反射面20は、図6に示すように、照射開口22からランプ挿入開口24にかけて軸心Aを中心として径方向に、大別して第1〜第4パート30−1〜30−4の4つの同心状のパートに分けられている。これらのうち、第2パート30−2は、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角の方向に主として光を放射する反射領域(第一反射領域)として機能し、また、第3パート30−3は、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として光を放射する反射領域(第二反射領域)として機能する。
【0017】
このような高天井用照明装置1を複数天井に設置する際には、図7に示すように、高天井用照明装置1の配置間隔Bの中間地点が、高天井用照明装置1の1/2照度角φの方向に向かう光が照射する点C(直下照度に対して照度が半分になる点)と合致するように設置することで、被照射面の均斉度が高められる。
ここで一般に、高天井用照明装置1においては、広角形、中角形、及び狭角形ごとにB/H(配置間隔/取付高さ)の概ねの値が規定されており、高天井用照明装置1を広角形、中角形、及び狭角形として用いる際の各々の1/2照度角φを、広角形、中角形、及び狭角形の各々の配置間隔B(概ねの規定値)に基づいて求めることができる。
【0018】
そして、本実施形態では、このように求められた1/2照度角φの方向に、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、光を放射する上記第2パート30−2が反射面20に設けられているから、上記のB/Hにしたがって高天井用照明装置1を設置するだけで、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、複数の高天井用照明装置1の照明による被照射面の均斉度を良好に維持することができる。
【0019】
また、第3パート30−3が、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として光を放射するため、各高天井用照明装置1の直下に所定量の光量を常に放射し、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、十分な直下照度を維持することができる。
【0020】
さらに、反射面20においては、第1〜第4パート30−1〜30−4における配光を細かく制御することで、広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性において、その照明率が各光出力特性に要求される規定値が満足されるようになっている。
具体的には、上記第2パート30−2が軸心Aを中心として径方向に同心状に反射領域D2〜D10の9つに分割され、また、同様に、上記第3パート30−3が同心状に反射領域D11、D12の2つに分割されることで、前掲図6に示すように、上記反射面20の全体が、軸心Aを中心として径方向に同心状に13の反射領域D1〜D13に細分割されている。
【0021】
これらの反射領域D1〜D13の面は平面で形成され、各反射領域D1〜D13の面と軸心Aとが成す角度である鉛直角θ1〜θ13のそれぞれが、広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性において、その照明率が各光出力特性として要求される規定値を満足するように設定されている。
【0022】
図8〜図10には、360Wのセラミックメタルハライドランプの透明型をランプ8として用いた場合を例にして、広角形の配置位置Pw、中角形の配置位置Pm及び狭角形の配置位置Pnをそれぞれ基準位置としたときの各反射領域D1〜D13の基準位置からみた角度範囲θ、及び、各反射領域D1〜D13の反射光が向う方向の一例を示す。なお、これらの図において、反射光が向う方向を、高天井用照明装置1からみた開き角度αにより示している。
これら図8〜図10に例示した角度範囲θ及び開き角度αで反射領域D1〜D13を形成することで、一つの反射笠6で、ランプ8を配置位置Pw、Pm、Pnのいずれかに移動させることで、広角形、中角形及び狭角形の光出力特性が得られ、さらに、広角形、中角形及び狭角形における照明率が各光出力特性として要求される規定値を満足するようになる。
【0023】
図11は、図8〜図10に例示した数値で設計された反射笠6に対し、ランプ8として例えば360Wの透明型のセラミックメタルハライドランプを用いた場合の光出力特性を示す図である。
この図に示されるように、ランプ8の配置位置を配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに配置した場合でも、広角形、中角形、及び狭角形のそれぞれの光出力特性として、例えば日本照明器具工業会規格JILに明記された値の1/2照度角、及び器具効率を満足した特性が得られ、良好な照明性能が実現される。
さらに、図8〜図10に例示した数値で設計した反射笠6においては、図11に示すように、ワット数が360Wと異なる種類のランプであっても、ランプ8を配置位置Pw、Pm、Pnのいずれかに配置することで、良好な照明特性を有する広角形、中角形、及び狭角形として機能させることができる。
【0024】
本実施形態の反射笠6においては、各反射領域D1〜D13の面と軸心Aとが成す角度(鉛直角)が、それぞれ少なくとも15度以上となるようにしており、アルミ板のスピニング成型等で反射笠6を成型する際に、短い時間で、当該反射笠6を成型することができ、安価に製造することができる。
【0025】
ここで、上記のように、ランプ8として、透明型(クリアタイプ)のものを使用しているため、上記のように、反射面20を複数の曲面をもった反射領域D1〜D13に分ける構成とした場合、光が部分的に集光するため被照射面内に明暗が生じる。ランプ8に、例えば拡散型ランプ等の拡散型のランプを用いることで上記の明暗は解消するものの、光束が低下し、また、反射面20による配光制御が困難になる。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、反射笠6の反射面20を、軸心Aを中心として周方向に所定の間隔で分割(例えば5度間隔で72分割)することで、上記同心状の反射領域D1〜D13の夫々の周方向に略矩形状のファセット32を形成し、それぞれのファセット32の面を平面に形成している。
これにより、被照射面においては単位照射面積あたりに多数の面からの光線が照射されるため、被照射面における照度の明暗差を100lx以下とすることができる。
【0026】
このように、本実施の形態によれば、反射面20の軸心A上に沿ってランプ8の配置位置を可変することで、良好な光出力特性を有した広角形、中角形、及び狭角形の照明装置を1つの反射笠6で実現することができる。特に、反射笠6の反射面20に設けた反射領域D1〜D13を、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性として要求される規定値を満足するように設定したため、広角形、中角形、及び狭角形のいずれで用いる場合でも良好な照明性能が得られる。
また、高天井用照明装置1の設置後であっても、反射面20内でのランプ8の配置位置を適宜に調整することで、照明環境に応じて、広角形、中角形、及び狭角形を適宜に選択することができる。
【0027】
また、本実施形態によれば、ランプ8として、外球9が透明である透明型HIDランプを用いたため、拡散型HIDランプに比べて、照明効率を上げることができるため、高天井用照明装置1の設置台数の削減、及び省エネルギー化が図られる。
【0028】
また、本実施形態によれば、反射笠6の反射面20を、反射面20の軸心Aを中心として周方向に所定の間隔で分割して同心状の反射領域D1〜D13の夫々に略矩形状の複数のファセット32を形成し、それぞれのファセット32の面を平面に形成したため、各反射領域D1〜D13によって生じる被照射面内での照度の明暗差が解消される。
【0029】
また、本実施形態では、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角φの方向に光を放射する上記第2パート30−2が反射面20に設けられているから、規定されたB/Hにしたがって高天井用照明装置1を設置するだけで、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、複数の高天井用照明装置1の照明による被照射面の均斉度を良好に維持することができる。
さらに本実施形態では、第3パート30−3が、ランプ8の発光点Oを配置位置Pw、Pm、Pnのいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として光を放射するため、各高天井用照明装置1の直下に所定量の光量を常に放射し、広角形、中角形、及び狭角形のいずれとして用いる場合であっても、十分な直下照度を維持することができる。
【0030】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態に係る照明装置の一態様たる高天井用照明装置の構成を示す図である。
【図2】高天井用照明装置の主要部の断面を模式的に示す図である。
【図3】ホルダを構成する部品図である。
【図4】反射笠の構成を示す図である。
【図5】配光に応じたランプの配置位置を説明するための図。
【図6】反射面の構成を示す図。
【図7】高天井用照明装置の設置の態様を示す図である。
【図8】広角形の配置位置を基準としたときの反射面の構成などを示す図である。
【図9】中角形の配置位置を基準としたときの反射面の構成などを示す図である。
【図10】狭角形の配置位置を基準としたときの反射面の構成などを示す図である。
【図11】高天井用照明装置の性能の一例を示す図。
【符号の説明】
【0032】
1 高天井用照明装置(照明装置)
2 ホルダ
4 ソケット台
6 反射笠
8 ランプ(光源)
9 外球
18 ソケット位置調整用目印
20 反射面
22 照射開口
A 軸心
O 発光点
Pw 配置位置(広角位置)
Pm 配置位置(中角位置)
Pn 配置位置(狭角位置)
D1〜D13 反射領域
φ 1/2照度角
B 配置間隔
【特許請求の範囲】
【請求項1】
反射笠内に外球が透明な光源または点状の光源を配置すると共に、前記光源を反射笠内で広角位置、中角位置、及び狭角位置に移動可能に構成し、
前記反射笠の反射面を、前記光源の各位置に応じて、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる形状に構成したことを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記反射笠の反射面を平面が周方向に連続する多面体に構成したことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角の方向に主として配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記反射笠に、前記光源を前記広角位置に移動したとき、開き角26〜33度に配光し、前記中角位置に移動したとき、開き角24〜31度に配光し、前記狭角位置に移動したとき、開き角20〜29度に配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として配光する第二反射領域を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の照明装置。
【請求項1】
反射笠内に外球が透明な光源または点状の光源を配置すると共に、前記光源を反射笠内で広角位置、中角位置、及び狭角位置に移動可能に構成し、
前記反射笠の反射面を、前記光源の各位置に応じて、広角形、中角形、及び狭角形の光出力特性が得られる形状に構成したことを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記反射笠の反射面を平面が周方向に連続する多面体に構成したことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、1/2照度角の方向に主として配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記反射笠に、前記光源を前記広角位置に移動したとき、開き角26〜33度に配光し、前記中角位置に移動したとき、開き角24〜31度に配光し、前記狭角位置に移動したとき、開き角20〜29度に配光する第一反射領域を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記反射笠に、前記光源を前記各位置のいずれに移動させた場合であっても、直下を含む方向に主として配光する第二反射領域を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の照明装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−277355(P2009−277355A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−124543(P2008−124543)
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【出願人】(000126274)株式会社アイ・ライティング・システム (56)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【出願人】(000126274)株式会社アイ・ライティング・システム (56)
【Fターム(参考)】
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