説明

特装車運行管理システム

【課題】特装車運行管理システムにおいて、複数種類の特装車の運行管理を行いたいユーザが各特装車特有の操作を行ったときの履歴管理を容易に行えるようにする。
【解決手段】特装車の操作を行ったときにCPU31a(操作種類データ作成手段)がその操作に応じた操作種類データを作成し、GPS受信部22(車両位置検出手段)が特装車の位置を検出して車両位置データを取得し、デジタルカメラ26(撮影手段)が電子画像データを取得し、記憶部31b(履歴保存手段)に、そのときの操作種類データ、車両位置データ及び電子画像データを保存する。履歴保存手段に保存した履歴データを通信ネットワーク50を介して車両側送受信装置32が送信し、端末機40が受信して処理し、各特装車毎に整理して保存する。端末機40で特装車の種類を選択すると、選択された種類の特装車の履歴データが表示部47に各特装車の種類毎に異なる表示方法で表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の特装車の運行管理を行う特装車運行管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、車台に適宜な架装装置を架装した特殊車両の運行管理を行う運行管理システムにおいて、車両の制御装置に保存した車両に関する各種情報、並びに架装装置に関する各種情報を通信手段を介して管理サーバに送信して蓄積し、これら各種情報をネットワーク網を介して利用者が閲覧、加工できることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、特許文献2のように、コンテナの表面に設けられたコンテナIDコードと、車両位置データを取得するGPS受信部と、コンテナIDコードの電子画像データを取得する撮像素子と、少なくともコンテナの操作が行われたときに、操作種類データと操作日時データと車両位置データと電子画像データとを通信ネットワークに対して無線送信する車載装置と、管理サーバとを備えたコンテナ管理システムが知られている。この管理サーバは、サーバ側受信部としてのゲートウェイと、電子画像データを解析してコンテナの識別を行うと共に、識別されたコンテナ関連情報を取得するCPUとを有する。
【0004】
また、特許文献3のように、ダンプ車両1でチルトアップを検出すると、ダンプ車両の撮影手段により写真の撮影が行われ、該ダンプ車両に付与されているダンプ車両識別情報、撮影日時情報取得手段が取得した撮影日時情報、車両位置検出手段が取得した車両位置情報、及び、撮影手段により撮影された写真の画像情報、で構成される車両情報を、センタ局に送信し、センタ局は、受信した車両情報を、センタ記憶手段に記憶すると共に、受信した該車両情報を表示情報として、少なくともこの表示情報の一部をセンタ表示手段に表示するようにして、ダンプ車両管理システムを構成することが行われている。
【0005】
さらに、特許文献4のように、パッカー車のパッカー部を駆動するパワーテイクオフは、PTOスイッチにより切換可能に構成され、車載機は、PTOスイッチの切換信号が入力されると、車両後部側方に設けたカメラの撮影タイミング信号を出力するようにし、パッカー車をゴミ収集場所に停車してパワーテイクオフに切り換えると、カメラ7によりゴミを回収する直前の集積状態の状況を撮影することができる廃棄物情報収集装置が知られている。この画像情報は、GPSアンテナで特定する位置情報と共に記憶されることにより、ゴミ収集センタで地域毎のゴミ発生の状況を認識でき、分析結果をフィードバックすることで地域住民のゴミ低減意識を向上させることができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−151069号公報
【特許文献2】特開2009−1419号公報
【特許文献3】特開2009−263080号公報
【特許文献4】特開2007−76884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の特装車運行管理システムでは、いずれも運行対象とする特装車の種類が特定されており、1つの端末において、運行管理を行いたい特装車の種類を選択し、その特装車特有の操作に合わせた履歴管理を容易に行うことはできず、複数種類の特装車の運行管理を行いたいユーザにとっては使いにくいという問題があった。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数種類の特装車の運行管理を行いたいユーザが各特装車特有の操作を行ったときの履歴管理を容易に行えるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、この発明では、1つの端末機において複数種類の特装車のうち、履歴データを見たい特装車の種類を選択して運行管理を行えるようにした。
【0010】
具体的には、第1の発明では、複数種類の操作が可能な複数種類の特装車を管理可能な特装車運行管理システムを対象とし、
上記特装車運行管理システムは、
上記特装車に設けられ、該特装車の複数種類の操作を行ったときに操作種類データを作成する操作種類データ作成手段と、
上記特装車に設けられ、該特装車の位置を検出して車両位置データを取得する車両位置検出手段と、
上記特装車に設けられ、少なくとも該特装車の周囲を含む画像を撮影して電子画像データを取得する撮影手段と、
上記特装車に設けられ、上記操作を行ったときの、少なくとも上記操作種類データ、上記車両位置検出手段からの車両位置データ及び上記撮影手段が撮影した電子画像データを保存する履歴保存手段と、
上記履歴保存手段に保存した履歴データを通信ネットワークを介して送信する車両側送受信装置と、
上記車両側送受信装置から送信された履歴データを受信して処理し、各特装車毎に整理して保存する端末機と、
上記端末機に接続され、上記履歴データを表示可能な表示部とを備え、
上記端末機において、上記特装車の種類を選択することにより、選択された種類の特装車の履歴データを上記表示部に各特装車の種類毎の操作に合わせて異なる表示方法で表示可能に構成されている。
【0011】
上記の構成によると、特装車は、その種類毎に複数種類の操作を行うことができるが、特装車の複数種類の操作を行ったとき、特装車の操作種類データ作成手段が操作種類データを作成させ、車両位置検出手段が特装車の位置を検出して車両位置データを取得し、撮影手段が少なくとも特装車の周囲を含む画像を撮影して電子画像データを取得し、履歴保存手段に操作種類データ、車両位置データ及び電子画像データを保存する。この履歴保存手段に保存した履歴データは、通信ネットワークを車両側送受信装置を介して端末機に送信され、端末機は、送信された履歴データを受信して処理し、各特装車毎に整理して保存する。端末機で、特装車の種類を選択すると、選択された種類の特装車の履歴データが表示部に各特装車の種類毎の操作に合わせて異なる表示方法で表示される。このため、特装車の種類毎の特有の操作に合わせて異なる履歴データが表示されるので、各特装車の種類に応じた各種操作に対する運行管理が容易に行える。なお、端末機は、例えば、パーソナルコンピュータなどで構成しても管理サーバで構成してもよい。管理サーバの場合には、この管理サーバを介して複数のパーソナルコンピュータに接続すればよい。
【0012】
第2の発明では、第1の発明において、
上記端末機は、上記車両位置データを表示する走行ドットと、上記操作種類を表示する操作種類ドットとが現れた地図を上記表示部に履歴画面として表示可能に構成されており、
上記履歴画面には、上記操作種類毎に異なる操作種類ドットが表示され、該操作種類ドットは、上記走行ドットよりも大きく表示される構成とする。
【0013】
上記の構成によると、通常地図上には走行ドットの数が操作種類ドットの数よりも多く表示されるので、操作種類ドットを走行ドットよりも大きく表示させることで、操作種類ドットが際立ち、各種操作が行われた場所を容易に判断できる。そして、操作種類毎に操作種類ドットが異なる態様で表示されるので、各種操作毎の運行管理が容易である。異なる態様とは、例えば色を変えたり、形を変えたり、点滅速度を変えたりすることで得られる。
【0014】
第3の発明では、第2の発明において、
上記履歴画面において、地図上に現れた上記操作種類ドットをクリックすることで、該操作種類の操作を行ったときの上記履歴データが表示される構成とする。
【0015】
上記の構成によると、地図上の特定の操作の履歴データを見たいときに、その操作種類ドットをクリックするだけ確認できるので、操作が容易である。
【0016】
第4の発明では、第2又は第3の発明において、
上記地図内に表示された操作種類ドットの凡例をクリックすることにより、該地図内に表示された該操作種類ドットに関する上記履歴データが表示される構成とする。
【0017】
上記の構成によると、地図上の特定の操作種類ドットが複数表示されている場合などに、操作種類ドットの凡例をクリックするだけでその操作の履歴データを確認できるので、操作が容易である。また、地図の縮尺を変更することにより地図上の操作種類ドットの表示範囲を調整し、所望の範囲の操作種類ドット一覧を容易に表示させることができる。
【0018】
第5の発明では、第2乃至第4のいずれか1つの発明において、
上記履歴画面に地図内に現れた操作種類ドットに属する履歴データを一覧表示可能なボタンが表示される構成とする。
【0019】
上記の構成によると、地図上の特定の操作種類ドットが複数表示されている場合などに、一覧表示可能なボタンをクリックするだけで、その操作の履歴データの一覧を確認できるので、その後の操作が容易である。履歴データのうち、電子画像データのみを一覧で表示するようにしてもよい。
【0020】
第6の発明では、第2乃至第5のいずれか1つの発明において、
上記各走行ドットをクリックすることにより、上記地図内に、上記特装車が該走行ドットのある位置を通過した日時を示す位置時刻情報が表示される構成とする。
【0021】
上記の構成によると、走行ドットをクリックすれば、その走行ドットのある位置を通過した日時が地図上に現れるので、位置時刻情報を容易に把握することができる。
【0022】
第7の発明では、第1乃至第6のいずれか1つの発明において、
上記端末機において、上記特装車の種類としてコンテナ運搬車を選択したときには、電子画像データ及び該電子画像データから光学式文字読取装置で読み込まれた該コンテナ運搬車に積み込まれるコンテナの識別データが上記履歴データに加えられる構成とする。
【0023】
上記の構成によると、コンテナ運搬車の場合、搭載するコンテナの識別番号を取得する必要があるが、デジタルカメラで取得した電子画像データから光学式文字読取装置でコンテナの識別番号を読み取って解析することで、バーコードなどの直接読み取りに比べてコンテナの識別番号の記載位置にバラツキがあっても確実に識別番号を取得できる。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように、本発明によれば、複数種類の特装車側で作成した履歴データを通信ネットワークを介して受信した端末機が、特装車の種類を選択することで、運行管理を行いたい種類の特装車の履歴データを表示部に各特装車の種類毎に、その複数種類の操作に合わせて異なる表示方法で表示できるので、複数種類の特装車の運行管理を行いたいユーザが各特装車特有の操作を行ったときの履歴管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】塵芥収集車管理システムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる塵芥収集車の側面図である。
【図3】塵芥収集車の後部を拡大して側方から見た側方断面図である。
【図4】塵芥収集車の油圧回路図である。
【図5】塵芥収集車側の動作を示すフローチャートである。
【図6】進捗状況画面を示す説明図である。
【図7】履歴画面を示す説明図である。
【図8】車両履歴画面を示す説明図である。
【図9】操作リスト画面を示す説明図である。
【図10】選択された車両の履歴データを示す説明図である。
【図11】電子画像データ一覧画面を示す説明図である。
【図12】実施形態の変形例1にかかる回転式塵芥積込装置を備えた塵芥収集車の後部を拡大して側方から見た側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
−特装車運行管理システム−
図1は、複数種類の特装車を通信ネットワーク50を用いて管理する特装車運行管理システム100を示す。本実施形態では、圧縮式の塵芥収集車1を管理する場合を具体的に説明しているが、同じ端末機40で回転式の塵芥収集車、コンテナ運搬車両、ダンプ車、テールゲートリフタ架装車、車両運搬車、浄化槽汚泥濃縮車、汚泥運搬車、タンクローリー車、粉粒体運搬車、飼料運搬車、吸引車、資源回収車、散水車等の他の特装車の管理も行えるようになっている。
【0028】
通信ネットワーク50は、例えば、無線通信網50aとインターネット50bを有する。無線通信網50aは、例えば、PHS、携帯電話の通信網とする。塵芥収集車1等の各特装車に搭載した車両側送受信装置32は、無線通信網50aと通信可能に構成されている。
【0029】
そして、特装車運行管理システム100は、塵芥収集車1を管理する収集運搬事業者等の事務所などに設置された端末機40を備えている。端末機40は、例えば、パーソナルコンピュータよりなるが、管理サーバでもよく、管理サーバの場合には、この管理サーバを介して複数のパーソナルコンピュータに接続すればよい。この端末機40は端末側受信部41及び端末側送信部45を備えている。この端末側受信部41によって無線通信網50a及びインターネット50bを介して車両側送受信装置32から無線送信されたデータを受信可能に構成されている。また、端末側送信部45により、各種信号をインターネット50bに対して送信可能に構成されている。これら端末側受信部41及び端末側送信部45は、インターネット50bの接続方法に対応するルータなどのゲートウェイよりなる。このインターネット50bとの接続方法は、光ファイバー、ADSL、ダイヤルアップ等特に限定されない。車両側送受信装置32と端末側受信部41及び端末側送信部45との間の通信は、例えば、1秒から3分程度の所定間隔で行われるようにしてもよいし、各種操作が行われたときに適宜行われるようにしてもよい。端末機40及び塵芥収集車1等の特装車は、図面では、それぞれ1つしか示していないが、その数は限定されず複数でもよい。
【0030】
また、端末機40は、データ取得部42を備え、端末側受信部41が受信した各種データを取得するように構成されている。このデータ取得部42により取得されたデータは、後述するプログラムにより処理され、記憶部46に一時的に又は長期にわたって保存されると共に、端末機40が備える表示部47に表示可能に構成されている。各種情報は、さらにキーボードやマウスからなる入力部48からも適宜追加して入力可能となっている。
【0031】
そして、端末機40からの各種信号は、上記端末側送信部45によってインターネット50bに対して送信されるようになっている。
【0032】
−塵芥収集車の概略構造−
図2及び図3は本発明の実施形態にかかる特装車運行管理システム100で運行管理される代表的な特装車である塵芥収集車1を示す。この塵芥収集車1の車体2上に塵芥収容箱3が搭載されている。この塵芥収容箱3の後方開口部4には、その上方で投入箱支持ピン5により軸支された塵芥投入箱6が設けられている。この塵芥投入箱6は、塵芥収容箱3と塵芥投入箱6との間に設けられた図1に示す回動シリンダ9により、投入箱支持ピン5を中心に回動自在に構成されている。塵芥収集車1は、車体2のエンジン(図示せず)に駆動されるPTO(動力取出装置)52(図4に示す)を備えている。このPTO52の動力により、油圧機器30が駆動されるようになっている。
【0033】
塵芥投入箱6の後部には投入口7が開口され、その内部には塵芥積込装置20が装備されている。塵芥積込装置20は、塵芥投入箱6内に投入口7を通じて投入された塵芥55を圧縮して塵芥収容箱3内に積み込むためのものである。塵芥投入箱6の両側壁には案内溝部材8が補強枠を兼ねて前方上部より後方下部に向かって敷設されている。塵芥投入箱6内にはその横幅一杯に広がる摺動板10が収容されている。この摺動板10の両側縁の上下には、案内ローラ11が回転可能に設けられている。これらの案内ローラ11は、上記案内溝部材8の内壁に沿って摺動自在に嵌入されている。上記摺動板10の背面上部の左右端部に設けたボス部19には、摺動板支持軸12が挿通されている。この摺動板支持軸12が摺動板10の摺動距離に合致して塵芥投入箱6の側壁に形成された摺動用開口(図示せず)を越えて塵芥投入箱6の内側より外側に突出するように配置されている。塵芥投入箱6の側壁から外側に突出した摺動板支持軸12と塵芥投入箱6の下部間には、塵芥投入箱6の外側で案内溝部材8の傾斜方向に沿って設けられた摺動シリンダ13が連結されている。この摺動シリンダ13の伸縮作動によって摺動板10を案内溝部材8に沿って上下に往復移動させるようにしている。
【0034】
図3に示すように、上記摺動板10の下端には、塵芥投入箱6の横幅一杯に広がる圧縮板15が前後に揺動自在に支持されている。この圧縮板15の先端は前方に向かって若干屈折形成されている。上記圧縮板15の背面に突設した接続部15aと上記摺動板10の背面上部に設けられた摺動板支持軸12との間には、揺動シリンダ14が連結され、この揺動シリンダ14の伸縮作動によって上記圧縮板15を前後に揺動させるようにしている。
【0035】
このように構成することで、塵芥積込装置20は、摺動シリンダ13及び揺動シリンダ14の伸縮動作により摺動板10と圧縮板15とが反転、下降、圧縮及び上昇を1サイクルとして作動することで、投入口7を通じて塵芥投入箱6に投入された塵芥55を塵芥収容箱3に積み込むように構成されている。
【0036】
図2に示すように、塵芥収容箱3には、上記油圧機器30に駆動され、塵芥収容箱3内の塵芥を排出する排出装置18を備えている。具体的には、塵芥収容箱3内には排出板17が前後方向に摺動自在に配設されている。排出板17は、塵芥収容箱3の横幅及び上下高さと略同じ大きさに形成された板状体であり、排出シリンダ16の伸縮動作により塵芥収容箱3内を前後に摺動するようになされている。これら塵芥積込装置20及び排出装置18が塵芥積込排出装置21を構成している。
【0037】
また、塵芥収容箱3は、ロードセル28に計量可能に支持されている。塵芥投入箱6には、計量操作部29が設けられ、この計量操作部29を操作することで、適宜塵芥収容箱3内の塵芥の質量を計量できるようになっている。計量を行うには、まず、計量操作部29にある風袋引きボタン29aを押して0点補正を行い、次に計量ボタン29bを押すことで、ロードセル28の値を読み込んで計量を行うようになっている。なお、風袋引きボタン29a及び計量ボタン29bは、ハンディーターミナル129に設けられていてもよい。
【0038】
図4は、本実施形態にかかる塵芥収集車の油圧機器30の油圧回路61を示す。塵芥収集車1は、例えば後述する車載機23に搭載されたコントロールユニット31を備え、このコントロールユニット31は、塵芥積込排出装置21を制御するように構成されている。詳しくは説明しないが、図1にも示すように、コントロールユニット31は、操作種類データ作成手段としてのCPU31a、データを一時的に又は継続的に保存する、履歴保存手段としての記憶部31b、塵芥積込排出装置21等を制御する制御部31c、塵芥積込排出装置21等を操作する、操作端末31dなどを備えている。
【0039】
油圧機器30は、上記PTO52に駆動される油圧ポンプ51を備えている。油圧機器30は、作動油を貯留する油圧タンク62を備え、油圧タンク62内の作動油を油圧ポンプ51で吸い上げて供給側の油圧配管61aに流通させてコントロールバルブ63に供給するように構成されている。各シリンダ9,13,14,16は、油圧配管61cを介してコントロールバルブ63に接続されている。コントロールバルブ63は、図示しない複数の電磁弁を備え、電磁弁の開閉ポートを切り換えることにより、油圧ポンプ51から吐出された作動油を所望のシリンダ9,13,14,16に対して供給するように構成されている。このことで、コントロールユニット31から送られてきた信号により、コントロールバルブ63を介して4種類のシリンダ9,13,14,16の伸縮動作の切換が制御され、又は運転が停止される。
【0040】
そして、コントロールバルブ63を通過した戻り側の作動油は、回収側の油圧配管61bを流通し、リターンフィルタ64で濾過された後、再び油圧タンク62に回収されるようになっている。
【0041】
塵芥収集車1のキャブ24には、車載機23が搭載されている。図1に示すように、この車載機23は、塵芥収集車1の位置を検出して車両位置データを取得する車両位置検出手段としてのGPS受信部22を備えている。GPS受信部22は、GPSアンテナ22aを介して図示しない人工衛星からの信号を受信し、塵芥収集車1の位置を知ることができるシステムとなっている。
【0042】
また、車載機23には、コントロールユニット31で得られた各種データ、GPS受信部22で得られた車両位置データ等を通信ネットワーク50に対して無線送信すると共に、通信ネットワーク50からの信号を受信する車両側送受信装置32が設けられている。
【0043】
さらに、車載機23は、液晶ディスプレイなどよりなる表示パネル25を備え、この表示パネル25は、GPS受信部22の地図データ、車両位置データ等の各種情報を表示し、作業者に知らせる役割を果たしている。表示パネル25は例えば、運転席に搭載されたGPS画面やバックモニターが兼用されている。
【0044】
さらに、図2にも示すように、塵芥投入箱6の上部には、撮影手段としてのデジタルカメラ26が設けられている。デジタルカメラ26は、静止画像を撮影するデジタルスチルカメラ(写真撮影手段)である。なお、デジタルカメラ26は、動画の撮影が可能なデジタルビデオカメラであってもよい。デジタルビデオカメラの場合、コントロールユニット31内でデジタルカメラ26で得られた動画データをデジタル静止画像データに変換するようするとよい。デジタルカメラ26は、投入口7と塵芥収集車1の後方の廃棄物置き場との両方が映るように設けるのが望ましい。この撮影範囲は、特装車の種類に合わせて調整すればよい。デジタルカメラ26は、コントロールユニット31と接続されている。CPU31aは、操作端末31dや端末機40からの指示を受け、デジタルカメラ26に対して写真撮影指示を出力する。デジタルカメラ26は、このCPU31aからの写真撮影指示を受けて、写真撮影を行い、電子画像データを取得し、出力するようになっている。
【0045】
また、車載機23には、時計部27が設けられ、撮影時刻データ(操作日時データ)をCPU31aに対して送信可能となっている。
【0046】
−特装車運行管理システムの作動−
次に、本実施形態にかかる特装車運行管理システム100の作動の一例について説明する。
【0047】
(塵芥収集車1側の動作)
塵芥収集車1は、走行時、GPS受信部22が車両位置情報を取得し、記憶部31bに記録する。そして、所定のルートを通り、廃棄物置き場や廃棄物処理場に到着すると、停車する。
【0048】
図5に示すように、まず、塵芥収集車1において、操作端末31dによって各操作が行われると、コントロールユニット31のCPU31aによりPTO52がオン操作され、コントロールバルブ63が作動して塵芥積込排出装置21が動き、積込操作又は排出操作が行われ、作業終了後には、PTO52がオフ操作され、作業を終了する。また、任意撮影の操作は、塵芥収集車1の乗員の操作端末31dの操作又は端末機40のオペレータの指示により行われる。計量ボタン29bを押して計量を行ったとき、計量データが車載機23の記憶部31bに保存される。なお、記憶部31bに保存された計量データは、通信ネットワーク50を介して適宜端末機40に送られる。
【0049】
そして、各操作に対応してそれぞれの操作種類信号がCPU31aに対して出力される(ステップS1)。
【0050】
操作種類信号が出力されると、CPU31aは、操作種類データ作成手段として、操作種類信号に対応した操作種類データを作成する(ステップS2)。具体的には、PTO52のオン操作は作業準備に、積込操作開始ボタン又は排出開始ボタンの操作は作業開始に、PTO52のオフ操作は作業終了、任意撮影の操作は任意撮影の操作種類データにそれぞれ該当する。
【0051】
また、CPU31aは、操作種類信号を受信した後、デジタルカメラ26に対して写真撮影の指示を行うと共に(ステップS3)、写真撮影によりデジタルカメラ26から出力される電子画像データを取得する(ステップS4)。また、CPU31aは、デジタルカメラ26の撮影時点における時刻である撮影時刻を示す撮影時刻データ(操作日時データ)を時計部27から取得すると共に、デジタルカメラ26の撮影時点における塵芥収集車1が存在している位置を示す車両位置データをGPS受信部22から取得する(ステップS4)。そして、操作種類データ、車両位置データ、撮影時刻データ及び記憶部31bに保持されている車両番号データなどを合わせて、履歴データを作成し、記憶部31bに記憶する(ステップS5)。
【0052】
CPU31aは、塵芥収集車1の車両運行が終了していない限り(ステップS6)、ステップS1に戻って、上記の処理(ステップS1〜ステップS5)が繰り返される。塵芥収集車1の車両運行が終了すると(ステップS6)、車載機23は処理を終了する。
【0053】
そして、記憶部31bに記憶されたデータは、予め設定された間隔で、又は端末機40が要求したときに、車両側送受信装置32を介して端末機40へ送信される。
【0054】
(端末機40側の動作)
車両側送受信装置32から各種データが送信されると、端末機40のCPU49は、端末側受信部41を介して履歴データを受信すると共に、各種データを記憶部46に記憶する。端末機40では、CPU49は、車載機23から送信され、記憶部46に記憶されている履歴データを、端末機40が内蔵するプログラムにより処理して記憶部46に保存する。
【0055】
ここで、端末機40での特装車運行管理プログラムでの各種操作について説明する。
【0056】
特装車運行管理プログラムによる表示が表示部47に表示され、例えば、図6に示すメイン画面で、進捗状況ボタン、履歴ボタン、日報ボタン、分析ボタン等をクリックすることで、各画面に切り換わるようになっている。
【0057】
(1)進捗状況画面
進捗状況画面101では、操作対象となる特装車、コンテナ、現場の現在地を検索できる。また、住所や目的物によって地図を検索することができる。例えば、この進捗状況画面がメイン画面に設定されている。
【0058】
この画面の左上にある車両、コンテナ及び現場の各チェックボックス102を選択して表示させることにより、地図上に選択された対象物が表示される。複数のチェックボックスを選択することができるようにしてもよい。右上の車両、コンテナ、現場、住所及び目的物のアイコン103を選択すると、各アイコンに対応した検索項目が検査項目リスト104に列挙される。例えば、車両のアイコンでは、車両形態104a、車両名、車番、車種、運転手及び稼働状況の各検査項目が入力できる。入力すると、記憶部46に保存された情報のうち、検索条件に合致した最新のデータが表示される。
【0059】
例えば、車両形態104aで圧縮パッカー車を選択すると、現在の表示された地図内にある車両が表示される。地図上には、車両形態(車種)毎に表示される異なる形態、色の車両アイコン108が設定されており、一目で特装車の種類がわかるようになっている。車両アイコン108の下には車番105が表示される。右下には、該当する車両のリスト106が列挙され、そのリスト106には、表示ボタン、車番105、運転手名、車両形態、稼働状況が表示される。表示ボタン107を押すとその車両の現在地が地図の中心になるように画面が移動する。地図上には、車番105はリスト106と同じ色で表示されており、その車番105をクリックすると、特装車の種類を示す車両形態、車番、運転手名、製造番号などの車両情報の詳細が表示される(図示省略)。
【0060】
同様に、コンテナ、現場、住所及び目的物でも同様に進捗状況確認が行える。
【0061】
(2)履歴画面
図7に示すように、履歴画面110では、左上に検索したい日付の範囲111、車両履歴112、コンテナ履歴113及び現場履歴114が入力できる。
【0062】
まず、前日以前は、検索したい日付を日付範囲111に入力する。当日は、現在状況確認ボタン115を選択する。
【0063】
次いで、車両履歴を入力する場合には、車両履歴112を選択し各項目を入力する。例えば、得意先名112aをクリックすると、記憶部46に記憶された得意先名が表示されるので、見たい得意先名を選択する。また、現場名、車番、車両名、車種及び車両形態も入力できる。
【0064】
最後に履歴表示ボタン116をクリックすると、図8に示すように、車両履歴画面120に移り、該当する車両の車番がリスト121に列挙される。履歴を見たい車両の車番の左側のチェックボックス121aを選択すると、地図上に車両履歴が表示される。本実施形態では、地図上に表示できる車両は1台とするが、複数台表示できるようにしてもよい。
【0065】
一方、リスト121上の車番121bを選択すると、選択された塵芥収集車1における、特装車の種類を示す車両形態、車番、運転手名、製造番号などの車両の詳細が表示される(図示省略)。地図上には、車両が走行した後を示す車両位置情報が走行ドット122として表示される。走行ドット122は、所定時間(例えば15秒おき)間隔でGPS受信部22が受信した車両位置データが記憶部31bに蓄積され、車両側送受信装置32を介して端末機40へ送信されたものである。また、地図上には、各種操作種類(操作準備、操作終了、作業開始、任意撮影、計量)が操作種類ドット123として表示される。例えば、走行ドット122は赤色の円で表示され、操作種類ドット123は、それぞれ別の色の円で表示される。操作種類ドット123毎の異なる態様は、色を変えるだけでなく、形を変えたり、点滅速度を変えたりすることで得られるようにしてもよい。操作種類ドット123の直径は、走行ドット122の直径の2倍となっている。そのことで、操作種類ドット123が際立って履歴検索しやすくなっている。走行ドット122は、GPS受信部22が所定間隔で受信したデータを元に表示するので、地図の縮尺が小さい場合には直線状につながるが、縮尺を大きくして表示範囲を狭くしていく場合、離散的に表示される。この場合、各走行ドット122を矢印でつないだり、近似曲線で表示したりして見やすくしてもよい。また、各操作種類ドット123のうち、必要な操作種類ドット123のみ表示するようにしてもよい。
【0066】
履歴画面110の左下には、地図範囲内の操作種類ドット123を種類毎に表示したり、全て表示したりするリスト表示選択ボタン124が設けられている。全操作リスト表示ボタン124aをクリックすると、地図上に現れている全ての操作種類ドット123に関する履歴データが閲覧可能となっている。各操作リスト表示ボタン124bをクリックすると、地図上に現れている該当する操作種類ドット123に関する履歴データが閲覧可能となっている。また、地図の縮尺を変更し、一覧に表示できる履歴データの数を変更できる。なお、走行ドット122や操作種類ドット123の形状は特に限定されず、大きさのさも2倍に限定されず、1.5倍や3倍などでもよい。
【0067】
地図の右側に表示された凡例125の操作種類ドット125aをクリックすると、地図上の操作種類ドット123が複数ある場合には、図9に示すように、エリア一覧表示130に切り換わる。表示されたリストのうち履歴を見たいものを選択すると、図10に示すように、その選択された操作が行われた場所の地図91と画像132とが表示される。画面上には、日時、操作種類、場所等が表示される。この表示項目は、特装車の種類毎にそれぞれ異なるものとすることができる。地図上の操作種類ドット123が1件のみの場合も、図10に示すように、そのときの画像データが画面上に新たに表示される。縮尺は例えば1/1000に固定とし、地図91のみ又は画像132のみを表示させるようにしてもよい。エリア一覧表示130は、デフォルトでは日付の順に並んでいるが、並び替えボタン133を押すことにより、データの並び替えが可能である。一括確認ボタン134を押すと、図11に示すように、各操作時の画像の一覧135が表示される。チェックしたい画像を選択すると、図10に示すように、個別表示が行われる。例えば、操作画像の保存期間を1週間程度とすれば、記憶部46の負担が少なくて済む。なお、地図上の各走行ドット122をクリックすると、各走行ドット122の位置に応じて図14に表示されるデータのうち、操作情報と画像132とを抜いたデータ(例えば、その走行ドット122のある位置を通過した日時を示す位置時刻情報のみ)が表示される。このため、所望の地点の位置時刻情報を容易に把握することができる。
【0068】
したがって、本実施形態にかかる特装車運行管理システムによると、複数種類の特装車の運行管理を行いたいユーザが各特装車特有の操作を行ったときの履歴管理を容易に行うことができる。
【0069】
−実施形態の変形例1−
上記実施形態では、圧縮式の塵芥収集車1を管理対象としたが、例えば、回転式の塵芥収集車201を管理対象とすることができる。この回転式の塵芥収集車201では、図12に示すように、塵芥積込装置220として塵芥投入箱6の底部に基端を中心として回転自在に設けられた回転板215と、回転板215の上部に前後に、揺動シリンダ213によって揺動自在に設けられた押込板210とを備え、回転板215の回転動作と押込板210の揺動動作との協動によって上記塵芥投入箱6に投入された塵芥55を圧縮して塵芥収容箱3に積み込むように構成してもよい。詳しくは図示しないが、塵芥収容箱3は、車体2に設けた傾動装置としての傾動シリンダを伸縮させることにより、車体2後方の傾動軸を中心に傾動可能(ダンプ可能)に構成されている。また上記実施形態と同様に、この回転式の塵芥収集車201にもロードセルや計量操作部が設けられている。この構成に合わせて操作種類データとしては、PTO52のオン操作は作業準備に、塵芥積込装置220を作動させる積込操作開始ボタン又は傾動シリンダを作動させる排出開始ボタンの操作は作業開始に、PTO52のオフ操作は作業終了、任意撮影の操作は任意撮影、計量操作は計量にそれぞれ該当する。これに合わせて回転式の塵芥収集車201の車載機23で履歴データを作成すれば、同じ端末機40で回転式の塵芥収集車201の運行管理が同様の方法で容易に行える。
【0070】
−実施形態の変形例2−
また、詳しくは図示しないが、コンテナ運搬車を特装車として選択することができる。コンテナ運搬車は、荷役装置により廃棄物が積載されたコンテナの積込及び積降が可能に構成されている。また上記実施形態と同様に、このコンテナ運搬車にもロードセルや計量操作部が設けられ、コンテナの計量を行えるようになっている。この構成に合わせて操作種類データとしては、PTO52のオン操作は作業準備に、荷役装置を作動させる積込操作開始ボタン又は積降操作開始ボタンは作業開始に、PTO52のオフ操作は作業終了、任意撮影の操作は任意撮影、計量操作は計量にそれぞれ該当する。
【0071】
そして、特装車の種類としてコンテナ運搬車を選択したときには、電子画像データから光学式文字読取装置で読み込まれた、コンテナ運搬車に積み込まれるコンテナの識別データが履歴データに加えられる。
【0072】
コンテナ運搬車の場合、搭載するコンテナの識別番号を取得する必要があるが、デジタルカメラで取得した電子画像データから光学式文字読取装置でコンテナの識別番号を読み取って解析することで、バーコードなどの直接読み取りに比べてコンテナの識別番号の記載位置にバラツキがあっても確実に識別番号を取得できるというメリットがある。
【0073】
そして、履歴画面110において画像は、電子画像テータだけでなく、電子画像データから読み取ったコンテナ識別番号も表示するようにするとよい。また、積み降ろしたコンテナがある場合、そのコンテナ自体の履歴データとして、コンテナの種類、コンテナ内部の内容物の詳細、積み降ろし日時などを保存しておくことで、コンテナ自体の管理が行える。
【0074】
このようにして、本変形例でも、同じ端末機40で回転式の塵芥収集車201の運行管理が同様の方法で容易に行える。
【0075】
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
【符号の説明】
【0076】
1 塵芥収集車(特装車)
6 塵芥投入箱
22 GPS受信部(車両位置検出手段)
23 車載機
26 デジタルカメラ(撮影手段)
27 時計部
31 コントロールユニット
31a CPU(操作種類データ作成手段)
31b 記憶部(履歴保存手段)
31c 制御部
31d 操作端末
32 車両側送受信装置
40 端末機
45 端末側送信部
47 表示部
48 入力部
100 特装車運行管理システム
110 履歴画面
122 走行ドット
123 操作種類ドット
134 一括確認ボタン
201 塵芥収集車(特装車)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の操作が可能な複数種類の特装車を管理可能な特装車運行管理システムであって、
上記特装車に設けられ、該特装車の複数種類の操作を行ったときに操作種類データを作成する操作種類データ作成手段と、
上記特装車に設けられ、該特装車の位置を検出して車両位置データを取得する車両位置検出手段と、
上記特装車に設けられ、少なくとも該特装車の周囲を含む画像を撮影して電子画像データを取得する撮影手段と、
上記特装車に設けられ、上記操作を行ったときの、少なくとも上記操作種類データ、上記車両位置検出手段からの車両位置データ及び上記撮影手段が撮影した電子画像データを保存する履歴保存手段と、
上記履歴保存手段に保存した履歴データを通信ネットワークを介して送信する車両側送受信装置と、
上記車両側送受信装置から送信された履歴データを受信して処理し、各特装車毎に整理して保存する端末機と、
上記端末機に接続され、上記履歴データを表示可能な表示部とを備え、
上記端末機において、上記特装車の種類を選択することにより、選択された種類の特装車の履歴データを上記表示部に各特装車の種類毎の操作に合わせて異なる表示方法で表示可能に構成されている
ことを特徴とする特装車運行管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の特装車運行管理システムにおいて、
上記端末機は、上記車両位置データを表示する走行ドットと、上記操作種類を表示する操作種類ドットとが現れた地図を上記表示部に履歴画面として表示可能に構成されており、
上記履歴画面には、上記操作種類毎に異なる操作種類ドットが表示され、該操作種類ドットは、上記走行ドットよりも大きく表示される
ことを特徴とする特装車運行管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の特装車運行管理システムにおいて、
上記履歴画面において、地図上に現れた上記操作種類ドットをクリックすることで、該操作種類の操作を行ったときの上記履歴データが表示される
ことを特徴とする特装車運行管理システム。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の特装車運行管理システムにおいて、
上記地図内に表示された操作種類ドットの凡例をクリックすることにより、該地図内に表示された該操作種類ドットに関する上記履歴データが表示される
ことを特徴とする特装車運行管理システム。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれか1つに記載の特装車運行管理システムにおいて、
上記履歴画面には、地図内に現れた操作種類ドットに属する履歴データを一覧表示可能なボタンが表示される
ことを特徴とする特装車運行管理システム。
【請求項6】
請求項2乃至5のいずれか1つに記載の特装車運行管理システムにおいて、
上記各走行ドットをクリックすることにより、上記地図内に、上記特装車が該走行ドットのある位置を通過した日時を示す位置時刻情報が表示される
ことを特徴とする特装車運行管理システム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1つに記載の特装車運行管理システムにおいて、
上記端末機において、上記特装車の種類としてコンテナ運搬車を選択したときには、電子画像データ及び該電子画像データから光学式文字読取装置で読み込まれたコンテナの識別データが上記履歴データに加えられる
ことを特徴とする特装車運行管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図12】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−113426(P2012−113426A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−260380(P2010−260380)
【出願日】平成22年11月22日(2010.11.22)
【出願人】(505443816)株式会社日本環境プロジェクト (8)
【出願人】(000002358)新明和工業株式会社 (919)
【出願人】(597097618)新明和ソフトテクノロジ株式会社 (2)
【Fターム(参考)】