説明

現像処理装置

【課題】乾燥部の腐食および感光材料の品質の低下を防止できる、現像処理装置を提供する。
【解決手段】現像処理装置10は、フィルムFを収納するパトローネPが装填される装填部12、フィルムFに現像処理を施す現像部14、および現像部14の下流側に設けられ現像部14からのフィルムFを乾燥させる乾燥部16を備える。現像部14には、それぞれ種類の異なる処理液が充填される複数の処理槽22と、処理液から発生する臭気ガスをオゾンよって分解・脱臭した後に排気口40を介して排気する排気部38とが設けられる。排気部38のオゾン発生器46によって発生されたオゾンは、案内部材48によって反応室42の内側と外側とに分配され、排気口40と乾燥部16とに案内される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は現像処理装置に関し、より特定的には、所定の搬送経路に沿って搬送される感光材料に処理液によって現像処理を施す現像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ラボ(現像所)等に設置される現像処理装置では、写真用のフィルム等の感光材料を所定の搬送経路に沿って搬送し現像部の複数の処理槽内で処理液に浸すことによって、感光材料に現像、定着および洗浄等の現像処理を施す。現像部で現像処理が施された感光材料は、乾燥部に送られ、乾燥部で乾燥された後に現像処理装置から排出される。
【0003】
このような現像処理装置の現像部では、所定の温度に温められる処理液が蒸発し、酢酸、アンモニア、その他の有機溶媒等の臭気ガスが発生する。臭気ガスは、処理液のコンタミネーション(汚染)や金属部品の錆の原因となるので、ファン等によって現像部から外部(たとえばラボの室内)に強制的に排気される。しかし、臭気ガスを室内に直接的に排気すると室内に臭気ガスが充満してしまい、室内のオペレータや顧客に不快感を与える。そこで、たとえば特許文献1には、現像部に設けられる臭気ガスの排気経路にオゾン発生器等を配置し、臭気ガスを分解・脱臭した後に排気する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2003−222988号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述のように現像部から臭気ガスを排気しても、現像部から乾燥部への臭気ガスの流入を完全に防止することは困難であり、臭気ガスによって乾燥部が腐食されるという問題があった。また、乾燥部において臭気ガスが感光材料に付着すると感光材料の品質が低下するという問題があった。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、乾燥部の腐食および感光材料の品質の低下を防止できる、現像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の現像処理装置は、所定の搬送経路に沿って搬送される感光材料に処理液によって現像処理を施す現像処理装置であって、感光材料を処理液に浸すことによって感光材料に現像処理を施す現像部、排気口を有し処理液から発生する臭気ガスを排気口を介して現像部から排気する排気部、搬送経路上で現像部の下流側に設けられ現像部からの感光材料を乾燥させる乾燥部、および臭気ガスを分解するための分解物質を乾燥部に供給する供給手段を備える。
【0007】
請求項2に記載の現像処理装置は、請求項1に記載の現像処理装置において、排気口は現像部における搬送経路の最下流近傍に設けられることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の現像処理装置は、請求項1または2に記載の現像処理装置において、供給手段は、分解物質を発生させる発生部と、分解物質を乾燥部に案内する第1案内部材とを含むことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の現像処理装置は、請求項3に記載の現像処理装置において、第1案内部材は分解物質を排気口と乾燥部とに案内することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の現像処理装置は、請求項3または4に記載の現像処理装置において、発生部は分解物質としてオゾンを発生させるオゾン発生器であることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の現像処理装置は、請求項3または4に記載の現像処理装置において、発生部は分解物質としてマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器であり、マイナスイオンを感光材料に案内する第2案内部材をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の現像処理装置では、搬送経路上で現像部の下流側に設けられる乾燥部に供給手段によって分解物質が供給される。これによって、現像部から乾燥部に流入した臭気ガスを分解物質によって分解することができ、乾燥部の腐食を防止できる。また、乾燥部で感光材料に臭気ガスが付着することを防止でき、感光材料の品質の低下を防止できる。
【0013】
現像部において搬送経路の下流側の処理液の成分が上流側の処理液に混入すると、上流側の処理液によって感光材料に適正な現像処理を施すことができなくなる。臭気ガスが結露し上流側の処理液に下流側の処理液の成分が混入することを防止するために、臭気ガスは現像部における搬送経路の最下流近傍から排気することが好ましい。しかし、現像部における搬送経路の最下流近傍から臭気ガスを排気すると、現像部の下流側の乾燥部に臭気ガスが流入し易くなってしまう。この発明によれば乾燥部に流入した臭気ガスを分解物質によって分解できるので、請求項2に記載するように、現像部における搬送経路の最下流近傍に排気口が設けられる現像処理装置に特に有効となる。
【0014】
請求項3に記載の現像処理装置では、供給手段が発生部と第1案内部材とを含み、発生部によって発生された分解物質が第1案内部材によって乾燥部に案内される。このように第1案内部材によって分解物質を乾燥部に案内できるので、発生部を乾燥部以外の任意の位置に配置でき、装置内のレイアウトの自由度を向上できる。
【0015】
請求項4に記載の現像処理装置では、発生部によって発生された分解物質が第1案内部材によって排気口と乾燥部とに案内される。したがって、排気口から排気される臭気ガスを分解するための分解物質を発生させる発生部と、乾燥部に流入した臭気ガスを分解するための分解物質を発生させる発生部とを別に設ける必要がなく、装置を簡単に構成できる。
【0016】
請求項5に記載の現像処理装置では、分解物質としてオゾンを発生させるオゾン発生器が発生部に用いられ、強力な酸化力を有するオゾンによって臭気ガスを迅速に分解・脱臭できる。
【0017】
請求項6に記載の現像処理装置では、分解物質としてマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器が発生部に用いられ、マイナスイオンによって人体に悪影響を与えることなく臭気ガスを分解・脱臭できる。また、マイナスイオンが感光材料に当たるようにマイナスイオンを感光材料に案内する第2案内部材を設けることによって、感光材料を除電できる。ひいては、感光材料に埃が付着することを防止できる。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、乾燥部の腐食および感光材料の品質の低下を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図1および図2を参照して、この発明の一実施形態の現像処理装置10は、ラボ(現像所)等に設置され、感光材料の一例である写真用のフィルムFを所定の搬送経路(図1において一点鎖線で示す)に沿って搬送し、フィルムFに現像処理を施すフィルム現像装置である。
【0020】
図1に示すように、現像処理装置10は、フィルムFを収納するパトローネPが装填される装填部12、フィルムFに現像処理を施す現像部14、および現像部14の下流側に設けられ現像部14からのフィルムFを乾燥させる乾燥部16を備える。
【0021】
装填部12は、搬送ローラ18を含む。搬送経路に沿ってパトローネPから引き出されたフィルムFは搬送ローラ18の駆動によって現像部14に送られる。フィルムFの後端は装填部12に設けられる図示しないカッタによってパトローネPから切り離される。
【0022】
現像部14の筐体20内には、複数(ここでは7つ)の処理槽22(22a〜22gとする)が設けられる。処理槽22a〜22g内にはそれぞれ種類の異なる処理液が充填される。また、処理槽22a〜22g内にはそれぞれフィルムFを搬送するための搬送ラック24(24a〜24gとする)が設けられる。
【0023】
また、筐体20内には、複数の仕切り部材26(26a〜26gとする)が設けられる。図2に示すように、仕切り部材26aは、排気部38(後述)の反対側の壁から処理槽22の幅方向に延びる板状に形成され、筐体20内において搬送ラック24aと24bとの間に処理槽22aと22bとを跨ぐように配置される。同様に、仕切り部材26b〜26gについてもそれぞれ、隣り合う処理槽22を跨ぐように配置される。このような仕切り部材26a〜26gによって処理槽22a〜22gの上方の空間が排気部38側に開口するよう区画される。
【0024】
図1に示すように、現像部14では、処理槽22a〜22g内の処理液に浸すように搬送ラック24a〜24gがフィルムFを搬送することによって、フィルムFに現像、漂白、定着、安定化および洗浄等の現像処理が施される。現像済みのフィルムFは、ローラ対28によって処理槽22gから引き上げられ、筐体20の上面に設けられる排出口30から濡れた状態で乾燥部16に送られる。
【0025】
排出口30を介して現像部14に連通される乾燥部16は、ファンヒータ32を含む。乾燥部16では、搬送されるフィルムFにファンヒータ32が温風を与えることによって、フィルムFを乾燥させる。乾燥部16で乾燥されたフィルムFは、乾燥部16の筐体34に設けられる排出口36から排出される。
【0026】
このような現像処理装置10において、現像部14の処理槽22a〜22g内の処理液は図示しないヒータによって所定の温度(たとえば約40℃)に温められるので、処理液からは酢酸、アンモニア、その他の有機溶媒等の臭気ガスが発生する。処理槽22a〜22gにおいて、下流側の処理槽22内の処理液の成分が上流側の処理槽22内の処理液に混入すると上流側の処理槽22内の処理液をコンタミネーション(汚染)することとなり、上流側の処理槽22内の処理液によってフィルムFを適正に現像処理できなくなってしまう。また、臭気ガスは金属部品の錆の原因となる。つまり、筐体20内に臭気ガスを停滞させておくと現像部14に悪影響を与えることとなる。このために、現像部14には、筐体20内の臭気ガスを排気するための排気部38が設けられる。
【0027】
排気部38は、排出口30近傍かつ筐体20の上面隅部近傍に設けられる排気口40(図2〜図5参照:図1においては排出口30の手前側に位置し示されていない)から臭気ガスを排気する。このように現像部14におけるフィルムFの搬送経路の最下流近傍から臭気ガスを排気することによって、臭気ガスが結露し下流側の処理槽22内の処理液の成分が上流側の処理槽22の処理液に混入することを防止でき、上流側の処理槽22内の処理液が汚染されることを防止できる。なお、上流側の処理槽22内の処理液の成分が下流側の処理槽22内の処理液に混入しても、下流側の処理槽22内の処理液に悪影響を与えることはない。
【0028】
また、臭気ガスをラボの室内に直接的に排気するとラボの室内のオペレータや顧客に不快感を与えることとなる。そこで、排気部38は、臭気ガスを分解物質によって分解・脱臭した後に排気口40から排気する。
【0029】
ついで、図3〜図5をも参照して、排気部38について詳しく説明する。
排気部38は、現像部14におけるフィルムFの搬送経路の最下流近傍に設けられる排気口40、排気口40に対応して筐体20内に設けられる反応室42、筐体20内の臭気ガスを反応室42に導入し排気口40から排気するためのファン44、分解物質であるオゾンを発生させるオゾン発生器46、およびオゾンを排気口40と乾燥部16とに案内する案内部材48を含む。
【0030】
図3および図4に示すように、オゾンと臭気ガスとを反応させるための反応室42は、箱状に形成され、スリット状の複数の貫通孔からなる排気口40の下方に設けられる。図3に示すように、反応室42の処理槽22側の壁には、臭気ガスを反応室42内に導入するための導入口50が設けられる。また、反応室42のローラ対28側の壁には、オゾン発生器46と案内部材48とを配置するための配置口52が設けられる。
【0031】
ファン44は、筐体20内の臭気ガスを吸引することによって反応室42に臭気ガスを導入し、反応室42でオゾンによって分解・脱臭された臭気ガスを排気口40から排気する。ファン44によって吸引される臭気ガスは、筐体20内で図2で示すように流れる。処理槽22a〜22gの上方の空間が仕切り部材26a〜26bによって区画されているので、処理槽22から発生した臭気ガスが他の処理槽22の上方を流れることを抑制できる。したがって、上流側の処理槽22内の処理液の汚染を防止できる。また、仕切り部材26gによって排出口30の下方の空間と処理槽22a〜22gの上方の空間とが区画されるので、臭気ガスが排出口30から乾燥部16に流入することを抑制でき、乾燥部16の腐食を防止できる。
【0032】
発生部であるオゾン発生器46は、反応室42からローラ対28側に突出するように配置口52に配置される。第1案内部材である案内部材48は、オゾン発生器46の上方で配置口52に配置され、反応室42のローラ対28側の壁に図示しないボルト等によって固定される。この実施形態では、オゾン発生器46と案内部材48とによって供給手段が構成される。
【0033】
図3〜図5に示すように、案内部材48は、略V字の板状に形成され、排出口30に向かって斜め上方に延びる案内板54と、排気口40に向かって上方に延びる案内板56とを含む。案内板56には、反応室42内に向かって水平方向に延びる複数(ここでは3つ)の板状突起56aと複数(ここでは3つ)の板状突起56bとが設けられる。板状突起56aと56bとは高さを異ならせて交互に設けられ、上側に位置する板状突起56aの上面にはファン44が固定される。このように板状突起56aと56bとを設けることによって、ファン44の駆動に伴って反応室42内に乱流を発生させることができる。これによって、オゾンと臭気ガスとが混合し易くなり、オゾンと臭気ガスとが反応し易くなる。つまり、オゾンによって臭気ガスを分解・脱臭し易くできる。また、板状突起56aにファン44を固定することによって、ファン44を固定する部材が不要となり、構成を簡素にできる。
【0034】
このような案内部材48を設けることによって、オゾン発生器46から発生されるオゾンが図3および図5に矢印で示すように案内される。詳しくは、案内部材48によってオゾン発生器46から発生されるオゾンが反応室42の内側と外側とに分配され、案内板54によってオゾンが斜め上方の排出口30ひいては乾燥部16の筐体34内に案内され、案内板56によってオゾンが排気口40に案内される。
【0035】
このような現像処理装置10によれば、オゾン発生器46からのオゾンが案内部材48によって乾燥部16に案内され、現像部14から乾燥部16に流入する臭気ガスおよび流入した臭気ガスがオゾンによって分解される。したがって、現像部14における搬送経路の最下流近傍の排気口40から臭気ガスを排気することによって乾燥部16に臭気ガスが流入し易くとも、乾燥部16の腐食を防止できる。また、乾燥部16でフィルムFに臭気ガスが付着することを防止でき、フィルムFの品質の低下を防止できる。
【0036】
案内部材48を用いることによって、現像部14に設けられるオゾン発生器46からオゾンを乾燥部16に案内でき、乾燥部16の筐体34内に空間を確保できる。
【0037】
オゾンが案内部材48によって分配され、排気口40と乾燥部16とに案内されるので、排気口40から排気される臭気ガスを分解するためのオゾンを発生させるオゾン発生器と、乾燥部16に流入した臭気ガスを分解するためのオゾンを発生させるオゾン発生器とを別に設ける必要がなく、装置を簡単に構成できる。
【0038】
オゾン発生器46を用い、強力な酸化力を有するオゾンと臭気ガスとを反応させることによって、臭気ガスを迅速に分解・脱臭できる。
【0039】
なお、供給手段の発生部はオゾン発生器46に限定されない。図3に示すように、分解物質としてマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器46aを発生部に用いてもよい。この場合、図3において破線で示すように、案内部材48の案内板54と平行に板状の案内部材58をさらに設けることによって、マイナスイオンが排気口40および乾燥部16に案内されるとともにフィルムFに当たりやすくなる。
【0040】
このように、発生部としてマイナスイオン発生器46aを用い、マイナスイオンによって臭気ガスを分解・脱臭することによって、人体に悪影響を与えることがない。また、第2案内部材である案内部材58を設け、フィルムFに当たるようにマイナスイオンをフィルムFにも案内することによって、フィルムFを除電できる。ひいては、フィルムFに埃が付着することを防止でき、現像済みのフィルムFをスキャニングする際に埃を除去する作業を省くことができる。また、たとえば別の案内部材をさらに設け、乾燥部16の排出口36(図1参照)を出た直後のフィルムFにマイナスイオンを与えるようにしてもよい。
【0041】
なお、上述の実施形態では、板状の案内部材48,58を用いる場合について説明したが、案内部材はこれに限定されない。たとえば、その内部を分解物質が通る管状の案内部材を用いてもよい。
【0042】
また、上述の実施形態では、オゾン発生器46またはマイナスイオン発生器46aを現像部14の筐体20内に配置する場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。たとえば乾燥部16の筐体34内に発生部を配置するようにしてもよい。
【0043】
さらに、上述の実施形態では、この発明の現像処理装置によって写真用のフィルムFに現像処理を施す場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。この発明は、感光材料の他の例である銀塩印画紙に現像処理を施す現像処理装置(プリント現像装置)にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】この発明の現像処理装置の一例を示す図解図である。
【図2】現像処理装置の平面図解図である。
【図3】現像処理装置の要部を示すA−A(図1)断面図である。
【図4】現像処理装置の要部を示すB−B(図3)断面図である。
【図5】現像処理装置の要部を示す斜視図解図である。
【符号の説明】
【0045】
10 現像処理装置
14 現像部
16 乾燥部
30,36 排出口
38 排気部
40 排気口
42 反応室
44 ファン
46 オゾン発生器
46a マイナスイオン発生器
48,58 案内部材
54,56 案内板
F フィルム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の搬送経路に沿って搬送される感光材料に処理液によって現像処理を施す現像処理装置であって、
前記感光材料を前記処理液に浸すことによって前記感光材料に現像処理を施す現像部、
排気口を有し前記処理液から発生する臭気ガスを前記排気口を介して前記現像部から排気する排気部、
前記搬送経路上で前記現像部の下流側に設けられ前記現像部からの前記感光材料を乾燥させる乾燥部、および
前記臭気ガスを分解するための分解物質を前記乾燥部に供給する供給手段を備える、現像処理装置。
【請求項2】
前記排気口は前記現像部における前記搬送経路の最下流近傍に設けられる、請求項1に記載の現像処理装置。
【請求項3】
前記供給手段は、前記分解物質を発生させる発生部と、前記分解物質を前記乾燥部に案内する第1案内部材とを含む、請求項1または2に記載の現像処理装置。
【請求項4】
前記第1案内部材は前記分解物質を前記排気口と前記乾燥部とに案内する、請求項3に記載の現像処理装置。
【請求項5】
前記発生部は前記分解物質としてオゾンを発生させるオゾン発生器である、請求項3または4に記載の現像処理装置。
【請求項6】
前記発生部は前記分解物質としてマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器であり、
前記マイナスイオンを前記感光材料に案内する第2案内部材をさらに含む、請求項3または4に記載の現像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−248676(P2007−248676A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−70338(P2006−70338)
【出願日】平成18年3月15日(2006.3.15)
【出願人】(000135313)ノーリツ鋼機株式会社 (1,824)
【Fターム(参考)】