説明

用紙束の作成システム

【課題】画像形成部により画像形成が行われた用紙と、画像形成部を通過することなく直接供給される用紙とを含む後処理の設定における操作性を向上させる。
【解決手段】後処理装置200のPIトレイD,Eから供給される非画像用紙を基準として、画像形成装置100の本体トレイA,B,Cから供給され画像形成部142を通過した画像用紙を挿入して用紙束を作成する非画像用紙基準モード、又は、本体トレイA,B,Cから供給され画像形成部142を通過した画像用紙を基準として、PIトレイD,Eから供給される非画像用紙を挿入して用紙束を作成する画像用紙基準モードを選択可能とする。用紙を挿入して用紙束を作成させる場合に、複数の挿入位置を設定可能とし、それぞれの挿入位置毎に挿入する用紙を供給する給紙トレイ(本体トレイA,B,C、PIトレイD,E)を設定可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙束の作成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成後の用紙に対して、パンチ処理やステイプル処理等の後処理を行う後処理装置が使用されている。後処理装置が給紙手段を備えている場合には、画像形成後の用紙に対して、画像形成装置を通過していない用紙をオモテ表紙・ウラ表紙として添付したり、用紙束の途中のページに挿入紙を入れたりすることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−89469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、画像形成装置により画像形成が行われた用紙(以下、「画像用紙」という。)に対して、後処理装置に設けられた給紙手段により画像形成装置を通過することなく直接供給される用紙(以下、「非画像用紙」という。)を挿入する場合には、画像用紙を基準として画像用紙の何ページ目に非画像用紙を挿入するというように指示を行っていたため、非画像用紙の枚数が多い場合には、操作が煩雑であった。
【0005】
本発明は、画像形成部により画像形成が行われた用紙と、画像形成部を通過することなく直接供給される用紙とを含む後処理の設定における操作性を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成部を通過することなく後処理部に排出された用紙に対して前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成するか、又は、前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙に対して前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成する用紙束の作成システムであって、用紙を供給する給紙トレイを複数有し、当該複数の給紙トレイのうち少なくとも一部は前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に用紙の供給が可能であり、用紙を挿入して用紙束を作成させる場合に、複数の挿入位置を設定可能とし、該設定可能な複数の挿入位置に対するそれぞれの挿入位置毎に挿入する用紙を供給する給紙トレイを設定可能とする操作表示部を有することを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の用紙束の作成システムにおいて、前記複数の給紙トレイは、前記画像形成部に用紙を供給する第1の給紙トレイ群と、前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に用紙の供給が可能である第2の給紙トレイ群と、を含むことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の用紙束の作成システムにおいて、前記第2の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に排出された用紙に対して前記第1の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成するか、又は、前記第1の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙に対して前記第2の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の用紙束の作成システムにおいて、前記操作表示部にて、前記第1の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給された用紙を挿入する場合に、挿入する用紙に対して片面、両面の画像形成を設定する画像形成モードを、用紙を挿入する位置毎に設定可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、挿入する用紙を供給する給紙トレイを、用紙を挿入する位置毎に設定することができるので、画像形成部により画像形成が行われた用紙と、画像形成部を通過することなく直接供給される用紙とを含む後処理の設定における操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施の形態における画像形成システム1の概略構成図である。
【図2】画像形成システム1の制御ブロック図である。
【図3】画像形成システム1の設定項目を示す図である。
【図4】非画像用紙基準モードにおける詳細設定項目を示す図である。
【図5】非画像用紙基準モード処理を示すフローチャートである。
【図6】PIトレイ自動切替処理を示すフローチャートである。
【図7】(a)は、PIトレイDにセットされる非画像用紙の例である。(b)は、非画像用紙の0ページ目に挿入する画像用紙2枚分の例である。(c)は、非画像用紙の20ページ目に挿入する画像用紙1枚分の例である。(d)は、非画像用紙の40ページ目に挿入する画像用紙1枚分の例である。(e)は、非画像用紙の60ページ目に挿入する画像用紙1枚分の例である。
【図8】冊子の作成順序を説明するための図である。
【図9】第2の実施の形態におけるスタンバイ状態移行処理を示すフローチャートである。
【図10】ジョブ中スタンバイあり処理を示すフローチャートである。
【図11】ジョブ中スタンバイあり処理を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。
図1に、第1の実施の形態における画像形成システム1の概略構成を示す。
図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100と、後処理装置200とから構成される。
【0013】
画像形成装置100は、画像読取部120、プリンタ部140等を備える。
【0014】
画像読取部120は、スキャナ部121、自動紙送り機構であるADF(Auto Document Feeder)部122を備えて構成される。スキャナ部121は、光源から照射され原稿で反射した反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサにより読み取る。ADF部122を使用する場合には、ADF部122にセットされた原稿束から原稿が1枚ずつスキャナ部121に搬送され、画像が読み取られる。
【0015】
画像読取部120により読み取られた原稿画像データは、各種画像処理が施され、印刷用画像データとしてプリンタ部140に出力される。
【0016】
プリンタ部140は、本体トレイA,B,C、給紙手段141、画像形成部142、排紙口143等を備える。
【0017】
本体トレイA,B,Cは、紙種、用紙サイズ毎に、画像形成前の用紙を収納する。
【0018】
給紙手段141は、搬送ローラ、レジストローラ141a等を備え、本体トレイA,B,Cに収納されている用紙を画像形成部142に給紙する。
【0019】
画像形成部142は、画像データに基づいて露光部から発せられるレーザビームにより感光体を露光走査し、静電潜像を形成する。次いで、現像部によりトナーを感光体に吸着させ、転写部においてトナーを用紙に転写する。そして、定着部において用紙にトナーを熱定着させることにより画像を形成する。画像形成装置100の画像形成部142において画像形成が行われた画像用紙は、排紙口143から後処理装置200に排出される。
【0020】
後処理装置200は、図1に示すように、PI(ポストインサータ)トレイD,E、給紙手段222、受取口230、パンチユニット240、集積部250、ステイプルユニット260、折り処理部270、断裁ユニット280、固定排紙トレイ290a、昇降排紙トレイ290b、冊子収納トレイ290c等を備える。
【0021】
PIトレイD,Eは、紙種、用紙サイズ毎に、非画像用紙を収納する。非画像用紙は、画像形成装置100を通過することなく、直接、後処理装置200の各後処理ユニットへ供給される。非画像用紙は、予め画像形成が行われた用紙であってもよい。
【0022】
給紙手段222は、PIトレイD,Eに収納されている非画像用紙を各後処理ユニットへ給紙する。
【0023】
受取口230は、画像形成装置100の排紙口143から排出された画像用紙を受け取る。
【0024】
パンチユニット240は、用紙の所定位置にパンチ穴を開ける。
【0025】
集積部250には、画像形成装置100から排出された画像用紙及び/又は給紙手段222によりPIトレイD,Eから給紙された非画像用紙が積載される。オフセット排紙を行う場合には、集積部250に積載された用紙束に対してオフセット処理が行われる。
【0026】
ステイプルユニット260は、集積部250に積載された1部の枚数分の用紙束にステイプル処理を行う。中綴じ処理を行う際には、用紙中央部にステイプル処理を行う。
【0027】
折り処理部270は、中折り、三つ折り等の指示に応じて、用紙の所定位置に折り目を形成する。
【0028】
断裁ユニット280は、用紙の搬送方向又は搬送方向と直交する方向に移動可能な切断刃を備え、切断刃により、用紙束を切断する(断裁処理)。断裁処理が行われた用紙束は、冊子収納トレイ290cへ排出される。
【0029】
固定排紙トレイ290aは、少量の画像形成が行われた場合に、用紙が排出されるトレイである。昇降排紙トレイ290bは、排出される用紙束の厚さに応じて昇降可能なトレイである。冊子収納トレイ290cは、断裁処理が行われた冊子を収納する。
【0030】
図2は、画像形成システム1の制御ブロック図である。なお、図1で説明した各部と同一の構成部には、同一の符号を付して、その説明を省略することとする。
【0031】
図2に示すように、画像形成装置100は、画像制御部110、画像読取部120、操作表示部130、プリンタ部140等を備える。
【0032】
画像制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、プログラムメモリ112、システムメモリ113、不揮発メモリ114、読取処理部115、DRAM制御IC116、書込処理部117、圧縮・伸長IC118、画像メモリ119等から構成される。
【0033】
CPU111は、プログラムメモリ112に格納されている各種処理プログラムを読み出して、当該プログラムとの協働により画像形成装置100の各部の処理動作を統括的に制御する。
【0034】
プログラムメモリ112は、ROM(Read Only Memory)であって、CPU111により実行される各種処理プログラムを記憶している。
【0035】
システムメモリ113は、RAM(Random Access Memory)であって、CPU111により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0036】
不揮発メモリ114は、画像読取部120により読み取られた画像データや各種処理に用いるデータ等を記憶する。
【0037】
読取処理部115は、画像読取部120から入力されるアナログ画像信号に、シェーディング補正処理、A/D変換処理を行ってデジタル画像データを生成する。生成された画像データは、DRAM制御IC116に出力される。
【0038】
DRAM制御IC116は、CPU111からの指示に従って、圧縮・伸長IC118により画像データに圧縮・伸長処理を施すとともに、画像メモリ119への画像データの入出力制御を行う。例えば、DRAM制御IC116は、画像データの読み取りが指示されると、読取処理部115から入力された画像データに圧縮処理を施して、画像メモリ119の圧縮メモリ119aに格納させる。また、DRAM制御IC116は、画像データの印刷出力が指示されると、圧縮メモリ119aから圧縮画像データを読み出し、伸長処理を施して書込処理部117に出力する。
【0039】
書込処理部117は、DRAM制御IC116から入力された画像データに基づいて、画像形成のための印刷用画像データを生成し、プリンタ部140に出力する。
【0040】
圧縮・伸長IC118は、画像データに対して、圧縮処理又は伸長処理を施す。
【0041】
画像メモリ119は、DRAM(Dynamic RAM)から構成され、圧縮メモリ119aを備える。圧縮メモリ119aは、圧縮画像データを格納するためのメモリである。
【0042】
画像読取部120は、図2に示すように、スキャナ部121、ADF部122、画像読取制御部123から構成される。画像読取制御部123は、CPU111からの指示に従って、スキャナ部121、ADF部122を制御して原稿面の光走査を実行させ、読み取られたアナログ画像信号を画像制御部110の読取処理部115に出力する。
【0043】
操作表示部130は、表示部131、操作部132、操作表示制御部133から構成される。
【0044】
表示部131は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、各種操作画面や各種処理結果を表示する。
【0045】
操作部132は、数字キーやスタートキー等のハードキー、表示部131を覆うように設けられたタッチパネルを備え、押下されたキーやタッチパネルの当接位置を示す操作信号を操作表示制御部133に出力する。
【0046】
操作表示制御部133は、操作部132により操作された操作信号をCPU111に出力する。また、操作表示制御部133は、CPU111からの指示に従って、表示部131に各種操作画面や各種処理結果を表示させる。
【0047】
プリンタ部140は、画像形成部142等の印刷に係る各部やプリンタ制御部144を備えて構成される。プリンタ制御部144は、CPU111からの指示に従って、プリンタ部140の各部の動作を制御し、書込処理部117から入力された画像データに基づいて用紙に画像形成を行わせる。
【0048】
後処理装置200は、図2に示すように、後処理制御部210、用紙検知手段221a,221b、給紙手段222、パンチユニット240、集積部250、ステイプルユニット260、折り処理部270、断裁ユニット280等を備える。
【0049】
後処理制御部210は、CPU111からの指示に従って、後処理装置200の各部の処理動作を統括的に制御する。
【0050】
用紙検知手段221aは、PIトレイDに設けられており、PIトレイDに収納されている非画像用紙の有無を検知する。同様に、用紙検知手段221bは、PIトレイEに設けられており、PIトレイEに収納されている非画像用紙の有無を検知する。
【0051】
後処理制御部210は、PIトレイD,Eのうちいずれかのトレイにおいて給紙中に非画像用紙がないことが検知された場合に、同一サイズの非画像用紙を収納する他のトレイがあるときには、他のトレイに切り替える。例えば、PIトレイDから給紙している途中で、用紙検知手段221aにより、非画像用紙がないことが検知された場合に、PIトレイEに同一サイズの非画像用紙が収納されているときには、PIトレイEに切り替える。
【0052】
次に、図3を参照して、操作表示部130において設定される画像形成システム1の設定項目について説明する。なお、各設定項目を設定する際には、表示部131に設定画面が表示され、操作部132からの操作指示により、各種設定が行われる。
【0053】
図3に示すように、画像形成システム1の設定項目には、「部数設定」、「画像形成モード設定」、「後処理モード設定」、「メイン給紙トレイ設定」、「挿入機能設定」等がある。
【0054】
「部数設定」では、画像形成システム1において作成される用紙束や冊子の部数が設定される。
【0055】
「画像形成モード設定」では、画像形成装置100における画像形成について、「片面」、「両面」のいずれかの画像形成モードが設定される。
【0056】
「後処理モード設定」では、後処理装置200における後処理について、「設定なし」、「オフセットモード」、「ステイプルモード」、「中綴じモード」等が設定される。
【0057】
「メイン給紙トレイ設定」では、メイン給紙トレイとして、「本体トレイA」、「本体トレイB」、「本体トレイC」、「PIトレイD」、「PIトレイE」のいずれかが設定される。
【0058】
「挿入機能設定」では、挿入機能を使用するか否かが設定される。挿入機能とは、メイン給紙トレイとしてPIトレイD,Eのいずれかが設定された場合に、PIトレイD,Eから給紙される非画像用紙を基準として、本体トレイA,B,Cのうちいずれかのトレイから給紙され画像形成が行われた画像用紙を挿入する機能(以下、非画像用紙基準モードという。)、又は、メイン給紙トレイとして本体トレイA,B,Cのうちいずれかが設定された場合に、本体トレイA,B,Cから給紙され画像形成が行われた画像用紙を基準として、PIトレイD,Eのうちいずれかのトレイから給紙される非画像用紙を挿入する機能(以下、画像用紙基準モードという。)をいう。
【0059】
非画像用紙基準モードを選択する場合には、「メイン給紙トレイ設定」において「PIトレイD」又は「PIトレイE」に設定し、「挿入機能設定」において「挿入あり」に設定すればよい。
【0060】
図4に、非画像用紙基準モードにおける詳細設定項目を示す。非画像用紙基準モードにおける詳細設定項目として、「給紙枚数設定」、「PIトレイ自動切替設定」、「挿入ページ位置設定」、「挿入給紙トレイ設定」、「挿入画像形成モード設定」、「挿入枚数設定」等が設定される。なお、これらの詳細設定項目を設定する際には、表示部131に設定画面が表示され、操作部132からの操作指示により、各種設定が行われる。
【0061】
「給紙枚数設定」では、「メイン給紙トレイ設定」で設定された給紙トレイ(PIトレイD又はPIトレイE)から給紙手段222により給紙されるべき非画像用紙の枚数が設定される。そして、この給紙の途中で用紙がなくなった場合にトレイの自動切替を許可するか禁止するかが「PIトレイ自動切替設定」で設定される。
【0062】
「挿入ページ位置設定」では、PIトレイD,Eから給紙される非画像用紙を基準として、非画像用紙の何ページ目に画像用紙を挿入するかが設定される。挿入ページ位置は、複数設定することができる。挿入ページ位置毎に、「挿入給紙トレイ設定」、「挿入画像形成モード設定」、「挿入枚数設定」が設定される。「挿入給紙トレイ設定」では、挿入する画像用紙の画像形成前の用紙収納位置を示す給紙トレイ(本体トレイA、本体トレイB又は本体トレイC)が設定される。「挿入画像形成モード設定」では、挿入する画像用紙の画像形成装置100における画像形成について、「片面」、「両面」のいずれかの画像形成モードが設定される。ここで、図3の「画像形成モード設定」において設定された画像形成モードは無効となる。「挿入枚数設定」では、挿入する画像用紙の枚数が設定される。
【0063】
画像用紙基準モードを選択する場合には、「メイン給紙トレイ設定」において「本体トレイA」、「本体トレイB」又は「本体トレイC」に設定し、「挿入機能設定」において「挿入あり」に設定すればよい。画像用紙基準モードが選択された場合には、画像用紙を基準として、画像用紙の給紙枚数、画像用紙の何ページ目に非画像用紙を挿入するかを示す挿入ページ位置、挿入給紙トレイ(PIトレイD又はPIトレイE)、非画像用紙の挿入枚数等が設定される。
【0064】
後処理制御部210は、非画像用紙基準モードが選択されている場合には、「メイン給紙トレイ設定」で設定された給紙トレイ(PIトレイD又はPIトレイE)から給紙された非画像用紙の「挿入ページ位置設定」で設定された挿入位置に画像用紙を挿入させて、集積部250に画像用紙及び非画像用紙を積載させる。また、画像用紙基準モードが選択されている場合には、「メイン給紙トレイ設定」で設定された給紙トレイ(本体トレイA、本体トレイB又は本体トレイC)から給紙され画像形成が行われた画像用紙に非画像用紙を挿入させて、集積部250に画像用紙及び非画像用紙を積載させる。
【0065】
次に、第1の実施の形態における動作を説明する。
図5は、画像形成システム1において実行される非画像用紙基準モード処理を示すフローチャートである。なお、非画像用紙基準モード処理の前提として、図3に示す画像形成システム1の設定項目において、「メイン給紙トレイ設定」で「PIトレイD」又は「PIトレイE」が設定され、「挿入機能設定」で「挿入あり」が設定されており、図4に示す非画像用紙基準モードにおける詳細設定項目において、各項目が設定済みであることとする。
【0066】
まず、非画像用紙に画像用紙を挿入すべき挿入ページ位置であるか否かが判断される(ステップS1)。挿入ページ位置でない場合には(ステップS1;No)、PIトレイD又はPIトレイEから給紙手段222により給紙される非画像用紙が集積部250に排出され(ステップS2)、ステップS6に移行する。
【0067】
ステップS1において、挿入ページ位置である場合には(ステップS1;Yes)、PIトレイD又はPIトレイEから給紙手段222により給紙される非画像用紙が集積部250に排出され(ステップS3)、次に、「挿入給紙トレイ設定」で設定された給紙トレイ(本体トレイA、本体トレイB又は本体トレイC)から給紙された用紙に、「挿入画像形成モード設定」で設定された画像形成モード(片面又は両面)で画像形成が行われた画像用紙が集積部250に排出される(ステップS4)。なお、挿入ページ位置が0ページの場合、すなわち、オモテ表紙を挿入する場合には、ステップS3の処理を省略する。
【0068】
次に、「挿入枚数設定」で設定された挿入枚数分、画像用紙の挿入が終了していない場合には(ステップS5;No)、ステップS4に戻り、画像用紙の排出が繰り返される。
【0069】
ステップS5において、「挿入枚数設定」で設定された挿入枚数分、画像用紙の挿入が終了した場合(ステップS5;Yes)、又はステップS2の後、「給紙枚数設定」で設定された給紙枚数分、PIトレイD又はPIトレイEからの給紙が終了したか否かが判断される(ステップS6)。
【0070】
「給紙枚数設定」で設定された給紙枚数分、PIトレイD又はPIトレイEからの給紙が終了していない場合には(ステップS6;No)、ステップS1に戻り、ステップS1〜ステップS6の処理が繰り返される。
【0071】
ステップS6において、「給紙枚数設定」で設定された給紙枚数分、PIトレイD又はPIトレイEからの給紙が終了した場合には(ステップS6;Yes)、集積部250に積載された用紙束に後処理が実行され、作成された用紙束が排出される(ステップS7)。「後処理モード設定」において「オフセットモード」が設定されている場合には、1部毎にオフセット処理が行われる。「後処理モード設定」において「ステイプルモード」が設定されている場合には、1部毎にステイプルユニット260によりステイプル処理が行われる。「後処理モード設定」において「中綴じモード」が設定されている場合には、1部毎にステイプルユニット260により用紙中央部にステイプル処理が行われる。
【0072】
次に、「部数設定」で設定された部数分、用紙束の作成が終了していない場合には(ステップS8;No)、ステップS1に戻り、設定された部数分、用紙束が作成される。
【0073】
ステップS8において、「部数設定」で設定された部数分、用紙束の作成が終了した場合には(ステップS8;Yes)、非画像用紙基準モード処理が終了する。
【0074】
次に、図6を参照して、「PIトレイ自動切替設定」において、PIトレイD,Eの自動切替が許可されている場合に実行されるPIトレイ自動切替処理について説明する。
【0075】
図6に示すように、給紙手段222により、「メイン給紙トレイ設定」で設定されたPIトレイ(PIトレイD又はPIトレイE)から非画像用紙の給紙動作が実行される(ステップS11)。
【0076】
ここで、「給紙枚数設定」で設定された枚数分、PIトレイD又はPIトレイEからの給紙が終了した場合には(ステップS12;Yes)、処理が終了する。
【0077】
ステップS12において、「給紙枚数設定」で設定された枚数分、PIトレイD又はPIトレイEからの給紙が終了していない場合には(ステップS12;No)、給紙中のPIトレイD又はPIトレイEに設けられている用紙検知手段221a,221bにより、PIトレイD又はPIトレイEに収納されている非画像用紙の有無が検知される(ステップS13)。
【0078】
給紙中のPIトレイD又はPIトレイEにおいて、非画像用紙があると検知された場合には(ステップS13;No)、ステップS11に戻る。
【0079】
給紙中のPIトレイD又はPIトレイEにおいて、非画像用紙がないと検知された場合には(ステップS13;Yes)、他のPIトレイ(給紙中のPIトレイとは別のPIトレイ)における非画像用紙の有無が検知される(ステップS14)。
【0080】
他のPIトレイに非画像用紙があると検知された場合には(ステップS14;Yes)、他のPIトレイに収納されている非画像用紙が、ステップS13において用紙がないと検知されたPIトレイの用紙と同一サイズであるか否かが判断される(ステップS15)。
【0081】
他のPIトレイに収納されている非画像用紙が、用紙がないと検知されたPIトレイの用紙と同一サイズである場合には(ステップS15;Yes)、他のPIトレイに切り替えられ(ステップS16)、他のPIトレイから給紙動作が実行される(ステップS11)。
【0082】
ステップS14において、他のPIトレイに非画像用紙がないと検知された場合(ステップS14;No)、ステップS15において、他のPIトレイに収納されている非画像用紙が同一サイズでない場合には(ステップS15;No)、用紙なしのため、画像形成システム1の動作が停止され(ステップS17)、PIトレイ自動切替処理が終了する。
【0083】
次に、表1に示す設定条件で非画像用紙基準モード処理を行った場合の例を説明する。
【0084】
【表1】

【0085】
表1に示す設定条件では、メイン給紙トレイとして「PIトレイD」が設定され、PIトレイDから給紙される非画像用紙を基準として、画像用紙を挿入する非画像用紙基準モードが設定されている。そして、後処理としてステイプル処理を施した冊子を2部作成するよう設定されている。
【0086】
非画像用紙基準モードの詳細設定として、PIトレイDからの給紙枚数は60枚に設定されており、給紙の途中で用紙がなくなった場合にトレイの自動切替が許可されている。また、画像用紙を挿入するページ位置としては、非画像用紙の(1)0ページ目、(2)20ページ目、(3)40ページ目、(4)60ページ目が設定されている。0ページ目に挿入する画像用紙は、本体トレイAから給紙されたもので、両面に画像形成が行われ、挿入枚数は2枚である。20ページ目に挿入する画像用紙は、本体トレイBから給紙されたもので、片面に画像形成が行われ、挿入枚数は1枚である。40ページ目に挿入する画像用紙は、本体トレイBから給紙されたもので、片面に画像形成が行われ、挿入枚数は1枚である。60ページ目に挿入する画像用紙は、本体トレイAから給紙されたもので、両面に画像形成が行われ、挿入枚数は1枚である。
【0087】
図7(a)は、PIトレイDにセットされる非画像用紙の例である。図7(b)は、非画像用紙の0ページ目に挿入する画像用紙2枚分の例である。図7(c)は、非画像用紙の20ページ目に挿入する画像用紙1枚分の例である。図7(d)は、非画像用紙の40ページ目に挿入する画像用紙1枚分の例である。図7(e)は、非画像用紙の60ページ目に挿入する画像用紙1枚分の例である。
【0088】
図8に示すように、冊子の作成が開始されると、まず、本体トレイAから給紙された用紙の両面に画像形成が行われ、集積部250に画像用紙が2枚積載される。次に、給紙手段222により、PIトレイDから非画像用紙が20枚、集積部250に積載される。次に、20ページ目の位置で、本体トレイBから給紙された用紙の片面に画像形成が行われ、集積部250に画像用紙が1枚積載される。次に、給紙手段222により、PIトレイDから非画像用紙が20枚、集積部250に積載される。次に、40ページ目の位置で、本体トレイBから給紙された用紙の片面に画像形成が行われ、集積部250に画像用紙が1枚積載される。次に、給紙手段222により、PIトレイDから非画像用紙が20枚、集積部250に積載される。次に、60ページ目の位置で、本体トレイAから給紙された用紙の両面に画像形成が行われ、集積部250に画像用紙が1枚積載される。
【0089】
そして、集積部250に積載された1部分の用紙束に対して、ステイプルユニット260によりステイプル処理が行われ、ステイプル処理が施された冊子が排出される。
【0090】
続いて、2部目の冊子の作成が行われる。画像用紙及び非画像用紙を積載する順序は、1部目と同様である。
【0091】
以上説明したように、第1の実施の形態における画像形成システム1によれば、非画像用紙を基準として、画像用紙の挿入ページ位置を設定することができるので、画像形成装置100により画像形成が行われた画像用紙と、非画像用紙とを含む後処理における操作性を向上させることができる。
【0092】
また、PIトレイD又はPIトレイEにおいて非画像用紙がなくなった場合には、給紙トレイを切り替えることによって、用紙がなくなったことによる動作停止を防止することができる。
【0093】
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における画像形成システムは、第1の実施の形態に示した画像形成システム1と同様の構成によってなるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。また、第2の実施の形態における画像形成システムにおいても、第1の実施の形態の画像形成システム1と同様、非画像用紙基準モード、画像用紙基準モードを選択することができる。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0094】
CPU111は、非画像用紙基準モードが選択された場合にのみ、画像形成装置100における画像形成動作間隔時間が予め定められた所定時間以上の場合に、ジョブ中であっても、画像形成装置100における画像用紙の排出が完了してから次の画像形成の準備に入るまでの間、画像形成装置100をスタンバイ状態にさせる。
【0095】
ジョブとは、画像形成システム1における画像形成及び後処理に関する一連の動作を示す。例えば、複数枚を出力する場合には、複数枚の出力に関する一連の動作が1ジョブであり、複数部数を出力する場合には、複数部数分の出力に関する一連の動作が1ジョブである。
【0096】
スタンバイ状態とは、画像形成装置100において、定着部及び駆動系を停止させた省電力状態をいう。
【0097】
また、CPU111は、ジョブ内容に基づいて、画像形成装置100をスタンバイ状態から復帰させるタイミング(後述する再起動時間Tup)を決定する。
【0098】
次に、第2の実施の形態における動作を説明する。
図9は、第2の実施の形態におけるスタンバイ状態移行処理を示すフローチャートである。スタンバイ状態移行処理は、ジョブ毎に実行される処理である。
【0099】
まず、「メイン給紙トレイ設定」において、PIトレイD又はPIトレイEが設定されているか否かが判断される(ステップS21)。メイン給紙トレイがPIトレイD又はPIトレイEに設定されている場合には(ステップS21;Yes)、「挿入機能設定」が「挿入あり」に設定されているか否かが判断される(ステップS22)。「挿入機能設定」が「挿入あり」に設定されている場合(ステップS22;Yes)、すなわち、非画像用紙基準モードが選択されている場合には、ジョブ中スタンバイあり処理が実行される(ステップS23)。
【0100】
ここで、図10に示すフローチャート及び図11に示すタイムチャートを参照して、ジョブ中スタンバイあり処理について説明する。
【0101】
まず、画像形成及び搬送が実行され、画像形成開始時に経過時間Tmoniがリセットされる(ステップS31)。経過時間Tmoniは、画像形成装置100における画像形成が開始されてからの経過時間(具体的には、画像形成前の用紙がレジストローラ141aを通過してからの時間)を示す。ここで、ジョブが終了した場合には(ステップS32;Yes)、図9に戻り、スタンバイ状態移行処理は終了する。
【0102】
ステップS32において、ジョブが終了していない場合には(ステップS32;No)、画像形成が開始されてから次の画像形成が開始されるまでの画像形成動作間隔時間Tint、再起動時間Tupが算出される(ステップS33)。画像形成動作間隔時間Tint、再起動時間Tupは、下記式により算出される。
【0103】
Tint = 画像用紙間隔 +(PIトレイからの給紙間隔)×(非画像用紙枚数)
Tup =Tint−Tb
【0104】
画像用紙間隔とは、用紙がレジストローラ141aを通過してから画像形成装置100の外へ排出されるまでの時間をいう。PIトレイからの給紙間隔は、連続動作におけるPIトレイからの給紙間隔時間を示す。また、Tbは、スタンバイ状態から画像形成動作状態に復帰するために要する準備時間である。
【0105】
次に、画像形成動作間隔時間Tintが予め定められている所定時間Tより短い場合には(ステップS34;No)、ステップS31に戻る。
【0106】
ステップS34において、画像形成動作間隔時間Tintが予め定められている所定時間T以上の場合には(ステップS34;Yes)、画像形成装置100から画像用紙の排出が完了したか否かが判断される(ステップS35)。画像形成装置100から画像用紙の排出が完了した場合には(ステップS35;Yes)、画像形成装置100における動作が停止され(ステップS36)、スタンバイ状態が実行される(ステップS37)。
【0107】
そして、経過時間Tmoniが再起動時間Tupを経過した場合には(ステップS38;Yes)、画像形成装置100が画像形成動作状態に再起動され(ステップS39)、ステップS31に戻る。
【0108】
図11に示すように、画像形成装置100において画像用紙の排出が完了すると、画像形成装置100は、次の画像形成の準備に入るまでの間、スタンバイ状態になり、PIトレイD又はPIトレイEから非画像用紙の連続給紙が行われる。経過時間Tmoniが再起動時間Tupを経過すると、画像形成装置100は再起動され、本体トレイA,B,Cからの給紙が開始される。
【0109】
図9のステップS21において、メイン給紙トレイがPIトレイD又はPIトレイEに設定されていない場合(ステップS21;No)、ステップS22において、「挿入機能設定」が「挿入あり」に設定されていない場合には(ステップS22;No)、ジョブ間で画像形成動作間隔時間が所定時間以上の場合にスタンバイ状態に移行する(ステップS24)。
【0110】
第2の実施の形態における画像形成システムによれば、画像形成装置100における画像用紙の排出が完了してから次の画像形成の準備に入るまでの間、すなわち、画像形成動作が不要の場合に画像形成装置100をスタンバイ状態とすることにより、省電力化を図ることができる。また、ジョブ内容に基づいて、画像形成装置100をスタンバイ状態から復帰させることができる。
【0111】
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0112】
例えば、上記各実施の形態では、画像用紙及び非画像用紙が積載される集積部250が後処理装置200の内部に設けられている場合について説明したが、画像用紙及び非画像用紙が直接、固定排紙トレイ290a又は昇降排紙トレイ290bに積載されることとしてもよい。
【0113】
また、画像用紙及び非画像用紙が集積部250に積載された後の後処理については、ステイプル処理だけでなく、テープバインド製本、くるみ製本等、各種冊子作成処理を行うこととしてもよい。
【符号の説明】
【0114】
1 画像形成システム
100 画像形成装置
110 画像制御部
111 CPU
120 画像読取部
121 スキャナ部
122 ADF部
123 画像読取制御部
130 操作表示部
131 表示部
132 操作部
133 操作表示制御部
140 プリンタ部
141 給紙手段
142 画像形成部
144 プリンタ制御部
A,B,C 本体トレイ
200 後処理装置
210 後処理制御部
221a,221b 用紙検知手段
222 給紙手段
240 パンチユニット
250 集積部
260 ステイプルユニット
270 折り処理部
280 断裁ユニット
290a 固定排紙トレイ
290b 昇降排紙トレイ
290c 冊子収納トレイ
D,E PIトレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成部を通過することなく後処理部に排出された用紙に対して前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成するか、又は、前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙に対して前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成する用紙束の作成システムであって、
用紙を供給する給紙トレイを複数有し、当該複数の給紙トレイのうち少なくとも一部は前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に用紙の供給が可能であり、
用紙を挿入して用紙束を作成させる場合に、複数の挿入位置を設定可能とし、該設定可能な複数の挿入位置に対するそれぞれの挿入位置毎に挿入する用紙を供給する給紙トレイを設定可能とする操作表示部を有することを特徴とする用紙束の作成システム。
【請求項2】
前記複数の給紙トレイは、前記画像形成部に用紙を供給する第1の給紙トレイ群と、前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に用紙の供給が可能である第2の給紙トレイ群と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の用紙束の作成システム。
【請求項3】
前記第2の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に排出された用紙に対して前記第1の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成するか、又は、前記第1の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過して前記後処理部に排出された用紙に対して前記第2の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給され前記画像形成部を通過することなく前記後処理部に排出された用紙を挿入して用紙束を作成することを特徴とする請求項2に記載の用紙束の作成システム。
【請求項4】
前記操作表示部にて、前記第1の給紙トレイ群のうちいずれかの給紙トレイから供給された用紙を挿入する場合に、挿入する用紙に対して片面、両面の画像形成を設定する画像形成モードを、用紙を挿入する位置毎に設定可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の用紙束の作成システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2012−83780(P2012−83780A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−277042(P2011−277042)
【出願日】平成23年12月19日(2011.12.19)
【分割の表示】特願2009−266990(P2009−266990)の分割
【原出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】