説明

画像形成装置および画像形成プログラム

【課題】
バーコード等の情報画像のような緻密な情報を印刷する場合であっても複雑な画像処理を必要とすることなく、十分な明度差を有し、高品質な印刷出力を可能とする画像形成装置および画像形成プログラムを提供する。
【解決手段】
情報画像検出部103により印刷画像に含まれるコード情報からなる情報画像を検出し、情報画像の種別を識別すると、下地処理部104では、その種別に対する下地処理条件を読み出して情報画像に対して下地処理を行なう。この下地処理により情報画像の周囲に、当該情報画像の読み取りが可能なコードリーダーが感度を有さない印刷色材を用いた下地を作成し、その状態で情報画像の印刷を行なうように設定し、印刷出力部107から下地処理された情報画像を含む印刷画像の印刷出力を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置および画像形成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術の発達による印刷装置の高性能化により、コード情報として表されるOMR(Optical Mark Recognition)は、より微細で緻密なパターンにより構成されている。そのため、これらOMRを印刷するときはより精度の高い、印字品質が要求されることがある。
【0003】
以下の特許文献1に開示された従来技術では、電子写真方式のプリンターにおいて、画像出力時にホストからの指示に応じてエンジンの出力設定を調整するとともに、コントローラによる階調の補正を実施することで画像の画質を確保し、さらに階調性も維持することを可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−320089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、バーコード等の情報画像のような緻密な情報を印刷する場合であっても複雑な画像処理を必要とすることなく、十分な明度差を有し、高品質な印刷出力を可能とする画像形成装置および画像形成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、情報画像の印刷位置を決定する下地画像を作成する下地画像作成手段と、前記下地画像作成手段によって作成した下地画像を、前記情報画像を読み取る読取装置の読取波長に感度を有さない印刷色材を用いて印刷する下地画像印刷手段と、前記下地画像印刷手段によって印刷された下地画像により決定された印刷位置に、前記情報画像を印刷する情報画像印刷手段とを具備する。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、少なくとも前記情報画像に用いる印刷色材毎の色材量および前記印刷色材の色材数をから設定された下地条件を記憶する条件記憶手段を具備し、前記下地画像作成手段は、前記条件記憶手段に記憶された下地条件に基づき下地画像を作成する。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記条件記憶手段は、前記情報画像の種別ごとに前記下地条件を記憶する。
【0009】
また、請求項4の発明は、請求項2または3の発明において、前記下地条件は、前記色材量および前記色材数によって決定し、前記下地画像印刷手段および情報画像印刷手段による印刷の際の露光量、帯電電位、現像バイアス値から設定される条件である。
【0010】
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記下地画像印刷手段は、前記下地画像を読取装置の読取波長に感度を有さない不可視印刷色材を用いて印刷する。
【0011】
また、請求項6の発明は、コンピュータを、情報画像の印刷位置を決定する下地画像を作成する下地画像作成手段、前記下地画像作成手段によって作成した下地画像を、前記情報画像を読み取る読取装置の読取波長に感度を有さない印刷色材を用いて印刷する下地画像印刷手段、前記下地画像印刷手段によって印刷された下地画像により決定された印刷位置に、前記情報画像を印刷する情報画像印刷手段として機能させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の請求項1によれば、バーコード等の情報画像のような緻密な情報を印刷する場合であっても複雑な画像処理を必要とすることなく、十分な明度差を有し、高品質な印刷出力を行なうことができるようになるという効果を奏する。
【0013】
また、請求項2によれば、下地条件により情報画像のサイズ等を制御することができるようになり、高品質な印刷出力を行なうことができるようになるという効果を奏する。
【0014】
また、請求項3によれば、情報画像の形態等に応じた下地条件により情報画像のサイズ等を制御することができるようになり、高品質な印刷出力を行なうことができるようになるという効果を奏する。
【0015】
また、請求項4によれば、下地画像印刷手段および情報画像印刷手段の状態に応じた適切な下地条件が設定することができ、高品質な印刷出力を行なうことができるようになるという効果を奏する。
【0016】
また、請求項5によれば、下地画像が印刷された状態を可視することができないことから従前の情報画像と同様に判読することが可能となるという効果を奏するとともに、白黒モードによる印刷では判読性を維持した複写はできないため複写を防止することができるようになるという効果を奏する。
【0017】
また、請求項6によれば、バーコード等の情報画像のような緻密な情報を印刷する場合であっても複雑な画像処理を必要とすることなく、十分な明度差を有し、高品質な印刷出力を行なうことができるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成装置および画像形成プログラムを適用して構成した画像形成装置の装置構成図の一例。
【図2】本発明の実施の形態における画像形成装置により行なわれる処理の流れを示すフローチャート。
【図3】CMYKの4つの印刷色材の重畳印刷の形態を示す図。
【図4】コード情報の例を示す図。
【図5】下地処理条件の一例を示す図。
【図6】下地処理および情報画像の印刷状態を示す図。
【図7】カバレッジの変化に伴う点画像の径の変化状態を示す図。
【図8】カバレッジの変化に伴う線画像の幅の変化状態を示す図。
【図9】下地処理が行なわれた状態のコード情報の例を示す図。
【図10】透明な印刷色材を用いて情報画像を印刷した状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係わる画像形成装置および画像形成プログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0020】
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置および画像形成プログラムを適用して構成した画像形成装置の装置構成図の一例である。
【0021】
図1において、画像形成装置は、受信部101、情報画像検出部103、下地処理部104、下地処理条件記憶部105、下地処理条件設定部106、印刷出力部107を具備して構成される。
【0022】
印刷出力部107は、印刷指示された処理対象データを印刷媒体へと印刷出力する。
【0023】
そのため、印刷出力部107では、電荷を帯電させた像担持体の感光体(ドラム)に露光装置から露光することにより処理対象データに基づく潜像を形成し、当該潜像に、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)、ブラック色(K)の4つの印刷色材を図3に示すようにイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色の順で重畳させて付着させる。そして、このような印刷色材が付着した感光体を回転させることで中間転写体であるベルトに印刷色材を移し、印刷媒体である印刷用紙に中間転写体上にある印刷色材を転写することで印刷出力を行なう。
【0024】
受信部101は、外部の情報処理端末と通信回線を介して接続されており、当該情報処理端末から印刷要求として処理対象データを受信すると、当該処理対象データとともに受信した印刷処理情報を受信し、情報画像検出部103へと送出する。
【0025】
このときの処理対象データには、バーコードや二次元バーコードなどのコード情報からなる情報画像が含まれることがある。このバーコードによる情報画像の一例を図4(a)に示し、二次元バーコードによる情報画像の一例を図4(b)に示す。
【0026】
図4(a)に示すバーコードによる情報画像は、そのバーコードを特徴付ける構成から線幅の異なる複数の線画像を所定の間隔で組み合わせることにより任意の情報を表したものである。また、図4(b)に示す二次元バーコードによる情報画像は、点画像(ドット)が連続的に所定の規則で整列することによって任意の情報を表したものである。
【0027】
受信部101では、受信した印刷画像を作業領域のある記憶部(図示せず)へ記憶するとともに、情報画像検出部103へと送出する。
【0028】
情報画像検出部103では、受信した印刷画像に、上記に示す図4のようなコード情報からなる情報画像を検出する検出処理を行なう。
【0029】
この検出処理により情報画像が印刷画像から検出された場合には、検出した情報画像からコード情報の種別を識別し、識別した種別の種別情報を下地処理部104へと通知する。それに対して、検出処理によって情報画像が印刷画像から検出されない場合には印刷出力部107へと印刷指示を行なう。
【0030】
このとき、情報画像検出部103により情報画像が印刷画像から検出されないと通知された印刷出力部107では、記憶部(図示せず)に記憶した印刷画像を読み出して印刷出力を行なう。
【0031】
また、情報画像検出部103から情報画像の種別情報が通知された下地処理部104では、その種別情報に対して設定された下地処理条件(「下地条件」ともいう)を下地処理条件記憶部105から読み出す。
【0032】
この下地処理条件記憶部105では、図5に示すような条件管理テーブルを記憶する。
【0033】
この図5に示す条件管理テーブルは、[種別]項目501、[下地処理条件]項目502により構成され、[種別]項目501には、情報画像検出部103により識別される種別が指定され、[下地処理条件]項目502には、[種別]項目501で指定された種別に対する下地処理条件が指定されている。
【0034】
この下地処理条件は、下地処理条件設定部106によって各種別ごとに設定されるものであって、下地処理条件設定部106では、露光量、帯電電位、現像バイアス値などの印刷出力部107における印刷出力の際に設定された設定情報を元に設定され、情報画像の印刷に用いる印刷色材(例えば、トナー)の色材量、カバレッジ、トラッピング量によって構成される。
【0035】
下地処理部104では、下地処理条件記憶部105で記憶する図5に示すような条件管理テーブルから、情報画像検出部104によって検出された情報画像の種別に対する下地処理条件を読み出し、その下地処理条件に基づいて記憶部(図示せず)に記憶する印刷画像に含まれる情報画像の下地処理を行なう。
【0036】
この下地処理では、まず、当該情報画像から任意の情報を読み取りを行なう読取装置であるコードリーダの読取波長に感度を有することにより読み取ることができる印刷色材以外の他の印刷色材を用いて情報画像を構成する線画像(バーコードの場合)若しくは点画像(二次元コードの場合)の印刷位置を特定するための下地画像を作成する。
【0037】
このようにして、下地処理が下地処理部104により行なわれることにより下地画像が作成されると、印刷出力部107は、下地処理された下地画像により特定された印刷位置に情報画像を印刷する。
【0038】
このときの印刷状態を図6に示す。
【0039】
図6(a)には、ブラック色の印刷色材によって印刷用紙に点画像(ドット)を形成した場合の理論上の形状およびドット幅(W1)を示している。
【0040】
また、図6(b)には、図6(a)に示す理論上の点画像に対して実際に印刷用紙に印刷される点画像(ドット)の形状およびドット幅(W2)を示している。この図6(b)に示す点画像は、印刷色材の散りやドットゲインなどの原因によって図6(a)に示す理論上のドット幅よりも広がった状態である。
【0041】
そこで、下地処理として、まず、情報画像を印刷する印刷色材以外の他の印刷色材を用いて情報画像を構成する線画像(バーコードの場合)若しくは点画像(二次元コードの場合)の印刷位置を特定するための下地画像を、下地条件に基づいて作成することによって図6(c)に示すような下地が作成される。
【0042】
この下地処理条件により指定される色材量により情報画像を印刷する印刷色材の幅が決定し、ガバレッジにより主走査方向および副走査方向のどの位置に下地となる印刷色材を印刷することを指定し、そのときの印刷色材の種類(色材数)および重畳順番をトラッピング量によって決定する。
【0043】
図6(c)には、トラッピング量として「イエロー色」および「マゼンタ色」がその順で印刷することが指定されていることにより、下地処理として印刷用紙の下位に「イエロー色」を配色し、その上位に「マゼンタ色」を配色することによって赤味がかった下地画像が印刷されることとなる。
【0044】
この状態で、続いて、ブラック色を用いて情報画像を印刷した例を示している。
【0045】
このとき、下地に用いるイエロー色およびマゼンタ色は、情報画像の印刷に黒色の印刷色材を用いて行なう場合にその黒色の印刷色材から任意の情報を読み取ることができるコードリーダーが読み取ることができない印刷色材である。例えば、コードリーダーの光源波長が「600ナノメートルから680ナノメートル」である場合、この光源波長に感度を持たないイエロー色およびマゼンタ色を用いて下地を作成する。
【0046】
なお、シアン色は、この光源波長に感度を有することから下地の印刷には用いることはしない。
【0047】
図6(c)に示す下地は、図6(a)に示すと同様に、理論上の形状および下地幅(W1)であることから、実際には図6(d)に示すように、理論上の下地幅(W1)よりも広がった下地幅(W3)の状態となる。
【0048】
このとき、実際の下地幅(W3)であるドット幅は、下地となる印刷色材により形成される壁によりガイドされることにより、その下地となる印刷色材よりも後に印刷されることから理論上の下地幅(W1)よりも小さくなる。
【0049】
これは図7に示す、情報画像の印刷色材を用いて印刷したドット幅と下地処理したカバレッジとの関係からも明らかである。
【0050】
図7では、縦軸に情報画像の印刷色材のドット幅を示し、横軸に下地処理したカバレッジを示したグラフであって、カバレッジの割合が大きくなればなるほど印刷色材のドット幅が小さくとなることを示している。
【0051】
また、図8は、情報画像の印刷色材を用いて印刷した線幅と下地処理したカバレッジとの関係である。図7に示すグラフと同様に、カバレッジの割合が大きくなればなるほど印刷色材の線幅が小さくとなることを示している。
【0052】
なお、図6(c)および図6(d)では、下地処理を行なう印刷色材をイエロー色およびマゼンタ色の2色を用いた例であるが、これに限定されることなく、図6(e)および図6(f)に示すようにイエロー色の1色を用いて行なうような構成であってもよい。もちろん、イエロー色ではなくマゼンタ色を用いて下地処理を行なうことも可能である。
【0053】
このような下地処理を図4(a)および図4(b)のコード情報に対して行なった後に、印刷出力部107から印刷出力を行なった状態を示す例を図9(a)および図9(b)に示す。
【0054】
この図9に示す例では、情報画像の周辺に下地処理を行なった状態を示している。
【0055】
すなわち、情報画像をブラック色にて印刷出力する場合であって、当該ブラック色に感度を有するコードリーダーが感度を有さないイエロー色およびマゼンタ色を用いて下地処理を行なうことで情報画像の周辺に赤味がかった下地が印刷された状態である。
【0056】
なお、上記の例では、印刷出力部107がシアン色、マゼンタ色、イエロー色、ブラック色の4色を用いて印刷出力する場合について説明したが、これらの印刷色材に加えて可視域において透明な印刷色材(「不可視印刷色材」ともいう)を搭載する場合若しくは少なくともブラック色の1色の印刷色材と透明な印刷色材を搭載する場合には、透明な印刷色材を用いて下地処理を行なうような構成であってもよい。
【0057】
この不可視印刷色材を用いて情報画像の下地を印刷した状態を図10に示す。
【0058】
図10に示す印刷状態は、図6(e)および図6(f)に示すようなイエロー色の1色を下地処理の印刷色材とし、この下地を印刷した状態と類似し、このイエロー色の印刷色材の代わりに透明な印刷色材を用いて下地処理を行なった状態を示すことで、下地を可視することができない状態としている。
【0059】
図2は、本発明の実施の形態における画像形成装置により行なわれる処理の流れを示すフローチャートである。
【0060】
図2において、処理対象データを受信すると処理が開始され、受信した印刷画像にバーコードや二次元バーコードからなるコード情報が含まれるかを検出処理を行なうことで判断する(201)。
【0061】
この判断処理によって、コード情報を示す情報画像が印刷画像から検出されたと判断する場合(201でYES)には、検出したコード情報を示す情報画像の種別を判断する(202)。
【0062】
この判断処理では、各コード情報を特徴付ける特徴情報と検出した情報画像とを比較することによって、これらが合致することによりその情報画像が有する特徴情報に対するコード情報であると判断する。
【0063】
このとき、情報画像の種別を判断できたかを判断し(203)、種別を判断できた場合(203でYES)には、検出した種別のコード情報に対して行なう下地処理の下地処理条件を読み込む(204)。このときの種別を判断できた場合とは、例えば印刷画像の一部が特徴情報と一致することでその印刷画像の一部が情報画像であると判断する場合である。
【0064】
それに対して、種別を判断できない場合(203でNO)には、予め設定された初期の下地処理条件の読み込みを行なう(205)。
【0065】
このようにして、下地処理条件を読み込むと、読み込んだ下地処理条件に基づいて下地処理を行なうことによって下地画像を描画(作成)する(206)。さらに、下地画像が描画された上に、情報画像を含む印刷画像を描画(レンダリング)する(207)。
【0066】
そして、このようにして下地画像の上に印刷画像が描画された状態にある印刷ジョブを印刷出力する(208)。
【0067】
以上に示す実施の形態は、本発明の実施の一形態であって、これらの実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0068】
なお、本発明は、通信機能を備えた画像形成装置で上述の動作を実行させ、あるいは上述の手段を構成させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをコンピュータにインストールし、これを実行させることにより、上述の処理を実行するような構成とすることも可能である。
【0069】
このときのコンピュータは、システムバスを介してCPU(Central Processor Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクが接続されている。CPUは、ROMまたはハードディスクに記憶されているプログラムに従い、RAMを作業領域にして処理を行う。
【0070】
また、プログラムを供給するための媒体は、通信媒体(通信回線、通信システムのように一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board Service)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0071】
101 受信部
103 情報画像検出部
104 下地処理部
105 下地処理条件記憶部
106 下地処理条件設定部
107 印刷出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報画像の印刷位置を決定する下地画像を作成する下地画像作成手段と、
前記下地画像作成手段によって作成した下地画像を、前記情報画像を読み取る読取装置の読取波長に感度を有さない印刷色材を用いて印刷する下地画像印刷手段と、
前記下地画像印刷手段によって印刷された下地画像により決定された印刷位置に、前記情報画像を印刷する情報画像印刷手段と
を具備する画像形成装置。
【請求項2】
少なくとも前記情報画像に用いる印刷色材毎の色材量および前記印刷色材の色材数をから設定された下地条件を記憶する条件記憶手段
を具備し、
前記下地画像作成手段は、
前記条件記憶手段に記憶された下地条件に基づき下地画像を作成する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記条件記憶手段は、
前記情報画像の種別ごとに前記下地条件を記憶する請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記下地条件は、
前記色材量および前記色材数によって決定し、前記下地画像印刷手段および情報画像印刷手段による印刷の際の露光量、帯電電位、現像バイアス値から設定される条件である請求項2または3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記下地画像印刷手段は、
前記下地画像を読取装置の読取波長に感度を有さない不可視印刷色材を用いて印刷する請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
コンピュータを、
情報画像の印刷位置を決定する下地画像を作成する下地画像作成手段、
前記下地画像作成手段によって作成した下地画像を、前記情報画像を読み取る読取装置の読取波長に感度を有さない印刷色材を用いて印刷する下地画像印刷手段、
前記下地画像印刷手段によって印刷された下地画像により決定された印刷位置に、前記情報画像を印刷する情報画像印刷手段
として機能させる画像形成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−95681(P2011−95681A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−252290(P2009−252290)
【出願日】平成21年11月2日(2009.11.2)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】