説明

画像形成装置

【課題】本構成を有していない場合に比較して、所定の大きさの単票記録媒体の生産性を向上することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10において、用紙搬送路24は、搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の用紙を搬送するために用いられる。像形成部26は、像保持体としての像保持体28と、この像保持体28の表面を一様に帯電させる複数の帯電ロール30a,30bと、像保持体28に潜像を書き込む複数のレーザ書込み装置32a,32bと、書き込まれた潜像を現像する複数の現像装置34a,34bと、現像されたトナー像を用紙に転写する複数の転写ロール36a,36bと、残留トナーをとる複数のクリーナ38a,38bと、用紙のトナー像を定着させる定着装置40a,40bとを有し、用紙搬送路24を搬送される複数の用紙に画像を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種の画像形成装置が高速処理を行う場合、プロセススピードの高速化が必要になる。しかしながら、マーキングの性能及び駆動系の性能には、限界がある。
【0003】
特許文献1では、一度の画像形成プロセスで、用紙搬送方向に順番に用紙2枚分の画像を形成し、搬送された用紙に順番に画像を転写する手法が開示されている。
特許文献2では、2系統の独立した画像形成部と2系統の独立した搬送経路とが設けられている画像形成装置が開示されている。
特許文献3では、ロール紙マガジンからロール紙を供給する際に、所定の用紙サイズにカットした状態で画像形成プロセスに供給し、複数の画像を形成する手法が開示されている。
【0004】
特許文献4では、2つの給紙部から2つのロール紙を並行に搬送し、同時に画像を形成した後、ロール紙を切断して所望の印刷物を得る手法が開示されている。
特許文献5では、ロール紙に印刷した複数の画像を切断する位置情報をロール紙の上に同時に印刷し、切断手段で位置情報を検知して用紙を切断する手法が開示されている。
特許文献6では、大サイズの用紙に複数の画像を形成した後に各画像サイズに用紙を切断する手法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平8−106194号公報
【特許文献2】特開2005−165112号公報
【特許文献3】特開2005−099261号公報
【特許文献4】特開2005−205900号公報
【特許文献5】特開平6−091592号公報
【特許文献6】特開2001−315398号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、所定の大きさの単票記録媒体の生産性を向上することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る画像形成装置は、搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の単票記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される複数の単票記録媒体に画像を形成する像形成手段とを有する。
【0008】
請求項2に係る画像形成装置においては、前記像形成手段は、複数の単票記録媒体のそれぞれについて同時期に画像を形成する。
【0009】
請求項3に係る画像形成装置においては、前記像形成手段は、複数の単票記録媒体のそれぞれについて異なる時期に画像を形成する。
【0010】
請求項4に係る画像形成装置においては、前記像形成手段は、像保持体と、前記像保持体の軸方向の異なる位置に潜像を書き込む書込み装置と、前記書込み装置により書き込まれる潜像を現像する現像装置と、前記現像装置により現像される現像剤像を前記搬送手段により搬送される単票記録媒体に転写する転写装置とを有し、前記書込み装置、前記現像装置及び前記転写装置は、複数設けられている。
【0011】
請求項5に係る画像形成装置は、前記搬送手段により搬送される複数の単票記録媒体を搬送方向と直交する方向に並べて供給する単票記録媒体供給装置をさらに有する。
【0012】
請求項6に係る画像形成装置は、前記像形成手段により画像を形成される複数の単票記録媒体のうち互いに異なる単票記録媒体に対して後処理を施す複数の後処理装置をさらに有する。
【0013】
請求項7に係る画像形成装置は、前記搬送手段により搬送される複数の単票記録媒体の端面の位置決めを、当該複数の単票記録媒体の異なる方向の端面に基づいて行う位置決め部材をさらに有する。
【0014】
請求項8に係る画像形成装置においては、前記搬送手段は、寸法が異なる複数の単票記録媒体を並列に搬送する。
【0015】
請求項9に係る画像形成装置においては、前記搬送手段は、第1の寸法の単票記録媒体を当該単票記録媒体の短辺が搬送方向に沿う状態で搬送し、第2の寸法の単票記録媒体を当該単票記録媒体の長辺が搬送方向に沿う状態で搬送する。
【0016】
請求項10に係る画像形成装置においては、前記搬送手段は、第1の寸法より大きい第2の寸法の単票記録媒体を当該単票記録媒体の長辺が搬送方向に沿う状態で搬送する。
【0017】
請求項11に係る画像形成装置は、複数の単票記録媒体を並列に供給する供給装置と、搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の単票記録媒体を搬送する搬送部材と、前記搬送部材を駆動する駆動装置と、前記搬送部材により搬送される複数の単票記録媒体に画像を形成する像形成部とを有する。
【0018】
請求項12に係る画像形成装置は、前記像形成部により画像を形成される複数の単票記録媒体のうち互いに異なる単票記録媒体に対して後処理を施す複数の後処理装置をさらに有する。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に係る本発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、所定の大きさの単票記録媒体の生産性を向上することができる。
【0020】
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、軸方向に複数の画像を形成する際に、同一のタイミング制御で、複数の画像を得ることができる。
【0021】
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、後処理装置への振分け処理及び統合処理を可能にすることができる。
【0022】
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに係る本発明の効果に加えて、複数の画像形成要素の画像形成条件を、独立に最適化することができる。
【0023】
請求項5に係る本発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに係る本発明の効果に加えて、複数の画像のそれぞれの画像形成位置に対応する複数の単票記録媒体を搬送することができる。
【0024】
請求項6に係る本発明によれば、請求項1乃至5のいずれかに係る本発明の効果に加えて、製本等の後処理の作業効率を向上することができる。
【0025】
請求項7に係る本発明によれば、請求項1乃至6のいずれかに係る本発明の効果に加えて、複数の単票記録媒体を搬送する際に、当該複数の単票記録媒体に対しそれぞれ独立して端面に対して位置決めを実施することにより、形成画像と単票記録媒体の像ずれを防止することができる。
【0026】
請求項8に係る本発明によれば、請求項1乃至7のいずれかに係る本発明の効果に加えて、異なる寸法の単票記録媒体に印刷する複数の印刷ジョブを受け付けた場合においても、高い生産性を維持することができる。
【0027】
請求項9に係る本発明によれば、請求項8に係る本発明の効果に加えて、異なる寸法の複数の単票記録媒体が異なる向きである場合においても、当該複数の単票記録媒体のそれぞれに画像を形成することができる。
【0028】
請求項10に係る本発明によれば、請求項9に係る本発明の効果に加えて、異なる寸法の複数の単票記録媒体の、搬送方向における前端部及び後端部の位置が異なる場合においても、当該複数の単票記録媒体のそれぞれに画像を形成することができる。
【0029】
請求項11に係る本発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、所定の大きさの単票記録媒体の生産性を向上することができる。
【0030】
請求項12に係る本発明によれば、請求項13に係る本発明の効果に加えて、製本等の後処理の作業効率を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
図1は、本発明に係る画像形成装置における用紙の搬送の態様、及びそれぞれの態様における印刷枚数とプロセススピードとの関係を示す図である。
図1(A)〜図1(D)に示すように、本発明に係る画像形成装置は、複数の単票記録媒体を用紙搬送方向に対して直交する方向に並べて搬送する。ここで、単票記録媒体は、例えば用紙、OHPシート等の単票紙(カット紙ともいう)であり、所定の用紙寸法の記録媒体である。用紙の寸法は、例えば、日本工業規格により規格化されているA4、A3等である。このため、単票記録媒体は、ロール紙とは異なる。
【0032】
図1(A)は、用紙がA4判のカット紙であり、用紙がLEF(Long Edge Feed)である場合を示す図である。「LEF」は、用紙の短辺が用紙搬送方向に沿う状態で用紙が搬送されることを示す。なお、このような場合、用紙がA4LEFであるともいう。
図1(A)に示すように、用紙がA4LEFである場合、例えば、用紙と用紙の間の距離が100mmであり、1分当たりの印刷枚数が100枚であるとすると、プロセススピードは、516.7mm/秒(31,000mm/分)である。ここで、A4用紙の短辺は、210mmである。なお、図1(B)〜図1(D)において、用紙間の距離及び1分当たりの印刷枚数は、図1(A)における条件と同様とする。
【0033】
図1(B)は、用紙がA4判のカット紙であり、用紙がSEF(Short Edge Feed)であり、2枚の用紙が並列に搬送される場合を示す図である。「SEF」は、用紙の長辺が用紙搬送方向に沿う状態で用紙が搬送されることを示す。なお、このような場合、用紙がA4SEFであるともいう。
図1(B)に示すように、用紙がA4SEFであり、2枚の用紙が並列に搬送される場合、プロセススピードは、330.8mm/秒(19,850mm/分)である。ここで、A4用紙の長辺は、297mmである。
【0034】
図1(C)は、用紙がA4LEFであり、2枚の用紙が並列に搬送される場合を示す図である。この場合、図1(C)に示すように、プロセススピードは、258.3mm/秒(15,500mm/分)である。図1(D)は、用紙がA4SEFであり、3枚の用紙が並列に搬送される場合を示す図である。この場合、図1(D)に示すように、プロセススピードは、220.6mm/秒(13233.3mm/分)である。
【0035】
このように、用紙が用紙搬送方向と直交する方向に並べられて搬送されると、プロセススピードは、用紙が1枚ずつ搬送される場合と比較して、低速で済む。また、プロセススピードが同一である場合には、複数の用紙が並列に搬送されると、1分当たりの印刷枚数は、用紙が1枚ずつ搬送される場合と比較して多くなる。
なお、本発明に係る画像形成装置では、用紙の寸法は、例えばA3、B5等、A4以外のものであってもよい。
【0036】
図2は、本発明に係る画像形成装置における用紙の搬送の他の態様を示す図である。
図2(A)及び図2(B)は、寸法が異なる複数の用紙を並列に搬送する場合を例示する図である。図2(A)は、寸法がより小さい用紙(第1の寸法の用紙)を当該用紙の長辺が搬送方向に沿う状態で搬送し、寸法がより大きい用紙(第2の寸法の用紙)を当該用紙の短辺が搬送方向に沿う状態で搬送する場合を例示する。例えば、図2(A)に示すように、A4SEFの用紙とA3LEFの用紙とが、並列に搬送される。この場合、プロセススピードが、258.3mm/秒であるとすると、A4SEFの用紙及びA3LEFの用紙の1分当たりの印刷枚数は、それぞれ39枚である。
【0037】
図2(B)は、寸法がより小さい用紙(第1の寸法の用紙)を当該用紙の短辺が搬送方向に沿う状態で搬送し、寸法がより大きい用紙(第2の寸法の用紙)を当該用紙の長辺が搬送方向に沿う状態で搬送する場合を例示する。例えば、図2(B)に示すように、A4LEFの用紙とA3SEFの用紙とが、並列に搬送される。この場合、プロセススピードが、220.6mm/秒であるとすると、A4LEFの用紙の1分当たりの印刷枚数は43枚であり、A3SEFの用紙の1分当たりの印刷枚数は33枚である。
【0038】
図2(C)は、複数の用紙を異なるタイミングで並列に搬送する場合を例示する図である。図2(C)に例示するように、複数の用紙は、用紙の少なくとも一部が搬送方向に重なるように搬送される。例えば、用紙P1は、用紙P1の後端が、用紙搬送方向において用紙P2の前端より後ろに位置するようにして搬送される。
【0039】
図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10の概要を示す図である。
図3に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12、画像読取装置14、外部用紙供給装置16及び後処理装置18a,18bから構成されている。画像形成装置10は、パーソナルコンピュータ(不図示)などの外部端末装置から受信した画像データを印刷するプリンタ機能、画像読取装置14を用いた複写機としての機能、及びファクシミリとしての機能を兼ね備えた複合機であってもよい。
【0040】
画像形成装置本体12は、例えば3段の用紙供給部20を有し、これら用紙供給部20のそれぞれには供給ヘッド22が設けられている。用紙供給部20の一つが選択されると、供給ヘッド22が作動して選択された用紙供給部20から用紙搬送路24を介して像形成部26に用紙が供給される。
【0041】
用紙搬送路24は、用紙供給部20及び後述する外部用紙供給装置16から供給される用紙を1枚ずつ又は並列に搬送するために用いられ、搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の用紙を搬送する搬送手段を構成する。用紙搬送路24の幅は、並列する複数の用紙の幅より広い。例えば、A4LEFの2枚の用紙、又はA4LEFとA3SEFの用紙が搬送される場合、用紙搬送路24の幅は、少なくとも594mmである。また例えば、A4LEFの3枚の用紙が搬送される場合、用紙搬送路24の幅は、少なくとも630mmである。
【0042】
像形成部26は、例えばゼログラフィからなり、用紙搬送路24を搬送される複数の用紙に画像を形成する。より具体的には、像形成部26は、像保持体としての像保持体28と、この像保持体28の表面を一様に帯電させる複数の帯電ロール30a,30bと、像保持体28に潜像を書き込む複数のレーザ書込み装置32a,32bと、書き込まれた潜像を現像する複数の現像装置34a,34bと、現像されたトナー像を用紙に転写する複数の転写ロール36a,36bと、残留トナーをとる複数のクリーナ38a,38bと、用紙のトナー像を定着させる定着装置40a,40bとを有する。本例では、像形成部26は、用紙搬送方向に向かって右側(図3において手前側)に、帯電ロール30a、レーザ書込み装置32a、現像装置34a、転写ロール36a及びクリーナ38aを有し、用紙搬送方向に向かって左側(同奥側)に、帯電ロール30b、レーザ書込み装置32b、現像装置34b、転写ロール36b及びクリーナ38bを有する。
【0043】
像保持体28の表面が帯電ロール30a,30bにより帯電されると、レーザ書込み装置32a,32bのそれぞれは、像保持体28の軸方向の異なる位置に潜像を書き込む。したがって、像保持体28の用紙搬送方向の右側においては、潜像が現像装置34aにより現像され、用紙搬送路24の右側を搬送される用紙に転写ロール36aにより転写され、定着装置40aにより定着され、用紙排出路42から後処理装置18a,18bのいずれかを介して図示しない用紙排出トレイに排出される。同様に、像保持体28の用紙搬送方向の左側においては、潜像が現像装置34bにより現像され、用紙搬送路24の右側を搬送される用紙に転写ロール36bにより転写され、定着装置40bにより定着され、用紙排出路42から後処理装置18a,18bのいずれかを介して用紙排出トレイに排出される。
【0044】
両面印刷が設定された場合、定着装置40a,40bにより一面が定着された用紙は、用紙排出路42から反転装置46に送られ、この反転装置46で反転され、用紙反転路48に送られ、再び用紙搬送路24に戻され、像形成部26に送られて他面の印刷がなされる。なお、用紙排出路42及び用紙反転路48の幅は、用紙搬送路24と同様である。
【0045】
外部用紙供給装置16は、例えば左右2段の用紙供給部58a,58b,58c,58dを有する。本例では、画像形成装置本体12に向かって右側には、上段に用紙供給部58aが、下段に用紙供給部58cが設けられており、左側には、上段に用紙供給部58bが、下段に用紙供給部58dが設けられている。これら用紙供給部58a,58b,58c,58dのそれぞれには、用紙供給部20と同様に供給ヘッド22が設けられている。用紙供給部58a,58b,58c,58dが選択されると、供給ヘッド22が作動して選択された用紙供給部58a,58b,58c,58dの少なくともいずれかから用紙搬送路24を介して像形成部26に用紙が供給されるようになっている。本例では、用紙供給部58a,58cから用紙搬送路24の右側に用紙が供給され、用紙供給部58b,58dから用紙搬送路24の左側に用紙が供給される。このようにして、外部用紙供給装置16は、画像形成装置本体12の用紙搬送路24を搬送される複数の用紙を搬送方向と直交する方向に並べて供給する。なお、外部用紙供給装置16については、後で詳述する。
【0046】
後処理装置18a,18bは、例えばソータ60a、60b、図示しないステープラなどを有し、画像形成装置本体12から排出される用紙を受け入れ、用紙のソート処理等を行って図示しない排出トレイに排出する。用紙搬送ベルト44は、例えば、後処理装置18aの上方かつ画像形成装置本体12と後処理装置18bとの間に、移動可能に設けられている。用紙搬送ベルト44は、画像形成装置本体12から排出される用紙であって用紙搬送方向の左側及び右側のいずれかに排出される用紙を後処理装置18bに搬送する。本例では、用紙搬送ベルト44は、用紙搬送方向の左側に排出される用紙を後処理装置18bに搬送する。後処理装置18a,18bは、後述する入力・表示部56を介して入力される設定内容、又は図示しないネットワークを介して送信される印刷ジョブに基づいて使い分けられる。このようにして、後処理装置18a,18bは、像形成部26により画像を形成される複数の用紙のうち互いに異なる用紙に対して後処理を施す。なお、後処理装置18a,18b及び用紙搬送ベルト44は同一の筐体に含まれていてもよい。また、後処理装置18a,18b及び用紙搬送ベルト44については、後で詳述する。
【0047】
画像読取装置14は、ADF(Auto Document Feeder)等の自動原稿送り装置50と、この自動原稿送り装置50により送られた画像を読取走査するスキャナ52とを有する。用紙は、自動原稿送り装置50によりプラテン54に送られ、用紙の画像が、プラテン54上でスキャナ52により読み取られる。複写が画像形成装置10により設定された場合は、画像読取装置14で読み取られた画像が画像形成装置本体12により印刷されて複写される。
【0048】
入力・表示(UI)部56は、例えばタッチパネルからなり、画像形成装置本体12の例えば上部に設けられている。UI部56は、作業者からの入力を受け入れて、画像形成装置本体12、画像読取装置14、外部用紙供給装置16及び後処理装置18a,18bの処理内容を選択し、かつ表示するようになっている。
【0049】
図4は、本実施形態に係る画像形成装置10の外部用紙供給装置16の用紙供給部58a,58b,58c,58dの位置関係を示す図であり、図4(A)は、外部用紙供給装置16を上方から見た場合の位置関係を示し、図4(B)は、外部用紙供給装置16を図3に示される方向と同様の方向から見た場合の位置関係を示す。
図4(A)及び図4(B)に示すように、画像形成装置本体12の用紙搬送路24に向かって右側には、用紙供給部58aが設けられている。用紙供給部58aの下方には、用紙供給部58cが設けられている。画像形成装置本体12の用紙搬送路24に向かって左側には、用紙供給部58bが設けられている。用紙供給部58cの下方には、図示しない用紙供給部58dが設けられている。
【0050】
図5は、本実施形態に係る画像形成装置10における用紙の位置合わせを説明する図である。
図5に示すように、複数の用紙が並列に搬送される場合、当該複数の用紙は、搬送方向に向かって異なる方向を基準突き当てとして位置合わせされる。より具体的には、用紙は、用紙搬送路24の搬送方向に向かって右側を搬送される場合、第1の基準突き当て面64a(手前側)を基準にして位置合わせされ、搬送方向に向かって左側を搬送される場合、第2の基準突き当て面64b(奥側)を基準にして位置合わせされる。
【0051】
本実施形態においては、画像形成装置10は、搬送される複数の用紙の端面の位置決めを、当該複数の用紙の異なる方向の端面に基づいて行う搬送ロール62(位置決め部材)を有する。搬送ロール62は、用紙搬送路24を搬送される用紙を搬送する際、左右いずれかの方向に用紙を搬送し、用紙の端部を基準突き当て面64a,64bのいずれかに突き当てる。例えば、搬送ロール62は、図中の矢印D1に示されるように、用紙搬送路24の右側を搬送される用紙を第1の基準突き当て面64aに突き当てるように方向を変えて搬送し、図中のD2に示されるように、用紙搬送路24の左側を搬送される用紙を第2の基準突き当て面64bに突き当てるように方向を変えて搬送する。なお、搬送ロール62は、用紙搬送路24に複数設置されていてもよい。
【0052】
図6は、本実施形態に係る画像形成装置10における像形成処理のタイミングを説明する図である。
図6に示すように、画像形成装置10は、独立した複数の画像形成プロセスを有する。本例では、一方の画像形成プロセスは、帯電ロール30a、レーザ書込み装置32a、現像装置34a及び転写ロール36aによる処理を含み、他方の画像形成プロセスは、帯電ロール30b、レーザ書込み装置32b、現像装置34b及び転写ロール36bによる処理を含む。
【0053】
それぞれの画像形成プロセスにおいて、像形成処理のタイミング(時期)は、後述する制御装置により制御される。画像形成装置10は、複数の画像形成プロセスにおいて、複数の用紙のそれぞれについて、同一のタイミングで画像を形成してもよいし、異なるタイミングで画像を形成してもよい。例えば、画像形成装置10は、並列に搬送される複数のA4用紙、複数のA3用紙、又はA4SEF及びA3LEFに対して、同時期に、画像を形成する。また、例えば、画像形成装置10は、端部をずらして並列に搬送される複数のA4用紙、又は並列に搬送されるA4LEF及びA3SEFに対して、異なるタイミングで画像を形成する。
【0054】
なお、現像装置34a,34bは、像保持体28の軸方向に並べて設けられてもよいし、ずらして設けられてもよい。帯電ロール30a,30b、レーザ書込み装置32a,32b及び転写ロール36a,36bも同様である。画像形成装置10は、現像装置34a,34b等が像保持体28の軸方向に並べて設けられている場合、並列に搬送される複数の用紙に対する画像形成のタイミングをずらすことにより、用紙の排出に時間差をつけてもよい。
【0055】
図7は、本実施形態に係る画像形成装置10の後処理装置18a,18b及び用紙搬送ベルト44を説明する図である。
図7(A)は、複数の用紙が、画像形成装置本体12から後処理装置18a,18bに対して並列に搬送される様子を上から見た模式図である。本実施形態では、図7(A)に示すように、用紙は、搬送方向に向かって右側を搬送される場合、画像形成装置本体12から排出されると、後処理装置18aの受入口68aを介して後処理装置18aに受け入れられる。一方、用紙は、搬送方向に向かって左側を搬送される場合、画像形成装置本体12から排出されると、用紙搬送ベルト44によりさらに搬送され、後処理装置18bの受入口68bを介して後処理装置18bに受け入れられる。したがって、複数の用紙は、並列に搬送されて画像形成装置本体12から排出された場合、当該複数の用紙は、異なる後処理装置18a,18bにより後処理を実行される。
【0056】
図7(B)は、用紙搬送ベルト44の移動を説明する図である。図7(B)に示すように、用紙搬送ベルト44は、図示しない用紙搬送ベルト移動手段により、画像形成装置本体12から後処理装置18bへの用紙搬送経路から、当該用紙搬送経路とは異なる位置へ移動される。例えば、用紙搬送ベルト44は、用紙搬送経路から上方へ移動される。
【0057】
図7(C)は、用紙搬送ベルト44が用紙搬送経路とは異なる位置へ移動されている状態で、用紙が画像形成装置本体12から後処理装置18aに対して搬送される様子を上から見た模式図である。図7(C)に示すように、用紙搬送ベルト44が用紙搬送経路とは異なる位置へ移動されている状態で、用紙が画像形成装置本体12から排出されると、用紙は後処理装置18aへ搬送される。
【0058】
図8は、画像形成装置本体12から排出される用紙の後処理装置18aへの搬送の別の実施例である。
図8に示すように、画像形成装置10には、画像形成装置本体12と後処理装置18aとの間に、用紙搬送ベルト70,72が移動可能に設けられている。この場合、用紙搬送ベルト70は、画像形成装置本体12から排出される用紙を後処理装置18aに搬送する。また、用紙搬送ベルト72は、図中の矢印Aに示すように、画像形成装置本体12から排出される用紙を、用紙搬送ベルト70の用紙搬送方向と直行する方向に搬送する。具体的には、用紙搬送ベルト72は、画像形成装置本体12の用紙搬送方向に向かって左側を搬送されて排出される用紙を、当該用紙搬送方向の右側に移動させる。
【0059】
本例では、用紙2,4,6は、画像形成装置本体12の用紙搬送方向の右側を搬送されて排出され、用紙搬送ベルト70により後処理装置18aに搬送される。用紙1,3,5は、用紙搬送方向の左側を搬送されて排出され、用紙搬送ベルト70により後処理装置18aに搬送され、この搬送処理の間に、用紙搬送ベルト72により当該用紙搬送方向の右側に移動される。
【0060】
したがって、複数の用紙が、例えば図2(C)に示すように、当該複数の用紙の端部が用紙搬送方向において異なる位置にある状態で並列に搬送されて排出される場合、当該複数の用紙は、用紙搬送ベルト70,72により排出順に並び替えられて後処理装置18aに搬送される。
【0061】
なお、用紙搬送ベルト44,70,72は、UI装置56の設定内容又は印刷ジョブの内容により所定の位置に移動される。この場合、用紙搬送ベルト44,70,72は、後述する制御装置により、用紙の寸法、ソート処理の有無、並列での画像形成処理の有無等に基づいて移動される。
【0062】
図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の制御装置を示す図である。
図9に示すように、画像形成装置10は、CPU74、ROM76、RAM78、通信インタフェース(IF)80、ハードディスクドライブ(HDD)82、外部用紙供給装置制御部84、用紙搬送制御部86、後処理装置制御部88及びモータ92,94,96を有する。制御装置は、これらの構成要素が互いにシステムバス90を介して信号を入出力することができるように構成されている。
【0063】
CPU74は、システムバス90を介して制御装置の他の構成要素及び画像形成装置本体12を構成する各部分との間で信号を送受し、画像形成装置本体12を構成する各部分を制御する。ROM76は、例えば不揮発性メモリであり、画像形成装置本体12を制御する制御プログラムなどのデータを記憶し、CPU74からのアクセスにより、記憶しているデータをシステムバス90を介してCPU74などに出力する。
【0064】
RAM78は、CPU74が画像形成装置本体12を制御するためのデータ、図示しないネットワークを介して他のコンピュータなどから送信される例えば印刷ジョブ等のデータ、印刷ジョブに基づいて描画される画像データ、並びに画像読取装置14、外部用紙供給装置16及び後処理装置18から受信したデータなどを記憶する。通信IF80は、図示しないネットワークを介して他のコンピュータなどとの間でデータの送信及び受信を行う。HDD82は、RAM78と同様に、画像データ等のデータを記憶する。
【0065】
外部用紙供給装置制御部84は、システムバス90を介してCPU74との間で信号を入出力し、CPU74の制御に基づいて、用紙供給部58a,58b,58c,58dそれぞれの供給ヘッド22、及び搬送ロールなどモータ92を介してを制御する。モータ92は、外部用紙供給装置制御部84の制御に基づいて、供給ヘッド22及び搬送ロールなどを駆動する。用紙搬送制御部86は、同様にCPU74の制御に基づいて、供給ヘッド22、搬送ロール62及び用紙搬送ベルト44,70,72などモータ94を介してを制御する。モータ94は、供給ヘッド22、搬送ロール62及び用紙搬送ベルト44,70,72などを駆動する。後処理装置制御部88は、同様にCPU74の制御に基づいて、ソータ60a、60bなどをモータ96を介して制御する。モータ96は、ソータ60a、60bなどを駆動する。
【0066】
次に、上記実施形態の作用について説明する。
作業者Aが、パーソナルコンピュータなどの外部端末装置を用いて画像形成装置10に対して印刷要求Aを送信すると、画像形成装置10は、送信された印刷要求Aを通信IF80を介して受け付ける。印刷要求には、例えば、送信元情報、用紙の寸法、印刷枚数、所定のページ記述言語により表された文書データ等、印刷処理に関するデータが含まれている。画像形成装置10は、外部端末装置から、例えば複数ページのA4版の文書を印刷するための印刷要求Aを受け付ける。一方、作業者Bが、外部端末装置を用いて、例えば、複数ページのA3版の文書を印刷するための印刷要求Bを画像形成装置10に対して送信すると、画像形成装置10は、送信された印刷要求Bを受け付ける。
【0067】
画像形成装置10において、CPU74は、受け付けた印刷要求Aに含まれる文書データに基づいて画像Aを描画して、RAM78及びHDD82の少なくともいずれかに格納する。同様に、CPU74は、印刷要求Bに含まれる文書データに基づいて画像Bを描画してRAM78等に格納する。
【0068】
CPU74は、外部用紙供給装置制御部84を制御して、例えば、用紙供給部58aからA4LEFの用紙を、用紙供給部58bからA3SEFの用紙を供給させる。A4LEFの用紙及びA3SEFの用紙は、搬送ロールに搬送されて外部用紙供給装置16から画像形成装置本体12に対して供給される。
【0069】
像保持体28は、帯電ロール30a,30bにより帯電され、この帯電された像保持体28には、レーザ書込み装置32aにより画像Aに基づいて潜像が書き込まれ、レーザ書込み装置32bにより画像Bに基づいて潜像が画像Aに基づく潜像とは異なる位置に書き込まれる。これらの潜像はそれぞれ、現像装置34a,34bにより現像される。
【0070】
A4LEFの用紙及びA3SEFの用紙は、所定のタイミングで用紙排出路42を搬送され、A4LEFの用紙には定着装置40aにより画像Aに基づく現像剤像が定着され、A3SEFの用紙には定着装置40bにより画像Bに基づく現像剤像が定着される。これらの用紙は、画像形成装置本体12から排出される。このようにして、A4版の文書及びA3版の文書のそれぞれは、所定の枚数、印刷される。
【0071】
A4LEFの用紙は、画像形成装置本体12から後処理装置18aに直接供給され、後処理装置18aによりソート処理及びステープル処理などが実行されて排出される。A3SEFの用紙は、用紙搬送ベルト44により搬送されて後処理装置18bに供給され、後処理装置18bによりソート処理等が実行されて排出される。
【0072】
なお、印刷要求は、外部端末装置から送信された要求だけでなく、ファクシミリ機能、複写機能による印刷ジョブであってもよい。例えば、複写機能により印刷される用紙、ファクシミリ機能により印刷される用紙、及びプリンタ機能により印刷される用紙は、互いに並列に搬送され、画像を形成されうる。
【0073】
また、用紙供給部20は、外部用紙供給装置16の用紙供給部58a〜58dのように、例えば左右2列上下2段で配置されてもよい。この場合、用紙供給部20は、用紙搬送路24に対して複数の用紙を並列に供給しうる。
【0074】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10の概要を示す図である。なお、図10に示された各構成のうち、図3に示された構成と同一のものには同一の符号が付されている。
図10に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、画像形成装置本体12、画像読取装置14、複数の画像形成ユニット26K,26Y,26M,24C、中間転写ベルト24、用紙供給部20、用紙搬送路21、定着器19及びUI装置56を有する。
【0075】
画像読取装置14の下方には、カラー画像を構成する色に対応して、複数の画像形成ユニット26K,26Y,26M,26Cが配設されている。本例では、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応して第1の画像形成ユニット26K、第2の画像形成ユニット26Y、第3の画像形成ユニット26M及び第4の画像形成ユニット26Cが、例えば2つずつ、中間転写ベルト24に沿って所定の間隔を空けて水平に配列されている。2つの第1の画像形成ユニット26Kは、後述する中間転写ベルト24の用紙搬送方向の直交する方向に並列に配置されている。第2の画像形成ユニット26Y、第3の画像形成ユニット26M及び第4の画像形成ユニット26Cも、同様に、2つずつ並列に配置されている。
【0076】
中間転写ベルト24は、用紙供給部20及び図示しない外部用紙供給装置16から供給される複数の用紙を並列に搬送する。具体的には、中間転写ベルト24は、中間転写体として図中矢印Aの方向に回動し、これら4つの画像形成ユニット26K、26Y、26M、26Cは、入力された画像データに基づいて各色の現像剤像を順次形成し、これら複数の現像剤像が互いに重ね合わせられるタイミングで中間転写ベルト24に転写する。
【0077】
用紙搬送路21は、中間転写ベルト24の下方に配設されている。用紙供給部20から供給される用紙は、この用紙搬送路21上を搬送され、上記中間転写ベルト24上に多重に転写された各色の現像剤像が一括して転写され、転写された現像剤像が定着器19によって定着され、矢印Bに沿って外部に排出される。ここで、中間転写ベルト24及び用紙搬送路21の幅は、並列する複数の用紙の幅より広い。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明に係る画像形成装置における用紙の搬送の態様、及びそれぞれの態様における印刷枚数とプロセススピードとの関係を示す図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置における用紙の搬送の他の態様を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10の概要を示す図である。
【図4】画像形成装置10の外部用紙供給装置16の用紙供給部58a,58b,58c,58dの位置関係を示す図である。
【図5】画像形成装置10における用紙の位置合わせを説明する図である。
【図6】画像形成装置10における像形成処理のタイミングを説明する図である。
【図7】画像形成装置10の後処理装置18a,18b及び用紙搬送ベルト44を説明する図である。
【図8】画像形成装置本体12から排出される用紙の後処理装置18aへの搬送の別の実施例である。
【図9】画像形成装置10の制御装置を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10の概要を示す図である。
【符号の説明】
【0079】
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
14 画像読取装置
16 外部用紙供給装置
18a,18b 後処理装置
20 用紙供給部
24 用紙搬送路
26 像形成部
28 像保持体
30a,30b 帯電ロール
32a,32b レーザ書込み装置
34a,34b 現像装置
36a,36b 転写ロール
38a,38b クリーナ
40a,40b 定着装置
44,70,72 用紙搬送ベルト
58a,58b,58c,58d 用紙供給部
60a,60b ソータ
62 搬送ロール
74 CPU
76 ROM
78 RAM
80 通信IF
82 HDD
84 外部用紙供給装置制御部
86 システムバス
86 用紙搬送制御部
88 後処理装置制御部
92,94,96 モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の単票記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される複数の単票記録媒体に画像を形成する像形成手段と
を有する画像形成装置。
【請求項2】
前記像形成手段は、複数の単票記録媒体のそれぞれについて同時期に画像を形成する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記像形成手段は、複数の単票記録媒体のそれぞれについて異なる時期に画像を形成する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記像形成手段は、
像保持体と、
前記像保持体の軸方向の異なる位置に潜像を書き込む書込み装置と、
前記書込み装置により書き込まれる潜像を現像する現像装置と、
前記現像装置により現像される現像剤像を前記搬送手段により搬送される単票記録媒体に転写する転写装置と
を有し、
前記書込み装置、前記現像装置及び前記転写装置は、複数設けられている
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送手段により搬送される複数の単票記録媒体を搬送方向と直交する方向に並べて供給する単票記録媒体供給装置をさらに有する
請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記像形成手段により画像を形成される複数の単票記録媒体のうち互いに異なる単票記録媒体に対して後処理を施す複数の後処理装置をさらに有する
請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記搬送手段により搬送される複数の単票記録媒体の端面の位置決めを、当該複数の単票記録媒体の異なる方向の端面に基づいて行う位置決め部材をさらに有する
請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記搬送手段は、寸法が異なる複数の単票記録媒体を並列に搬送する
請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記搬送手段は、第1の寸法の単票記録媒体を当該単票記録媒体の短辺が搬送方向に沿う状態で搬送し、第2の寸法の単票記録媒体を当該単票記録媒体の長辺が搬送方向に沿う状態で搬送する
請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記搬送手段は、第1の寸法より大きい第2の寸法の単票記録媒体を当該単票記録媒体の長辺が搬送方向に沿う状態で搬送する
請求項9に記載の画像形成装置。
【請求項11】
複数の単票記録媒体を並列に供給する供給装置と、
搬送方向と直交する方向に並ぶ複数の単票記録媒体を搬送する搬送部材と、
前記搬送部材を駆動する駆動装置と、
前記搬送部材により搬送される複数の単票記録媒体に画像を形成する像形成部と
を有する画像形成装置。
【請求項12】
前記像形成部により画像を形成される複数の単票記録媒体のうち互いに異なる単票記録媒体に対して後処理を施す複数の後処理装置をさらに有する
請求項11に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−185778(P2008−185778A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−19121(P2007−19121)
【出願日】平成19年1月30日(2007.1.30)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】