説明

発泡剤パッケージ

【課題】対薬品性、水密性に優れ且つ収容物を収容した状態で確実に水面に浮上できる発泡剤パッケージを提供する。
【解決手段】本発明にかかる発泡剤パッケージは、水に投入されると発泡し溶解する包装材と、該包装材の内部に包装されて収容物を封入したインナーパッケージとを有し、収容物を封入した状態のインナーパッケージの比重が水の比重より小さい構成を有することとした。この構成において、前記包装材に複数の前記インナーパッケージが包装されるようにしてもよく、また、前記インナーパッケージと前記収容物との間に緩衝材が介在するようにしてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、湯や水に入れると発泡・溶解する発泡剤を包装材とするパッケージに関するものである。
【背景技術】
【0002】
家族、恋人、友人などに贈り物をプレゼントしようとする人は、相手の好みなどを考えて、贈り物を選ぶ。こうして選ばれた贈り物は箱に収容され、さらに包装紙などで包装される。プレゼントを贈られた人は、どのような贈り物なのかを楽しみにして包装(パッケージ)を開き、贈り手が自分の好みを考えてくれたことを喜び、両者の親愛の情が高まる。ここでは、贈り物への期待、意外性などをさらに高めるパッケージの意外性なども重要である。
【0003】
近年、意外性のあるパッケージとして、発泡入浴剤(発泡剤)を包装材とした商品が販売されている。例えば子供たちに人気の高いキャラクター人形などを発泡入浴剤でパッケージしたものは、浴槽に入れると発泡入浴剤が溶解して中からキャラクター人形などが現れる(非特許文献1,2)。子供たちは、浴槽で溶解するパッケージに驚くとともに、どのようなキャラクター人形が現れるかを楽しみにする。
【0004】
ここで用いられる発泡入浴剤としては、炭酸塩と有機酸の混合物が一般的であり、例えば重曹とクエン酸からなるものである(特許文献1)。粉末状の重曹とクエン酸に少量の水を加え撹拌し、これを型に流し込んで固化させることで、型に応じた形状の発泡入浴剤を作ることができる(非特許文献3)。また撹拌した重曹とクエン酸を型に入れる際に収容物を封入することで、発泡入浴剤で収容物をパッケージすることができる。このパッケージを浴槽に投入すると、浴槽中で重曹とクエン酸が反応して、発泡入浴剤は、その一部が気化し(炭酸ガスとなって)、残余が湯に溶けて、収容物が水面に浮き上がるのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−309523号公報
【非特許文献1】株式会社バンダイ 新製品資料「びっくらたまごアンパンマン」 2002年5月30日 http://www.bandai.co.jp/releases/images/3/4340.pdf
【非特許文献2】株式会社バンダイ 新製品資料「ギガ入浴剤」 2008年12月3日 http://www.bandai.co.jp/releases/images/3/48257.pdf
【非特許文献3】家電Watch やじうまミニレビュー バンプレスト「バスボムメーカー」 http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajreview/20100126_344697.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来技術でパッケージされるキャラクター人形などは、発泡入浴剤が溶解したときに水面に浮く必要があるから、水よりも比重が小さい素材で形成されたものでなければならず、またそのまま水中に放出されて水に濡れることになる。とはいえ、キャラクター人形などは、重曹とクエン酸(炭酸塩と有機酸)にさらされても変質しにくい素材で形成することができ、また水に濡れることも通常許容される。
【0007】
しかし、水より比重の大きい収容物、例えば宝石、貴金属などの宝飾品は、浴槽などの底に沈んで水に濡れてしまうし、小さいために紛失するおそれもある。くわえて宝石や金属は、薬品などに触れると化学変化するものが多いから、従来技術でパッケージすることができない。 このように従来技術では、収容物について、比重に関すること、薬品などで化学変化しにくいこと、そして水に濡れることが許容できることなどの制約が生じてしまう。従って、従来技術のパッケージでは、宝石や貴金属などのなかから選択した贈り物を発泡剤で包装して、プレゼントしようとする人々の要望に応えることはできない。
【0008】
本願はこうした従来技術上の問題点を解決するもので、宝石や貴金属などの収容物であっても発泡剤で包装しつつ、薬品などで化学変化したり水に濡れたりすることを防止でき、サプライズのプレゼントを実現し得る発泡剤パッケージを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明にかかる発泡剤パッケージは、水に投入されると発泡し溶解する包装材と、該包装材の内部に包装されて収容物を封入したインナーパッケージとを有し、収容物を封入した状態のインナーパッケージの比重が水の比重より小さい構成を有している。従って、発泡剤パッケージが水に投入されて包装材が溶解すると、インナーパッケージが水面に浮上する。アルキメデスの原理(液中の物体は、その体積に等しい液の重量に相当する浮力を受けるとする原理)により、インナーパッケージの体積に等しい浮力を受ける一方、インナーパッケージの比重が水の比重より軽いことからインナーパッケージに働く重力は当該浮力より小さくなるためである。
【0010】
もちろん、収容物はインナーパッケージが開封されるまで水と接することがない。なお発明者は、水の温度を限定する意図はなく本明細書における水には湯も含まれる。したがって、たとえば風呂の湯船につかったときに、包装材が開封され、(意図せぬ)収容物が浮上してくるといったサプライズ効果を演出することも可能となる。
【0011】
ここで、本発明に係る発泡剤パッケージが複数のインナーパッケージを有していてもよい。また、蓋部および収容部を有するインナーパッケージでは、収容物のインナーパッケージへの封入およびインナーパッケージの開封が容易になる。
【0012】
ところで、インナーパッケージが濡れていると開封しにくいことがある。インナーパッケージの蓋部および収容部が筒形状を有していれば、これら筒形状の領域、すなわち蓋部と収容部が指先で掴みやすくなって、インナーパッケージの開封が容易になる。
【0013】
あるいは、蓋部および収容部のいずれか一方または双方を、可撓性を有する部材で形成すれば、蓋部および収容部のいずれか一方または双方を指先で押すなどして、インナーパッケージの内部空間の圧力を高めることで、インナーパッケージの開封が容易になる。さらにインナーパッケージと収容物との間に緩衝材を介在させることで、インナーパッケージに封入された収容物に傷が発生することを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0014】
上記構成を有する本発明の発泡剤パッケージによれば、水より比重の大きい収容物であっても浴槽の水面に浮上させて収容物を容易に手に取ることができ、収容物が発泡剤入浴剤に接することによって生じる酸化などを防ぐことができ、また収容物が水に濡れることを防ぐことができる。
【0015】
また本発明の発泡剤パッケージは、撹拌した発泡剤でインナーパッケージを包装するものであるから、複雑な表面形状を有する収容物の場合であっても、発泡剤は比較的簡単な表面形状のインナーパッケージとだけ接することになって、発泡剤と収容物との間に空隙が形成されることを防ぐことができる。
従って、本発明の発泡剤パッケージによれば、例えば、宝石、指輪などの多品種の贈答品を顧客に提示して、顧客(贈り主)から指定された贈答品を包装して、贈答先に届けるなどする事業においても、品質の高い発泡剤パッケージを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明にかかる発泡剤パッケージ(実施例1)の概略構成の1例を示す図である。
【図2】図1に示す発泡剤パッケージが有するインナーパッケージの概略構成の1例を示す図である。
【図3】図2に示すインナーパッケージに収容物を封入した状態の1例を示す図である。
【図4】発泡剤パッケージを成形するためのパッケージ成形型の概略構成を示す図である。
【図5】図2に示すインナーパッケージの一変形例を示す図である。
【図6】図2に示すインナーパッケージの他の変形例を示す図である。
【図7】本発明にかかる発泡剤パッケージの他の実施例(実施例2)において使用される、蓋部と収容部がヒンジで連結されているインナーパッケージの概略構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明にかかる発泡剤パッケージを説明する。
【実施例1】
【0018】
(発泡剤パッケージとインナーパッケージ)
図1は、本発明にかかる発泡剤パッケージの一実施例の概略構成を示す図である。図1に示す発泡剤パッケージ10は、略球形に形成された発泡入浴剤11でインナーパッケージ20Aを包装したものであり、このインナーパッケージ20Aには例えば宝飾品などの収容物30が封入される。
【0019】
図2は、インナーパッケージ20Aの概略構成を示す図である。インナーパッケージ20Aは、その両端部分を除くほとんどの領域が円筒形状に形成され、それぞれ有底円筒形状を有する蓋部21および収容部22を有している。そして、インナーパッケージ20Aは、図3に示すように、蓋部21で収容部22を塞いだ状態において、内部空間20sが形成されるとともに、蓋部21の底部21t(半球形状の底部)と収容部22の底部22b(半球形状の底部)がインナーパッケージ20Aの両端部を形成するようになっている。
【0020】
図2に示すように、収容部22の開口部には、蓋部21の開口部と嵌合するための円筒形状の嵌合部23が延出している。嵌合部23の外周面23aは、蓋部21が有する周壁21aの内周面21bにほぼ密着する外径を有して、インナーパッケージ20Aの水密性を確保している(図2中、蓋部21を矢印A方向に移動させれば収容部22を塞ぐことができる)。なお嵌合部23における水密性を十分確保するために、さらに蓋部21と収容部22との境界部分とその近傍領域を、防水性を有するテープ(フィルム)などで覆ってもよい。
【0021】
かかるインナーパッケージ20Aは、例えば合成樹脂で形成されており、その容積に応じた浮力を確実に生じることができ、インナーパッケージ20Aが透明もしくは半透明の合成樹脂で形成されたものであれば、収容物30を外部から目視することができる(図3は透明なインナーパッケージ20Aに収容物30を収容した場合の例を示す)。インナーパッケージ20Aは、蓋部21および収容部22がいずれも円筒形状を有しているから、それぞれの円筒形状領域を左手/右手および右手/左手で容易に掴んで必要量分ひねることで開封することができる(はさみなどの道具を用いなくても開封できる)。もちろんインナーパッケージ20Aの外面が水で濡れていても、蓋部21および収容部22を容易に掴むことができる。
【0022】
インナーパッケージ20Aは、収容物30の形状や重さに応じて、収容部22の軸方向の長さLを適宜選択することで(収容部22の選択だけで)収容物30に適した浮力を実現することができる。すなわちインナーパッケージ20Aの容積と等しい容量の水の重量に比してインナーパッケージ20Aの容積部の重量が軽量であれば、アルキメデスの原理から浮力の方が重量より大となるから、収容物30は必ず浮上する効果が得られる。ここで蓋部21および収容部22の軸方向の長さは、何れが長くてもよい。さらにインナーパッケージ20Aは、その軸方向の全体の長さが収容部22(蓋部21)の外径Rよりも短い、外形が偏平なものであってもよい。
【0023】
かかるインナーパッケージ20Aを用いる発泡剤パッケージ10は、収容部22の選択だけで、多品種の収容物30の包装に対応することができるから、包装コストの低減を実現することができる。もちろん、インナーパッケージ20Aの外径(蓋部21および収容部22の外径)Rを選択することで、収容物30の形状や重さに対応してもよい。
【0024】
(収容物と緩衝材)
かくして、インナーパッケージ20Aは、収容物30を水密性を有して封入することができる。宝飾品などの収容物30を封入する際には、収容物30を緩衝材(図示せず)で覆うなどして封入することが望ましい。そうすれば、発泡剤パッケージ10の輸送中などに、収容物30がインナーパッケージ20Aの内面と接触するなどして傷が生じることを防ぐことができる。
【0025】
緩衝材としては、シート状の樹脂、さらにはエアクッションを有するものなど種々のものを使用することができる。また、収容物30が複雑な外形を有するときであっても、その外形に応じて収容物30を包み込むことができ、かつ優れた緩衝作用を発揮する綿などを使用することもできる。もちろん油紙などの撥水性を有する緩衝材で防水性を高めてもよい。かかるインナーパッケージ20Aは、緩衝材が発泡入浴剤11に直接接することを妨げるから、緩衝材が発泡入浴剤11で変質等することを防ぐことができる。また、エアクッション、綿などは比重が水の比重より軽いから、アルキメデスの原理に基づく浮上効果に一層貢献する。
【0026】
(発泡剤パッケージの形成)
発泡入浴剤11を所望の形状とする技術は、いわゆるバスボムメーカーの使用法などとして公知であるが、その概略を説明する。
【0027】
発泡入浴剤11は、粉末状の重曹と粉末状のクエン酸に少量の水を加え撹拌し、これを型に流し込んで固化させることで、型に応じた形状のものを作ることができる。図4は、水を加えて撹拌した重曹とクエン酸を、型を用いて球状に形成するパッケージ成形型40の概略構成を説明するためのものである。
【0028】
パッケージ成形型40は、受け型41と押さえ型42を有しており、押さえ型42は押さえ棒43を有している。受け型41に撹拌した重曹とクエン酸を流し込む。このときインナーパッケージ20Aをパッケージ成形型40のほぼ中心部に位置づけるようにしたのち、さらに撹拌した重曹とクエン酸を流し込み、押さえ型42で受け型41を塞ぎ、押さえ棒43で受け型41および押さえ型42に圧力をかける。やがて撹拌した重曹とクエン酸が発泡した状態で略球形に固化して、発泡剤パッケージ10が形成される。このときインナーパッケージ20Aは発泡剤パッケージ10のほぼ中心部に位置づけられることになる。
【0029】
(浴槽等への投入と溶解)
発泡剤パッケージ10を贈られた人は、贈り物である収容物30が発泡入浴剤11の中に閉じ込められたインナーパッケージ20Aに封入されているから、贈られたものが単なる発泡剤であるとのみ認識しているか、或いは発泡剤に包まれた真に意図する贈り物が何なのかはわからない。贈り手が、相手をびっくりさせようとして、贈り物が入っていることさえ伝えないかもしれないからである。いずれにしろ、発泡剤パッケージ10を贈られた人は、これを浴槽に投入して発泡入浴剤11が発泡し溶解するのを見て興味をそそられる。さらに見ていると、発泡入浴剤11が発泡・溶解していって、インナーパッケージ20Aが湯面に現れるのである。
【0030】
そうすると、発泡剤パッケージ10を贈られた人は、期待をこめて、あるいは予期していなかったインナーパッケージ20Aの出現にびっくりして、これを開封する。すると宝飾品などの収容物30が現れるのだから大喜びする。これが自分の欲しかったもの(たとえば、エンゲージリング、誕生石の宝石、宝飾品等)であれば、いわば二重のサプライズとなり、その喜びはさらに高まる。もちろん、湯面に浮いたインナーパッケージ20Aは、その蓋部21と収容部22を左右の手で掴んで容易に開封することができる。またインナーパッケージ20Aが透明または半透明の材質のものであれば、贈り物が何であるか外見から知ることができる。
【0031】
このように発泡剤パッケージ10は、贈り手が収容物30を種々選択して、相手にプレゼントすることができるから、包装としての意外性、および贈り物への期待感・意外性に満ちたものであり、贈り手とそれを受け取る側に驚きや楽しみを感じさせ、両者の親密度を高める効果を期待することができる。
【0032】
(インナーパッケージの変形例)
インナーパッケージ20Aは、本発明の趣旨を変更することなく、種々変形できる。
【0033】
例えば、図5に示すインナーパッケージ20A’のように蓋部21の周壁21aの長さが嵌合部23の長さと略同一であってもよい。この場合においても、蓋部21が有する周壁21aは、円筒形状を有して手でつかみやすいからである。
【0034】
さらに、図6に示すように、蓋部21で収容部22を塞いだ状態で、その外形が略球形となるインナーパッケージ20A”の場合には、円筒形状を有する領域は、ほぼ嵌合部23および蓋部21の周壁21aだけとなり、嵌合部23および蓋部21の周壁21aの長さWが周壁21aの外径Rよりも著しく短い状態となる。この場合でも、蓋部21および収容部22のいずれか一方または双方が、可撓性を有していれば、蓋部21および収容部22のいずれか一方または双方を指先で押すなどして、内部空間20sを収縮させてその内部の圧力を高めることができるから、蓋部21を収容部22から容易に分離等することができる。
【0035】
ところで、発泡剤パッケージ10は、複数のインナーパッケージ20Aないし20Bを包装したものであってもよい。複数の贈り物を1つの発泡剤パッケージ10で包装したものは、例えば両親から子供たちへの贈り物に利用することができ、またイベントなどの主催者が、大勢の子供たちへ贈り物をするなどする際にも利用することができる。
【実施例2】
【0036】
次に、他の実施例(実施例2)にかかる発泡剤パッケージについて説明する。なお実施例1と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0037】
実施例2にかかる発泡剤パッケージ10は、発泡入浴剤11でインナーパッケージ20Bを包装したものである。
【0038】
図7は、インナーパッケージ20Bの概略構成を示す図である(図7(a)はその平面図で、図7(b)は側面図である)。インナーパッケージ20Bは八角形の筒形状に形成されている。インナーパッケージ20Bは、それぞれ有底筒形状を有する蓋部21および収容部22を有しており、蓋部21で収容部22を塞いだ状態において、内部空間20sが形成されるようになっている。ヒンジ部24は、蓋部21および収容部22の開口端部の角形の筒形状の一辺に設けられて、蓋部21および収容部22を開閉可能に連結している。収容部22の開口部には、角形の筒形状の嵌合部23が延出している。かかるインナーパッケージ20Bは、インナーパッケージ20Aなどと同様にして収容物30を封入することができる。
【0039】
なお本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、例えば、宝石、指輪、ネックレス、ピアスなどの多品種の贈答品を顧客に提示して、顧客(贈り主)から指定された贈答品を包装するなどして、贈答先に届けるなどする事業において利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
10 発泡剤パッケージ
11 包装材(発泡剤、発泡入浴剤)
20A、20A’、20A”、20B インナーパッケージ
21 蓋部
22 収容部
30 収容物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水に投入されると発泡し溶解する包装材と、
該包装材の内部に包装されて収容物を封入したインナーパッケージとを有し、
前記収容物を封入した状態の前記インナーパッケージの比重が水の比重より小さいことを特徴とする発泡剤パッケージ。
【請求項2】
請求項1に記載の発泡剤パッケージにおいて、前記包装材に複数の前記インナーパッケージが包装されたことを特徴とする発泡剤パッケージ。
【請求項3】
前記インナーパッケージが蓋部および収容部を有することを特徴とする請求項1および2に記載の発泡剤パッケージ。
【請求項4】
前記蓋部および前記収容部が筒形状の領域を有することを特徴とする請求項3に記載の発泡剤パッケージ。
【請求項5】
前記蓋部および前記収容部のいずれか一方または双方が可撓性を有することを特徴とする請求項3に記載の発泡剤パッケージ。
【請求項6】
前記インナーパッケージと前記収容物との間に緩衝材が介在していることを特徴とする請求項1ないし5に記載の発泡剤パッケージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−25405(P2012−25405A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−163433(P2010−163433)
【出願日】平成22年7月20日(2010.7.20)
【出願人】(510198893)株式会社ヘノブファクトリー (1)
【Fターム(参考)】