説明

目標とする加重特性を有するゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド

ウッドタイプゴルフクラブヘッドは、(a)打球面部材、および(b)フェース部材に取り付けられた、またはフェース部材と一体に形成された、クラブヘッドボディを含む。クラブヘッドの一つのボディコンポーネント(たとえばウェイトまたはカバー部材)は、透明、部分的に透明、または半透明な材料から形成されていてもよい。いくつかのクラブヘッド構造において、外部ウェイト部材がクラブヘッドボディ部材の一部の周囲に、およびボディ部材の外周の少なくとも一部分を越えて、またはボディ部材の外周の少なくとも一部分の外側に延びていてもよい(たとえば、上から見た場合、外周部分を越えて、クラブヘッドボディのトウ側に向けて後側方に、および/またはクラブヘッドボディのヒール側に向けて側方に)。また、たとえば上記タイプのゴルフクラブヘッドを含むゴルフクラブ構造、ならびにそのようなクラブおよびクラブヘッドを構成するおよび/または使用する方法が記載される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明はゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。本発明の特定の例示的局面は、選択的および目標とする加重特性を有するゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
背景
近年、ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブは、ゴルフボールとのインパクト時にゴルファーがクラブヘッドフェースをより一貫してスクエアに向けることを支援することによってゴルファーの精度を改善するように設計されている。多くのゴルフクラブヘッドは、その少なくともいくらかの重みが、クラブヘッド重心位置を変える、またはクラブヘッド重心位置に影響するように選択的に配置されている。インパクト時のゴルフクラブヘッド重心位置は、ゴルフボールが所期の方向に推進されるかどうかを決定する一つの要因である。重心が接触面上の係合点よりも後方に配置されている場合、ゴルフボールは一般にまっすぐな経路をたどる。しかし、重心が係合点の片側に離れている場合、ゴルフボールは、意図しない方向に飛ぶ、および/または左もしくは右にカーブする経路をたどることがあり、そのようなボールの飛びは、多くの場合、「プル」、「プッシュ」、「ドロー」、「フェード」、「フック」または「スライス」と呼ばれる。同様に、重心が係合点の上方または下方に離れている場合、ゴルフボールの飛びは、それぞれ、より突き進むような軌道またはより浮き上がる軌道を示すことができる。
【0003】
近年、この業界は、ゴルフ用具における劇的な変化および改良を目撃してきたが、一部のプレーヤは、依然、ゴルフボールを所期および所望の方向に、および/または所期および所望の弾道で確実かつ一貫して打つ際に困難さを感じている。これは、ボールを長距離に打つために使用されるクラブ、たとえばドライバおよび他のウッドの場合に特に当てはまる。したがって、当技術分野には、ゴルフクラブ技術におけるさらなる進歩の余地がある。
【発明の概要】
【0004】
本発明の少なくともいくつかの例示的局面のウッドタイプゴルフクラブヘッド(たとえばドライバ、フェアウェイウッド、ウッドタイプハイブリッドクラブなど)は、(a)打球面部材、および(b)打球面部材に取り付けられた、または打球面部材と一体に形成されたクラブヘッドボディであって、該クラブヘッドボディの少なくとも第一のボディコンポーネントが透明、部分的に透明、または半透明な材料(たとえばポリマー材料、たとえばポリエーテルイミド材料または他の熱可塑性または熱硬化性ポリマー材料)から形成されている、クラブヘッドボディを含む。
【0005】
透明、部分的に透明、または半透明な材料を含むこの第一のボディコンポーネントは、ウェイト部材またはゴルフクラブヘッドのための他の外部構造コンポーネントを形成することができる。ウェイト部材は、少なくともいくつかの例示的構造において、フレーム要素およびフレーム要素と係合したウェイト要素を含むことができる(たとえば、場合によっては、フレーム要素中に提供された、またはフレーム要素の一部として形成されたウェイト受け器中に)。本発明を逸脱することなく、第一のボディコンポーネントを使用して、ウェイトは、クラブヘッドボディ中の任意の所望の位置に、たとえばクラブヘッド構造のトウ部分の近く、クラブヘッド構造のヒール部分の近く、クラブヘッド構造の中央後方部分に沿ってなど、選択的に配置することができる。場合によっては、望むならば、たとえばウェイトの移動、取り外し、調節、再配置などを可能にするために、フレーム要素がクラブヘッドボディ部材から少なくとも部分的に取り外し可能であってもよい。さらなるオプションとして、望むならば、たとえば、クラブヘッド全体の加重特性、慣性モーメント特性および/または形状の選択的変更を可能にするため、ウェイト部材は他のウェイト部材とで交換可能であることもできる。
【0006】
本発明の少なくともいくつかの例のさらなるウッドタイプゴルフクラブヘッド構造は、(a)打球面部材、(b)打球面部材に取り付けられ、または打球面部材と一体に形成され、外周部分を画定するクラブヘッドボディ部材、および(c)クラブヘッドボディ部材と係合し、クラブヘッドボディ部材の外周部分の少なくとも一部の周囲に延びている(そして、場合によっては、それを覆う)ウェイト部材を含むことができる。そのような構造において、望むならば、ウェイト部材は、クラブヘッドボディ部材の外周部分の少なくとも一部分を越えて、またはクラブヘッドボディ部材の外周部分の少なくとも一部分の外側に延びていることができる(たとえば、「俯瞰(top-down)」的に上から見たとき、後方に、トウ側に向けて側方に、および/またはクラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に、クラブヘッドボディ部材の外周部分または外面を越えて延びている)。また、望むならば、ゴルフクラブの外周および/またはゴルフクラブヘッドの外面全体が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な方向変化を含むこともできる。さらなるオプションとして、望むならば、たとえば、加重特性、慣性モーメント特性および/またはクラブヘッド全体の形状の選択的変更を可能にするため、ウェイト部材は他のウェイト部材とで交換可能であることもできる。
【0007】
本発明のさらなる局面は、たとえば上記タイプのゴルフクラブヘッドを含むゴルフクラブ構造に関する。そのようなゴルフクラブ構造は、クラブヘッドに取り付けられたシャフト部材(場合によっては、別個のホーゼル部材またはクラブヘッドもしくはシャフトの一つまたは複数の一体部分として提供されたホーゼル部材を介して)、シャフト部材に取り付けられたグリップもしくはハンドル部材、さらなるウェイト部材などの一つまたは複数をさらに含むことができる。
【0008】
本発明のなおさらなる局面は、本発明の例のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ構造を構成する方法に関する。そのような方法は、たとえば、(a)上記様々なタイプのゴルフクラブヘッドを、たとえば、製造または他のやり方で作ること、別のソースから得ることなどにより、提供する段階、(b)シャフト部材をゴルフクラブヘッドと係合させる段階、および/または(c)グリップ部材をシャフト部材と係合させる段階、などを含むことができる。本発明のさらなる局面は、たとえば、ウェイト部材を取り外す、または移動させること、ウェイト部材またはクラブヘッド内のウェイト配設を変更すること、ウェイト部材を交換すること、などにより、ウェイト部材またはクラブヘッド構造全体内でウェイトを再配置する特徴に関する。本発明のなおさらなる局面は、たとえば、一つのウェイト部材を取り外し、それを異なる重さ、重量配分および/または形状のウェイト部材と交換することにより、ゴルフクラブヘッドの加重特性、慣性モーメント特性および/または外形全体を変化させることに関する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の局面は、添付図面において例として示されるが、それには限定されない。全図を通じて同じ参照番号が同種の要素を示す。
【0010】
【図1A】一般に、本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図1B】一般に、本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図1C】一般に、本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図1D】一般に、本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図1E】一般に、本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図2A】一般に、本発明の少なくともいくつかの例の他のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図2B】一般に、本発明の少なくともいくつかの例の他のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図2C】一般に、本発明の少なくともいくつかの例の他のクラブヘッド構造の特徴を示す。
【図3】本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッド構造のなおさらなる特徴を示す。
【0011】
読者は、これらの図に示される様々なパーツが必ずしも原寸に比例して描かれてはいないことを考慮されたい。
【発明を実施するための形態】
【0012】
詳細な説明
以下の詳細な説明および添付図面が本発明の例のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ(たとえば、ウッドまたはウッドタイプハイブリッドゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド)の特徴を開示する。
【0013】
I. 本発明の例示的なゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブおよび方法の概説
本発明の局面は、ウッドタイプゴルフクラブヘッドおよびそのようなクラブヘッドを含むウッドタイプゴルフクラブ(たとえばドライバ、フェアウェイウッド、ウッドタイプハイブリッドクラブなど)に関する。本発明の少なくともいくつかの例示的局面のウッドタイプゴルフクラブヘッドは、(a)打球面部材、(b)打球面部材に取り付けられ、または打球面部材と一体に形成され、後方周辺部分を画定するクラブヘッドボディ部材、および(c)クラブヘッドボディ部材と係合し、クラブヘッドボディ部材の後方周辺部分の少なくとも一部の周囲に延びているウェイト部材を含むことができる。ウェイト部材は、本発明の少なくともいくつかの例示的構造において、フレーム要素およびフレーム要素と係合したウェイト要素を含むことができ、フレーム要素は、少なくとも部分的に、透明、部分的に透明(たとえば色付き)または半透明な部分から形成されていることができる。透明、部分的に透明、または半透明な部分は、ポリマー材料、たとえばポリエーテルイミド材料または強い、軽量および/または耐久性の材料(たとえば熱可塑性または熱硬化性材料)でできていることができる。
【0014】
本発明を逸脱することなく、ウェイト部材は多様な構造をとることができる。たとえば、上記配設において、フレーム要素は、外面(クラブヘッド構造全体の外面を形成することもできる)および内面を含むことができ、ウェイト要素が内面と係合する。さらに具体的な例として、フレーム要素の内面は一つまたは複数のウェイト受け器を含むことができ、ウェイト要素(または、望むならば、複数のウェイト要素)がウェイト受け器の一つ(または複数の)内に少なくとも部分的に受けられることができる。ウェイト要素を取り付けるためのウェイト受け器へのアクセスは、フレーム要素の外面および/または内面を介して得ることができる。
【0015】
本発明を逸脱することなく、ウェイト部材はまた、クラブヘッドボディ部材上の任意の所望の位置に配置することができる。いくつかの例において、ウェイト要素(および場合によってはウェイト受け器)は、ウェイト部材のトウ部分の近く、および/またはウェイト部材のヒール部分の近く(ウェイト部材の中央後方部分に対して)に提供されることができる。もう一つの例として、望むならば、ウェイト要素(および場合によってはウェイト受け器)は、ウェイト部材の中央後方部分に沿って延びているように提供されることもできる。望むならば、一つのフレーム要素が、クラブヘッドボディ部材の後方中央周辺に沿って延びていて、多数のウェイト要素および/またはウェイト要素受け器を含むこともできる(たとえば、たとえばクラブ加重のカスタマイズのために個々の受け器の一つまたは複数への一つまたは複数のウェイト要素の選択的取り付けを可能にするため、ボール飛び特性に影響するため、および/またはボール飛び特性を制御するため、など)。場合によっては、望むならば、フレーム要素は、たとえばウェイト要素の移動、取り外し、調節、再配置、交換(場合によっては、クラブヘッド全体形状を変化させるため)などを可能にするために、クラブヘッドボディ部材から少なくとも部分的に取り外し可能であってもよい。
【0016】
本発明の例の他のウッドタイプゴルフクラブヘッドは、(a)打球面部材、および(b)打球面部材に取り付けられた、または打球面部材と一体に形成された、その少なくとも第一のボディコンポーネントが透明、部分的に透明、または半透明な材料(たとえばポリマー材料、たとえば上述したポリエーテルイミド材料)から形成されているクラブヘッドボディを含む。透明、部分的に透明、または半透明な材料を含むこの第一のボディコンポーネントは、ウェイト部材またはゴルフクラブヘッドのための他の外部構造コンポーネント、たとえば上記フレーム要素、フレーム要素に提供された窓要素などを形成することもできる。
【0017】
本発明の少なくともいくつかの例のさらなるウッドタイプゴルフクラブヘッド構造は、(a)打球面部材、(b)打球面部材に取り付けられ、または打球面部材と一体に形成され、外周部分を画定するクラブヘッドボディ部材、および(c)クラブヘッドボディ部材と係合し、クラブヘッドボディ部材の外周部分の少なくとも一部の周囲に延びているウェイト部材を含むことができる。そのような構造において、望むならば、ウェイト部材は、クラブヘッドボディ部材の外周部分の少なくとも一部分を越えて、またはクラブヘッドボディ部材の外周部分の少なくとも一部分の外側に延びていることができる(上から、または「俯瞰」的に見たとき)。いくつかのより具体的な例において、ウェイト部材は、クラブヘッドボディ部材の後方に、トウ側に向けて側方に、および/またはヒール側に向けて側方に、外周部分を越えて延びていることができる。なおさらなる例示的構造として、望むならば、ゴルフクラブヘッドの外周および/またはゴルフクラブヘッドの外面全体が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な「段」または方向変化を含むこともできる。望むならば、クラブヘッドボディ部材と係合したウェイト部材に依存して、異なるクラブヘッド全体形状(たとえば丸いまたは四角い)、加重特性および/または慣性モーメント特性などのユーザ選択を可能にするために、異なるウェイト部材形状が提供されることもできる。
【0018】
本発明を逸脱することなく、ウッドタイプゴルフクラブヘッドはまた、多様な形態および/または構成をとることができる。たとえば、本発明を逸脱することなく、クラブヘッドボディは、当技術分野で公知であり、使用されている従来のパーツ、従来の構成、従来の材料および/または従来の形状を含む、任意の所望の数の様々なパーツから、任意の所望の構成で、任意の所望の材料から、任意の所望の形状になど、できていることができる。いくつかの例示的構造において、クラブヘッドボディは、以下のパーツ、すなわちクラウン部分、ソール部分、フェース部材(場合によっては、その中に一体に形成された、またはそれに取り付けられた打球面を含む)、一つまたは複数のボディリボンまたはスカート部分(たとえば、クラウン部分とソール部分との間でクラブヘッドの側面および/または後方周辺を形成または画定する)、ソールプレート、フレーム部材(場合によっては、たとえばクラウン部分とソール部分との間でクラブヘッドの側面および/または後方周辺を形成または画定する、および/またはクラウン部分および/またはソール部分(存在するならば)の一つまたは複数が係合している、打球面部材を形成または画定する、などの、金属、たとえばチタン合金などの)、アフトボディなどの一つまたは複数を含む。クラブヘッドボディは、一つまたは複数の金属合金パーツ(たとえば、場合によっては打球面、フェース部材などを含む、または打球面、フェース部材などと係合したフレーム)、たとえばステンレス鋼、チタン合金、アルミニウム合金、マグネシウム合金など、ポリマー材料(たとえば、クラウンまたはソール部分のため、クラウン部分とソール部分との間のクラブヘッドボディ部分のため、フェース部材のため、アフトボディのため、など)、繊維または粒子強化複合材料を含む複合材料、たとえば炭素繊維複合材料、玄武岩繊維複合材料、ガラス繊維材料など(たとえば、クラウンまたはソール部分のため、クラウン部分とソール部分との間のクラブヘッドボディ部分のため、フェース部材のため、アフトボディのため、など)を含むことができる。さらに別の例として、望むならば、クラブヘッドボディは、場合によってはそれと係合した別個のウェイト部材を有する一体型の1ピース構成を有することができる。本発明を逸脱することなく、任意の所望の構造、パーツの組み合わせおよび/またはクラブヘッドボディ構造および/またはその様々なパーツの配設を使用することができる。
【0019】
本発明のさらなる局面は、たとえば上記タイプのゴルフクラブヘッドを含むウッドタイプゴルフクラブ構造に関する。そのようなウッドタイプゴルフクラブ構造は、クラブヘッドに取り付けられた、またはクラブヘッドと一体に形成されたシャフト部材(場合によっては、別個のホーゼル部材またはクラブヘッドおよび/またはシャフトの一つまたは複数の一部として提供されたホーゼル部材を介して)、シャフト部材に取り付けられた、またはシャフト部材と一体に形成されたグリップもしくはハンドル部材、クラブヘッドボディ、シャフトまたはグリップの一つまたは複数に取り付けられたさらなるウェイト部材などの一つまたは複数をさらに含むことができる。
【0020】
本発明のなおさらなる局面は、本発明の例のウッドタイプゴルフクラブヘッドおよびウッドタイプゴルフクラブ構造を構成する方法および/またはそのような構造を使用する方法に関する。そのような方法は、たとえば、(a)上記様々なタイプのゴルフクラブヘッドおよび/またはクラブヘッドボディ部材(上記様々な構造、特徴および/または配設の任意の一つまたは複数を含む)を、製造または他のやり方で作ること、第三者ソースから得ることなどにより、提供する段階、(b)必要ならば、たとえば上記タイプのウェイト部材をゴルフクラブヘッドおよび/またはクラブヘッドボディ部材と係合させる段階、(c)シャフト部材をゴルフクラブヘッドと係合させる段階、および/または(d)グリップ部材をシャフトと係合させる段階、などを含むことができる。そのような方法はさらに、たとえば、(e)ウェイト部材をゴルフクラブヘッドおよび/またはクラブヘッドボディ部材から係合解除する段階、(f)ウェイト部材内でウェイトを配置し直す、または再配置する(たとえば、ウェイト要素を、フレーム要素に対して、たとえば異なるウェイト受け器に移動させることにより)またはウェイト部材内に異なるウェイトを提供する段階、(g)ウェイト部材をゴルフクラブヘッドおよび/またはクラブヘッドボディ部材と再係合させる段階、および/または(h)一つのウェイト部材を別のウェイト部材と交換する段階(場合によっては、クラブヘッドの全体形状、加重特性および/または慣性モーメント特性を変化させるため)をさらに含むことができる。これらの特徴は、たとえば、特定のユーザのスイング特性により良くフィットまたは適合する、様々なスイング欠点を矯正または補正する(たとえば、フック、スライスなどを矯正する)のに役立つ、特定のタイプのボールの飛びのためにクラブにバイアス(たとえば、ドローバイアス、フェードバイアス、低弾道バイアス、高弾道バイアスなど)をかける、などのために、クラブヘッドの加重および/または慣性モーメント特性の変更および/またはカスタマイズ(たとえば、エンドユーザ、クラブフィッタなどによる)を可能にする。本発明の例のゴルフクラブヘッドおよび/またはゴルフクラブはまた、特定のユーザにとって所望のまたは最適な加重および/または慣性モーメント特性を見いだすためにクラブフィッタによって使用されることもでき、そして、望むならば、そのような特性は、最終的な永久に加重されたクラブ構造のために、パーツを選択する、ウェイトを配設する、および/または加重特性を決定する際にクラブビルダによって使用されることもできる。
【0021】
上記で提供した本発明の様々な例示的局面の概説をふまえて、本発明のゴルフクラブ、ゴルフクラブヘッド構造ならびにゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド構造を構成および/または使用する方法の様々な具体例のより詳細な説明を以下に提供する。
【0022】
II. 本発明の例示的なゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブ構造および方法の詳細な説明
以下の説明および添付図面は、本発明の様々な例示的ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド構造ならびにそのような構造を構成し、使用する方法を説明する。同じ参照番号が一つより多い図面に見られる場合、その参照番号は本明細書を通して一貫して使用され、各図面が同じまたは同種のパーツを参照する。
【0023】
本発明の例示的なゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド構造は、「ウッドタイプ」ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド、たとえばドライバおよびフェアウェイウッド(たとえば2番ウッド、3番ウッド、4番ウッド、5番ウッド、7番ウッド、9番ウッド、11番ウッドなど)ならびに「ウッドタイプ」ユーティティまたはハイブリッドクラブなどに一般に使用されるクラブおよびクラブヘッドを構成することができる。このようなクラブヘッド構造は、実際には「木」材をほとんどまたは全く有しないかもしれないが、当技術分野においては慣例的に「ウッド」と呼ばれることができる(たとえば「メタルウッド」、「フェアウェイウッド」など)。クラブヘッドは、たとえば、ソール部材、フェース部材(場合によっては、それと一体に形成された、またはそれに取り付けられた打球面を含む)、一つまたは複数のボディ部材(たとえば、周囲に延び、クラブヘッドボディを構成する材料のリボン)、クラウン部材、フェースプレート、フェースフレーム部材(打球面を取り付けることができる)、アフトボディなどの一つまたは複数を含むマルチピース構成および構造を含むことができる。望むならば、本発明を逸脱することなく、クラブヘッド構造の様々な部分が一体型の1ピース構成として互いに一体に形成されることもできる(たとえば、ボディ部材がソールおよび/またはクラウン部材と一体に形成されることもでき、フェース部材がソール、ボディおよび/またはクラウン部材と一体に形成されることもできる、など)。場合によっては、望むならば、本発明を逸脱することなく、クラブヘッド構造の様々な部分(たとえばソール部材、クラウン部材、フェース部材、ボディ部材など)が個々に複数の材料片から形成されることもできる(たとえば、マルチピースクラウン、マルチピースソールなど)。また、他の代替として、望むならば、クラブヘッド全体が一つの1ピース一体構造として作られてもよいし、フェースプレート部材が1ピースクラブヘッドアフトボディ(場合によっては中空ボディなど)に取り付けられてもよい。以下、図1A〜3に示す例示的なゴルフクラブ構造に関連して本発明の様々なウッドタイプゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ構造のより具体的な例および特徴を詳細に説明する。
【0024】
図1A〜1Eは一般に、本発明の例示的なウッドタイプゴルフクラブ100および/またはゴルフクラブヘッド102(またはその部分)を示す。この例のゴルフクラブ構造100全体は、ゴルフクラブヘッド102に加えて、ホーゼル領域104、ホーゼル領域104を介して受けられた、および/またはホーゼル領域104に挿入されたシャフト部材106およびシャフト部材106に取り付けられたグリップまたはハンドル部材108を含む。場合によっては、望むならば、外部ホーゼル領域104をなくし、シャフト部材106をヘッド部材102に直接挿入する、および/または他のやり方で取り付ける、またはヘッド部材102と一体に形成することもできる(たとえば、クラブヘッド102の上部に設けられた開口に通して、内部ホーゼル部材(たとえば、クラブヘッド102によって画定された内部チャンバ内に提供された)を介して、ねじまたは他の機械的コネクタを介して、など)。
【0025】
本発明を逸脱することなく、シャフト部材106は、当技術分野で公知であり、使用されている従来のやり方を含む任意の適当なまたは所望のやり方で、クラブヘッド102に受ける、クラブヘッド102と係合させる、および/またはクラブヘッド102に取り付けることができる。より具体的な例として、シャフト部材106は、ホーゼル部材104を介してクラブヘッド102と係合させることもできるし、直接、たとえば接着剤、セメント、溶接、はんだ付け、機械的コネクタ(たとえばねじ、保定要素など)によって、クラブヘッドボディ102中に延びるシャフト受けスリーブまたは要素を介してなど、クラブヘッド102と係合させることもできる。シャフト部材106はまた、当技術分野で公知であり、使用されている従来の材料を含む任意の適当なまたは所望の材料、たとえばグラファイト系材料、複合材料または他の非金属材料、鋼材料(ステンレス鋼を含む)、アルミニウム材料、他の金属合金材料、ポリマー材料、種々の材料の組み合わせなどでできていることができる。また、グリップまたはハンドル部材108は、当技術分野で公知であり、使用されている従来のやり方を含む任意の適当なまたは所望のやり方で、たとえば、接着剤またはセメントを使用して、溶接、はんだ付け、接着剤などによって、機械的コネクタ(たとえばねじ、保定要素など)を介してなど、シャフト部材106に取り付ける、シャフト部材106と係合させる、および/またはシャフト部材106から延ばすことができる。もう一つの例として、望むならば、グリップまたはハンドル部材108は、シャフト部材106とで一体型の1ピース構成として一体に形成することもできる。さらには、本発明を逸脱することなく、たとえばゴム材料、皮革材料、中に埋め込まれたコードまたは他の布材料を含むゴムまたは他の材料、ポリマー材料などを含む任意の所望のグリップまたはハンドル部材108材料を使用することもできる。
【0026】
本発明を逸脱することなく、クラブヘッド102そのものもまた、当技術分野で公知であり、使用されている従来のやり方および/または従来の材料を含む任意の適当なまたは所望のやり方で、および/または任意の適当なまたは所望の材料から構成することができる。たとえば、図1Aおよび1Bに示す例示的構造102において、クラブヘッド102は、打球面部材102a(フェースプレート102bとフレーム部材とがいっしょになってフェース部材102a全体を形成するようにフェース部材102aと一体に形成された、またはフレーム部材に取り付けられた打球面プレート102bを含む(たとえば「カップフェイス」タイプ構成など))を含む。この例示される例のクラブヘッド102は、クラウン部分102c、ソール部分102dおよびクラウン部分102cとソール部分102dとの間に位置する少なくとも一つのボディ部分102e(たとえば、フェース部材102aトウからフェース部材102aヒールまでクラブヘッド周辺の少なくともいくらかの部分の周囲に延びる(それによって画定する)材料の一つまたは複数の「U」または「C」字形の「リボン」)をさらに含む。
【0027】
本発明を逸脱することなく、多種多様なクラブヘッド全体構成が可能である。たとえば、望むならば、上記クラブヘッド102の様々な個々のパーツのいくつかまたはすべては、一体に接続される(たとえば、溶接、接着剤または他の融着技術、機械的コネクタなどによって)多数の部片でできていることもできる。様々なパーツ(たとえば、クラウン部分102c、ソール部分102dおよび/またはボディ部分102e)は、当技術分野で従来から公知であり、使用されている材料、たとえば軽金属材料を含む金属材料を含む任意の所望の材料および異なる材料の組み合わせでできていることができる。適当な軽金属材料のより具体的な例は、鋼、チタン合金、アルミニウム合金、マグネシウム合金などを含む。
【0028】
さらなる例または代替として、クラブヘッド102重量を減らすために、望むならば、クラブヘッド構造102の一つまたは複数の部分が、有利には、複合材料、たとえば当技術分野で従来から公知であり、使用されている炭素繊維複合材料でできていることもできる。クラブヘッド構造102の一つまたは複数の部分に使用することができる他の適当な複合材料または非金属材料は、たとえば、ガラス繊維複合材料、玄武岩繊維複合材料、ポリマー材料などを含む。いくつかのより具体的な例として、望むならば、クラウン部材102cの少なくともいくつかの部分が複合材料または他の非金属材料でできていることもできる。追加的または代替的に、望むならば、ソール部材102dの少なくともいくつかの部分が複合材料または他の非金属材料でできていることもできる。さらなる追加的例または代替として、望むならば、クラブヘッドのボディ部材102eの一つまたは複数の部分(クラウン部分102cとソール部分102dとの間に延びる材料の領域または「リボン」(たとえば、一つまたは複数の実質的に「U字形」のリボン))が複合材料または他の非金属材料でできていることもできる。なおさらなる例として、望むならば、本発明を逸脱することなく、クラブヘッドフェース部材102aの後方のクラブヘッドのボディ部分の全部または大部分(「アフトボディ」とも呼ばれる)または場合によってはクラブヘッド全体(望むならば、フェース部材102aを含む)が複合材料または他の非金属材料でできていることもできる。複合材料または他の非金属材料は、クラブヘッド構造102の一部として、当技術分野で公知であり、使用されている従来のやり方を含む任意の所望のやり方で組み込まれることができる。クラブヘッドの重量を減らすこと(たとえば、複合材料または他の非金属材料、軽金属、金属フォームまたは他の気泡構造材料の使用などによる)は、クラブ設計者および/またはクラブフィッタが、さらなるウェイトをクラブヘッド構造102全体中に、たとえば所望の位置に選択的に配置して、慣性モーメントを増す、および/またはクラブヘッド構造102の他のプレー特性に影響することを可能にする(たとえば、クラブヘッドにドローまたはフェードバイアスをかける、低重心を提供することによってショットを浮かせやすくする、より低い、より突き進むようなボールの飛びを生じさせやすくする、望ましくないボールの飛び、たとえば、フックまたはスライス、高く浮くショットなどを生じさせるスイング欠点を矯正または補正するのに役立つ、など)。
【0029】
クラブヘッド構造102を構成する様々な個々のパーツは、クラブヘッド102が多数の部片でできているならば、当技術分野で公知であり、使用されている従来のやり方を含む任意の適当なまたは所望のやり方で、互いに係合させる、および/または一体に保持することができる。たとえば、クラブヘッド構造102の様々なパーツ、たとえばフェース部材102a、打球プレート102b、クラウン部分102c、ソール部分102dおよび/またはボディ部分102eは、接着剤、セメント、溶接、はんだ付けまたは他の接合もしくは仕上げ技術、機械的コネクタ(たとえばねじ、スクリュー、ナット、ボルトまたは他のコネクタ)などによって一体に接合および/または固定することができる(直接または中間部材を介して間接的に)。望むならば、クラブヘッド構造102の様々なパーツの接触または嵌合縁(たとえば、部材102a、102b、102c、102dおよび/または102eが互いに接触し、接合する縁)は、それが接合される対面する側の縁に提供された対応する溝、スロット、面、棚状部、開口または他の構造に係合する、または嵌る一つまたは複数の突出したリブ、タブ、棚状部または他の係合要素を含むことができる。セメント、接着剤、機械的コネクタ、仕上げ材料などを、上記の突出したリブ/溝/棚状部/縁または他の接続構造と組み合わせて使用すると、クラブヘッド構造102の様々なパーツをさらに一体に固定しやすくすることができる。
【0030】
本発明を逸脱することなく、本発明の例のゴルフクラブヘッド構造の寸法および/または他の特性は有意に異なることができる。いくつかのより具体的な例として、本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッドは、2005年5月10日出願の米国特許出願第11/125,327号(および、2005年10月27日に公開された対応する米国特許出願公開公報第2005-0239576A1)に記載されたクラブヘッドの寸法および/または特性の様々な例示的範囲に入る寸法および/または他の特性を有することができる。たとえば、これらの文献中の表を参照すること。この米国特許公開公報は参照により全体として本明細書に組み入れられる。本発明の少なくともいくつかの例示的クラブヘッド構造にしたがって、長さ寸法(すなわち、クラブヘッドヒール−トウ方向の全寸法「L」)に対する幅寸法(すなわち、クラブヘッド前後方向の全寸法「B」)の比(すなわち比「B/L」)は、少なくとも0.9であり、いくつかの例において、この比は、少なくとも0.92、少なくとも0.93、少なくとも0.94、少なくとも0.95、少なくとも0.96、少なくとも0.97または少なくとも0.98である。クラブヘッドは、たとえば少なくとも200ccの体積、いくつかの例においては少なくとも350cc、少なくとも400cc、少なくとも420cc、または少なくとも450ccさえ含む任意の所望の体積を有することができる。
【0031】
図1B〜1Eは、本発明の少なくともいくつかの例示的なゴルフクラブヘッド構造中に存在することができるさらなる特徴を示す。これらの図に示すように、この例のクラブヘッド構造102は、クラブヘッドボディ部材102eまたはクラブヘッド構造102の他の部分の後方周辺部分112と係合したウェイト部材110を含む。この例示的構造102において、ウェイト部材110は、クラブヘッドボディ部材102eの後方周辺112またはクラブヘッド構造102の他の部分の周囲に延びていて(そしてその上に嵌り)、クラブヘッド構造102全体の外面の一部を形成する。ウェイト部材110は、クラブヘッドボディ部材102eの外周112の周囲に少なくとも部分的に延びていて、たとえば、ウェイト部材110aおよびクラブヘッド構造102のトウ部分に近い位置から、クラブヘッドボディ部材102eの後部周囲112を回って、ウェイト部材110bおよびクラブヘッド構造102のヒール部分に近い位置まで延びている。本発明を逸脱することなく、ウェイト部材110は、クラブヘッド構造102全体の外周辺の所望の部分の周囲に延びている、および/またはクラブヘッド構造102全体の外周辺の任意の所望の部分を画定することができる。
【0032】
本発明を逸脱することなく、ウェイト部材110は、任意の所望のやり方および/または任意の所望の位置で、クラブヘッドボディ102の残り部分(たとえばクラウン部分102c、ソール部分102dおよび/またはボディ部分102e)に取り付けることができる。いくつかのより具体的な例として、望むならば、ウェイト部材110は、接着剤、セメント、溶接、はんだ付けまたは他の接合もしくは仕上げ技術、機械的コネクタ(たとえばねじ、スクリュー、ナット、ボルト、ヒンジまたは他のコネクタ)、締め付け構成、保定要素もしくは構造または摩擦嵌め、これらの技術の組み合わせなどにより、クラブヘッドボディ102の別のコンポーネントに取り付けることもできる。本発明のいくつかの例において、以下さらに詳細に説明するように、ウェイト部材110は、たとえば、ウェイト部材110の容易な取り外し、ウェイト部材110中のウェイトの再配置、ウェイト部材110の再取り付け、ウェイトまたはウェイト部材110の交換などを可能にするために、クラブヘッド構造102の残り部分と移動可能または取り外し可能に係合させることができる。追加的または代替的に、望むならば、本発明を逸脱することなく、一つのクラブヘッド構造102が、複数の、たとえば上記タイプのウェイト部材110を含むことができ(たとえば、一つは、外周辺上、トウ近くに位置し、一つは、外周辺上、中央後方区域に位置し、一つは、外周辺上、ヒール近くに位置する、など)、場合によっては、ウェイト部材の一つ、いくつかまたはすべてが、クラブヘッドボディ部材102eまたはクラブヘッドボディ構造102全体の他の部分と取り外し可能に係合している。クラブヘッド構造の自由端114(すなわち、ウェイト部材110の下の部分)は、開放していることもできるし(たとえば、中空内部チャンバまたはクラブヘッド102の他の部分へのアクセスを可能にする)、閉じていることもでき、ウェイト部材110は、この自由端114の少なくともいくらかの部分の上に嵌ることができる。
【0033】
本発明を逸脱することなく、ウェイト部材110は、任意の所望の材料でできていることができる。図1B〜1Eに示すようないくつかの例示的構造102において、ウェイト部材110は、フレーム要素116(外面116aおよび内面116bを有する)を含み、個々のウェイト要素118がフレーム要素116と係合することができる(たとえば、内面116bによって画定される空間120内に係合する)。ウェイト要素118は、ウェイト部材構造110全体と係合させる、またはウェイト部材構造110全体の一部として含められることができるが、この図示される例において、フレーム要素116が、一つまたは複数のウェイト要素受け器122をその中に含むように形成されている(たとえば成形、鋳造、鍛造、機械加工など)。ウェイト要素118は、これらのウェイト受け器122の一つによって画定されるチャンバ内に少なくとも部分的に受けられることができる。本発明を逸脱することなく、たとえば、接着剤、セメント、溶接、はんだ付けまたは他の接合もしくは仕上げ技術、機械的コネクタ(たとえばねじ、スクリュー、ナット、ボルトまたは他のコネクタ)、締め付け構成、保定要素もしくは構造または摩擦嵌め、これらの技術の組み合わせなどを含む、ウェイト要素118を受け器122と固着させる任意の方法を使用することができる。ウェイト要素118は、様々な受け器122のいずれかの中に嵌る、上に嵌る、または他のやり方で様々な受け器122のいずれかと係合するように設計されることができ、クラブヘッド102全体は、(a)ウェイト部材110の移動または取り外し、(b)一つまたは複数のウェイト要素118の再配置(たとえば、異なる受け器への、全体的加重特性を変化させるため、など)、(c)一つまたは複数のウェイト要素118と異なる要素118(たとえば、異なる重さなどの要素118)との交換、および/または(d)ウェイト部材110の再取り付けを可能にするように設計されることができる。これらの特徴が選択的なウェイト配置を可能にして、それにより、クラブヘッドのプレー特性のカスタマイズおよび/または制御を可能にする(たとえば、特定のユーザのスイング特性により良くフィットまたは適合する、様々なスイング欠点を矯正または補正する(たとえば、フック、スライスなどを矯正する)のに役立つ、特定のタイプのボールの飛びのためにクラブにバイアス(たとえば、ドローバイアス、フェードバイアス、低弾道バイアス、高弾道バイアスなど)をかける、などのため。
【0034】
当然、本発明を逸脱することなく、任意の数のウェイト要素118および/または受け器122をクラブヘッド構造102および/またはウェイト部材構造110中に提供することができる。異なる重さの多種多様なウェイト要素118またはそれらの組み合わせをユーザに提供して(たとえば、クラブ購入時に、クラブフィッタに対して、など)、クラブヘッド加重特性全体における幅広い変更を可能にすることができる。
【0035】
本発明を逸脱することなく、ウェイト部材110は、任意の所望の材料でできていることができる。いくつかのより具体的な例として、フレーム要素116は、軽量の材料、たとえば軽金属合金(たとえばアルミニウム系合金、マグネシウム系合金、チタン系合金など)、複合材料(たとえば炭素繊維複合材料、玄武岩繊維複合材料、ガラス繊維など)などでできていることができる。さらなる例として、フレーム要素116は、ポリマー材料、たとえばポリエーテルイミド材料または他の軽量、耐久性および/または強いポリマー材料(たとえば熱硬化性および/または熱可塑性ポリマー材料など)でできていることができる。本発明の少なくともいくつかの例示的構造102において、フレーム要素116は、透明、部分的に透明(たとえばカラープラスチックなど)または半透明なポリマー材料(すなわち、見る人がフレーム要素116の中または下の内部構造および/または特徴のいくらかを少なくとも部分的に見ることを可能にするために、少なくともいくらかの可視光の透過を許す材料)から作られる。例として、フレーム要素116に適した材料は、自動車ヘッドライト、ブレーキライト、ターンシグナルライトなどのためのレンズの形成に使用される材料を含むことができる。これらの透明または半透明の特徴は、たとえば、所与のクラブヘッド構造102に関するウェイト要素118の配置をユーザが容易かつ視覚的に決定することを許す、および/またはクラブヘッド構造102全体におもしろい独特な美観を提供するために有用であるかもしれない。
【0036】
ポリエーテルイミド(「PEI」)のようなポリマー材料から作る場合、本発明を逸脱することなく、そのようなフレーム要素構造116を作る任意の所望の方法、たとえば成形(たとえば射出成形、ブロー成形など)を、当技術分野で公知であり、使用されている、そのような材料のための従来の製造技術を含め、使用することができる。
【0037】
本発明を逸脱することなく、ウェイト要素118はまた、任意の所望の材料から、任意の所望のサイズ、形状および/または重さおよび/または任意の所望のやり方で作ることができる。適当な材料のより具体的な例は、重金属材料、たとえば鉛、タングステン、鉛合金、タングステン合金、鉛含有ポリマーまたは他の材料、タングステン含有材料ポリマーまたは他の材料などを含む。上記のように、望むならば、複数のウェイト要素118が提供されることもできるし(たとえば、異なる重さの、キットの一部として、など)、および/または一つより多いウェイト要素118が特定のフレーム要素116と係合して、たとえば、ウェイト部材110およびクラブヘッド構造102全体の加重特性全体の変化を可能にすることもできる。ウェイト要素118はまた、たとえば、フレーム要素116またはクラブヘッド構造102の他の部分に接続するための機械的コネクタまたは他の装置との係合を可能にするための、開口、溝、延長面、ねじ穴などを含むこともできる。
【0038】
本発明を逸脱することなく、ゴルフクラブヘッド102のための加重構造およびシステム全体における多くの変形が可能である。いくつかのより具体的な例として、望むならば、ウェイト要素受け器122の一つまたは複数が、クラブヘッドボディ部分の一部(たとえば要素102e)として提供されてもよく、その場合、フレーム要素116がカバー部材として機能することができる(または、場合によっては、一つまたは複数の受け器122を含むことができる)。また、本発明を逸脱することなく、フレーム要素116は、多種多様な異なる形状を有して、たとえば、クラブヘッドボディ全体の大きめまたは小さめの部分を覆う、いくぶんヒール区域に向かって延びている、いくぶんトウ区域に向かって延びている、ヒール区域の大きめまたは小さめの部分を覆う、トウ区域の大きめまたは小さめの部分を覆う、中央領域の大きめまたは小さめの部分を覆う、などができる。ウェイト部材110とクラブヘッドボディ102の他の部分との接合部は、任意の所望の形状、外観などを有することができる。
【0039】
本発明を逸脱することなく、ウェイト部材110(またはクラブヘッド102)はまた、多種多様な他のやり方でウェイト要素118と係合させることができる。たとえば、望むならば、一つまたは複数のウェイト要素118が、フレーム要素116中またはクラブヘッドボディ部材周辺112の自由端114に提供されたレールの上または溝もしくは他の構造の中に取り付けられることもできる。ウェイト要素118は、そのようなレールまたは溝の上または中に移動可能または取り外し可能に取り付けられることもできるし(たとえば、カスタマイズを可能にするため)、この溝またはレールに沿って多様な異なる位置に固定されることもできる。もう一つの例として、図1Eに示すタイプの受け器122を提供するのではなく、ウェイト部材が、フレーム要素116またはクラブヘッドボディ102の一つに提供された開口、溝または機械的構造内で係合することもできる(たとえば、ねじ穴に係合する、ターンバックルタイプ固定システムに係合する、など)。
【0040】
図1B〜1Dに示す例示的構造において、クラブヘッドボディ部材102e(またはクラブヘッド構造102の他の部分)およびウェイト部材110は、滑らかかつかたく嵌り合うように成形され、構造化されている。たとえば、これらの図に示すように、これらの要素の間の接続部または連結部124は非常に滑らかであり、クラブヘッド102の外面全体が比較的滑らかかつ連続的に感じられる。必要ならば、または望むならば、接合部における有意なまたは急激な、角度または方向の変化なしに二つの連結面が密に嵌り、離れずにいるよう、クラブヘッドボディ102および/またはウェイト部材110の嵌合または隣接面の一つまたは複数が凹み、溝、通路などを含むこともできる。換言するならば、クラブヘッド構造102全体は、それに取り付けられたウェイト部材110を含め、滑らかで連続的な全体の見かけ、感触および外観を有する。より具体的には、本発明の少なくともいくつかの例示的なクラブヘッド構造においては、ウェイト部材110から連結部124を越えてクラブヘッド102の別の部分に移動するとき、1mmよりも大きい「段」または表面高さ変化は認められず、感じられない(いくつかの例においては、この連結部124の少なくともいくつかの部分またはすべての部分で、0.5mmまたは0.1mmよりも大きい「段」または表面高さ変化は認められない)。
【0041】
この「滑らかな連結部」の特徴は、本発明の例のすべてのクラブヘッド構造の要件というわけではない。図2A〜2Cは、本発明の少なくともいくつかの例のもう一つの例示的クラブヘッド構造200を示す。図2Aに示すように、クラブヘッド構造200全体はクラブヘッドボディ202およびウェイト部材204を含む。これらの構造202および204それぞれは、上記様々な構成、パーツ、配設および/または特徴のいずれかを含む、任意の所望の構成、パーツ数、パーツの配設などを有することができる。これらの要素202および/または204はまた、上記様々な材料のいずれかから構成されることができる。この例示的構造において、ウェイト部材204は、クラブヘッドボディ202の下面部分に画定された(たとえば、クラブヘッドのソール部分、ボディリボン中、アフトボディ構造中、別のクラブヘッド構造要素中、などに形成された)溝206の中および/または表面206aの上に嵌る。この図示される例において、ウェイト部材204は、機械的コネクタ208(たとえばスクリュー、ボルトなど)を使用してクラブヘッドボディ202と係合するが、本発明を逸脱することなく、上記様々な方法を含む、任意の所望の接続方法を使用することができる。
【0042】
顕著には、図2Bおよび2Cにわかりやすく示すように、この図示される例示的クラブヘッド構造200において、ウェイト部材204は、クラブヘッドボディ部材202の周辺縁210を越えて外に延びている(たとえば、ウェイト部材204とクラブヘッドボディ部材202との接合部の少なくともいくつかの部分において方向における急激な変化があるように)。この図示される例において、急激な方向変化は、クラブヘッドボディ部材202の周辺縁210の周囲を移動し、ウェイト部材204と出会うとき、またはウェイト部材204の周囲を移動し、クラブヘッドボディ部材202の周辺縁210と出会うとき、見ることができる(図2Bおよび2Cの矢印212を参照)。ウェイト部材204およびクラブヘッドボディ部材202はまた、クラブヘッドボディ部材の上面202cに沿って移動し、ウェイト部材204と遭遇するとき、またはウェイト部材204に沿って移動し、クラブヘッドボディ部材の上面202cと遭遇するとき、急激な段(たとえば、0.1mmよりも大きい、場合によっては0.5mmよりも大きい、または1mmよりも大きい)または表面方向変化が見られるように成形され、サイズ決定されることができる(連結部214、矢印216を参照)。クラブヘッド202の下面の表面206aは、矢印218の方向に移動するとき連結部214が滑らかであるように凹んでいることができるが(図1A〜1Eに関して上記したように)、この連結部214もまた、望むならば、急激な段または表面方向変化を含むことができる(たとえば、図2Bに関して上記したように)。
【0043】
図2A〜2Cのクラブヘッド構造200の「膨らみ」のある外観は、ウェイト部材204の全重量をクラブヘッド構造200全体中に深くおよび/または後方に移動させることができ、それにより、低い、および/または深い重心を有するゴルフクラブ構造200を提供することができるという利点を有する。そのような加重特性を有するゴルフクラブは、少なくとも一部のユーザにとってより打ちやすい。たとえば、加重特性が、ボールを浮かせることなどに役立つことができ、より高い慣性モーメント特性、たとえば、クラブヘッド重心を通過するより高いIzzを有するクラブヘッドを提供することに役立つことができる(z方向が、クラブヘッドのクラウンからソールへの垂直方向である)。
【0044】
図1A〜1Eのウェイト部材110と同様に、ウェイト部材204は、クラブヘッド構造200全体に対してウェイトを選択的に配置するために使用することができる。たとえば、図2Aは、クラブヘッドボディ部材202が、それに取り付けられる三つの異なるウェイト部材204、すなわち、加重領域220がトウ区域222にある一つのウェイト部材204、加重領域220が中央後方周辺区域224にある一つのウェイト部材204および加重領域220がヒール区域226にある一つのウェイト部材204の一つを有することができることを示す。たとえば、クラブヘッド200全体の所望の加重特性に依存して、たとえば、クラブヘッドのプレー特性のカスタマイズおよび/または制御を可能にする(たとえば、特定のユーザのスイング特性により良くフィットまたは適合する、様々なスイング欠点を矯正または補正する(たとえば、フック、スライスなどを矯正する)のに役立つ、特定のタイプのボールの飛びのためにクラブにバイアス(たとえば、ドローバイアス、フェードバイアス、低弾道バイアス、高弾道バイアスなど)をかける、などのため)に、これらのウェイト部材204の任意の所望の一つを選択的にクラブヘッドボディ部材202上に配置することができる。図2Aの例には三つの異なるウェイト部材204が示されているが、望むならば、移動可能な加重領域220(たとえば、図1A〜1Eに関して上記した様々なやり方を含む所望のやり方で移動可能なウェイト部材)を有する一つのウェイト部材204を提供することもできる。もう一つの例として、望むならば、場合によってはそれぞれが異なる加重特性を有する多数のウェイト部材204を一つのクラブヘッドボディ部材に適用することもできる(たとえば一つをトウ側に、一つをヒール側に)。さらに別の例として、望むならば、加重領域220および/またはウェイト部材204は、ウェイト要素204をクラブヘッドボディ202から取り外すことなく、および/または一つのウェイト部材204を別のウェイト部材と交換することなく、ウェイトの再配置を可能にするように設計されることもできる(たとえば、滑動可能なウェイト、ねじ込みウェイトなどを提供すること、ヒンジまたは他のコネクタを介してクラブヘッドボディ202に取り付けられたウェイト部材204を提供すること、などにより)。
【0045】
本発明を逸脱することなく、具体的に示されたクラブヘッド構造200に対して多種多様な構造的変更を加えることができる。たとえば、望むならば、膨らんだ(または段状に出た)縁および/または表面がヒールおよび/またはトウ区域のみに存在するように、ウェイト部材204の最後方部分がクラブヘッドボディ部材202の後方周辺縁210と同一平面にある(またはその中または背後に凹む)ことができる。さらに別の例として、望むならば、ウェイト部材204の後方周辺縁の一部分のみがクラブヘッドボディ部材202の後方周辺縁210の外側に延びているように(図2Bに示す上からの図または「俯瞰」図から)、ウェイト部材204のヒールおよび/またはトウ部分の後方周辺縁がクラブヘッドボディ部材202と同一平面にある(またはその中に凹む)ことができる。このようにして、望むならば、クラブヘッド表面および/または周辺全体の膨らんだ、または「段」状に出た部分が、ウェイト部材構造204により、クラブヘッドボディ構造200の特定の区域だけに(たとえば、ヒール区域だけに、後方区域だけに、トウ区域だけに、二つの異なる区域の組み合わせに、など)位置することもできる。また、本発明を逸脱することなく、ウェイト部材204(および/またはクラブヘッドボディ部材202の外に延びているその部分)の所望の形状または外観を使用することができる。
【0046】
望むならば、ウェイト部材204の少なくともいくつかの部分は、たとえば上記様々なタイプの透明、部分的に透明、または半透明な材料から構成されることもできる。
【0047】
図3は、本発明の少なくともいくつかの例のクラブヘッド構造中に存在することができるさらなる特徴を示す。図3の上部分は、クラブヘッドボディ部材202およびたとえば図2Aに示す一般的なタイプのウェイト部材204を有するクラブヘッド構造200を示す。しかし、この例示的な構造において、ウェイト部材204は、同じ基本形状を有する(場合によっては異なる加重特性を有する)別のウェイト部材204と交換されるのではなく、異なる形状を有するウェイト部材304と交換されている。ウェイト部材304は、任意の所望の重量配分または配設を有して、それにより、クラブヘッドの加重、重量配分および/または他の加重もしくは慣性モーメント特性の選択的制御を可能にする。顕著には、図3に示すように、クラブヘッドボディ部材202上でウェイト部材204をウェイト部材304と交換すると、クラブヘッド全体形状を、比較的従来的な形状のクラブヘッド200から、より「四角い」または長方形のクラブヘッド300へと変形させることができる。本発明を逸脱することなく、たとえばウェイト部材204とウェイト部材304との差違に依存して、他の「変形」が可能である。
【0048】
上記タイプのウェイト調節可能なまたは選択的に加重されるクラブヘッドは、ゴルファーにより、ゴルフコース上で、通常のプレーのために使用されることができる(そして、望むならば、ユーザは、ウェイト設定を変更する、および/またはクラブヘッドを自身のスイング特性に合わせてカスタマイズする能力を維持することができる)。しかし、もう一つの例として、本発明の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド(たとえば上記タイプのもの)はまた、クラブフィッティング目的にも有用であることができる。たとえば、上記タイプの移動可能および/または取り外し可能なウェイトを提供することにより、クラブフィッタおよび/またはユーザは、ウェイト部材の位置を調節することにより、および/またはクラブヘッドとともに提供される特定のウェイトを変更することにより、クラブヘッドのプレー特性を速やかに調節することができる。このようにして、新たなクラブおよび/またはクラブコンポーネントにフィッティングされるユーザは、一つのクラブヘッド構造を使用するだけでクラブヘッドの異なり加重特性を速やかかつ容易に試すことができる(クラブフィッタが、わずかに異なる加重特性をそれぞれが有するクラブヘッドの大きな在庫を持ち運ばなければならないこととは反対)。そして、調節可能なクラブヘッドの設定(たとえばウェイトの位置、ウェイトの質量など)に基づいてユーザのスイング特性にベストに合う、および/または所望のボール弾道を提供するウェイト配設および/または向きが見つかると、クラブフィッタは、フィッティングセッション中に使用された移動可能および調節可能なウェイトに基づき、それから導出された永久的な加重特性を有する、そのユーザのためのクラブヘッドを注文または構築することができる。
【0049】
III. 結論
本発明の局面を、添付図面において、多様な例示的構造、特徴、要素ならびに構造、特徴および要素の組み合わせを参照して説明した。しかし、本開示によって果たされる目的は、本発明の範囲を限定することではなく、本発明に関連する様々な特徴および概念の例を提供することである。当業者は、請求の範囲によって画定される発明の範囲を逸脱することなく、上記態様に対して数多くの変形および改変を加えることができることを理解するであろう。たとえば、本発明を逸脱することなく、図1A〜2Cに関連して上記した様々な特徴および概念を個々におよび/または任意の組み合わせで使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
打球面部材、
該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、後方周辺部分を画定する、クラブヘッドボディ部材、および
該クラブヘッドボディ部材と係合し、かつ該クラブヘッドボディ部材の該後方周辺部分の少なくとも一部の周囲に延びているウェイト部材であって、該ウェイト部材が、フレーム要素、および該フレーム要素と係合したウェイト要素を含み、かつ該フレーム要素が透明、部分的に透明、または半透明な部分を含む、ウェイト部材
を含む、ウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
フレーム要素が外面および内面を含み、ウェイト要素が該内面と係合している、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
フレーム要素が外面および内面を含み、該内面がウェイト受け器を含み、かつウェイト要素が該ウェイト受け器内に少なくとも部分的に受けられている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
ウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のトウ部分の近くに提供されている、請求項3記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
ウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のヒール部分の近くに提供されている、請求項3記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
ウェイト受け器がウェイト部材の中央後方部分に沿って延びている、請求項3記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
フレーム要素が外面および内面を含み、該内面が第一のウェイト受け器と第二のウェイト受け器とを含み、かつウェイト要素が該第一のウェイト受け器内に少なくとも部分的に受けられている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
第一のウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のトウ部分の近くに提供され、かつ第二のウェイト受け器が、該ウェイト部材の該中央後方部分に対して該ウェイト部材のヒール部分の近くに提供されている、請求項7記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
第一のウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のヒール部分の近くに提供され、かつ第二のウェイト受け器が、該ウェイト部材の該中央後方部分に対して該ウェイト部材のトウ部分の近くに提供されている、請求項7記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
フレーム要素が少なくとも部分的にポリマー材料から形成されている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項11】
ポリマー材料がポリエーテルイミドを含む、請求項10記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項12】
フレーム要素が外面および内面を含み、該内面がウェイト受け器を含み、かつウェイト要素が該ウェイト受け器内に少なくとも部分的に受けられている、請求項11記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項13】
ウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のトウ部分の近くに提供されている、請求項12記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項14】
ウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のヒール部分の近くに提供されている、請求項12記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項15】
ウェイト受け器がウェイト部材の中央後方部分に沿って延びている、請求項12記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項16】
フレーム要素が外面および内面を含み、該内面がウェイト受け器を含み、かつウェイト要素が該ウェイト受け器内に少なくとも部分的に受けられている、請求項10記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項17】
ウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のトウ部分の近くに提供されている、請求項16記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項18】
ウェイト受け器が、ウェイト部材の中央後方部分に対して該ウェイト部材のヒール部分の近くに提供されている、請求項16記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項19】
ウェイト受け器がウェイト部材の中央後方部分に沿って延びている、請求項16記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項20】
クラブヘッドボディ部材が後方外周面を画定し、かつ俯瞰図(top down view)に関して、ウェイト部材が該後方外周面を越えて後方に延びている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項21】
クラブヘッドボディ部材が外周面を画定し、かつ俯瞰図に関して、ウェイト部材が、該外周面を越えて該クラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項22】
クラブヘッドボディ部材が外周面を画定し、かつ俯瞰図に関して、ウェイト部材が、該外周面を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項23】
クラブヘッドボディ部材が外周面を画定し、かつ俯瞰図に関して、ウェイト部材が、該クラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて後側方に延びていて、かつ該外周面を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項24】
クラブヘッドボディ部材が外周面を画定し、かつ俯瞰図に関して、ウェイト部材が、該外周面を越えて該クラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びていて、かつ該外周面を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項25】
ゴルフクラブヘッドの外周が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な方向変化を含む、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項26】
ゴルフクラブヘッドの外面が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な方向変化を含む、請求項1記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項27】
打球面部材、
該打球面部材に取り付けられた、または該打球面部材と一体に形成されたクラブヘッドボディであって、該クラブヘッドボディの第一のボディコンポーネントが透明、部分的に透明、または半透明な材料から形成されている、クラブヘッドボディ
を含む、ウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項28】
第一のボディコンポーネントがゴルフクラブヘッドにウェイト部材を提供する、請求項27記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項29】
第一のボディコンポーネントがクラブヘッドボディの後方外周辺の少なくとも一部分を形成する、請求項27記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項30】
第一のボディコンポーネントが少なくともクラブヘッドボディのトウ部分の近くに位置している、請求項27記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項31】
第一のボディコンポーネントが少なくともクラブヘッドボディのヒール部分の近くに位置している、請求項27記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項32】
第一のボディコンポーネントが少なくともクラブヘッドボディの中央後方部分に位置している、請求項27記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項33】
第一のボディコンポーネントが少なくともクラブヘッドボディのトウ部分の近くおよびヒール部分の近くに位置している、請求項27記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項34】
第一のボディコンポーネントが少なくとも部分的にポリマー材料から形成されている、請求項27記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項35】
ポリマー材料がポリエーテルイミドを含む、請求項34記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項36】
打球面部材、
該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、外周部分を画定するクラブヘッドボディ部材、および
該クラブヘッドボディ部材と係合し、かつ該クラブヘッドボディ部材の該外周部分の少なくとも一部の周囲に延びていて、俯瞰図に関して、該外周部分の少なくとも一部分を越えて延びている、ウェイト部材
を含む、ウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項37】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が外周部分を越えて後方に延びている、請求項36記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項38】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びている、請求項36記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項39】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項36記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項40】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、クラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて後側方に延びていて、かつ外周部分を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項36記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項41】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びていて、かつ該外周部分を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項36記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項42】
ゴルフクラブヘッドの外周が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な方向変化を含む、請求項36記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項43】
ゴルフクラブヘッドの外面が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な方向変化を含む、請求項36記載のウッドゴルフクラブヘッド。
【請求項44】
(a)打球面部材、
(b)該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、後方周辺部分を画定する、クラブヘッドボディ部材、および
(c)該クラブヘッドボディ部材と係合し、かつ該クラブヘッドボディ部材の該後方周辺部分の少なくとも一部の周囲に延びているウェイト部材であって、該ウェイト部材が、フレーム要素、および該フレーム要素と係合したウェイト要素を含み、かつ該フレーム要素が透明、部分的に透明、または半透明な部分を含む、ウェイト部材
を含む、ゴルフクラブヘッド、ならびに
該ゴルフクラブヘッドと係合したシャフト部材
を含む、ウッドゴルフクラブ。
【請求項45】
シャフト部材と係合したグリップ部材をさらに含む、請求項44記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項46】
フレーム要素が少なくとも部分的にポリマー材料から形成されている、請求項44記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項47】
ポリマー材料がポリエーテルイミドを含む、請求項46記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項48】
(a)打球面部材、および
(b)該打球面部材に取り付けられた、または該打球面部材と一体に形成されたクラブヘッドボディであって、該クラブヘッドボディの第一のボディコンポーネントが透明、部分的に透明、または半透明な材料から形成されている、クラブヘッドボディ
を含む、ゴルフクラブヘッド、ならびに
該ゴルフクラブヘッドと係合したシャフト部材
を含む、ウッドゴルフクラブ。
【請求項49】
第一のボディコンポーネントがクラブヘッドボディにウェイト部材を提供する、請求項48記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項50】
第一のボディコンポーネントが少なくとも部分的にポリマー材料から形成されている、請求項48記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項51】
ポリマー材料がポリエーテルイミドを含む、請求項50記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項52】
シャフト部材と係合したグリップ部材をさらに含む、請求項48記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項53】
(a)打球面部材、
(b)該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、外周部分を画定する、クラブヘッドボディ部材、および
(c)該クラブヘッドボディ部材と係合し、かつ該クラブヘッドボディ部材の該外周部分の少なくとも一部の周囲に延びていて、俯瞰図に関して、該外周部分の少なくとも一部分を越えて延びている、ウェイト部材
を含む、ゴルフクラブヘッド、ならびに
該ゴルフクラブヘッドと係合したシャフト部材
を含む、ウッドゴルフクラブ。
【請求項54】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が外周部分を越えて後方に延びている、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項55】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びている、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項56】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項57】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、クラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて後側方に延びていて、かつ外周部分を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項58】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びていて、かつ該外周部分を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項59】
ゴルフクラブヘッドの外周が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な方向変化を含む、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項60】
ゴルフクラブヘッドの外面が、ウェイト部材とクラブヘッドボディ部材との接合部における急激な方向変化を含む、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項61】
シャフト部材と係合したグリップ部材をさらに含む、請求項53記載のウッドゴルフクラブ。
【請求項62】
(a)打球面部材、および
(b)該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、後方周辺部分を画定する、クラブヘッドボディ部材
を含む、クラブヘッドボディを提供する段階、ならびに
ウェイト部材を、該クラブヘッドボディ部材と係合させる段階であって、該ウェイト部材が該クラブヘッドボディ部材の該後方周辺部分の少なくとも一部の周囲に延びていて、該ウェイト部材が、フレーム要素、および該フレーム要素と係合したウェイト要素を含み、かつ該フレーム要素が透明、部分的に透明、または半透明な部分を含む、段階
を含む、ウッドゴルフクラブヘッドを構成する方法。
【請求項63】
フレーム要素が少なくとも部分的にポリマー材料から形成されている、請求項62記載の方法。
【請求項64】
ポリマー材料がポリエーテルイミドを含む、請求項63記載の方法。
【請求項65】
クラブヘッドボディ部材が外周面を画定し、かつ俯瞰図に関して、ウェイト部材が、該クラブヘッドボディ部材と係合したとき、後方外周面の少なくとも一部分を越えて後方に延びている、請求項62記載の方法。
【請求項66】
ウェイト部材をクラブヘッドボディ部材から係合解除する段階をさらに含む、請求項62記載の方法。
【請求項67】
ウェイト要素をフレーム要素に対して配置し直す段階をさらに含む、請求項66記載の方法。
【請求項68】
配置し直す段階ののちウェイト部材をクラブヘッドボディ部材と再係合させる段階をさらに含む、請求項67記載の方法。
【請求項69】
ウェイト部材をクラブヘッドボディ部材から係合解除する段階、および
第一のウェイト部材とは異なる外形を有する第二のウェイト部材を該クラブヘッドボディ部材と係合させる段階、
をさらに含む、請求項62記載の方法。
【請求項70】
打球面部材を提供する段階、および
クラブヘッドボディを該打球面部材と係合させる段階であって、該クラブヘッドボディの第一のボディコンポーネントが透明、部分的に透明、または半透明な材料から形成されている、段階
を含む、ウッドゴルフクラブヘッドを構成する方法。
【請求項71】
第一のボディコンポーネントがゴルフクラブヘッドにウェイト部材を提供する、請求項70記載の方法。
【請求項72】
第一のボディコンポーネントが少なくとも部分的にポリマー材料から形成されている、請求項70記載の方法。
【請求項73】
ポリマー材料がポリエーテルイミドを含む、請求項72記載の方法。
【請求項74】
第一のボディコンポーネントをクラブヘッドボディの少なくとも一部分から係合解除する段階をさらに含む、請求項70記載の方法。
【請求項75】
第一のボディコンポーネントとともに含まれるウェイト要素の位置を変更する段階をさらに含む、請求項74記載の方法。
【請求項76】
変更する段階ののち第一のボディコンポーネントをクラブヘッドボディと再係合させる段階をさらに含む、請求項75記載の方法。
【請求項77】
ウェイト部材をクラブヘッドボディ部材から係合解除する段階、および
第一のウェイト部材とは異なる外形を有する第二のウェイト部材を該クラブヘッドボディ部材と係合させる段階
をさらに含む、請求項70記載の方法。
【請求項78】
(a)打球面部材、および
(b)該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、外周部分を画定するクラブヘッドボディ部材
を含む、クラブヘッドボディを提供する段階、ならびに
ウェイト部材を該クラブヘッドボディ部材と係合させる段階であって、該ウェイト部材が、該クラブヘッドボディ部材の該外周部分の少なくとも一部の周囲に延びていて、かつ俯瞰図に関して、該ウェイト部材が該外周部分の少なくとも一部分を越えて延びている、段階
を含む、ウッドゴルフクラブヘッドを構成する方法。
【請求項79】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が外周部分を越えて後方に延びている、請求項78記載の方法。
【請求項80】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びている、請求項78記載の方法。
【請求項81】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項78記載の方法。
【請求項82】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、クラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて後側方に延びていて、かつ外周部分を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項78記載の方法。
【請求項83】
俯瞰図に関して、ウェイト部材が、外周部分を越えてクラブヘッドボディ部材のトウ側に向けて側方に延びていて、かつ該外周部分を越えて該クラブヘッドボディ部材のヒール側に向けて側方に延びている、請求項78記載の方法。
【請求項84】
ウェイト部材をクラブヘッドボディ部材から係合解除する段階をさらに含む、請求項78記載の方法。
【請求項85】
移動可能なウェイトをウェイト部材内に再配置する段階をさらに含む、請求項84記載の方法。
【請求項86】
再配置する段階ののちウェイト部材をクラブヘッドボディ部材と再係合させる段階をさらに含む、請求項85記載の方法。
【請求項87】
ウェイト部材をクラブヘッドボディ部材から係合解除する段階、および
第一のウェイト部材とは異なる外形を有する第二のウェイト部材を該クラブヘッドボディ部材と係合させる段階
をさらに含む、請求項78記載の方法。
【請求項88】
(a)打球面部材、
(b)該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、後方周辺部分を画定する、クラブヘッドボディ部材、および
(c)該クラブヘッドボディ部材と係合し、該クラブヘッドボディ部材の該後方周辺部分の少なくとも一部の周囲に延びているウェイト部材であって、該ウェイト部材が、フレーム要素、および該フレーム要素と係合したウェイト要素を含み、かつ該フレーム要素が透明、部分的に透明、または半透明な部分を含む、ウェイト部材
を含む、ゴルフクラブヘッドを提供する段階、ならびに
シャフト部材を該ゴルフクラブヘッドと係合させる段階
を含む、ウッドゴルフクラブを構成する方法。
【請求項89】
グリップ部材をシャフト部材と係合させる段階をさらに含む、請求項89記載の方法。
【請求項90】
(a)打球面部材、および
(b)該打球面部材と一体に形成された、または係合したクラブヘッドボディであって、該クラブヘッドボディの第一のボディコンポーネントが透明、部分的に透明、または半透明な材料から形成されている、クラブヘッドボディ
を含む、ゴルフクラブヘッドを提供する段階、ならびに
シャフト部材を該ゴルフクラブヘッドと係合させる段階
を含む、ウッドゴルフクラブを構成する方法。
【請求項91】
グリップ部材をシャフト部材と係合させる段階をさらに含む、請求項90記載の方法。
【請求項92】
(a)打球面部材、
(b)該打球面部材に取り付けられ、または該打球面部材と一体に形成され、外周部分を画定する、クラブヘッドボディ部材、および
(c)該クラブヘッドボディ部材と係合し、該クラブヘッドボディ部材の該外周部分の少なくとも一部の周囲に延びていて、俯瞰図に関して、該外周部分の少なくとも一部分を越えて延びている、ウェイト部材
を含む、ゴルフクラブヘッドを提供する段階、ならびに
シャフト部材を該ゴルフクラブヘッドと係合させる段階
を含む、ウッドゴルフクラブを構成する方法。
【請求項93】
グリップ部材をシャフト部材と係合させる段階をさらに含む、請求項92記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−511664(P2011−511664A)
【公表日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−545947(P2010−545947)
【出願日】平成21年2月3日(2009.2.3)
【国際出願番号】PCT/US2009/032937
【国際公開番号】WO2009/102576
【国際公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【出願人】(505087849)ナイキ インコーポレーティッド (123)
【Fターム(参考)】