説明

移動農作業機

【課題】
圃場に畝等の起伏があっても適切に走行することができる移動農作業機を提供することを課題とする。
【解決手段】
機体の前後一側方に設けたミッションケース4からの駆動力で駆動される左右第1車輪25,25と左右第2車輪26,26を設けたと共に、機体の前後他側方に左右第3車輪28,28を設け、該左右第1車輪25,25と左右第2車輪26,26と左右第3車輪28,28とを略水平に接地させた状態と、左右第1車輪25,25もしくは左右第2車輪26,26の一方を下降させ、且つ左右第3車輪28,28を下降させた状態とに切り換え自在に構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場に畝等の起伏があっても適切に走行することができる移動農作業機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来移動用農作業機としては、特許文献1に示されるように、圃場を走行しながら地上に伸びる生姜等の茎葉を掴んで引き抜き、地中の収穫部分を地上に引き上げるものがある。
【特許文献1】特開2006−109783
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載される移動農作業機は、左右後駆動輪と左右前転輪の4輪で圃場を走行するため、圃場の起伏等により、走行姿勢を乱されることがあった。
また、旋回動作を行う際、左右前転輪を浮かせるために、作業者はハンドル等を押し下げて機体前側を持ち上げる必要があり、作業者に多大な負担がかかっていた。
【0004】
さらに、左右後駆動輪及び左右前転輪の上下位置を変更できないため、畝上に左右片側の車輪を乗せ、左右他側の車輪を畝溝を走行させて作業をする場合、機体が左右一側に傾斜した状態で引抜作業を行わねばならず、引抜作業が上手く行われないことがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するために次の技術的手段を講じた。
請求項1記載の発明は、機体の前後一側方に設けたミッションケース(4)からの駆動力で駆動される左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)を設けたと共に、機体の前後他側方に左右第3車輪(28,28)を設け、該左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)とを略水平に接地させた状態と、左右第1車輪(25,25)もしくは左右第2車輪(26,26)の一方を下降させ、且つ左右第3車輪(28,28)を下降させた状態とに切り換え自在に構成したことを特徴とする移動農作業機とした。
【0006】
従って、左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)とを略水平に接地させることによって、左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)の6輪で圃場を走行するため、機体の走行姿勢を安定させることができる。
【0007】
また、該左右第1車輪(25,25)を下降させることによって、左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)とが圃場から浮き上がるので、機体前方を持ち上げることなく容易に旋回動作をすることができる。
【0008】
さらに、畝上に左右片側の車輪を乗せ、左右他側の車輪を畝溝を走行させる場合、左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)の畝溝を走行する側の左右一側を下降させることによって機体の水平が保持されるので、機体の作業姿勢を安定させることができる。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)とを略水平に接地させ、左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)の6輪で圃場を走行することによって、機体の走行姿勢を安定させることができるので、適切な農作業を行うことができる。
【0010】
また、左右第1車輪(25,25)を下降させ、左右第2車輪(25,25)と左右第3車輪(28,28)を圃場から浮き上がらせることによって、機体前側を持ち上げることなく旋回動作をすることができるので、作業者の労力が軽減されるとともに、作業能率が向上する。
【0011】
さらに、畝上に左右片側の車輪を乗せ、左右他側の車輪を畝溝を走行させる場合、左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)の畝溝を走行する側の左右一側を下降させることによって、機体の水平を保持することができ、機体の作業姿勢を安定させられるので、畝を形成した圃場でも安定した農作業を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施の形態について、一実施例として生姜の引抜作業機を説明する。
図1〜図2に示すように、生姜Gの引抜作業機は、機体全体に動力を供給する動力部Aと、機体の走行や旋回を操作する操縦部Bと、機体を走行させる走行部Cと、圃場に植生する生姜Gの茎葉Kを挟持して引き抜く挟持搬送部Dと、引き抜いた茎葉Kを圃場に排出する排葉部Eとから構成される。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
【0013】
まず、動力部Aの構成について説明する。
機体後端部に設けるエンジン1の上に燃料タンク2を取り付け、該エンジン1の出力軸3にてミッションケース4に動力を伝達する。また、該ミッションケース4の左右出力軸4a,4aを機体外側方向に延出すると共に、前部駆動軸4cを機体前方に向けて延出させる。そして、該前部駆動軸4cの先端に第1ベベルギア5aを取り付け、該第1ベベルギア5aと第2ベベルギア5bを咬合させる。さらに、該第2ベベルギア5bはシャフト6に一体回転するように設けられている。また、該シャフト6の左右両端に左右第3ベベルギア5c,5cを取り付け、該左右第3ベベルギア5c,5cに、左右シャフト7,7に一体回転するように設けられている左右第4ベベルギア5d,5dを咬合させる。そして、左右第3ベベルギア5c,5c及び左右第4ベベルギア5d,5dを内装するベベルケース5は、ミッションケース4の前方に取り付けられている。さらに、前記左右シャフト7,7に左右駆動スプロケット9,9を取り付けて、該左右駆動スプロケット9,9をメインフレーム8の後端部に配置する。そして、左右回転軸63、63に取り付けられた左右第1従動スプロケット10,10を、メインフレーム8の略中央に配置する。また、前記左右駆動スプロケット9,9と第1従動スプロケット10,10との間に、左右第2従動スプロケット11,11を、後述する挟持搬送部Dの左右駆動回転軸38,38の下端部に装着して配置する。そして、該左右駆動スプロケット9,9と左右第1従動スプロケット10,10と左右第2駆動スプロケット11,11との間に左右チェーン12,12を巻き掛ける。
【0014】
上記のように、機体後側にエンジン1やミッションケース4等の重い部材が設けられていることによって、重心が機体後側となるため、茎葉Kが後述の挟持搬送部Dに詰まるなどして、茎葉Kの引き抜きを行う機体前側に過重がかかっても機体が前傾しにくくなるので、作業性が向上すると共に、作業の安全性も向上させることができる。
【0015】
次に、操縦部Bの構成について説明する。
前記メインフレーム8の後端部に左右操縦ハンドル13,13を取り付けると共に、メインフレーム8の後部から後上り傾斜姿勢に、該左右操縦ハンドル13,13や前記動力部Aのミッションケース3やベベルケース5を覆うカバー14を設ける。そして、機体の走行と停止を切り換える走行クラッチレバー15と、挟持搬送装置Dの駆動を入切する作業クラッチレバー16をミッションケース4に取り付ける。また、後述する走行部Cの左右チェーンケース17,17への動力伝達を入切する左右サイドクラッチレバー18,18を、左右操縦ハンドル13,13の下部に取り付ける。
【0016】
次に、走行部Cの構成について説明する。
左右チェーンケース17,17は、下部が二又状に分かれた形状をしており、その上端内部に左右出力軸4a,4aに取り付けた左右駆動スプロケット20,20を設け、該左右チェーンケース17,17の二又前側下端内部に左右第1従動スプロケット21,21を回転自在に装着すると共に、二又後側下端内部に左右第2従動スプロケット22,22を回転自在に装着する。また、該左右駆動スプロケット20,20の下方且つ左右チェーンケース17,17の略中央二又部に、左右テンションスプロケット23,23を回転自在に装着する。そして、左右駆動スプロケット20,20と、左右第1従動スプロケット21,21と、左右第2従動スプロケット22,22と、左右テンションスプロケット23,23との間に各々左右チェーン24,24を巻き掛ける。
【0017】
そして、前記左右第1従動スプロケット21,21に設けた左右前輪車軸に左右第1車輪25,25を装着すると共に、左右第2従動スプロケット22,22を設けた左右後輪駆動車軸に左右第2車輪26,26を装着する。また、前記メインフレーム8の機体前部の左右外側に左右車輪アーム27,27を前後方向に回動自在に取り付け、該車輪アーム27,27の下端部の機体外側に、第3車輪28,28を回転自在に装着する。そして、該左右車輪アーム27,27の上端部に左右リンクアーム29,29を取り付け、左右リンクアーム29,29の上端と前記左右チェーンケース17,17の機体内側との間に、左右連結アーム30,30を取り付ける。
【0018】
また、メインフレーム8の左右両側後部に、左右延設フレーム31,31を取り付け、該左右延設フレーム31,31の後端部と中央部に各々支持体32a,32aと左右支持体32b、32bとを取り付ける。そして、左右支持体32a,32aと左右支持体32b,32との間に螺子式の左右調節ハンドル34,34を取り付ける。一方、左右チェーンケース17,17の機体内側上部に基部が固定された左右揺動アーム33,33の機体内側を各々左右調節ハンドル34,34の螺子部に整合させる。よって、該左右調節ハンドル34,34を回転させると、左右チェーンケース17,17は左右出力軸4a,4aを回動支点として前後に揺動調節される。
【0019】
上記のように、左右チェーンケース17,17が機体前後方向に回動自在に取り付けられていることによって、左右チェーンケース17,17を前後に回動させることで左右第1車輪25,25及び左右第2車輪26,26の上下位置を変更することができ、畝上に左右片側の車輪を乗せ、左右他側の車輪を畝溝を走行させて作業をする場合に、左右第1車輪25,25及び左右第2車輪26,26の上下位置を容易に変更できるので、適切な作業姿勢で農作業を行うことができる。
【0020】
また、左右チェーンケース17,17と左右第3車輪28,28との間に、左右連結アーム30、30が設けられていることによって、左右チェーンケース17,17を前後方向に回動させると、左右連結アーム30,30が連動して前後方向に回動すると共に、左右第3車輪28,28を回転自在に装着した左右車輪アーム27,27が前後方向に回動して左右第3車輪28,28の上下位置が変更されるので、機体の走行姿勢が安定すると共に、機体前部を持ち上げることなく容易に旋回動作を行うことができるので、適切な農作業を行うことができると共に、作業者の労力が軽減される。
【0021】
さらに、左右調節ハンドル34,34を回転させて左右チェーンケース17,17を機体前後方向に回動させられることによって、作業者は軽い力で左右チェーンケース17,17を動かすことができるので、作業者の労力が軽減される。
【0022】
次に、挟持搬送部Dの構成について説明する。
前記メインフレーム8の左右前端上部に左右延設プレート35,35を取り付け、該左右延設プレート35,35に左右従動回転軸36,36を取り付ける。そして、該左右従動回転軸36,36に左右従動プーリ37,37を取り付け、下端部に前記第2従動スプロケット11,11を装着した左右駆動回転軸38,38に、左右駆動プーリ39,39を取り付ける。そして、該左右従動プーリ37,37と左右駆動プーリ39,39との間に、各々左右挟持ベルト40,40を巻き掛ける。
【0023】
また、メインフレーム8に基部が取り付けられる左右テンションアーム41,41の先端部に左右外部テンションプーリ42,42を回転自在に装着し、該左右外部テンションプーリ42,42に左右挟持ベルト40,40の外側を押圧させる。さらに、左右内部テンションローラ43,43を回転自在に装着する左右テンションフレーム44,44を前記メインフレーム8に取り付け、該左右内部テンションローラ43,43に前記左右挟持ベルト40,40の内側を接当させる。
【0024】
そして、機体左側のテンションフレーム44に複数の長穴を開け、該テンションフレーム44の機体内側に、複数のテンションローラ45aを回転自在に装着すると共に、複数の螺子穴を開けたローラフレーム45Lを、長穴と螺子穴を合わせてボルト46で固定し、前記挟持ベルト40,40の挟持作用部内側が互いに接当するように取り付ける。
【0025】
さらに、機体右側の駆動プーリ39の上方に、複数のテンションローラ45bを回転自在に備えるローラフレーム45Rを、駆動回転軸38に左右方向に回動自在に取り付けると共に、前記挟持ベルト40,40の挟持作用部内側を押圧するように取り付ける。そして、該ローラフレーム45Rの後端部の凸部45tを、前記メインフレーム8に取り付けられるロックレバー48で固定する。また、前記左右従動回転軸36,36及び左右駆動回転軸38,38を支持体として、前記左右駆動ベルト40,40の巻掛域上部に左右カバー49,49を取り付けて、挟持搬送装置50を構成する。
【0026】
そして、前記左右従動回転軸36,36の上部に左右ユニバーサルジョイント51,51を取り付け、該左右ユニバーサルジョイント51,51に左右駆動回転軸52,52を取り付ける。また、該左右駆動回転軸52,52に左右駆動プーリ53,53を取り付けると共に、該左右駆動プーリ53,53の上部に左右カバー54,54を取り付ける。さらに、該左右カバー54,54の前端部に左右従動回転軸55,55を取り付け、該左右従動回転軸55,55に左右従動プーリ56,56を取り付ける。そして、該左右従動プーリ56,56と左右駆動プーリ53,53との間に、各々左右ラグ付ベルト57,57を巻き掛ける。さらに、前記左右延設プレート35,35に長穴を開けた左右調節プレート58,58を取り付け、前記左右カバー54,54の底面に、螺子穴を開けた左右調節ステー59,59を取り付ける。そして、長穴と螺子穴を合わせ、ボルト60によって左右調節プレート58,58と左右調節ステー59,59とを連結することによって、左右掻込装置62,62が構成される。
【0027】
さらに、メインフレーム8と挟持搬送装置50との間に、左右第1切断刃64,64を、左右第1スプロケット10,10を取り付けた左右回転軸63,63の上端部に取り付けて配置する。
【0028】
上記のように、該機体左側のローラフレーム45Lが左右方向に移動自在に設けられていることによって、挟持搬送装置50の挟持力を生姜Gの茎葉Kの植生等の条件に応じて調節することができるので、適切な農作業を行うことができる。
【0029】
また、左右方向に回動自在に設けられているローラフレーム45Rの凸部45tを、ロックレバー48で固定していることによって、生姜Gの茎葉Kが挟持搬送装置50に詰まったとき等に、ロックレバー48を機体外側に引くとローラフレーム45Rが機体外側方向に回動し、挟持搬送装置50の挟持力が弱まるため、詰まった茎葉Kの除去が簡単になり、メンテナンス性が向上する。
【0030】
そして、左右掻込装置62,62が左右ユニバーサルジョイント51,51を介して左右従動回転軸36,36に取り付けられていると共に、左右調節プレート58,58と左右調節ステー59,59とを、長穴と穴部の合わせ位置を変えて機体前後方向に動かせることによって、左右掻込装置62,62の傾斜姿勢を生姜Gの茎葉Kの植生状況等の条件に応じて調節することができるので、茎葉Kが左右掻込装置62,62に適切に掻き込まれると共に挟持搬送装置50に適切に引き継がれ、作業の能率が向上する。
【0031】
次に、排葉部Eについて説明する。
機体右側の前記駆動回転軸38の上部に駆動プーリ64を取り付け、左右駆動回転軸38の上端にカバーフレーム65Rを取り付ける。そして、該カバーフレーム65Rの機体外側に従動プーリ65及びアイドルプーリ66を回転自在に装着する共に、該従動プーリ65とアイドルプーリ66と駆動プーリ64との間に排葉ベルト67を巻き掛ける。また、前記カバーフレーム65Rに、テンションプーリ69を回転自在に装着したテンションアーム68を取り付け、該テンションプーリ69に排葉ベルト67の非挟持作用部内側を押圧させる。さらに、前記従動プーリ65に従動回転軸70を取り付けると共に、該従動回転軸70の下端部に第2切断刃71を取り付ける。
【0032】
また、機体左側の前記駆動回転軸38の上部に駆動プーリ72を取り付け、左右駆動回転軸38の上端にカバーフレーム65Lを取り付ける。さらに、該カバーフレーム65Lの機体外側に従動プーリ73及び第1アイドルプーリ74を回転自在に装着すると共に、機体前側に第2アイドルプーリ75を回転自在に装着する。そして、該従動プーリ73と、第1アイドルプーリ74と、第2アイドルプーリ75と、駆動プーリ72との間に排葉ベルト76を巻き掛ける。さらに、前記カバーフレーム65Lに、テンションプーリ79を回転自在に装着したテンションアーム78を取り付け、該テンションプーリ79を排葉ベルト76の外側に押圧させる。さらに、前記従動プーリ73に従動回転軸80を取り付けると共に、該従動回転軸80の下端部に第2切断刃81を取り付けることによって、排葉装置82が構成される。
【0033】
上記のように、挟持搬送装置50と排葉装置82は、共に左右駆動回転軸38,38を介して左右第2従動スプロケット12,12から駆動力を受けて駆動するため、機体を構成する部品数を減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
【0034】
また、排葉装置82の搬送終端部に左右第2切断刃71,81を取り付けていることによって、茎葉Kは短く切られてから圃場に排出されるので、茎葉Kが機体に絡み付いて作業を停止させることを防止でき、適切な農作業を行うことができる。
【0035】
以下、本件生姜の引抜作業機の別実施例を説明する。
図3、図4で示すように、機体右側の掻込装置62の従動プーリ56を揺動支点として、ナローガイド114を操縦部Bと挟持搬送部Dと排葉部Eの上方を通過させると共に、機体後方まで延出させて、左右方向に揺動自在に取り付ける。そして、排葉装置82の右側の駆動プーリ64の上部にクランクシャフト113を取り付け、該クランクシャフト113の先端部を該ナローガイド114の略中央とリンク113aにて連結する。
【0036】
上記により、クランクシャフト113が駆動プーリ64の回転によって機体左右方向に往復揺動し、揺動自在に取り付けられたナローガイド114を左右方向に揺動させることによって、ナローガイド114に絡み付いた隣接条に植生する生姜Gの茎葉Kを振るい落とすことができ、機体に茎葉Kが絡み付くことが防止されて作業能率が向上する。
【0037】
また、ナローガイド114は機体先端部から機体後方に亘って取り付けられていると共に、操縦部Bと挟持搬送部Dと排葉部Eの上方を通過させて取り付けているため、機体全体に茎葉Kが絡み付くことを防止できるので、作業中や作業後に絡み付いた茎葉Kを取り除く作業が省略され、作業者の労力が軽減される。
【0038】
図5は、メインフレーム8の前端部左右側に、左右ノックピン108,108を備える左右ボス109,109を取り付け、該左右ボス109,109に等間隔に穴を開けた左右車輪アーム110,110を取り付ける。また、該左右車輪アーム110,110の下端部に左右第3車輪28,28を取り付け、操縦部Bの左右操縦ハンドル13,13に左右ノックレバー111,111を取り付ける。そして、該左右ノックレバー111,111と左右ノックピン108,108との間に左右ワイヤー112,112を取り付ける。
【0039】
上記のように、左右操縦ハンドル13,13に取り付けた左右ノックレバー111,111を操作することによって、左右ノックピン108,108を穴から外すことによって、左右車輪アーム110,110を下降させられるので、畝上に左右片側の車輪を乗せ、左右他側の車輪を畝溝を走行させる場合、作業者は作業位置から離れることなく左右第3車輪28,28のうち、畝溝を走行する側の左右一側を下降させることができ、作業能率が向上すると共に、機体の作業姿勢を安定させられるので、畝を形成した圃場でも安定した農作業を行うことができる。
【0040】
図6〜図8に示すように、左右第1チェーンケース87,87の上端内部にミッションケース4,4の左右出力軸4a,4aに取り付けた左右第1駆動スプロケット83,83を設け、該左右第1チェーンケース87,87の下端内部に左右第1従動スプロケット85,85を回転自在に装着すると共に、略中央内部に左右第1回転軸88,88の機体外側に取り付けた左右カウンタースプロケット84,84を設ける。また、該左右第1駆動スプロケット83,83と、左右第1従動スプロケット85,85と、左右カウンタースプロケット84,84との間に、各々左右第1チェーン86,86を巻き掛ける。
【0041】
そして、前記左右第1チェーンケース87,87の機体内側に前後方向に回動自在に取り付ける第2チェーンケース89の前端内部に、左右第1回転軸88,88の機体内側に取り付けた左右第2駆動スプロケット90,90を設け、後端内部に第2回転軸93の両端に取り付けた第2従動スプロケット91,91を設ける。さらに、該左右第2駆動スプロケット90,90と左右第2従動スプロケット91,91との間に、各々左右第2チェーン92,92を巻き掛ける。
【0042】
また、前記第2チェーンケース89の機体左右外側に、各々独立して前後方向に回動自在に取り付ける左右第3チェーンケース94,94の上端内部に、前記第2回転軸93の両端から延出させた左右第3回転軸93a,93aに取り付けた左右第3駆動スプロケット95,95を設ける。そして、該左右第3チェーンケース94,94の下端内部に第3従動スプロケット96,96を取り付ける。さらに、左右第3駆動スプロケット95,95と左右第3従動スプロケット96,96との間に、各々左右第3チェーン97,97を巻き掛ける。
【0043】
そして、左右第1従動スプロケット85、85に設けた左右前輪車軸に左右第1車輪25,25を装着すると共に、左右第3従動スプロケット96,96に設けた左右後輪車軸に左右第2車輪26,26を装着する。
【0044】
そして、前記左右第3チェーンケース94,94の前端下部に左右ステー98,98を取り付け、前記メインフレーム8の機体前部の左右外側に左右車輪アーム27,27を前後方向に回動自在に取り付けると共に、該車輪アーム27,27の下端部の機体外側に、第3車輪28,28を回転自在に装着する。そして、該左右車輪アーム27,27の上端部に左右リンクアーム29,29を取り付け、左右リンクアーム29,29の上端と左右第1調節ステー98,98の機体内側との間に、左右連結アーム30,30を取り付ける。
【0045】
また、第2チェーンケース89の前後端上部に左右支持体102a,102aと左右支持体102b,102bを取り付けると共に、該左右支持体102a,102aと左右支持体102b,102bとの間に、螺子式の左右調節ハンドル104,104を取り付ける。一方、左右第3チェーンケース94,94の前端上部に基部が固定された左右揺動アーム103,103の機体内側を各々左右調節ハンドル104,104に整合させる。よって、該左右調節ハンドル104,104を回転させると、左右第3チェーンケース94,94は左右第1回転軸88,88を回動支点として前後に揺動調節される。
【0046】
また、第2チェーンケース89の左右後上部に、調節溝107a,107bを切欠いた左右ロックレバー107,107を取り付けると共に、該左右調節溝107aもしくは107bを、左右第1チェーンケース87,87の機体内側上部に設ける左右突起105,105に引っ掛ける。
【0047】
上記のように、第2チェーンケース89及び左右第3チェーンケース94,94が機体前後方向に回動自在に取り付けられており、第2チェーンケース89及び左右第3チェーンケース94,94を前後に回動させることによって左右第1車輪25,25及び左右第2車輪26,26の上下位置を変更することができるので、畝上に左右片側の車輪を乗せ、左右他側の車輪を畝溝を走行させて作業をする場合に、左右第1車輪25,25及び左右第2車輪26,26の上下位置を容易に変更することができるので、適切な作業姿勢で農作業を行うことができる。
【0048】
そして、左右ロックレバー107,107に刻まれた調節溝107aを左右第1チェーンケース87,87の機体内側に設ける左右突起105,105に引っ掛けることによって、左右第1チェーンケース87,87が機体後方に回動するため、左右第1車輪25,25と左右第2車輪26,26との距離を接近させることができるので、旋回時に作業者が操縦部Bを押し下げ過ぎるなどして機体後部に過重がかかっても機体が後方に傾きにくくなるため、安全性が向上すると共に、作業姿勢を安定させることができるので、適切な農作業が行われる。また、調節溝107bを左右突起105,105に引っ掛けることによって、左右第1チェーンケース87,87が機体前方に回動するため、左右第1車輪25,25と左右第3車輪28,28との距離を接近させることができるので、挟持搬送部Dに茎葉が詰まるなどして機体前部に過重がかかっても機体が前方に傾きにくくなるため、安全性が向上すると共に、作業姿勢を安定させることができるので、適切な農作業が行われる。
【0049】
さらに、左右ステー98,98と左右リンクアーム29,29とを左右連結アーム30,30で連結することによって、左右第3チェーンケース94,94を前後方向に回動させると、左右連結アーム30,30が連動して前後方向に回動すると共に、左右第3車輪28,28を回転自在に装着した左右車輪アーム27,27が前後方向に回動して左右第3車輪28,28の上下位置が変更されるので、機体の走行姿勢が安定すると共に、機体前部を持ち上げることなく容易に旋回動作を行うことができるので、適切な農作業を行うことができると共に、作業者の労力が軽減される。
【0050】
さらに、左右調節ハンドル104,104を回転させて左右第3チェーンケース94,94を機体前後方向に回動させられることによって、作業者は軽い力で左右第3チェーンケース94,94を動かすことができるので、作業者の労力が軽減される。
【0051】
図9に示すように、第2チェーンケース89の前端内部に、左右第1回転軸88,88の機体内側に取り付けた左右爪付駆動スプロケット140,140を設ける。そして、該左右爪付駆動スプロケット140,140と左右第1回転軸88,88の機体外側に取り付ける左右カウンタースプロケット84,84との間に左右スプリング141,141と左右シフタ142,142を取り付ける。また、該左右シフタ142,142の機体前側に左右シフタアーム143,143を取り付けると共に、該左右シフタアーム143,143を第2チェーンケース89の機体前端に設けた穴から外部に延出させる。そして、左右第3チェーンケース94,94の上部に穴を開けた左右プッシュアーム144,144を取り付け、該左右プッシュアーム144,144の穴に左右ワイヤー145,145を通すと共に、左右シフタアーム143,143の機体内側端に該左右ワイヤー145,145の前端部を取り付ける。さらに、該左右ワイヤー145,145の後端部を、作業クラッチレバー16及び左右サイドクラッチレバー18,18に取り付ける。
【0052】
上記のように、作業者は作業クラッチレバー16及び左右サイドクラッチレバー18,18を「切」操作して左右シフタアーム143,143を引っ張り、左右爪付駆動スプロケット140,140と左右シフタ142,142との咬み合わせを解除することにより、左右第1チェーンケースから第2チェーンケース89及び左右第3チェーンケースへ伝達される駆動力を断ち、左右第2車輪26,26を停止させることができるので、旋回動作等をする際に左右第2車輪26,26を持ち上げても、作業者が左右第2車輪26,26の回転に巻き込まれることを防止でき、安全性が向上する。
【0053】
図10、図11に示すように、左右第3チェーンケース94,94と左右第2車輪26,26との間に、左右車輪アーム146,146を前後方向に回動自在に取り付けると共に、該左右車輪アーム146,146の機体外側後端に左右第4車輪139,139を取り付ける。
【0054】
上記のように、左右第2車輪26,26の後方に左右第4車輪139,139を取り付けることによって、機体を8輪で走行させることができるので、機体の走行姿勢が安定し、適切な農作業を行うことができる。
【0055】
また、前後方向に回動自在に設けられている左右車輪アーム146,146を、左右第4車輪139,139が機体後部に近接するまで前方に回動させることによって、機体の全長をコンパクトにすることができ、軽トラック等への積み込みが容易になる。
【0056】
さらに、駆動力を受けない左右第4転輪139,139を機体後部に設けることにより、旋回時に後輪の動力を遮断する必要が無いので、作業能率が向上すると共に安全性が向上する。
【0057】
なお、左右第1車輪25,25と、左右第2車輪26,26と、左右第3車輪28,28と、左右第4車輪139,139のそれぞれの前後間隔を略同一とすると、機体のバランスが安定するので、溝などの段差を越えるときも安定した走行をすることができ、作業能率が向上する。
【0058】
図12、図13に示すように、左右チェーンケース126,126は、下部が二又状に分かれた形状をしており、その上端内部に、ミッションケース4の左右出力軸4a、4aに取り付けた左右駆動スプロケット127,127を設ける。そして、該左右チェーンケース126,126の二又前側下端内部に左右第1従動スプロケット128,128を回転自在に装着すると共に、二又後側下端内部に左右第2従動スプロケット129,129を回転自在に装着する。また、該左右駆動スプロケット127,127の下方且つ左右チェーンケース126,126の略中央二又部に、左右テンションスプロケット130,130を回転自在に装着する。そして、左右駆動スプロケット127,127と、左右第1従動スプロケット128,128と、左右第2従動スプロケット129,129と、左右テンションスプロケット130,130との間に、各々左右チェーン131,131を巻き掛ける。
【0059】
さらに、前記左右第1従動スプロケット128,128に設けた左右前輪車軸に左右第1車輪25,25を装着すると共に、左右第2従動スプロケット129,129を設けた左右後輪駆動車軸に左右第2車輪26,26を回転自在に装着する。
【0060】
また、前記左右チェーンケース126,126の後端下部に左右第1ステー133,133を取り付け、該左右第2ステー133,133に左右車輪アーム134,134を前後方向に回動自在に取り付けると共に、該左右車輪アーム134,134の下端部に左右第3車輪28,28を取り付ける。そして、左右車輪アーム134,134の上端部に取り付ける左右第2ステー136,136に、前記左右チェーンケース126,126の後端上部に取り付ける左右ロックレバー135,135に刻んだ溝部を引っ掛ける。
【0061】
上記のように、駆動力を受けない左右第3転輪28,28を機体後部に設けることにより、旋回時に後輪の動力を遮断する必要が無いので、作業能率が向上すると共に安全性が向上する。
【0062】
また、左右ロックレバー135,135の溝部を左右第2ステー136,136に引っ掛けて、左右車輪アーム134,134の姿勢を保持することによって、左右第3車輪28,28を旋回動作時に上昇させておくことができるので、旋回動作が容易となる。
【0063】
また、図14、図15で示すように、メインフレーム8の左右前端部に左右延長フレーム138,138を取り付けると共に、該左右延長フレーム138,138の左右前端部に左右第4車輪139,139を取り付けてもよい。
【0064】
上記のように、機体前端部に左右第4車輪139,139があることによって、機体を8輪で走行させることができるので、より走行姿勢を安定させることができる。
図16、図17に示すように、左右調節バー148,148を取り付けた左右三角フレーム115,115の機体外側上端に、ミッションケース4の左右出力軸4a,4aに取り付けた左右駆動スプロケット116,116を設ける。そして、該左右三角フレーム115,115の下部機体外側の前部に左右第1テンションローラ117,117を、略中央部に左右第2テンションローラ118,118を、後部に左右第3テンションローラ119,119を回転自在に装着する。また、左右駆動スプロケット116,116と、左右第1テンションローラ117,117と、左右第2テンションローラ118,118と、左右第3テンションローラ119,119との間に左右クローラベルト120,120を巻き掛けて、左右三角クローラ121L,121Rを構成する。さらに、前記左右三角フレーム115,115の機体内側上部に左右ステー122,122を取り付け、該左右ステー122,122と左右車輪アーム27,27との間に左右リンクアーム30,30を取り付ける。
【0065】
上記のように、左右第1車輪25,25及び左右第2車輪26,26の代わりに左右三角クローラ121L,121Rを設けることによって、畝上に左右片側の車輪を乗せ、左右他側の車輪を畝溝を走行させる場合、クローラの接地長さが車輪の接地長さよりも長くなるので機体の水平が保たれやすく、機体の作業姿勢を安定させられるため、畝を形成した圃場でも安定した農作業を行うことができる。また、左右三角フレーム115,115は左右クローラベルト120,120の幅内に設けられるため、車輪方式よりも生姜Gが左右三角フレーム115,115に接触しにくく、生姜Gを傷つけることを防止できるので、生姜Gの商品価値を向上させることができる。
【0066】
さらに、左右三角クローラ121L,121Rと左右車輪アーム27,27との間に左右リンクアーム30、30が設けられていることによって、該車輪アーム27,27は左右三角クローラ121L,121Rの前後方向への回動に連動して前後方向に回動するため、左右第3車輪28,28の上下位置が連動して変更されるので、機体の走行姿勢が安定すると共に、機体前部を持ち上げることなく容易に旋回動作を行うことができるので、適切な農作業を行うことができると共に、作業者の労力が軽減される。
【0067】
図18、図19で示すように、左右クローラフレーム123,123の機体外側に、ミッションケース4の左右出力軸4a,4aに取り付けた左右駆動スプロケット116,116を設けると共に、該左右クローラフレーム123,123の下端部に左右トラックフレーム124,124を前後方向に揺動自在に取り付ける。また、該左右トラックフレーム124,124に左右第1テンションローラ117,117と左右第2テンションローラ118,118と左右第3テンションローラ119,119を取り付ける。そして、左右駆動スプロケット116,116と、左右第1テンションローラ117,117と、左右第2テンションローラ118,118と、左右第3テンションローラ119,119との間に左右クローラベルト120,120を巻き掛けて、左右クローラ125L,125Rを構成する。
【0068】
また、前記左右トラックフレーム124,124の機体内側上部に左右ステー149,149を取り付けると共に、左右車輪アーム27,27との間に左右リンクアーム30,30を取り付ける。
【0069】
上記のように、左右クローラフレーム123,123に左右トラックフレーム124,124を前後方向に揺動自在に取り付けていることによって、畝上に左右クローラ125L,125Rの左右片側を乗せ、左右クローラ125L,125Rの左右他側を畝溝を走行させて作業をする場合、左右トラックフレーム124,124を前後方向に揺動させることによって左右第1テンションローラ117,117及び左右第3テンションローラ119,119の上下位置を容易に変更できるので、適切な作業姿勢で農作業を行うことができると共に、左右三角クローラ125L,125Rの前後移動幅を短くすることができるので、機体の前後バランスが安定するため適切な作業姿勢で農作業を行うことができる。
【0070】
さらに、左右三角クローラ125L,125Rと左右車輪アーム27,27との間に左右リンクアーム30、30が設けられていることによって、該車輪アーム27,27は左右三角クローラ125L,125Rの前後方向への回動に連動して前後方向に回動するため、左右第3車輪28,28の上下位置が連動して変更されるので、機体の走行姿勢が安定すると共に、機体前部を持ち上げることなく容易に旋回動作を行うことができるので、適切な農作業を行うことができると共に、作業者の労力が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】生姜の引抜作業機の側面図である。
【図2】生姜の引抜作業機の平面図である。
【図3】生姜の引抜作業機の側面図である。
【図4】生姜の引抜作業機の平面図である。
【図5】生姜の引抜作業機の別実施例の側面図である。
【図6】生姜の引抜作業機の別実施例の側面図である。
【図7】生姜の引抜作業機の別実施例の平面図である。
【図8】生姜の引抜作業機の別実施例の要部伝動機構図である。
【図9】生姜の引抜作業機の別実施例の要部平面図である。
【図10】生姜の引抜作業機の別実施例の側面図である。
【図11】生姜の引抜作業機の別実施例の平面図である。
【図12】生姜の引抜作業機の別実施例の側面図である。
【図13】生姜の引抜作業機の別実施例の平面図である。
【図14】生姜の引抜作業機の別実施例の側面図である。
【図15】生姜の引抜作業機の別実施例の平面図である。
【図16】生姜の引抜作業機の別実施例の側面図である。
【図17】生姜の引抜作業機の別実施例の平面図である。
【図18】生姜の引抜作業機の別実施例の側面図である。
【図19】生姜の引抜作業機の別実施例の平面図である。
【符号の説明】
【0072】
4 ミッションケース
25,25 左右第1車輪
26,26 左右第2車輪
28,28 左右第3車輪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体の前後一側方に設けたミッションケース(4)からの駆動力で駆動される左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)を設けたと共に、機体の前後他側方に左右第3車輪(28,28)を設け、該左右第1車輪(25,25)と左右第2車輪(26,26)と左右第3車輪(28,28)とを略水平に接地させた状態と、左右第1車輪(25,25)もしくは左右第2車輪(26,26)の一方を下降させ、且つ左右第3車輪(28,28)を下降させた状態とに切り換え自在に構成したことを特徴とする移動農作業機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2008−54602(P2008−54602A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−236793(P2006−236793)
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】