説明

空気入りタイヤ

【課題】ウェット性能を損なうことなく気柱共鳴音を抑制するようにした空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】センター主溝14の延在方向に間隔をおいた複数箇所に、他のセンター主溝14の箇所に比べてセンター主溝14の幅が狭くなる幅狭主溝部32が設けられている。センターリブ22の両側のセンター主溝14にそれぞれ設けられた幅狭主溝部32は、互いにタイヤ周方向に位相をずらした箇所に設けられている。各センター主溝14の延在方向における幅狭主溝部32の両側部のうち、接地前端側の幅狭主溝部32の側部に、センター主溝14に連通してタイヤ幅方向外側に延在する排水用横溝34が設けられている。排水用横溝34は、複数のラグ溝20のうちの一つであり、他のラグ溝20に比べて幅が大きな幅広ラグ溝36として形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェット性能を損なうことなく気柱共鳴音を抑制するようにした空気入りタイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、空気入りタイヤのトレッド面には、タイヤ周方向に延在する複数の主溝が設けられている。主溝は、雨天走行時、トレッド面に付着する水を排除しトレッド面と路面とを密着させるために設けられたものであり、このような主溝の排水性により、雨天走行時のグリップ性能、制動性能などのウェット性能を高めている。
一方、近年の車両の高級化、高性能化に伴いタイヤの通過騒音の低減化が要求されている。
そして、タイヤの通過騒音の大きな要因の一つに、路面と主溝とにより形成された気柱内において生じる気柱共鳴音がある。
従来、主溝の底面や主溝の壁面に突起を配置することで、気柱共鳴音を抑制しタイヤの通過騒音の低減化を図った技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−105511
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、主溝の底面や主溝の壁面に突起を配置した場合、突起の大きさや形状如何によっては、主溝の排水性が損なわれ、ウェット性能に影響を及ぼす不具合がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、ウェット性能を損なうことなく気柱共鳴音を抑制するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため本発明は、トレッド面に、タイヤ周方向に延在する主溝が設けられ、タイヤの回転方向が指定された空気入りタイヤであって、前記主溝の延在方向に間隔をおいた複数箇所に、他の主溝の箇所に比べて主溝の幅が狭くなる幅狭主溝部が設けられ、前記主溝の延在方向における前記幅狭主溝部の両側部のうち、接地前端側の前記幅狭主溝部の側部に、前記主溝に連通してタイヤ幅方向外側に延在する排水用横溝が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、トレッド面に、タイヤ周方向に延在する主溝が設けられた空気入りタイヤであって、前記主溝の延在方向に間隔をおいた複数箇所に、他の主溝の箇所に比べて主溝の幅が狭くなる幅狭主溝部が設けられ、前記主溝の延在方向における前記幅狭主溝部の両側部に、前記主溝に連通してタイヤ幅方向外側に延在する排水用横溝が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、主溝の延在方向に間隔をおいた複数箇所に幅狭主溝部が設けられているので、気柱共鳴音を抑制する上で有利となる。
また、幅狭主溝部の側部に排水用横溝が設けられているので、ウェット路面の走行時、主溝を流れる水は、幅狭主溝部において、幅狭主溝部を流れる水と、排水用横溝を流れる水とに円滑に分かれて流れるため、ウェット性能を維持する上で有利となる。
したがって、本発明によれば、気柱共鳴音の抑制とウェット性能の維持の両立を図る上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】トレッドパターンの展開図である。
【図2】トレッドパターンの要部の拡大図である。
【図3】実施例の試験結果を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、空気入りタイヤ10は、回転方向が指定されたタイヤであり、トレッド面12に形成されたトレッドパターンは方向性パターンとなっている。なお、図1においてCはタイヤ赤道、TWはトレッド接地幅、矢印Xは走行時のタイヤの回転方向を示している。
詳細に説明すると、空気入りタイヤ10のトレッド面12には、タイヤ赤道Cの両側にタイヤ周方向に延在するセンター主溝14が設けられ、センター主溝14の外側にタイヤ周方向に延在するショルダー主溝16が設けられ、それらセンター主溝14とショルダー主溝16の間にタイヤ周方向に延在する縦細溝18が設けられている。
また、センター主溝14のタイヤ周方向に間隔をおいた箇所からタイヤ幅方向外側に向かいタイヤ回転方向の後方に変位しつつ延在するラグ溝20が設けられ、このラグ溝20はショルダー主溝16に連通している。
【0009】
そして、トレッド面12には、2つのセンター主溝14の間に、タイヤ赤道C上を延在するセンターリブ22が設けられている。
また、各センター主溝14とショルダー主溝16との間に、タイヤ周方向に延在するブロック列24が設けられている。
ブロック列24は、センター主溝14とラグ溝20と縦細溝18とにより区画されたタイヤ幅方向内側寄りの内側ブロック26と、ショルダー主溝16とラグ溝20と縦細溝18とにより区画されたタイヤ幅方向外側寄りの外側ブロック28とがタイヤ周方向に並べられて構成されている。
各ショルダー主溝16のタイヤ幅方向の外側には、タイヤ周方向に延在するショルダーリブ30が設けられ、ショルダーリブ30には、ショルダー主溝16に連通しタイヤ幅方向外側に延在するラグ溝3002がタイヤ周方向に間隔をおいて複数設けられている。
【0010】
本実施の形態では、センターリブ22の両側のセンター主溝14に本発明がそれぞれ適用されている。
すなわち、センター主溝14の延在方向に間隔をおいた複数箇所に、他のセンター主溝14の箇所に比べてセンター主溝14の幅が狭くなる幅狭主溝部32が設けられている。
本実施の形態では、センターリブ22の両側のセンター主溝14にそれぞれ設けられた幅狭主溝部32は、互いにタイヤ周方向に位相をずらした箇所に設けられている。
各センター主溝14の延在方向における幅狭主溝部32の両側部のうち、接地前端側の幅狭主溝部32の側部に、センター主溝14に連通してタイヤ幅方向外側に延在する排水用横溝34が設けられている。
排水用横溝34は、複数のラグ溝20のうちの一つであり、他のラグ溝20に比べて幅が大きな幅広ラグ溝36として形成されている。
【0011】
詳細に説明すると、図2に示すように、センター主溝14の幅方向でタイヤ幅方向内側のセンター主溝14の側部は、タイヤ周方向に延在するセンターリブ22の壁面2202により形成されている。
センター主溝14の幅方向でタイヤ幅方向外側のセンター主溝14の側部は、タイヤ周方向に間隔をおいて並べられセンターリブ22の壁面2202に対向する複数の内側ブロック26の壁面2602により形成されている。
幅広ラグ溝36を含むラグ溝20は、タイヤ周方向において互いに隣り合う内側ブロック26の壁面間および外側ブロック28の壁面間に形成されている。
そして、タイヤ周方向に間隔をおいて並べられた複数の内側ブロック26毎に一つの内側ブロック26がセンターリブ22側に突出している。すなわち、タイヤ周方向に間隔をおいて並べられた複数の内側ブロック26毎に一つの内側ブロック26のセンターリブ22の壁面2202に対向する壁面2602は、センターリブ22の壁面2202に対向する他の内側ブロック26の壁面2602に比べてセンターリブ22側に偏位した箇所に位置する幅狭主溝部用壁面2602Aとして形成されている。
幅狭主溝部32は、幅狭主溝部用壁面2602Aと、この幅狭主溝部用壁面2602Aに対向するセンターリブ22の壁面2202との間に形成されている。
【0012】
本実施の形態によれば、センター主溝14の延在方向に間隔をおいた複数箇所に幅狭主溝部32が設けられているので、気柱共鳴音を抑制する上で有利となる。
また、接地前端側の幅狭主溝部32の側部に幅広ラグ溝36が設けられているので、ウェット路面の走行時、図2に示すように、センター主溝14を流れる水(矢印A)は、幅狭主溝部32の上流箇所において、幅狭主溝部32を流れる水(矢印B)と、幅広ラグ溝36を流れる水(矢印C)とに円滑に分かれて流れるため、気柱共鳴音の抑制とウェット性能の維持の両立を図る上で有利となる。
この場合、センター主溝14の延在方向と直交する平面で切断したセンター主溝14の断面積と、幅狭主溝部32を前記平面で切断した断面積に幅広ラグ溝36を幅広ラグ溝36の延在方向と直交する平面で切断した幅広ラグ溝36の断面積を加えた断面積とが同等となるように形成されていると、幅狭主溝部32の上流側と幅狭主溝部32の部分とで溝体積が同程度に保たれるので、矢印A、B、Cで示す水の分岐がより円滑に行われ、気柱共鳴音の抑制とウェット性能の維持の両立を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、センターリブ22の両側のセンター主溝14にそれぞれ設けられた幅狭主溝部32は、互いにタイヤ周方向に位相をずらした箇所に設けられているので、トレッド面12の接地時に路面との間に形成される気柱の長さを異ならしめ、気柱共鳴音を抑制する上でより有利となる。
【0013】
図2に示すように、幅狭主溝部32におけるセンター主溝14の幅をRnとし、幅狭主溝部32を除いたセンター主溝14の幅は均一でその幅をRwとし、幅広ラグ溝36の幅をLwとし、幅広ラグ溝36を除いた残りのラグ溝20の幅は均一でその幅をLnとした場合、kを0.9≦k≦1.1の係数として、Rw×Ln=k・(Rn×Lw)の関係式を満たしていることが好ましい。
上記の関係式を満たしていると、幅狭主溝部32の上流側と幅狭主溝部32の部分とで溝体積がほぼ同程度に保たれるので、気柱共鳴音の抑制とウェット性能の維持の両立を図る上でより有利となる。
【0014】
また、幅狭主溝部32におけるセンター主溝14の幅をRnとし、幅狭主溝部32を除いたセンター主溝14の幅は均一でその幅をRwとし、Rw/Rnの比をAとした場合、2.0≦A≦5.0の関係式を満たしていることが好ましい。
Rw/Rnの比Aを2よりも大きくすると、気柱共鳴音を抑制する上で有利となるためである。
また、Rw/Rnの比Aを5よりも小さくすると、ウェット性能を維持する上で有利となるためである。
【0015】
また、幅広ラグ溝36の幅をLwとし、幅広ラグ溝36を除いた残りのラグ溝20の幅は均一でその幅をLnとし、Lw/Lnの比をBとした場合、2.0≦B≦5.0の関係式を満たしていることが好ましい。
Lw/Lnの比Bを2よりも大きくすると、ウェット性能を維持する上で有利となるためである。
また、Lw/Lnの比Bを5よりも小さくすると、気柱共鳴音を抑制する上で有利となるためである。
【0016】
(実施例)
本発明の幅狭主溝部32、幅広ラグ溝36を備える空気入りタイヤ10のウェット性能と通過騒音の評価試験を以下の条件で行なった。
図1のトレッドパターンを有し、図3に示す仕様のタイヤを試作した。なお、従来例のタイヤは、幅狭主溝部32、幅広ラグ溝36を備えていないタイヤである。
センター主溝14の深さは8.0mmであり、ラグ溝20の深さは8.0mmであった。
タイヤサイズは205/55R16で16×7JJのホイールに装着し、空気圧を210kPaとして2000CCの前輪駆動車に組み付けた。
[ウェット性能]
水深平均4mmの平地のウェット路面において半径30mの円周上を速度を上げつつ走行し、ハイドロの発生速度を測定した。評価は、従来タイヤの測定値を100とする指数で示し、指数値が大きいほどウェット性能に優れていることを意味する。
[通過騒音]
舗装路面を時速60kmで走行し、運転席の窓側箇所に取り付けたマイクロフォンにより音圧レベルを測定した。評価は、従来タイヤの測定値を100とする指数で示し、指数値が大きいほど低騒音であることを意味する。
【0017】
実施例1から、係数kが0.9であると、ウェット性能を従来タイヤと同様に確保できるものの、低騒音化の効果が小さくなることが明らかである。
実施例5から、係数kが1.1であると、ウェット性能が従来タイヤに比べて僅かに低下するものの、低騒音化の効果が大きくなることが明らかである。
したがって、実施例1〜5から係数kが0.9から1.1の間にあり、センター主溝14の幅Rwと幅狭主溝部32の幅Rnの比A(Rw/Rn)が2.0〜5.0の間にあり、幅広ラグ溝36の幅Lwとラグ溝20の幅Lnの比B(Lw/Ln)が2.0〜5.0の間にあるときに、ウェット性能を従来タイヤと同様に確保しつつ、低騒音化の効果が発揮されることが明らかである。
【0018】
なお、本実施例においては、タイヤ周方向に間隔をおいて並べられた複数の内側ブロック26毎に一つの内側ブロック26をセンターリブ22側に突出させ、その突出した幅狭主溝部用壁面2602Aにより幅狭主溝部32を形成した場合について説明したが、センターリブ22の壁面2202を突出させ、あるいは、センターリブ22の壁面2202と内側ブロック26の壁面2602の双方と突出させて幅狭主溝部32を形成してもよいことは無論のことである。
また、本実施の形態では、センター主溝14に連通するラグ溝20を有する場合について説明したが、ラグ溝20を有していないセンター主溝14にも無論適用される。
また、本実施の形態では、タイヤの回転方向が指定された空気入りタイヤ10の場合について説明したが、タイヤの回転方向が指定されない空気入りタイヤでは、センター主溝14の延在方向における幅狭主溝部32の両側部に、センター主溝14に連通してタイヤ幅方向外側に延在する排水用横溝34をそれぞれ設ければ、実施の形態と同様な効果が奏される。
また、本発明が適用される主溝は、センター主溝14やショルダー主溝16に限定されず、タイヤ周方向に延在する種々の主溝に広く適用される。
【符号の説明】
【0019】
10……空気入りタイヤ、12……トレッド面、14……センター主溝、16……ショルダー主溝、18……縦細溝、20……ラグ溝、22……センターリブ、2202……センターリブの壁面、24……ブロック列、26……内側ブロック、2602……内側ブロックの壁面、2602A……幅狭主溝部用壁面、28……外側ブロック、30……ショルダーリブ、32……幅狭主溝部、34……排水用横溝、36……幅広ラグ溝。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレッド面に、タイヤ周方向に延在する主溝が設けられ、タイヤの回転方向が指定された空気入りタイヤであって、
前記主溝の延在方向に間隔をおいた複数箇所に、他の主溝の箇所に比べて主溝の幅が狭くなる幅狭主溝部が設けられ、
前記主溝の延在方向における前記幅狭主溝部の両側部のうち、接地前端側の前記幅狭主溝部の側部に、前記主溝に連通してタイヤ幅方向外側に延在する排水用横溝が設けられている、
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
【請求項2】
タイヤ周方向に間隔をおいた複数箇所に、前記主溝に連通しタイヤ幅方向外側に向かって延在する複数のラグ溝が設けられており、
前記排水用横溝は、前記複数のラグ溝のうちの一つであり、他のラグ溝に比べて幅が大きな幅広ラグ溝として形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記幅狭主溝部における主溝の幅をRnとし、前記幅狭主溝部を除いた前記主溝の幅をRwとし、前記幅広ラグ溝の幅をLwとし、前記幅広ラグ溝を除いた残りのラグ溝の幅をLnとした場合、kを0.9≦k≦1.1の係数として、Rw×Ln=k・(Rn×Lw)の関係式を満たす、
ことを特徴とする請求項2記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記幅狭主溝部における主溝の幅をRnとし、前記幅狭主溝部を除いた前記主溝の幅をRwとし、Rw/Rnの比をAとした場合、2.0≦A≦5.0の関係式を満たす、
ことを特徴とする請求項2または3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記幅広ラグ溝の幅をLwとし、前記幅広ラグ溝を除いた残りのラグ溝の幅をLnとし、Lw/Lnの比をBとした場合、2.0≦B≦5.0の関係式を満たす、
ことを特徴とする請求項2乃至4に何れか1項記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記主溝の幅方向でタイヤ幅方向内側の前記主溝の側部は、タイヤ周方向に延在するリブの壁面により形成され、
前記主溝の幅方向でタイヤ幅方向外側の前記主溝の側部は、タイヤ周方向に間隔をおいて並べられ前記リブの壁面に対向する複数のブロックの壁面により形成され、
前記幅広ラグ溝を含む前記ラグ溝はタイヤ周方向において互いに隣り合う前記ブロックの壁面間に形成され、
前記タイヤ周方向に間隔をおいて並べられた複数のブロック毎に一つのブロックの前記リブの壁面に対向する壁面は、前記リブの壁面に対向する他のブロックの壁面に比べて前記リブ側に偏位した箇所に位置する幅狭主溝部用壁面として形成され、
前記幅狭主溝部は、前記幅狭主溝部用壁面と、この幅狭主溝部用壁面に対向する前記リブの壁面との間に形成されている、
ことを特徴とする請求項2乃至5に何れか1項記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記主溝はタイヤ赤道の両側にそれぞれ設けられ、
前記両側の主溝にそれぞれ設けられた前記幅狭主溝部は、互いにタイヤ周方向に位相をずらした箇所に設けられている、
ことを特徴とする請求項1乃至6に何れか1項記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
トレッド面に、タイヤ周方向に延在する主溝が設けられた空気入りタイヤであって、
前記主溝の延在方向に間隔をおいた複数箇所に、他の主溝の箇所に比べて主溝の幅が狭くなる幅狭主溝部が設けられ、
前記主溝の延在方向における前記幅狭主溝部の両側部に、前記主溝に連通してタイヤ幅方向外側に延在する排水用横溝が設けられている、
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記主溝はタイヤ赤道の両側にそれぞれ設けられ、
前記両側の主溝にそれぞれ設けられた前記幅狭主溝部は、互いにタイヤ周方向に位相をずらした箇所に設けられている、
ことを特徴とする請求項8記載の空気入りタイヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−52736(P2013−52736A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191589(P2011−191589)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(000006714)横浜ゴム株式会社 (4,905)