説明

簡易着脱タッチパネルユニット

【課題】タッチパネルを具備して使用する表示機などにおいて、タッチパネルの簡易な交換作業を可能とする。
【解決手段】表示機の筐体側にタッチパネルユニットを案内するガイドを設け、タッチパネルユニットを装着する。タッチパネルユニット側と表示機側にそれぞれコネクタまたは接点を配備し、タッチパネルを定位置に装着する作業と同時に電源ラインおよび信号ラインをつなぐ。表示機側またはタッチパネルユニット側にロック機構を設け、タッチパネルユニットを表示機に固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示機に装着するタッチパネルは数多く存在する。その多くのタッチパネルが表示機のディスプレイ画面に貼り付けている一体型構造である。
【0003】
タッチパネル一体型表示機の構成上、タッチパネルの電源や信号ラインを接続するためのフレキシブル基板と接続先のコントローラ基板のコネクタは表示機内部に装備されているため、簡易にタッチパネルを着脱することは不可能である。
【0004】
また、タッチパネル自身も表示機に貼り付けてあるため、簡易に着脱することは不可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭61−000641号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、表示機にタッチパネルを装着して使用する入力装置において、タッチパネルの故障等でタッチパネル自身を交換する作業が容易にできない点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、タッチパネルをタッチパネルユニットとして独立させ、タッチパネルユニットを表示機に貼り付けることなく簡易に固定することを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のタッチパネルユニットは、容易に交換作業ができるため作業者を限定することがなく、また修復に時間がかからないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】タッチパネルユニットの構成を示した説明図である。(実施例1)
【図2】表示機側の構成を示すための説明図である。(実施例1)
【発明を実施するための形態】
【0010】
作業者がコネクタの着脱などの作業を意識することなく、タッチパネルユニットの一連の着脱作業の中でタッチパネルの電源および信号ラインの接続や切断を実現した。
【実施例1】
【0011】
図1はタッチパネルユニットの構成を示すための説明図であり、1はタッチパネル、2はベースプレート、3はコネクタ(受給側)である。図2は表示機側の構成を示すための説明図であり、4はディスプレイ、5はガイドフレーム、6はコネクタ(供給側)、7は固定用蓋である。
【0012】
タッチパネルユニットは透明なベースプレート2にタッチパネル1を貼り付けた構成となっている。タッチパネルの入力視差の影響を小さくするため、ベースプレート2はなるべく薄いものを選定する。
【0013】
表示機側に内蔵されるタッチパネルのコントローラ基板に接続するためのコネクタ(受給側)3をタッチパネルユニットの側面に配置する。
【0014】
タッチパネルユニットの挿入は表示機のガイドフレーム5に沿ってタッチパネルユニットを挿入する。コネクタ(受給側)3がコネクタ(供給側)6に接触し、さらにタッチパネルユニットを押し込むことで接続される。
【0015】
固定用蓋7を閉め、ロックすることでタッチパネルユニットが定位置に固定される。
【産業上の利用可能性】
【0016】
表示機のディスプレイにタッチパネルを装着して使用する入力装置全般に適用できる。
【符号の説明】
【0017】
1 タッチパネル
2 ベースプレート
3 コネクタ(受給側)
4 ディスプレイ
5 ガイドフレーム
6 コネクタ(供給側)
7 固定用蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルを具備した据え置き型の表示機において、前記タッチパネルを別ユニットで分離し、前記タッチパネル端面に固定された受給側コネクタと、前記表示機の定位置に固定された供給側コネクタを有し、前記タッチパネルユニットを容易に表示部に定位置固定する構造をもつことを特徴とする表示機。

【図1】
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【図2】
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